~~丸井家・廊下~~
ふたば「階段を何歩で上れるか挑戦!」
ダダダダッ
ふたば「――ひゃっ!? みっちゃん危ない!」
みつば「ちょ!? なん――ぎゃっ!? 」
ドカ!! ゴロロロロ!! ドタン!!
激突したふたりは、もつれ合いつつ階段を転げ落ちた。
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_,. ---- 、
. ,. ´ ` 、
/ \ \
/ / ,| '. ヽ
. / /| / ./ ! | |二7ハ=、
f ! | l| | l| l| ' | | | 〃{{^ヽ》 いたた…。
| |l || l| | l| l| '. ||| | | {{_,リ i′ みっちゃんごめんっス。大丈夫?
| |l |N`ト.! ,ハNイ V从.| | | /| !
| |l |r=ミ、 _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
7Tハ|{ 弋リ u ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
. {{_|ヽ{xx , xxx u |/ / ,.イ .|ハ
∨ヽ. .ィfT´ハ| /
\|`ト .._‘`_ . ´ |ハ|⌒厂`}
\| !{ { | _,. / /´ ̄`丶、
_____
\:.:.:.:.:.:`丶、 __
ヘ:.:.:.:.:.:.:.:三三三:.:.:.:.:`:.ー--ァ
ヽ:.:.:.:.:.:.:.ニニ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
`ー‐_zOO==z_一'´
. ┛┗..ィ≦ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-、:.:\
. ┓┏:.:.:.:.|:.:.:.:.l:.:.:.:.:|:.:.:.:l:.:.\:.:ヽ.
/.:.:.:/.:.:/|:.:.:.:.|:.:.:.:.ハ:.:.:.|:|:.:.:.:',:.:.:.',
. /.:.:.:.:|:.:/ l:.:.!:.:!:.:.:/ ',:.:.!:!:.:.|:.|:.:.:.:| もう!
i:.:.:.!:.!|:.|、 !:.|:.:l:.:/ / ヘ|:||:.:!:.|:.:.:.:| 気をつけなさいよバカふたば!
|:|:.:|:.l ,r=ヽ ヘ!/|/イr=ミ、!:!!:.l:.:ト、:.:.!
|:|:.:|:.|{ frハ frjハ }リ|:.|:.:|ゝ\
|:|:.:l、| ヒり , 弋ソ |:.l:./f }`ドゝ
|:|ヘ!:| ::::::::: ___,.、 ::::::::::: !:l/ノ_,.イ|
ヾ ハ:'、 | ̄ ̄ ヽ ノ'/´.:|:.:|:|-、 …アレ?
ヘ:\ ! } /|:.:.|ハ:.!:!
\|`トゝ--r一 j.:/ |:|ヾZ. _
/ j;.ハト、:|:.:| /'′ |:| \
みつば「なんで私が目の前に…!? …は! やだ! 私がふたばの体になってる!?」
ふたば「小生がふたり…。これはまさか…ドッペルゲンガー!?」
みつば「じゃないわよ! 自分の体をよく見なさい! 私たち、入れ替わってるのよ!」
ふたば「えっウソ…」サワサワ
ふたば「ほんとだ! このお腹はみっちゃん!」
みつば「なんでお腹で確かめるのよ!?」
みつば「ああ~…なんでバカふたばなんかに…」
みつば「そうよ! これは夢なんだわ! ふたば、私をぶって!」
ふたば「え? いいの?」
みつば「ええ。思いっきり頼むわ」
ふたば「じゃ、じゃあ…」
ぺちこ~ん ぺち~ん
みつば「全然痛くない! やっぱり夢だったのよ!」
ふたば「なぁんだ、夢か~」
ふたば「ねぇねぇ、小生もぶって!」
みつば「いいわよ」ブン
:::::.... ::::.
:::::.... ::::
:::::... ::::
:::::... :::: ドガ!! ズゴォォォォォン!!
:::::... :::: )
:::::... :::: ⌒ヽノ ←ふたば
:::::... .:::: ・∵。ノ●
:::::... :::: .’ ” /
__ r==-- ___:::::... :::: . /
‐- _ //XXXXXXXX:::::... ::::_____ ,. /
¨ ‐- _ //XXXXXXXXXX::::::... :::: ̄ ̄ ̄¨¨¨フ´./= ==== ====
ニ=‐ _ ¨ ′‐- X__XXXXXXX::::... ::::.XXXX.. ´ /XXXXXXXXXXXXX
三三二ニ=- _ ¨ ‐- _::::... ::..., ´ ...::XXXXXXXXXXXXXXX
三三三三三二ニ=- _ :::::... ...:: ___XXXXXXXXXXXXXXX___
三三三三三三三三二ニ=- _ :::::...... ...::::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三三三三三三三三三三三二ニ=- __
みつば「わ、私の体がぁ!?」
みつば「ふたば!?」
-―――‐- 、
´ / \ \ \
/ ./ ヽ. \ \
/_,. -―/ . ', ヽ
,厶--―/ | ' i、 ヘ
.// |h :! | | | i |ハ, 》,
..〃 / ,リ:ト、_:! | | | | | i :|ハ
《 / 〃/ :|i l| || :! :| | |l l| | | l| l| 痛いよぉ…。
..`f 〃{f\ |i l| || ハ | | |l l| | | l|
. |i |lヘ.f⌒ヽ|i l| lN ート|ハl_リイ_l|_ ハレリ ぐすん。
. |i |l l| {`j_ハ |卞fr勿オヽ frタ ノ{川
. |i .ハ lヘ. 〈く_ヘ ト! とう ̄ , } リ
. |i | | l\ ヾ /// . イ/
. ヾ| | 人 {`ト个ト . _ cっ イ/|リ
. イ/ ヾリ从{  ̄厂「厂}从/
r:く {{ `∨:.:.:.:.:.:r 、
. 〉:.:}`:¬ー--ヾx.____ノ}}.:∨.:.:.ヽ
みつば「ッ……」
その姿を見て、みつばのサド心が刺激される――
ことはなかった。
自分の泣く様子に興奮できるのはドMだけだろう。
みつば「あー、えーっと…ふたば、大丈夫?」
ふたば「痛い…すごく痛いよ…。これは夢じゃないっス。てか、階段から落ちたとき痛かったし」
みつば「まあ、夢にしてはリアルすぎると思ってたけど…」
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::, -┴ 、:::::::::::::/l:::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l …うるさいなあ。
∠´ ヽ::::__:i l:::::::::::l `、:::::::::::::::::::::::::::::::::::! ちょうど寝付きそうなところだったのに。
 ̄`~ヽ `y l l:::∧:l__ `、:::::::::::::::::::::___:::::!
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W|:::::::::::「二、ヽ| 酷い安眠妨害だよ。
、 l /イ´:::! _______ |::::::::::|┌ノ l
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 |::::::::::| /.//
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l:::::::::::| /
二__ __ ,イ / ` }:::::::::::|く´
|| |「 |l | r、 ,ィ::::::::::::| ヽ
ふたば「ひとは! 大変大変!」
みつば「!!」ガシ
ふたば「み――」フガ
みつば「言っちゃダメ! 」
ふたば「~~~~~~!」ジタバタ
ひとは「…?」
ひとは「仲いいね。まあ、静かに遊ぶなら構わないけど、でも、そろそろ寝たほうがいいと思うよ」スィ- ……パタン
みつば「……」
ふたば「ぷはーっ。みっちゃん、どうしたんス?」
みつば「入れ替わったことは誰にも言わないで。ひとはにも、パパにも」
ふたば「なんで?」
みつば「崇高な私の体の…中身がアンポンタン(ふたば)になってるなんて…。言えるわけないじゃない! 末代までの恥よ!」
みつば「ああ! それどころか今は私がアンポンタンになってるじゃないの! これからどうしたらいいの?
一生アンポンタンとして生きなきゃいけないの?」
ふたば「……。ふあ~ぁ…」
ふたば「じゃあ、小生はそろそろ寝るっス」
みつば「待ちなさいよぉ!! ちょっとはあんたも悩みなさいよ!!」
ふたば「明日考えようよ。小生、もう眠い…。寝ないと明日起きれなくなっちゃう…」
みつば「……まあ確かに、一晩寝て落ち着いたほうがいいかもしれないわね…」
みつば「それに、もしかしたら、寝て起きたら元通りになってるかも…!」
~~翌朝~~
みつば「むにゃむにゃ…」Zzz
. /7
|{ , ´  ̄ ̄ ``丶、
. \\_∠-― \\
ー=テ / ハ ヽ ヽ.ヽ
. / / / / / ', } l |
/ /! 〃 ,イ / l ll ! ! _.|
f 〃| ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム
|__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, ! みっちゃ~ん!! 大変だよ~!!
〃 ハヘL.{ (:) (:) } |/fr.
