男「さぁ、今日も楽しい学校生活を始めようっ!」
女「…学校に良いことなんてない」
男「まーたそんなこと言うめダメだゾ☆」
女「気持ち悪い」
男「」
男「あれだね!俺の溢れんばかりの魅力にあてられて嫉妬してるんだな!」
女「こんなのに粘着されて…このままズルズルこいつに付きまとわれて友達の一人もできずに私は孤独死するんだ…」
男「考えすぎだぜ女!それに、俺がいるから孤独じゃないだろ?」
女「ファック」
一ヶ月前
男「おはよー!今日も朝日が眩しいな!」
友「おはよーさん、今日もお前は元気だな」
男「まぁな!」
友「そういえば今日うちのクラスに転校生がくるらしいぜ」
男「まじでか!これは運命の出会いだな!」
友「まだ女かもわかってねーのにお前はすごいな」
男「」ドヤァ
友「悪いけど誉めてないからな」
校門前
女(今日、私はこの学校に転入する
けどもう転校したいし学校やめたい)
女(期待度maxでテンション上がってる教室に私みたいなパッとしない中肉中背無個性無趣味の帰宅部女子が入ってみなさいよ)
女(皆がっかりするじゃない!最初の休み時間はちやほやされても昼休みにはぼっち確定じゃない!パパが学校に行けって言わなかったら学校になんか行かないわよ!)
女「大体勝手に期待したくせに勝手に失望して落胆してんじゃないわよ!」
周囲の人「」ビクッ
教室
女「初めまして○○高校から転校してきました、女です、よろしくお願いします」ペコリ
パチパチ
女(拍手がまばら…顔もがっかり、やっぱり私は求められていないのね、あー死にたい)
教師「あー、あれだ。皆仲良くしてあげるように!席は…男の隣に頼む」
男「マジっすか!?もしかして運命の赤い糸!?さっそくフラグがびんびん丸!?」ガタッ
女「」ビクッ
モブ「ねぇねぇ、女さんは趣味とかある?」
女「いや、特にないです…」
モブ「○○ってどんなところだった?」
女「特になにもないところだったかな」
モブ「なんで引っ越してきたの?
女「親の転勤で…」
モブ「あ、あはは」
モブ(とっつきにくい…)
昼休み
女(案の定昼休みにはぼっちになってしまった…)
女(しょうがないじゃない。人と話すの苦手だもの…)
男「でさー、あははー」
女「」ジーッ
女(あの人はなんであんなに楽しそうに人と話せるのかしら)
男「なーに女さんそんな風に見つめられたら俺、興奮しちゃうけど!」
女「」ビクッ
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