洋榎「お、夏やのに豚まん売ってるで!」 (133)
洋榎「一個買うたろ!」
店員「イラッシャーセー オライッオライッ」
洋榎「兄ちゃん、豚まん一個や!」
店員「ショーショーオマチャーセー オライッオライッ」
洋榎「からしも付けてな!」
店員「・・・えっ?」オライッ?
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【姫松高校麻雀部が宿泊してるホテル】
洋榎「う、うわあああああああぁあああっ!!」ドタバタドタバタ
洋榎「絹っ!絹ぅうううう!!!」ドンドンドン
ガチャ
絹恵「お姉ちゃんどないしたん!?そんなに慌てて!」
洋榎「どないもこないもあらへん!大変なんや!」
洋榎「東京が大変なんやぁあああああああ!!!」
絹恵「どっひゃあ!」
洋榎「ええか絹!落ち着いて聞くんやで!?」
洋榎「東京のコンビニではな、東京のコンビニでは・・・」
洋榎「豚まん買うても、からしが貰えへんのやああああああああああ!!!」ぶわっ
絹恵「どっひゃああああ!!」ドンガラガッシャーン!
絹恵「お姉ちゃんそれホンマなん!?」
洋榎「ホンマや!えらいこっちゃで!!」ガサゴソ
洋榎「これが証拠の豚まんや!からしが付いてへんやろ?」
絹恵「そんなアホな事あるわけないやん!店員さんが入れ忘れただけとちゃうん!?」
絹恵「豚まんにからし付けんで、どないして食べる言うんやお姉ちゃん!」
洋榎「そんなんうちが聞きたいわー!!」
洋榎「ちゃんと店員の兄ちゃんに確認したったんやあああ!!」
洋榎「からしが無いんかって、うち確認したんやぁ!!」ぶわっ
絹恵「泣かんでやお姉ちゃん!ええわ、そんなら私がもっかい確かめてきたる!」
洋榎「ホンマか絹!?」
絹恵「私がホンマに東京のコンビニにからしが無いか確かめてきたるでお姉ちゃあああん!!」ドンッ
洋榎「どっひゃあ!やっぱり絹は頼りになるわ!」
洋榎「なんたって絹は昔キーパーやっとったからな!」
絹恵「照れるでお姉ちゃん///」
【コンビニ】
店員「ラッシャーセー オライッオライッ」
絹恵(見た目は大阪とおんなじコンビニの豚まんやん。やっぱりさっきのはお姉ちゃんの勘違いやな)
絹恵「豚まん一つください」
店員「ショーショーオマッセー オライオライッ」
絹恵「あ、からしも付けてや!」
店員「・・・オライッ?」
【ホテル】
絹恵「うわああああああん!!!お姉ちゃーん!おねえぢゃああああん!!」ドタバタ
絹恵「ここ開けて!ドア開けてやああああ!!!」ドンドンドンドン
ガチャ
洋榎「どないしたんや絹!?そんなに泣いて!!」
洋榎「どないしたんや絹ぅうううう!!!」
絹恵「お姉ちゃんが言った通りやった!東京のコンビニではっ!豚まんを買うても・・・」
絹恵「からしが貰えへんかったんやあああああああああ!!!」
洋榎「どっひゃああ!!」ドンガラガッシャーン!
絹恵「しかも!しかもこの豚まんっ、レシートをよく見たら・・・」
絹恵「豚まんやのうて『肉まん』て書いてあるんやああああああああ!!!」
洋榎「どっひゃああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「これっ!!豚まんやなくて!!」
洋榎「肉まんなんかぁああああ!!?」
絹恵「せやでお姉ちゃん!豚まんと肉まんって・・・」
洋榎・絹恵「どう違うんやぁあああああ!!?」
洋榎・絹恵「どっひゃあ!!」ドンガラガッシャーン!!
ガチャ
末原「部長、さっきからどないしたんですか?」
漫「すごい音してますよ?」
真瀬「貴様らうっせえのよー」
洋榎「どないもこないもあらへんで!大変なんや!」
末原「大変て、何が大変なんですか!?」
末原「東京が大変なんやぁあああああ!!!」
末原・漫「どっひゃあ!!」ドンガラガッシャーン!!