{{_/ ヘ| Cー '___ 一○ _ノ
. ¨| / |ヘ:::o:: 「ー一ヘ :::::::Cイ リ_
|イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /' ノ__j
みつば「ふえ…?」パチリ
みつば「きゃっ? 絶世の美少女!? ――って、私!?」
みつば「何で私が…ああ、そっか。入れ替わったんだった…」
ふたば「大変大変!! 小生のおっぱいがなくなっちゃった!!」
自分の胸をさすりながらふたばが言った。
みつば「はぁあ!? 何寝ぼけてんのよ! よく見なさい!」ガバ
みつば「ちゃんとここにあるでしょ!?」ツンツン
ふたば「……。どこ?」
ふたば「あ! お腹がぷにぷにになってる!」
,ィ
((_,. -='´  ̄ ̄ ̄ 、
>.:/!.:〃Λ.:.Λ : : : : ヽ
/.:X_::::::V::/:::_V::::ヘ !: : : : : :ヽ
/.:/.:!:,=x:::::::::::X―-、::|!、: : :.',: :ハ
/.:{.:.:|{ r。〉:::::::′◎ } |ミヽ: : |!.:.トヽ お腹じゃなくて胸を見なさいよ!!
,';:ィl.:.|::::´ ' __  ̄¨`u !ミ, 、ノヽ:|
. ´,ィ'.:.ハ| r<―ヽ U レ'./ハ.:.:.:|
f.:/ハ:(! U |>'::::::::ヘ >う〉.:.:|
レ !ハ/', u |:::::::::::::::::} /ィ バ、
|〉、._ ヽ __/ r'´¨.:/ |/
ハ レ‐-、!.:ーッ |::/∨(
. ハヘ_Ⅹ_ l;:x'´ :::::::::: lィ
ふたば「わっ!? 小生がふたり!? あ、小生みっちゃんになってたんだ! そうだ思い出した」
ふたば「いやー、おっぱいがなくなってるから、男の人になってしまったのかと…」
みつば「誰が男並みの胸よ!? ちゃんとあるわよ!!」
ふたば「でも、おっぱいがなくても、ふにふにのお腹があるから平気っス! あぁ…」
ふたばは恍惚の表情で自分の腹を揉み出した。
みつば「人の話聞きなさい!!」
みつば「結局、入れ替わったままだったわね…朝になっても」
ふたば「うーん…」モゾモゾ
ふたば「うぅ…すごくきつい…。主にお腹が」
みつば「ちょ!? なんでスパッツはいてるのよ!?」
ふたば「え? だって学校行くなら着替えないと」
みつば「ガッコウ!? 行くの!?」
みつば「…まあ、いつ戻れるのかも分からないんだし、ずっと学校を休み続けるわけにもいかないか…」
ふたば「キャミソールは…、と」ゴソゴソ
みつば「待ちなさい! そんなダサ恥ずかしい格好を人に見せるなんて許さないわ!」
みつば「ちょっと来なさい」
ふたば「?」
みつば「この服と……この服で……髪も結んで……」
みつば「ざっとこんなもんかしら」
,. ´ ̄ ̄ ̄` 、
/ 、\
/ / .ィ \\
. ー=彡 | / ,'| | Vヘ
〃 / !__,!イ /| | .| iニム=x、
|| | | -|、| / イ´| !| :| |〃! ヽ》 わあ!
|| l |l__|N 」 _Ⅵ__リハ :| !゙テ| i
从| '. f下ィ}` ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒| | いつものみっちゃんスタイル!
人L.Ⅵ弋ソ 弋Yソ ノハl|/ ノうノ| |
〃ハ{ xxx '___ xxxx ノ′ ./リ リ
. {{ ||j\ Y ̄} . ィ=イ // /
|// l| > ..  ̄__,. ´{ | |/イ//
..ノ´\{/ 八} }/ _,》ハⅣ /イ
.{ ヽ ∨}ノ ,. ´ / 人,
. ./´\ \ / _,/ /: :/ハ
./く.:/ 》x、_/ ,r_ .. イ : : 〃.:.:.ヘ
/.:.:/ 〃 /´ ̄ }} j:.:.:.:.:/ : :〃.:.:.:.:.:
./.:.:.:{ {{ 〃 /:.:_,.イ : 〃.:.:.:./.:.:|
(:.:.:.:.ハ }} i }} /≦.:__! : :!:.:./.:.:.:.:.:.|
ふたば「これなら学校のみんなも、小生のことみっちゃんだと思うはずっス!」
みつば「あと、私の体で、"小生"とか"なになにっス"とか、その下品な言葉使いもしないで。私がアンポンタンになったと思われちゃう」
ふたば「みっちゃんのなりきりごっこっスね……わね! 面白そう!」
みつば(違うけど…まあいいか)
みつば「とにかく! 私があんたになってることは、みんなに絶対バレないようにするのよ! 気品ある私らしい行動を常に取ること!」
ふたば「オーケー、任せて!」
今日はここまで
~~教室~~
千葉「おーっす。ふたば、長女」
ふたば「おはよ」
千葉「ん? ふたば、今日はちゃんと服を着ているんだな。めずらしい」
/: :⌒:ー:'}
,. -≠´ : : : : : :__ノ、
/: : : : :/: : : :} \ : )、\
ー=彡: :/: : :/: : : : : ;ハ: : ヽ ノ: ):ヽ
/: : : :': : :〃: : : : :/-、|: : : |:て:´:):}
i : : : |: :_|八: : :/__ |: : |ノ/:て:_;)
|:|i: : :{´: | ∨ " ̄`\人: /: :八
|八: : \{ んィハ Y }/⌒ヽ: :ヽ
\从=ミ、 弋ぅり r } : : }
そうっス! { { ' ___ _,/: : :/
/入 Y´ ) / : : : ハ/
〃{: : :> ー―┬ ´{: : :}/
みっちゃんがおしゃれな服 \{ :/⌒ン' 》x'
選んで着せてくれたの! ./ //ー ‐/: : '⌒ヽ
/´ ̄: :{⌒>'´ : /:/ :,
,: : : : : :/^´: : : : /:/ }
{: { : : /: : : : : : : : :| { ,
r': :〉ー:{:、_{: : : : : :ト、ハ ′
___,/: :/ /{_}Y: :八__: : : :|/ :, :,
/´ { : : : :〈/ }」: : : :}: :\〈 ′ ′
/ } j ノ: :/ 八 : : : : : : / , ′
{ ∨ {⌒゙< / ‘,: : : : {ー- 、 ′ ′
∨\ノ 、 ‘、: : : : : : : : } :, :,
/ { \ \_人_ノ ,
千葉「ふーん。でも俺は、ふたばにはいつもの格好のほうが似合うと思うけどな」
みつば「な…!?」
みつば(私のファッションセンスが理解できないのかしら、このゴリラには!)
千葉「そういや、今月のレグーン読んだか?」
\ /.:.:.:.:./
_ ', /.:.:.:.:./
(_f7) | l_:_:/
{/ |-‐(__)_)ー‐-- 、
.O /.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.ヽ:.:.:.:\
__/.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.ヘ:.:|:ヽヘ
` ̄厂ヽ:./.:.:.:|:.:/l:.:ハ:.:|:.:.:.:.:|:.|:.:.:!:ハ
|:.:.:.:.:|:.|:.:.:,!:.| ,r==、 |ハ/ r=、!:!ハ| 読んでないけど…。
|:.:.:.__!:.!:./ハ〃ん.ハ fハ}:|
. !:.:lfrハlイ:!| 弋zり , ヒリ|ハ
|:.:廴ヘヾハ. "" "ノ
. l:.:ハ:.l丁|`ト .. _ .´ イ:l:|
|:| |l l.:ハ:| |、:|:.ハ:l|ハ!
|ハ. リノ'く.ハ ヾー、
千葉「なんだよ、まだ読んでないのかよ!」
千葉「すごかったぜ。ヒロインの服が破れるシーンで…」
〃
{{ . -―――- 、
,ゞ´ ´ ̄ ̄ ̄ \
.,. ´ ̄ 〃  ̄`` 、 ヽ
// ./ {{ 〃 、 \ ヽ
/// , / / ヾ、 |{ { \ \ \ '.
/′/.' // |: i { |ハ人 ヽ \ト\ i
i| i { |: |八 X´ \__从ハ V | 読んだ読んだ!
|| |八八|`ヽ\,/,x:≠ミ、 | }|// あれは見事なおっぱいだったね!
|人 } __ 〃 んィハ Y | 八|^ヽ あの作者の書くおっぱいは天下一品だよ!
