おっさん「みんな好きだよな、りんご。」
おっさん「しかしりんごを食べるにはまず切らなくちゃならん。そうすれば当然手やナイフを洗う必要があるし、ゴミの処理にも面倒がかかる」
おっさん「かといって切ったあと放置すればりんごは変色しちまう。まとめて切っておくのは無理な話だ」
おっさん「そこでだ。世界中のりんごを食べたいやつらのために、一人の人間が切ってやるのはどうだろうか?」
おっさん「削減できる手間は結構なものだと思う。数をこなせば金になるかもな」
おっさん「そのために必要なもの....>>2-5とかか。」
エイジャの赤石
おっさん「赤石から探していくとするか。」
おっさん「昔はローマ皇帝が持ってたんだっけな?今はどこにあるのか知らんが」
おっさん「ローマ人オトすならやっぱ風呂だろ、風呂。」
おっさん「知り合いに相談するか....>>7と>>9だ」
鹿のおやっさん
ルシウス技師
隣町
全ての道の先に
おっさん「やはりそうなんですかね。」
農家一同「それしかな~い。逆に言えば適当でも道を行きさえすればローマには着く!」
おっさん「なるほど....助かりました。」
農家一同「行くのか?」
おっさん「ええ。この御恩はいつか必ず....お返し致しますので。」
農家一同「死ぬなよ。」
おっさん「努力します」
ようじょ
安価間違えた
おっさん「ここは>>20のあたりのようだな」
トレヴィの泉
ようじょ「わかんねーよ。ところでコイン投げてかない?」
おっさん「いつの間にかローマはいっちゃってたのね。せっかくだから投げとこう。ていやっ」ポイッ
>>22「いてぇっ!」ゴチン
邪神
邪神「............キサマ」ゴゴゴゴゴ
おっさん「あーそこの人ね!ごめんね!当たっちゃったのね!」
邪神「ナメてるのかっ!キサマッ」
ようじょ「ほんとごめんなさい。わざとじゃなかったんで。」
おっさん「勘弁してくれ。な?そのコイン、あげるから。」
邪神「いいか、聞いておののけっ!私はかくも恐ろしき邪神!そう邪神!」
おっさん「あー、そんなすごい邪神ならさ。ことのついでに聞きたいんだが、エイジャの赤石って知らない?」
ようじょ「なんだそれ?」
邪神「時のローマ皇帝が....」
おっさん「そうそれ」
邪神「んー、見たことはあるんだが。今どこにあるのかまではなぁ」
おっさん「見たのか、その目で。」
邪神「あぁ。それはそれは大きな紅い宝石でな。僅かな曇りも見えず綺麗な卵形に磨かれ。金と宝石で装飾された豪華なペンダントだった。」
ようじょ「へー。これにそっくりだな」ジャラッ
邪神「!?」
おっさん「じ、嬢ちゃん....それ、どこで?」
ようじょ「スった」
>>26「見つけたぞ、スリ娘ッ!」
両さん
邪心「...げ」
両さん「子供とはいえ許さんぞ~...しょっぴいてやるっ!」グイッ
ようじょ「きゃあっ!?」
おっさん「...まずいな。」
両さん「ほー、今回はこれか。また立派なもんばかり狙いおって」チャリッ
おっさん「あー...こほん。いやぁ両さんありがとう、その宝石、俺のなんだ」ニヘラ
両さん「ほんとに?」
おっさん「ほんとほんと!」
両さん「ほんとのほんとに~?」ジロジロ
おっさん「>>28」
ほんとのほんとに!
