【ダンガンロンパ】朝日奈 「安価で!」舞園 「行動します!」 (226)

スレタイ通りに、朝日奈ちゃんと舞園ちゃんが安価で行動します。

舞園 「今回は珍しく同じナンバリングからなんですね」

朝日奈 「なんで私達なのかな?」

舞園 「>>1の特に好きなキャラみたいですね」

朝日奈 「なるほどねー」

舞園 「後、別の現行スレで、エロ禁止だけど、男子か女子のどちらがいいか、お伺いをたてた結果でもあります」

朝日奈 「エロ禁止は助かる!」ホッ

舞園 「朝日奈さんは苦手だと日頃から言ってますもんね」

朝日奈 「今回も短めで終わるよー!」

舞園 「よろしくお願いしますね!」

※↑みたいに普通にメタ発言します。
※安価でエロ、ホモ、レズ…今回は禁止です!
※コンマ以外の連取り禁止です。
※大変申し訳ありませんが >>1が無知で物知らずなせいで書けず、パスすること有り。
※22時?00時は投下がないことを宣言しておきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406545499

舞園 「では、先ずは一緒に行動するか、別々に行動するかですね」

朝日奈 「どうしようかなー」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

舞園 「では、別々に行動しましょう!」

朝日奈 「じゃあ、舞園ちゃんからお願い!」

舞園 「解りました」


安価下で過ごす相手
その下2で何をするか

キャラは0、1、2?

>>10
そういえば、キャラ選択について書いてませんでした。気付かせて頂きありがとうございます!
キャラはゼロ、1.2からOKです!

この下行動安価にします。

ん?誰と?

ぐおおっ…タイミング悪い!ごめんなさい!

>>13
今回の場合、舞園ちゃんと、大和田君が買い物、といった進行内容になります。

舞園 「親交を深めるために、普段接点のあまりない大和田君を誘ってお買い物に行きましょう!」

舞園 「でも大和田君、付き合ってくれるでしょうか……?」


―――――――――


舞園 「大和田君、いいですか?」

大和田 「ん? おお、舞園! 何だ、オレに用か?」

舞園 「はい。実は、大和田君にお願いがありまして……」

大和田 「お願い? 内容によっちゃあ、考えてやるけど…言ってみろよ」

舞園 「私と買い物に行きませんか?」

大和田 「……そ…れは? デ、デートって…こと、か……?」

舞園 「ふふふっ、そうですね。ちょっとしたデートかもですね」

大和田 「い、いいのかよ、オメー、アイドルが……」

舞園 「大丈夫ですよ! メイク術を駆使して変装しますから!」

大和田 「マジかよ……おっし! んじゃあ一丁付き合ってやらぁ!!」


買い物の内容を安価下
1.舞園の買い物
2.大和田の買い物
3.ご飯な買い物
4.その他指定

舞園 「今日は皆に、私の手料理を振舞っちゃおうと思ってるんです!」

大和田 「つまりは買い出しか? まあ、いいけどよ」

舞園 「大和田君は何か食べたい物ありますか?」

大和田 「食いたい物か……舞園の手料理……ハンバーグとかどうよ?」

舞園 「あ、いいですね! どんな風に食べたいですか?」

大和田 「どういうことだ?」

舞園 「オーソドックスに焼いてデミグラス、もしくはケチャップとか、おろしにポン酢で和風、煮込み、肉詰めとか、色々他にもありますよね」

大和田 「そういうことか。そこはオーソドックスに焼いてソースがいいかな、オレは」

舞園 「じゃあ、大和田君はそれで決まりですね! デミグラスやおろしを用意して、選べるようにしましょうか」


―――――――――


舞園 「どうです? 変装した私は」

大和田 「スゲーな……ぱっと見じゃあ、舞園って解んねー…。女はコエーな」

舞園 「女の子は隠す物が多いので、隠すことに長けてるんですよ」

大和田 「気を付けねーと」

舞園 「ふふふ。じゃあ、行きましょうか」


どうせなら手を繋ぐ?繋がない?安価下指定

大和田 「……なぁ、舞園」

舞園 「なんですか?」

大和田 「デートっつーならよ、手を繋ぐって……アリか?」

舞園 「……ありですよ?」

大和田 「オメーなんか、余裕あんな」

舞園 「これでも、演技もできるアイドルと云われてますからね! 本当はドキドキしてます」

大和田 「オレがドギマギしてんの目立つじゃねーか…………女と手を繋ぐなんて、したことねーからよ」

舞園 「初めて手を繋ぐ相手が、私でも良いんですか?」

大和田 「ったりめーだろ! ダメなら最初から言わねぇっつの!」

舞園 「じゃあ……どうぞ」

大和田 「お、おうっ」

ぎゅっ

舞園 「頼りたくなるような、力強い、男の人の手って感じですね」

大和田 「なんてことない顔して、恥ずかしいこと言うんじゃねーよ」

舞園 「可愛いですね、大和田君」

大和田 「まともに話したことなかったが……なんかオメーと話すと調子狂うって学んだぜ」


舞園 「16人分ともなると、流石に量が多くなりますよね」

大和田 「カート転がすか」

舞園 「そうですね。あ、買い出しを手伝ってくれたお礼に、何かしたいので、欲しい物があったら何でも言って下さいね!」

大和田 「気ぃ使うな。要らねぇよ」

舞園 「そう言うと思ってました。大和田君こそ、気を使わないで下さい」

大和田 「オレが要らねーっつーんだから要らねーんだよ! オラ、玉ねぎ要んだろ?」

舞園 「あ、はい。……もうっ」

大和田 「盛り付けの野菜はどうすんだ?」

舞園 「仕方ないですね。…キャベツとトマトにしましょうか」

大和田 「お? 折れたか?」

舞園 「後日何か勝手に用意します」

大和田 「ああっ?! ……解った。缶コーヒーな」

舞園 「箱買いですね!」

大和田 「オメー解ってて言ってんだろ!」

舞園 「ふふっ、じゃあ、それで折れます」

大和田 「その笑顔やめろ! マジやめろ!」

舞園 「今日の大和田君は大和田君らしくないですよ? でも、そんな一面が見られた訳ですから、誘って良かったです。あ、今日お肉安い! ラッキーですね」

大和田 「……」

舞園 「信頼してる人にしか言いませんよ」

大和田 「ふーん」

舞園 「照れちゃって、可愛いですね」

大和田 「だから……もういいわ」


―――――――――


舞園 「思いのほか荷物が多くなってしまったのに、持ってもらっちゃって、ごめんなさい」

大和田 「これぐれぇどうってことねーよ」

舞園 「御夕飯は特別にサービスしますね」

大和田 「お、期待してるぜ!」

舞園 「任せて下さい!」


大和田と別れました。
次は朝日奈のターンです。
安価下で過ごす相手指定
その2つ下で何をするか指定

朝日奈 「よーし! そろそろ私も動くぞー!」

朝日奈 「ドーナツが食べたい! 今日は作りたい気分!」

朝日奈 「どうせなら、いつも絡まない石丸辺りを誘ってみようかな」


―――――――――


朝日奈 「ねーねー、石丸。今暇してる?」

石丸 「む? 朝日奈くんか。今なら手は空いているぞ! 何か用かね?」

朝日奈 「だったらさ! 私と一緒にドーナツ作らない?!」

石丸 「ドーナツを? 君と僕とで?」

朝日奈 「そうだよ! えっと……家庭科の勉強! そう、料理の勉強しよう!」

石丸 「君が食べたいだけなのだろう? だが…ふむ。最近は、男も料理のひとつやふたつはできた方が良いと聴く」

石丸 「良いだろう! やるからには最高のドーナツを作ろうではないか!」

朝日奈 「やったー! じゃあ、ちょっと待ってて! 下準備してくるね!」

石丸 「うむ」


―――――――――


朝日奈 「お待たせー! はい、石丸は割烹着ね」

石丸 「エプロンではないのか」

朝日奈 「なんかさ、石丸はエプロンより割烹着って感じじゃない?」

石丸 「そうなのか?」

朝日奈 「うんうん」

石丸 「ならば割烹着を着用しよう」

朝日奈 「よーし! 卵とバターも良い感じだね! 作るよ!!」

石丸 「僕は何をすればいいのかね?」

朝日奈 「じゃあ、私が渡す物を混ぜて」

石丸 「承知した!」

朝日奈 「卵とお砂糖」

石丸 「うむ」

カツン
バシャ
サラサラ
ガシャガシャ

朝日奈 「牛乳、バター、バニラエッセンス」

石丸 「うむ」

ドバー
てろーん
ピャッピャッ
ガシャガシャ

朝日奈 「もう振るってあるから、薄力粉とか、ベーキングパウダーを、そのまま入れていいよ。今度はヘラでね」

石丸 「うむ」

バサー
サクサク

石丸 「む? 粘りが出て、重たくなってきたな」

朝日奈 「生地になってきたね! じゃあ、もう少し練ったら生地を一時間、冷蔵庫で寝かすからね」

石丸 「なかなか楽しいモノだな」

朝日奈 「んふふー。そうでしょ?」


―――――――――


朝日奈 「さー、成形していくよ!」

石丸 「手触りが気持ちいいな」

朝日奈 「ずっと触ってたくなるよねー」

石丸 「だが、食べ物だからな。控えないとな」

朝日奈 「……石丸さ」

石丸 「……」

朝日奈 「不器用だね」

石丸 「……」

朝日奈 「揚げようか」

石丸 「うむ」

シュワー

朝日奈 「きつね色になったら揚げてね」

石丸 「承知した!」

石丸 「……どうかね?」

朝日奈 「うんうん! 良い感じだよ!!」

石丸 「おおお! 実に美味しそうだな!」

朝日奈 「冷めたら食べて良いからね」

石丸 「うーん。待ち遠しいな」


―――――――――


朝日奈 「できたー!」

石丸 「素晴らしい! では、いただきます!」

朝日奈 「どうぞどうぞ」

石丸 「……っ! こ、これは!!」

朝日奈 「どうどう?」

石丸 「お、美味しい!!」

朝日奈 「でしょー!」

石丸 「君が毎日飽くことなく、ドーナツばかり食べていることに疑問を感じていたのだが……理解までは出来ないが、いくつか食べてしまう気持ちは理解できた」

石丸 「いくつか、兄弟と不二咲君への土産にしたいのだが、構わないかね?」

朝日奈 「いいよいいよ! 是非分けたげて!」

石丸 「ありがとう!! 朝日奈くんッ!」

石丸 「では僕は失礼する!」

朝日奈 「ばいばーい」


石丸と別れました。
舞園と合流します。

朝日奈 「ただいまー」

舞園 「お帰りなさい」

朝日奈 「舞園ちゃんは何してたの?」

舞園 「大和田君に、今晩のご飯の買い物に付き合ってもらいました。今日は私がみなさんに手料理を振舞っちゃいますよ!」

朝日奈 「ホント!? 楽しみ!」

舞園 「朝日奈さんは何をしてたんですか?」

朝日奈 「石丸を誘って、ドーナツを作ったよ! はい! 舞園ちゃんにもドーナツあげるね!」

舞園 「わぁ! ありがとうございます! 朝日奈さんのドーナツ大好きなんです!」

朝日奈 「食べながら次の行動決めようか」

舞園 「そうしましょう」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

舞園 「今度は一緒に何かしましょう!」

朝日奈 「いいねいいね! そうしよう!」

舞園 「二人で何かしますか? それとも、誰か誘いますか?」

朝日奈 「どうしようかなー?」


安価下で誰か誘うか否か。
誘う場合、相手を指定。
その2つ下で何をするか

朝日奈 「腐川ちゃん誘おうか」

舞園 「なら探しましょう」


―――――――――

朝日奈 「あ! 居た居た! 腐川ちゃ……」

腐川 「~~っ!!」ギロッ!