.,'{\{ ⌒ヽ 弋uり ノ′jr 八
/八__{: : : : ' : : : : __,/ |
/人 \ 、__ノ / | ,ハ|
/′ \ }> . ___ . ´V从/}イ/
みつば「ちょ、ふた…!?」
千葉「おお、長女! 分かってるじゃねぇか!」
ふたば「でも、乳首が描かれてないのが唯一の…」
みつば「バカふたば! なにエロトークしだしてるのよ!? 私がおっぱい大好きだと思われちゃうじゃない!」ヒソヒソ
ふたば「…は! ごめん、おっぱいの話題につい興奮して…」
みつば「いい? ちゃんと私らしいことをするよう心がけなさいよ?」
ふたば(みっちゃんらしいこと……みっちゃんらしいこと……。うーん……うーん……。あ、分かった!)
千葉「ふたばも早く今月のレグーン読めよな」
みつば「気が向いたらね」
ふたば「しん…さとー!」ポテチテ
佐藤「げ…長女!?」
/ / .ィ \\
ー=彡 | / ,'| | Vヘ
〃 / !__,!イ /| | .| iニム=x、
|| | | -|、| / イ´| !| :| |〃! ヽ》
おはよう! || l |l__|N 」 _Ⅵ__リハ :| !゙テ| i
从| '. f下ィ}` ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒| |
人L.Ⅵ弋ソ 弋Yソ ノハl|/ ノうノ| |
〃ハ{ xxx '___ xxxx ノ′ ./リ リ
{{ ||j\ Y ̄} . ィ=イ // /
|// l| > ..  ̄__,. ´{ | |/イ//
ノ´\{/ 八} }/ _,》ハⅣ /イ
{ ヽ ∨}ノ ,. ´ / 人,
/´\ \ / _,/ /: :/ハ
佐藤「お、おう。……なんだよ、お前が話しかけてくるなんて珍しいな」
ふたば「佐藤にいいモノを見せようと思って!」
佐藤「いいモノ…? なんだよ?」
はい。 /  ̄ ̄ ̄ ̄/ .イ l| l | |` ̄l ̄}
/ / :| | | :| :|l 〈
/ /⌒ ー----イ \_:!__|__,_ノ__ . イ
{_| {_l_{、\__,.--、__ノ/ `77L.r―一<´{_
`T〈_∧ ヽ \、__ l \
l 〈__∧ \ `ヽ、 | | \ ヽ ヽ
| 〈_ ∧ ヽ \ ! ',
∨ 〉 ハ i '. ` ー―― i
ヽ.廴_ ハ | ! \ j |
\廴.! \ \ ` ̄ / ハ
ピラ \{ // / ∧
ヽ. / ∧
\ / ∧
丶、 |_ }
ハ` ー------‐′|∧ /
/ . | \__,/
′ ' |
i ' |
ふたば「なんで目をそむけるの? ちゃんとパンツを見て! 私のパンツ大好きでしょ?」
佐藤「何考えてんだバカ! せ、迫ってくるな!」
杉崎「クラスの男子にパンツを見せつけるなんて…! これはスクープよ!」パシャパシャパシャ
みつば「あんたは~」ワナワナ
佐藤「ふたば! このバカをなんとかしてくれ!」
みつば「こっち来なさい」グイ
ふたば「ひゃ!? 痛い! 痛い!」
みつばはふたばの腕を力任せに引っ張って、教室の角まで無理矢理連れていく。
_____
\:.:.:.:.:.:`丶、 __
ヘ:.:.:.:.:.:.:.:三三三:.:.:.:.:`:.ー--ァ
ヽ:.:.:.:.:.:.:.ニニ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
`ー‐_zOO==z_一'´
. ┛┗..ィ≦ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-、:.:\
. ┓┏:.:.:.:.|:.:.:.:.l:.:.:.:.:|:.:.:.:l:.:.\:.:ヽ.
/.:.:.:/.:.:/|:.:.:.:.|:.:.:.:.ハ:.:.:.|:|:.:.:.:',:.:.:.',
. /.:.:.:.:|:.:/ l:.:.!:.:!:.:.:/ ',:.:.!:!:.:.|:.|:.:.:.:|
i:.:.:.!:.!|:.|、 !:.|:.:l:.:/ / ヘ|:||:.:!:.|:.:.:.:| あれのどこが私らしいことなのよ!?
|:|:.:|:.l ,r=ヽ ヘ!/|/イr=ミ、!:!!:.l:.:ト、:.:.! まるきり痴女じゃないの!!
|:|:.:|:.|{ frハ frjハ }リ|:.|:.:|ゝ\
|:|:.:l、| ヒり , 弋ソ |:.l:./f }`ドゝ
|:|ヘ!:| ::::::::: ___,.、 ::::::::::: !:l/ノ_,.イ|
ヾ ハ:'、 | ̄ ̄ ヽ ノ'/´.:|:.:|:|-、
ヘ:\ ! } /|:.:.|ハ:.!:!
\|`トゝ--r一 j.:/ |:|ヾZ.
______
,. ´ /´ ̄ `>x、_ノ〉
/ \ ̄`\
/ / \ :|\ \ ',
/ / / ,/ i ∨| ヽ l i
/ / / 〃 ./| ヽ :! i| | |
だってみっちゃん、 / i | ./ | / ! l ! リ ./! リ
いつもパンツ見せてるから… イ/ :l | | |__| |i / __ | | i| ! |/ / :i/
|L..从|LN__l| ヾL/ .ノィ_!八| | j / /
/ |,ハ!f下ィリ 下ィり厂ノ | |./'⌒Y
| |ト{ : : : : ' : : : : : : | |/r } |
ヽ从l\ r==‐、 .ノィ/ ノ´_, イ
/ ,ノ> . _、___〉_, ィ'´/  ̄ハ |
//}/ / // ノ ∨イ/⌒ヽ!-、
/ :i//ヽ _ / / ノ |
みつば「見せてないわよ!!」
みつば「そもそも私は、あんなパンツ男(佐藤)やエロゴリラ(千葉)と進んで話したりなんかしないし!」
ふたば「じゃあ誰と話したらいいの?」
みつば「…え?」
みつば「それは…その…えーっと」
〃
{{ . -―――- 、
,ゞ´ ´ ̄ ̄ ̄ \
.,. ´ ̄ 〃  ̄`` 、 ヽ
// ./ {{ 〃 、 \ ヽ
/// , / / ヾ、 |{ { \ \ \ '.
/′/.' // |: i { |ハ人 ヽ \ト\ i
i| i { |: |八 X´ \__从ハ V | あ、杉ちゃんとか!
|| |八八|`ヽ\,/,x:≠ミ、 | }|// 杉ちゃんと仲良しだもんね! みっちゃん。
|人 } __ 〃 んィハ Y | 八|^ヽ
.,'{\{ ⌒ヽ 弋uり ノ′jr 八
/八__{: : : : ' : : : : __,/ |
/人 \ 、__ノ / | ,ハ|
/′ \ }> . ___ . ´V从/}イ/
、_
,ィ . }.:.:ヽ
((_,. -='´  ̄ ̄ ̄ 、
/.:X_::::::V::/:::_V::::ヘ !: : : : : :ヽ
/.:/.:!:,=x:::::::::::X―-、::|!、: : :.',: :ハ
/.:{.:.:|{ r。〉:::::::′◎ } |ミヽ: : |!.:.トヽ
,';:ィl.:.|::::´ ' __  ̄¨`u !ミ, 、ノヽ:|
´,ィ'.:.ハ| r<―ヽ U レ'./ハ.:.:.:|
全っ然仲良くないわよ! f.:/ハ:(! U |>'::::::::ヘ >う〉.:.:|
あんな盗撮ピョンピョン女! レ !ハ/', u |:::::::::::::::::} /ィ バ、
|〉、._ ヽ __/ r'´¨.:/ |/
ハ レ‐-、!.:ーッ |::/∨(
ハヘ_Ⅹ_ l;:x'´ :::::::::: lィ
_,. ---- 、
. ,. ´ ` 、
/ \ \
/ / ,| '. ヽ
. / /| / ./ ! | |二7ハ=、
f ! | l| | l| l| ' | | | 〃{{^ヽ》
| |l || l| | l| l| '. ||| | | {{_,リ i′
| |l |N`ト.! ,ハNイ V从.| | | /| ! …じゃあ、誰と仲がいいの?