両さん「ウーム...おいスリ娘。こいつからとったのか?」
ようじょ「ハイソーデス」
両さん「本当はしっかり確認とらなきゃならんのだがな。そういうならばここで返しておこう」チャラッ
おっさん「おお、ありがとうございま...」
>>31「その、なんていうかですね」
両さん「だれだっ!?」
>>31「その宝石はわたしが彼女にとられたものですよ、おまわりさん」
ジョセフ・ジョースター(三部)
おっさん「だ、だれだこのジジイは....」
ジョセフ「ジョセフ・ジョースター。ジョジョって今更呼ばれると面倒だからやめてね」
両さん「この宝石がお前のものだと?ウソついてんじゃあないぞ!」
ジョセフ「嘘じゃあないさ。見ろ、ペンダントの裏」
両さん「ジョースターと書いてあるな」
ジョセフ「じゃろ?」
両さん「うーむ、どうやらこいつの言うことは本当か」
おっさん「えー....マジかよ」
ジョセフ「どっかに売っぱらっちまう前に見つかってよかったのう」ジャラッ
両さん「てーことは....」ゴゴゴゴ
おっさん「まずっ」
両さん「キサマら共犯かっ!」
おっさん「じ、邪神!なんとかならないかっ!」
邪神「....逃げるんだよォ?」
おっさん「やっぱりかよォォーッ!」ダダダダッ
おっさん「はぁ....はぁ....に、逃げ切った、か」ゼェゼェ
邪神「あいつばっかりは邪神もかなわん」
ようじょ「使えねーな、邪神」
おっさん「なんでいるの!?」
邪神「寄るなこの疫病神っ!」
ようじょ「ひどい言い草だなぁ」
おっさん「ひどいものかっ!おかげで俺ぁお尋ね者だ!」
邪神「それは半分お前の責任だよ」
おっさん「しかし....赤石は持っていかれてしまったな」
邪神「あのタイミングで元の持ち主現れるとは。運がなかったな」
ようじょ「赤石がいるんだろ?どうするんだよ」
おっさん「>>36」
別の赤石探す
おっさん「スーパー・エイジャと呼ばれるあの赤石。力は強力だし魅力的なんだが....他にも赤石はあるんだ。」
邪神「意外と知られてない事実だがな。」
ようじょ「ほー....で、アテはあるのか?」
邪神「>>38」
ヘルサレムズ・ロット
おっさん「異界と現世が交わる場所?」
ようじょ「知らん」
邪神「宝石屋を知っている。おそらく赤石も置いているだろう」
おっさん「マジか」
ようじょ「宝石屋って誰よ」
邪神「>>40」
輪島繁
おっさん「今の希望はそれだけだな。とにかく行ってみよう」
邪神「目指すはニューヨーク」
ようじょ「うむ。いよいよ出発のようだな...」
3人「行くぞ!」バーン
おっさん「お前はくんなよ!」
ようじょ「やだよ!ついてくよ!」
邪神「...何故に?」
ようじょ「そこんところだが...私にもよく分からないんだがね」
おっさん「ならくんなよ!」
ようじょ「ノリ悪いおっさんは嫌われるぞ!」
おっさん「そんなこんなで飛行機です」
邪神「パスポート偽造できたのは私のおかげだからな。」
ようじょ「神なら直接飛ばしたりしてくれよ...なんかショボいぞ」
邪神「それより...突然敵のようだぞ」
おっさん「何?いきなりだな」
ようじょ「座席の影に隠れたぞ。あれは>>44のように見えた」
G
おっさん「ふぇぇ...虫嫌いだよぉ」ウルウル
ようじょ「そっちじゃなくて。」
ぬいぐるみ「ナデナデシテーナデナデシテー」トテトテ
邪神「ぬいぐるみが歩いてきたぞ。和まざるを得ないな」
おっさん「しかし可愛いじゃないか。なでてやろう」
ようじょ「待てっ!それはワナだっ!!」
ぬいぐるみ「>>46」
アイワナビーアワナ!なんつってな!ダハハ!