真瀬「うっせえのよー」
末原「東京が大変て、一体何事ですか!?」
漫「そうです!何があったんですか!?」
真瀬「答えろのよー」
洋榎「ええかみんな!落ち着いてよう聞くんやで?」
洋榎「東京のコンビニではな、東京のコンビニでは・・・っ!」
洋榎「豚まんを買うてもからしが貰えへんねやああああああああああ!!!!」
末原・漫・絹恵「どっひゃあ!!!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「しかも!しかも豚まんやのうて、肉まん言うんやあああああああ!!!」
末原・漫・絹恵「どっひゃああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!
末原「豚まんにからしが付いてへんなんて、えらいこっちゃないですか・・・!」カタカタ
真瀬「許せねえのよー」
漫「しかも豚まんやなくて肉まんて・・・」
絹恵「でもホンマなんや!私とお姉ちゃんが確認したんや!」ぐすっ
洋榎「ホンマにヤバいで東京!まさかこんななっとるとは思わなんだわ!」
真瀬「ブチ切れのよー」
末原「こうなったら情報収穫やで漫ちゃん!」
漫「はいっ!」
末原「うちらも東京のコンビニで豚まんからしを付けてくれる場所を捜すんや!」
漫「わかりました末原先輩!いって来ます!」
末原「気をつけるんやで漫ちゃあああああああん!!」
【コンビニ】
店員「ラッセー \ラッセーラーラッセーラー/」
漫「ほ、ホンマや・・・!豚まんなのに、肉まんって書いてある・・・!!」ブルブル
漫「東京ホンマ怖いわぁ」じわっ
漫「で、でも買うてみぃひん事にはからし付けてくれるかわからんし・・・」ぐすっ
店員「ラッセーセー \ラッセーラーラッセーラ/」
漫「あ、あのっ!豚まん一つください・・・」
店員「サッセー \ラッセーラー/」
漫「えっと、からしもお願いしますっ!!」
店員「・・・え?」ラッセーラセー?
【ホテル】
漫「うわあああああああん末原せんぱぁああああああい!!」ドタバタ
ドンドンドンドン
ガチャ
末原「どないしたんや漫ちゃん!?」
漫「やっぱりでしたあぁああああぁっ!!!」
漫「やっぱり東京のコンビニではっ!豚まん買うてもっ!!」
漫「からしは貰えませんでしたぁあああああああああ!!!」
末原「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
漫「しかも!しかも私・・・」
漫「おでこに落書きしたままコンビニ行っちゃいましたああああああああああああ!!!」
末原「どっひゃああああああ!!!」ドンガラガッシャアアアン!
漫「またやっちゃいましたぁああああ!!!」
末原「うわあああごめんな漫ちゃああん!!全然違和感なくて気づかなかったわぁあああああ!!」なでなでなでなで
漫「うえーーん!めっちゃ見られてましたぁあああ!!めっちゃ恥ずかしいですぅううううう!!!」びえーん
末原「ごめんな漫ちゃああああああああん!!!」なでなでなでなでなでなでなでなで
洋榎「ホンマに東京のコンビニで豚まんにからしを貰えるとこはあらへんのか・・・?」
絹恵「東京って怖い場所やなお姉ちゃん」
末原「からし転落・・・」カタカタ
真瀬「ありえねえのよー」
洋榎「いや、まずはやれる事をするんや!」
末原「そうですね主将」
絹恵「どうするんお姉ちゃん?」
洋榎「まずは周囲に警告を発するんや!千里山やらに急いで電話したるねん」
ピポパ
トゥルルル
ピッ
セーラ『俺やで!』
洋榎「セーラか?うちはあと引っ掛けの洋榎言うたら愛宕洋榎の事でおなじみの洋榎や!」
セーラ『洋榎か!悪いけど、俺ら今大変やねん!あとでかけ直すわ!』
洋榎「ちょい待ちぃや!大変てまさか・・・」
セーラ『せや・・・ぐすっ』
洋榎「まさか怜ちゃんが!?」ガタッ
セーラ『せや!怜が・・・怜が・・・』
セーラ『死んでもうたんやぁああああああ!!』
怜「」ぱたり
竜華『うわぁーん!怜っ!怜ぃいいっ!!』うわーん
洋榎「どっひゃあああ!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「うわーん怜ちゃーん!!」ぶわっ
洋榎「なんでや!?なんで怜ちゃんは死んでもうたんやああああ!!?」
セーラ『豚まんや!』
洋榎「・・・えっ?」
セーラ『怜は・・・豚まんの、豚まんのっ!』
洋榎「そうか、遅かったか・・・」ガクッ
洋榎「うちがもっと早く・・・東京のコンビニでは
豚まんにからし付けて貰えへんって気付いとれば・・・怜ちゃんは・・・」ぐすっ
セーラ『怜は豚まんのからしが辛すぎて死んでもうたんやああああ!!!!』
洋榎「豚まんにからしあるんかぁああああああ!!?」ドンガラガッシャーン!
