ボロス「全宇宙の覇者になる」(261)

惑星クレッス・・・

ボロス父「・・・」ソワソワ

ボロス父「・・・」ソワソワ

オギャァアアーーーーーーーッ!!

ボロス父「!!!」

オギャー! オギャー!

ボロス父「」バッ!!!

ボロス父「生まれたかッ!!」バァン!!!

助産師「うわッ・・・はい。生まれましたよ」

助産師「元気な男の子です」

ボロス父「そうか・・・」

ボロス父「見せてもらえるか?」

助産師「もちろんですよ、国王陛下」ス…

ボロス父「おお・・・!これが我々の子か・・・!」

ボロス母「フフ・・・これで3人目だというのに、まだ興奮するのね」

ボロス父「当たり前だ!ハハハ・・・」

助産師「星の民には・・・いつお教えに?」

ボロス父「そうだな・・・あと2時間後だ。それまではくれぐれも・・・」

助産師「承知しました」ペコ

助産師「では、私はこれで・・・」カツ カツ カツ カツ…

カツ カツ カツ カツ…

ボロス父「・・・」

オギャーーッ! オギャーーッ!

ボロス父「おお、よしよし・・・」ナデナデ

ボロス母「・・・名前は何にするのです?」

ボロス父「・・・名前か。名前・・・」ナデナデ

ボロス父「『ボロス』と言うのはどうだ?」

ボロス母「・・・『ボロス』」

ボロス父「ああ。リマノスアロカ族の言葉で・・・『迫りくる嵐』という意味だそうだ」

ボロス父「この惑星をいずれ支配する者だからな・・・上2人は女だ。まあ・・・女王というのもアリかも知れんが」

ボロス母「あ・・・生まれた時なんですが」

ボロス父「ん?」

ボロス母「右手に血の塊を握っていました・・・これは遠い遠い地球と言う惑星で、征服者の運命を表すそうです」

ボロス父「・・・ほう」

ボロス父「『目に火、面に光あり』・・・」

ボロス父「将来が楽しみだな。ボロスよ」







ボロス「」スヤ…









8年後








ボロス父「来るがよい!ボロス!!」バッ!!!

ボロス「はい、父上ッ!!」ダンッ!!

ドガガガガガガガガガッ!!!

パパパァン ガィン ドッゴォオ!!!

ボロス「」ヒュ…

ボロス父「ッ!!!」

ボロス父「ヌ――」サッ!

壁「」ドッッゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

壁「」ガラガラガラ バラバラバラ…

パラ…

あいつらのセックスとか想像すると気味悪いな

>>7
地球外生物だし、人間とは方法が違うかも・・・(震え声)

ボロス父「・・・!!」パラパラ…

ボロス父(私が初めて壁を破壊したのは16の時・・・しかもここまで大きく破壊することはできなかった)

ボロス父(ボロス・・・お前は)

ボロス「」バッ!!!

ボロス父「!」

ボロス「」ブンッ!!

ボロス父「くおおッ」バシィイッ!!!

ボロス「」ヒュッ…

ボロス父「!!!」

ボロス父(右腕を掴まれる直前に、左腕で追撃・・・ッ!?なんという戦闘の才能だッ!!!ここ数日で開花しているッ!)

ボロス父「ヌオオ・・・ッ」サッ!!

スッカァアッ

ボロス「!」グワッ

ボロス「・・・ッ!」フワ・・・ッ

ボロス父(空振りでバランスは崩れる・・・この隙を叩くッ!!)バッ!

ボロス「チィッ!!」ブンッ!!!

ボロス父「!!」

ボロス父(何!?脚・・・ッ)



ベギャァァアアッ!!!

ボロス父「ごボォォッ」ドッヒュウウーーーッ

ボロス父「くッ!」ギュルッ!!

ボロス父「」ダァン!!!

床「」ビギィィッ!!!

床「」ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!

ボロス父「フンッ・・・!!」ギャギャギャギャギャギャギャ

ギャギャギャギャギャ…

パラ…

ボロス父「・・・!」

パラパラパラ…

ボロス父(じゅ・・・10mは地面を削らされた・・・ッ)

ボロス父「・・・!」グググ…

ボロス「」サッ!