朝日奈 「ええぇ?」

舞園 「きっと、十神君ですね」

朝日奈 「あぁ……ストーキング中なのね……」

腐川 「な、何の用なのよぉ」

舞園 「私達と何かして過ごしませんか? っと、言いたいところですけど……」

腐川 「今、白夜様を見守っている最中よ! 見て解んないのぉ!?」

舞園 「ですよね」

腐川 「どどどうしても、あたしと居たいっていうんなら、白夜様を一緒に見守るのよ」

朝日奈 「えええっ」

舞園 「一日中ですか?」

腐川 「そうよ」

舞園 「なら、私は途中で抜けないとですね。ご飯作るので……」

朝日奈 「そんなあ!!」

舞園 「ごめんなさい。ところで、十神君は今、何をしてるんですか?」


安価下で十神がしていること

腐川 「苗木をずっとこきおろしてるわ」

舞園 「ええ?!」

腐川 「ズルい! 白夜様にあんなに構ってもらえるなんてぇぇえ!!」

朝日奈 「相変わらず歪んでる……」

舞園 「苗木君は何かしたんですか?」

腐川 「白夜様に話し掛けただけよ」

朝日奈 「あいつも、相変わらず理不尽だね」

舞園 「容赦ない十神君の言葉に、苗木君の顔から疲労の色が見えます……」

朝日奈 「どれ位ああしてるの?」

腐川 「十分程かしら……?」

朝日奈 「うへぇ…てかさ、十神の奴、それで暇潰してるんじゃないの?」

腐川 「そんなの、あたしがいくらでもお相手するのに!!」

舞園 「あ、満足したみたいです」

苗木 「はぁー……あれ? 珍しい組み合わせだね。……もしかして観てたの?」

朝日奈 「私達と舞園ちゃんは途中からだけどね」

舞園 「大丈夫ですか? 苗木君」

苗木 「ありがとう、舞園さん。ちょっと部屋で落ち込んでくるよ……」

舞園 「心配です」

朝日奈 「苗木なら大丈夫だよ。前向きが取り柄だからさ」

腐川 「あ、白夜様も動くわ! ど、どきなさいよ! 見つかるじゃない!」

舞園 「今度はどこへ行くんでしょうか?」


安価下で十神が向かう場所指定
その下で十神が何をするのか指定

することが決まったので、今回はここまで

舞園 「図書室ですか。十神君らしいですね」

腐川 「ここに来たら、白夜様は数時間は動かないわ」

朝日奈 「だろうね」

舞園 「でも、腐川さんに付き合うのが、今の私達がしなければならないことです」

朝日奈 「気が重くなるよー」

腐川 「むしろ、あたしと白夜様の二人きりの時間を邪魔してんのよ! あんた達!」

朝日奈 「舞園ちゃん、私、腐川ちゃんが言ってることの意味が解らないんだけど、おかしいかな?」

舞園 「腐川さんの言葉の意味は、解らなくもないですけど、すくなくとも、朝日奈さんの反応は正常そのものですよ」


―――――――――


朝日奈 「ホントに動かない……代わり映えのない光景を長時間見続ける苦痛……ううう…動きたいぃ」

舞園 「そろそろ私は抜けますね。朝日奈さん、後はお願いします」

朝日奈 「あいあいさー」

腐川 「ふん。ひとり消えたわね」

朝日奈 「腐川ちゃんさー、楽しい?」

腐川 「楽しいわ。あんたが居なくなれば、もっと楽しいけどね」

朝日奈 「あーそう」

朝日奈 「……屈伸だけでもしようかな」


―――――――――


朝日奈 「ちょっと飲み物取ってくるね」

腐川 「だ、だったら、白夜様のも用意しなさいよ」

朝日奈 「腐川ちゃんが用意すればいいじゃん」

腐川 「あ、あたしだと、飲んで下さらないのよ……」

朝日奈 「なんか、切なくなったんだけど……」

腐川 「あんたに同情なんかされたくないわよ!」

朝日奈 「舞園ちゃーん! ちょっと飲み物もらいに来たよー」

舞園 「あ、朝日奈さん。どうですか? 動きはありましたか?」

朝日奈 「ない」

舞園 「やっぱり……」

朝日奈 「後何時間ああしてなきゃならないんだろ…てあ! ハンバーグだぁ!! 楽しみだなぁ!」

舞園 「朝日奈さんのにも、サービスしちゃいますから、頑張って下さい」

朝日奈 「ガンバるーっ!!」


―――――――――


朝日奈 「はい、腐川ちゃん」

腐川 「な、何よぉ……」

朝日奈 「お茶どうぞ」

腐川 「は? た、頼んでないわよ!」

朝日奈 「水分摂らなきゃ倒れちゃうよ。まあ、飲む飲まないは自由にどうぞ。勝手に渡しとくから」

腐川 「……」

朝日奈 「十神にコーヒー渡して来るね」

腐川 「……」


―――――――――


朝日奈 「ん」カシャン

十神 「……頼んでいないぞ」

朝日奈 「腐川ちゃんに頼まれたんだよ。私だって仕方なくなんだからね」

十神 「俺は飲まんぞ」

朝日奈 「どっちだっていいですよーだ!」


―――――――――


腐川 「あ…朝日奈……」

朝日奈 「あ、飲んだんだね」

腐川 「あ、ありが、とう」

朝日奈 「……」ニヤニヤ

腐川 「なによぅ! その顔おぉお! ば、バカにしてるんでしょお!」

朝日奈 「違うよ! 可愛いなって思っただけだよ!」

腐川 「ほらっ! バカにしてるんじゃない!!」

朝日奈 「なんでそうなるの!?」

舞園 「ご飯の用意ができたので、呼びに来ました」

朝日奈 「うわーん! 救いの女神様!! さやか様!!! あれ? さくらちゃんも一緒だ!!」

大神 「舞園に頼まれたのだ」

朝日奈 「頼まれた?」

大神 「十神」

十神 「今度は大神か? 一体何だ、邪魔をする……」

ヒョイッ

十神 「なっ!?」

腐川 「白夜様!?」

大神 「夕食に向かうぞ」

十神 「降ろせ!! 俺は食わん!!」

舞園 「さ、腐川さんも行きましょう」

腐川 「白夜様が……一緒なら……」

朝日奈 「さくらちゃんが一緒だったのは、十神強制連行の為だったんだね」


―――――――――


大神 「待たせた」

十神 「ただでは済まさんぞ、大神……」

大神 「いつでも相手になろう」

大和田 「遅ーぞ!! 飯が冷めっだろが!」

朝日奈 「もうみんな集まってんだね!」

江ノ島 「早くしてよねー。お腹空いてんだからさー」

不二咲 「朝日奈さん、ドーナツありがとう!」

大和田 「お、そうだそうだ。美味かったぜ!」

石丸 「あの後、ふたりに渡したら、この通り喜んでくれたのだ! 改めて御礼を言わせてもらうぞ! ありがとう!」

朝日奈 「良かった良かった! また作ろうよ!」

石丸 「うむ!」

山田 「それにしても、大和田 紋土殿と、朝日奈 葵殿の分だけ、なにやら特別っぽいですなー」

舞園 「大和田君は、お買い物を手伝ってくれたからで、朝日奈さんも、私がご飯作るのに、用事を肩代わりしてくれたからです」

桑田 「そんなん、オレに頼んでくれりゃあいいのによー」

舞園 「じゃあ、今度はお願いしますね」

桑田 「おお?! マジかよ! お願いされちゃう!」

霧切 「これだけの量、大変だったんじゃない?」

舞園 「どれだけ手際よく準備できるか、挑戦してみました。結構楽しかったですよ」

舞園 「それじゃあ、待たせるのもなんので、いただきます!」

全員 「いただきます!」

苗木 「ん! 美味しいよ、舞園さん!」

戦刃 「味付けと焼き加減もバッチリ」

江ノ島 「どんだけ男落としたいんだよ! 料理も作れるアイドルとか、高感度アゲがヤバ過ぎ!! つか、アタシの嫁になって!」

舞園 「ありがとうございます!」

大和田 「オムライスもウメーな」

朝日奈 「目玉焼きがいい焼具合で、ハンバーグと合う!!」

腐川 「そつなく何でもこなせるなんて、不公平だわ……!」

葉隠 「スープのおかわりってあるん?」

舞園 「ありますよ」

大神 「我もいただこう」

セレス 「悪くありませんわ」

十神 「……」


―――――――――


腐川 「白夜様は部屋に戻られたわ」

朝日奈 「じゃあ、これで十神のストーキングは終わりだね」

舞園 「それじゃあ、今日はここで解散ですね」

朝日奈 「おやすみー」

舞園 「おやすみなさい、ふたり共」


次の日の合流に移ります。


―――――――――


朝日奈 「おっはよー! 舞園ちゃん!」

舞園 「おはようございます、朝日奈さん」

朝日奈 「今日はどうしようか?」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

遅くなってごめんなさい




舞園 「別に行動しましょう」

朝日奈 「今度は私からでいい?」

舞園 「どうぞ!」


安価下で過ごす相手指定
その2つ下で何をするか指定

朝日奈 「霧切ちゃんを誘おうかな!」

朝日奈 「コスプレ? ってやつだっけ? 霧切ちゃんにしてもらいたい気分! 山田じゃあるまいし、何でだろー?」


―――――――――


朝日奈 「霧切ちゃーん!」

霧切 「朝日奈さん、何か用?」

朝日奈 「霧切ちゃん、コスプレしよう!!」

霧切 「……」

朝日奈 「ああっ! 無視して立ち去ろうとしないで!!」

朝日奈 「お願い! 霧切ちゃんとコスプレしないといけないんだよぉ!!」

霧切 「なぜ私なの?」

朝日奈 「理由は訊かないでー!」

霧切 「泣かないで……」

霧切 「……解ったわ、少しだけよ」

朝日奈 「うんうん! 霧切ちゃん大好き!!」


安価下で霧切の衣装
その1つ下で、朝日奈の衣装
版権の場合、検索かけやすいように、タイトルとキャラクター名を明記

http://i.imgur.com/aL4RcNF.jpg
ナース服はどのタイプがいいですか?

ネタになりやすいというか話を作りやすいのでいいんじゃないですかね

1とか

絵上手っ

1で

>>62>>63
御協力ありがとうございます!1の服で進めます!

朝日奈 「霧切ちゃに……このピンクのナース服!!」

霧切 「……随分と丈が短いようだけど…?」

朝日奈 「霧切ちゃんの魅惑の脚を、存分に引き立てるには、やっぱりこれ位短くないと!!」

朝日奈 「何より、動きやすい!!」

霧切 「後半はあなたらしいけど、前半はキャラが崩壊しているわよ……」

霧切 「朝日奈さんも、何か着るのよね?」

朝日奈 「ん?」

霧切 「当然、するのよね? コスプレ」

朝日奈 「何のことかな?」

霧切 「あなたには、ゴスロリ服を着てもらいましょうか」

朝日奈 「私はいいよ! 肌黒いからゴスロリなんて似合わないよ!」

霧切 「そんなことはないわ! セレスさんにメイクと髪型をセットしてもらいに行くわよ!」

朝日奈 「なんか霧切ちゃんが張り切ってるよー」


―――――――――


セレス 「朝日奈さんのメイクと、髪型のセットですか?」

霧切 「そう、ゴスロリに関してならば、あなたが適任だと思ったのだけど…頼めるかしら?」

セレス 「任せて下さい」ニコッ

朝日奈 「あばばばば」

朝日奈 「ううう…普段こんな服着ないから恥ずかしいよう」

霧切 「素晴らしいわ!!」

セレス 「朝日奈さんの健康的な肌を生かした衣装を見立ててみました」

セレス 「大変発育のよろしい胸を強調する為、コルセットを着用し、肩口の見えるパフスリーブになった、スカート丈の長い、上品なデザインのワンピースを選び、髪も巻いて、ヘッドドレスはフリルとリボンがあしらわれたものにしました」