おっさん「な、何だコイツ!?」
ぬいぐるみ「コッチヲミロッ!」コォォォォ
ようじょ「おっさん逃げろーっ!!」
おっさん「な...」ドッカァァァァン
ようじょ「おっさぁぁぁぁあああん!」ウワァァァ
邪神「なんだ!?なんだ今の爆発はっ!?」キョロキョロ
邪神「...おいおいおいおい。ぞろぞろ来るぞ」
ぬい軍団「ナデナデシテー」「ナデナデー」「コーフコーコーフコー」ゾロゾロ
邪神「くそっ!逃げ場がないっ!」ゲシッゲシッ
ぬい軍団「豆乳を投入!」「ケーキ屋は好景気や!」「ダハハハハッ」ドッカーンドッカーン
ようじょ「ぬいぐるみを相手にしていてもキリがない...本体をたたくっ!」バッ
G「無駄だ...この狭い機内で何ができるというのか」
テスティスボンバー
触った相手の睾丸を操る
邪神「....バーカ。それが何の役に立つんだ」
ようじょ「まだ分からないのか?私の力は....『飛び道具』だっ!」ガシッ
おっさん「............」ピクピク
ようじょ「おっさんの睾丸我が手のもとへっ!『テスティス・ボンバー』ッ!」ブワッ
おっさんの金玉「ぐぐぐっ....」
さんタマ「すぽーん」ブオオオ
ようじょ「ふふふ....」ドドドドド
邪神「ここからが....本当の地獄だ」ゴクリ
ようじょ「さんタマっ!ぬいぐるみを蹂躙だっ!」ビシィッ
さんタマ「びゅいぃぃぃん」ドゴッガコッ
ぬい軍団「タマタマがナッシーや」「G.G.B!」「ダハハハッ」ドッカンドッカン
邪神「す、すごい...飴玉のような睾丸が高速で宙を舞い、ぬいぐるみを爆発させている」ゴクリ
邪神「........でもあれって」チラッ
おっさん「うぎあっ!ぐえぇっ!おぶろろろろ」ビックンビックン
ようじょ「活路を切り開くぞ。しかしあたしはおっさんから離れることはできない。」
邪神「あぁ....私が進み、Gを見つけ出そう」
邪神「........おっさんの血筋が絶えてしまう前にな」
ようじょ「ひとつ言っておく。GというのはGKBRのGではない。」
邪神「なに?」
ようじょ「GRRのGだ。」
さんタマ「イィィーッハァァー!!」ドガガガガ
邪神「機首側の通路に道が開けたっ!」ダダッ
邪神「....GRRのG。そうすぐ見つかるかな....?能力を使うべきかもしれん」ダダダ
邪神「この場合だと....『>>57』がふさわしいか」
シャル・ウィ・ダンス
邪神「『シャル・ウィ・ダンス』張っていくっ!」ゾゾゾゾゾ
G「....居場所には....気付いていない....か?」
ようじょ「さっさと決めてくれよ....相手が柔らかいぬいぐるみとはいえ」チラッ
おっさん「あがががっがが」ビクンビクン
ようじょ「タマは物理には弱いんだからよ....」
邪神「探すべきはぬいぐるみの発生源!能力は保険だ....敵の位置は推理で見つけるべきだ」ダダダ
邪神「ぬいぐるみは座席に隠れ縦横無尽に走り回っているようだが。出処は1箇所!違和感を拭い去ることはできないっ!」
邪神「そしてここが....『機長室』....」ゴゴゴゴゴ
ぬいぐるみ「ナデナデー」トコトコ
邪神「....機長室から出てきたなら!敵の居場所はここ一点に....」ビビビビビビビビ
邪神「....な....この音は」ビビビビビ
邪神「通路を走りながら仕掛けておいた....この能力は罠だ」
邪神「>>61が>>63を>>65した瞬間っ!こいつはそれを私に知らせてくれる」
邪神「反応は....機尾に....」
邪神「どういうことだ!?これではGが『二人』だっ!」
対象
ささくれ
取り除く
G「やだ....手荒れ」ペリペリ
邪神「まさかこの爆発の中、ささくれを気にする呑気さんはいないよなぁ....」
邪神「しかし....目の前の扉からは今もぬいぐるみが湧いているっ!」
邪神「........ん?なんだかさっきから....獅子舞のぬいぐるみしか見ていないような....」
邪神「決めたぞっ!私は>>67のGの元へ向かう!」
右の方
邪神「ちなみに俺は飛行機、進行方向を向いて右側の通路を走っていた。」
邪神「そっから機の中央を向く形で右の方!てことだ。つまり機首側。誰に説明してるんだろうな」
邪神「とにかく行くぞっ!出てこいG!」ガチャッ
ハーレム「ん~....?いきなり俺んとこ?」
邪神「こ、こいつがG....?」
ハーレム「ったく....四分の一ってとこで....よりによって俺か」ユラァ
邪神「く、来るか....!」バッ
