モバP「気づいたら男が俺1人しかいなかった」 (65)

モバP「我慢だ。もう少し待ってくれ」

乃々「もう少し待てだなんて…むぅ〜りぃ〜」

ありす「乃々ちゃんトイレ前でどうかしたんですか?」

乃々「あ、ありすちゃん…。プロデューサーがトイレから出てくれないのぉ…」

ありす「まったく…プロデューサーったら」

モバP「す、すまん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368869687

俺は、扉の前にいるこの子達アイドルのプロデューサーをやってる者だ

ただ、訳あって俺はトイレにこもっている

モバP(まさか、ちひろさんからもらった試作品のドリンクが影響してるとかないよな)

〜回想〜
ちひろ「プロデューサーさん!」

モバP「何ですかちひろさん」

ちひろ「ジャンジャジャーン!これを見て下さい!これを!!」

モバP「スタミナドリンクとエナジードリンクじゃないですか」

ちひろ「くっくっく…これを今までのドリンクと侮ってもらっては困りますよ」

モバP「…?」

ちひろ「HPスタ8とMPエナ7です」

モバP「何ですか…そりゃ…」

ちひろ「気になるでしょ?気になるでしょ?」

モバP「気になりますけど…ってか、MPって魔力の事ですよね!?」

モバP「俺、魔力使えませんけど!?」

ちひろ「チッチッチ!ノープロブレムです!!」

モバP「何がノープロブレムですか!?」

ちひろ「これは、以前『進撃のバハムート』とのコラボキャンペーンをやったじゃないですか」

モバP「え、ええ…(今もやってるよな)」

ちひろ「その時に、同じ立ち位置のエンジェルレイナさんと話をする機会があって」

ちひろ「意気投合してアイテムの交換をしたんです」

モバP「で、それを混ぜ合わせたのがこれですか…」

ちひろ「そうともいいます」

モバP「アイテムの後ろの数字から察するに7、8回目で成功したんでしょうけど…」

ちひろ「えへん」

モバP(この人の自信満々な顔…誇っていいのやら……)

モバP「いくら払えばいいんですか?」

ちひろ「代金は入りませんよ」

モバP「っへ?」

ちひろ「成功したと言っても、まだ試作品段階ですし」

モバP「味見すらしてないのかよ!?」

モバP「これで、よく人に飲まそうとしてたな!?」

ちひろ「えへへ」

モバP(俺は、褒めてない褒めてない)

ちひろ「でも、これタダなんですよ?無料の物には惹かれませんか〜?」

モバP「た、確かに…」

ちひろ「それに、これが販売する事になれば、あなたが全国のプロデューサーさんより先に飲む事が出来るんですよ」

モバP「ゴクン」

ちひろ「魅力じゃないですか〜」

モバP「ちひろさん、これ2本共いただきますよ」

ちひろ「ええ。(チョロイ)」

午前 『幸子&茜のアトラクション体験!』収録

モバP「♪♪♪」MPエナ8使用

茜「プロデューサーさん今日絶好調ですけど何かあったんですか?」

モバP「いや、何もないよ♪」

茜「いや…何かありますね。もしかして…私の熱血指導の影響が出始めたんでしょうか」

幸子「違いますね。これは、ボクの可愛さにプロデューサーがメロメロになっちゃっただけですね」

茜「そうなのですか!?」

モバP「さちこ〜上から来るぞぉ〜気を付けろぉ〜♪」

幸子「っひぇ!?」ザッブーン

茜「ずぶ濡れじゃないですか。何で、幸子ちゃんだけレインコートなかったんでしょうか」

幸子「ふぇっ、フェックション!!」プルプル

茜「ふぁ、ファイトです!」

茜「私が幸子ちゃんの立場でも自慢の元気で乗り越えますよ!」

茜「ですので、その辛さを乗り越えればどんな困難も楽勝になれます!」

幸子「ぼ、ボクにかかれば…ら、らくっション!!」

幸子(言われなくても、そんな事ボクにかかれば楽勝で乗り切れますね)

午後 アフレコ現場

モバP「ん…?(味が一緒な気がするな)」MPエナ8使用

モバP「もしかして、ちひろさん入れ間違えたのか…?」

裕子「どうかされたんですか?」

モバP「いや…」

モバP(ただ、午前中に飲んだ時より力が倍になって溢れて来てる気がする)

裕子「?」

モバP「試してみるか」

『THE UNLIMITED ゆっこS』アフレコ収録現場

御坂「どうなってんのよ!?」

御坂(圧縮した超電磁砲を彼女に当てたはず…なのに、なぜ倒れないの!?)

