澪「男は野獣だぞ・・・」
閲覧注意
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律、どうして彼氏がいるふりなんかしたんだ?
結果的に私の早とちりだったから良かったようなものの
私はすごく不安だったんだぞ
律には彼氏なんて必要無いよ
そんなもの律には必要無い
律は私の親友だからな。律の事が心配でしょうがないんだ
男は野獣だから、すごく危険なんだぞ
それをわからせてやる
復讐代行サイト
一時期ワイドショーを賑わせてような代物だが、探せば簡単に見つかるものなんだな
その中でいかにも頭が足りていなそうな、『ヤバイ事』をしてはしゃぎたいだけの連中を見つけ出すのは数日あれば十分だった
私はただ一枚の画像を提示して、こう書き込んだ
「この女をレイプしてください」
律、男は危険なんだぞ
結構当日
律は私が呼び出した人気のない路地裏に、連絡した時間より少し早く現れた
今日は地域のお祭りがあって、いっしょに行く約束をしたのだ
私はメールで「少し遅れる」と連絡した
時刻はそろそろ日が暮れる頃
私は例の連中にメールを出す
男たちの喚き声の隙間から、律のくぐもった悲鳴と苦悶の声が聞こえてくる
私は塀一つ隔てた場所でその声を聞いていた
ああ、男の声は下品だなあ
もう少し静かにできないのか
律の声が聴き取りにくいだろ
数人の男たち全員が済むまでどれくらいかかるのだろうか
わからない
私は男なんて知らないからな
私自身夢中になっていたので、いったいどれ程時間が経過したかは定かではないが
ようやく男たちが解散したようだ
私はしばらく様子をうかがった後、律が転がっている路地裏に歩き出る
地面にはぐちょぐちょになって放心した律が横たわっていた
ああ、ひどい顔だな律。泣いてるじゃないか
私はそんな律を優しく優しく抱きしめて、言う
澪「律、男は危険だって言っただろ?」
おしまい!
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