| |l |r=ミ、 _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
7Tハ|{ 弋リ ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
. {{_|ヽ{xx , xxx |/ / ,.イ .|ハ
∨ヽ. .ィfT´ハ| /
\|`ト .._‘`_ . ´ |ハ|⌒厂`}
\| !{ { | _,. / /´ ̄`丶、
}ムヽ\|` ´z≦二イ \
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー‐-、__
/:::::::::::、:ト::::::::::::ヽ::::::::::::-ニ_ ̄
__/::::::::lヽ、」-\:::::::::ヽ:::::::::::::::ヽ
/二ニつ:::::::::、:|u .,=-‐-、::::::::)ニ=-::::::<`
/ 、、`7/:::|V\::| ( ◎ ヽV:ヽ:::l::::::::::ヽ
/ l_l_|>:::::|/ _V u ヽ ' \::V::::::::|::::`,
l 「 ̄`´|::ハ:|〈◎` _ : : : :u ヽl|:::::::|::::::|
えーっと…それは…… l │ レ|::::| \ _/ノヽ、 u 」::|:|::人:/
| l V::ハ : : : : l7´:::::::::::) .::Vl人l:::ヽ、
吉岡とか…宮下とか…。 l ヽ /::::人 u `ー--'´ ..:::::: ヽ亠- ´_
ヽ ヽ レ,::ハ:::`..‐-...┬.....7T'‐-ニ二___ _`ヽ
ふたば「そうなんだ! じゃあゆきちゃんと宮ちゃんと話してくる!」ポテチテ…
みつば「……」
みつば「…ふん」
今日はここまで
~~1時間目~~
みつば「くかー……くかー……」Zzz
矢部「電池を2個直列につなげると、電流も2倍になり、その分豆電球が明るく~~」
ふたば(矢部っちの授業は最高の子守歌…)ウトウト
ふたば(は…っ! いけないっス、小生が居眠りしたら、みっちゃんが授業聞いてないとみんなからは思われちゃう)
矢部「並列につなげた場合は電流は変わらず、したがって、明るさも1個のときと同じに~~」
ふたば(あぁ……。でも、眠気が……)コックリコックリ
ふたば(いけない、いけない! このままでは本当に寝てしまう…!)ブンブン
ふたば(なにか…眠気を覚ます方法は…)
ふたば(そうだ! みっちゃんのふにふにのお腹を…)
ふたばはシャツの中に、下から手を入れ、腹を揉む。
ふたば(ふああぁ…気持ちいい…!)ゾクゾク
ふたば(すごい! すっかり睡魔が飛んでいったっス!)
ふたば(よし、これで授業を乗り切るっス! あふぅ…柔らかい…)サワサワ
吉岡(みっちゃん…何やってるの…!?)
杉崎(授業中に下腹部をまさぐる痴女…。スクープよ!)パシャパシャ
腹の魔力でなんとか居眠りせずに済んだふたば。
しかし授業は何ひとつ聞いていなかった。
~~休み時間~~
ふたば「み…ふたば! ふたばー! ねぇってば」
みつば「……」
____
,. ´ ` 、 /
.__/ / |! ハ ! | ヽ\ f
.`¨ア / ! | | | | |! || | '|
./ 〃l/ |! | _イx=≠ミx|| | _:| 呼んでるんだから返事しなさいよ!
// |リ,≧x ̄ イfチ汽ミ }|| |〃,|
.| l ||{ frハ 弋ぅィソ ! l | ムVハ このノータリン!
.|,ハ.从弋ソ , xxx |// 厶イ '.
.〃}}/:|xxx r'⌒\ イ// {.j /ハ.
.{{〃|/| | ヽ _/ / ./ ` ー一'
{{ ./ ヽ、 ヽ ノ //イ,.イ{
.イ,イ / ` .. __ ハ{ 〃
.|! l/ __/ |, --- 、
みつば「なんだってえ!?」ギロリ
ふたば「み、みっちゃんらしく呼んだだけだよ。みっちゃんらしくしろって言うから…」
みつば「ああそう…。それで、なんの用よ?」
ふたば「消しゴム貸して。実は今日、忘れちゃって」
みつば「はあ? イヤよ。私も消しゴム1個しか持ってないのに。私の分はどうするの?」
____
,. ´ ` 、 /
.__/ / |! ハ ! | ヽ\ f
.`¨ア / ! | | | | |! || | '| つべこべ言わず貸しなさい!
./ 〃l/ |! | _イx=≠ミx|| | _:|
// |リ,≧x ̄ イfチ汽ミ }|| |〃,| あんたなんて、つばで消しとけば十分よ!
.| l ||{ frハ 弋ぅィソ ! l | ムVハ
.|,ハ.从弋ソ , xxx |// 厶イ '.
.〃}}/:|xxx r'⌒\ イ// {.j /ハ.
.{{〃|/| | ヽ _/ / ./ ` ー一'
{{ ./ ヽ、 ヽ ノ //イ,.イ{
.イ,イ / ` .. __ ハ{ 〃
.|! l/ __/ |, --- 、
みつば「ああ!?」ギロリ
ふたば「みっちゃんらしいことを言っただけ…」
みつば「……。まあ、どうしてもって言うなら貸してやってもいいけど」
ふたば「ほんと!?」
みつば「でも、人にものを頼む態度ってのがあるわよね?」
ふたば「態度?」
みつば「ひざまずいて土下座して頼みなさい! そしたら考えてやってもいいわ」
ふたば「消しゴムを貸してください!」ガバ
みつば「頭が高い! ちゃんとひたいを床に付けなさい! あはは!」
みつばはふたばの頭に足を乗せ、ぐりぐりと踏みにじる。
ふたば「うぅ~…。この通りお願いしますぅ」
みつば(あああぁ…、気持ちいい…!)ゾクゾク
佐藤「なんだなんだ?」
千葉「長女がふたばに土下座してるぜ」
杉崎「スクープよ!」パシャパシャ
みつば(…は! これじゃあ私が土下座してることになるじゃないの!)
みつば「ふたば! 立って! 今すぐ!」ヒソヒソ
ふたば「え? もういいの?」
みつば「あんたが土下座したら、私が土下座してるとみんなから思われるでしょ! ちょっとは考えなさいよ!」
ふたば「た、確かに…!」
みつば「だからこうするのよ」
_/´: : : : : : : }
, . : ´:(_(__)ー一<
/: : : :/: : : : : :` : 、 : : \
//: : : :/: :/: : : :} : : : : \ : : ヽ
/: i: : : /| : i: : : :,ハ: : i: : : : :、: : :‘,
/: : :| : /ノ| : |: : :メ、__}_: |: : : : : :≧ : i
{: : : :∨,x=ミ、从/,x:=ミ、ハ : : : :| : : : ! みつば様!
'、: : : 〃んハ んィハ Y|: : : :リ⌒∨ どうか小生の消しゴムをお使いください!
\:从 V:り Vぅり 从: : /f ノ
人{.:.:.:. ' .:.:.:.:.ノイ/ノ /、__, 主人の役に立てるのは、
ノ\ fーヘ ,x=彡: :ノ} 下僕として最高の喜びです。
{: :ノ}>, `ニニ′ イ;人 〈: :イ
-=彡イリ :/ ノ /:\:〉、从リ
{: :\{ノ `ヽ /:\:/ ヽ
,>く⌒: :ー‐《\;/ ‘,
{: : {: :`: ┬―:テ′ / }
〈\{\、: |: : : i / /
/\\ ヽヽ: : | / /
/⊂二 } : ∨ /
{ } 人  ̄`ヽ /
:, イ: : : `ヽ ∧
\|`: :┬┬\ __ /'⌒\
!: : :l : |: : : : : : : :\:__;ノヽ
{:\: :}: :|/: : : : : : : : /: : :∧
/:\: : ∨/: : / : : /: : : : : ∧
/ : : : : : : : {: :‐: ´: : : : : : / : : : :∧
/: : : : : : : \:__〉___,.-‐: ´: : : : : : : : } _, へ、
{/´ ̄`丶、: : : : :}:ー :/: : : : : : : : : : : : : /⌒`ー`ヽ_}
/ \: : / : /: : : : : : : : : : : : : / /
/ \_;厶-―――- 、: : : :{ /
′ / / \_ノ . ′
′ / / / /
i , ' / / /
千葉「今度はふたばが土下座したぞ」
杉崎「げ、下僕…?」
宮下「あいつら、いつからそんな関係になったんだ?」
みつば(しめしめ…)
,. -一‥‥ー- 、
/ -、二7マ=-、
// / :ト、 \|! |ト、 \
. /´ f :! | | ヽヽ 、 マノ}}ハ ハ
/ ! ハ ! ! }ハ '. Vヘ.∨ :| 頭がたかーい!
| | ||| ∧ |/ |∧ !f } ∨|
| ヽ. ||l/ 'l ,xf斥ヽ |ハ.l ノ,ハ. | |
'. | |ム!、 イ弋rり リj´ ',リハ_ グリグリ
ヘ ヽヘ r≠、 //// ∧ N´-一':: ̄`ヽ.