ボロス父「!ま、待てッ!ボロス!」

ボロス「・・・」

ボロス「」ス…ッ

ボロス父「・・・」

ボロス父「ボロス・・・」ググ… コキ コキッ

ボロス「はい!」

ボロス父「・・・」パラパラッ パラ…

ボロス父「お前は強くなった。強くなったぞ・・・」パラ…

ボロス「お褒めいただき・・・」

ボロス父「そこで!そこで・・・お前の今後のことだが」

ボロス「・・・はい」

ボロス父「いつにしようかと考えていたが・・・お前が父である私の力を超えた今!今しかあるまい」ギギ…

ボロス父「実は・・・お前に数人の家庭教師をつけようと思っている」ザッ

ボロス「・・・家庭教師?」

ボロス父「うむ。勉学も、体術も彼らに任せようと思っている。私は政治に専念する」ザッ ザッ

ボロス「・・・」

ボロス父「しっかりやるのだぞ」ポンッ

家庭教師1「・・・聞いたか?」

家庭教師2「何を?」

家庭教師1「俺達が家庭教師に任命されたんだってよ」

家庭教師3「え、誰の?」

家庭教師1「ボロス」

家庭教師2「うわマジかよ・・・あのガキ嫌いなんだよな。上の2人は可愛いからいいんだけどな」

家庭教師3「お前は女が好きなだけだろ」

家庭教師2「へッ、それ言ったら男はみんなそうだろ」

家庭教師1「まあそうだが・・・」

家庭教師3「俺もあんな感じでおごったガキは嫌いだぜ。何でも自分の思うままになると思ってやがる」ペッ

家庭教師3「あのガキには露骨に嫌な態度見せてきたぜ」

家庭教師1「俺もだ。あんなクソガキの家庭教師なんて・・・聞いたときは眩暈がしたぜ」

家庭教師2「俺も面と向かって国王に言われたら、クーデター起こさない自信がねーよ」

家庭教師1「だがこれは決定事項だ。仕方がない」

家庭教師3「・・・待てよ。家庭教師ってことは・・・」

家庭教師3「ボロスのことを任されたってことだよなァ?」ニヤニヤ

家庭教師1「ん・・・ああ、そうだが・・・」

家庭教師1「・・・なるほど?」ニヤ

家庭教師2「あー・・・そっかそっか、なるほど・・・」ニヤ

家庭教師3「ああ。散々にいたぶってやろうぜ・・・」ニヤニヤ

ボロス父「ボロス。今日からお前が世話になる、家庭教師達だ。とはいっても、もともと雇用していた者たちばかりだから知っているだろうがね」

3人「」ペコ

ボロス「・・・」

ボロス父「彼らは1人1日だけ負担し、3人で役割を回していく。1人がボロス、お前に教育を施している間、残りの2人はデスクワークだ」

ボロス「・・・」

家庭教師1「そういうシステムです、ボロス様」

ボロス「・・・」

ボロス父「では君達、よろしく頼んだよ」

3人「はいッ!」

ボロス「・・・」

家庭教師1「初日は私が担当します」

ボロス「・・・ああ」

家庭教師1「・・・」

ボロス「・・・」

ボロス「・・・?」

家庭教師1「『よろしくお願いいたします』は?」

ボロス「・・・!?」

ボロス「・・・よ」

ボロス「よろしく・・・お願いいたします・・・?」

家庭教師1「よろしい」

家庭教師1「1つ言っておく・・・」ズイ

家庭教師1「いいかボロス・・・いいか?」ピットォオオーーーーーッ

ボロス「・・・!」

家庭教師1「いいか・・・『俺達』が絶対的に『上』なんだ・・・理解できるか?」ヒソ…

ボロス「・・・・ッ!?」

家庭教師1「お前は勘違いしたただのガキ・・・自分が上だと信じ込んでいる残念なガキでしかないんだ・・・」ヒソヒソ…

家庭教師1「ガキが大人より上なはずがないだろう・・・?え?そうだろう・・・」ヒソヒソ…

家庭教師1「給料がいいからここの仕事に就いたが・・・お前みたいなクソガキの世話なんか、いくら金を出されてもやりたくないぜ・・・感謝することだな」ヒソヒソ…

家庭教師1「じゃあ、早速勉強を始めますか!ボロス様?」バッ!

ボロス「・・・ッ!!!」ギリッ!

ヒュ…

ベギィッ!!!

ボロス「ぐッ!!!」ブシュッ!!

家庭教師1「10秒経過だ・・・」

ボロス「・・・!!!」ドクドクドクドク

家庭教師1「1問につき10秒・・・10秒経過した時点で一回『殴る』!この金属の棒で、手の甲をな・・・」

家庭教師1「はじめに言ったはずだぞクソガキ!10秒経過するごとに1回ずつ殴る!とな・・・」

ボロス「・・・ッ!!!」

家庭教師1「感謝してもらいたいな・・・お前みたいな残念なオツムのガキを・・・わざわざこの俺様が教えてやっているんだからな・・・」

家庭教師1「この方法は間違っていると思うか?この態度は間違っていると思うか?仮に思ったとしても・・・正しいのはこの俺だッ!!」ダン!

家庭教師1「いいか?俺はお前なんかよりもずっと賢い・・・利口なんだ・・・」

家庭教師1「お前みたいな腐った頭脳のガキがッ!この俺よりも正しい答えを導けるってのかァーーーッ!?調子乗るんじゃあねェッ!!」ブンッ!!

ボロス「ぐッ!」バギィッ!!!

ボロス「ぐあッ・・・」ガタァアーーーン

家庭教師1「ンッン~~♪てめえみてえなクソガキを叩きのめすと気分がいい・・・」

ボロス「・・・」ギロッ

家庭教師1「!」

家庭教師1「おい・・・おいおい・・・何だその目つきは?何だその態度はッ!?」ガタッ!

家庭教師1「何だ何だ何なんだァ!?その反抗的な態度はよォーーーッ!?自分の立場を理解できてねえみたいだな・・・俺が上ッ!てめえが下だッ!」

ボロス「・・・黙れ」ボソッ

家庭教師1「!!!」

家庭教師1「・・・てめーは今・・・俺を完全に侮辱したな・・・」

家庭教師1「やろうってのかクソガキがッ!!!」ドギャァアッ!!!

ボロス「ぐッ!!」バキィッ!!

ボロス(ヒザを・・・ッ!!)

家庭教師1「ブッ殺すッ!!」ドガァアッ!!

ボロス「ぐぶッ!!!」ゴブッ!

ボロス(は、腹・・・ッ!)

家庭教師1「ン・・・いや!殺すのは駄目だな・・・殺したらバレるからな・・・バレないようにするには・・・」

家庭教師1「てめぇの再生能力が追いつく程度に痛めつけるッ!!!」ブンッ!!!

ボロス「」ガシィイッ!!!

家庭教師1「!!!」

家庭教師1「な・・・」

家庭教師1「にィィ・・・!?」ググググググ

ボロス「許さない・・・お前は絶対に許さないッ!!!」グンッ!!!

ベキィィィイイイ!!!

家庭教師1「ぎ・・・ぎいやああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」ベギベギベギベギ

家庭教師1「こ・・・この糞虫がッ!!おおお、おお、俺の腕をォォーーーーーッ!!!チクショウッ!ナメんじゃあねーーーーッ・・・」

ボロス「」ヒュ…

家庭教師1「」ハッ

バギャァァアアッ!!!!

家庭教師1「ぐああああーーーーーッ!!!」グォッ!!

家庭教師1「ぎゃッ!!」ドゴンッッッ!!!

家庭教師1(か・・・壁まで殴り飛ばされた・・・ッ)ドサッ

ボロス「」ザッ…

家庭教師1「テメー・・・この王子サマがよォォ~~~ッ!!クソガキィィィーーーーーーーッ!!!」ダッ!

ボロス「」シュ…

家庭教師1「ぐぼォォッ!!!」ズガガガッ!!!

家庭教師1「がはッ」ドザァ!

家庭教師1「ク、クソ野郎ォォォオ~~~~ッ!!来いッ!!お前ら、さっさと来いッ!!!」

家庭教師2「ど・・・どうしたッ!?」ガチャァアッ!

ボロス「!」

家庭教師1「どうしたもこうしたもねえぞッ!!こんのガキィィ~~~ッ・・・」

ボロス「・・・2人増えたかッ!」バッ!!

家庭教師1「!」

家庭教師1「」ニヤ…

家庭教師1「残念♪」





ゴキャァアアッ!!!

ボロス「・・・!?」

ボロス(背後から殴られ・・・ッ!?)バッ!

家庭教師3「」シュ…

ボロス「ぐうッ!!!」ガギィイッ!!!

家庭教師1「ハッ!増えたのは1人じゃあないッ!!『2人』だッ!!!」

ボロス「この・・・ッ!」ギッ!!!

家庭教師2「おっと!」バキィッ!!!

ボロス「ぐはッ!?」ブシュッ!!