兵部「まさか、この僕をここまで陥れるエスパーがいるとは思わなかったよ」

裕子「なんせ、私はサイキックアイドルですから」

兵部「超能力少女か…つくづく、君は面白いね」

兵部(キミなら、未来を変えられるかもしれない)

御坂「あんた名前は!?」

裕子「名前…ですか?コホン…堀裕子、16才、特技はスプーン曲げですっ」

裕子「おつかれ様でしたー」

モバP「おつかれー」

裕子「おおっそれは!スプーンではありませんか!!」

モバP「ああ。お前がアフレコしてる間に超能力を開花させようと練習してたんだが…」

裕子「出来なかったんですね」

裕子「分かりますよ」

裕子「私だって、地道に訓練を重ねて得た特技なのですからプロデューサーも頑張って…

モバP「いや出来たんだよ」

裕子「私のようなエスパーを目指すには険しい道のりを…い、いま何と?」

モバP「いや出来たんだって!」

裕子「っへ?」

モバP「見てみるか」

俺は裕子に曲げたスプーンを超能力で取り出して見せた

裕子「!?」

その数ざっと99個

99個のスプーンは様々な形で曲げられていた

裕子「わ、私が出来ない事を平然とやってのけてしまったんですか…」

ショックのあまり裕子は床に膝をついてしまった

そんな事を知らない俺はMPエナ7によって解放された力を存分に見せ続け

モバP「これで100個だ」

100個目のスプーンも曲げられ他のスプーンと共に宙に浮いた

モバP「裕子の言う通り、造作も無かったな」

モバP「どうした…裕子?」

裕子「ハハッ…『奇跡』も『超能力』もほんとにあるんですね」

モバP「お〜い」

裕子はアフレコ直後に気絶した

問題は俺のせいである

気絶した裕子を抱えてプロダクションに帰ったら

ちひろ「ニコニコ」

ちひろさんに物凄く叱られた

うん。改めて思えば怒られて当然の事である

俺はちひろさんに事情を説明した

ちひろ「えっ?あのドリンク1日で使っちゃったんですか!?」

モバP「ダメだったんですか?」

ちひろ「試作品なんだから少し飲むの躊躇わないんですか…あなたは」

モバP「だって、ちひろさんが…」

ちひろ「人のせいにしない!!」

モバP「はい…っあ!」

ちひろ「っもう、どうかしたんですか?」

モバP「いや、あの時2種類ドリンク貰いましたけど」

モバP「両方とも『MPエナ8』と味が全く同じだったんですが」

ちひろ「そ、そんなはずは…」オドオド

モバP「ち、ひ、ろさん…?」ピキッ

俺はちひろさんに眼光を光らせた

ちひろ「ひぃ!?」

ちひろ「い、池袋ちゃんに手伝ってもらったから私詳しい事は分かんな〜い♪」テヘペロ

モバP「」

言葉も出なかった。この悪魔、他人に丸投げしやがった

後、そんな風に俺にアピールしても若さは誤魔化せられないからな

モバP「と、とにかく、ちひろさんは俺と同じように反省をするべきです」

ちひろ「はーい…」ショボーン

モバP「それと…」クーキュルルル

モバP「っぐ!?」

俺の腹の中で悲鳴をあげたようだ…腹が、痛い…

ちひろ「プロデューサーさん!!?大丈夫ですか」

モバP「だ、大丈夫…なら、腹を押さえて…なんか、いませんよ」

ちひろ「まさか、今になって試作品の副作用が来たんじゃ…」

モバP「その、まさか…かも…しれませんね」

ちひろ「とりあえず、反省はしたみたいですし、さっさとトイレに行って来て下さい」

モバP「わ、分かり…ました……」

回想終了

モバP「っと言う、非常に長い回想を経て今このトイレにいるわけだが…」

ありす「っん、もぉ〜!」

乃々「」もじもじ

モバP(どうしたもんか)

http://i.imgur.com/uyawbW3.jpg
http://i.imgur.com/qXknkND.jpg
森久保乃々(14)

http://i.imgur.com/f84EqHA.jpg
http://i.imgur.com/2Nrsphr.jpg
橘ありす(12)

http://i.imgur.com/EiiuEWi.jpg
http://i.imgur.com/AMF0hp4.jpg
輿水幸子(14)

http://i.imgur.com/zuEiHtT.jpg
http://i.imgur.com/xIlRikS.jpg
日野茜(17)

http://i.imgur.com/NSwZBWl.jpg
http://i.imgur.com/gvMrPAx.jpg
堀裕子(16)

とりあえずこんな感じで書いてきましたがいかがだったでしょうか?

ちひろさんのドリンクを飲んで調子に乗ったPがあらゆる所で
アイドル達の心をへし折ってきた罰が今、プロデューサーを襲っています…しかもトイレの中で…

プロデューサーは乃々にトイレを明け渡す事が出来るのか?
そして、ちひろさんの試作品のドリンクの使用後の副作用とはいかに…続きます

モバP「っく…(腹の音が鳴りやまん…)」

ありす「まず、事務所に男女共有のトイレが1つしかないのどうにか出来ないんですか?」

乃々「そう…すれば、重なることも…ない…のにぃ」

モバP「分かってるよ」

モバP(分かってるんだけど、まさか、ここまで事務所の人数が多くなるなんて誰が想像できるか!!)

モバP(それに、こんな事になるんて全く計算してなかったって事をこの子達の前で言えないじゃないか)

ありす「プロデューサーは少しは女性の事も考えるべきです!!」

モバP「す、すいません…」

5分後

乃々「」そわそわ

ありす「で、まだなんですか?」

モバP「少しの辛抱だ…」

モバP(まだ俺の腹は収まらん…沈まれ、我が腹の音よ)

蘭子「ふっヘックション!」

『悪魔っ子ガチャ撮影会』控室

星花「大丈夫?風邪かな…?」

蘭子「ふっ我は平気だ。(私は大丈夫ですよ)」

星花「くしゃみをする時って誰かが噂をした時って聞くけど…もしかして」

蘭子「…?」

星花「プロデューサーさんが蘭子ちゃんのマネをしてたのかもよ」

蘭子「…!?///」

蘭子「我が共…親愛なる主が……」

星花(赤面してる蘭子ちゃんかわいい)

ありす「で、まだなんですね」

モバP「拭き終わるの位待ってぇー」

乃々「…。」

モバP「どうした…乃々?」

乃々「もう、我慢…むぅ〜」

ガチャン

モバP「よしっ!出れた!間にあったぞ!!」

モバP「って、あれ…?」

扉の前には、今にも泣きだしそうであった乃々の姿はなかった

しかも一緒に居たはずのありすの姿まで見当たらなかった

乃々「ふぅ〜すっきり…した」

その言葉と共に、隣の部屋から扉を開け乃々が現れた

モバP「乃々…そこに部屋なんてあったか…?」

乃々「…?」

俺は驚きを隠せなかった

何故なら、乃々の出て来た見に覚えのない扉の場所は俺の知る限り壁しかなかったからだ

乃々はきょとんとした目でプロデューサーの事を見つめていた

ありす「何言ってるんですか?」

そこに現れたありすは、こう俺に言ったのである

『前々からあったじゃないですか。男性用と女性用のトイレ』


思えば、俺がトイレから出た瞬間から…

いや、ちひろさんから貰ったドリンクを飲んだ瞬間から俺はトラブルに巻き込まれていたのかもしれない

今日は眠いので終了です
また明日も書きますので
良ければ明日もお付き合い下さい

http://i.imgur.com/IMug3QM.jpg
http://i.imgur.com/05bnQnZ.jpg
神崎蘭子(14)

http://i.imgur.com/iMo9xDV.jpg
http://i.imgur.com/LRjML3J.jpg
涼宮星花(19)

何故なら…

『いいとも』視聴しながら事務作業中

モバP「今日は、何か気が動転してんのかな…?」

モバP(サングラスをかけてるのに、司会のタモさんがタモさんに見えないんだが…それと)

美波「どうかされたんですか…?」

モバP「いや…打ち合わせ相手の男性スタッフの方に連絡したら女性の方が出て来てだな…」

美波「っえ?それは、どういう事ですか?」

モバP「連絡は取った…はずなんだが……」

モバP「その時、おかしな事言ってたんだよな…『私が、その…………です』って…」

美波「いや…そう言う事じゃなくて」

モバP「ん?」

美波「男の方ってプロデューサー1人じゃなかったんですか!?」

モバP「…え」

まゆ「そうですよぉ〜男性は、プロデューサーあなた1人しか居ませんからねぇ」

モバP「ま、まゆ!?」

凛「だから、誰もがあんたを狙ってるよ」

アナスタシア「ダー!貴方と繋がりたい…」

モバP「凛にアーニャまで…」

まゆ&凛&アーニャ「私達で『HOME MADE 家族』つくろ?」

(私達で、血は繋がってなくてもいいから血縁以上のファミリーをつくろ?)

やっとタイトルの複線を回収出来た
回収するまで33レスも消費するとは思わなかったよ

続きます

その時、俺は全てを悟り理解した
これは俺への罰なのだと
そして、今日1日の事を振り返って思ったのである

『つい、いつも以上にイジメたくなった…だから、わざとお前の分のレインコートを手配しなかったんだ…
 幸子ホントにすまん。帰ったらお前の看病してやるからそれで許してくれ』

『調子に乗りすぎた、お前の地道に重ね得た能力は否定しないよ。ゆっこ』

『乃々、すぐトイレから出てやれなくてごめんな』

と深く反省し

それと最後に…

『女子用のトイレ検討しなきゃな。なぁ、ありす』

最後の想いを心に誓った瞬間、俺の中で超能力パワーとなっていた源
『MPエナ8』の効果が切れたのか最後の輝きを俺の体から放ちヒカリ始めた

凛「ちょっ、あんた体が光ってるよ!?」

まゆ「プロデューサーの体がピカピカで綺麗ですねぇ」

アナスタシア「シトー?貴方は、金色色の方が引き締まって見えて素敵」

凛「ねぇ!?これってどうなってるの!!?プロデュー………

凛達の顔がどんどん薄れていった。俺は、この後どうなるんだ…?

いいや。反省はしている。受け入れよう彼女達の罰を………

モバP「っは!?」

モバP「ここは…事務所、なのか?」

事務所研究室

池袋「ああ。そうだ。どうやら、気付いたようだな」

モバP「何だ…助手か……」

池袋「気が動転しているのも分かるが、私は助手ではないぞ。助手はおまえだろ」

モバP「ああ…そう、か……って、晶葉!?」

池袋「どうやら、我に返ったようだな」

池袋「その様子なら大した事はあるまい」

池袋「…さて、キミにどこから話そうか」

モバP「そう言えば、俺が飲んだあのドリンクって晶葉とちひろさんが二人で作ったんだよな」

池袋「ああ。そうなるな」

モバP「ちひろさんがお前が手伝ったからって詳しい事はお前に丸投げしてたぞ」

池袋「あの目狐だろ?あの目狐は、私が捕獲しておいた…!」プルプル

ちひろ「」ピクピク

モバP「見事に縛られてますね」

池袋「彼女への罰だ」

池袋「さて、本題に戻るが、キミが飲んだドリンクについてだが…」

モバP「『MPエナ7』の事だよな」

池袋「そうだ」

池袋「キミの知る通り、ちひろが『バハムート』の運営と意気投合して交換して来た物とエナドリを合成したものだ」

モバP「効果は使ってみて分かったが、1回目は茜の熱血に挫ける事もなく、2回目は超能力を覚醒するまで至った事を考えると」

モバP「前者はハイテンションモードになり、後者は俺に眠っていた魔力が開花されたって推測であってるか?」

池袋「あながち間違っていない…流石、私の助手だけあるな」

モバP「いや、それほどでも…

池袋「だが」

モバP「!?」

池袋「キミはおかしくは思わなかったのか?」

モバP「な、なにをっ…」

池袋「キミが体験した出来事に関してだよ」

http://i.imgur.com/MkD5zsO.jpg
http://i.imgur.com/JHm5TJd.jpg
新田美波(19)

http://i.imgur.com/9brOCpt.jpg
http://i.imgur.com/48uP0l9.jpg
佐久間まゆ(16)

http://i.imgur.com/SavunlN.jpg
http://i.imgur.com/gUUhGMU.jpg
渋谷凛(15)

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http://i.imgur.com/lfsE0ii.jpg
アナスタシア(15)

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池袋晶葉(14)

モバP「はっ!?」

俺は思い出した。あの後、トイレから出た後の事を

池袋「思い出したようだな」

モバP「事務所用の男女共有のトイレ…」

池袋「うむ。それだ」

モバP「あれを開いた瞬間から、『男性が俺しか居ない世界』に意識が長いこと飛ばされた気持ちだ」

モバP「そこでは凛とまゆ、アーニャが俺に迫って来て…」

モバP「一体、あれは何だったんだ!!?」

池袋「まぁ、落ち着け」

池袋「実は、キミが気を失ってここに戻って来た時に少しキミの唾液を採取させてもらった」

モバP「唾液を…?」

池袋「解析の結果、キミが飲んだドリンクが体内で暴走していた事が判明した」

モバP「暴走…だって?」

池袋「普通の人間は、魔力を持たないからな。」

池袋「その魔力を無理やり開花させてしまったのだから当然そのリスクはでかい…」

モバP「そのリスクによって、急に腹が痛くなったわけか…」

池袋「いや、違うな」

モバP「っえ!?」

池袋「魔力が暴走し、キミに襲いかかってきたリスクはトイレから出た後に違いない」

モバP「それじゃ、晶葉は俺がトイレから出た後から、俺の魔力が暴走し始めたっていうのか!?」

池袋「そうなるな」

池袋「何故なら、私の推測が正しければトイレから出る直前にキミの心が左右されるような出来事が
  あったはずだからだ」

池袋「それと今回の件は関係あるとみて間違いない」

モバP「俺の心が左右されるような出来事…あるとすれば、ありすに
   『男女共有のトイレが1つしかないのどうにか出来ないの?』
   って言われた位だぞ」

池袋「それだ!!」

モバP「っへ…?」

池袋「ちひろから聞いたが、手違いがあったドリンクを気にせず、
  キミは『MPエナ7』を午前と午後2回に分けて飲んだらしいな」

モバP「あ、ああ」

池袋「実は、研究を続けて分かった事があるのだ。あれは手違い何かじゃない。
  あれは、二つ飲む事によって『HPスタ8』になるシステムをもったドリンクだったようだ」

モバP「ええと…つまり……」

池袋「つまりだ、キミは「〜してあげたら」等の感情を具現化する能力をドアを開けた瞬間から無自覚で
  発動させてしまったのだ」

モバP「そうか、2本飲んだ事によるリスクってやつが…あの時から暴走し始めたって事なんだな」

池袋「それも、『HPスタ8』に切り替わる事によってな」

モバP「んっ?待てよ、俺が具現化する能力を得られたのなら」

モバP「って事は、彼女達の期待に答えられたと…

池袋「し、か、し!」

モバP「!?」

池袋「彼女達の事を考えないキミに罰がくだったんだろう」

池袋「プライバシーの事を全く考えないキミに嫌にでも考えてもらおうと、もしかしたらその薬は試したのかもしれない  な…プロデューサー」

モバP「お、俺を…?」

池袋「反省はしているのだろう」

モバP「ああ」

池袋「そう言う事のようだ」

池袋「お前たち、いつまでそこに隠れているつもりだ」

晶葉がそう言うと、物影から俺の良く知る子達が現れた

幸子「全く、ぷろでゅーしゃーは困ったひぃとでゅね」グシュン

モバP「大丈夫か。幸子…?」

幸子「だいじょううじゃらいれすよ」

茜「幸子ちゃん、熱冷まシート剥がれてる剥がれてる!」

モバP「幸子、後で連れ帰ってちゃんと看病してやるからな。さっきはごめんよ」

幸子「いえ。ボクはキャワいいのでそんなことは気にひてまへんよ」

幸子「それよりも…やくしょくですからね」

モバP「ああ」

続きは夕方からとなります
もう少しで終わりが見えそうなので頑張って完結させますよ!

