承太郎「永井先生……？」 (4)
承太郎「学校の先生か？」
仗助「違うんすよォ～！ネットで配信ってのをやって金を稼いでる人なんすけど最近ハマっちゃってぇ～」
承太郎「配信……なんだそれは」
仗助「あっ、今ちょうど配信やってるみたいなんで見てみます？」ｶﾁｶﾁ
永井先生『……でな？今日もスロットで……』
承太郎「汚い声だな」
仗助「まぁまぁ見といてくださいよォ」
永井先生『そういやこの前リスナーからのプレゼントの中にこれが入っとったんよ』ｽｯ
仗助「えっ！？」
承太郎「あれは、『矢』だ……！」
永井先生『ほんまいい加減にしとけよ？お前らこんな事して、ひろゆきも指切って熱出よんぞ！？』
仗助「ええっ！？」
承太郎「……この男は、どこに住んでいる」
仗助「そ、それが……ここ愛媛の杜王町なんスよぉ～～～！」
承太郎「……やれやれだぜ」
永井先生「ひろゆきほんま大丈夫かお前」
ひろくん「大丈夫やってはよ出てけや！お前のせいで熱出よんぞ！」
永井先生「ちょ、ひろゆき、ひとつ言っていい？俺に怒るんは筋違いやと思わんか？」
ひろくん「なんでど！」
永井先生「あれリスナーが送ってきたやつやん！俺のせいちゃうで！」
ひろくん「ジーコ宛の奴なのに俺に開けさせたんはお前やろげ！お前が悪いんよ！」
永井先生「ほうなん」
ひろくん「ほうよ」
永井先生「お前らー！客観的に聞いてこれ俺が悪いん？」
永井先生「えっ、ひろくん正論、ひろくんよく言った、ひろくん我慢しろ」
永井先生「おまーえらぁ……オレ涙目なんだが……うぅ～ん」
ひろくん「今のお前に出来る事は俺のために部屋から出て行くことよ」
永井先生「お前らー！ひろゆき本気で怒ってるからもう俺バイト行くぞー！じゃあなー！」
ｶﾞﾁｬﾝ
ひろくん「ボリッ、ボリボリッ」
ひろくん「邪魔なんがやっと行ったから心置きなくゲームが出来るってもんよ！」
ひろくん「とりあえずレベル上げに行くぞーお前らー！」
ひろくん「すちゃちゃー！」
ﾋﾞｼｭｯ
ひろくん「！？ えっ！？」
ひろくん「なっ……なんどこれっ！さっきまで子供ハウスに居たのに……『外に出ている』！？」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ひろくん「わわわー！落ちるー！」
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