セーラ『せや!あるでからし!!』
洋榎「ど、どないなっとるんや!?」
洋榎「あいつらも東京におるはずやのに、豚まんにからしがあるやと!?」
洋榎「こっ、これはえらいこっちゃで!!」
洋榎「セーラぁ!今すぐ行くから待っとれやぁ!」
ピッ
洋榎「みんな聞くんやぁ!」
末原「なんやなんや?」
漫「どないしたんですか主将?」
絹恵「お姉ちゃんどうしたん?」
真瀬「さっさと言えのよー」
洋榎「千里山が!!千里山が!!」
洋榎「東京でからしを見つけたんやぁああああああ!!!」
末原・漫・絹恵「どっひゃああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!
中断
末原「東京に!東京にからしがあるんですか主将ぉおおおお!?」
洋榎「あるらしいで恭子ぉ!!」
末原「そんなん一大事じゃないですか!」
洋榎「せやで恭子ぉ!」
洋榎・末原「どっひゃあああ!!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「うちと絹は今から千里山んとこ行って確かめてくるわ!」
絹恵「ばっちり任してお姉ちゃん!」
真瀬「とっとと行けのよー」
末原「その間うちらは何していれば?」
洋榎「恭子と漫は引き続き東京のコンビニの豚まんにからしがあるか確認してや!」
漫「わかりました主将!」
末原「東京中のコンビニを確認したります!」
真瀬「ダッシュのよー」
洋榎「そんなら行くでみんなぁ!!」
漫・末原・絹恵「はい!」
洋榎・絹恵「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
末原・漫「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
真瀬「座して待つのよー」
【千里山のホテル】
洋榎「ついたで絹!」
絹恵「千里山のみんなはどこやろなお姉ちゃん?」
セーラ「洋榎ぇえええええええ!!!」
洋榎「ん?」
セーラ「こっちや洋榎ぇええええええええ!!!」
洋榎「アホ!ホテルのロビーででっかい声出すなや!」
セーラ「誰がアホやとボケコラぁ!」
洋榎「誰がボケじゃカスぅううううう!!」
セーラ「誰がカスやとぉぉおおおおお!?」
絹恵「もう!言うてる場合ちゃうでお姉ちゃん!」
洋榎「せやった!セーラ、怜ちゃんはどこや?」
セーラ「ああ、こっちや。さっき地下室に移動してもらったところや・・・」ぐすっ
洋榎「ううっ、怜ちゃん・・・先週も死んだばっかやのに、どうしてこんな早ように・・・」ポロポロ
【地下室】
竜華「怜ぃ!うわぁーん怜ぃいいい!!」わーん
怜「」
洋榎「ああ怜ちゃあああん!」がばっ
洋榎「すっかりお棺に入れられて、花まで!!ううっ、うわーん!」わーん
絹恵「怜先輩・・・」ぐすっ
セーラ「竜華、洋榎が来てくれよったで」
竜華「怜のためにわざわざおおきにな」
洋榎「ええんや。それより、怜ちゃんに何があったんや!?」
竜華「それが、怜は・・・怜は・・・」
竜華「豚まんのからしが辛すぎて死んでしもたんやあああああああああ!!!」
洋榎「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「ホンマに豚まんのからしで死んでしもたんか!?」
竜華「間違いない。うちの目の前でや」ぐすっ
絹恵「でも、東京の豚まんにはからしが付いてなかったですよ!?」
竜華「せやねん。それを知った時には怜も一回死にかけよったんやけどな」
