ラブライブ劇場♡ (98)
ラブライブの短編を書いていきます。
本当は昨日立てたスレに続きを書こうと思ったんだけどHTML依頼を出してしまったので、
昨日の反省点もふまえて新しく立てました。ごめんなさい。
申し訳程度のキチ要素もあるので注意してください。
それではいきましょう!
#1 希「ウチの愛はリリーホワイトやんな♡」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404726401
カエル「ゲコ、ゲコ!」
希「凛ちゃんおはよう、今日も元気やね」
カエル「ゲコゲコ!」
希「さーって、今日もスクフェスしないとダメやね」
希「今日のログインボーナスゲットや!ん?!ログインボーナスの横のキャラが凛ちゃんやない!!ふざけてるん?!」
希「スクフェス事務局にメールやね。ぽちぽち、送信っと」
希「ん?…信じられない!!またウチのイベントやってる」
希「毎日スクフェス事務局にメール送ってるのに、ふざけてるん?また今日もメールしないとダメみたいやね」
希「毎日凛ちゃんイベントにしないと、殺す…っと。送信」
希「いい加減にしてほしいよ。何がキャンペンガール編なん?意味不明よ。凛ちゃん編やったらいいのに」
希「さ、今日も凛ちゃん艦隊でシャンシャンしよっと」
希「凛ちゃん、ご飯はもうちょっとあとでね」
カエル「ゲコ」
***
希「じゃあ凛ちゃんいってくるね。まだ朝の4時やけど、ウチの朝は早いんよ」
希「ここは凛ちゃんのお家よ」
希「お邪魔します。あ、今日はしましまパンツみたいやね。靴下は…一足だけかぁ」
希「毎日朝食はここで調達してるんよ」
希「モグモグ。あれ、凛ちゃん柔軟剤変えたん?前の匂いもよかったけど、こっちの匂いも好きや」
希「焼き肉のたれをかけてっと…やっぱり凛ちゃんのパンツは美味しいわぁ。ご飯によく合うやん♪」
希「ごちそうさまでした」
希「さ、もうすぐ凛ちゃんが起きて来る時間やね。凛ちゃん、お寝坊さんしたらダメよ?チュッ」
希「また後でね~」
***
希「おはよう、凛ちゃん。あと花陽ちゃん」
花陽「…お、おはよう希ちゃん」
凛「おはようにゃー!」
希「ふふっ。一緒に学校いこ?」
凛「もちろん!行こう!」
花陽「(最近希ちゃんとよく会うけど、方向は逆のはずなんだけどなぁ)」
希「花陽ちゃん、どうしたん?暗い顔して。考え事?」
花陽「え?あ、ううん!何でもない!」
希「そう?ならいいけど」
花陽「(至って普通…なのかな…?)」
凛「??」
***
希「エリち、にこっち、次は移動教室やね」
絵里「そうね、行きましょうか」
にこ「ええ」
凛「おや?にこちゃんたちはっけーん!」
希「!!(ウチも名前で呼んでよ!!!)」
凛「次は体育なんだー!凛の大好きな、持久走だよ♪」
にこ「暑いから熱中症には気をつけなさいよ~?」
絵里「あら、にこにしてはまともなことを言うじゃない」
にこ「どういうことよ!」
希「うるさい!!!にこっちはしゃべらんといて!!!!!!」
にこ「えっ!?な、何よ急に」
希「にこっちむかつくわ!!!」
絵里「の、希?」
にこ「何なの急に…」
凛「??」
希「凛ちゃん、暑いから熱中症には気をつけるんよ?」
にこ「それさっき言ったんだけど」
希「ウチの真似したんやろ!!キチガイと違う?!それにしゃべらんといてって言ったやん!?」
にこ「ハァ?何なのよ…あんた最近変よ…」
希「むかつく!!!あ、2人とも、先いってて、教室に忘れ物したみたい」
絵里「…??」
凛「??じゃぁ、また放課後でー!」
希「バイバイ♪」
***
キーンコーン♪
希「授業が始まってしまったみたいやね。でも気にしない!」
希「ここが一年生の教室やん♪凛ちゃんの席は、左から4番目の前から3番目の席よ」
希「ハァ…脱ぎたての制服やん♪ウチのと交換しよ」
希「あぁん…凛ちゃんの制服に包まれてウチ、幸せ♡」
希「凛ちゃんの机の角でリンニーしないとダメやね♪」
希「はぁっ、はぁっ…ウチのマンカスいっぱいつけとくからね…凛ちゃん…!!」
ブシャー!
希「よしっと♪さ、授業に戻ろう」
先生「こら、東城さん!遅刻よ!」
希「うるさい!!授業より大事なものが…今ここにあるんよ」
先生「は、はぁ?!まいいわ…とにかく席に着きなさい」
絵里「ちょ、ちょっと希…何してたのよ…」
希「んー?まぁ、ちょっとしたリンガベーやん♡」
にこ「…どうしちゃったっていうのよ希」
***
希「お昼休みやん。さ、凛ちゃんに会いに行こっと」
希「凛ちゃん!やっほー」
凛「希ちゃん!どうしたの?」
希「どうかしないと来たらダメやった?」
凛「そ、そんなことないにゃー!」
希「ふふっ、冗談よ。今日はお昼ご飯は購買のカレーパンなんやね」
凛「そうだよ!とっても美味しいんだー」
希「ならウチもそうしようかな?ちょっと買って来るね♪」
凛「うん!」
・・・
希「あ、最後の一個やん」
生徒「カレーパン、ラスト一個!ゲットー!!」
希「!!な、なんなんあの子、キチガイと違う?」
希「返して。それウチのなんやけど」
生徒「え!?な、なんですかいきなり」
希「そのカレーパンはウチのや!!!殺すで!!!」
生徒「ヒ、ヒイ!!ごめんなさいーー!!!」
希「わかればええんよ」
希「さ、凛ちゃんのところにもどろ」
希「ウチの唾をたーっぷり注入♡プシュ!」
希「とんでもなくスパイシーやん?」
・・・
希「凛ちゃん、買って来たよ」
凛「えへへー、希ちゃんとお揃いだにゃー♪」
希「あぁん、可愛いこというやん♡」
希「(凛ちゃんまだ食べさしや…いい感じやん?)」
希「あーー!!凛ちゃんあれ見て!!UFOや!」
凛「にゃっ!?!?」
サッサッ!!