朝日奈 「セレスちゃんが満足そうな顔してる」

朝日奈 「あ、霧切ちゃんもナース服着てる! すっごい似合ってる!! 何だろう、ちょっと変な気分になる…踏まれたい!! 太腿に挟まれたい!!」

朝日奈 「はっ!! >>1の気持ち悪い気持ちを私に代弁させないでよー!!」

霧切 「朝日奈さん……?」

セレス 「どうしたのですか?」

朝日奈 「うう、ふたりの視線が冷たいよぉ」

朝日奈 「……あ、どうせなら写真撮ろっか! セレスちゃん、撮って撮って!」

セレス 「さっきまで恥じらっていたのに、えらく早い気の変わり様ですわね……カメラはお持ちですの?」

朝日奈 「あ……持ってない」

霧切 「不二咲君、苗木君、山田君辺りが持っていそうね」

朝日奈 「苗木はしょっちゅう購買でガチャガチャして、変なのたくさん持ってるもんね。ちょっと苗木に借りて来るよ!」


―――――――――


朝日奈 「ただいまー!」

霧切 「早かったのね」

朝日奈 「直ぐに見つかったんだ! 私の格好に驚いてたよ!」

セレス 「そうでしょうね」

朝日奈 「セレスちゃんお願い!」

セレス 「後で紅茶をお願いしますね」

朝日奈 「あ、はい」

セレス 「では、ベッドに上がって下さい」

朝日奈 「? うん」

セレス 「霧切さん、朝日奈さんの腰に手を回して下さい」

朝日奈 「え?」

霧切 「解ったわ」

セレス 「朝日奈さんは霧切さんの太腿に手を添えて下さい」

朝日奈 「待って! 恥ずかしい!!」

霧切 「朝日奈さん、早く。終わらないわ」

朝日奈 「うわわっ! そんな無理やり!! 顔近い!!」

セレス 「撮りますよ」

パシャ

セレス 「終わりましたよ」ニコッ

霧切 「もう、戻って良いかしら?」

朝日奈 「あ…ありがとうございました……」


霧切、セレスと別れました。
次は舞園のターンです。
安価下で過ごす相手を指定
その2つ下で何をするか指定

舞園 「今日は天気が良いですし、お散歩がしたいですね」

舞園 「ちょっと苦手で避けてましたが、桑田君とゆっくりと話をしてみましょう」


―――――――――


舞園 「おはようございます、桑田君」

桑田 「お、おっはよっス! 舞園ちゃん! なになに?! オレに何か用?!」

舞園 「一緒にお散歩でもしませんか?」

桑田 「舞園ちゃんと散歩!? 行く行く! マキシマムにテンションアガるぅ!!」

舞園 「じゃあ、行きましょうか」


安価下で桑田に振る話の内容

舞園 「ふたりで話すのって、あまりないですから、今日はゆっくりとお話しましょう」

桑田 「おう! もう何でも話しちゃうぜ!」

舞園 「じゃあ、ひとつ聞きます。桑田の夢って、結局はなんですか?」

桑田 「夢ェ? そりゃあもう、女にモテそうなヤツなら何でも……」

舞園 「……まだ私達は学生です。その間は時間があります。だから、今はひとつに絞れとは、言いません」

桑田 「あ?」

舞園 「それでも、何か一途になれるモノはないんですか? そんな浮ついた夢でもない夢ばかりを軽く口にするのが、信じられません」

桑田 「ハァー……説教かよ。 オメーは最初っからアイドルになりたいからなった。それは決断と実行が早かっただけの話だろーが」

舞園 「そうですね。なりたいと思ってからの私の行動は早かったです。桑田君は……野球じゃダメなんですか? 本当にモテる為だけに、野球を選んで、その場限りで捨てられるモノだったんですか?」

桑田 「うるせーな……黙れよ」

舞園 「黙りません! 桑田君の、本気の夢を聞くまでは!」

桑田 「何なの? 何でオレの夢如きにムキになっちゃってんの? アホらし……」

舞園 「これ以上、嫌いになりたくないからです」

桑田 「つまりは、オレを嫌いなんだな。知ってたけど」

桑田 「オレも、舞園が無理して愛想振りまいてんの、苦手だったんだよな」

舞園 「そうですか」

桑田 「そんなに聞きてーんなら、キスしてみろよ」

舞園 「……え?」

桑田 「アイドルとしての自分を大事にしてるオメーにゃ無理だろ。じゃあな、もう戻るわ」

舞園 「ちょっと……考えさせて、下さい……」

桑田 「はぁ!? 悩む必要ねーだろっ!! オメーアホだろ!! アホアホ!」

舞園 「そうですね、アホですね……でも、このままにしておくのも、嫌なんです」

桑田 「声も体も震えてるクセに、よく言うわ」

舞園 「演技もできるアイドルの看板、降ろさないといけませんね……」

桑田 「……」

桑田 「……もういいよ。話してやるよ」

舞園 「え?」

桑田 「最近マジで悩んでたけど、今の舞園みてたら、ちょっと道決められそうだわ」

桑田 「ダセーダセーと思ってきたけど、決まりが悪い方がダセーよな」

桑田 「……オレ、野球続けることにするわ」

舞園 「それって……」

桑田 「でも、歌もやめねー」

舞園 「へ?」

桑田 「オレってば欲張りだから、やっぱひとつは無理。でも、どっちも両立させる自信も気力もあるぜ! 何せオレは天才だからな!!」

舞園 「……」

桑田 「納得いかねーって顔だな。本気だぜ
?!!」

舞園 「ふふ……解りますよ、だって、あんなに否定していた野球を続けるって言ったんですから。それと、納得いかないんじゃなくて、呆気にとられちゃっただけです」

舞園 「ちょっと優柔不断ですけど、その方が、桑田君らしいですね。……少し、桑田君を理解できました」

桑田 「あっれー? 明らかに褒めてねーよな」

舞園 「そんなことはないですよ? ……握手、してもいいですか?」

桑田 「何でよ? 嬉しいけど」

舞園 「友好の証です」

桑田 「……」

ギュッ

桑田 「さすがに、このまま繋いで帰るアウトだよなー?」

舞園 「ごめんなさい」

桑田 「しゃーねーよな。ま、戻ろうぜ」

舞園 「はい」


桑田と別れました。
朝日奈と合流します。

舞園 「戻りました」

朝日奈 「おかえりー! 何してたの?」

舞園 「桑田君と散歩です」

朝日奈 「桑田と!? 大丈夫だったの?」

舞園 「酷い言われようですね。夢の話をしただけですよ」

朝日奈 「あいつ夢あるの?」

舞園 「ふふっ。朝日奈は何をしてたんですか?」

朝日奈 「霧切ちゃんと…コスプレ」

舞園 「見てみたかったです」

朝日奈 「ダメダメ! なしなし!」

舞園 「写真あるんですね? 霧切さんに聴いてみましょう」

朝日奈 「ダメだってばー!!」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

朝日奈 「今度は一緒に何かしよう!」

舞園 「そうですね。誰か他に誘いますか?」

朝日奈 「どうしようかなー?」


安価下で誰か誘うか否か。
誘う場合、相手を指定。
その2つ下で何をするか

苗木とちーたんってあり?
なしなら苗木

>>79
複数人有ですよ!

舞園 「七海先輩を誘ってみましょう」

朝日奈 「あ、あのいつも眠そうにしてて、ゲームの達人の先輩だね!」

舞園 「ミステリアスな方なので、どういった方なのか、この機に知っておこうと思います」


―――――――――


舞園 「こんにちは、七海先輩」

七海 「………んー? 君は確か……舞園 さやかさん?」

舞園 「私達と一緒に遊びませんか?」

七海 「……うん……でも、ちょっと…待って」

朝日奈 「なんか邪魔しちゃったかな」

舞園 「みたいですね」

七海 「……そんなことは……ないよ……よしっ」

七海 「何して遊ぼうか?」

朝日奈 「七海先輩は何したい?」

七海 「…………アイドル…水着…海」

舞園 「アイドルはアイドルでも、それはグラビアアイドルでは……まあ、水着撮影ありますけど」

朝日奈 「海! いいねー!!」

七海 「うん、海に行こう」


―――――――――


朝日奈 「ひゃっほー!! 海だよ! 海! 海が私を呼んでいる!!」

舞園 「さすが《超高校級のスイマー》だけあって、テンション高いですね」

七海 「……ボードゲーム持ってきたんだけど…要らないかな?」

舞園 「気になっていた荷物は、ボードゲームだったんですか!?」

朝日奈 「えぇえ!! 海に来てボードゲーム!?」

七海 「ごめんなさい」

朝日奈 「いや、ま、待ってて! 人泳ぎしたら戻るから!!」

舞園 「じゃあ、私達はパラソルや敷物敷いたりして、準備しましょうか」

七海 「……うん。やっぱり海でボードゲームはやらないのかぁ…はぁ…」

舞園 (七海先輩は変わった人みたいですね)


―――――――――


朝日奈 「ごめんねー! でも気持ちよかった!!」

舞園 「せっかくの海ですから、泳いで楽しめたなら、なによりです」

七海 「じゃあ、はじめようか」


勝敗をコンマで判定
高ければ高い程良し!
>>84七海(ゲーマー補正で+20)
>>85朝日奈
>>86舞園


人生ゲームは片手でも余るくらいしか、したことない。

間違えた!申し訳ないです!
七海>>86
朝日奈>>87
舞園>>88

マスに命令とかあるのかな

七海 「ルーレット回すだけだから、ほとんど運だけど、何とか勝てたよ」

朝日奈 「借金まみれで終わったぁ……葉隠の気分を味わったよ」

舞園 「朝日奈さんは借金苦の人生でしたね。私と七海さんは割と淡々とした人生でしたけど」

七海 「特別な職に就くでもなく、株で儲けるとか、結婚することも無かったね」

朝日奈 「……何で浜辺で人生ゲームしてるんだっけ?」

舞園 「七海先輩の提案で来たんですよ」

朝日奈 「そうだった。どうする? 罰ゲームする? 負けたの私だけどさ……」

舞園 「わざわざ自分から言い出すあたり、律儀ですね」

朝日奈 「聴いた方がいいと思って」


罰ゲームする?しない?安価下で決定



>>86
人生の道が書かれていて、指令によっては、ルーレットで色々決まる…こんな感じだったはず

舞園 「じゃあ、折角なので、しましょうか」

七海 「誰が決めるの?」

朝日奈 「先輩が一抜けなんで、先輩どうぞ」

七海 「んー……」


安価下で罰ゲームの内容

ドラクエ、アプリの無料DL時期に落とした、1しか……1で進めます。
3は友達に借りて、最初の村を出て、北の方の洞窟抜けた辺りで返したくらい、RPG苦手なんです。体たらくな>>1で申し訳ないです。