竜華「フナQが名案を出してくれたんや!」
洋榎「浩子が!?」
~1時間前~
【コンビニ】
店員「アッラララーイ!\アラララーイ!アラララーイ!/」
怜「竜華!もう夏やのに豚まん売っとるで!」
竜華「ホンマやなぁ」
怜「最近のコンビニはスゴイなぁ!」
竜華「一個買おか?」
怜「せやな!小腹空いたし一個買うたろ!」
怜「すんません」
店員「アラララーイ!\アッラララーイ!アラララーイ!/」
怜「豚まん一個ください!からしも付けてや!」
店員「アラ?\バルバロイ?/」
怜「えっ?」
怜「そんなっ!」ガタっ
怜「う、嘘やろ!?」
怜「東京では、東京では・・・」ブルブル
怜「うっ、うわぁああああ!!竜華ぁ!竜華ああああああ!!!」ダッ
竜華「どないしたんや怜!?」
怜「大変やで竜華!!東京では、東京ではっ!!豚まん買うても・・・」
怜「からしが貰えへんのやぁああああああああ!!!」
竜華「どっひゃあああああ!!」ドンガラガッシャーン!
竜華「えらいこっちゃないか!」
怜「私はこの豚まんに・・・何を付けて食べればいいんやぁあああああ!!?」
怜・竜華「どっひゃあああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!!
怜「う・・・っっ!!」がくっ
竜華「怜!?」
怜「アカン・・・からしが無かったショックで、身体が・・・っ!」ガクガク
竜華「無理したらアカンで怜!ああっ!うちはこんな時どないしたらええんや!」
怜「ううっ・・・」ぐったり
竜華「せや!」
竜華「困った時のフナQ頼みや!」
浩子『豚まんのからしですか?』
竜華「せや!どないしたらええと思う!?」
浩子『はぁ。そんならおでん用のからし貰えばよろしいんやないですか?』
竜華「そ」
怜「そ・・・」
竜華・怜「その手があったわぁあああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!
洋榎・絹恵「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
洋榎「そんな手があったんかぁあああああ!!!」
絹恵「天才や!!天才がおったでぇええええええ!!!」
洋榎・絹恵「どっひゃああああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!!!
セーラ「せや、その瞬間は確かに名案やった・・・」
竜華「でも、悲劇はその後やったんや・・・」
洋榎「ううっ、怜ちゃんはそのからしで・・・」ぐすっ
竜華「せや、怜はそのからしを豚まんに付けて食べよったんや」ポロポロ
竜華「東京にも・・・」
怜「からしがあったでぇええええ!!!」
竜華「さっそく付けて食べよか?」
怜「せやな。こうやって付けて・・・うまい!」ぱくっ
\テーレッテレー♪/
怜「辛っ」ひりっ
怜「」バタッ
竜華「怜ぃいいいいいいいい!!!」
竜華「怜!しっかりしいや怜っ!」
怜「」
竜華「うわぁーん!怜が、怜が・・・」
竜華「豚まんのからしが辛すぎて死んでもうたぁーー!!」うわーん
・
・
・
竜華「そして今に至るわけやっ」ぐすっ
洋榎「うおぉーん!怜ちゃあああん!!」
絹恵「悲劇やで・・・」ポロポロ
セーラ「もうどうしてええのかわからへん・・・」ガクッ
洋榎「ん?」
セーラ「どうしてええのかわからん?」
竜華「せや!そんな時には!」
4人「困った時のフナQ(浩子)頼みやああああああ!!!!」ドンガラガッシャーン!