{ム \弋リ ' ,.、 / :!| ||∧::::::::::::::::::/:::`丶、
=ァノ.i\ド≧ <.ノ /、 |ハ|:::::::ヽ:::::::::::/::::/:::::::::`丶、
{{_ノ| | |ヽ>ー一 f´|:::| ,ハ:::::、::::\::f::::/:::::::::::::::::::::`ヽ、
|l l| | V|\ l|ハl|:::|__ / ハ:::|` ̄`_∨__::::::::::::::/_::::\
|lハ!ヾ\ リ Yハl::::::|___/イ V::::く´::oハ| `` <´::::::::::`:::::ハ
|! \ ヽ:レ'}::! ̄|ノ。゚ マ::::::マ:丁} f::::::::::::::::::::::/
マLム ヘ:::::::ゝ-'|_ ノ_,. ---、/::,′
V:::{ 、 ',、:::::::::}:::\厂:::::::::::::/`:j
マハ \ ハ:\:::`\:|___::::{::::/
みつば「ッ…」ブチ
みつば「くおらぁああ!!」ガバッ
みつば「あんた誰の頭に足乗せてんのよ!? 土下座して謝りなさい!!」
ふたば「ええーー!?」
みつば「このぉ! このぉ!」
みつばはふたばの胸ぐらを掴み、がくがくと揺さぶる。
ふたば「もうどうしたらいいのか分からないよぉ。ふえ~ん」
佐藤「今度は長女がふたばに泣かされてるぞ」
宮下「何がどうなってるんだ?」
今日はここまで
~~昼休み~~
千葉「佐藤、サッカーしに行こうぜ」
佐藤「おう。ふたばももちろん行くよな」
___
): : : :\
,. -―‐辷__t:ぅー 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : \
/ : : : //: : : : : : :/ : :/: \ : ヽ
/: :/: : :/|:|: : : : /: /: ;.ィ: : : : : ',: :',
サッカー? /: :/: : :/斗|: : : /: //-|、l:| : : : | : : !
|イ/|: :|ハ,r=、Vイ/´ ノイ ! : : : !: : :|
_ノ|: :|〃ん} ,r==ミ、|| : : : | : :l|
`7:{∨ 弋リ んィハV|/: : : ∧: :リ
/ : `{: : ' 弋ぅり }}: : : /⌒Y、
|;イ: :リ丶u : : : ノイ/r' ノ,ハ:|
∨ /\ 「`) ,__ . イ : リ
′ l/`7T _ア⌒>x': :ノ/
{ 厶ィ⌒\ / \
みつば(やるわけないじゃないの…! なんで休み時間にわざわざ、球蹴るために走り回らなきゃいけないのよ)
みつば「あー、小生はちょっと遠慮するっス」
千葉「なにぃ!?」
佐藤「ふたばがサッカーをしないだと!?」
千葉「これは雪が降るぞ…」
みつば「ちょ、そんな大げさに驚かないでよ! ちょっとその、体調が悪いだけだから」
宮下「なに、体調が悪いのか、ふたば!? なら保健室で寝てないと!」
みつば(なんか、うっとうしいのが来た!)
みつば「だ、大丈夫だって。サッカーはできないけど寝込むほどではないの」
宮下「いーや、無理はダメだ。風邪は引き始めが肝心だからな」
宮下「どれ、歩けるか? 保健室まで連れてってやるぞ」
みつば「離しなさいよバカ! 大丈夫って言ってるでしょ!?」
佐藤「ふたば、全然具合悪そうに見えないけどなぁ…」
千葉「どうする? ふたばが居ないとひとり足りないぜ。今日は1組と対戦するのに」
/ 、\
/ / .ィ \\
ー=彡 | / ,'| | Vヘ
〃 / !__,!イ /| | .| iニム=x、
サッカーやる!! || | | -|、| / イ´| !| :| |〃! ヽ》
|| l |l__|N 」 _Ⅵ__リハ :| !゙テ| i
从| '. f下ィ}` ィ´んjハ `Yi :| ハi⌒| |
人L.Ⅵ弋ソ 弋Yソ ノハl|/ ノうノ| |
〃ハ{ xxx '___ xxxx ノ′ ./リ リ
{{ ||j\ Y ̄} . ィ=イ // /
|// l| > ..  ̄__,. ´{ | |/イ//
ノ´\{/ 八} }/ _,》ハⅣ /イ
{ ヽ ∨}ノ ,. ´ / 人,
/´\ \ / _,/ /: :/ハ
ふたば「うん」
千葉「なにぃ!?」
佐藤「長女が進んでサッカーをするだと!?」
千葉「天変地異だ…天変地異が起こるぞ…」
~~グラウンド~~
ふたば「こっちこっち! パスパス!」
田渕「オーケー!」
手を上げてアピールするふたばへ田渕は鋭いパスを放つ。
正確に飛んでくるボールをふたばは足で受けようと構える。しかし――
ふたば「ふぎゃっ」
受け止めようとしたボールに足を取られて尻餅をついた。
田渕「おい!?」
千葉「ああ! なんで何もないところで転ぶんだよ!?」
佐藤「くそ、まずい…!」
弾かれてコロコロと転がっているボールを取りに佐藤は駆ける。
が、近くにいた1組の男子に先に取られてしまった。
彼はそのままゴールネットまで攻め込みシュートを決めた。
千葉「あぁー! これで0対2だぞ!」
おいおい全然勝負にならねぇぜ。 ___
____ /M \
/_____\ ====--┬|
|__| ヽ / | | θ θ |_| 3組も、ふたばが居なきゃたいしたことないな。
(∂ (・ (・ | | o 6)
| )⌒ ) ∩_ ( ノ /
/\ ノ(フ /\( つノ ` ┬-イ
/  ̄ ̄ ̄ | | / ̄ ̄\
| ̄| | | ノ | |
千葉「くそ、1組め…好き勝手言いやがって」
/ ´ ヾ=- ´ ̄`\ ヽ
/ ´ , \ \ . ',
/ / , ⌒! \ ',|
./〃 一===彡/ | i ', . x| ぜぇ、ぜぇ……
| |i 〃 /l/ u ゚ | | i 〃}}\ うぅ…体が重い…
| |i ! |i 、/_ __ノ ||| | .{{_,リ } 全然思うように動かない…
|从N|,从__i{ lj .ノイ/! | ..| j
| i| :| ⌒ヽ 卞ィ歹了! l-、 ./ {
|八 ! ,,,,, ' ,,,,,,,, |||}./ ノ
ヾ\u r=-‐、 ノィ! / / /
> .. 、___) ィ ´ ノ./,.ィ´
佐藤「長女…大丈夫か? 疲れたなら休んでてもいいんだぞ?」
佐藤の言葉にふたばは首を激しく横に振る。
汗がスプリンクラーのように飛び散った。
佐藤(うげ、長女の汗が口の中に…)ペッ ペッ
´ ̄ ̄`  ̄` .
/ _ ` .
/´ ̄ \ ー-、\
/ 、 '. \',___
/ / ,ハ ', ニニ7{\`》
/ / / :| / ', | :| /'|!| ヽ.
// :! ! !| |l !/ u ! :!| :! 《_,|!l ヘ
〃i | | N!| |l | l| v | l|ハ :| /|!ハ ',
ううん、やる!! |! .|| | | | |ハ|、|_N! _l| -‐'||l| u| l /_/ ∨ !
|| | | | |__|l_!_ __j厶リx、| |/'⌒i } ∨ :!
ヾL!ハN 《 ヒ勿` 〃´ヒ勿ツ リ !_ノ)ノ,ハ }ハ. ||
《_| |ハ| xxxx ' xxxxx /イ从 . イ|| l /′},リ
| |ハ{ヘ、 u t==ヘ lj ,/ムイハl{ |.|| | /ハ
| | }≫u、_ 廴___〉__ . イ´ ̄ ̄`ハハ!リ
|,ハ jハ、__ ̄ ̄} {(ュ _,/ ヽ,
. __, --‐-- 、
,ヘ 、,.69 、,,ヽ
/:::::レ-‐二二ニニニ‐-、
/::::::::::7ヒフ lニI7 ̄
iへ::::/ 一 l - r、
V0レl u ' l' (熱意は十分に伝わるが…正直、足手まといなんだよなぁ…)
. `‐-、 -‐ ./
__「~`ー、ユ ̄
. /.....,.........||.....ヽ
/...../..........||......、.ヽ
/......l.............||........l...|
|.......|.............||........|...|
~~廊下~~
保健室から教室へ戻る道中で、みつばは、ばったりふたばと出くわした。
みつば「あら、ふたば……ってどうしたの! びしょびしょじゃない! 池にでも落ちたの!?」
_,. ---- 、
. ,. ´ u. ` 、
/ u. \ \
/ / ,| u. '. ヽ
. / /| / ./ ! u. | |二7ハ=、
f ! | l| | l| l| ' | | | 〃{{^ヽ》
| |l || l| | l| l| '. ||| | | {{_,リ i′ 汗かいただけだよ。
| |l |N`ト.! ,ハNイ V从.| | | /| ! さっきまでサッカーしてたから…。
| |l |r=ミ、 _z≠寸卞| |/⌒i/! リ
7Tハ|{ 弋リ u. ´ 弋t少 ノ|リ j´; ||/
. {{_|ヽ{xx , xxx |/ / ,.イ .|ハ
∨ヽ. u. .ィfT´ハ| /
\|`ト .._` _ u ´ |ハ|⌒厂`}
\| !{ { | _,. / /´ ̄`丶、
}ムヽ\|` ´z≦二イ \
みつば「ああ、汗ね…。そりゃ誰だって、運動したら汗くらい普通かくわよね。うん」
ふたば「……」ションボリ
みつば「?」
ふたば「もう、戻りたいよ…。体が重たくてサッカーで全然動けなくて、そのせいで1組に負けちゃったし…」
みつば「き、筋肉よ! 私の体が重たいんじゃなくて、あんたの体が筋肉ありすぎるの!」
ふたば「それにみっちゃんの体、ちょっと転んだり階段から落ちたりしただけで、すごく痛いし…」
みつば「転んだり階段から落ちたら誰だって痛いわよ! あんたの体が頑丈すぎなの! ……階段?」
みつば(そうよ階段よ! 入れ替わったときと同じようにまた階段から転げ落ちたら、元に戻れるかもしれないじゃないの!)