ハーレム「やっちゃっていいんだよなぁ?えぇおい?」
邪神「....誰に話して....」
ハーレム「ガンマ砲」ボッ
邪神「なっ....」ボグオァァッ
邪神「うぐ....ぃ....」ブスブス
ロッド「あれ、生きてるね」
マーカー「危ないから機内では撃つなとあれほど....」
G「....何者だ」ツンツン
邪神「こ....こっちの....セリフだ....」ブスブス
G「俺たちはっ!」
ハーレム「ガンマ団特戦部隊だ。」
邪神「ゴ、ゴリラのGは....」ググッ
G「....失礼な。」
ハーレム「あんだそりゃあ、俺らのGはガンマのGだろ?」
ようじょ「ならあたしらのGはっ!」
おっさん「ガ...ガッツのG....だ」ゼェゼェ
邪神「よ....ようじょ」
ようじょ「四人....全員出てきたようだな。」
ハーレム「なぜわかる?」
ようじょ「ぬいぐるみだ。放たれたぬいぐるみは獅子舞、蛇、鳥、熊の四種類だった。」
ようじょ「お前ら四人がそれぞれ機内に隠れ、少しずつ流していたんだろう?」
ロッド「大正解。」
ハーレム「それで?分かったからどうするって?」
ようじょ「おっさん。根性見せろよ」
おっさん「お、おう....ガッツだぜ」ガクガク
G「地爆波!」ドカ-ン
ロッド「羅刹風!」ブワァァッ
マーカー「蛇炎流!」ボォォォ
ようじょ「この時を待っていたっ!突っ込めさんタマっ!」クイッ
さんタマ「えっ、死なない?」ギュイ-ンバフッ
邪神「さんタマが敵の攻撃と正面からぶつかったっ!お、おっさんは...」
おっさん「フ、フフ...」
ようじょ「火でも!風でも!爆発でもっ!この金の玉には物理以外の攻撃でキズをつけることはできんっ!」
さんタマ「余裕だぜェェーッ!」ギャン
G「ぬ、抜けたっ...ギャッ!」ガンッ
ロッド「ぐあっ!」ゴンッ
マーカー「うおぉっ!」ズドム
ようじょ「一網☆打尽」
邪神「す、すごい...速いそして重い」
ハーレム「金の秘石...?」
ようじょ「言うと思った」
おっさん「ぐおお...が、ガッツ!」ゼェゼェ
ハーレム「やってくれたじゃねーか...」ゴゴゴゴ
邪神「お、おい...敵の大将がおこだぞ」
ようじょ「どちらが先に...一撃叩き込むかの勝負だ」ドドドド
邪神「ま、待て!ヤツはノーモーションで...」
ハーレム「ガンマ砲ッ!」ブオオッ
ようじょ「なっ!?」ゴォォォ
邪神「マズい消し済みになってしまうっ!」
邪神「『>>78』ッ!ようじょを守れェェーッ!」
さんタマ
さんタマ「俺の『体』じゃ攻撃を防ぐことはできねェー!」
さんタマ「たがよ!だったらよっ!よそから『防壁』を持ってくるだけだぜえェーッ!」バ-ン
おっさん「...うおっ!?」ズキュウウウン
邪神「タマのもとへおっさんが引き寄せられるっ!これでおっさんが防壁に...ってダメーーーっ!」
おっさん「うぐぇぇええーっ!」バオオオオッ
ようじょ「少しだけだ...ほんの一瞬!こらえてくれればそれでもうっ!」
さんタマ「お終いだァーッ!」ドガ-ン
ハーレム「うぐぁっ!!な...」ドバッ
ようじょ「タマは二つあるんだぜ...一つがあたしを守り、一つがおめーをぶっ飛ばせはいい話だっ!」
ハーレム「バ、バーロー...」ドグシャア
ようじょ「あたしらの勝ちだ」ドォ-ン
おっさん「ひどい目にあった...マジでこの嬢ちゃんが関わるとロクなことがないな」ブスブス
ようじょ「おいおい...生き残れたのはあたしのおかげだぞ?」
邪神「今回一番の功労者は誰だか、迷うなぁ」
おっさん「お前じゃないことは確かだよ」
ようじょ「そうだ役立たず。それでも邪神かよ」
邪神「(´・ω・`)」ショボ-ン
おっさん「いつつ...タマはもうなんともないが、ひどい火傷だ」ヒリヒリ
邪神「ここで私の出番ってわけだな!」ガバッ
ようじょ「な、なんだよいきなり。治療でもしてくれんのか」
邪神「ようじょ...『針と糸』をもってこい。おそらく船尾に置いてある」
ようじょ「え?なんで分かるんだ?」
邪神「あのぬいぐるみ...全部手縫いだったからな。ささくれの野郎がチクチクやってたんだろう」
ようじょ「ほら、あったぞ...てなんだそりゃあ!?」ガビ-ン
邪神「おお、早かったな。いやお前を待ってる間に腹が裂けちまって」デンデロリン
ようじょ「モツが出てる、モツが...トラウマもんだぞこんな幼女の前で」プルプル
邪神「それよりほら、針と糸よこせ。」
おっさん「何をする気だ?」
邪神「この邪神第二の能力、『>>84』だ」ニヤリ
ヌイヌイチクチク