セーラ「浩子!浩子はどこや!?」
洋榎「なぁセーラ。もう一人一年生の後輩おったやろ。あの子にも浩子探してもらおうや」
セーラ「いや、泉には別の仕事任せとるから今ここにはおらへんねん」
洋榎「別の仕事?」
セーラ「せや。怜の仇をとるためにも、あいつには東京中のコンビニで豚まんとからしを買占めに走らせとるんや!」
セーラ「泉ぃ!!買占めやあああ!!!」
泉「はい!?買占めて、買占めて何をですかぁあああ!!?」
セーラ「決まとるやろ!豚まんや!!!」
セーラ「ひいては・・・東京中のからしを買占めたるんやああああああああ!!!」
泉「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
セーラ「走れ泉ぃ!走って走って東京中のコンビニを回って・・・」
セーラ「豚まんとからしを全部買占めてくるんやああああああああああああ!!!」
泉「はぃいいいいいっ!!」
泉「二条泉、先輩の命令に従い・・・」
泉「走って東京中のからし買占めて来ますぅううううううううう!!!」
泉「どっひゃあああああああああ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨
洋榎「せやったか。ほんで話変わるけど今日は暑いなぁ。外は気温何度やったっけ?」
セーラ「38度や」
洋榎「そうか」
セーラ「ともかく泉はおらへん。今いる面子で浩子を探すんや!」
洋榎「了解や!」
中断
【一方その頃】
末原「ど、どういう事や・・・!?」
末原「コンビニに、コンビニに豚まんが一個も売ってへんやないかぁああああ!!」
漫「からしも無いです末原先輩!」
末原「からし転落・・・っ!」カタカタ
末原「どうすればいいんや!?豚まんにからしを付けて貰わないとアカン言うのに、どこにもからしがあらへんって!」
漫「どこかに、どこかにからしは無いですかね・・・」
末原「これだけ探しても無いんや。きっと誰かが買占めとるんちゃうかな」
漫「いったい誰が・・・」
赤坂「あっれ~?末原ちゃんどないしたん~?」
末原「だ、代行!」
赤坂「末原ちゃ~ん。もしかして、なんか困ってるー?」にっこり
末原「い、いえ、何も困っては・・・」
赤坂「そうか~?いや、もしかして末原ちゃんが豚まんに付けるからしが無くて困ってる予感がしたんやけど」
末原「!!」
赤坂「私の気のせいやったみたいやわ~」
末原「あ、あのっ!」
赤坂「ん~?」
末原「まさか代行がからしの買占めを!?」
赤坂「買占め?何のことかわからんわ~」
末原「そう、ですか」
末原(うっ、代行に頼むのは嫌やけどからしは必要やし)
末原「あの、からし・・・欲しいです・・・」
赤坂「そっかぁ~」
末原「くっ、ください・・・」
赤坂「あげへんで~」にっこり
末原「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
末原「なんでですか代行!くれる気がないならどうして来たんですか!!」
赤坂「タダであげる気は無いで~」にこにこ
末原「くっ・・・!」
末原「どないすればええんですか?」
赤坂「せやなぁ~」にこにこ
末原「・・・。」
赤坂「うーん、これと言って面白い事は思いつかんし、
末原ちゃんが上目遣いで可愛いくおねだりしてくれたらええで~」にっこり
末原「どっひゃあ!?」
末原(それがもうおもろい事やないかーー!!)ドンガラガッシャーン!
漫「末原先輩!やることありませんよ!私がどうにかからし探し出してみますから!」
末原「漫ちゃん・・・」
末原(いや、代行が出てきたいう事は、どういうこっちゃわからんけどもうこの近辺にからしは無いゆうことや)
末原「漫ちゃん!うちやるで!!」
末原「代行に上目遣いでおねだりしたるでぇえええええ!!!」
漫「末原先ぱぁあああい!!」
赤坂「末原ちゃーん、まだ~?」にこにこ
末原「代行ぉおおおおおお!!!」
赤坂「なに~?」
末原「末原恭子、いきまぁあああああああす!!」
末原「どっひゃああああ!!!」キリッ
漫「せんぱぁあああああああいい!!!」
末原「あのっ、代行!私、どうしてもからしが欲しいんでづ・・・!」きゅーん
漫「噛んだぁああああああっ!!」ドンガラガッシャーン!
