ドラリーニョ「カップヌードルっておいしいね!」 王ドラ「……」 (102)

ドラ・ザ・キッド「本当にうまいぜ!」ズルズル

ドラメッド三世「いやはや、いいものを持ってきたであるな、ドラえもん」ズヒーズヒー

ドラニコフ「がうがう」ズバババ

エルマタドーラ「オレ様はこのSIOってのが気にいったぜ」ズズズズ

ドラえもん「おいしいでしょ? なんてったって日本が誇る最大級の発明だからね!」エヘン


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キッド「ラーメンってのはなんでこんなに美味いんだろな? 多分和食のなかで一番だぜ」

王ドラ「……」

ドーラ「天ぷらってやつよりも万人受けしそうだよな」

リーニョ「僕はお寿司よりもスキ!」

メッド「吾輩も和食と言えば寿司という認識だったのであるが、これは改めなければならないのであ~る」

ドラえもん「発祥は中国だけどね。でも和食と言っても差し支えないなぁ~」ニコニコ

王ドラ「」イラッ

ドラえもん「特にこのくせになるスープが!」ズズズ

キッド「これ以上のラーメンはこの世にねーな!」ワハハ







王ドラ「」ガタッ

一同「?」

王ドラ「黙って聞いてればこんな体に悪そうなものをうまいうまいって……。みなさん、味覚の方は大丈夫ですか?」

ドーラ「な、なんだとぉ!?」

王ドラ「とてもじゃないですが、食べられませんね、私には」

キッド「お、おい! 口を慎め!」

リーニョ「なんで? おいしいよ、コレ!」

メッド「どうせひがんでるんであ~る」

ドラニコフ「がうがう」

王ドラ「そんなんじゃありません。私はもっとおいしいものを知っているだけです」

ドラえもん「ほお~、おもしろいじゃないか! このカップヌードルを超えられるものがあるなんて!」

王ドラ「一週間後にまたここに集まってください。本当に美味いラーメンってのを食べさせてあげますよ」スタスタ







キッド「な、なんだぁアイツ……」

ドラえもん「ほっとけほっとけ! それよりホラ! カップ焼きそばもあるぞぉ~!」

リーニョ「わあ!」


***


王ドラ(つい勢いであんなこと言ってしまいましたが、現在の中国にうまいラーメンなんてあるでしょうか……)トボトボ

王ドラ(とにかくこの一週間で中国じゅうのラーメンを食べ歩くしかなさそうですね……)