家庭教師2「タイマンじゃあさすがに勝ち目がねえ・・・3対1だッ!掛かってこいクソガキッ!!」グオッ!!

ボロス「ぐぼォッ!?」ズドォッ!!!

家庭教師3「やっちまえッ!!」ドガッ!!!

家庭教師1「大人を見下したテメーの態度ッ!文字通り打ち砕いてやるぜッ!!!」バキィッ!!!

ドガッ! ドゴォッ!! グシャッ メキィ ベギ! ドガァ! ズガッ バキャァ ザクッ

ベキ… ドゴ… ガスッ…



ボロス「」コヒュー… コヒュー…

家庭教師1「てめえがこの程度で死なねえのは知ってる・・・てめえらラティノの一族は治癒能力が優れているからな」

家庭教師2「うらやましい一族だな。こっちは賄賂だの不正行為だのをいろいろやって遠い星からこの職についたってのに」

家庭教師1「言っとくが・・・時間割を任されてるのは俺だ。この後の時間をどうにでもできる権限を持っている」

家庭教師1「この後は・・・延々とリンチの時間だ」ニヤニヤ

家庭教師3「あ、そーそー」ゴソゴソ

ボロス「・・・?」コヒュー コヒュー

家庭教師3「ハイ、チーズ」パシャッ

ボロス「・・・!?」

家庭教師3「『保険』険だ・・・万が一、お前がこのことを言いふらした時、この画像データを俺達もバラ撒く」

家庭教師2「お前みたいな弱者は嫌われて・・・王位にはつけないだろうな」

家庭教師1「この『王家』も散々に叩かれて・・・いずれ落ちぶれて滅んでいくだろうなァアア~~ッ!ちっぽけな俺たち如きに王子が叩きのめされてんだもんなァッ!!」

3人「ギャハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

ボロス「・・・!!!」 ギャハハハハハハハハハ… ハーッハッハッハ…

ボロス「」ギリッ…!!!

1年後・・・

「・・・」ザッ

ボロス父「おお、よく来た」ガタッ

ボロス父「話は先にしてあるはずだ・・・君にはボロスの家庭教師を頼もう」

「少し気になる点が・・・」

ボロス父「何だ?」

「彼の・・・実力はどれほどでしょうか?ああ、体術のです」

ボロス父「・・・1年前の時点で、私と互角なほどになっていた」

「へえ・・・そうですか」

ボロス父「よろしく頼むぞ。ゲリュガンシュプ君」

ゲリュガンシュプ「はい。微力を尽くします」バァァーーーーン!!!

今日はここまで。

ボロス父「・・・というわけで、新任の家庭教師、ゲリュガンシュプ君だ」

ゲリュガンシュプ「よろしくお願いします」ペコ

家庭教師1「・・・こちらこそ」ペコ

2人「」ペコ

ボロス父「彼は最近まで宇宙各地を旅してまわっていたそうだ。宇宙情勢にとても詳しいし、他の惑星の進んだ技術・知識も持っている」

ボロス父「あらゆる知識が豊富なんだ。かなり役に立つだろう」

ゲリュガンシュプ「お褒めいただき光栄です、閣下」

ボロス父「では、後は頼んだぞ」ザッ

3人「はッ」

ボロス父「」カツ カツ カツ カツ

カツ カツ カツ カツ…

3人「・・・」

家庭教師2「・・・ゲリュガンシュプさん」

ゲリュガンシュプ「はい」

家庭教師2「ボロス様のことですが・・・彼とはあまり仲良く接しないよう・・・」

ゲリュガンシュプ「・・・王家の者は感情を抑えるべき、だからですか」

家庭教師1「いえいえ・・・まあ、それもあるのですが・・・」

ゲリュガンシュプ「?」

家庭教師1「とりあえず・・・彼に優しく接しないでください。それが貴方のためです」

ゲリュガンシュプ「・・・・・・分かりました」

ガチャリ

ボロス「!」

ゲリュガンシュプ「失礼致します、ボロス様」ツツツ…

ボロス「・・・!?」

ゲリュガンシュプ「」バタン

ゲリュガンシュプ「私はゲリュガンシュプといいます。貴方様の新任の家庭教師・・・」

ボロス「!!!」

ボロス「」ギッ…

ゲリュガンシュプ「・・・おや?」

ボロス「」ダンッッッ!!!!!!!!!!

ボロス「」ギュォォッ!!!

ゲリュガンシュプ「!!!」

ゲリュガンシュプ(は・・・速いッ!子どもとは思えない・・・ッ!!)











ゲリュガンシュプ「・・・でもですね」

キンッ!!!

ボロス「ッ!?」ピタァッ!!

ボロス「・・・!?」グッ…

ボロス「」グググググググ ググググググ

ボロス「・・・ッ!」ギギギギギギギギギ

ゲリュガンシュプ「・・・超能力の前には、体術はほとんど何の意味もありません」

ボロス(か・・・身体が固められッ!!)ギギギギギギ

ボロス(こ・・・のままでは・・・ッ!!!)ギギギギギ

ゲリュガンシュプ「・・・でもまあご安心を」

ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!

ボロス「!」パッ

ボロス「・・・!?」

ボロス「何・・・」バッ ババッ バッ

ボロス「・・・!!」

ゲリュガンシュプ「」ニコ

ボロス「・・・」

ボロス「・・・なぜ俺を解放した?そのままサンドバッグにすれば楽だったろう」ストンッ

ゲリュガンシュプ「私に貴方様をサンドバッグにするつもりはありませんので」

ボロス「・・・何?」

ゲリュガンシュプ「私は宇宙を何十年も旅していましてね・・・この惑星にも何度か立ち寄りましたよ」

ボロス「・・・」

ゲリュガンシュプ「その際・・・この城を覗かせてもらったこともしばしば。見張りを念動力で倒して侵入させてもらいました」

ボロス「・・・何?」

ゲリュガンシュプ「一度目は、タイム・ウォーの後始末をどうつけるかという会議を覗かせてもらいました。今から30年は前でしょうか」

ゲリュガンシュプ「二度目は・・・ボロス様。貴方がお生まれになった時ですね。可愛らしい赤ん坊でした」

ボロス「過去形か」

ゲリュガンシュプ「・・・今は可愛いから格好いいにシフトしている時期では?」

ボロス「・・・」

ゲリュガンシュプ(・・・まだ子どもですね)