希「なーんちゃって♡」
凛「もー!希ちゃんひどいにゃーー!」
希「うふふ!さーて、ウチは戻るね?」
凛「うん!バイバイ!…って、あれ?凛、パン食べさしだったのにまるまる残ってる…なんでぇ?」
希「それはスピリチュアルやね!バイバイ♪」
凛「??…まーいっか!」
モグモグ
希「(あぁ…ウチの唾を凛ちゃんが咀嚼してる。ウチの一部が凛ちゃんの体の源になるなんて…すてきやん♡)」
希「さ、ウチはこの凛ちゃんの食べさしのカ凛パンを食べよっと」
希「間接キス…やね…///」
***
海未「希の様子が変?」
絵里「そうなの…ここ最近、ずっとね」
にこ「最近ユニット毎に練習してるじゃない?それで、何か知らないかなと思って」
海未「…別段私たちの前では、変わった様子はありませんでしたが…。とりあえず、今日の練習は少し気をつけて見ておきます」
にこ「頼んだわよ」
・・・
希「んーやっぱりダンスは気持ちいいね」
凛「楽しかったなー!」
海未「さて、今日の練習はここまでにしましょう」
海未「(特に変わった様子は見受けられませんでした。凛をよく見ているなとは思いましたが…それだけ)」
希「そうだ、凛ちゃん、今からウチの家に来ない?」
海未「(え?私は?)」
凛「え?いいのー?!じゃあさ、海未ちゃんも行こう!」
希「」ギロ
海未「ヒィ!!」
凛「海未ちゃん…??」
希「海未ちゃんは用事があるんよね?そうよね?ね?ね?ね?ね?ネ????」
海未「(ま、まさか…これが絵里達が言っていたことでしょうか?…と、いうことは…。!!そ、そうですか、それなら合点が行きます)」
海未「いえ、その用事ですがなくなったので、私もお邪魔します」
希「ハァ!?!誘ってもないのに来るとかキチガイと違う!?!」
海未「あなたが言いますか…」
凛「やったー♪うれしいにゃー!」
希「…ま、まぁ凛ちゃんがそんな喜んでくれるなら…」
海未「(…危険な香りがします。心配です…)」
***
希「ちょっとだけお部屋片付けて来るから、凛ちゃんちょっと待ってて?あとそこの人も」
海未「…はい(そこの人って…)」
凛「わかったにゃー!」
・・・
希「お待たせ~。遠慮せんとあがって♪あ、凛ちゃんはこれを履いて?」
凛「す、スリッパ…!さすが希ちゃんにゃ!」
海未「私のは無いんですか…?」
希「そんなものあんたには要らないやろ!!!!」クワっ
海未「ヒィ!そ、そうですね…」
凛「??あ、ケージがある。希ちゃんなにかペット飼ってたっけ?」
希「あぁ、そうなんよ…でも、死んでしまったんよ…」
凛「…の、希ちゃん、ごめんね…」
希「ん?気にしなくていいよ!本物はここにいるからね♪」
海未「(ヤバい匂いしかしませんね…)」
希「今日の晩ご飯はお鍋なんよ♪スタミナたっぷり付けないとね!一緒に食べよ?」
海未「夏なのにお鍋、ですか…」
希「あんたには言ってないよ!!!!2人の会話に入って来るなんてキチガイと違うん?!?」
海未「ヒィ!」
希「今日はねぇ、名付けて凛ちゃん鍋や♪」
凛「ええ?!凛のお鍋?!変なのー」
希「まぁ、食べてみればいいやん♪いっただきまーす!」
海未「…」
凛「凛も、いっただきます!!ん、これ、何のお肉かにゃ??」
希「凛ちゃんのお肉よ♪」
凛「えー何それっ?!なんか危ないにゃ…はは」
希「そんなことないよ~」
凛「ん!わかった、これ、鶏肉だね!」
希「ぶー!やから、凛ちゃん(カエル)やって!」
凛「え…?の、希ちゃん何言ってるの…」
海未「…の、希…?」
希「ちなみに出汁は凛ちゃんの練習後のタオルと、練習後の靴下と、鼻をかんだティッシュでとったんよ♡」
凛「の、のぞみちゃ…」ガタガタ
海未「の、希!何を言っているのですか!?凛、下がっていてください…!」
凛「希ちゃん…怖いよ…」サッ
海未「説明してください…何のために…」
希「ヒィアア!!!いやよ!!!なんで凛ちゃん海未ちゃんにくっつくん!?」
希「ウチは…ウチは!!凛ちゃんが好きなんよ!!凛ちゃんが大好きっ♡」
希「初めてそう思ったのは…スクフェスで凛ちゃんのイベントがあったとき…」
希「カエルコスの凛ちゃんSR、とっても可愛くて…スクフェス事務局に恐喝メールを送って100枚ゲットしたんよ?」
希「でも、それだけじゃ足りなくなって…次はカエルを凛ちゃんだと思って飼うことにした…」
希「だって…本物の凛ちゃんにこんな気持ち言ったら引かれてしまうやん」
希「でも、でも…!我慢出来なくて…凛ちゃんのパンツと靴下を毎日干してる洗濯物から盗んで朝食にしてた」
凛「あ…あ…盗んでたの…希ちゃんだったの…」
希「ごめんね、でもそれだけ好きなんよ…!!!」
凛「」フラッ、ドサ
海未「凛!!!??」
希「さっき食べたお鍋な、お薬混ぜといたんよ?」
希「ウチの愛した凛ちゃんカエルを凛ちゃんが食べる…それだけでウチ、いっちゃいそうやん♡」
希「これで…凛ちゃんはうちのもの。ねぇ、海未ちゃん、邪魔しないで?」
海未「あなたはキチガイです!!!」
希「海未ちゃんになにがわかるん!?!人を好きになったことも無いくせに!!」
海未「でも!!それでも!!!こんなこと間違っています…!!」
希「なんで!?なんでそんなにウチと凛ちゃんの邪魔をするん?!」
海未「間違っているからです!!!間違っているから…私たち…仲間だから…っ!!」
希「!!!」
