アニマル「お前、はじめてか?」 (7)


出陣待機中

アニマル「(ふむ……ここがフロントラインか……)」

アニマル「(見渡してみるとバハムート装備やら戦記装備やらで、pvp用を着けている者はおらんな……)」

アニマル「(まあ、それもそうか……モラルが全く役に立たないからな……)」

???「おっ」

アニマル「?」

ダイア奴「アニマルセンパイちーっすwwwwwwww」

アニマル「……!」

ダイア奴「こんなところで何してるんですかー?wwwwww猛獣は檻の中に居ないとだめじゃないですかーwwwwww」

アニマル「……」

ダイア奴「そうだ、アニマルセンパイ、闘い方を教えてくださいよーwwwwww檻の中でしか通用しない闘い方をねwwwwwwww」

アニマル「……」ギロッ

ダイア奴「……チッ、なんだよつまんねーの」

ダイア奴「精々戦場に出たら俺らの足、引っ張らないでくださいよ、セ・ン・パ・イwwwwwwwwww」

アニマル「……」

アニマル「(昔は羨望の的だったこの装備もいまでは揶揄される時代か……)」





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アニマル「(そういえば俺のPT編成は、と……ナ戦白学竜詩黒黒……か)」

アニマル「(黒魔導士の相方がいるのか……)」キョロキョロ

ララ黒「」ガクブル

アニマル「(あいつか……)」

アニマル「よう」スタスタ

ララ黒「ひっ!」ガクブル

アニマル「……」

ララ黒「ぅぅ……」ガクブル

アニマル「お前、はじめてか?」

ララ黒「え……あ、はい……」ガクブル

アニマル「そうか……俺も初めてだ」

ララ黒「え……でもその装備……」

アニマル「……友人から譲り受けたものだ」

ララ黒「そ、そうなのですか……」

ララ黒「私初めてで……どうしていいのかさっぱりで……お腹痛くなってきました」ウルウル

アニマル「落ち着け。分からないのは俺も一緒だ」

ララ黒「そうですよね……すみません」ペコリ

アニマル「72人で戦うなんて初めてだよ……お互いがんばろう」

ララ黒「」コクッ

「A、Cはそれぞれ市場と神殿へ。Bは二手に分かれて援護してください」

アニマル「むっ、俺たちは……市場だな……ここか」

アニマル「開幕、すぐに北上するぞ」

ララ黒「市場……?」

アニマル「ここだ。地図の北東に位置するフラッグ」

ララ黒「」コクッ

アニマル「……地図は常に身に着けておけよ。自分の場所を把握するのに役立つ」

ララ黒「はい……」

アニマル「さて、そろそろか……」

ララ黒「」ガクブル

アニマル「……!」ブルッ

アニマル「(……武者震いか……楽しくなりそうだ)」


            ENGAGE!!!


市場 フラッグ前

ナイト「僕が先陣を切る!続け!」タッタッタッ

戦士「おうよ!!」ダッ

白「ヒールスポットを設置するわ!フラッグの下に入って!」

詩人「敵ヒーラーに粘着する!黒さん、デカいのを頼む!」

アニマル「了解」ファイガ

ナイト「」バッシュバッシュ

アニマル「(敵は学学構成か……)」

アニマル「おい、あのフェアリーを狙え」

ララ黒「はい!……えっと……スリプル!!」

敵フェアリー「」zzZ

アニマル「よくやった!次はあのエレゼン学者だ!」

ララ黒「はいっ!」

学者「フラッグ奪取ですわ!」

戦士「いよおし、このまま闘い続けるぞ!」

アニマル「(フラッグは取れた……あとは維持できるかどうかだな)」




竜「クソッ、このナイト粘着してきやがる……」

白「こっちへおびき寄せて!」

竜「おうよ!」

竜「」タッタッタ

白「」アクアオーラ!!!!

竜「おお、さんきゅ!」

白「まだまだっ!」リポーズ

敵ナイト「うっ……」zzZ

竜「くう、やるねぇ……帰ったら俺とバッカスの酒でも―」

白「前!!」

竜「!」

敵竜「オラッ!」ジャンプ

竜「おっと」キーンフラーリ

竜「ハッ、お前なんかに負けるかよっ!」スパインダイブ

白「まったく……」ディヴァインリジェネ





戦士「エレゼン学者にホルムギャング!!……もう離さないぜ?―あとは頼んだ!」

竜「おうっ!ここまでため込んできたドラゴンダーイブッ!!」ドーン

詩人「乱れうちっ!」バババッ

アニマル「地獄の業火に焼かれろ……フレア!!!」ゴーン

敵学者「ク……ここまでか」パタッ

学者「グッジョブですわ!もう一人の学者に総攻撃を仕掛けなさい」コブ

詩人「いける……いけるぞ!!」ヘヴィショヘヴィショ

ナイト「おおおおお」インビンシブル

戦士「しゃあああああ」マーシーストローク

敵学者「くそがっ……撤退だ!退け!!」

敵ナイト「くっ……」

学者「敵が撤退を開始しましたわ!」

アニマル「(よし、とりあえずは……)」

ララ黒「あう……」

アニマル「!」

敵詩人「」バシュッバシュッ

ララ黒「(詠唱に集中……できない……)」ゼェゼェ

アニマル「(ヒーラーを落としたことにより敵は撤退を始めたが、出すぎていたアイツが囲まれている……)」

敵ナイト「この黒だけでも!!」

白「黒さん出すぎよ!戻って!!」

ナイト「まずい、助けにいかないと……」


学者「ヒールが追いつきませんわ!このままじゃ……」

アニマル「ここは任せろ」

戦士「!?」

白「アンタ一人じゃ……」

アニマル「」エーテリアルステップ

ララ黒「!」

敵DPS「?!」

アニマル「」ジンソク

アニマル「凍れ!」ブリザラ!!!!

敵DPS「クソッ、動けない!!」

アニマル「今のうちに逃げろ!」

ララ黒「あ……あ……」スプリント

ララ黒「」ダッ

白「はやくアンタも戻って!」

アニマル「心配ない」

白「なっ……」

アニマル「LB待機」ビシッ


敵DPS「まずい、LBが来る……撤退だ!」ダダッ

アニマル「……」

ナイト「撤退していった……」ホッ

戦士「うまく制圧できたようだな!」

詩人「ああ……」

学者「フフ……ワタクシのおかげですわね」

竜「助かったぜ!」

白「それにしてもアンタ……やるわね」

アニマル「……たまたまだ」

ララ黒「あ、あの……」

アニマル「ん?」

ララ黒「ありがとう……ございましたっ……」ウルウル

アニマル「ああ、礼には及ばん。次からは深追いしないようにな」

ララ黒「はい……」ショボン

アニマル「それと」

ララ黒「……?」

アニマル「良いスリプルだったぞ」

ララ黒「え……」

ララ黒「あ、あ……ありがとうございます!」ウルッ

白「うんうん、すっごく助かったわよ!」ナデナデ

ララ黒「あ……あ……///」

竜「良い黒魔導士コンビだぜ!」

戦士「うむ!」

ナイト「むっ……伝令によると、そろそろ中央でドローンが沸く……行くぞっ」

一同「おお!」






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