王ドラ「『どこでもドアー』!」ニュリン

王ドラ「とりあえず北京へ!」ガチャッ


***



ドラえもん「このカップヌードルを超えるラーメンなんてあるもんか! 僕なんかもう一か月カップヌードルシーフードしか食べてないぞ!」ブツブツ ズルズル

ドラミ「あ、またお兄ちゃんカップ麺? 体壊すわよ」

ドラえもん「壊すもんか! おおなんと素晴らしい香り!」スンスン

ドラミ「それ、部屋で食べないでくれない? 臭いんだけど」

ドラえもん「うるさいなぁ~。王ドラと同じようなこと言って……」

ドラミ「王ドラさん?」

ドラえもん「カップヌードルをバカにするんだ。一週間後にもっと美味いラーメンを食わせてやるとか言って……」

ドラミ「なにそれ、ラーメン対決?」

ドラえもん「そんなとこだね。ま、負けるはずがないけど」

ドラミ「随分強気ね。本場のおいしいのを持ってくるかもしれないわよ」

ドラえもん「中国の? はん! そんなののび太が出来杉くんに刃向うようなもんじゃないか」

ドラミ「言うじゃない。私、王ドラさんを応援するわ」

ドラえもん「勝手にやってろ」ズルズル



***


王ドラ「もう10件くらい回りましたが、あんまりおいしくないですね……。味が薄いです……」ガッカリ

王ドラ「あと5件くらい回ったら、今度は上海にでもいってみますか」




どこでもドア「」ビュイーン


王ドラ「あれ? どこでもドア?」



ドラミ「こんにちは、王ドラさん!」ガチャッ

王ドラ「ど、ドラミちゃん!?」


王ドラ「どうしてここに?」

ドラミ「話はお兄ちゃんから聞いたわ。ラーメン対決するんでしょ?」

王ドラ「は、はい。ラーメンを和食だとか、カップヌードルがうますぎるとか言われると、流石に腹がたったもので……」

ドラミ「私もカップ麺が嫌いなの。1か月もかがされたら堪んないわ」

王ドラ「1か月?」

ドラミ「だから私も王ドラさんを手伝ってあげようと思って。どう? おいしいのは見つかりそう?」

王ドラ「い、いえ……見つからないんでもう少ししたら上海にでも行こうかと」

ドラミ「上海よりも台湾の方がいいんじゃない? あそこは屋台が盛んよ」

王ドラ「台湾ですか? あそこは中国かどうかちょっと微妙でして……」

ドラミ「細かいことはいいじゃない。いざ、台湾へ!」ガチャッ グイッ

王ドラ「うわぁ」ズルズル

ドラえもんが勘違いしてキッドに突っかかるやつ書いてた人?

>>27
はい



***

台湾 台北

ガヤガヤ ワイワイ


王ドラ「おお! すごい賑わいですね」

ドラミ「よーし! ここいらのラーメンを食べつくすわよ!」

王ドラ「とりあえず、あそこに入りましょう」



店員「欢迎光临(いらっしゃい)!」



王ドラ「いいにおいがしますね。真っ赤ですが」

ドラミ「早くたべたーい! あ、そういえば私手持ちがないんだけど……」

王ドラ「なら私が食べるところを見ててください」

ドラミ「なによ、ケチ!」

王ドラ「ケチじゃありません。あ、ラーメン1つ」

店員「好的(はいよ)」

ドラミ「むう~」プクー

王ドラ「……。仕方ないですね。なんとかしますよ」ハァー

ドラミ「ありがとう! おじさん、大盛りで!」ワーイ

店員「好的」

王ドラ「……すこしは遠慮してくださいよ」



店員「让您久等了(おまたせ)」ドン

王ドラ「辛そうですね……。でもおいしそうです!」

ドラミ「いただきま~す!」ハフハフ

王ドラ「いただきます」ズルズル

ドラミ「おいしい!」ズルズル

王ドラ「いけますね! 味がしっかりしてます」ズズー

ドラミ「これなら何杯でもいけちゃう」ズヒーズヒー

王ドラ「案外大食いですね、ドラミちゃん」ズババ



***


30分後

ドラミ「ちょ、王ドラさん、残り食べて……。もう入らな……」ゲフッ

王ドラ(大食いでもなんでもなかった……)

ドラミ「おいしいんだけど……量が……」ゲフッ

王ドラ「なんで大盛りなんか頼んじゃうんですか……。ほら、あと半分だからがんばって」

ドラミ「む、無理……。食べて……」ヒィヒィ

王ドラ「ヤですよ……そんな麺をブチブチ噛み切ったやつ……」

ドラミ「なによ、かわいい女の子のたべさしじゃない……」

王ドラ「ドラミちゃんのたべさしに喜ぶのはキッドくらいですよ……」

ドラミ「じゃ、じゃあキッド用に残しとくわ。『タイムカプセル』」ゴロン

王ドラ「え、そんなでかいのにラーメンぶち込むんですか?」

ドラミ「これ、かなり長持ちするの。1万年くらい」バチャ

王ドラ「22世紀の科学ってすごすぎですよね……」

王ドラ「とにかく清算しますね」

ドラミ「ごちそうさまです」

王ドラ「ええと……どこかな……。あ、あった! 『ふえるミラー』!」

ドラミ「」ゴチン

王ドラ「痛! ジョークですよジョーク!」ヒリヒリ

ドラミ「偽札づくりは冗談では済まされないわよ!」

王ドラ「むぅぅぅ……」

***

王ドラ「次はどの店に行きましょうか?」

ドラミ「その前にちょっと休憩しましょうよ……」

王ドラ「そうですね。じゃあお土産屋でも覗きますか」

ドラミ「わーい!」

***

王ドラ「わあ、いっぱいありますね!」

ドラミ「あ、ぬいぐるみのコーナーだ!」

王ドラ「ドラえもんが人気ですね。やけに安いのがいい気味です」

ドラミ「どれもそこはかとなく偽物の臭いが……」

王ドラ「あはは、随分と不細工なのがありますね! ほらコレ、ドラミちゃんですって!」ゲラゲラ






ドラミ「それ、藤子プロが出してるやつなんだけど」ゲシ

王ドラ「あ……本物だった……」イタイ


***

王ドラ「とりあえずパイナップルケーキ入りどら焼きは買いましたし……そろそろラーメン巡りを再開しますか?」

ドラミ「どうでもいいけど、それ絶対偽物だと思う……」

王ドラ「あ、ドラミちゃんは何か買っておかなくていいんですか?」

ドラミ「じゃあキッドにはこのドラミちゃん抱き枕でも……」

王ドラ「うわぁ、キッド以外に需要なさそう……」

ドラミ「セワシさんにはこのタワシを」

王ドラ「名前馬鹿にされるのって思ってる以上にむかつきますよ?」

ドラミ「で、お兄ちゃんには平成狸合戦ぽんぽこのDVD」

王ドラ「日本で買ってくださいよ、そんなの」




***

シェーシェ・ニン!



