純恋子「番場さんがいなくなって」 (18)
一応すみまひしんみたいのです。完結です。
10話を見た時になんとなく思いついたやつを思い出しながら書きました。
多分ネタバレ有りですのでご注意ください。
初めて書いたので文章下手だったり設定メチャクチャだったり色々雑です。
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9話のあと
純恋子 (この部屋にはもう私一人になってしまったんですわね)
純恋子 (なにかこう、手から暖かさが無くなってしまったような感じですわね)
純恋子 (可笑しなはなしですこと、この機械の手で暖かさを感じたことなどありませんのに・・・)
純恋子 (番場さんと過ごした時間はこの手でも暖かいと錯覚してしまうほど楽しかったということでしょうか)
純恋子 (何度触れてもこの手では暖かさを感じられなかったのに)
そして10話にて
晴「晴やっちゃいますね!」ゲシゲシゲシ
ヒューーーーーーーーーー。ズドーーーーーン。純恋子落下
落下から数時間後・・・
純恋子「私はまだ諦めませんわよ、一之瀬晴。」
純恋子「まだ、時間は残っていますわ。何とかしてもう一度上に・・・」ズルズル
純恋子「ダメージが大きすぎたみたいですわね。左手足が思うように体が動きませんわ。」ドサッ
謎の人「おやおや、何かお困りのようですね英純恋子さん?」
純恋子「!、一体どなたですの?何故私の名前を?」
謎の人「なに、ただの通りすがりの者ですよ・・・」
純恋子 (何故でしょう、この方を知っているような気がしますわ)
謎の人「実はあなたに渡したいものがありましてね。」ガチャ
純恋子「それは一体何ですの?」
謎の人「あなたの今付けている義手義足の新しいものですよ。」
純恋子 (財閥やミョウジョウの関係者ではなさそうですわね・・・)
謎の人「これを付ければ、今付けている手足の10倍以上の力を発揮できます。」
純恋子「一体何がお望みですの?」
謎の人「いいえ、何も。お金や頼みごとがあるわけではありませんよ。」
純恋子「・・・」
謎の人「これならばすぐにまた戦えるだけでなく確実に勝てるでしょう。」
純恋子「色々と私の事情を知っている様ですが、あなたは一体何者ですの?」
謎の人「さっき言った通りただの通りすがりの者ですよ。」
純恋子「まあ構いませんわ。それより先ほど仰ったことは本当ですの?」
謎の人「ええ、確実に勝てますよ。なんなら命を賭けてもいいですよ。」
純恋子「分かりましたわ、私にはあまり時間がありませんし。それをいただきますわ。」
謎の人「まあまあ、焦らないで。実はもう一つあるんですよ。」
純恋子「もう一つ?先ほどのものよりも良いものなのですか?」
謎の人「いいえ、こちらはバイオテクノロジーで作られたものです。」
純恋子「バイオテクノロジーで?」
謎の人「こちらは義手義足ではなく遺伝子情報をもとに細胞レベルで結びつき完全にあなたの手足を再生させるものです。」
純恋子「そちらのもので私は勝てるのですか?」
謎の人「あなたの細胞から再生しますので兵器としての性能はゼロに等しいです。」
純恋子「私は何としても勝たなくてはなりません。勝てない手足などいりませんわ!」
謎の人「そうですか。そうだ、実は合わせたい人もいるんです。」スッ
真夜 「よう、純恋子。派手にやられたな。」
純恋子「真夜さん・・・。どうしてこちらに?」
真夜 「なに、純恋子の様子見に来たんだ。こいつに連れられてな。」
純恋子「そうでしたの。私を見に来てくださったんですか。」
真夜 「俺だけじゃないぜ。な?真昼。」
ヒョコ
真昼 「は、英さん。」
純恋子「番場さんまで!何故お二人が一緒に?」
真夜 「犬飼のやつにやられたとき俺と真昼の意思が完全に独立しちまってよ。」
純恋子「独立ですか?」
真夜 「ああ、んで一つの体じゃもう持ちそうにねぇってときにこの男に会ってな。」
真夜 「そっからバイオなんちゃらで同じ体をもう一つ出してもらってそっちに俺の意思を移してもらったんだよ。」
純恋子「そういうことですか。でしたら何としても倒さなくては。お二人が見てらっしゃるんですから。」グッ