何事も向き不向きがあるからしかたねーべ
俺はRPG好きだけど、売れててネットでも絶賛されてるRPGやったら序盤で飽きて放置してる

>>1頑張り過ぎぃ!
ゲームの内容なんて適当で良いんやで

>>99
このゲームのこのシーン!みたいなのがあった方が良いかなーと、個人的には思うので…

次の投下は二日後になりそうです、ごめんなさい

>>97
自分、得意なゲームがある訳でもないんですよね。パネポンがマシなくらいで


書き溜めあまりないですが、投下しておきます。

七海 「なら……ドラクエを1作、クリアしてもらおうかなぁ」

朝日奈 「ゲーム…だよね? RPGってヤツ」

七海 「そう、有名なゲームだよ」

朝日奈 「私、ゲームなんて普段しないから、クリアなんて無理だよー!!」

七海 「大丈夫。私がサポートするから」

舞園 「口を出したいだけでは?」

七海 「……バレた?」

舞園 「バレバレです。しかも、罰ゲームなのに、教えたりしたらダメじゃないですか?」

朝日奈 「とりあえず、帰んなきゃできないよね」

七海 「帰ろうか」


―――――――――


七海 「はい、FC」

朝日奈 「初めて見る機械だ」

舞園 「私も初めて見ます」

七海 「こうして忘れられて行くのは、寂しいね。で、これがソフト。今とは全然違うでしょ?」

朝日奈 「箱みたいなんだねー」

七海 「じゃ、始めよっか。えい」

ガチャン

朝日奈 「ボタンじゃなくて、スイッチみたいなんだ!?」

七海 「はい、コントローラー」

朝日奈 「あ、どうもです」

舞園 「コントローラー、それぞれデザインが少しちがいますね」

七海 「2コンはマイクが付いてるんだ。アー、アー」

テレビ 「アー、アー」

朝•舞 「へー!」

七海 「じゃあ、スタートボタンを押してみて」

朝日奈 「これかな?」

朝日奈 「あ、名前だね。あ…お…い」

七海 「全部あ行だから、探す手間がないね」

舞園 「始まりました。人がたくさんいますね?」

朝日奈 「あれって人なの? 全体的に平べったいね」

七海 「ここはお城だよ」

舞園 「お城なんですか? むしろ、牢獄に見えますけど…」

七海 「まぁ、それは置いとこう。まず、少し歩いてみて」

朝日奈 「うん。……あれ? 横歩きしてる」

七海 「そうなんだ。初代は方向の概念がないから、話掛けるときも、方角を決めなきゃいけないんだ」

朝日奈 「へー」

七海 「誰かの前に立って、話掛けてみて」

朝日奈 「うん。ボタンはこれかな? あ、なんかいっぱい出てきた。コマンド?」

七海 「行動するのに、コマンドを入れなきゃダメなんだ。だから、話すを選択、話す相手の方角を選択って感じでね」

舞園 「手間ですね」

七海 「そこが初代の初代たる所以だと思うんだけどね」

七海 「じゃあ、とりあえず、FCはここまでにしようか」

朝日奈 「え? 何で?」

七海 「セーブがないんだ。 復活の呪文があるけど、間違えると……ね」

朝日奈 「どうなるの?」

七海 「知らない方がいいよ。それに、SFCの方が、難易度低いから、普段ゲームしない朝日奈さんにはこっちがいいと思うんだ」

朝日奈 「難易度違うんだ!?」

七海 「はい、SFC」

舞園 「さっきのは白と赤でしたけど、灰色なんですね」

朝日奈 「ちょっと分厚いね。ソフトも分厚くなってる」

七海 「じゃあ、始めようか」

ガチャン

朝日奈 「1、2? 1を選べばいいんだよね?」

舞園 「名前入力も、楽し気な音楽が流れてますね」

朝日奈 「あ、ちゃんとお城だ」

舞園 「大分進化しましたね」

七海 「ちゃんと方向の概念もあるよ」

朝日奈 「あ、本当だ。王様っぽい人に話掛けてみよう」

朝日奈 「ふんふん、ロトって人が世界を一度平和にしたけど、新しく現れた竜王が、光の玉と姫を奪っちゃったから、ロトの血をひいている勇者こと、私が取り戻すって話だね?」

七海 「うん」

舞園 「かなり王道な内容なんですね」

朝日奈 「宝箱だー! 120ゴールド、たいまつ、かぎ……?」

舞園 「微妙な感じですね。剣とかかと思いました」

七海 「しかもね、グラフィックでは勇者、甲冑を装備してるようにみえるけど、丸腰で、実際は一般人も同然な姿だよ、多分」

舞園 「王様、娘を助けてくれと頼んでいるにもかかわらず、120ゴールドですか……」

朝日奈 「拳があれば充分じゃない?」

七海 「……」

舞園 「……」

朝日奈 「ん? 私、何か変なこと言った?」

舞園 「朝日奈さんらしいと、思っただけですよ」

朝日奈 「なんか引っかかる言い方だなー」

大変長らくお待たせ致しました。
投下した後寝ますが、昼にまた再開します。

朝日奈 「お城の人達に話を聴いたから、外行こう!」

舞園 「直ぐ隣に町がありますね」

朝日奈 「なんかその下に、お城っぽいのがあるよ……まさか、あれが竜王の城!?」

七海 「そうなんだよね。スタート地点から直ぐ見える場所にあるんだ。挑発的だよね。支配されてる感があるともいえるけどね」

朝日奈 「乗り込めるじゃん!!」

七海 「色々事情や順序があるんだよ」

舞園 「冒険するゲームですから」

朝日奈 「うーん。……町に来たよ。あ、武器屋だ! 何か買えるかな?」

七海 「……朝日奈さんが何を買うか、大体予想はつくね」

朝日奈 「やっぱり攻撃力だよね! でも棍棒までのお金しかないや……」

舞園 「防御は頭になさそうですね」

七海 「まあ、遠出しなければまだ大丈夫だよ」


―――――――――


朝日奈 「あ、敵だ! こうげきを選べばいいんだよね!?」

七海 「まだ魔法は使えないからね」

朝日奈 「いくぞー!!」

ズバン!

朝日奈 「一撃だ!」

七海 「棍棒買ったからね。スライム、ベス、ドラキーまでなら一撃じゃないかな」

朝日奈 「よく解んないけど、ベスって、このさっきの青いのが赤くなったこれのこと?」

七海 「色だけじゃなくて、強さも違うから、経験値とゴールドも変わってるよ。同じ一撃で倒せるなら、ベスの方が少しお得だよね」

舞園 「名前や色が違うだけなのに」

七海 「色違いとかは、基本だね」


―――――――――


朝日奈 「三つの神秘の物ってなんだろう? っていうか、それが何で誰が持ってるのか教えてよー!!」

舞園 「お決まりっぽいですよね。具体的な内容は伏せて、進めたら答えが解るというのは」

七海 「道なりに進めたら会えるから、安心して。このゲームは変に難しい謎解きはないから」

朝日奈 「あれ? こんなところに人……?」

舞園 「しかも、洞窟にしては浮いた赤い絨毯が敷かれています」

朝日奈 「とにかく、目の前の竜を倒さないとね!」

七海 「倒したね」

朝日奈 「え!? お姫様がなんでこんなところに!?」

舞園 「竜王の城でなく、何故?」

朝日奈 「あ、断ってもループする」

舞園 「朝日奈さんがまさか、断る選択をするとは思いませんでした」

朝日奈 「やっぱり、やっておかないとね? おおっ! お姫様抱っこしてる!」

七海 「そのまま一緒に宿屋に行ってみるといいよ」

舞園 「なんとなく予想ができるのでいいです」

朝日奈 「このまま闘うのかなー?」

―――――――――


朝日奈 「助けたよ、王様!」

朝日奈 「お姫様が何かくれた」

舞園 「王女の愛って、何ですか?」

七海 「使ってみると解るよ。なるべくなら、フィールドに出てからかな」

朝日奈 「王様が教えてくれてた経験値が、王様にわざわざ会いにいかなくても、これでいつでも知れるようになるんだね」

舞園 「この方角はお城までの方角と歩数ですね」

七海 「王様の役目がセーブだけになっちゃったよね」

舞園 「レベルが上がったら来るようにって、出番を増やす為だったんですかね」


―――――――――


朝日奈 「変に難しい謎解きはないんじゃなかったっけ……?」

舞園 「洞窟の迷路で迷いましたね」

朝日奈 「敵も強いよぉ!」

七海 「マッピングすれば大丈夫だよ」

朝日奈 「そういうの苦手…マップになる気がしない」

舞園 「私が覚えますから、頑張りましょう!」

朝日奈 「がんばるぅ」

朝日奈 「来たね、竜王の城!」

舞園 「さすがに敵も強いですね」

七海 「でも、エンカウトはそこまでしないから、大丈夫だよ」

朝日奈 「あれが……竜王」

朝日奈 「私のような若者をまっていた? 味方になれば、世界の半分を私に? 要らないよ! 世界は自分で勝ち取るモノだよ!」

舞園 「朝日奈さんが言うそれはスポーツの話ですよね」

朝日奈 「よーし、竜王倒すよ!……あれ?」

七海 「真の姿で二戦目突入です!」

朝日奈 「聞いてないよー!」

七海 「聴かれてないもん!」

舞園 「七海さん、楽しそうですね」


―――――――――


朝日奈 「た、倒したぁぁああ!!」

七海 「おめでとう!」

舞園 「お疲れ様です!」

朝日奈 「あ、光の玉で世界が平和になったって」

朝日奈 「あ! 毒の沼地が花畑になってる!」

七海 「もう、歩き回ってもモンスターはでないよ。町を回ってみるのもいいと思うよ」

朝日奈 「おおー! みんな喜んでる! 世界は救われたんだね!」

舞園 「エンディングですね」

朝日奈 「私が王にならないかって…? おお! 治める国は自分で見つけたいって、カッコイイこと言ってる!!」

舞園 「その旅に、姫も同行したいと申し出されましたね」

朝日奈 「これも強制なんだろうなぁ」

姫 「そんなひどい……。」

七海 「御明察」

朝日奈 「ですよねー……ま、これで終わったんだよね! クリアできるとは思ってなかったよー」

舞園 「案外早く終わりましたね。もっとかかるのかと思っていました」

七海 「一番最初のタイトルだからね。けっこうあっさりした内容だったけど、どうかな? 楽しめた?」

朝日奈 「うんうん! 一人だと投げてたかもしんないけど、二人がいてくれたのもあってか、楽しかったよ!」

舞園 「楽しい罰ゲームで、良かったですね」

朝日奈 「やー、本当に、無茶振りな罰ゲームでなくて良かった!」


七海と別れました。

朝日奈 「無事にクリアできて良かったよー! 初のRPGクリアだよ!!」

舞園 「付き添いが私だけだと苦戦するところでしたけど、七海さんが着いてくれていて、良かったですね」

朝日奈 「うー……ゴメンね。普段ゲームなんてしないから、勝手が解んなくて手伝って貰っちゃって」

舞園 「ふふふ。気にしないで下さい。楽しかったですから」

朝日奈 「うん、ありがとね! 次決めようか!!」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

舞園 「一緒に行動しましょう」

朝日奈 「一緒にって多いね! 珍しい!」

舞園 「誰が誘いますか?」


安価下で誰か誘うか否か。
誘う場合、相手を指定。
その2つ下で何をするか

では、寝ます。安価がなければ、この下から>>114と同じ条件で安価をお願い致します。

再開!