末原「うわぁあああああああああ!!!///に、二重で恥ずかしいぃいいいいぃいいいぃっ///」ドンガラガッシャーン!
末原・漫「どっひゃあああああああ///」ドンガラガッシャァアアアアアアン!!!
赤坂「うん、ばっちりやで末原ちゃん♪」ピローン(写メ)
末原「しかも撮られてたぁあああっぁあああぁああああっ!!///」ゴロゴロゴロゴロ
末原「三重で!三重で恥ずかしいわぁああああああぁあああっっ!!!///」ドンガラガッシャーン!
漫「末原せんぱああああい!!!」
赤坂「ええ写真が撮れたわ~♪」にっこり
赤坂「ほんなら、これ約束の品やで~」
末原「ううっ、ありがとうございます代行・・・」ぐすっ
赤坂「ええでええでお礼やなんて。私も十分楽しめたし」にこにこ
末原(この人やっぱり苦手やわぁ・・・)
赤坂「そんなら、豚まんいっぱい食べてや~」
末原「写メ撮るだけ撮って帰りよったで」
漫「お疲れさまです末原先輩」
末原「はぁ。まあどうにかこうにかからし手に入れたで!」
漫「はいっ!」
末原「そんじゃあ買っておいた豚まん、冷めんうちに先に食べとこか?」
漫「そうですね。主将たちには悪いですが、先にいただきましょう!」
末原「そんじゃあ豚まんにからしを、こうやって付けて」ぬりっ
末原「うまっ・・・」ぱくり
\テーレッテレー↓/
末原「・・・くなぁああああああいい!!」ドンガラガッシャーン!
漫「末原先輩!?」
末原「すっぱ辛いわぁあああああ!!!!」
末原「これ、これっ!からしやなくて・・・」
末原「マスタードやあああああああああああああああああ!!!!」ドンガラガッシャーン!
漫「末原せんぱあああああああああああいい!!!!!」
末原「うわああああ漫ちゃああああん!!」
末原「またやあああああああ!!!」
末原「またつかまされたわぁああああ!!!!」
末原「うち!うちまたっ!!」
末原「代行にパチモンつかまされてもうたわぁああああああぁあああっっ!!!」ドンガラガッシャーン!
漫「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
赤坂「どういうわけかどこにもからし売ってへんかったけど、まあ似たようなもんやろ」
赤坂「それにしても、末原ちゃんは相変わらずかわええなぁ」ほくほく
赤坂「ホンマに末原ちゃんは担ぎがいがあるで~♪」にっこり
泉「み、水・・・」ぐったり
赤坂「ん?」
泉「誰か・・・水を・・・」ぐったり
赤坂「あっれ~?水が欲しいん?」
赤坂「でもごめんな~。今私・・・」
赤坂「醤油しか持ってへんねん」にっこり
泉「ぁ・・・」ばたっ
【再び千里山と愛宕姉妹】
ドンドンドンドン
セーラ「浩子!浩子おるか!?」
ドンドンドンドン
洋榎「浩子助けてや!めっちゃ大変なことが起こったんや!!」
ガチャ
浩子「死因はなんですか?」
セーラ「豚まんや!」
浩子「豚まんですか。と言うかまたですか」
洋榎「せやねん!怜ちゃんが大変なんや!」
セーラ「なんとか助けたってや浩子!」
浩子「はぁ。そんで、園城寺先輩は豚まんの何で死にはったんですかね?」
セーラ「怜は、怜はっ、ううっ・・・」
洋榎「怜ちゃんは・・・」
セーラ・洋榎「豚まんのからしが辛過ぎて死んでもうたんやぁあああああああ!!!」
浩子「ああ、やっぱり」
竜華「フナQぅうううううううう!!!お願いやぁああああああ!!!」
竜華「怜を!怜を助けたってやぁああああああああっ!!」うわーん
洋榎「知恵かしてや浩子ぉ!」
セーラ「お前しか頼れるもんがおらんのや!!」
竜華「怜を助けられるんはフナQだけなんや!」
浩子「そうですか。豚まん辛くて死んだんやったら、そんならあんまんでも食べさせたらどうですやろか?」
「!!!」
セーラ「そ・・・」
洋榎「そっ・・・」
竜華「そ・・・!!」
三人「その手があったわぁあああああああああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!!!
