アレルギーぼく5歳「えびアカンよ」バッバ「おいしいからお食べ。へーきへーき」 (66)

ぼく「エビうめええええええええええええ」

バッバ「ほらね?バッバの言った通りでしょ^ ^もっとお食べ」



こうして5歳の俺を殺しかけた糞ババアが先週亡くなりました

糞ババアの死因は白血病です
亡くなったときには治療からかツルっぱげだったのでいいザマだなと思いました

じいちゃんは結構前に逝ってるのでそれから糞ババアは一人暮らしでした
うちの両親は先の一件で仲が良くなかった所があったので
年一度お正月に顔見せするくらいだったのかな
寂しく生きて寂しく死んだ悲しい人生だ

セミはエビのような味だと聞いた

>>1よ、またエビを食いたくないか、安全なやつだぞ?

>>12
なんというか食べ物として見れないんだ
虫みたいな感覚

糞ババアが入院したという話は親から聞きました
入院先は小さな市内の病院です
糞野郎の死に場所には丁度良いや、どうせ死ぬなら少しくらい財産残して逝けやと思っておりました

エビは形がキモいからな
それは慣れてないだけの話でしょ
それよりエビ食ったらどうなんの?
どう苦しいの?

>>16
喘息の発作を酷くした感じというんだろうか
それ以来発症させてないからあれなのとよく覚えてない部分もあるから曖昧ですまんね

入院の支度?などで両親はよく動いてました
しかし2人とも働いているのと内心そこまで感情的になれないからか献身的とは言えなかったと思います
まあ、糞ババアに尽くせというのが無理な話しな訳でして

そこで当時、上京して勤めていた会社を辞めて出戻りニートをしていた俺に白羽の矢がたちました
ニートといっても雇用手当て受けてたんだけども、まあそれは関係ない

当然、俺は気が進まない
両親もいくらあれだからと言って実の親な訳で無下にも出来ない

俺は無職の負い目もあり、仕方なく糞ババアの世話役を務める事になった
めんどくさいからとっとと逝けばいいのに

病室に入る俺
別人がベッドで横になってたので、謝って部屋を出てネームを確認

やっぱりそこは糞ババアの病室
もう一度入室し、そこにいた病人を見るとやっぱり別人
痩せこけたからか皺くちゃになったババア
ババアの中のババアがそこにいた

流れはよく覚えてないけど、ババアに俺だと話す
したら糞ババアは口を開いた

祖母「けんちゃん、ごめんね。本当に悪いことしたね、ごめんね」

その日から時間あるときは病院に行くようにしてた
特に何も無かったけど、俺がいるだけで祖母が気力持ってくれたらと思った

ま、人間。死ぬときは前触れなんか無く死ぬもので

3時頃、連絡を受けて俺と両親が病院へ
病院から近くの葬儀屋を紹介された時に、ああ。祖母が死んだんだなあと実感した

そして遺体は葬儀屋の方へ運ばれていった

祖母の葬儀は家族葬?という形になり、殆ど身内で終わる
通夜、葬儀告別式が終わり祖母が焼かれる

祖母の骨は細かったのが印象に残ってる
やっぱり病気の影響があるんだろうか。知らないけど

骨は親戚の人と拾って骨壷に納めた

こうして祖母の骨はお墓に納められた
先に祖父が入っているので、寂しく無いと思う

ここまで亡くなってから数日。とにかくあっと言う間の出来事だった
そして、俺はある決意をした

葬儀屋という仕事に興味を持ち、働いてみたいと思った
代金の精算の時に社員さんにその事を話す

社員さんは、最近一人退社したので一人採用始めようとしている事
仕事のこと等を丁寧に話してくれた
そして昨日面接してきた

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