朝日奈 「最近、セレスちゃんが何か悩んでるみたいなんだよね」

舞園 「そうですね。ポーカーフェイスが得意なセレスさんが、あんなに悩む様を隠せないだなんて、きっと彼女にとって深刻な悩みかもしれません」

朝日奈 「じゃあ、さっそく行ってみよう!」


―――――――――


セレス 「わたくしに悩み、ですか?」

朝日奈 「うん。最近何かあるんじゃないかと思って」

舞園 「微力ではありますが、私達で差し支えなければ、力をお貸ししますよ」

セレス 「……」


セレスの悩みを安価下

セレス 「わたくし、そろそろこのキャラに飽きてきてしまいましたの」

朝日奈 「ん?」

舞園 「あんなに設定を貫こうとしていたのに、あっさりとキャラ作りを認めましたね……」

セレス 「フランス貴族の父や、ドイツ人音楽家の母だなんて、高校生にもなって恥ずかしいことですわ」

セレス 「ですので、新しいキャラを一緒に考えて欲しいのですが」

朝日奈 「あれ? キャラ作りはやめないんだ!? 後、名前はそのままなの?」

舞園 「“高校生にもなって恥ずかしい”という言葉は何だったんでしょうか?!」

セレス 「つべこべ言わずに、良い案だせってんだよ!!」

朝日奈 「うーん。じゃあ」


一つ目の候補安価下

朝日奈 「 ちょっと前はよく聞いた単語で、よく意味は解らないけど、ヤンデレっていうのはどお?」

舞園 「セレスさんのヤンデレって危ない感じがします」

セレス 「では、手始めに……」

朝日奈 「ん?」

セレス 「朝日奈さん…わたくしという者がありながら、どうして舞園さんと一緒にいるのですか?」

朝日奈 「えっ!? どうしたの急に!?」

セレス 「どうしてわたくしではないのです? わたくしの方が、あなたを想う気持ちは上だというのに!」

朝日奈 「ちょっと、セレスちゃん、訳解んないよぉ!!」

セレス 「まだ間に合います…わたくしを好きだと言って……」

朝日奈 「ま、舞園ちゃん、助けてっ!!!」

セレス 「……どうしてあの女の名前を呼ぶのです? ……永遠に、あなたをわたくしのモノにしなくては……死んでください……」

セレス 「うふふ、朝日奈さん…朝日奈さんはわたくしのモノ…朝日奈さん、好きですわ…朝日奈さん」

朝日奈 「いやあああああ!!」

セレス 「……こんな感じですか?」

舞園 「怖過ぎです……」

セレス 「候補のひとつとして、考えておきます」

朝日奈 「自分で案だしといてアレだけど、無しだよー! 無し無し!! 怖いよ!」


二つ目の候補安価下

舞園 「安直に解り易い、方言キャラはどうですか?」

セレス 「どこぞの康比呂と被るではありませんか」

朝日奈 「WヤスヒロのW方言!」

セレス 「あ゛あ゛ん!?」

舞園 「困ったことに、>>1は方言に詳しくないので、御用、単純に間違いがあるかもしれません」

セレス 「なんを誰にしゃべっとーや?」

朝日奈 「とりあえず試すんだね」

セレス 「試さんことにはどこが良かちか解らんばってん」

舞園 「固定の方言ではないんですね」

セレス 「どこが良かろうもん?」

朝日奈 「どこって言われても……」

舞園 「呪文のような方言でなければ、どこでも構いませんよ」

セレス 「ほんなら、とりあえず保留にしとこか」


三つ目の候補安価下

朝日奈 「アイドルはどうかな?」

舞園 「今度は私と被ってますよ?」

セレス 「あえてキャラを被せにいくスタイルですか……アイドルキャラの表現はなかなか難しい気がしますが」

セレス 「舞園さんを真似ればいいのでしょうか? 《超高校級のアイドル》ですものね」

舞園 「それはただのパクりになりますよ」

セレス 「うふふ」

朝日奈 「舞園ちゃんを真似てるつもりなんだろうけど、セレスちゃんの笑みは、ちょっと黒いよ」

セレス 「次にあなたは『真似るなら完璧に真似て欲しいです』と言う!」

舞園 「真似るなら完璧に真似て欲しいです…はっ!」

セレス 「エスパーですから!」

朝日奈 「あんたら、楽しそうだね」

舞園 「有耶無耶になってしまってますよ」

セレス 「わたくしにもどうしようもないペロりん☆」

朝日奈 「澪田先輩の真似かな? あの人アイドルじゃないけど」

セレス 「違うポロりん☆」

舞園 「これ、元ネタ解る人いるんですかね……?」

セレス 「とりあえず、こんなところでしょうか。どのキャラが良いでしょうか?」



多数決3点先取でセレスのキャラ決定
1.ヤンデレ
2.方言
3.アイドル

1

男子の誰かを対象に…

>>132
そのつもりです…!

セレス 「……やはり、誰とも被らないキャラが良いでしょう」

朝日奈 「つまりは……」

舞園 「ヤンデレですか……これは厄介ですね」

セレス 「その対象がいなくては話になりません。ですので、わたくしの寵愛を受ける対象を選びます」

舞園 「そんなノリで良いんですか?」

セレス 「飽きたらやめれば良いのです」

朝日奈 「だ、誰が犠牲に……」


1.2、ゼロの男子限定で、セレスの寵愛を受ける相手を安価2つ下

セレス 「苗木君で遊びましょう。彼なら手頃なオモチャでしょう」

朝日奈 「苗木……強く生きて…!」

舞園 「セレスさんが飽きるまでの辛抱です…!」

セレス 「では、さっそく苗木君のところに出向きますわ。お二人共、ごきげんよう」

舞園 「……後を追いますか?」

朝日奈 「どうしようか」


後を追うか追わないか、安価下

朝日奈 「……追わないでおこう? こうなったのは私達の所為だし…観たくない…」

舞園 「……そうですね…ゴメンなさい、苗木君」

朝日奈 「次……どうしようか?」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行
折り合いを見て可能ならまた合流して安価です。

朝日奈 「じゃあ、久し振りに別で行動しよう!」

舞園 「では、先に朝日奈さんからどうぞ」

朝日奈 「いってきます!」


安価下で過ごす相手
その2つ下で何をするか
過ごす相手に苗木、セレスを選んだ場合、強制でセットで着いてきます。

朝日奈 「よぉし、石丸に決闘を申し込もう!」

朝日奈 「……なんの決闘だろう?」

朝日奈 「まあ、いっか! とにかく石丸のところに行って考えよう!」


―――――――――


朝日奈 「頼もう!」

石丸 「!? なんだね、朝日奈くん。元気なのは良いことだが、まるで道場破りでもするような掛け声だな」

朝日奈 「そうなんだ! 道場破りじゃないけど、石丸に決闘を申し込みに来た!」

石丸 「な、何っ!?」

石丸 「し、しかし、僕は君に決闘を申し込まれるような覚えがないのだが……」

朝日奈 「えっとぉ、えっとねー」

石丸 「何故君が悩むのだね?」

朝日奈 「えへへ、ちょっとタンマね!」


石丸に挑む理由を安価下
決闘の内容をその2つ下

朝日奈 「そう! 私のドーナツを、石丸が間違えて食べちゃったんだよ!」

石丸 「な、何!? い、いや、僕は確かに確かめて食べたはず……何かの間違いではないかね?」

朝日奈 (うん、だって嘘だからね)

朝日奈 「風紀委員の癖に、誤魔化す気!?」

石丸 「え? いや、待て! 朝日奈くん、話合おう!」

朝日奈 「問答無用! 勝負の内容は借り物競争だよ!」

石丸 「ぬぬっ?! 有無を言わさないつもりか!?」

朝日奈 「準備して来るね!」

石丸 「いきなり勝負を申し込んだ割には、無計画が過ぎるぞっ! 朝日奈くん!!」


―――――――――


朝日奈 「借りた物を持って、先にここに戻った方が勝ちだよ!」

朝日奈 「じゃあ、いくよ!」

石丸 「僕は納得していないのだが」

朝日奈 「構えて構えて! よーい、どん!」

石丸 「!! 素晴らしいスタートダッシュ! 流石、朝日奈くんだな!」

朝日奈 「よーし、私の借り物は…」

石丸 「僕の借り物は…」


>>153朝日奈が借りる物
>>154誰を訪ねるか
>>156石丸が借りる物
>>157誰を訪ねるか

安価ミスごめんなさい!


>>155朝日奈が借りる物
>>156誰を訪ねるか
>>158石丸が借りる物
>>159誰を訪ねるか

で、お願いします!

プロテイン1キロ

学園長

ksk

キャットドッグプレス

不二咲

朝日奈 「プロテイン1キロ! よーし、学園長を訪ねてみよう!」

石丸 「な…に? キャットドッグプレス……だと? そんな物を持っている生徒がいるなど……それより、なんのつもりで、朝日奈くんは借り物にこれを混ぜたりしたんだ!!」

石丸 「くっ…! とにかく、不二咲くんを訪ねてみるか」


―――――――――


朝日奈 「こんにちは! 学園長!」

学園長 「こんにちは、朝日奈君。急いだ様子だけど、どうかしたのかい?」

朝日奈 「お願いがあるんですけど、プロテイン1キロを貸して下さい!!」

学園長 「プロテイン1キロ?」


コンマ判定50以上で無事借りられる
00は100とする

安価下を入れるの忘れてました。ごめんなさい、この下安価で

学園長 「生憎と、私は持っていないな」

朝日奈 「うう、ありがとうございました! 失礼します!」

学園長 「彼女はいつも元気が良いな」


―――――――――


石丸 「不二咲くん!」

不二咲 「あ、石丸君! そんなに急いでどうしたの?」

石丸 「う…その、実に頼み辛いのだが……持っていて欲しくはないが、無いと今は困る……」

不二咲 「ど、どうしたのぉ? 顔が真っ青だよぉ?!」

石丸 「き、君は、キャットドッグプレスを…持っているかね?」

不二咲 「キャットドッグプレス……?」


安価下コンマ判定50以上で無事に借りられる

不二咲 「ああ、あるよぉ」

石丸 「んなっ!! ななななな!!??」

不二咲 「か、勘違いしないで欲しいんだけど、表紙だけ見て買ったら…な、中身が……し、知らなくて……」

石丸 「何故処分しないィィいぃ!!」

不二咲 「だって、こんな本処分してるところ、見られたくなくて…困ってる内に機会なくしちゃって……」

不二咲 「でも、どうして石丸君は、これが必要なのぉ?」

石丸 「……悔しいが、今はこれに頼らねばならんのだ……!!」

不二咲 「な、泣かないでぇ」

石丸 「今は急がねばならんのだ!! 理由は後で話そう!」

不二咲 「う、うん」

石丸 「後でこれは処分する」

不二咲 「う、うん。お願い……」

不二咲 「はぁ……おかずなくなっちゃったぁ」


コンマ高かったから、健全男子なちーたんで


―――――――――


朝日奈 「うーん…誰のところなら借りられるかなぁ」


勝利は石丸ですが、安価下で朝日奈が訪ねる相手

朝日奈 「やっぱり、さくらちゃんのところかな!! 買い置きがあればいいんだけど」

朝日奈 「石丸に先を越されないように、急がなきゃ!」


―――――――――


朝日奈 「さくらちゃーん!」

大神 「どうした、朝日奈。慌てているが、緊急な用事か?」

朝日奈 「緊急って訳じゃないけど、早くしないと……あのね、プロテイン1キロって、今ある?」

大神 「プロテイン1キロ?」


安価下コンマ50以上で無事借りられる

今回はここまで!再開は本日の夕方になると思います。

大神 「すまぬ、今プロテインは切らしてしまっているのだ」

朝日奈 「そ、そんなぁ」

大神 「今必要なのか?」

朝日奈 「ううん、これは私の闘い! だから、もう行くね! ありがとう、さくらちゃん!!」

大神 「う、うむ?」


―――――――――


朝日奈 「結局全滅だぁー!」

石丸 「遅かったではないか、朝日奈くん!」

朝日奈 「あ、石丸は借りられたんだぁ。何を借りてきたの?」

石丸 「う、うむ。キャットドッグプレスを、不二咲くんから借りてきたぞ」

朝日奈 「よりにもよってそれを引いたの? しかも不二咲ちゃんから!?」

石丸 「知らずに買ったと言っていたが……親友の言うことだ…信じねばな!」

朝日奈 「そうだよね、不二咲ちゃんだもんね?」

朝日奈 「はぁー…また負けた」

石丸 「またとは、どういう意味だね?」

朝日奈 「舞園ちゃんと、七海先輩とで、海で人生ゲームをしたんだけど、負けちゃって」

石丸 「それより、僕が君のドーナツを間違えて食べたという話だが……」

朝日奈 「あー、あれね! ゴメン! 嘘なんだ!」

石丸 「嘘!? 朝日奈くん! 君という人は!! 僕は必死に記憶を探っていたというのに!!」

朝日奈 「本当にゴメン! でも、私は石丸との決闘をやらなくちゃいけなくて!」

石丸 「今日の君の言動、僕にはさっぱり解らない」

朝日奈 「説明できないんだ」

石丸 「ふむ。嘘だと素直に明かしてくれた君を許そう。勝負も僕が勝った。後腐れなく終わりにしようではないか」

朝日奈 「ありがとう、石丸」

石丸 「うむ」

朝日奈 「じゃあ、私が負けたし、罰ゲームする?」

石丸 「ば、罰ゲーム?」


安価下、罰ゲームする?しない?

