フリオニール「美術館に」セシル「行く」ティーダ「ッスよ」(19)

フリオニール「コスモスに休みをもらったはいいが……何をしよう?」

コスモス「では、このチケットを差し上げましょう」

ティーダ「何スか?そのチケット」

コスモス「美術館のチケットなのですが私には行く暇がないので困っていたのです」

ティーダ「面白そうッスね!皆、行こうぜ!」

セシル「待ってティーダ、クラウドの分が……」

セフィロス「くっくっく……さぁ、クラウド、私とともにゆこう」

クラウド「…」

ティーダ「……クラウドは……犠牲になったッス」

フリオニール「……行こうか」

フリオニール「随分と雰囲気のある場所だな」

ティーダ「結構人が居るッスね」

セシル「ティーダ、騒いじゃだめだよ」

フリオニール「でっかい薔薇だなぁ」

セシル「兄さんも連れてきたかったなぁ」

ティーダ「二階もあるみたいッスよ」

セシル「行ってみようか」

フリオニール「ゴクッ……!」

ティーダ「フリオニール、どうしたんスか?」

フリオニール「い、いや、何でもない」

セシル「無個性?へぇ」

ティーダ「こっちは何スかね?」

フリオニール「随分でかい絵だな」

ティーダ「なんというか、おどろおどろしいッスね」

セシル「ん?なんか静かじゃないか?」

ティーダ「そうッスか?言われてみれば……そうかも知れないッス」

フリオニール「何かあったんだろうか?」

ティーダ「うーん、気味悪いッスね」

セシル「フリオニール、そっちはどうだった?」

フリオニール「だめだ、こっちにも人がいない」

セシル「どうしたんだろう?皆居なくなったのかな?」

フリオニール「ティーダはまだか?」

セシル「そう言えば、戻ってこないね、一階で何かあったのかな」

フリオニール「見に行こう」

フリオニール「おーい、ティーダー?」

セシル「見当たらないね」

フリオニール「いや、ちょっと待て、あれは……ティーダの足跡じゃないか?」

セシル「本当だ、しかし……絵画に向かっているよ?」

フリオニール「追ってみよう、セシル、俺が10分で帰ってこなければ君も来てくれ」

セシル「分かった、気をつけてね」

フリオニール「……ここは、あの絵画の中か?」

フリオニール「右と左に道が分かれているな」

フリオニール「右に行ってみようか」
ーーーーーーーーーーーーー
フリオニール「扉?しかし、鍵が掛かっているな」

フリオニール「仕方ない、反対側に……」

Ib「……!」

フリオニール「うわぁっ!」

フリオニール「き、君は?」

Ib「……」

フリオニール「そうか、Ibと言うのか、俺はフリオニール、よろしく」

Ib「……?」

フリオニール「君の両親?いや、俺の仲間以外は居なかったよ」

Ib「…」

フリオニール「そうだ、鍵を持っていないか?先に進めなくて困っているんだ」

Ib「……」

フリオニール「扉が開いた、どうやらあっていたみたいだな」

フリオニール「……ん?野ばらが、光ってる?」

Ib「……!」

フリオニール「どうしたんだ?……君も、ばらを持っているんだね」

Ib「…………」

フリオニール「そうだね、探索しよう」

フリオニール「はしに注意?どういうことだ?」

Ib「……!」

フリオニール「Ib!大丈夫か?」

フリオニール「身体に外傷は無さそうだが……?花びらが1枚無くなってる?」

Ib「……」

フリオニール「身体が痛い!?どうすれば……」

フリオニール「そこに花瓶がある!ばらを浸けてみよう」

Ib「……」

フリオニール「また、1枚増えた?なるほど、ばらがダメージを受けると自分にもダメージがくるのか」

フリオニール「うーむ、どうしたら向こうに行けるんだ?」

Ib「……」

フリオニール「どうしたんだ?……アリ?」

アリ「ぼくのえ かっこいい でも ぼくのえ とおいところにある」

フリオニール「かっこいいアリの絵?見てみたいな」

フリオニール「しかし、はしに注意、はしに注意……そうか!」

Ib「?」

フリオニール「中心を通ればいいんだ!」

Ib「!」

フリオニール「これが、アリの絵だな」

フリオニール「……普通のアリの絵だ」

Ib「……」

フリオニール「どうやら外せるようになっているみたいだな」

Ib「……?」

フリオニール「そうだな、ここからどうしようか」

フリオニール「取りあえず戻ってきたが……」

Ib「……!」

フリオニール「なんだ?こっちにも道が……しかし、穴があいているな、どうやって通ろう?」

Ib「?」

フリオニール「もしかしたら、この絵を踏み台にしたら通れるんじゃないか?しかし、俺は重すぎるな」

Ib「!」

フリオニール「君が?しかし、向こうに何があるか分からないんだぞ!」

Ib「……!」

フリオニール「そうか、すまないな君に危険なことをさせてしまって」

フリオニール「……しかし、本当に大丈夫だろうか?」

Ib「……!!」

フリオニール「!帰ってきた!」

無個性「……」

フリオニール「な、何だ!?」

Ib「!」

フリオニール「大丈夫か!……くっ!当たれ!」

無個性「!……」

フリオニール「さぁ、もう大丈夫だ」

Ib「……」

フリオニール「?これは……扉の鍵か……ありがとう、危険を侵してまで取ってきてくれて」

Ib「……//」

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