ゲリュガンシュプ「で、最後は・・・貴方が家庭教師たちに散々叩きのめされているところでした」

ボロス「!!!」

ゲリュガンシュプ「なんとも下衆な連中ですね・・・給料がいいから裏技をつかって就職。王家には表だけで、敬意は微塵も払っていませんね」

ゲリュガンシュプ「私は貴方を助けるために来たのです。1年もかかってしまいましたがね」

ボロス「・・・!」

ゲリュガンシュプ「しかし、まだ時間を下さい。ボロス様。貴方を助けるにはまだ時間が必要です」

ボロス「・・・」

ボロス「そうか・・・」

ゲリュガンシュプ「では、勉強を始めますか。そうですね・・・さっき話に出した、タイム・ウォーでいいですかね」

ボロス「いいぞ」

ゲリュガンシュプ「では、さっそく始めましょうか。まずはどこまで常識が定着しているかを・・・」

タイム・ウォーデタタカッタオモナシュゾクハ… ワカラン ガノギトゾクデス

ゲリュガンシュプ「・・・では、歴史はこの辺でいいですかね。終わりにしましょう」

ボロス「分かった。よい授業だったぞ」

ゲリュガンシュプ「ハハ。それでは、私はちょっと外に出ております」ガチャッ

ボロス「ああ」

キィ…

バタン…

ゲリュガンシュプ「・・・」

ゲリュガンシュプ(・・・基礎知識が全く定着していない。家庭教師たちめ・・・授業を行わなかったのか)

家庭教師1「・・・ゲリュガンシュプさん?」

ゲリュガンシュプ「!」

家庭教師1「少し言いたいことが・・・」

ゲリュガンシュプ「・・・はい?」

家庭教師1「随分ボロスと仲良く授業をしているようですが・・・」

ゲリュガンシュプ(・・・呼び捨てか。まあ当然だな・・・)

家庭教師1「言いましたよね?親しく接するな、と・・・」

ゲリュガンシュプ「・・・勘違いしないでいただけますか」

家庭教師1「・・・?」

ゲリュガンシュプ「持ち上げるだけ持ち上げ、一気に奈落の底へ突き落す」

ゲリュガンシュプ「それが私のやり方ですので・・・」

家庭教師1「・・・」

家庭教師1「なるほど。では、期待しておきましょう」ザッ

ゲリュガンシュプ「・・・」

家庭教師1「」カツ カツ カツ カツ

カツ カツ カツ カツ…

ゲリュガンシュプ「・・・」

バァアン!!!

ボロス「!!」

ボロス「・・・どうかしたのか?」

ゲリュガンシュプ「・・・いえ」

ゲリュガンシュプ(よかった・・・聞かれてはいないようだ)

ゲリュガンシュプ(ボロス様・・・貴方は私が助けます。絶対にッ!!!)キッ!!

ボロス「・・・」

ボロス(大方あの家庭教師共か・・・糞野郎どもが)

ボロス(ゲリュガンシュプ!お前は気に入った・・・連中を片付けた後は・・・)

ボロス(お前と共に旅がしたい・・・!)









そして月日は流れ――



ゲリュガンシュプ「ボロス様」

ボロス「ン?どうかしたか・・・?」

・・・6年後

ボロス「」カツ… カツ…

ゲリュガンシュプ「ボロス様!」

ボロス「!」

ボロス「ン?どうかしたか・・・?」

ゲリュガンシュプ「もうボロス様も15・・・時は満ちました」

ゲリュガンシュプ「『反撃』の時です!眠りこけた家庭教師共に鉄槌を!」

ボロス「!」

ゲリュガンシュプ「髪の毛を掴んで引きずり降ろし、眼を開けさせ・・・復讐の味を!吐くまでに刻み付けましょうッ!!」

ボロス「・・・」

ニタァアッ…

今日はここまで。

さっさと序盤は終わらせたい・・・

ボロス「で・・・具体的にどう進める?」

ゲリュガンシュプ「まずは・・・」















バグォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!

ズズ…ン

家庭教師3「!?」

家庭教師2「な・・・何が!?」

ズズズズズズズズズズズズズズズズ

3人「・・・」ズズズズズズズズズズズズズズズ

ズズズズズズズズズズズズズズ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

城「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ドドドドドドドドドド

家庭教師1「し・・・」

家庭教師1「城が・・・ッ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ビーーーーーーーッ!!! ビーーーーーーーッ!!!

家庭教師1「・・・!」ビーーーーーーーッ!!! ビーーーーーーーッ!!!

家庭教師2「警報だ・・・城が傾いているッ!!さっきの爆発でッ!!」

家庭教師3「は・・・早く脱出だッ!!!」ダッ…













バゴォッ

家庭教師1「・・・え?」

家庭教師3「」ヒュ…

ボドォッ

家庭教師3「」ガク…

ドサッ

家庭教師1「・・・ッ!?」

家庭教師2「や・・・」

家庭教師2「ヤツの鼻から上が・・・吹き飛んだ・・・!?」

「・・・」

ボロス「」ザッ!!!

家庭教師1「!!!」

家庭教師1「ボッ・・・ボロス!!」ジャッ!!

ボロス「・・・」

家庭教師2「ま・・・まさかテメェがッ!!!弱体化用の鎧まで着せたのに・・・そんなパワーがッ!!!」

ボロス「・・・」









ボロス「・・・死ね」









ボンッッッ!!!!!!!!!!








家庭教師1「・・・」

家庭教師1「・・・ぼッ」ゴプッ

家庭教師2「・・・!?」

ボロス「・・・」ギギ…

ボロス「」グッ

ズボォォォッッ!!!

家庭教師1「・・・ッ」ブシュッ

家庭教師1「ぐあばあああああああああああああああああああああああああああああああああ」ブジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!

家庭教師2「・・・!?」ブシュウウウウウウウウウウ

家庭教師2(ボ・・・ボロスの腕が・・・腹を貫通したァァッ!!!)ゾクゥゥッ!!!

家庭教師1「うおあああああ・・・あああ・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

家庭教師1「あ・・・あ・・・・・・」ブシュウウウウウウ…

ガクッ

家庭教師1「」ドチャッ…

家庭教師2「ヒッ!!!」

ボロス「」ギロ…

家庭教師2「ヒ・・・ヒィィィーーーーーッ!!!」ダッ!!!

ゲリュガンシュプ「」バッ!!!

家庭教師2「ッ!?」

ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!!

心臓「」ビタァァアッ!!

家庭教師2「ッ!?」ビクッ!!