邪神「ヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイッ!」ドスドスドスドス
おっさん「あだだだだだっ!?な、何しやが...」
邪神「ヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイ」シュルシュルシュルシュル
おっさん「おっ...おっ?おぉっ?」
邪神「どんなもんだ」ドヤァ
邪神「傷口を針で突きまくり>>86っ!続いて糸を使いそこを>>88だっ!」
肩こり解消のツボを刺激
生命繊維で埋める
おっさん「体が軽い」グリグリ
邪神「疲労回復、および怪我の治療に効果があります」チクチク
おっさん「自分の腹は普通に縫うんかい」
ようじょ「ほんとつくづく邪神っぽくないな...おまえほんとに邪神か?」
邪神「..................ほんとだよ。」チクチク
おっさん「とにかく、これで何事もなくニューヨークに...」ガダガダガダ
ようじょ「なんけ揺れてるんだけど」ガダガダガダ
邪神「おいパイロット!ちゃんと操縦...」
パイロット「>>90」
また間違えた
パイロット「>>92」
機体が巨大なテディベアにしがみ着かれているーーッ!
邪神「...な、なに言ってんの?」
パイロット「マジなんですー!」
おっさん「...またヘヴィな状況だな。Gの最後のイタチっ屁か」
G「力作...だ」ガクッ
パイロット「こんなんで飛べるわけがないッ!」
邪神「落ち着け落ち着け...いいか、冷静にだ、クールになれ。安全に着水させればなんとか...」
ようじょ「つかさ、そのテディベア爆発しないよね?」
一同「え?」
テディベア「...>>94」
『爆発』スルノハッ!コイツノ『ジェットエンジン』ノ方ダゼェェーーッ!!!ギャーハハハァーッ!
右翼「おりょ?」ドッカ-ン
邪神「うおっおぉぉ!?」ガク-ン
おっさん「爆発が始まったっ!くそ...もう片翼折れちまったぞ!」ガダガダガダ
ようじょ「揺れがますますひどくなってやがる....おい邪神!おめー飛んで脱出とか....」
邪神「できるわけないだろ....この邪神に」ショボ-ン
ようじょ「落ち込んどる場合かァーッ!!」
左翼「いい?爆発いい?」
おっさん「パイロットよ、念の為に確認なんだが....飛行機ってのは両翼折れちまった場合」
パイロット「飛べませんよ....ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
おっさん「ならやることは一つだな」
ようじょ「どうすんだ?」
おっさん「俺たちが飛ぶ」
パイロット「脱出用パラシュートは二つだけ備え付けられてます」
おっさん「全然足りんじゃないか。俺が言ってるのはそういうことじゃない」
邪神「どういうことだよ?おっさん?」
おっさん「飛ぶってのはつまりだな....」
左翼「言わせねーよ!」ドッグオオ-ン
一同「うおおおっとぉっ」ガグ-ン
おっさん「この時を待っていた」
おっさん「ようじょ。さんタマを」
ようじょ「え?あぁ。どうする気だよ」
おっさん「あいつ挑発は上手いし....適任だと思うんだよな」
さんタマ「ヘイッ!そこのクマちゃんよォォーッ!」ギュイ-ン
テディベア「タマタマー?」
さんタマ「オメー、爆発するのはエンジンの方だッ!とかドヤ顔で言ってたけどよォォー」
さんタマ「オメー自身は爆発もなんもできねーんだなァッ!」ギャハハハ
テディベア「ウルセェーッ!テメーラニハ墜落死ガオ似合イナンダヨォーッ!」
さんタマ「エエーッ?なんだってェー?つまりオメーじゃ俺らは直接殺せねえッ!てことだな!」ゲラゲラ
テディベア「ダマレッホザクナァーッ!」
さんタマ「弱虫クマちゃんがァーッ!自分から爆発する勇気もネー甘ちゃんがッ!そのまましがみついて、震えなから落ちていきやがればァ?」キ-ッヒャッヒャッヒャ
おっさん「よし飛べっ!」バッ
邪神「うおおおおぉぉっフリーフォオーーールッ!」ゴォ-ッ
ようじょ「ほんとに助かるんだろうなぁっ!?」ゴォ-ッ
おっさん「さんタマっ!どんな様子だ!?」
さんタマ「ダメだぁーッ!あのクマ公なかなか爆発しやがらねぇッ!」
邪神「俺らが落ちるのもどんどん加速しちまうっ!」
ようじょ「風で前が見えねぇっ!どうなってんだ!?状況を教えろっ!」
邪神「もう機体が海に落ちちまうぞっ!」
おっさん「さんタ....うっ!?............