みつば(こんなベタな方法にいままで気づかなかったなんて…!)
ふたば「みっちゃん、どうした…」
みつば「あー! 足が滑ったぁ!」
みつばは、唐突にふたばに抱きつくと、頭から階段へダイブした。
ふたば「ぎゃぁ!?」
ドガガ!! ズドドドドド!! ガゴン!! ズドン!!
・
・
・
ふたば「うぅぅ……みっちゃんひどい……」
みつば「さて、あのときと同じように落ちたわ。これで体も戻って――」
みつば「――ない!?」
みつば「なんで戻らないのよバカふたば!?」
ふたば「??? えーと…なんの話?」
みつば「あの入れ替わったときと同じ風にまた階段から落ちたら、戻れそうだと思ったのに…」
みつば「何が悪かったの? 落ちかたが足りなかった?」
みつば「そうだ、屋上あたりから落ちたら戻れるかも!」
ふたば「たぶん死んじゃう」
今日はここまで
~~丸井家・リビング~~
パパ「どれ、そろそろ風呂だな。ふたば、入るぞー」
みつば「え? ふ、風呂?」
パパ「どうしたんだ? 入らないのか?」
みつば「いや、その…今日はちょっと…えーと…」
ふたば「ダメー!! パパとは私が一緒に入るの!!」
パパ「な!? み、みつばがか…!?」
みつば「ちょ、待ちなさいよ! あんたが一緒に入ったら…」
つまり、みつばの裸体がパパに見られるということである。
みつば「いやああああああ!!」
みつば「そんなの絶対にダメよ! パパと入るなんて許さないから!」
みつばは、既に服を脱ごうとしていたふたばを押し倒して阻止した。
暴れて抵抗するふたばをそのまま床に押さえつける。
,.-- 、
. -――――- 、{: : : : : : }
. ´: : : : : : : : : : : : : : : ` 、:,ノ_
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \≪
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨\
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
/: : : : : : : : : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : :i
i : : : : : : : : : i{: : : : : !: : : : :|: : : : : : : : : : :|
|: : : : : : : | : :|ハ: : : : | ヽ: : :lハ: : : : : :|: : : : j (なんだか騒がしいな…)
i: : : : : : :∧、:|__Ⅴ: : |_ム:イ |: : : : : |: : : :/
| : : | : : f _,}N_ Ⅴ:N __}N__}N : : : |/⌒!
|: : ∧: l:|f下ィタヽ Ⅵィ卞ィタ厂}| : : : |rう j
Ⅴ:lヽⅥ|  ̄ '  ̄´ | : : : |_/!
ヾ、 \ """ """" ,i: : : /: : /
\ |:> . _ ` __ イ:/: : 厶: /
_| : : : : : |/} }f: : / ||\
/´ | : : : : : |: :`ー一: :´:|: / ,リ ヽ
/ Ⅴ:|!: : :ハ: : : : : : ;/Ⅳ、 / ハ
ひとははチブサ(猫)を抱き上げて、リビングからスィーと退散した。
ふたば「なんでダメなの!? 毎日パパと入ってるのに!」
みつば「毎日パパと入ってるのは、ふた…小生でしょ!? だからパパとは小生が一緒に入るの! あんたは、ひとはとでも一緒に入ってなさい!」
ふたば「やだー! パパとじゃなきゃやだ! パパと一緒じゃなきゃもうお風呂入らない!」
みつば「は、入りなさいよ! 汚いでしょ!?」
ゴツーン!!
みつば・ふたば「ふぎゃっ!?」
取っ組み合っていたふたりは、ふたばが拘束を逃れようと大きく体を動かした拍子に、
互いのひたいを強打した。
強い衝撃が全身に走り、無数の火花が視界いっぱいに浮かんだ。
. ´ ̄ ̄`  ̄` .
. / _ ` .
/´ ̄ \ ー-、\
/ 、 '. \',___
/ / ,ハ ', ニニ7{\`》
. / / / :| / ', | :| /'|!| ヽ.
// :! ! !| |l !/ u ! :!| :! 《_,|!l ヘ いたたぁ。
〃i | | N!| |l | l| v | l|ハ :| /|!ハ ',
|! .|| | | | |ハ|、|_N! _l| -‐'||l| u| l /_/ ∨ ! 何すんのよバカふた、ば…?
|| | | | |__|l_!_ __j厶リx、| |/'⌒i } ∨ :! あれ? も、戻ってる!?
ヾL!ハN 《 ヒ勿` 〃´ヒ勿ツ リ !_ノ)ノ,ハ }ハ. ||
《_| |ハ| xxxx ' xxxxx /イ从 . イ|| l /′},リ
| |ハ{ヘ、 u t==ヘ ,/ムイハl{ |.|| | /ハ
| | }≫ _ 廴___〉__ . イ´ ̄ ̄`ハハ!リ
|,ハ jハ、__ ̄ ̄} {(ュ _,/ ヽ,
,.--、′ /´ ̄/ ヽ { _r==x┴ 、_
___
): : : :\
,. -―‐辷__t:ぅー 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : \
/ : : : //: : : : : : :/ : :/: \ : ヽ
/: :/: : :/|:|: : : : /: /: ;.ィ: : : : : ',: :',
/: :/: : :/斗|: : : /: //-|、l:| : : : | : : !
|イ/|: :|ハ,r=、Vイ/´ ノイ ! : : : !: : :| ほ、ほんとだ!
_ノ|: :|〃ん} ,r==ミ、|| : : : | : :l| お腹がぷにぷにじゃない!
`7:{∨ 弋リ u. んィハV|/: : : ∧: :リ 小生の体になってる!
/ : `{: : ' 弋ぅり }}: : : /⌒Y、
.|;イ: :リ丶u. : : : ノイ/r' ノ,ハ:|
∨ /\ 「`) ,__ . イ : リ
′ l/`7T _ア⌒>x': :ノ/
. /7
|{ , ´  ̄ ̄ ``丶、
. \\_∠-― \\
ー=テ / ハ ヽ ヽ.ヽ
. / / / / / ', } l |
/ /! 〃 ,イ / l ll ! ! _.|
f 〃| ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム
|__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, ! だからなんでお腹で確かめるのよ!?
〃 ハヘL.{ (:) (:) } |/fr.
{{_/ ヘ| u ー '___ 一 _ノ
. ¨| / |ヘ:::u.:: 「ー一ヘ ::::::: イ リ_
|イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /' ノ__j
パパ(俺との風呂を巡って娘たちが争うなんて…)ジーン
パパ「これこれ、ふたりとも。お前たちのパパを想う気持ちはよーく分かった。だからケンカはやめなさい」
パパ「今日は久方ぶりに、家族みんなでお風呂に入ろうじゃないか!」
みつば「入るわけないでしょパパとなんて!! 気色悪い!!」
パパ「ええええええええ!?」
~~翌朝・通学路~~
/
〃
{{ ____
≫ ´ --、 `丶、 〃 __
/ /{{ 〃 、\_\ {{〃_》
/ / ,/| ヾ=-八 \ \ `Yく二》
′| 〃| {-‐ ヽ 、 \}.,人 \\
' | i{-、| |八x:=ミ、 \ 丶.二ニ=‐\≧=-
| | 从x=ミ、 」〃んィハ Yヘ \{∨{ \ \ やっぱり自分の体が一番ね!
| | {Y んハ 弋ぅり }/ィ' } \ ヽ }
. V八从 V:り , ノ ハ }ーヽ }八
}ハ人{ _,x~; \ー‐' }八{
>'´ { ー=彡イ/⌒\ モグモグ
{ ノ┬ ´ 厶<x~'~'~'x、
` ー一く ∨ /__,/ ,x~'~'x、 Y
/ / 「/,>く Y__}
/⌒7 O }//⌒\ /,ノ
/⌒ヽ/⌒ヽ/{/^ア / / }`ーく ̄
// ̄nn「 ̄ ̄:{ / / :! ′ /⌒\ハ
. { { n {|},/) / V// | | \}⌒>、||
ヽ.| `’ く__.′ 〃 .' \ | |/ }/ / ||
./ : : : :/ : : : : : : : : \ : : : \\\
/: :/: : :〃 : : : : : ヽ: : : : :ヽ――ヽ,\\
//:/ / / | : : : : : ,:|: | : : : : : !: : : : :ハ V 〉
//:|:|斗-| : : : : /十ハ、: : : :|: :/:/ i _r ′いろいろあったけど、
.|:i: :|:|,r=、∨: //_ |: :|: : : l/ : / : | ノ なんだかんだ楽しかったスね!