希「…」
海未「…間違っているんです、あなたは。凛を好きだという気持ち、それは間違いでも何でもありません。希がそうだと言うなら、私は心から応援します。でも、こんなやり方は間違っています…!」
希「海未ちゃん…♡」
海未「希…目を…さ、ま…あれ…?」フラッ
希「うみちゃんうみちゃん海未ちゃん…♡ウチのことをそんなにぃっ…」
希「焼きもちやいてたんやね…ごめんね、気付かなくて」
希「そんな海未ちゃん…可愛いやん!///」
希「ウチの…ウチの愛は…凛ちゃんだけに向けてちゃいけない…」
希「うん、ウチ、海未ちゃんも同じくらい愛するから…海未ちゃんっ♡」
・・・・
カチャ、カチャ…
希「今日の晩ご飯は豪勢やね!」
希「食べたものって、ウチの体の一部になるんよ?」
希「ウチの体が…細胞レベルで凛ちゃんと海未ちゃんで満たされてく…こんな幸せってないよ…」
希「凛ちゃん、好き。食べちゃいたいほど、好きよ。海未ちゃん、好き。食べちゃいたいほど、好きよ」
希「食べたいほど好きだなんて、なんてピュアピュアな純愛なんやろう?」
希「純潔な、ウチの愛…」
希「凛ちゃんの凛言葉は、『元気な貴女が好き』」
希「海未ちゃんの海未言葉は、『静かな貴女が好き』」
希「百合の花の花言葉は、『純潔』……」
希「ウチの愛は、リリーホワイトやんな♡」
(終わり)
#2 希「七夕やん!」
(彦星…彦星よ…目を覚ましなさい…)
希「!!!」
希「…ゆ、夢?」
希「今日は…七夕…うっ…頭が…!」
(織り姫…愛している…)
(私も…彦星様…)
希「…あぁ…そうやった…ウチ、なんでこんな大事なこと忘れてたんやろう」
希「やっと思い出した、織り姫…ウチの、織り姫…」
***
ことり「あ、希ちゃんだ!おはよう♪」
希「!!」
ことり「??どうかした?」
希「織り姫…おはよう♪」
ことり「お、織り姫?あぁ、そっかぁ、今日は七夕だね♪」
希「そうよ。織り姫…ううん、こっちの世界ではことりちゃんって呼んだ方がいいか」
ことり「ええ?ことりが織り姫?なんだか照れちゃうな…」
希「…まだ、目覚めてない、か…」
ことり「?何か言った?」
希「ううん…。ことりちゃん、何か思い出さない?」
ことり「?何を?」
希「何をって…今日は七夕やん?」
ことり「??だ、誰かの誕生日…だったりする…??」
希「違うよ!七夕の伝説!」
ことり「?あの、彦星様と織り姫の…お話?そういえば、今日は2人が会えるんだよね♪」
希「そう…だけど…ことりちゃんが思い出してくれないと…会えないんよ…」
ことり「?」
希「…まだ時間はある、か。ことりちゃん、何か思い出したら言って」
ことり「う、うん…?」
***
ことり「っていうことがあったんだぁ」
海未「へぇ、一体何を思い出すんでしょう」
ことり「それが…私には全く見当がつかなくて…」
海未「気になりますね。それにしても、希も案外ロマンチストなんですね」
ことり「ふふ、海未ちゃんみたいだね♪」
海未「わ、私は別にそんな…ただ、すてきなお話だとは思いますが」
ことり「それにしても、ことりが織り姫様かぁ。なんだか恥ずかしいね」
海未「ふふ、とても似合ってますよ」
希「」ギリ・・・
希「ダメや、まだことりちゃんは思い出してないだけ…」
海未「?今希が居たような…」
***
希「それで、ことりちゃんが思い出すのを待ってるんよ」
絵里「…?ちょ、ちょっといいかしら、何を思い出すの?」
希「何って、ことりちゃんが織り姫様やってこと!」
絵里「…」
絵里「ぷ、くふふ、あはは!んもう、希ったら!真剣な顔で何を言うのかと思ったら…」
希「笑わんといて!!!!」ドン
絵里「!!の、希…?」
希「ウチは彦星の生まれ変わりなんや。天の神様が2人を離ればなれにして…現世に生まれ変わらせた。それが、ウチと…ことりちゃんなんよ」
絵里「…な、なにそれ…」
希「こと座のことりちゃん、わし座のウチ。こと座のことはことりちゃんのこと、わし座のわしはわしわしが大好きなウチのことなんよ?」
絵里「ちょ、ちょっと希…本気で言ってる…?」
希「本気に決まってるやん!!エリちやから話したのに!!!!!!」
絵里「ご、ごめんなさい!で、でもあまりに…その、ね…?」
希「もういい!!」
絵里「あっ、、希!!」
***
希「何もわかってくれない…なんで?」
希「ウチとことりちゃん、…やっと出会えたって言うのに…」
希「ああ…そっか。ウチは特別な力を持って生まれたから、夢のお告げを受け取ることが出来た。ことりちゃんは、まだその力に目覚めてないんや…」
希「だったら、ウチがもうちゃんと言って思い出させてあげるしかないか♪」
希「ん?あ!ウチの織り姫さんや…♡…って、あれ?」
ことり「海未ちゃん、弓道部の練習…行っちゃうの?」
海未「そ、そんな顔をしなくても…また練習が終われば会えるじゃないですか。今日は待っていてくれるんでしょう?」
ことり「そうだけどぉ…」
海未「希も言っていたでしょう?ことりが織り姫なら…私は、ことりの彦星です。今日は七夕、だからすぐに会えますよ」
ことり「…も、もう海未ちゃんってばぁ///」
海未「ふふ、それでは、またあとで」
チュッ・・・
希「」ギリギリギリ
希「なに、あれ…何をいってるん海未ちゃん…ことりちゃんの彦星はウチしかおらんよ!!!!」
