煉獄部屋


留渦「…はじめまして」

若葉「は、はじめまして…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


大野「…」ﾑｽｰｯﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

春花「どこ、なんだろう…ここ」

沙羅「柱にするとかで拐われた………皆もそうなの？」

春花「うん」

留渦「聞いたことはある。鉄という一族は毎年島の神様に人の首を捧げるって」

春花「え……じゃあ、私達………生け贄にされるの？」

若葉「うう…パパ…ママ…」ｸﾞｽｯ

沙羅「若葉ちゃん、大丈夫、泣かないで…」

大野「…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

留渦「…とりあえず、落ち着こう。何か脱出する方法があるかも知れない」

鉄「おお、おお、こりゃまためんこい娘がいっぱい来たぞお！！」

鉄「今年も楽しみじゃなう、はっはっは！！」

鉄「女スキスキ！」

沙羅「…嫌な男たち。早く脱出する方法を考えなきゃ…」

春花「…明日には拷問を始めるって言ってた…」

若葉「でも…どうやって出るの？」

留渦「まあ、いつものノリならお兄ちゃんが助けに来ると思うけど…」

若葉「え？」

留渦「何でもないわ。どうやって出るか…」

春花「留渦ちゃん、大変！」

留渦「どうしたの？」

大野「」

春花「大野さんが気絶しちゃった！！」

留渦「ああ…怖さのあまり気絶してしまったのね……。まあ、そのうち目を覚ますと思う。まずはここから出る方法を…」

沙羅「留渦さん落ち着きすぎじゃないかな」