.|:|: : |〃fん} ∨〃 ̄`ヽxリ: : : |: :/: : /_j
.|ハ|从{ 弋り fんィ:} }}| : :/|--、: :/!ハ 頭をぶつけ合ったら、
イハ{: : : : ' 弋うり リ|: ∧l⌒i|:/: ! ! また入れ替わったりするのかなぁ?
{ \ t=ー、 : : : : : イ/ ,ノノ ,リ ;ハ| |
\ 、__ノ . ィー: :´: :/ ,リ /
|` ー┬一 ´/イ : :,.イ从{.ん/
ふたば「みっちゃんみっちゃん! 今度また入れ替わろうね!」
. /7
|{ , ´  ̄ ̄ ``丶、
. \\_∠-― \\
ー=テ / ハ ヽ ヽ.ヽ
. / / / / / ', } l |
/ /! 〃 ,イ / l ll ! ! _.|
f 〃| ||、_/| / _,ノ |__」|.|!ム はあ!? 冗談じゃないわよ!
|__」|| r==ミL...l ,r==ミ.L.| |, ! 誰が二度と入れ替わるもんですか!
〃 ハヘL.{ (:) (:) } |/fr.
{{_/ ヘ| u ー '___ 一 _ノ
. ¨| / |ヘ:::u.:: 「ー一ヘ ::::::: イ リ_
|イ厂! /`ト . _ 廴___ 〉.ィ//!/7
lハ| |厂 | /.:ゝ.__厂 /' ノ__j
ふたば「そんなぁ」シューン
ふたば「じゃあ、今度はパパと入れ替わるっス」
みつば「パパ、と…?」
わーいおっぱい! おっぱいー! とはしゃぐ厳つい大男の姿が脳裏に浮かび、みつばの全身に鳥肌が立った。
みつば「ダメよ! そんなの、私が絶対許さないから!」
ふたば「なんで!? みっちゃんには関係ないような…」
みつば「とにかく、ダメなものはダメ!」
ふたば「ええー…」シューン
~~廊下・6年3組教室前~~
ざわざわ…
ざわざわ…
みつば「何かしら? 教室前に人だかりが…」
人混みの中心をのぞき込んでみると、壁新聞が張り出されていた。
新聞には【大号外 みつばNEWS】の大見出しが踊っていて、みつばの盗撮写真がいくつも掲載されている。
【男子にパンツを見せつけ迫る痴女!】
【授業中に下腹部をいじる痴女!】
【妹に土下座する(自称)クラスの女王!】【しかもその後妹に泣かされる!】
みつば「杉崎ーー!!!」
~~おわり~~
~~番外編~~
__
,..-‐ァ..、 ./:::/69ヽ
/::;ハ;;ハハ i'ー'、/\! ふたばー。
|cリ┰ ┰リ |c! ̄ゝ ̄l サッカーしようぜ。
"`‐--‐' ゙`ー--‐"
(佐藤) (千葉)
λ
/ ∞ 、
イ ∧w ハ
cli > < l| やるやる! わーいサッカー大好きー!
vリ‐-ワ-y
(ふたば)
, -”‐- 、
γ ,レメ"ヽi ふたばの調子、すっかりいつも通りだな。
|cli'> Οl| 昨日、体調が悪いって言うから心配してたんだ。
`リ‐--‐'リ
(宮下)
., -─- 、
/ ,,w,ハw,i
|cリ l l リ 分かるわ。ふたばちゃんは、つかれていたのよ。
δ。ー--‐。δ
゚ o o
(松岡)
, -”‐- 、
γ ,レメ"ヽi ものすごく念のために聞くが、
|cli'ー ー,l| お前の言う"つかれていた"は、
`リ‐--‐'リ "疲労"のほうの意味じゃあないんだよな?
(宮下)
., -─- 、
/ ,,w,ハw,i 私には見えていたわ。
|cリ l l リ []]] ふたばちゃんに取り憑く豚の霊の姿が!
δ。ー--‐。δ∩
゚ o o
(松岡)
,‐(--‐、
8 /l_ч_冫ヽ
イcli  ̄  ̄l 誰が豚ですってぇ!?
ハV"‐-^‐"
(みつば)
n -‐- 、
γ. ヽ
|cli'┰リ┰l| なんでみっちゃんが食いつくの?
Vリ‐--‐'リ
(ひとは)
~~番外編・おわり~~
~~番外編その2~~
~~もし、みつばがひとはに入れ替わったら~~
【朝・通学路】
,...-‐...... ̄ ̄...::::::`∨:::::::::\ \ヾヾヾl | | l|∥//
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、:::::::〉 ミミミ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く ヽミミ,
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 二ニ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 三≡ ああ…。
::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 三≡ なんで私が、
:::::::, -┴ 、:::::::::::::/l:::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l 二ニ このみつば様が、
∠´ ヽ::::__:i l:::::::::::l `、:::::::::::::::::::::::::::::::::::! 彡 こんな根暗女なんかに…。
 ̄`~ヽ `y l l:::∧:l__ `、:::::::::::::::::::::___:::::! 彡
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W|:::::::::::「二、ヽ| 〃/
、 l /イ´:::! _______ |::::::::::|┌ノ l ∥/l |l l |ヽヾヽ
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 |::::::::::| /.//
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l:::::::::::| /
二__ __ ,イ / ` }:::::::::::|く´
|| |「 |l | r、 U ,ィ::::::::::::| ヽ
__,,....,,}Vレ!
/.:.:.:.:.;. 、:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:,/ .ヽ:.:.:.:.:',
. {.:.:.,X' ,,/ |:.:|:.:.:.} 三女、おはよう!
ト|/__ てi> |:.:|=y' |\
|.:| '__. '''''.|:.:b/ γ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
. |へ. ∨_ノ |:.lト | ん? …おはよ。 |
. }ハト ` r.r‐'´//ハへ ゝ________,ノ
〃 ,r<l ト--/ / 〉、
|| {\_f´{_//' ⌒` 〉 …!
ヾ、、 `rァ |Y´\ /
|Е__ノノ 〉
______ /⌒ヽ
. ´: : : : : : : : : :`丶、:ノ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミ=-
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
. /: : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
.': : : : : :/: : : : : : : ,:! : : : : : : : : : : : | (こいつ…よくひとはに付きまとっては無視されてるわよね。
i : : : : /_l: :/ : : : /|: : : : : : : : : : : | 不憫だしちょっと構ってやろうかしら)
|: : : :N |/|: : /:/ __! :/! : : : : : : : : ,'
|: i: N下ィテ|/l/ |/`|: : : :j:__: /
|: |: :{ ' 下ィテア| : : /r‐ }′
N|: :l\ 、 /: : /r'_,/
|:/ f `ト---r /: : /: : /`>ー 、
/′ . |イ;/、 /イイ :///⌒V
.'. {\_____イ:/// '.
∨\_,|o|___|f` く{ ,
,. -‐=
_,. ----'- 、:::
,. ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::/ '::::::::::::::::::::::::::::::::::: / ̄ ̄ ̄
|::::::::::::::: / '::::::::::|\::::::::::::::: |
|::::::::::::::N 、_ ヽ:::::l _ム斗- |
|:::::::::::::l __`゙ ヾ:! ,___ _|
|::::::::::::| 「 ヒ.リ ....ヒzリ| 宮しt…
. |:::::::::::l " ' ::::::::: |
|::::::::::::\ r_,-、 |
|:::::::::::::::::>- - ′ - ' \__
/: : :ヾ : : : : / , - ヽ: : : : : : : : : \
. /: : : : : : :\/ / ' ; : : : : : : : : : :..
,: : : : :,' : : / / , : : : :ヽ: : : : :..
/: : : : /: ;‐'- ,, _ ` , = = ミ , : : : : :':, : \:.
. /: : : : // /_ ヽ : : : : : :l`ヽ: : :
/|: : : :./ , = = ミ 〃Y:::;;:::ヽ } '.: : :. :.:l : : : :.} 今…三女が"おはよう"って…!