」ガクッ
邪神「お、おっさん!?」
ようじょ「ご、ごめん....勢い余ってさんタマが水面に超スピードで....」
さんタマ「機体も海に入ったぞォーッ!」ザッブゥゥ-ン
さんタマ「オイ!コラ!どうしたッ!?」
テディベア「挑発ナンゾ乗ルカ....マヌケッ!」
さんタマ「クソォ....も、もー海だッ!」ザプ-ン
テディベア「水面ッ!ブチ当ッテ砕ケヤガレェーッ!」ズブザバァァァッ
邪神「しっ....失敗かっ!?」
テディベア「ギャハハハハハァーッ!粉々ダァーッ!」
さんタマ「....ふひっ」
さんタマ「ざ、残念ッ!よく見な、全員生きてるぜェーッ!」
テディベア「ナ、ナニ!?ドコニ....」
さんタマ「そして!周りは海なもんだから、みんな散り散りに泳いで逃げ出したッ!」
テディベア「バ、バカナッ!」
さんタマ「このドマヌケがーッ!オメーの体をクッションにみんな助かってんだよォーッ!」ドギャ-ン
テディベア「....コノ機体カラハ『燃料』ガ漏レ出シテイル」
テディベア「ッテコトハココデ爆発ガ起キリャアヨォーッ!」コォォォ
さんタマ「き、来たッ!」
テディベア「火ノ海ッテヤツダァハハハハハハハァーッ!」
さんタマ「成功したぜ....『ハッタリ』かましてよォッ!」
邪神「備えろ、爆風が来るぞっ!」
ようじょ「うおおぉぁぁあぁっ」ドググオオァァン
邪神「み、水しぶき....弾丸のようにっ!この上空まで飛んでくるぞっ!」ドドドドドド
ようじょ「あだだだだだだっ!!」バシバシバシ
邪神「これでいい、これで........ハッ、おっさん!?」
おっさん「................」チ-ン
ようじょ「おい、目を覚ましてねぇのかっ!」ドドドドド
邪神「くっ....おおおぉっ!!」ガシッ
おっさん「....................」ザッパァァァン
おっさん「........................あぁ....」プカプカ
ようじょ「よぉ....目ぇ........覚めたかよ........」プカプカ
おっさん「すげぇ衝撃だった....ところでよ」
ようじょ「........あん?」
おっさん「爆風で落下速度弱めて....って作戦....水しぶきでも....速度は落としてもらえた....けどよ....」
おっさん「ひとつ問題....増えたよなぁ....あぁ....」ドッ
ようじょ「あぁ....水は....空気じゃねぇもんな....」ドッドッ
おっさん「落ちてくるんだよ....今度はなぁ....!潜れみんな!海にできるだけ深くもぐるんだっ!」ザバッ
邪神「................」ドドドドド
おっさん「邪神潜れっ!水の弾丸が、また襲って....」
ようじょ「う....うそだろ............邪神....」
おっさん「お前....下半身........どこやった....?」
邪神「................」プカ-
ようじょ「おっさんをかばって落ちたから....クソッ!」ザブン
おっさん「チクショオッ!上半身だけでも....」ザブン
おっさん「(機体の下に潜るんだ!)」ドドドドド
ようじょ「(周りが....嵐だ)」ボッボッボッボッ
おっさん「(邪神....い、息をしてねぇぞ)」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません