＜マミハウス＞


ほむら「今日は巴マミの家でお茶会。…のはずだけど…」

マミ「なぎさちゃんは可愛いわねぇ♡さぁ、チーズを召し上がれ♡」

なぎさ「えへへなのです♪」

まどか「…」

さやか「なぎさは円環世界じゃ私の妹分だもんね！」

なぎさ「ハイなのです！さやかはなぎさのお姉ちゃんなのです！」

まどか「…」

杏子「なぎさを見てると死んだ妹を思い出して思わず可愛がっちゃうんだよな…」（ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ）

なぎさ「杏子に頭をなでられたのです、えへへ♪」

まどか「…」

まどか「……」

まどか「………」

ほむら「何やらまどかの様子がおかしいわ、一体どうしたのかしら？」

まどか「ハァ…」

ほむら「まどか、一体どうしたの？」

まどか「ほむらちゃん！あのね、あのね！！私の…私の…」

ほむら「まどか…？」

まどか「「私のちやほやされる可愛いキャラポジションがなぎさちゃんに奪われつつあるんだよぉぉぉぉ！！」」



ほむら「…」

ほむら「……」

ほむら「………」

ほむら「え…？あなたは一体何を言って…」

まどか「だからね！私の可愛いキャラポジションを後からやってきたなぎさちゃんにどんどん奪われて大ピンチなんだよ！！」

ほむら「………落ち着きなさいまどか。あなたは充分可愛いわ！」

まどか「それは当然の事だよ！今までは…」


マミ『本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの？傍にいてくれるの？』


まどか「とか！」


さやか『まどかは私の嫁になるのだー！』


まどか「とか！！」


杏子『佐倉杏子だ。よろしくね！』（うまい棒渡す）


まどか「とか！！！みんな私をちやほや可愛がってくれたんだよ！
それなのに…今じゃ新しくメンバーに加わったなぎさちゃんがマミさんたちに可愛がられて私はのけ者扱いだよ！
まるで今まで一人っ子で散々甘えられてたのに二人目が生まれた両親にいらない子扱いされている上の子みたいだよ！！」

ほむら「そういえばあなたの家はその例えに近い状況じゃ…」

まどか「とにかくこの状況を何とかしたいんだよ！」

QB「なるほど、その意見に僕も賛成だよ！！」


まどか、ほむら「「QB！？」」


まどか「よかった！QBも私の気持ちをわかってくれるんだね！」

ほむら「何であなたが賛同するのよ！？」

QB「僕だって同じだよ！
あのベベとかいう新参者の所為でまどかマギカの唯一のマスコットキャラのポジションがベベの登場で揺らぎつつあるんだ！
マミに至っては…」

（回想）


マミ『さぁ、二人ともご飯の時間よ。』

ベベ、QB『ワ～イ！』

マミ『ベベには美味しいチーズよ♡』

ベベ『マスカルポーネ♪マスカルポーネ♪』

QB『あの…マミ…僕の分は…？』

マミ『QBはこれ、残飯よ。』

QB『…』

QB「そうさ！あいつが出てきてからというものの僕のご飯はマミの残飯という不当な冷遇を受けたんだ！！
おまけに巷じゃ『人間の価値観が通用しない生き物！』とか『奇跡を売って歩いている！』と罵られているのもベベの所為だ！
感情が無くても怒りを感じるよ！許さないぞベベ！！」

ほむら「それは普段のあなたの行いの所為による事実でしょう…」

まどか「とにかくなぎさちゃんの魔の手からマミさんたちを救い出さなきゃ！」

QB「僕も協力させてもらうよまどか！」

まどか「うん！私たち三人でなぎさちゃんを懲らしめてマミさんたちの目を覚まさせなきゃ！やるよー！！」


まどか、QB「「おぉーーーー！！」」


ほむら「………もしかして私も協力させられるの…？」

まどか「そうだよ！ほむらちゃんは私の最高の友達だよ！協力してくれるよね！！」

QB「そうさ！映画でマスコットキャラを絞め殺そうとか魔法少女にあるまじき行為をやってのけるキミだ！
ベベの天敵ともいえるキミなら絶対に僕たちの味方をしてくれるだろ！！」

ほむら「ハァ…ぶっちゃけ…面倒だわ…」