石丸 「後腐れなくと、言ったはずだが…」

朝日奈 「まあ、それは別で!」

石丸 「そうか…ならば……」


安価下で罰ゲームの内容

石丸 「……君は、算数からやり直すべきだな」

朝日奈 「ソウデスネ」

朝日奈 「でも、算数からやっても、新しい情報を入れた後、古い情報は次々忘れていく自信があるよ!!」

石丸 「威張れることでは全くないぞ!」

石丸 「集中する時間が短い! 何故十分も持たないのだ!?」

朝日奈 「運動の時は集中できるんだけどなぁ」

石丸 「ならば、試しに反復横跳びでもしながら、歴史を学ぶぞ! 僕が言う年号から、出来事を述べよ!!」

朝日奈 「そういうことじゃないよ!! そういう意味じゃないから!!」


なんとなく盛り上がったようで、疲弊したような後、石丸と別れた。

舞園 「さあ、私もそろそろ動かないとですね!」

舞園 「誰と何をして過ごしましょうか」


安価下で過ごす相手指定
その2つ下で何をするか

舞園 「アイドルといえど、オールマイティにことをこなせなければ、この先の道はないかも知れません!」

舞園 「戦刃さんと一緒に、笑い…コントを極めましょう!」

舞園 「>>1が息をしていませんが、知ったことではありません! 酷いことになっても>>1の所為です!」

舞園 「私は、悪くない!!」


―――――――――


舞園 「戦刃さん」

戦刃 「舞園さん……どうしたの? 怖い顔、してるけど……」

舞園 「私とコンビを組みましょう!」

戦刃 「コンビ?」

舞園 「お笑いの!」

戦刃 「お笑いのコンビ?」

舞園 「はい!」

戦刃 「え?」

舞園 「はい?」

戦刃 「急にどうして?」

舞園 「私の魂が、戦刃さんと頂点を目指せと叫ぶからです!!」

戦刃 「……自棄になってない?」

舞園 「私はやります!!」

戦刃 「重症だ…」

戦刃 「……解った。一度だけ、組んであげる。そうしたら、落ち着く?」

舞園 「ありがとうございます! 戦刃さん!」

舞園 「火傷するなら、ふたりの方が、まだ軽症で済みそうです!!」

戦刃 「あー……そういう…?」

舞園 「やっぱり、先ずはコンビ名ですね!」

戦刃 「うーん…普通に、ふたりの名前を合わせたので……良いんじゃないかな?」

舞園 「“さやかむくろ”とか“むくろさやか”みたいな感じですか? そういえば、私達、下の名前がひらがなですね」

戦刃 「ひらがなコンビ」

舞園 「それを踏まえると、良いコンビ名かもですね! 語感の良さは“むくろさやか”ですね!」

舞園 「じゃあ、次はネタですね。テーマを決めましょう」


コントのテーマを下3位までお願いします。
どうなっても物は投げないで下さいお願いします許してください

舞園 「どうもー、むくろさやかでーす」

戦刃 「“デュエルという戦場へアイドルは立つ”」

戦刃 「舞園さん、私、デュエリストを目指そうと思う」

舞園 「また唐突ですね。デュエリストって、カードゲームを嗜む人のことですよね?」

戦刃 「うん。戦場で培った戦略は、カードゲームでも応用が利くんじゃないかと思って」

舞園 「攻撃や守り、罠をはる、相手の手札を推測するなど、確かに近い物はあるかも知れませんね」

戦刃 「そうなんだ。舞園さん、デュエル、しよう」

舞園 「!! 私がデュエリストだと、どうして解ったんですか……?」

戦刃 「戦場に立つ私だから解る…舞園さん、あなたは強いデュエリストだ」

舞園 「ふふふ、まさか、デュエリストとしての顔を見抜かれるとは、思いませんでした」

戦刃 「さあ、闇のゲームを始めよう」

舞園 「闇のゲームはやめましょう」

戦刃 「……言いたかっただけなんだ」

舞園 「気持ちは解りますけどね」

戦刃 「そういえば……昔の遊○王の主人公の声、苗木君に似てるよね」

舞園 「苗木君の声といえば、狛枝先輩も似てますよ。あの作品で例えたら、苗木君が表で、狛枝先輩が裏って感じでしょうか?」

舞園 「狛枝先輩なら、闇のゲーム始められそうですよね」

戦刃 「……デュエルする話じゃなかった?」

舞園 「デュエルしますか? しちゃいますか?」

戦刃 「うん。しよう」

舞園 「本当にしちゃうんですか?」

戦刃 「しよう」

舞園 「泣いたってしらないですよ?」

戦刃 「泣かない」

舞園 「私の強さに、恐れ戦くといいです!」

戦刃 「あなたを倒して、アイドルの頂点に立つ!!」

舞園 「アイドルの話でしたっけ?」

戦刃 「内緒にしていたけど、アイドルを目指してる」

舞園 「掛かって来なさい! 返り討ちにしてくれます!!」

舞園 「あ、そうだ、戦場って『いくさば』とも読みますよね。戦刃さんと同じですね」

戦刃 「私は戦場に立つために、産まれたのかも知れない」

舞園 「名は体を表すって言いますもんね。このデュエルも宿命だったんですね」

戦刃 「だから舞園さやか、覚悟!」

舞園 「そういえばね?」

戦刃 「始めないんかい!」

舞園 「ありがとうございましたー!!」

舞園 「……私が穢されました。なんて酷い…これをコントだなんて……」

戦刃 「御免なさい」

舞園 「違います!! 戦刃さんの所為じゃありません! 悪いのは……奴です!」

戦刃 「??? どこを見てるの?」

舞園 「付き合わせて御免なさい、戦刃さん」

戦刃 「ううん。出来はアレかも知れないけど、楽しかった」

戦刃 「気に病まないで」

舞園 「うぅ、ふうぅぅうっ」


舞園は泣きながら戦刃と別れました。
朝日奈と合流します。
次で最後の行動です。


結局ネタ考えらんなかった。申し訳ないです。

舞園 「疲れました……」

朝日奈 「ど、どうしたの!? 酷い顔だよ?!」

舞園 「理由は聴かないで下さい! 次に行きましょう!!」

朝日奈 「えええ!?」


二人が行動を共にするかしないか、安価下で指定
行動を別々にする場合、コンマ1~50で朝日奈先行、51~00で舞園先行

いや、面白かったよw

舞園 「一緒にいて下さい!!」

朝日奈 「わわっ! そんな必死の剣幕で縋るほどの何かがあったの!?」

朝日奈 「解ったよ。一緒に何かしようね」ナデナデ

朝日奈 「誰か誘っちゃう? 何しようかー?」ナデナデ


安価下で誰か誘うか否か。
誘う場合、相手を指定。
その2つ下で何をするか


>>191
あなたが神か!!

舞園 「苗木君…」

朝日奈 「ん?」ナデナデ

舞園 「苗木君も誘って、三人でお出かけしましょう……」

朝日奈 「そうだね。どこかお出かけして、気分変えちゃおう!!」


―――――――――


朝日奈 「なーえぎ!」

苗木 「あ、朝日奈さん…どうしたの?」

朝日奈 「あれ? 苗木もなんか疲れてる?」

苗木 「それが……ううん。何でもないよ」

朝日奈 (!! 忘れてた! セレスちゃんのことだ!! ごめん苗木!!)

朝日奈 「あ、あはは。あのさ、苗木。苗木が良ければだけど、私と舞園ちゃんと一緒に、どっか出かけない?」

苗木 「え!」

朝日奈 (目が輝いてる!?)

苗木 「い、行こう! 今の内に!!」

朝日奈 「解ったから、ちょっと、押さないでよ!」


―――――――――


苗木 「……舞園…さん?」

舞園 「はい!」

朝日奈 「スゴいよね! お化粧上手!! 目の書き方とかでこんなに変わるんだってね!」

舞園 「泣いて酷い顔だったので、それも隠しました」

朝日奈 「芸能人は大変だね」

苗木 「どこに行くの?」


安価下で出掛ける場所指定

舞園 「水族館に行きませんか?」

朝日奈 「あ! 良いねー! 大好きだよ、水族館!」

苗木 「朝日奈さんらしいね」

朝日奈 「決まったし、行こう! 直ぐ行こう!!」

苗木 「わわっ、朝日奈さん、押さないでよ!」

舞園 「ふふふ、ちょっと元気が出てきました」


―――――――――


朝日奈 「バスって、遠征と修学旅行くらいでしか乗ったことないから、遊びでバス乗るってワクワクするー!」

舞園 「すでに楽しそうですね、朝日奈さん」

苗木 「朝日奈さんのお陰で、少し不安が飛んだよ」

舞園 (セレスさんのこと……ですよね、きっと……)


―――――――――



朝日奈 「うわぁ! いいなぁ! 気持ち良さそー!!」

朝日奈 「私も泳ぎたーい!!」

苗木 「イキイキしてるね、朝日奈さん」

舞園 「無邪気で可愛いです」

朝日奈 「あ、イルカのショーがあるって! まだ時間あるね! 後で行こう?!」

朝日奈 「クラゲって、どういう仕組みで生きてるんだろー?」

舞園 「色付きのライトに照らされていると、綺麗ですね。ちょっとステージっぽいです」

苗木 「舞園さんらしい発想だね」

朝日奈 「あ、水中ライブって、面白そうじゃない?」

舞園 「私たちが立つステージの周りだけ水槽にすれば、それっぽく見えますよね」

舞園 「でも、朝日奈さんの場合は、泳ぐ意味合いで言ってますよね」

朝日奈 「うん! 観てみたいなー」

苗木 「……無理だよ、普通は」

朝日奈 「特訓だよ、特訓!! 今度一緒に長く潜る練習しよう! 舞園ちゃん!」

舞園 「朝日奈さんの中では、もう水中ライブが始まってるようですね」

苗木 「イルカって頭いいよね」

朝日奈 「人間的な行動もするらしいからね! あ、始まるよ!」

舞園 「わあっ! スゴイジャンプ!!」

苗木 「他の動きも、結構仕込まれてるんだね」

舞園 「可愛いーっ」

朝日奈 「あー、もう! 一緒に泳ぎたいー!!」

苗木 「今日で何度目の台詞かな…朝日奈さん」


―――――――――


朝日奈 「帰って来た! 泳ぐよ! ひたすら泳ぐよ!!」

苗木 「元気だね、朝日奈さん」

舞園 「苗木君はお疲れですか?」

苗木 「ちょっとね。でも、気疲れは飛んだかな」

朝日奈 「プールで一緒に浮こうよ! ふわふわしてると気持ちいいよ!!」

苗木 「えっと…え、遠慮しとくよ」

朝日奈 「なんでー?」

舞園 「苗木君はお疲れのようですし、溺れちゃったら大変です。またの機会にしたらどうでしょう?」

朝日奈 「んー…そうするー」

苗木 「あっ」ビクッ

舞園 「どうしました? 苗木く……
っ!?」

朝日奈 「セレスちゃん……!!」

セレス 「わたくし意外の女性と外出だなんて、どういうことですの? 苗木君」

苗木 「いや、あの、セレス、さん…これは別にデートとかじゃな……」

セレス 「デートだとか、そんなことはどうでも良いのです」

セレス 「あなたが女性と行動を共にしたということに重きをおいているのです」

舞園 「落ち着いて下さい、セレスさん。そもそも誘ったのは私達……」

セレス 「苗木君はホイホイと尻尾を振って着いていったのでしょう? このわたくしを捨てて」

朝日奈 「す、捨ててって……」

舞園 「!? 鞭?! どこからそんな物……!?」

セレス 「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」ピシャリ

苗木 「うわあぁああぁああああっ!!!」

舞園 「待って下さい! もうキャラ変えは終わりにしましょう!?」

朝日奈 「そ、そうだよ! 遊びなんでしょ!? だったらもうやめようよ!! これ以上は苗木が可哀想!!」

苗木 「……え?」

セレス 「……タネを明かすなんて、興を削ぐ真似をしないで下さらない?」

苗木 「え? え?」

舞園 「ごめんなさい、苗木君。実は、昨日セレスさんが新たにキャラ変えをしたいと言うので、ヤンデレはどうかと提案してしまって……」

苗木 「キャラ変え?」

朝日奈 「私達の所為なんだよ!! 恐い思いさせてごめん!!」

苗木 「良かった…」ホロリ

セレス 「やめると、わたくしは一言も言っていませんが」

苗木 「!!」ビクッ

舞園 「苗木君」

セレス 「解りましたわ。ですが、苗木君をAクラスのナイトへ、わたくし自らが調教して差し上げることに決めました」ニコッ

舞園 「それは……」

苗木 「結局はセレスさんはボクを逃してはくれい…ってことだよね?」

セレス 「まだわたくし、苗木君で遊び足りてませんの」

セレス 「さあ、苗木君、紅茶を淹れてくるのです」

苗木 「……さっきのに比べたら、マシに思えるのは何でだろう? 納得はしてないけどさ」

朝日奈 「取り敢えず、一件落着? かな?」

舞園 「ヤンデレはやめてくれましたからね……そういうことにしておきましょう」


次のターンはありません

朝日奈 「舞園ちゃんとの行動楽しかった!!」

舞園 「私も楽しかったです! ふたりで行動する安価が多かったのも要因ですね!」

朝日奈 「またふたりで何かしたいねー!」

舞園 「>>1が他に何か思いつけば良いんですけどね」

朝日奈 「無理だよね」

舞園 「無理ですね」

舞園 「長らく間を空けたりしてしまいましたが、ここまでお付き合い頂き、ありがとう御座います!」

舞園 「皆様のレスがないと成り立たないスレで、いつも参加して下さる方がいることに感謝してます!」

朝日奈 「しばらくスレ立ては無いと思うけど、また見つけたら参加して欲しいな!」

舞・朝 「改めて、ありがとう御座いました!」


―――――――――


恋人スレの書き溜めも進みそうなので、恒例の2、3レス程のおまけをいくつか書きたいと思います。
微エロ位のエロと、百合薔薇も解禁しますので、こんなネタ見たいというのがありましたら、リクエストして下さい。
18時に受付終了致します。

リクエストありがとう御座います!!受付終了致します!