真昼 「は、英さん。怪我してるます。」
真夜 「おい、純恋子」
純恋子「この程度の傷心配ありませんわ番場さん真夜さん。そこの方一つめのほうをこちらに」
謎の人「・・・本当に一つめので良いんですか?」
純恋子「ええ、よろしいですわ。」
真夜 「・・・」
真昼 「は、英さん!」左腕ガシッ
純恋子「番場さん?何を?」
真昼 「も、もうヤメテください。こ、このままじゃ死んでしまう・・・ます。」
純恋子「ごめんなさい番場さん、でも私は刺し違えてでも一之瀬晴を倒さなければ。」
真昼 「お、お願いです!」ブワッ
純恋子「番場さん・・・。何故、泣いているのですか・・・」
真昼 「は、英さんにずっと側にいてほしい・・・です。」
純恋子「真昼さん・・・」
真夜 「なあ純恋子、真昼はよぉ実はお前といるときは殺しをしなくても治まってたんだ。」
純恋子「真昼さん、そうだったんですの。」
真夜 「それに俺も純恋子にずっと側に居て欲しい。」
純恋子「真夜さん・・・」
真昼 「は、英さん。お願い・・・です。い、行かないでください。」グスッ
真夜 「行かないでくれよ、純恋子。」
純恋子 (そうですわね。女王の座より大切なものが今の私にはありますわね。)
純恋子「ふふ、番場さんそんなに泣いては素敵なお顔がもったいないですわ。」右手で涙スッ
真昼 「は、英さん・・・」
真夜 「純恋子・・・」
純恋子「悲しいですわね、この手ではこの涙も番場さんの肌も感じられないのですから・・・」
謎の人「そういうことなら二つめ手なら感じられますよ英純恋子さん。」
純恋子「・・・」
謎の人「もう一度だけ聞きます。どちらの手にしますか?」
純恋子「では、二つめのほうで・・・」
一ヶ後
純恋子 (ここは一体・・・。病院ですの?)
真昼 「は、英さん。」涙目
真夜 「起きたか純恋子。」
純恋子「番場さん真夜さん。私は一体何日ほど・・・」
真夜 「手足付けてもらってから約一ヶ月間寝てたんだよ。」
真昼 「よ、良かった・・・です。」
純恋子「番場さんまた泣いてらっしゃるんですの。」スッ
真夜 「真昼のやつほとんど毎日来てたんだぜ。」
純恋子「これが番場さんの涙でこれが番場さんの肌なのですね・・・」
純恋子「とても優しくてとても暖かいですね。」
真夜 「こっちの手にして正解だったな。」
純恋子「ええ、ほんとにそのとおりですわ。ところであの方は一体どなただったんですかしらね・・・」
真昼 「わ、分からない・・・です。」
真夜 「さあな、気付いたら消えてたよ。」
純恋子「不思議ですわね。」
真夜 「まあ誰でも良いんじゃねぇの?助けてくれたことには変わらねえし。」
純恋子「真夜さんの仰るとおりかもしれませんね。」
真昼 「わたしもそう思う・・・ます。」
面会時間終了の鐘
真夜 「お、そろそろ時間かな。んじゃ純恋子また来るわ。行くぞ真昼。」
真昼 「し、真夜待って。ま、また来ます。」
純恋子「ええ、それではまた。」
一週間後、純恋子退院の日
真夜 「やっと退院か。」
真昼 「お、おめでとうございます。」
純恋子「番場さんも真夜さんもありがとうございます。」
純恋子「そうですわ、番場さん真夜さん。」
真昼 「は、はい?」
真夜 「ん、なんだ?」
純恋子「もしも、お二人が気持ちがあの日の夜とお変わりがないのでしたら・・・」
真昼 「はい。」
真夜 「ああ。」
純恋子「私と一緒に暮らして、この先ずっと私の側に居てくださりませんか?」
真夜 「ああ、もちろん大歓迎だ。な、真昼。」
真昼 「はい。私も、すごく嬉しい・・・です。」
純恋子「ふふ、ではこれからはずっと三人一緒ですわね。」
この先三人は多くの人を助けながら幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
読んでくださった方ありがとうございます。
実際思い浮かんだけのものだったのでオチとか無かったんで無理矢理終わらせました。
文章もメチャクチャで読みずらかっかと思います。すみません。
ちなみに思い付きで書いたので謎の人の正体は特に決まってません。
このSSまとめへのコメント
星新一みたい