希「許さない…織り姫を騙して…ウチらを引き離そうと…はっ」
希「天の神様…まさか、あいつ…天の神様の生まれ変わり…!?」
希「現世にまで現れて…!!!またウチらを…!!!!」ギリリリ
希「ちょっと待って!!!!」
海未「?の、希ではないですか…どうかしましたか血相を変えて」
希「…いい度胸やね、天の神。…いいや、こっちの世界ではこう呼んだ方がええか、海未ちゃん」
海未「は、はぁ?何を言っているんですか…?」
希「まだ天の神も目覚めてはいない、か…好都合やね。でもウチらを引き離そうという意思は既に芽生えているみたいやし油断はならない…」ぶつぶつ
海未「希?なんだか変ですよ…?」
海未「希!!どうしたんですか!!」
希「…天の川の煌めく夜空の星達よ…ウチに聖なる力を…この悪魔を…この天の神を…倒す力を…!!!!」
希「ミラクルスピリチュアルパワー!!!!」
ぐぐぐぐっ
海未「ぐっ…ぁ…かはっ…は、な…し…!!」
希「天の神を退治すれば!!!ウチとことりちゃんは!!!!結ばれる!!!!!」
希「あはは!!!あははははははは!!!!!残念やね、七夕が!!!七夕が!!!命日になるんよ!!!!!!!」
海未「ぁ…ひぐっァ……かはっ…ヒュー……」
ドサ
希「ハァ…ハァ…。やっと、やっと…ウチらの仇を、取った…!!」
希「待ってて織り姫…すぐ迎えに行くやん♡」
***
ことり「あれ?希ちゃん、どうしたの??」
希「お待たせ…織り姫」
ことり「ま、また?」
希「もう、ウチらの邪魔をする天の神はおらんよ。だから、結ばれよう?ね?ね?」
ことり「の、希ちゃん…?」
希「ほらっ!!!天の星達も!!ウチらを祝福してくれてる!!!」
ピーポーピーポー
ことり「な、何を言ってるの希ちゃん!?」
希「思い出すまでウチは待つから!織り姫、愛しています!ウチは、織り姫…ううん、ことりちゃんを愛していますぅううううう」
ことり「ヒっ…」
・・・・・
・・・
・・あの子で間違いないな?・・・よし、抑えろ・・・まさか・・こんなことになるなんて・・・希・・・どうして・・・・
・・・
・・
・
警察「暴れるな!!警察だ!!」
ことり「ひ…あ…のぞみ…ちゃ…」ガクガク
希「何よ!!!離して!!あんたも天の神の生まれ変わりなん!?離して!!なんで!!!なんでウチらを引き離すん!?ねぇ、織り姫…愛してるよ…織り姫…愛してる…ことりちゃん…愛してるよぉおおおお!!!!!!」
ことり「う…あ……いやぁああ!!!!!」
警察「よし、連れて行くぞ…」
希「…」
希「うふふ、あははは、いひぃ!!あははははは!!!」
希「…ウチの…織り姫さん……やっぱり、こういう運命なんかも、しれん…ねっ♡」
希「・・・さーさーのーはー・・・さーら・・・さら・・・・」
(終わり)
#3 真姫「短冊に願いを込めるわよ!」
穂乃果「…よし、出来た!」
真姫「いい感じじゃない。よく見つかったわね、笹なんて」
穂乃果「お父さんが知り合いの人から貰ったんだって」
真姫「そうなのね」
穂乃果「でも、良かったの?みんなも呼ばなくて」
真姫「べ、別にいいでしょ!」
穂乃果「…さては2人きりになりたかったとか~?」
真姫「は、はぁ?!何でそうなるのよ!イミワカンナイ!」
穂乃果「えへへ、冗談だよ。…わ、わぁ!!見て真姫ちゃん……!」
真姫「…奇麗……」
穂乃果「あれが、織り姫かな?」
真姫「…バカね、織り姫はあっち。で、あれが、彦星よ」
穂乃果「わぁ、真姫ちゃんってば詳しいんだね」
真姫「当然でしょ」
穂乃果「…うん。さ、真姫ちゃん。じゃぁはじめよっか」
真姫「……うん」
穂乃果「2人だけで、願い事を――」
・・・・・・・・
穂乃果「よし、っと!穂乃果の短冊、絶対に見ちゃダメだからね!」
真姫「見ないわよ!私のも見ちゃダメよ!」
穂乃果「…うふふふー!」
真姫「穂乃果が私に『女の子を好きになったらどうする?』って聞いたとき」
穂乃果「真姫ちゃん…」
真姫「まさか穂乃果も同じ悩みを抱えてたなんて、思わなかった」
真姫「みんなを呼ばなかったのは、その話をしたかったからなの」
穂乃果「そうなんだ…」
真姫「私ね、ここから飛び降りようと思う」
穂乃果「!!…真姫ちゃん。穂乃果も、同じこと、考えたことあるよ」
真姫「こんなにも毎日が辛いなら、いっそ…」
穂乃果「…そう、だね」
真姫「穂乃果と一緒なら、怖くないわね」
穂乃果「…まっかせてよ!って、変な話だけどさ…あはは」
真姫「ふふっ。ねぇ、穂乃果。…来世では、結ばれると良いわね」
穂乃果「…うん。真姫ちゃんも、ね」
真姫「どうして私たち、女の子を好きになっちゃったのかしら」
穂乃果「真姫ちゃん」
真姫「穂乃果…ありがとね。穂乃果が居てくれて、心がすっと救われた」
穂乃果「…っ」
真姫「同じ境遇の人が居て、同じ悩みを抱える人が居て…それだけで…。結局最後まで、誰が好きなのかは教えてくれなかったけどね?ふふっ」
穂乃果「…それは穂乃果だって一緒だよ」
穂乃果「それに真姫ちゃんだって結局最後まで教えてくれなかったじゃんかー!」
真姫「…私は、自分でもわかってるくらい臆病だから、ね」
穂乃果「…」
真姫「傷つくのが怖かった」
穂乃果「私もそうだよ。後少しの勇気が…出ていれば…何かが変わってたかも知れない」
真姫「こんなことする勇気はあるのに、ね」
穂乃果「私たちの気持ちは、間違ってたのかな?」
