エレン「エヴァンゲリオン?」(9)

進撃×エヴァ

捏造ありあり

エヴァはアニメを見た程度

エレン…エレン…起きて…

アルミン「エレン!」

エレン「…なんだよ…もう朝か…?
あれ…何でミカサが…」

ミカサ「寝ぼけてる場合じゃない。
とりあえず周りを見て」

エレン「周り?」

見たことのない机、椅子。
紐で繋がれた箱。
取っ手のない扉。
エレンは一瞬で理解した。

ここは自分のいた部屋ではないと。

エレン「夢か…」

アルミン「夢なんかじゃない。
痛みもあるし、情報の共有もできる。
ここは間違いなく現実だ」

エレン「馬鹿いうなよ。
この状況を現実と思えるほどボケてないぞ」

ミカサ「私も現状を理解できていない。
でもエレンを触診した感じだと間違いなく現実。
エレンのあの質感が夢だとは思えない」

エレン「ドサクサに紛れて何してんだよ!」

ウィーン

エレアルミカ「!?」

ミサト「あ、皆起きたみたいね。
よかったわ。ちょうど聞きたい事もあったし」

アルミン「い、今扉が1人でに…」

ミカサ「超常現象…いや、この人が手を使わずに開けたとでも…」

エレン「あ、あんた何者だ…?」

ミサト「私?
私は葛城ミサト。
このNERVで戦術作戦部作戦局の第一課に所属してるわ」

エレン「ネルフ?」

アルミン「聞いたことないな…。
内地の方の組織とか…かな」

ミサト「ちょっち子供にはわかりずらいかしら?
まぁ作戦立てて指示する人ってことね」

アルミン「あ、やっぱり軍の人だ。
失礼ですが、ここがどこだか聞いてもいいですか?」

ミサト「NERV本部の医務室よ。
車で出勤してたら、あなた達が倒れててビックリしたわ」

ミカサ「…くるま?」

アルミン「道端に3人で?
おかしいな…僕は昨日1人で…あれ?」

ミカサ「私も…一人で…いたはず…?」

エレン「おかしいな…寝る前は何しようとしてたんだっけ…」

ミサト「な~に?
まさか3人揃って記憶喪失?
そんな馬鹿なこと…」

エレアルミカ「……」

ミサト「…マジ?」

ミサト「参ったわね…。
でも、互いの名前とかは覚えてるんでしょ?
出身はどこの地区かしら?」

アルミン「3人ともシガンシナ区出身です。
調査兵団に所属してます」

ミサト「しがんしな?
そんな変な名前の地区あったっけ…。
それと調査兵団って…」

アルミン「え?」

エレン「おいアルミン…何かおかしくねぇか?」

アルミン「つかぬ事お聞きしますが…。
ここは何区なんですか?」

ミサト「…まさか貴方達…」

「そこから先は俺が説明しよう」

エレン「!?」

アルミン「ライナー…」

ライナー「よお。お前らもここに来ちまったんだな…」

ミサト「ライナー君…まさかこの子達も…」

ライナー「ああ。こいつらは俺の顔馴染みだ。
多分俺と同じでここへ来る前の記憶が抜けているんだろう」

ミサト「そう…分かったわ。
ライナー君、悪いけどこの子達に説明お願いしてもいいかしら?
ライナー君の時みたいに1から説明するのはちょっちめんどくさいから」

ライナー「了解した。任せてくれ」

ミサト「私はこの後会議があるからもう行くわね。
それじゃまたね」

ライナー「…それじゃまずこの状況についてだが…」

エレン「待てよライナー!
どうなってんだよ!」

ライナー「だからそれを今から説明するんだよ。
いいから聞け」

アルミン「…」

ライナー「かくかくしかじか…ってわけだ」

エレン「エヴァンゲリオン?」

アルミン「…ここは第3新東京都市で僕達は別世界にいる?」

ミカサ「ライナー…ついに頭がゴリラになってしまったのね…可哀想」

ライナー「俺だって今だに現状が把握できてねぇ。
ちなみに俺がここに来たのは3日前だ。
お前らと同じく道端に倒れていたらしい。
信じられねえとは思うが、ここを出てみりゃそう思うしかなくなるぞ」

エレン「嘘だろ…」

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