家庭教師2「・・・ッ!?」ギ…

家庭教師2「か・・・・・・はッ・・・」ギ…

家庭教師2(心・・・臓・・・ッ)

家庭教師2(胸・・・がァア・・・ッ)キリキリキリ…

心臓「」ググ… グググググ…

心臓「」グ… グ………

グ……………

スン…

家庭教師2「」フラ…

家庭教師2「」ドサァッ

ゲリュガンシュプ「『心臓固定』・・・遠距離から行えば暗殺に使えそうですね」

ボロス「そうだな・・・他の人間には自然死に見える」

ボロス「さて・・・城を爆破した目的はもう1つある」

ゲリュガンシュプ「・・・ええ」

ボロス「まずはこの王府を倒し・・・」





ボロス「全宇宙の覇者になる」ザッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… ドドドドドドドドド…

ボロス父「な・・・何が起こっているッ!」ゴゴゴゴゴゴゴ…

ボロス母「・・・!?」ゴゴゴゴゴゴゴ

扉「」ビシィッ…

扉「」バガァァアアッ!!!!

2人「!!!」







ボロス「・・・」ザッ!

ボロス父「ボ・・・ボロス!早く脱出しろ・・・」

ボロス「父上」ザッ

ボロス父「何だ!今はいち早く城から脱出を・・・」

ボロス「この爆発は・・・」











ボロス「私が起こしたものです」

ボロス父「!?」

ボロス母「な・・・何を言っているのです!」

ボロス父「お前・・・」

ボロス「父上、母上」

ボロス「私はお二人に命令致します」

ボロス父「!何・・・」

ボロス「この惑星の支配権を私に・・・いや」







ボロス「『俺』に譲れ」ドォーーーン!!!

ボロス母「な・・・ッ」

ボロス父「何を・・・!?何を言う・・・!?気でも狂ったのかッ!!!」

ボロス「俺は至って正常だ・・・『元』国王」

ボロス父「・・・!」ギリッ…

ボロス「あの家庭教師ども・・・全員、薄っぺらな忠誠心の裏には・・・「王家などどうでもいい。むしろ滅べばいい・・・」という考えがあった」

ボロス「あんなゲス野郎が・・・この惑星に何人いると思う?10?20か?」

ボロス「もっとだッ!!!この惑星の6割はこの王家を嫌っているッ!!」

ボロス「この惑星で14万年にわたってこの王家が覇権を握っていたのは・・・全ては民衆に好かれていたからだッ!!だが今は・・・状況が違う!」

ボロス「今から俺が革命を起こし・・・完全に新しい王府機関を作り上げるッ!!!」

ボロス父「・・・貴様ッ!!」ダンッ!!!

ボロス「ほう・・・?腑抜けた政治しかできぬ腐りきった『元』国王が・・・一人前に怒りを示すとはなッ!!!」

ボロス父「~~~ッ!!」ギリギリギリギリ

ボロス「安心しろ。今すぐ、この惑星の最高権力者の座を明け渡せば・・・命までは奪わん」

ボロス「王家とその忠実な部下だけは・・・全ての権力を奪い、遠い惑星へ送り届ける」

ボロス「暗殺の危険もなく・・・平和な惑星で、穏やかな生活を営むとよい」

ボロス父「・・・」

ボロス父「・・・こうなったのも、私の責任、か・・・」

ボロス父「自分でまいた種だ・・・自ら刈り取るッ!!」ダン!!

ボロス母「・・・!!!」

ボロス父「お前は逃げるのだッ!!!」キッ!!

ボロス母「は・・・はいッ」ダッ!!

タタタタタタタ…

ボロス父「・・・」

ボロス父「死ねィッ!!ボロス!!!」ダッ!!!!

ボロス「」ヒュ…

ドガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!! ズガガガガガッ ドガッ!!

ボロス父「ぬうううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ドガガガガガガガガガガガガガ

ボロス「・・・」ガガガガガガガガガガガガガ

ボロス「・・・弱いッ!!!」シュ…

バギャァァアアアッ!!!!!

ボロス父「ぐああッ!?」ベギャァァアアッ

ボロス父「ぐぶッ」ドガァ!!!

ボロス父「」ガンッ ダァンッ ドガァッ

ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ

ボロス父「ぐ・・・ッ!!!」ギャギャギャギャギャギャギャギャ…

ガリガリガリガリガリ…



バラ…

ボロス父「う・・・ッ」ギギ… グググ…

パラ… パラパラ

ボロス父「今・・・」ギギ…

ボロス父「我がパワーを制御する鎧が砕かれたわッ!!!」ダッッッ!!!!!!!!!!

ボロス「!」

ボロス父「貧弱!貧弱ゥウッ!!!!」ブンッ!!!

ボロス「・・・!!」









ボズゥゥッ

ボロス「・・・」

ボロス父「・・・・・・ッ!?」ズグ… ズグ…

ボロス父「」ブシュッ!!!

ボロス父「ぼ・・・ッ」ブシュッ ブシュッ

ドク ドク ドク

ボロス父「ぁ・・・ッ」ドク ドク ドク ドク…

ボロス「喉を貫いた・・・もう喋ることはできん」

ボロス父「・・・ぃ・・・・・・」

ボロス父(この命かけても・・・傷一つ付けられぬというのか・・・)

ボロス父(差が・・・ありすぎた・・・・・・)

ボロス「」クイッ…

ボロス父「」ブラン…

ボロス「・・・」

ボロス「・・・とっととその汚らしい尻を・・・俺の玉座から退けろッ!!!」シビィィッ!!!

ボロス父「」ズバァアアアッ!!!!

ボロス父「・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!

ボロス父「」ドチャッ…

ボロス「・・・」

ボロス「・・・フン」ザッ…

ボロス父「ボ・・・」

ボロス父「ボ・・・ロス・・・」

ボロス「!?」バッ!!

ボロス「ば・・・馬鹿なッ!!首を切断したのに・・・何故まだ喋ることがッ!!!!」

ボロス父「ボ・・・ロ・・・ス・・・・・・」

ボロス父「お前・・・強く・・・なったな・・・・・・」

ボロス「・・・!」

ボロス父「・・・お前は」





ボロス父「・・・強すぎた・・・・・・」

ボロス「・・・!!!」

ボロス父「フ・・・」

ボロス父「・・・・・・」

…スン

ボロス「・・・」

ボロス「・・・死んだか」

ボロス「」ブンッ!!!

壁「」ドゴォォォォオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!

バグァァァァァアアアアアアッ!!!!!

城「」ドグワァァァアアアアアア…

ゴゴゴゴゴゴ ドドドドドドドドド

ボロス「・・・ゲリュガンシュプ!!」

ゲリュガンシュプ「はいッ!」シュバッ

ボロス「今すぐ城を脱出するぞ・・・格納庫に小型の船があるッ!!それに乗るぞッ!!!」ダッ!! 