真姫「…間違ってない!間違ってなんか、居ないわよ…!」
穂乃果「…でも、穂乃果と真姫ちゃんは、この道を選んだんだよ…」
真姫「…辛い想いに、耐えられなかっただけ…!」
穂乃果「そっか。そうだったね」
真姫「…手をつないでもいい?」
穂乃果「っ、ぇ…!あ、う、うん!」
真姫「最後の最後に、こんなこと出来ちゃうなんてね」
穂乃果「…」
真姫「一緒に、飛びましょう?」
穂乃果「うん」
真姫「…すごく、高い」
穂乃果「そうだね。せーので、行こうか。怖くない?」
真姫「怖くないわ。…私だけ、ずるいかしらね?」
穂乃果「…穂乃果も、怖くないよ!」
真姫「ただ今は思ってる。願い事が、次こそは叶いますようにって」
穂乃果「うん。強く、強く願おう」
いくよ、せー、のっ
たんっ
穂乃果(私たちは空高く飛んだ。まるで天の川を飛び越えるように)
真姫(天の川の向こうには、きっと愛する人が笑顔で迎えてくれる場所があると信じて)
穂乃果「真姫ちゃん…」ニコ
真姫「穂乃果…」クス
(( 好き ))
希神様「どうしてその一言が言えなかったん?同じ境遇やったのに」
「だって!…それにしたって、もう、もう!……好きな人が、居るって…」
希神様「それで諦めちゃったんやね、情けないなぁ!」
「…」
希神様「必要なのは、柵を飛び越える勇気より、胸に飛び込む勇気やったんよ」
希神様「そんな弱い子たちにはお仕置きが必要やね!」
希神様「もっかい辛い想いを味わってき!!!」
・・・・
真姫「…あれ」
穂乃果「…あれ」
真姫「と、飛んだはず…よね?」
穂乃果「…う、うん」
ビュオオオオオ
穂乃果「も、もう一回…飛ぶ…?」
真姫「…う、うん」
・・・
2人「「……待って!!」」
真姫「ゔえ、な、なによ」
穂乃果「ま、真姫ちゃんこそ…」
・・・
2人「…っぷ、あははは、あははは!」
真姫「何よー全く!」
穂乃果「ほんとに!真姫ちゃんこそ!」
「「…ねぇ、あのね。」」
(終わり)
#4 希「ラッキーカラーはイエロー♡」
希「今日の希ちゃんの運勢はっと…!うをおおおお」
希「むむ!!出ました!!!ラッキーカラーはイエロー!これは穂乃果ちゃんのお父さんのおしっこのことやね」
希「そうと決まれば早速調達やん!」
ガチャ
希「お邪魔しまーす!!」
穂乃果「わぁ!!希ちゃん!?びっくりした…なんでうちのトイレに!?ていうか閉めてよー恥ずかしいよぉー!!!」
希「ウチは今日から高坂家のお父さんの専用の便器や!どいて!」
ドンっ
穂乃果「ひゃぁ、い、いたいよぉ!希ちゃん、便器って…?」
希「穂乃果ちゃんがおると厄介やね。鈍器で殴って気絶させようっと」
ゴン!
穂乃果「ぐぇ」
希「これでおkやん♡ウチは便希!待機します」
ガチャ
穂乃果父「」そわそわ
穂乃果父「!!」びくっ
希「あ、お父さん、おはようございます♪おしっこしたいんと違う?」
がしっ
ポロン
希「ひゃっ…なんておおきなおちんぽさんなん…!?」
希「ウチこんなん…我慢できひんやん~っ!!!」
ぱく
穂乃果父「~~~!!////」
希「早く!!ウチは便器や!!!早くおしっこし!!!」
穂乃果父「ぁ…!く、くわえたまましゃべっちゃ…!!」ビクっ
希「キャァ!膨張してる!!ウチ知ってる!これはスピリチュアル勃起っていうんや」
穂乃果父「は、はなし…///」
希「かわいいなぁ。早くおしっこし?ウチがたーっぷり飲んであげるよ♪」
穂乃果父「だ、だめ…///」
希「イラ…!早くしって言ってるやん!!!!!かみちぎるで!!!!!!!」
穂乃果父「ひぃ…///」
希「良い子よ…早くおしっこし…?」
チョロ、チョロチョロろおろ…
希「んぐぅ!!おいちいいいい!!!!!おいちすぎるやん♡穂乃果ちゃんのお父さんのイエローモンキージューチュぅうう」
穂乃果父「んはぁ……、や、み、みるなぁっ…////」
希「ジュボジュボジュボジュボ!!!!」
希「何してるん!?次は白いおちっこするんや!!!!!いっぱい便器に出すんよ!!!」
穂乃果父「ゃ…ゃだっ……めてぇ…///」ガクガク
希「もう立ってられへんのかな?ここはこんなにもおっ立ててるのに♡」
穂乃果父「ぁ、だ、ダメだぁ!!い、いく…っぁあ…!!んっ…///」ビクン、ビクン
ドクドク
希「ひゃあああああああ!!!!!!!のんたん便器妊娠しちゃう!!!!!」
穂乃果父「ぅぁ…///」へたへた
希「情けないなぁ!!ウチの口移しで穂乃果ちゃんパパの精子をたーっぷり注入や♡ぶちゅ」
穂乃果父「んぅ…はぁっ…ちゅ…れろ…///」TRON
希「目がこんなにもとろんとして…かわいいなぁ…美味しい?」
穂乃果父「ん…///」コク
希「さ!!ウチのラッキーパワーも充電完了!学校イカないとね♪」
穂乃果父「…//」くい
希「ん?どうしたん?行ってほしくないん?」
穂乃果父「…ん//」こく
希「んもう!!かわいいねんからっ♡まただいすきちゅっちゅしてあげるから、我慢よ?」
穂乃果父「…ん」こく
希「…ぷるしょああああああ!!!なんてかわいいん!!」
希「決めた!!!ウチ、穂乃果ちゃんのお父さんをお嫁さんにする!!!」
希「それってとってもスピリツアルやんっ?♡」ウィンクっ
(終わり)
今日はここまでです。ありがとうございました。
叶え!みんなの夢――
おつありがとうございます、今夜もいきましょう!