裕子「…。」

モバP「迷惑かけたな。ゆっこ」

裕子「私を誰だと思ってるんですか。そんな事一々、気にしてませんよ」

裕子「って、っえ!?」

俺は強がっているゆっこを優しく抱きしめてやった

裕子「な、何してるんですか!?ありすちゃん達も見てるのに///」

モバP「お前の気持ちは俺が一番理解してたつもりだった。だから、俺もお前の力になれるよう、暇な時間を使って練習   に励んでいたんだ。」

モバP「それなのに、お前の前で『造作もない』って口にしてすまなかったな」

モバP「もう、泣いていいんだぞ」

裕子「っぐす…ぷ、プロデューシャーさんは困ったお方です…ね……」

裕子は俺に抱きしめられながら泣いた

『超能力者にレベルは関係ありません。もう、この手を離さないで下さいね』

たった一言、泣き終わった裕子から俺はその言葉を言われた

ありす「終わりましたか」

モバP「ああ」

乃々「待たされるのとか、むぅ〜りぃ〜…」

モバP「そうだな。お前達には一番謝らなければいけないな」

ありす「反省してるんですか」

モバP「勿論だ」

ありす「ちひろさんが作ったドリンクをプロデューサーが飲んだ事で、池袋さんが言うに
   この事務所に女性用のトイレが出来てたみたいですが、そのドリンクの効果が切れたと同時に
   消滅したらしいですよ」

乃々「これで、わたしたちの…期待に答えられたとかぁ言われたくないぃ〜」

モバP(だろうとは思っていた。効果が切れたという事は、存在しないはずの扉もまた消滅するのがセオリーだ…)

池袋(さて、助手よ…どうする?)

モバP「だから…」スタスタ

モバP「いつまであんたは気絶してるんですか!!」

ちひろ「は、はいぃ!?」

モバP「今回は、俺たちが巻いた種です。」

モバP「彼女達の意見も取り入れ、事務所に男女別のトイレを設置しますよ」

ちひろ「わ、分かりましたから胸倉をつかまないでくださーい!!」イヤー

ありす&乃々「!?」

モバP「これで許して貰えるとは思ってないが、今までしてやれなくてごめんな」

ありす「ううん。ありがと♪」

乃々「うれ…しいぃ」

モバP「よし、これで俺が巻いたトラブルの種は回収したな」

池袋「うむ。これで一件落着のようだ」

ちひろ「あ、あのぉ〜」

池袋「どうした…目狐、何かあるのか?」

ちひろ「いやぁ〜…」

もしかして:女狐

事務所
美波「あれ、3人ともどうかされたんですか…?」

まゆ「お気になさらずにぃ〜」

美波「…?」

凛「いや、プロデューサーが噂してたドリンクを探してたんだけど」

アナスタシア「Свободный(ありませんね)」

凛(どこにあるんだろ…?)

事務所 練習場

べテトレ「これで練習は終わりだ。解散」


きらり「杏ちゃん!杏ちゃん!!」

杏「どったの?きらりぃ〜」ゴロゴロ

きらり「いつもPちゃんが飲んでる奴が落ちてたから拾ったにぃ☆」

杏「拾ったぁ〜?」

べテトレ「拾ったものは返しておけよ」

きらり「分かってるぅ」

菜々「でも、気になりますよね。そういうのって…」

杏「確かに、プロデューサーいつもおいしそうに飲んでるからねぇ」ジタバタ

麗奈「何を恐れてんのよ。アンタ達」

菜々「あ、麗奈ちゃん何か悪そうな事考えてますね」

麗奈「何で分かったのよ!?」

菜々「ウサミン星からビビッとオペレーションしただけですよ」

杏(要するに、電波を受信したって事か)


麗奈「恐がってるアンタ達の為にこのレイナ様が飲んでやろうじゃない」

きらり「いけないにぃー」

麗奈「もう、手に取ったんだからこれはレイナ様のものよ」

菜々「少し私にも下さいねぇ」

麗奈「もう、分かったわよ!」

麗奈「それじゃ、飲むわよ」


事務所 研究室

ちひろ「もう手遅れかと思います」

池袋「どうやら、そのようだな」

この場にいる皆は、ウサミンロボによって受信された中継によって練習場での光景を目の当たりにした

ああ。今日のようなトラブルがもう1度起こるのか…

そう思った俺は、こう叫ぶしかなかった

「ちひろのバカやろぉー!!!!」


おわり

>>58
池袋ちゃんがちひろさんの事を言ってるのは目狐ではなく『女狐』ですね。
ご指摘ありがとうございます。

一通り、考えていたストーリーに仕上げる事が出来たと思います
この物語を作った理由に関しましては、150人以上のアイドルをプロデュースする事務所のトイレが
実は男女共有トイレだったらプライバシーとか大変かなって思った結果、色々とストーリーが膨らんでいって
気づいたらこんな作品になってました。
こんな作品ですがご覧になって下さった皆様お付き合い下さりありがとうございました。

>>21、30、42
後、リンクを貼って下さった方ありがとうございました
感謝してます

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