ヤンデレ光景はリクエストくるかなーと思っていましたが、仕返しは想定外!相手が悪くて成功する気がしない!

自分的に、澪田ちゃんにエロイメージがないのと、十神君にBLイメージがないのが…課題ですね!頑張ります!

••あの人達は今••


セレス 「わたくしの新たなキャラとして、ヤンデレの設定を採用しました」

セレス 「誰でも良かったのですが、無難な苗木君をターゲットに選びました。彼なら引きつった笑いを浮かべながらわたくしを許し、勝手をし易いだろうことが理由です」

セレス 「さっそく、苗木君を探してみましょう」

苗木 「あ、セレスさん。何か探し…「苗木君!!」」

苗木 「え?」

セレス 「苗木君から、わたくしに声をかけて下さった……!! わたくし、最高に幸せですわっ!!」

苗木 「ええ?!」

セレス 「わたくしに何か御用ですの?苗木君の御用でしたらなんでも、何をおいても苗木君のために尽くす準備は万端ですわ!!」

苗木 「ど、どうしちゃったの? セレスさん?」

苗木 「セレスさんがボクに尽くすって…いつもと真逆じゃない?」

セレス 「何か御用だったのではないですか?」

苗木 「え? 無視? いや、用はないけど…何か探してるか、誰か探してるんじゃないかと思って……」

セレス 「用もないのにわたくしに声をかけて下さっただなんて……苗木君もわたくしのことを想ってくれているのですね」

苗木 「ちょっ!? セレスさん、さっきからどうしたの!?」

セレス 「こうして巡り会い、言葉を交わすことの喜びを感じているのです」

苗木 「いきなりおかしいよね?」

セレス 「おかしい? どうしてそんなことを言うのです?」

セレス 「こんなにも苗木君を想うわたくしの気持ちをおかしいだなんて、苗木君はおかしいですわ。苗木君はわたくしのことが嫌いですの?」

苗木 「え? いや、嫌いとか何の話……」

セレス 「嫌いなんて言わないで! 嫌いだなんて苗木君に言われたら、生きていけませんわ!!」

セレス 「何のために生きていけばいいのです!?」

苗木 「……」

苗木 「ボクをからかってるんだよね?」

セレス 「わたくしの気持ちを疑うのですか?」

苗木 「だってどう考えたって変だよ!! 昨日まで普通に…いや、うん、ボクへの態度は普通だったじゃないか!」

セレス 「心は常に動いているのですよ。わたくしの今の心はあなたのことで満たされていますの」

苗木 「訳が解らない……」

江ノ島 「なにしてんの? あんたら」

苗木 「江ノ島さ…」

セレス 「わたくしと苗木君の時間を邪魔しないでくださいませんこと?」

セレス 「苗木君も、わたくし以外の女性に口を利くなんて……許せませんわ……」

苗木 「何なんだよ……」

江ノ島 「あー……ふーん。大丈夫よー、セレスー。アタシはあんたの味方だよん!」

セレス 「?」

江ノ島 「今のあんたは、手に入れるためなら、苗木を殺りたいくらい愛してるって状態よね?」

セレス 「ええ」

苗木 「待ってよ……聴きたくないんだけど」

江ノ島 「ならば! 今のうちに魂を奪ってしまいなさい!! 自分に逆らわない、思い通りの苗木を永遠に想い描いていけばいいのです!!」

苗木 「焚き付けないでよ! 江ノ島さん!!」

セレス 「思い出だけというのは、わたくしの好みではありません」

セレス 「ホルマリンに漬けて……剥製も良いかもしれませんわね。そちらの方が、まだ触れられますから」

江ノ島 「相手の感触で絶望を全身に感じながらグチャグチャにするのが、アタシは好みなんだけどなー」

苗木 「……」ガクブル

苗木 「っ!!」ダッシュ

セレス 「苗木君!!」

江ノ島 「楽しそうなことしてんじゃん、セレス」

セレス 「あら。バレバレですのね」

江ノ島 「苗木の好い顔みれたから、褒めてつかわす!!」

セレス 「……あなたのキャラが未だにイマイチ掴めないのですが……」

江ノ島 「うぷぷぷ! ボクって飽きっぽいからねー!!」


―――――――――


苗木 「あのふたり何なんだよ…今日はもう、ここから出ないぞ」ガクブル

大和田 「角で何してんだ? 苗木」


苗木は朝日奈達に声を掛けられるまで、殆どの時間を、男子更衣室に篭って過ごした。

••苗木の怨返し••


苗木 「はあ、結局はセレスさんの遊びで良かった…舞園さんと朝日奈さんも人が悪いよ。解ってたんだもんな」

苗木 「悔しいから、ボクも仕返しだ!!」


―――――――――


セレス 「あら、苗木君。ごきげんよう」

苗木 「セレスさんからボクに向かって来て、挨拶までされるなんて、今日は最高の日になりそうだね!」

セレス 「は?」

苗木 「胡乱げな顔も素敵だよ、セレスさん!」

苗木 「こんなに君を想っているのに、どうして君はボクのモノじゃないんだろうね?」

セレス 「意趣返しのつもりですか? バレバレですわよ」

苗木 「ですよね」

セレス 「同じ手を使うなら、もっと巧妙で自然にそれは起きたと思わせる仕掛けをしないと、無意味ですわよ」

苗木 「ダメ元だから、良いんだよ、別に」

セレス 「負け惜しみですか。無様ですね」

苗木 「……セレスさん。ヤンデレってさ」

セレス 「なんです?」

苗木 「ボクがやって解ったのは、スゴく恥ずかしいってことなんだけど……」

苗木 「あんな台詞を恥ずかし気もなくツラツラ言ってしまうセレスさんって、恥ずかしい人だよね」

セレス 「おい苗木」

苗木 「そのゴスロリも、今はいいけど、いつまで続けるんだろうね?」

セレス 「死にたいのか!? ビチグソがあああああっ!!!!」

苗木 「まだ素で言われた方が怖くない不思議!!」ダッシュ

苗木 「ヤンデレ返しは失敗だったけど、一矢は報いた!」

苗木 「次は舞園さんに行こうと思ってはいるけど…セレスさん同様に、失敗しそうだよな」


―――――――――


舞園 「あ、苗木君! おはようございます!」

苗木 「舞園さん! おはよう!」ニコニコ

舞園 「何か良いことでもありました?」

苗木 「今、舞園さんといる、この瞬間かな!」ニコニコ

舞園 「えっと…じゃあ、また教室で」

苗木 「一緒に行こうよ!」ニコニコ

舞園 「……はい。行きましょうか」

苗木 「嬉しいな!」ニコニコ

舞園 「……苗木君?」

苗木 「何!? 舞園さん!」キラキラ

舞園 「罰ゲームか何かですか?」

苗木 「なんのこと?」ニコニコ

舞園 「今日の言動はおかしいです」

苗木 「あはは、おかしいのは舞園さんだよ! ボクは何もおかしくないよ!」ニコニコ

舞園 「もしかして、この間の仕返しですか?」

苗木 「やっぱり解っちゃう?」

舞園 「やっぱりそうだったんですね。安心しました」

舞園 「いつもの苗木君が一番いいです!」ニコッ

苗木 「! あ、ありがとう…ごめんね、舞園さん」

舞園 「ふふっ、こんなこと、もうしちゃダメですよ?」

苗木 「解ったよ」

苗木 (最後の朝日奈さんが終わったら、だけどね)