ゲリュガンシュプ「はいッ!!!」ビュンッ!!!









城「」ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

城「」ドグァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

シュ…

船「」シバッ!!!

城「」ズゴゴゴゴゴ…!!!

カッ!!!

バグォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!!!!!!!!

船「」キィィィィィイイイイイイイイイイイイイイ…



ボロス「・・・吹き飛んだな」

ゲリュガンシュプ「・・・ええ」

ボロス「・・・手始めに、この惑星の新たな支配者が誰か、連中に刻み込まなくてはな」

ゲリュガンシュプ「はい。首都は爆散しましたので、別の大都市を荒らす必要がありますね」

ボロス「ああ・・・自動操縦を設定しておけ」

ゲリュガンシュプ「・・・?はい」ピッ ピッ ピッ

ボロス「トランプゲームで決めよう。次の都市を・・・」パララララララララ

ゲリュガンシュプ「・・・そんなテキトーな」ハハ

89ノカードガノコッタラコノトシヲ… イイデスネ。デハコノカードハ…





船「」キィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイン………

今日はここまで。やっと本編突入ー

・・・父の日に父親殺すボロス様

数日後――

ゲリュガンシュプ「・・・さて、ボロス様」

ボロス「・・・ん?」

ゲリュガンシュプ「もうそろそろ到着です。クレッスの恒星系以外で、初めて降り立つ惑星です!!!」

ボロス「ほう」

ゲリュガンシュプ「とは言っても、リゾート地ですけどね」

ボロス「・・・リゾート地?」

ゲリュガンシュプ「ええ。宇宙全域から無数の種族が集うリゾート地です。テーマパークもあれば、雄大な自然もありますし・・・」

ボロス「・・・まさか貴様、ここで休むことが目的で」ジロッ

ゲリュガンシュプ「!い、いえいえ!!そんなことは!!!」ブンブンブン

ゲリュガンシュプ「こ、この惑星を支配すれば、宇宙掌握のための莫大な資金が手に入ります」

ゲリュガンシュプ「なにせ、一日何十億もの人口が出入りしていますからね・・・」

ゲリュガンシュプ「さらに言えば、この惑星を支配することによって、宇宙全域にボロス様と私の話が広がります。敵対もされるでしょうが・・・じきに大半の惑星が降伏するでしょう」

ボロス「・・・そうか」

ゲリュガンシュプ(ま・・・ここで自然を満喫するのが最大の目的なんですが・・・)

ボロス「そろそろ着くのか?」

ゲリュガンシュプ「え・・・あ、はい。今は光速からかなり減速して・・・そうですね。もう着陸態勢に入ります」

ボロス「そうか・・・」ガタッ

ボロス「」スタ スタ スタ

ゲリュガンシュプ「・・・ボロス様?」

ボロス「・・・」ス…

ボロス「・・・ゲリュガンシュプ」

ゲリュガンシュプ「はい?」

ボロス「貴様・・・この惑星を『リゾート地』と言ったな?」

ゲリュガンシュプ「はい・・・それが何か」

ボロス「ではこれは・・・霧のテーマパークか何かか?」シピッ

ゲリュガンシュプ「・・・霧?」ヒョイ





ゲリュガンシュプ「!!!」

霧「」バァアーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!

ゲリュガンシュプ「・・・ッ!!!」

ゲリュガンシュプ「し・・・白いッ!!一面が・・・白いッ!?」ガタッ

ボロス「・・・どうやら違ったようだな」

ゲリュガンシュプ「わ・・・惑星の座標を入れ間違えましたかね・・・」

ボロス「・・・どうであれ、着陸すればわかることだ」



船「」キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイ…

船「」ガキッ!!

ガッシャン!!!

ボンッ!!!

ボォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

船「」ボォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ…



ゲリュガンシュプ「・・・着陸態勢に入りましたね」ボォォォォオオオオ…

ボロス「・・・逆噴射ブースターか。霧に引火したりしないのか?」

ゲリュガンシュプ「さあ・・・どうでしょう?一応、低出力にしてあるので・・・」

ボロス「・・・外気を分析しろ」

ゲリュガンシュプ「あ、はい!」ピピピ… タタタンッ

ボロス「・・・」

船「」ボォォォオオオオオオオ…

船「」シュボォォ…ォォォ…

フッ…

船「」ズンッッッ!!!

ズズ…ン…



ボロス「・・・着陸したか」

ゲリュガンシュプ「ボロス様!成分解析完了です!」

ボロス「そうか。して・・・何だ?」

ゲリュガンシュプ「ええ・・・有毒な気体ではないようです」ポポンッ

ゲリュガンシュプ「『硫黄』です。硫化水素」

ボロス「・・・硫化水素の霧か。もうこの惑星は経営していけないな・・・」

ゲリュガンシュプ「ですね・・・これが腐卵臭のする霧パビリオンとかだったらいいんですが」

ボロス「望み薄だな・・・」

ボロス「・・・硫化水素ということは、宇宙服なしでも行動はできるな」

ゲリュガンシュプ「ええ。最悪、サイコキネシスで硫黄分子を弾きますから」

ボロス「・・・緊急時にはそうしてくれ」

ゲリュガンシュプ「ハア・・・あのラケゾラス星がこんなことに?一体何が・・・」

ボロス「さあな・・・調べよう」ピッ

扉「」ガチャァッ

霧「」ボファアアッ

ゲリュガンシュプ「うぷッ・・・」

ボロス「・・・酷い臭いだ」

ゲリュガンシュプ「ゲホッ、ゲホッ・・・」ゴホゴホ

ボロス「・・・サイコキネシスで硫黄を弾くんじゃあなかったか?」

ゲリュガンシュプ「こ・・・ここまでキツいとは・・・ゴホッ」

ボロス「・・・」



「・・・」

「」ズズッ…

ボロス「!」

「」ズズズズズ…

ボロス「・・・何か潜んでいる」

ゲリュガンシュプ「・・・『何か』って?」

ボロス「・・・おそらく」

「」ズズズズズズズ…!

ボロス「・・・知的生命体ではないな」

ゲリュガンシュプ「・・・!!」

「」キラ…

レケファ「」ズァアアッ!!!!

ボロス「な・・・」

ボロス「何だこいつはッ!!!」

レケファ「SHAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!」ヒュンヒュン ヒュヒュヒュン

ゲリュガンシュプ「あー・・・ミミズでしょう。庭にいるのとは違って、ちょっと凶暴みたいですが・・・」

ボロス「・・・なるほど」

レケファ「KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!SHAッ!」ブンッ ブンッ

レケファ「」ブシュッ!!!!