. }|: : /| 〃 _ 乂゚:::::ノ ノ ; :. :.:.:ト 、:./ あたしに挨拶してくれた…!
!: :/ :| {{ Y::;;::::ヽ ¨´ l : : : :l Y
' :. .:.:'. ゝ 乂゚::::ノ ′ l: : : : l } 三女! も、もう一回言ってくれ!
l : : : : . ¨ 、 /// l:.: :. :.| /
|: : : : .: ,__ ノ、 l: : : : !/
|: : : : :. /// ‘,ー´一'::::::::::::ヽ !:.: :. :l
|: : : :. :.\ l:::〃  ̄ `ヽ::| _l: : :. :l
l : : : : : }ー\ |/ | /:} !:. : :.:|
. ゚、: : : : :| \ ゝ ノ /:.:.:/ l : : : l
. ヽ: : : | ┌:.:‐::..-..、 \__ ´ ' |.:.:.:.:/ ハ: : :/
\:.| ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ノ |.:.:./ / !.:/
`ヽ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:./ Y´:\ j/
';.:.:.:.:.:/ |.:.:.:.:.:`ー:...、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : ,|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : :./ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : :/:| !: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : {\| ‘: : : |: 、: : /: :| : : : : : : (うざっ)
: : : : 八:从\ ‘: : |\X:八{\:| : : : : : :
: : : ハr―t:ッ一ミ ヽ| r―t:ッ―ハ: : : : : :
: ;ハ{ 、___ ___,. }: : : }:/
:ハ  ̄´ , ` ̄ .ノイ: /:f
{`ー\ _ /|/ : |
:\ |: ` : . . __‘_’__ . . : ´: : : : :从
/::::::::::::::::::::::ヽ/:::::::/ ヽ:::::::ヽ:::::::::::
/::::::::::::\::::::::/ヽo´ __ ∨:::::::∨::::::
/::::::::|i::::::::`:o/:/ /´ ∨::::::∨:::::::
ハ:::::::::||:/:::∠:::/ ´ ∨:::::::|::::::::::
|:::::::::::||「:/::/V __ ∨::::::|::::: というか今、あたしの名前呼ぼうとしなかったか?
|:::ヽ::::|l/∠‐= 彡==< V:::::|:::::: 聞き違いじゃないよな!?
|::::l::ヾ|イ |::U:::} |:::/:::::::::
│∧ハ|l∧ 弋_ノ xxxxxx |/::::::: すまん、よく聞こえなかったんだ。
ヽ| ヽV ` ` __ /:::イ もう一回挨拶から頼む!
c-. l { xxxx:. F‐フヽ ハ/::/ノ
ヽ V 」 /::/(ヽ
_、 `、>-...、 __  ̄ __ -‐ /::i:〈,-、__へ___
l´ | ヽl:l||  ̄フ|::: /レ::::ハ_::::::::::/
│ │ ∨l __.」 / l/ /::::::::/
) ヽ |八 /::〈 /::::::::/
/: : : : : : : : : : : : : ノ:L : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : :'⌒: : : : : : : : : : :
: : :ノ:L: : : : ,|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : :'⌒: : : / |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : :/:| !: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : {\| ‘: : : |: 、: : /: :| : : : : : : (うざぁあああ)
: : : : 八:从\ ‘: : |\X:八{\:| : : : : : :
: : : ハr―t:ッ一ミ ヽ| r―t:ッ―ハ: : : : : :
: ;ハ{ 、___ ___,. }: : : }:/
:ハ  ̄´ , ` ̄ .ノイ: /:f
{`ー\ _ /|/ : |
:\ |: ` : . . __‘_’__ . . : ´: : : : :从
/::::::::::::::::::::::ヽ/:::::::/ ヽ:::::::ヽ:::::::::::
/::::::::::::\::::::::/ヽo´ __ ∨:::::::∨::::::
/::::::::|i::::::::`:o/:/ /´ ∨::::::∨:::::::
ハ:::::::::||:/:::∠:::/ ´ ∨:::::::|::::::::::
|:::::::::::||「:/::/V __ ∨::::::|:::::
|:::ヽ::::|l/∠‐= 彡==< V:::::|:::::: なあ三女!?
|::::l::ヾ|イ |::U:::} |:::/:::::::::
│∧ハ|l∧ 弋_ノ xxxxxx |/:::::::
ヽ| ヽV ` ` __ /:::イ
c-. l { xxxx:. F‐フヽ ハ/::/ノ
ヽ V 」 /::/(ヽ
_、 `、>-...、 __  ̄ __ -‐ /::i:〈,-、__へ___
l´ | ヽl:l||  ̄フ|::: /レ::::ハ_::::::::::/
│ │ ∨l __.」 / l/ /::::::::/
) ヽ |八 /::〈 /::::::::/
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : ; : :|: : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : :,
/: : : : : : : / |: :/|: : : : :|: : | : : : : i: : :|: : :i
,: : : : :! : : /\|/ |: : : : :|\|\ : : |: : :|: : :|
i: 〃: :|: :/,x==ミx、V\: : | /ヽ:|: : :|: : :|ヽ うるさい!! 死ね!!
|/ l: : :|∧{ V勿リ ヽ|_,z彡==x、|: : :| : ,: :|
,. --、 |: :/| : }  ̄ , V勿り }|: : :|V : :|
/ ,|/ |: :{ /// __  ̄ ノ: : :| |: : : |
| | |: : \ u f`ー'^ヽ -=彡 : : :リノ: : :|
! ! ': : : | ` . ヽ.___ノ /}: : : ;ハ: :/}/
'、 |\ }人:|'⌒ヽく` ー‐ r ´ /: : :/ |/
./ \ ヾ⌒ \ い,__ ,ハ\/イ/
/| i` ‘, }: :\ ` |: {ヽ
{ ! |⌒Y } / /
く\ \___,人 ヽ./ /
∠─-、 ∧| \|\
/ \ ││ \|│ /
/ \ │ |/
/ / /\ \ | │
/ / // //│ ヽ \___」
| | | |////| │ 匚-----─\
| |\∨/////| │ ▽ | \ 死…!?
| │☆//////| │| ─二二\ )
│|│/ / ̄\/.| | || ( つ )
| |ヽ ( ) |//.| | || ♯彡 丿
│|│ 丿 │ | |) / / ̄--/
│ノ | | |人 /
│ U U│ |/\\_ /
\ _.-ヽ | │ ヽ | | \
\丶-┘U | │_____ │ \_
丶-----/|│::::::::\::\ 」ヽ
|:::::::::::::::::::::::\::::\─┘::::::|
そう宮下に吐き捨てて、彼女は走り去っていった。
/l'::::::::::::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ
∧:::::::::::::::i:::::::::/,:::-─:::::::::::::::::ヽ
∧:::::::::::::::i:::::::://:::/::人 ::::::人::::ヽ、
t/:::::__::::::i:::::/∟:::::::/X-ヘo'フ::,、:o:::}l
「l:::::::ハ\:|:::::::ハ ̄「T:フl、 ゝ /::ノ )::::l|
〔_」::::{ イ `|:::::l ヽ. ヒニ/ ~´_=‐/:::/l どうして…。何がいけなかったんだろう…?
ヽ::;\ 7 |:::::| ::l:l:l:l:l: 、.7'」Y::::,':/
\;:;ヽ」::::::l U ´:l:l:l´::::::/
、);:;:;:;l::::::l _-、 ノ::::::/
入:l::;|:::::l、 _ ´ /`:::/
_ -‐ブr Ⅵ」┌=-、__-‐ ´|::::::::/
く.........../ ヽ |..・....._..ユ |:i:::/
」..../丶、_,. -┤/............. ̄レ:/
/./ヽ___, -‐丿>、......../.....lハ
,. -―――‐
. ´: : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/ : /: :/: :/: : : : : ! : : : : : : : : : : : : : :
/ : /: :/: :,:! : : : : : |: : : : : : : : : : : : .ヽ:_}_ (まったく…。
|: :i:|: : !: / l: : : : :,ハ!: : : : : :| : : : .>ー{ : : \ 自分のうざさに自覚がないあたり、
|: :i:l: : |厶イ: : : / |: : : : : l|: : : : : :/}\: : : ヽ 救いようがないわね…)
{:_:i;l__;f卞x|:__:N `ト: : : :N|: : :|: : :/{:⌒\:r'’
(: :{.〉{ tり ,r=≠寸Y 丁/⌒Y>x:,ノ
{:{ {xx` , 弋tり.ノ ノ′f .〈:〈
`〉\ .xxx ノ / ))
\ r‐, ..イ  ̄´ ´
. / ̄ } |` ー┬r一 ´{:ーr- 、
/ ロ / .l ,/|:.:`ー一.:´:/ \
~~番外編その2・おわり~~
以上でおしまいです。
ご愛読ありがとうございました!
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