科学ADV昔話 (18)
むかしむかしある所におじいさんとおばあさんがおったそうな
まゆり「トゥットゥルー!オカリンオカリン、山へ芝刈りに行って欲しいのです」
岡部「ふむ、IQ170を誇る灰色の脳細胞を持つこの俺に芝刈りをさせるとはいい度胸だ……」
岡部「そしてまゆりよ、何度言ったら分かるんだ!俺の真名はふぉうおういん……」
まゆり「そっかー、オカリンは体動かすの苦手だもんねー」
まゆり「オカリンにはお家でお留守番をお願いしようかな?」
岡部「お、おう!我がサンクチュアリの守護の任、この鳳凰院凶真に任せておけ!」
岡部「してまゆりよ、何処かへ出掛けるのか?」
まゆり「まゆしぃは川へ洗濯しに行くのです」
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おばあさんが川で洗濯をしているとどんぶらこどんぶらこと大きな桃が流れてきました∑(゚Д゚)
まゆり「はわわ、おっきな桃が流れてるよー!」
まゆり「まゆしぃとオカリンで食べても食べきれないよぅ、えへへー」
まゆり「うんとこしょ、うんとこしょ」テクテク
おばあさんは桃を担いでおじいさんの待つ家へ帰っていきました
まゆり「トゥットゥルー!オカリンオカリン、おっきな桃を拾ったのです!」
岡部「……よく持って帰れたな」
まゆり「オカリンのお家で売ってる桃よりもおっきいねー☆」
岡部「流石にこのサイズの桃は流通してないと思うぞ?」
まゆり「まゆしぃ包丁用意するねー♪」
岡部「ふっ、これより裁断の儀を執り行う!配置につけ!」
まゆり「がってんです!」
岡部「……いざ参る!」ザクッ
岡部「ふぬっ!うおぉぉぉ!!」ザクッ
岡部「ふぅ、ふぅ、中々しぶといでは無いか」ハァハァ
まゆり「まゆしぃが代わろうか?」
岡部「なんのこれしき!」ザシュッ!パカーン!
大きな桃は真っ二つに割れました
ルカ子「きゃぁ!裸を見せるなんて、は、恥ずかしいですぅ……」ウルウル
岡部まゆり「……おぉ」
なんと桃から男の娘が出てきました∑(゚Д゚)
おじいさんは桃から生まれたので『桃源郷からの使者』と名付けようとしましたがおばあさんに却下され結局桃太郎ことルカ子という名前に決まりました(≧∇≦)
そして月日が経ちました
ルカ子「おじいさん、おばあさん、ボク鬼退治にいこうと思うんです!」
まゆり「るかくん、まゆしぃは鬼退治がよくわからないけど危ないと思うのです」
岡部「確かに鬼退治は危険だ。だがルカ子の覚悟次第では許してやらんでも無い」
岡部「……ルカ子よ、貴様の意思はどの程度のものか示すのだ」
岡部「妖刀五月雨をここへ持って参れ!」
ルカ子「は、はい!」トテトテ
まゆり「まゆしぃは危ないことをして欲しくないのです……」
岡部「しかしまゆりよ、ルカ子も男を上げようとしているのかもしれん」
岡部「成長を見届けるのも親の務めというものだ」
ルカ子「はぁはぁ、岡、凶真さん持ってきました!」トテトテ
岡部「よろしい。ではここで10回素振りをしてみろ!」
ルカ子「はい!」
ルカ子「えい!やぁ!えい、えいっ!」ブンブン
ルカ子「てぇい!はぁ!やぁ!えい、えい、やぁ!!」ブンブン
ルカ子「お、終わりました」ハァハァ
岡部「清心斬魔翌流の修行も随分と行っているようだ」
岡部「貴様の覚悟、しかとこの目で見届けた」
岡部「行ってくるがよい」
ルカ子「岡べ、凶真さん!!ありがとうございます!」
まゆり「るかくん、辛かったらいつでも戻ってきていいんだよ?」
まゆり「これ、まゆしぃが作ったきびだんごなのです。お腹が空いたら食べてね!」
岡部「ルカ子、……頑張れよ」
ルカ子「はい!」ビシィ!