#5 海未「許しません!」
海未「にこ!!!にこは居ますか!!」
にこ「ヒィ!びっくりするじゃない、どうしたのよ海未」
海未「あぁん、にこかわいっ♡」
海未「ハッ、そうじゃなかったです」
海未「にこ…にこ…私は、絶対に認めませんよ!!矢澤にこ、許しません!!!」
にこ「なんなのよ急に!」
海未「それは貴女がドキュンネームだからです!!」
にこ「ハァ!?!」
海未「なんてひどい名前なんでしょう…親の顔が見てみたいです!!!」
にこ「ちょっとあんた喧嘩売ってる?!」
海未「ケ、ケンカだなんて!!!!ただ私は、にこの名前が許せないだけです。なんですかそのドキュンネームは!?にこ、だなんて全日本ドキュンネーム代表そのものです!!!」
にこ「何なのよそれ…ていうかにこなんてまだましな方でしょう!?そもそも何でいきなりそんなこと言い出すのよ!!!」
海未「昨日新聞で見たんです…広がるドキュンネームという記事…私はうち震えました。日本が、日本の未来が…けがされていく!!このままではいけない!!そんなとき、にこの顔が頭に浮かびました」
にこ「ちょ、ちょっと待ってよ…この程度でドキュンネームとか言われたくないんだけど!!」
海未「いいえ!!!矢澤にこという名前…あなたは立派なドキュンネームです!!!」
にこ「あんたの幼なじみのことりだって大概じゃないのよ!?!」
海未「…あっ」
海未「ことりはいいんです!!話を変えないでくださいっ」プイっ!
にこ「プイ!じゃないわよ!幼なじみだからって見逃すわけ!?」
海未「そ、そうではありませんが…と、とにかく!!にこ、あなたのそのへんてこりんなドキュンネーム、許しません!!存在してはいけないんです!!!」
にこ「へんてこりんって言ったぁ?!へんてこりんって言ったわね?!!!」
海未「そうですへんてこりんなんです!!!」
にこ「もういくら海未でも許さないわよ!!これはママが考えて付けてくれた名前なんだから!!!!」
海未「私の方こそ許しません!!!改名します!!!矢澤にこ改名します!!!改名しますからねっ!!!!」
にこ「なんであんたが決めるのよ!!しないからね!?」
海未「改名します!!!もう市役所で書類も貰ってきました!!!その矢澤にこという名前を…変えます!!!サインしなさい!!!!!」
にこ「ハァ!?!ちょっと待ちなさいよ!!」
にこ「…って、え…?」
にこ「な、なんなのよ…これ…」
海未「さ、サインをしなさいっ!!!じゃないと、ゆ、ゆるしませんっ…!!」
海未「に、にこだなんてドキュンネームは…園田っていう由緒正しき名字でバランスを取るしかないんですからねっ!!!!」
にこ「……こ、これって!!…婚約届け…じゃない…///」
海未「いいいいい、いいからサインをしなさーーーーいっ!!!!」
海未「にこみたいなドキュンネームの女の子には、私みたいなのがついてないとダメなんですっ!!!」
海未「今日からあなたは園田にこになりなさいっ!!!じゃ、じゃないとゆるしませーんっ!!!!」
にこ「…な、何言ってんのよまったく…こんなプロポーズってないわよ…!ほんと、バカじゃないのっ!!///」
海未「キイア♡」
にこ「キャア♡」
希「これで一件落着やね!」
ちゃんちゃん
(終わり)
#6 真姫「希の言葉」
真姫(希の声はとっても心地いい)
真姫(その声で紡がれる言葉はとっても魅力的で、とっても美味しい味がする)
真姫(希の声を毎日食べる私)
真姫(幸せなのに、お腹は満たされない)
真姫(愛してる希の紡ぐ言葉をもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ、今日も食べる)
希「真姫ちゃん、どうしたん?怖い顔してたよ」
真姫「え?な、何でもないわ。それより希、注文は決まったの?」
希「ウチはもう決まったよ。真姫ちゃんが怖い顔してたからなかなか言い出せなかったんよ」
真姫「ゔえ!そ、そんなに怖い顔してた…?」
希「うん、お化けかと思った位」
真姫「ソンナワケナイデショ!」
希「冗談やん。何か悩み事でもあるん?」
真姫「…別に、ないわ。心配しなくて大丈夫よ。店員さん、呼びましょ」
希「ほんとかなぁ?嘘吐くとワシワシするよ~?」
真姫(無邪気に笑った顔から紡がれる言葉はとっても美味しくて甘くて大好き)
真姫「私はこの…チョコレートパフェ」
希「えっ、真姫ちゃんも?ならウチは別のにしようかな」
真姫「な、なんでよ!別に食べたいものを食べればいいじゃない」
希「えーでも2人違ったもの頼んだ方がいろいろと味わえるやん?だから、ウチはこれ!真姫ちゃん、分け合いっこしよね」
真姫「い、イミワカンナイ…」カァ
真姫(言葉のひとつひとつを私は咀嚼する。ひとつひとつがとっても美味しい、なのにそれでもまだお腹は満たされない)
希「それより、ほんとに真姫ちゃん悩み事ないん?」
真姫「ないって言ってるじゃない、しつこいわね!」
希「まさか、恋の悩みとかー?!」
真姫「そ、そんなわけないでしょ!」
希「…そっか。ウチはね、…恋の悩み、あるんよね」
真姫「!!え、」
希「なーんてね♪」
真姫「ちょっと!き、聞かせなさいよ!」
希「えー、ナイショ!」
真姫「私たち…と、友達でしょ!」
希「ふふ、そんな顔で言われちゃったら…ずるいよ。やっぱりエリちに似てるね」
真姫「なんで絵里が出てくるのよ…」
希「ウチな、エリちが、好きなんよ」
真姫(あ)
真姫(ざらつく食感、こみ上げて来る吐き気。まるで、ヘドロみたいな味)
真姫(私が食べたいと思っていた極上の言葉は、こんなにも不味いの?)
