「そうか」
いつの間にか、本当にいつの間にか自身の懐に潜り込んでいたオティヌスは雑草を引き抜くかのような手軽さでブロリーの右腕を引きちぎった。
「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!??????????」ブシャアァァ
「チッ、無限の可能性とやらが負の50%に傾いたか」
「お、お、うおおおおおあああぁぁぁ!!!!!」
ブロリーは一瞬で後方3000mまで下がった
「空前絶後ッ!!!!!一体何が―――――!?」
「おい」
背後に、
オティヌスがいた
「忘れ物だ。」
まるでキャッチボールでもするかのように無造作に投げられた右腕はブロリーの背に直撃し前方3000メートルまで吹きとばしたのだ。
「ごっ、があああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
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「くそがぁ!!!!!」
ブロリーは千切れた腕を傷口にくっつけた。それだけで腕は元に戻ったのだ。
「俺が負ける訳が無いんだあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ブロリーはエネルギー弾を数千発売放った、一発一発が大陸を吹き飛ばす程の超密度だ。
ドカカカカカカカッッッッッッッッッ!!!!!
一秒間に億を越える爆発が世界を席巻する!
ブロリーの放った爆発と多少拮抗したようだがやがて兆を越えた紅蓮の業火に飲まれ霧散してしまった。
爆発の洪水に、
飲まれる
「うわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
時空を歪める大爆発によって燃え広がる炎の中から何がもぞりと蠢いた。
ブロリーだった。
「お、ご………」
『それ』には言葉を話す口があった。
しかし壮絶な熱に炙られた事によって唇も喉も完全に原型を失っていた。
「が、が、がァうがァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
既に声を発することもできず、咆哮のようなものを撒き散らしながらオレンジ色の灼熱地獄の中でも勢いよく立ち上がった。
皮膚という皮膚がクリームのように溶け、ボロボロに崩れた衣服と一体化してしまっている。
全身が歪な筋繊維の塊と化していた。
皮下脂肪が軒並み炙られ体から分離している。
それは最早グロテスクな人体模型だった。
それでも死なない。
(殺してやる)
上手く喋れなかったが気合いで呪詛の声を絞り出した。
「ぶち殺してやる!!!!!ぶち殺してやる!!!!!
あのクソ売女をDNAの一辺残さず完!全!!消!!!滅!!!!
してくれるわあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ブロリーはたった一度の跳躍で成層圏まで跳ねあがる。
そして両手を天にかざすと超々度のエネルギー塊が顕現する。
その大きさはビルを破壊するクレーンの鉄球よりも強大で街一つを覆うほど膨張したかと思うと一気にバレーボール程の大きさにまで圧縮された。
そのエネルギーは銀河崩壊級。
一度放たれればありとあらゆる生命を殺戮し、塵の一つすら残る事はないだろう。
そしてそれは放たれた。
「消し飛べえええええええええええええええええええええ衛えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
お断りしMAX☆
オティヌスは降り注ぐ破壊の奔流に手をかざす。
それだけだった。
全てを無に帰す破壊の奔流はオティヌスに直撃する直前
その中心、内側から引き裂かれるように霧散した。
いや違うオティヌスの放った何かがブロリーの光線を突き破ったのだ。
そして着弾。
その「矢」は成層圏にいるブロリーの心臓を障子紙のように貫き引っ掛けた胴体を宇宙の果てまでフッ飛ばしてしまった。
残った頭部はいつの間にオティヌスに握られていた。
未だ絶命していないがもう本当になにもできないだろう
その無様なバレーボールにオティヌスは告げる。
このSSまとめへのコメント
ブロリー映画みたことあります?笑笑
。喋り方とか全然ちがうし。知らないならイライラするからかかないでください
頭おかしい
禁書厨きめぇ