王ドラ「二軒目もなかなかでしたね」フウ

ドラミ「食べ過ぎでお腹痛い……」ウウ

王ドラ「その辺でうんこでもしてきたらどうですか?」

ドラミ「ロボットはうんちなんかしません」///

王ドラ「アイドルじゃないんだから……うんこくらいでますよ」ハハハ

ドラミ「え?」

王ドラ「え?」








王ドラ「ちょ、ちょっと工場に確認してきます!」アセアセ

ドラミ(王ドラさん、絶対どこか故障してる……)ビクビク



***

10分後

王ドラ「……なんか僕たちの体で生み出された核廃棄物がこぼれてたみたいです……」ダラダラ

ドラミ「体の中に原子炉があるもんね……」ビクビク

王ドラ「一応お尻にガムテープを貼っておきましたが、帰ったらちゃんと工場にいきます」

ドラミ「うん……早めにね……」



***

夕方


王ドラ「何だかんだで結構回りましたね。15軒くらいですか?」

ドラミ「途中から『ミニブラックホール』使ったもの。余裕よ、余裕」

王ドラ「さて、日も暮れてきたんでラーメン巡りは今日はこの辺にしときましょう」

ドラミ「あ、私台北の夜景を見たい!」

王ドラ「じゃあ12:00まで別行動にしましょう。ホテル、オークラプレステージ台北の405号室が空き部屋になってるんで、時間になったら『通りぬけフープ』で入るように」

ドラミ「え~、王ドラさんは夜景見ないの?」

王ドラ「私は弱点克服のために行かなければいけないところがありますんで」

ドラミ「どこに?」

王ドラ「子供は知らなくてよろしい。ではこれで」スタスタ

ドラミ(?)



***

王ドラ(女の子を前にすると骨抜きになってしまう自分とは、今日でお別れです!)