ボロス「!」サッ!!!



毒液「」バシャァアッ!!!

毒液「」シュウウウウウ…

レケファ「SHHYYYYYYYYYY・・・」グググ…

ボロス「・・・」シウウウウ…

ボロス「あの伸び縮みする口から、毒液を発射するのか・・・」ジャリッ…

レケファ「」ググ…

レケファ「KUAッ!!!」バッ!!!

ボロス「」ヒュ…





ボエンッッッ!!!

レケファ「GYAAッ!!!」ビュォッ

岩「」ドガァアッ!!!!

レケファ「G・・・」ブヂィィィイッ!!

レケファ「」ボドボドッ ビチャァッ…



ボロス「・・・まあ、強くはないか」

レケファ「」ピチョン… ピチョン…

ゲリュガンシュプ「・・・」

ズズ…ッ

ゲリュガンシュプ「!!!」

レケファ「」ズズズズズ…

ゲリュガンシュプ「・・・まだいるかッ!!!それも複数・・・ッ」ジャッ!!

ボロス「!」

ズズ…











レケファ「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!!!!!!」バァアアッ!!!

ゲリュガンシュプ「固定ッ!!」キンッ!!!

レケファ「!?」ピタァアッ!!

レケファ「・・・!!!」ギ…! ギギギ…!

ボロス「・・・感謝するぞ」

ボロス「」ダンッ!!!









レケファ「」ボボボボボボボン!!!!!!

ベチェベチャベチャッ ボドボドボドッ ベチャ…

ボロス「・・・」ビチャ…

ボロス「・・・この生物、おそらく硫化水素の霧の中でしか生きられない」

ゲリュガンシュプ「・・・となすれば、この霧はこの生物が作り上げたのでしょうか」

ボロス「・・・いや、発生していた霧に生息しただけ・・・というのが普通だろう」

ボロス「どっちにしろ・・・この霧と生物の両方が・・・この惑星にとっては有害だ」

ゲリュガンシュプ「・・・」



レケファ「・・・」ズ…

レケファ「KUAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!」バァッ!!!

ボロス「!」

ゲリュガンシュプ「な・・・ッ!?」

ゲリュガンシュプ(まだ生き残りが・・・!!!)

ヒュ…









爆弾「」ゴンッ

ボロス「・・・!?」

ゲリュガンシュプ「ッ!?何・・・ッ」

「こっちだッ!!!」バッ!!!

2人「!!!」

爆弾「」チチチ…

爆弾「」カッ!!!







シュバァァァアアアアアアアアアン!!!!

レケファ「G・・・」

レケファ「GYYYYYYYYYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」ビトンッ ビトンッ

レケファ「GOBABAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!UKAKAKA・・・KAKA・・・」ビトン ビトン ビトン

レケファ「KA・・・」ビトン…

レケファ「」ガク…



ゲリュガンシュプ「い・・・今のは何だ!?」バババババババ

「硫化水素を分解する特殊爆弾さ・・・作るのに苦労したんだぜ?」タタタタタタタ

ボロス「・・・!この惑星の住民か!!」タタタタタタタ

「ああ!仲間に会わせる、あのハッチだ!!!」タタタタタタタ

ガチャッ…

3人「」バッ!!!

バタン!!!

「・・・自己紹介しておこうか」

ボロス「・・・ああ、頼む」

ローリー「俺はローリーって名前だ。ロホマ族の者だ」

ゲリュガンシュプ「・・・ロホマ族?確か・・・地球の恐竜を祖先とする種族か」

ローリー「ああ!奥に仲間がいる。来なよ」ザッ

ローリー「ほら」ガチャ…

2人「・・・!」

今日はここまで。

じゃあ一応やってみる

4人「ッ!?」ビクッ!