希「…おかしいかな?でも、本気なんよ」
真姫「絵里のことが…好き…」
真姫(違う。絵里に向けられた言葉。だから、とてもとても不味いんだわ)
希「びっくりするやんな…女の子同士やのに、ね」
真姫「…そんなことないわ」
希「それでも、好き。エリちが、好きなんよ」
真姫(こんな言葉美味しくない)
希「どうしたらいいかなんて聞くつもりはないんやけどね。ただ、誰かに言ってみたかったていうか…ごめんね、真姫ちゃん」
真姫(真姫ちゃん、と私のことを呼ぶ大好物な言葉も、今はとっても不味い。舌の上に残ったさっきの希の言葉が、他の希の言葉をどんどん穢して不味くさせていく)
真姫「…希が、すっきりできたならいいわよ。私で良かったらまた相談に乗るわよ」
希「…真姫ちゃん!ありがとう…」
真姫「…パフェ、来たわよ。そんな暗い顔しないでよ!こっちまで暗い気分になっちゃう。食べましょ」
希「…うん!」
真姫「私、応援するわ」
真姫(私の言葉はどんな味かしら。きっと味なんてない、ゴムみたいなものに違いない)
真姫(だって私の言葉は嘘だもの)
真姫「このパフェ、あんまり美味しくないわ」
希「んー?そうかな」
真姫「…ええ」
希「ねぇ、真姫ちゃん。ありがとう、大好き…」
真姫「!!」
真姫(舌いっぱいに広がる、私に向けられた、大好きの味)
真姫(甘くて、ふわふわして、脳がとろけそうで、頭がおかしくなりそう)
真姫(でも、違う。私の欲しかった極上の言葉は、もっと淫靡で劣情を掻き立てられるようなそんな大好き)
真姫(私にはもう向けられることの無い、言葉の味)
真姫(それを味わうことができる絵里がうらやましくて、悲しくて、そして憎らしくて)
真姫「もっと話を聞かせてよ。希のうちに行ってもいいかしら?」
真姫(そんな言葉、紡がれなければいいのよ)
真姫(希の言葉は私だけのご馳走よ)
希「ほんと?ええよ!ぜひ!」
***
希「ヒュー…かはぁ…ヒュー…」
真姫「やっぱり最高よ、思った通り。そんなに怯えた目しなくていいじゃない」
真姫「私ね、希の紡ぐ言葉が大好きなの。とっても美味しいから」
真姫「でも、お腹はいっぱいにならない」
真姫「あなたが私以外に美味しい言葉を紡ぐのは耐えられないの」
真姫「きっと、あなたが私のことを潤んだ目で大好きって言ってくれたら私のお腹は満たされたのかも知れない」
真姫「あなたの大好きは極上のご馳走よ」
真姫「だけどあなたが大好きを紡ごうとしているのは私じゃなくて絵里なの」
真姫「きっとそんな希の言葉を聞いてしまったら私は気が狂いそうなほど不味いその言葉に耐えきれずに死んでしまうと思うの」
真姫「だから、…ね、良いことを思いついたでしょ?」
真姫「私が大好きな美味しい希の言葉を紡ぐ希の声帯はきっと極上のご馳走よ」
真姫「希のことを愛してる私の舌を楽しませてくれる希の言葉をもう聞けなくなるなんて思うと辛くてたまらないけど」
真姫「この声帯にはもしかしたらこの先紡がれるかもしれない私への欲情にまみれた大好きが詰まってるかもしれないから、大事に大事に味わうわね?」
真姫「じゃぁ、食べるわね?あ、希も何か食べる?そう、せっかく最高のおもてなししてくれるんだから、私も極上の言葉を希にあげるわね」
真姫「希、大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き」
真姫「ちょ、ちょっと!どうしたのよ白目なんてむいて。もうお腹いっぱいなの?仕方ないわね。それじゃあ私も食べようかしらね、ご馳走を」
真姫「イタダキマス」
(終わり)
#7 にこ「μピー3年生クッキング劇場」
穂乃果「あ!絵里ちゃんたちの校内テレビ放送が始まるよ!」
花陽「大変ですぅうう!!みなさん、テレビに注目を…!!」
♪チャララッチャチャッチャッチャ~
絵里「こんにちは、絢瀬です」
希「こんにちは、東城です」
にこ「矢澤にこですっ♡」
希「今日はウチらμ’sの3年生が3分間クッキングをするよ」
絵里「今日の料理は、ほのパパスープです」
にこ「はぁい!にこってばぁ、こう見えてお料理が得意でぇ、ほのパパスープももちろん得意でぇ…♡ってなによそれ!?!打ち合わせどこいったのよ!!!」
絵里「私の独断でレシピを変更したのよ」
希「ウチも賛成や」
にこ「ぬぁああんでそうなるのよ!?何よほのパパスープって!?え?!なんなの!?」
絵里「用意するものは、穂乃果のお父様。たったこれだけです」
希「いやん♡」
にこ「」
穂乃果父「…///」
絵里「それでは早速作りましょう!!」
希「下ごしらえに、身をほぐすんよ。穂乃果ちゃんパパの身のほぐし方はちょっと特殊やからよーく見といてね?」
希「ちゅっ…れろ…ぷはぁ…」
にこ「」
絵里「あーん!!希、ずるいわ!!私もほぐすわ!!」
絵里「ちゅぷっ…んはっ…ぁあん…」
穂乃果父「や…はげし…っ///」トロン
希「こうやってチッスをして身をほぐすと、ここがこーんなに固くなります!」
絵里「ヒィ…おちんぽぉがおっきくなります♡」
にこ「ちょちょちょちょっと待ってぇ!!!!あまりに酷すぎて失神しかけてたわ!!!なにやってるのよあんたたち!?!ほのパパって穂乃果のお父さんのことだったの!?ていうか人様の親にぬぁあああんてことしてんのよ!?!!」
希「ほのパパと言えば穂乃果ちゃんのお父さんや!にこっちあまりにものを知らなさすぎるんと違う?」
にこ「知らなくて結構よね?!」
絵里「黙りなさい!尺も短いんだから、そんなことやってる暇はないの。巻でいくわよ」
希「え、エリち…尺って///」
絵里「キャ!!♡」
穂乃果父「…っぁ…///」
絵里「ん?どうしたのかしら?…まさか、私たちに尺って欲しいのか、し、ら…?」ツツー
穂乃果父「…っぁ」ぶるぶる
希「ちゃーんと言わんとわからへんよ…?」ツツー
穂乃果父「…っぁあ!!して!!して、欲しいですっ…!!」
絵里「良い子ね、ご褒美よ♡」
希「まぁ、ほのパパスープを作るには必要やからしないといけないんやけどね…♡」
にこ「ちょっとまったぁああああ」
絵里「何よにこ!!!うるさいわね!!!」
希「そうや!!!いいところなんや!!!殺すで」
にこ「いや、ちょっと普通におかしいでしょ!?何をしようとしてんの!?何を作ろうとしてんのよ!!!」
絵里「聞いてなかったの?ほのパパスープよ」
にこ「んんんんんえりちゃんんんそういうことじゃないよぉおおおお」
希「もういいやんこんなキチガイほっとこエリち」
絵里「そうね…じゃ、早速…」
穂乃果父「…ぁ…ん…」ゴクリ
ぽろん!!
希「ひゃぁ♡」
絵里「ハラショ♡」
にこ「…!!!」ゴクリ
希「ジュボジュボジュボジュボ!!!ふふぃふぃひゃふふぁふぇ~~(スピリチュアルやね~~)♡!!」
絵里「ああん!!希ばっかりずるいわ!!どいて!!」バシン!!
希「キャ!エリちなにするんよ」
絵里「ジュボジュボジュボジュボ!!!!ふぁらふぉー(ハラショー)♡!」
にこ「…ご、ゴクリ」
絵里「こうやって…ほのパパのザーメンを搾り取ります♡」
希「ウチはほのパパの乳首をいじります♡」
穂乃果父「ひやぁ…っ!!!ちく、び…したら…ダメだぁ…っ…!!///」びくんびくん
にこ「…さいよ…」
絵里「?何か言ったかしら」
希「何やまだおったんかキチガイ」
にこ「どきなさいよ!!!そんなんじゃダメよ!!!しょうがないわねぇええええ♡♡」
にこ「ジュボボボッボボボボボボボボボボ!!!!!ジュッボジュッボジュー!!!!」
希「!!!な、なんやあのフェラチオ!!!」
絵里「は、ハラショーよにこ…!!」
にこ「んもう!!!こんなおっきいおちんぽこにーはにこにーのフェラニーじゃないとダメに決まってるじゃないのぉおお!!!♡」
穂乃果父「ぅあああ!!はげし、よぉ…!!!///」
穂乃果父「で、でちゃっ…ぁ…!!」
絵里「なんてこと!!出来上がります!!」
希「お皿の用意や!!!」
にこ「好き…こんなおっきいちんぽこマグニチュード大好きに決まってるじゃないのっ…♡」
穂乃果父「い…ぁあああ…イクっ…!!!/////」
ビュルっ!!ヴュル!!!
穂乃果父「ぁっ、ゃっ…!!!////」ビクンビクン
にこ「あぁん!!!ほのパパのちんぽこにーはおいしこにーなちんぽこにー♡」
穂乃果父「」ぐでー
絵里「出来たわ!!ほのパパスープよ!!!」
希「にこっち…キチガイとか言ってごめんね」
にこ「…いいのよ、気にしてないわ。これ、私たちの友情の傑作でしょ?」
絵里「そうよ…名付けて、ほのパパスープ~まばらに陰毛を添えて、よ!!」
希「サイコーやん♡」
にこ「さ!!早速食べましょ!!」
絵里「今日の3分クッキング、いかがでしたか?」
希「ぜひみなさんも作ってみてくださいね♡」
にこ「ほのパパハートにちんぽこにー♡な矢澤にこと、」
希「ほのパパリチュアル東城希と、」
絵里「HほのパパCチンポコEエリーチカ絢瀬絵里がお送りしました」
3人「来週も見てね!」
穂乃果父「…み、見るなぁっ…////」
♪チャララッチャチャッチャッチャ~
穂乃果「(白目)」
花陽「シ"ロ"メ"ム"イ"チ"ャ"ッ"タ"ノ"ォ"!?!?」
(終わり)
今日はここまでです。ありがとうございました。
これは皆で叶える物語なので、僕の夢ばかり叶えてもあれなので何か読みたい話があったら言ってくれれば書きますかもしれません。
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