王ドラ(本当は行きたくはありませんが、これも修業のため!)大義名分

王ドラ(……)ニヘラニヘラ



***

――――――――
タイムテレビ

店員「お客さん、こういうところ初めて?」

王ドラ「は、はい! よろしくお願いします!」ガチガチ

店員「オプションとかどうします?」

王ドラ「あ、あるだけ全部で!」ガチガチ

――――――――



ドラミ「まさかとは思ったけど、まさか風俗に手を出すとは……」ドンビキ

ドラミ「夜景見る前に嫌なもん見ちゃったわ。とりあえずミミ子さんに報告しとこ」ピッ



***

12:00 オークラプレステージ台北

通りぬけフープ「」デュワワワ

王ドラ「あ、もう来てたんですか」ニュリン

ドラミ「お帰りなさい。楽しかった?」

王ドラ「じゃ、弱点克服のための修業ですよ? 楽しいわけないじゃないですか!」/// アセアセ

ドラミ「へー」サゲスミ

王ドラ「ドラミちゃんは? 夜景はどうでした?」

ドラミ「あ、すっごい感動したわ! 王ドラさんも見ればよかったのに」

王ドラ「それは少し残念です。とにかくハードな修業で体のあちこちっていうか主に腰が痛いんで、私はもう休みますね」

ドラミ「はい、おやすみなさい」


***

キッド「そういや王ドラはどこに行ったんだ? 一週間後にまたここに来いとかいって行っちまったけど」

メッド「何でもドラミちゃんと台湾でラーメン巡りをしているようであ~る」

キッド「は!? あのへちゃむくれと!?」

ドーラ「なかなか楽しんでるらしいぜ? 同じホテルに泊まったりして」

キッド「は!?」

ニコフ「がうがう」

キッド「は!?」

キッド「ま、まさか一線を越えたりしてねぇだろうな!」ワナワナ

リーニョ「よく分かんないけど大丈夫みたいだよ? 王ドラは一線越えたらしいけど」

キッド「いや、大丈夫じゃねぇだろソレ!」

メッド「大丈夫であ~る。王ドラとドラミちゃんの間には何もないであ~る」

キッド「な、ならいいんだが……」

ドーラ「ただ王ドラは大丈夫じゃないんだな、これが」

ニコフ「がうがう(ミミ子ちゃんが壁なぐりまくってた)」


キッド「あとさっきから押し黙ってどうしたんだ、ドラえもん」

ドラえもん「いや、流石にカップ麺、飽きてきたなぁ~って……」ズルズル

リーニョ「え~、それ言っちゃったら王ドラたちのラーメン巡りの意味が……」


***


1週間後


王ドラ「」ズルズル

ドラミ「」ズルズル




王ドラ「なんか、飽きましたね……」

ドラミ「……うん」



王ドラ「正直ラーメン発祥がどうとか、どうでもよくなってきました」

ドラミ「だいたい台湾は中国じゃないし」

王ドラ「……」






王ドラ「」ズルズル

ドラミ「」ズルズル




***


約束の時間


王ドラ「皆さん、一週間ぶりですね」



メッド「お、帰って来たぞよ!」

キッド「よお! 最高のラーメンは見つかったか?」

ニコフ「がうがう」

リーニョ「楽しみにしてたんだよ!」

ドラえもん「カップ麺以外ならなんでもいいや! 早く食べよう!」

ドーラ「もう主旨が分かんなくなっちゃったな」


ドラミ「それでは、私たちが1週間食べ歩いて見つけたラーメンを発表します!」

王ドラ「こちら、台湾ラーメン!」ジャン

一同「おお!」


メッド「これはどこの店のラーメンであるか?」

王ドラ「忘れました」

リーニョ「え?」

ドラミ「いや、もう正直どうでもよくなってきちゃって全然覚えてないの」

ドーラ「何しにいったんだよ……」

ドラえもん「なんでもいいや! いただきま~す!」スッ

王ドラ「あ、ちょっと待ってください」

ドラえもん「え?」

王ドラ「これかけないと、おいしくないですよ」つ『味のもとのもと 』

ドラえもん「」


ドラミ「台湾ラーメンに『味のもとのもと』をかけるとすごく美味しいことに気がついたの」

ニコフ「がう……(それ、何にかけてもおいしくなるやつじゃ……)」

キッド「まぁ美味いならいいんだが……」スッ

王ドラ「あ、キッドには別のラーメンがあるんで」

キッド「え?」

王ドラ「こちら、ドラミちゃんたべさしのラーメン」パカッ

キッド「」

キッド「……え、何このブチブチ噛み切られたようなの……」

ドラミ「私のたべさしだけど?」

キッド「いつの?」

ドラミ「1週間くらい前かしら」

キッド「いらねーよ!!」

キッド「あとコレ、食ってる途中でちょっぴりゲロってんだろ! 変なのが浮いてる!」

ドラミ「はい、コレ」つ『味のもとのもと』

キッド「食えるか!」

王ドラ「まぁ22世紀の科学の前では料理のうまいうまくないは無意味ですよ」

ドーラ「ついこの間まで『本当に美味いラーメンってのを食べさせてあげますよ』とか言ってたのに……」

王ドラ「私はちょっと用があるんでこれで」スタスタ

ドラえもん「なんだい? トイレかい?」

王ドラ「……ドラえもんも私と一緒に工場に行った方がよさそうですね……」

メッド「ん? トイレに行くとなにかおかしいことでもあるのであるか?」

リーニョ「おかしくないよ(笑)。食べたら出る、当たり前だよ!」

キッド「お、おれはへちゃむくれのを無理矢理食べさせられて腹が痛いぜ……。下痢が出そう……」

ドーラ「シエスタ前のうんこは格別だよな」

ニコフ「がうがう(お前ら全員、工場に行ってこい)」