桃太郎が歩いていると猫っぽい犬が寄ってきました
フェイリス「ニャニャ、とっても可愛い女の子が歩いて来たのニャン!」
ルカ子「ボ、ボク男の子ですぅ……」ウルウル
フェイリス「ハニャ!?男の娘だったのかニャ!これは新たなる聖地への扉を開拓する鍵となる巫女に間違いないニャ!」
フェイリス「このフェイリスを僕として仕えさせて欲しいニャ」ウインク
ルカ子「そ、それじゃあ一緒に鬼退治に行きましょう!」
フェイリス「鬼退治かニャ?鬼なんかフェイリスの聖なる猫耳から発せられるエターナルブリングザライトで一撃ニャ!ニャーふふ~」
こうして犬が仲間に加わりました
桃太郎と犬が歩いていると大きな猿が寄ってきました
ダル「ふおおおおお!!百合ップルハケーン!み な ぎ っ て キターーーー!!!」
ルカ子「ボ、ボク男の子ですぅ……」ウルウル
ダル「男の娘とかマジ萌えキタコレ!それにそこにおわすのはフェイリスたんじゃないかお?」
フェイリス「フェイリスはフェイリスなのニャン」ウインク
ダル「はぁはぁ、僕はここで死んでも悔いはないお……」バターン
ルカ子「し、しっかりして下さい!」
フェイリス「とりあえず引っ張って行くのニャ!」ズルズル
桃太郎は気絶した猿を仲間に加えたのでした(^o^)/
桃太郎一行が歩いていると壁が歩いてきました
紅莉栖「誰が壁だ誰が壁だ!脳みそ摘出してポン酢漬けにすんぞ!」
ダル「大事なことなので二回言ったんですね分かります」
壁がだと思ったらキジでした(;_;)
キジは鬼退治を手伝う代わりとして猿の脳みそをポン酢漬けにすることを条件に桃太郎一行に加わりました(^o^)/
ルカ子「ここが鬼ヶ島ですね……!」
フェイリス「ついにヤツと邂逅する時が来たのニャ……」
フェイリス「ヤツを倒せば遍く宇宙を巻き込んだ星系戦争によるニャンニャン星崩壊の時に生き別れになったお兄ちゃんが解放されるのニャ!」
ダル「フェイリスたんのためにも負けられない!僕も頑張るお!」
ダル「そんでもってこれハーレムじゃね?うはwwwwww」
紅莉栖「HENTAIは黙っとれ!今すぐ脳みそポン酢漬けにすんぞ!」
紅莉栖「さて、鬼退治の算段はついてるんでしょうね?」
ルカ子「この妖刀五月雨で退治します!」定価980円
フェイリス「猫耳から発せられるビームでイチコロニャン!」
ダル「ルート攻略なら任せてください!」
紅莉栖「だめだこいつら、早くなんとかしないと」
ダル「えっ」
フェイリス「えっ」
紅莉栖「えっ、あっ///」
天王寺「人ん家の前でガタガタうるせえんだよコラ!たたっ殺すぞ!」
ルカ子フェイリスダル紅莉栖「「「「鬼ぃ!!!」」」」
天王寺「ああん、なんだてめぇら?さては鬼退治しに来たとか……言わねぇよな?」バキボキ
ダル「めめめ、滅相もございません!」ドゲザー
紅莉栖「おい」
ルカ子「わ、悪い人はゆるしませぇん……」ウルウル
フェイリス「これは予想外の強敵だニャン……」
天王寺「ん?おいおめぇ美味そうなきびだんご持ってんじゃねぇか。一個貰うぜ」ヒョイパクッ
ルカ子「ああんボクのきびだんごが」
ダル「ルカ氏ルカ氏、今のセリフ出来れば恥じらいながらも期待している感じでよろ」ツー
紅莉栖「自重しろHENTAI!」
天王寺「うわ、なんだこの味!ぐわぁぁぁぁぁ!」バターン
一同「えっ」
天王寺「」死ーん
ルカ子「し、死んじゃいましたぁ……」
ダル(きびだんごねだらなくて良かったお……)
紅莉栖「これで鬼退治したことになるのよね?」
フェイリス「なんか釈然としないニャン」
鬼はおばあさんのきびだんごの殺人的マズさで死んでしまいました>_<
こうして桃太郎は鬼を退治しおじいさん、おばあさん、猫っぽい犬、大きな猿、壁のようなキジと末長く暮らしましたとさ^_^
鈴羽「あたし達の出番はー?店長だけずるーい!」
綯「お父さんかわいそう……」
萌郁「地の文……書いた……」
おわり
こんな感じで科学ADVを使って昔話を書こうと思います。
リクエストあったらどうぞー
期待
モモちゃん太郎ってのが唐突に思い浮かんだ
あとは、ルカ子のシンデレラ(お姫様に憧れる男の娘が魔法で女の子に)とか
愛理の浦島太郎(コールドスリープ的な意味で)とか
このSSまとめへのコメント
オカリンとまゆりが仲いい夫婦な時点で高評価