苗木 「やっぱり舞園さんもダメだったな」

苗木 「朝日奈さんはどうかな…微妙なところだよね」

苗木 「とりあえず行ってみよう」


―――――――――


苗木 「朝日奈さん! おはよう!」

朝日奈 「苗木! おはよう!」

苗木 「朝日奈さんはこれから教室?」

朝日奈 「うん! 苗木も行くの?」

苗木 「そうなんだ」

朝日奈 「じゃあ、一緒に行こう!」

苗木 「喜んで!」ニコニコ

朝日奈 「……苗木、近くない?」

苗木 「あ、ボク邪魔だったかな? 誘われたからって、勘違いしてたみたいだ…ごめん」

苗木 「朝日奈さんにとって邪魔なボクは生きていても仕方ないよね」

朝日奈 「な、苗木?」

苗木 「どうしたら朝日奈さんに必要とされるかな? 朝日奈さん、教えてよ」

苗木 「朝日奈さんのためならなんでもするからさ」

朝日奈 「苗木、怖いよ! どうしちゃったの!?」

苗木 「ボクはどうもしていないよ? 朝日奈さんこそ、どうしてボクから遠ざかるの?」

朝日奈 「だって、苗木、おかしいもん」

苗木 「おかしい? ボクが? どうおかしいの? 言ってみてよ。直すからさ。朝日奈さんが言ったように直すから」

朝日奈 「う…ふぅ、やだよぉ! こんな苗木! 戻ってよおおお!!」グスグス

苗木 「わわっ! ごめん! 朝日奈さん! 嘘だから!! 今の嘘だから!!」

朝日奈 「嘘…?」

苗木 「この前のセレスさんにされた意趣返しのつもりだったんだ」

朝日奈 「ヤンデレの?」

苗木 「そう」

朝日奈 「苗木のバカ! 苗木が壊れたのかと思ったじゃん!!」

苗木 「引っ掛かってくれたの、朝日奈さんだけだったけどね」

朝日奈 「あのふたりにもしたの?!」

朝日奈 「もー!! 私も悪かったけど、もうしないでよ!!」

苗木 「うん。もうしないから安心してよ」

朝日奈 「うん。いつもの苗木が好きだよ」

苗木 「あはは。慣れないことして疲れたな」

朝日奈 「じゃあ、教室行く前に、一緒にドーナツ食べよ!」

苗木 「そうしようかな」


こうして苗木のヤンデレ怨返しは終わった

••男になります••


朝日奈 「不二咲ちゃんさー、ずっとパソコンしてて疲れないの?」

不二咲 「うーん…集中してる時は気にならないんだけど、やっぱりやめちゃうとドッと来ちゃうかな」

朝日奈 「パソコンしてると肩が凝るっていうよね? 肩揉んであげよっか!」

不二咲 「え? いいよ、悪いよぉ」

朝日奈 「遠慮しなさんなって! 得意なんだよ、私!」

不二咲 「うーん……じゃ、じゃあ、少しだけお願いしちゃおうかなぁ」

朝日奈 「任せて!!」

朝日奈 「不二咲ちゃんの肩小さいから、あんまり力入れたら痛いよね…これくらい?」

不二咲 「……本当に上手だねぇ。指圧の加減が程よくて気持ちいいよぉ」

朝日奈 「ふふーんっ! でしょお!? 肘使っても大丈夫かなぁ? 痛かったら言ってね?」

不二咲 「!!」

不二咲 「……あ、あのさ…朝日奈さん」

朝日奈 「あ、やっぱり痛かったかな?」

不二咲 「うぅん……寧ろ……柔らかいっていうか…」

朝日奈 「柔らかい?」

不二咲 「胸、が」

朝日奈 「あ、ごめんね! そ、そうだよね…つい忘れがちだけど、不二咲ちゃんも男だもんね」

不二咲 「…朝日奈さん、ブラジャーしてないの?」

朝日奈 「ぇえ? スポーツブラしてるよ!」

不二咲 「……もしかして、パット外してるの?」

朝日奈 「だって、パットってなんかモソモソするんだもん!」

不二咲 「はあ……」

朝日奈 「ど、どうしたの? 不二咲ちゃ…っ!?」

不二咲 「朝日奈さん、男子は呼び捨てなのに、僕にはまだ“ちゃん”付けで呼ぶよね」

朝日奈 「う、うん??」

不二咲 「些細なことだけど、傷つくんだぁ」

不二咲 「まだ男らしさを身につけられていないけど、これから頑張るから、もう少し僕を男として見て欲しいな」

朝日奈 「ち、近いよ…不二咲ちゃ…不二、咲……」

不二咲 「焦るってことは、意識してるってことだよね? もっと意識してよ……それとも、させてあげた方がいいかなぁ?」

朝日奈 「っ!! 太腿…くすぐった…っ」ピクッ

不二咲 「僕が今作ってるAIの素体はね、朝日奈さんの身体をモデルにしてるんだぁ」

朝日奈 「ふぇっ!?」

不二咲 「背の高さとか、胸だとか、女性的な良さが出てるから」

不二咲 「やっぱり男だから、そういう目で見たりしちゃうんだよ? 無防備過ぎるのは危ないよ。朝日奈さん」

朝日奈 「やだっ!! 胸触らな…んんっ!?」ビクビク

不二咲 「胸、感じ易いんだぁ? 可愛いねぇ、朝日奈さん」

朝日奈 「不二咲…こんなの…違うよ……」

不二咲 「……」

朝日奈 「男らしいって…こういうんじゃ…ないよ」

不二咲 「うん」

不二咲 「ごめんね……」

朝日奈 「……その謝り方で、解るよ…不二咲が頑張ってるのが」

不二咲 「え?」

朝日奈 「前は、もっと弱々しく謝ってたもん。“ごめんねぇ”って、自信なさそうに……」

不二咲 「……あはっ」

不二咲 「参っちゃうなぁ……気が急いてて…目指してた男らしいをどういうことか、忘れちゃってた…」

朝日奈 「……」

不二咲 「大和田君に殴られちゃうかもね。……その方が…いいよね。今の僕には薬になる」

朝日奈 「不二咲」ギュッ

不二咲 「!!」

朝日奈 「大丈夫! あんたなら、この学園一の男になれるよ!!」

朝日奈 「間違いに気付いたんだもん。ここからだよ!!」

不二咲 「ありがとう…朝日奈さん」

不二咲 「改めて、ここから頑張って、強い男を目指すよ!!」

朝日奈 「!」

朝日奈 「そのいきだよ! 不二咲!!」

朝日奈 (やっぱり今は、可愛いが先に来ちゃうんだけど…言わないでおくね)




このふたりってズルいよ!開眼した!!

••密室のドキドキシャワールーム••


澪田 「創ちゃーん? 居るっすかー? 居ないっすかー?」ガチャガチャ

澪田 「居るならお返事して欲しいっすー」ガチャガチャ

澪田 「開けちゃうっすよー」ガツン ガツン ガキャコッ

澪田 「開いたっすー! 開いちゃったすー!! お邪魔するっすー!!」ガチャ

澪田 「おやおやー? 創ちゃんはお留守のようですなー」

澪田 「なんと無用心! 唯吹がお留守番をしてあげるっす! 唯吹ってば優しいー!!」

澪田 「……創ちゃんのお部屋は質素っすねー…個性がないっす」

澪田 「創ちゃんの匂いがいっぱいっす…えへへ、なんか落ちつくすねー」

澪田 「エロ本は隠してないっすかねー」

澪田 「……不健全っす!! 高校生男児にあるまじきことっすよー!!」

澪田 「…………」

澪田 「創ちゃんって、シャンプーは何使ってるんすかね?」

澪田 「ついでにシャワー借りちゃおっ!! そうしようっす!!」

澪田 「����」


―――――――――


日向 「まさか、辺古山の稽古に付き合わされるとは思わなかった……」

日向 「? 鍵忘れてたのか? やべっ、気をつけないとな」

日向 「シャワーでも浴びて、少し休むか…」

日向 「……」

ガチャ

澪田 「? ドアが開く音がしたっすか?」シャンプーアワアワ

日向 「はあっ!? なん!? 女ぁ?!!!」ガタタッ

澪田 「は、創ちゃん!? 戻って来ちゃったっすか?」

日向 「その声澪田?! 何してんだよ、俺の部屋の風呂場で!! てか、ドア開かねーぞ!! 今ぶつかった衝撃で壊れたのか??!」

澪田 「え!? ドア壊れたっすか?! それは密室殺人起こっちゃうかもっす!! 犯人は…唯吹!」

日向 「意味が解らない! 俺、殺されるのかよ!!」

澪田 「………」

澪田 「きゃああああああああああ!!!!」

日向 「!?」

澪田 「唯吹の産まれたままのすっぽんぽんみられたっすー!!!!」

日向 「反応遅いぞ!! 何してるんだよ本当に!!」

澪田 「シャワー借りてるっすぅぅ」

日向 「……頭流せよ、とりあえず」

澪田 「……うっす」シャワー

日向 「……この状況…なんだ?」

澪田 「創ちゃん、なんで後ろ向いてるんすか?」

日向 「見えるからだよ!! お互いの色んなのが!!」

澪田 「……あ、なるほど!!」ピコン!

日向 「なあ、澪田。なんでここでシャワー浴びてるんだ?」

澪田 「創ちゃんがお留守だったから鍵を壊して入ったっす。お留守番してあげなきゃって唯吹は思ったっす。エロ本もないし退屈だなー。そうだ!創ちゃんってどんなシャンプー使ってるのかしら?と、唯吹は思ったので、シャワー借りちゃえ!って、今に至るっす!」

日向 「頭痛い」

澪田 「大丈夫っすか? 創ちゃん!? すっぽんぽんで風邪ひいちゃったっすか?」

日向 「お前の行動に悩まされてるんだよ…」

澪田 「あらー。お気の毒っすね」

日向 「……はあ。澪田、湯船にお湯張って入っとけよ…身体拭けないから、冷めて風邪ひいたらいけないからな」

澪田 「……創ちゃんは?」

日向 「俺はいいから」

澪田 「唯吹は構わないっすよ…一緒に入っても」

日向 「そうはいかないだろ」

澪田 「背中合わせに入ればノープレっす!」

日向 「いや、充分に問題ありだろ!!」

澪田 「唯吹は創ちゃんをパーフェクトに信頼してるっすから!」

日向 「……」

澪田 「……」

澪田 「あのね…創ちゃん」ピタッ

日向 「!??!?!」ビックゥ

澪田 「唯吹は創ちゃんにだったら……操を捧げても……」

日向 「~~~~っ!!!」

日向 「ド、ドア、もも、もう一回、たし、た、たし、確かめるな??!」ガチャガチャ

日向 「うぉあっ!!!???」

澪田 「創ちゃん、ちゃんと聴いて欲しい…っすううぅうう!?!?」

ビターン!

?? 「日向クン、いるの?」

?? 「あれ?」

日向 「こ、狛枝?!」

澪田 「凪斗ちゃん?!」

狛枝 「訪ねたら、日向クンは留守なのに鍵は掛かってなくて、無用心だと思って留守番してたんだけど…居たらそりゃあ、鍵は掛けないよね」

狛枝 「でも、そういうことするんだったら、鍵はした方がいいと思うよ?」

日向 「いや、違……っ!! 澪田! 重い!!」

澪田 「女の子に重いって酷いっす!!」

狛枝 「あ、言いふらしたりしないから、安心して、ふたりで愛と希望を育んでよ! じゃあね!」

日向 「俺と澪田は何もしてない!!! それだけは言わせろおおお!!!」

澪田 「いやぁ、助かって良かったっすねっ☆」テヘリン

日向 「……いいから…退いてくれ……」

••答えのない問題••


苗木 「どうしたの、十神クン。何か考え事?」

十神 「……お前ごときが、俺の助けになると思い上がってないか?」

苗木 「え? いや…助けになれたらとは、思うけど……」

十神 「それが思い上がりだと言っている!」

苗木 「…ごめん?」

十神 「……お前を見てるとイライラする」

苗木 「……」

十神 「……」

苗木 「じゃあ、ボクは出て行った方がいいよね」

十神 「待て」

十神 「ここに居ろ」

苗木 「えっと……どうしたら?」

十神 「お前をみてるとイライラする」

苗木 「さっきも聞いたよ…」

十神 「しかし、お前を見て安堵もする」

苗木 「……複雑だね」

十神 「それが余計にイライラする。それについて悩んでいたところだ」

苗木 「ヘコむからあんまり言わないで欲しいんだけど」

十神 「お前程度の人間に気を回すなど、俺らしくない」

十神 「お前はなんだ?」

苗木 「……なんだろうね?」

十神 「答えろ!」

苗木 「えぇー……」

苗木 「むしろ、なんで十神君がボクをそんなに気にしてるのかの方が、ボクが知りたいんだけど」

十神 「解らんから訊いている!!」

苗木 「十神君に解らないのに、ボクにだって解る訳ないよ!!」

十神 「使えんな」

苗木 「いつものことだけど、無茶苦茶だなぁ…」

苗木 「ボクのこと好きなんじゃない? なんて…言ったらふざけるなって怒るよね……十神クン……?」

十神 「ん……?」

苗木 「ん?」

十神 「???」

苗木 「否定しないの? というか、混乱してる?」

十神 「……」

苗木 「罵倒されると思ってたから、ボクも困ってるよ。そんな驚いた顔されても……」

十神 「お前という人間について考えることが、他と比べて多いと思ってはいた」

十神 「想定していたよりも、凡人にしては、そこそこ使えるのは何故だと、考えている内に…いや、まさかそんな訳が……あり得ん!」

苗木 「微妙なニュアンスの評価はどうにもならないんだね」

十神 「苗木、来い」

苗木 「……」

十神 「抵抗するなよ」

苗木 「え? ちょちょ、待って! うわわっ! 何…っ!!」

十神 「……抵抗するなと言っただろう」

苗木 「無茶言わないでよ! いきなり首を噛まれたら抵抗するよ!!」

十神 「もう解っただろう。二度は言わん。俺のすることを受け入れろ」

苗木 「理不尽だ……ひっ!」ビクッ

苗木 「横腹は…~~~~っ 」ゾクゾクッ

十神 「……解らん」

苗木 「それを言いたいのは…ぅ……ボクの方だよ……」

苗木 「!? ぅん……は、ぁ」

十神 「イライラする」

苗木 「人にキスしといてあんまりだ…」

十神 「自分にだ」

苗木 「え?」

十神 「こうでもすれば、何か理解できるかと思ったが、結局、お前をどう思っているのか理解できない……そんな自分に腹が立つ」

十神 「時間の許す限り、知識を叩き込み、最良の答えを導き出せていたはずだ……答えが見えず、焦りが生じるなど、あってはならない。致命的だ。よりにもよって、お前ごときの存在について悩むとあっては尚のことだ」

苗木 「……でもさ、いい傾向じゃないかな。他人と自分のことに悩むのって。解る時に解るモノだよ、きっと」

十神 「偉そうな口を利くな」

苗木 「そう考えないと、奪われたファーストキスのショックから抜け出せないんだよ……意味はあったんだって、思わないとさ…泣きそう」

十神 「くだらん」

苗木 「なんかもう、ため息しか出ないよ」

十神 「もう少し暇を潰す相手をしろ。お前についての問題を解決つる為にもだ」

苗木 「えーっと……」

十神 「手出しはせん。安心しろ。話をするだけだ」

苗木 「そういうことなら、喜んで引き受けるよ、十神クン」

恋人スレで行き詰まってしまい、サクッと書きたいなーと思ってスレ立てしたのに、まさかこちらも行き詰まるとは思いませんでした。
何も浮かばない時期だったんですかね。代わりに絵ばかり描いてました。
でも特に好きな朝日奈ちゃんと舞園ちゃんで書けて楽しかったです!

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます!また別スレ立てた祭は、是非とも宜しくお願い致します!

お疲れ
面白かった

乙 >>1が不二咲×朝日奈に目覚めた?
澪田が可愛かった

>>223
ありがとうございます!!

>>224
カップリングというか、仲良くほのぼのしてるけど、ちーたんがひとり内心ドギマギしてるのがいいなと思います!

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