***

ロボット工場 検査室前



ドラえもん「……というわけで、さっきまでグルメの会話をしてたのになぜか尻の穴の検査を受けることになったが……」ガムテープ

リーニョ「」ガムテープ

キッド「」ガムテープ

メッド「」ガムテープ

ドーラ「」ガムテープ



王ドラ「は、早めに見つかってよかったじゃないですか! 危うくうんこで人間を原爆症にするところでしたよ!」ガムテープ

ドラミ「……いや、なんでおかしいって気づかなかったの? そもそもロボット学校にトイレなんて無かったでしょ」

ニコフ「がうがう(こいつら馬鹿だから)」

リーニョ「僕、我慢することに快感を覚えるタイプだから……」ションボリ

メッド「吾輩は漏らしたときは巨大化して誤魔化してたぞよ」ションボリ

キッド「俺なんか漏らすたびにドッカーン! って言ってた……」/// ハズカシー

ドラえもん「僕はどら焼きにねじ込んで隠してたなぁ……」ションボリ

ドーラ「あのうんこ入りどら焼きはお前のかよ!」オゲー

王ドラ「ま、まぁうんこっていっても核廃棄物ですし……。汚くはないですよ?」

ドラミ「気持ちの問題よ」


ミミ子「ドラリーニョさ~ん、検査しますよー」

リーニョ「はーい!」スタスタ






王ドラ「あ、この声は!」

ドラミ「今ミミ子さん、ロボット病院から出張で来てるの」

王ドラ「こ、困りましたね……ミミ子さんにお尻の穴の検査されるなんて……。恥ずかしくて死にそうです……」///

一同(風俗行ったのがばれてるから、実際に死ぬんだけどね……)



***

リーニョ「あ、あの……お尻から核廃棄物が出るんですけど……」

ミミ子「あ~、コレはひどいですね……」

ドクター「一回溜まってるの全部出しちゃって、それから穴をふさぎましょう」

リーニョ「……ということは、ぼくは二度と我慢する快感を……」フルフル

ドクター「……心中、お察しします」

リーニョ「せ、先生! 何とかならないんですか!?」ガシッ

ドクター「我々の技術では……」プルプル

ミミ子「……」クッ

リーニョ「い、いやだぁ~!」オーイオイオイ

ドクター「……」

ドクター(お、俺はなんて無力なんだ!)ポロポロ



***

メッド「吾輩のお尻の穴から核廃棄物が……」

ミミ子「あ~コレは……」

ドクター「とにかく出すもん出してから、穴をふさぎましょう」

メッド「よろしくお願いするのであ~る」

ドクター「……惜しくはないんですか?」

メッド「別に惜しくはないぞよ?」

ドクター(あ、これが普通の反応なんだ……)


***

キッド「漏らすたびにドッカーン! って言ってしまうんだが……」

ミミ子「?」

ドクター「?」

キッド「いや、ドッカーン! って……」

ドクター「?」



***

ドラえもん「お尻の穴から核廃棄物が……」

ミミ子「……これ、核廃棄物じゃないですよ?」

ドラえもん「?」


***

ドラえもん「?」トボトボ

ドーラ「あ、ドラえもん! どうだった?」

ドラえもん「いや、よく分かんないんだけど……。僕のはみんなのと違って核廃棄物じゃないらしい」

ドーラ「は?」

ドラえもん「なんか水分と腸細胞壁の死骸と細菌類の死骸と消化しきれなかった食べ物のカスの集合体のそれに近いって言われたんだけど……」

ドーラ「じゃあ、うんこじゃねえか!」

ドラえもん「どら焼きの件はホントゴメン……」

ドーラ「おええええええ!!」


***

ドーラ「」シクシク

ミミ子「あー、皆さんと同じで核廃棄物が漏れてますね……」

ドクター「塞げば治りますよ……って、大丈夫ですか?」

ドーラ「」シクシクシクシク


***

王ドラ「み、ミミ子さん、お久しぶりです……」/// モジモジ

ミミ子「」コオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!

王ドラ「その、恥ずかしいんですが……お尻から核廃棄物が……」/// モジモジ

ミミ子「」コオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!

王ドラ「み、ミミ子さん?」/// チラッ





***


3時間後

ドラミ「……で、みんなちゃんと治してもらったのね?」

リーニョ「うん……」ションボリ

メッド「これでやっと普通のロボットになれたのであ~る」ニコニコ

キッド「一応治してもらったぜ。ただドクターが言った『医者は体の傷は治せても 歪んだ心までは治せん……』って言葉が引っかかるが……」

ドラえもん「……なんで僕だけ普通にうんこが?」

ドーラ「」シクシク

顔をパンパンに腫らした王ドラ「死にゅ……」フラフラ

ニコフ「がうがう(グーで殴られてんな、こりゃ)」





***


台湾でラーメンを食べ歩いてたら途中でうんこが出るのは異常だと気付いて、そのあとラーメンに飽きて、ドラえもんズの皆に食べさせたところ、みんなうんこが出る異常者だと分かって、工場にいったらミミ子さんに嫌と言うほど顔を殴られました。


――――王ドラの日記―――――








おしまい



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>>98

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