セーラ「うわあああ!!やっぱり浩子は天才やああ!!!」
竜華「ありがとう!ありがとうなフナQぅうううう!!」
浩子「はぁ」
洋榎「これで怜ちゃんは生き返るでぇええええ!!!」
絹恵「お姉ちゃぁあああああん!!!」タッタッタ
洋榎「どないしたんや絹!」
絹恵「今のを聞いて急いであんまん買ってきたで!」
セーラ・竜華「早っ!!」
洋榎「さすがやで絹!なんたって絹はキーパーやっとったからな!」
絹恵「照れるでお姉ちゃん///」
セーラ「よっしゃ!これで準備は整ったで!」
竜華「待っててや怜ぃ!」
竜華「怜ぃいいいいいい!!!」
竜華「あんまん買うて来たでぇえええええ!!!」
竜華「怜、辛いの食べたから・・・甘いもの食べたいやろぉおおおおおおおおおおお!!!」
ほかほか
怜「」ぴくっ
むくり
怜「生き返ったで竜華ぁー!」ぎゅっ
竜華「怜ぃいいいいいいいっ///」ぎゅっ
セーラ「奇跡やあああああああああああ!!!」
セーラ「あんまんの甘いあんこが奇跡をおこしたんやああああああ!!!」
洋榎「怜ちゃあああああん!!!!」
洋榎「感動や!奇跡や!!」うるうる
絹恵「ホンマ良かったなぁ怜さん」ぐすっ
セーラ「みんなでおこした奇跡やで!」ポロポロ
この後、愛宕洋榎の感動のパワーが役満・清老頭となり、ちゃちゃのんを爆裂粉砕するのであったが
それはまた別のお話
怜「私な、綺麗なお花畑におってん。でもな竜華が私を呼ぶ声と、あんまんの甘い匂いがしたんや。
その方向に向かって歩いとったら、ここまで戻って来れたんやで!」すりすり
竜華「うちは怜が戻って来てくれて、ホンマに嬉しいで///」なでなで
セーラ「ええ話や!」
洋榎「ホンマやなぁ」
竜華「そんなら怜、匂いだけじゃなくてさっそくあんまん食べよか?」
怜「せやな。みんなが私のために用意してくれたんや。いただくで」
セーラ「せやで!怜のために買ってきてもろたんや!」
洋榎「食べたってや怜ちゃん!」
絹恵「いっぱい食べてくださいね!」
怜「みんなホンマにありがとうな!」
竜華「はい怜。あーん」ほかほか
怜「あ~ん」ぱくり
怜「あちっ、あちっ」ほくほく
怜「」バタッ
竜華「怜ぃいいいいいいいいいいいいいっ!!!!」
竜華「うわーん!怜が、怜がぁっ!!」
竜華「怜があんまんが熱過ぎて死んでもうたわぁあああああああああっっ!!!」うわぁーん
この後、なんやかんやあって怜はピザまんのチーズがもっちもち過ぎて三たび死んだ
おしまい
【シリーズ一覧】
怜「朝マクドでマクド揚げたお芋さんを食べるで!」
竜華「朝マクドでマクドバーガー食べるで!」穏乃「マクド?」
江口セーラ「腹へったな。冷蔵庫になんか無いか?」がぱっ
末原「お昼ごはんはお好み焼きですよ」
怜「ホテルにこもってるのも暇やな。テレビでも見よか」
竜華「怜、いっしょにたこ焼き食べようや!」
怜「竜華、いっしょに連れション行こうや」竜華「ええで」
洋榎「お、夏やのに豚まん売ってるで!」
透華「はたして清澄でも阿知賀の松実玄さんには勝てるかどうか」
玄「ドゥフwwwwおもちを揉みたいですのだww」
玄「春になったし、おねーちゃんを起こさないと!」
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