イアン「・・・おいローリー!何だそいつらはッ!?」ガタッ

ローリー「この惑星に来た人達だよ」

スーザン「・・・どうせバカンスに来たんでしょ?この星が霧に覆われていて、さぞ驚いたでしょーね」

ゲリュガンシュプ「ああ・・・まあ、その通りだな」

スティーブン「あーあ・・・いつになったら助けが来るのかね」

プリアモス「けしからん。数年前まではバカンスだのリゾートだのでもてはやされていたのに・・・少し事故があったら手のひらを返し、環境を元に戻そうともしない!」

ボロス「・・・すまないが、自己紹介を頼めるか」

スティーブン「おいおいおいおいおいおいおいおい、この星は俺達の星だぜ!?訪問客の方が先に名乗る!それが常識ってモンだろ!」

ボロス「・・・そうだな」

ボロス「・・・では名乗ろう。俺はボロスという者だ。旅人だ」

ゲリュガンシュプ「私はその付き人、ゲリュガンシュプと申します」

ローリー「ボロスと・・・ゲリュガンシュプだな」

イアン「おいお前・・・まさか名前も知らずにここに連れてきたのか!?」

ローリー「そうだよ?」

イアン「お前なー・・・こいつらが『この事態』を引き起こした張本人なのかもしれないのに、連れ込むんじゃあねえよッ!」

ローリー「彼らもレケファに襲われていたんだ。助けるのは当然だろう」

プリアモス「見捨てる選択もできたがな・・・」

ローリー「・・・やめてくれよプリアモスの爺さん」

プリアモス「フン・・・」

ボロス「こっちは自己紹介をした。お前たちの番だろう」

スティーブン「テメェなあ・・・」

ローリー「おいおい、いいじゃあないか。俺はもう自己紹介したんだしよ」

スティーブン「・・・」

スティーブン「・・・スティーブンだ」

スーザン「・・・ズーザンよ」

イアン「・・・イアン」

プリアモス「・・・」プイ

ローリー「・・・」

ローリー「・・・この爺さんがプリアモスだ」

ゲリュガンシュプ「ローリー君から聞いたが、君らはロホマ族なんだって?」

イアン「・・・ああ。ロホマ族最後の生き残りだ」

ゲリュガンシュプ「・・・何だって?おたくらが最後?」

イアン「当たり前だ。まあ・・・他の星に逃げ延びた連中もいるかも知れんがな」

プリアモス「・・・まずは我々のルーツから説明せねばなるまい」

ボロス「ぜひ頼もう」

プリアモス「我々の祖先は・・・7000万年前、地球と言う惑星に生息していた『恐竜』と呼ばれる生物だ」

プリアモス「複数の種族がその恐竜に目を付けた。捕獲して拉致してペットとして売り払うビジネスだ」

プリアモス「そして・・・そのビジネスを行っていた1隻の宇宙船が、イオンの嵐に巻き込まれた」

プリアモス「船の82%が損傷・・・当然船は墜落する。墜落した先は・・・この星だ」

プリアモス「祖先の恐竜たちは・・・この惑星に降り立った。そこで進化を続けた」

プリアモス「やがて恐竜の中で・・・突出した頭脳を持つ恐竜が・・・知的生命体となった」

プリアモス「文明を作り上げ・・・産業を発展させた」

ボロス「そして観光業を発達させたわけか」

プリアモス「・・・そうだ」

ボロス「そして、惑星をリゾート地にした・・・」

プリアモス「ああ・・・」

ボロス「・・・じゃあ本題に入ろう。なぜこの星は硫黄に・・・硫化水素に覆われている?」

プリアモス「・・・」

ボロス「・・・」

イアン「・・・不発弾だよ」

ボロス「!」

ゲリュガンシュプ「・・・不発弾?」

イアン「タイム・ウォーだ」

ボロス「・・・」

イアン「タイム・ウォーの爆弾がこの惑星に流れ着いた・・・数千年は爆発もせず、無害だったそうだが」

イアン「ついに3年前・・・そいつが爆発した」

ゲリュガンシュプ「・・・硫化水素が詰められた爆弾だったのか?」

イアン「いいや。不発弾はただの引き金だ」

イアン「この惑星の地下深くに・・・大量の固体の硫黄と、膨大な硫化水素があったんだ」

イアン「・・・というよりも、この惑星の核は硫黄で構成されていたんだ」

イアン「あれよあれよと言う間に、この惑星は硫黄と硫化水素に汚染された

プリアモス「惑星全域に広がるまで何ヶ月もかからなかった・・・」

ボロス「・・・なるほど」

ボロス「では、あのミミズは何だ?もともとあんな何mもあるミミズがいたのか?」

スーザン「もともとはとても小さかったわ。この惑星に最初からいたのか、地球からついてきたのかは分からないけどね」

ボロス「ではなぜあそこまで大きくなった?」

スティーブン「どーせ環境に適応したんだろ。硫化水素のガスによ」

ゲリュガンシュプ「・・・あのミミズは酸素ではなく、硫化水素を呼吸に使うのか」

スティーブン「そーだぜ」

ローリー「だから、あの爆弾を作ったんだ」ザッ

ボロス「・・・ローリー」

ローリー「あの爆弾は手作りさ。作るの大変だったんだぜー?」

ローリー「ヤツらにとって酸素は猛毒だ。連中はそういう進化をした」

ローリー「だから、硫化水素を分解して水素と硫黄にしちまえば・・・酸素をガードする気体が水素になっちまうってこった」

ローリー「硫化水素で酸素を生存可能なレベルに薄められても、水素じゃあ難しい」

ボロス「・・・つまり、爆発の威力ではなく、毒で殺したわけか」

ローリー「そ!」

ゲリュガンシュプ「・・・やはりな。我々の推測は正しかったわけだ」

ボロス「そうだな・・・」

プリアモス「・・・船があるのであろう?」

ボロス「・・・は?」

プリアモス「我々を乗せて、この惑星から脱出するのだ」ガタッ

ゲリュガンシュプ「え・・・」

プリアモス「我々は別の惑星で降ろせばいい。この惑星を脱出するだけだ・・・」

プリアモス「この星にはいられない。脱出させてくれ」

ボロス「・・・」





     駄     目     だ

プリアモス「!?」ガタッ

プリアモス「な・・・何故ッ!」

ボロス「それよりも先に・・・やることがあるだろう」

プリアモス「は・・・?」

ボロス「」ビシィッ

ボロス「そこの床の扉・・・どこへ繋がっている?」

ローリー「・・・工場だ」

ローリー「いくらリゾート星でも、観光以外の施設はある。工場・・・開発施設へ繋がっている」

ボロス「・・・ふむ」

ボロス「開発施設はどこへ繋がっている?」

ローリー「そりゃあ、制御室だ。この惑星の機械を制御する・・・」

ローリー「当然、今は使用されていないぞ?」

ボロス「その制御室はどこにある?」

スーザン「地下。地下500mよ」

ボロス「・・・そうか。開発施設も地中にあるのか?」

スーザン「ええ」

ボロス「・・・」

ボロス「・・・行くか」

ローリー「・・・どこへ?」

ボロス「制御室だ」

ボロス「この惑星の機械を制御・・・ということは、莫大な電力がある」

ボロス「その全エネルギーを使い、地上に溢れ出た硫化水素を分解する」

全員「!!!!!」

ゲリュガンシュプ「ボ・・・ボロス様ッ!?」

ボロス「その後は近くの惑星の連中に任せよう。しばらくしてリゾート地として復活した時・・・」

ボロス「今度こそこの惑星の財産を手に入れるッ!!」グッ!!!

ゲリュガンシュプ「・・・!!!」

ボロス「リゾート星くらい他にもあるかもしれんがな・・・なるべく奪えるだけ奪っておく」

ボロス「この惑星の全権は俺に来るッ!異論はあるかッ!!」ダン!!

5人「・・・!!」

スーザン「い・・・いいわけが・・・」

ローリー「いいぞ」

4人「!?」

ローリー「このリゾート地にそんな愛着があるわけじゃあないしな・・・いや、あるけど・・・」

ローリー「アンタらは面白い!ついて行きたくなったぜ!」

ローリー「目的は知らねーぜ?宇宙征服とか、新しい宇宙を創るとか・・・ま、どうでもいいや」

ローリー「俺はアンタらについていくぜッ!!」

4人「・・・」

イアン「まあ・・・この惑星が元に戻るなら・・・」

プリアモス「・・・あのミミズ共を駆逐できるなら・・・」

ローリー「・・・てことは、そっちも決まりでいいか?」

4人「・・・」

4人「」コクッ

ローリー「じゃあ決まりだな・・・俺達を仲間に入れてくれッ!!」

ゲリュガンシュプ「ボロス様・・・」

ボロス「・・・いいだろう」

ボロス「お前たちの最初の仕事は・・・惑星の浄化だッ!!」

グッ!!

扉「」ボォオン!!!

ボロス「行くぞ・・・作戦決行だッ!!!」バッ!

バババババッ!!!

今日はここまで。

はやく辞めたら?

>>137
やめねーよm9(^Д^)プギャーwwwwww

荒らしてるのはるちゃんぽいな
進撃からここに来たか

ちなみにこれがはるちゃん
いい加減SS荒らすなよ…

78:はるちゃん
14/05/17(土) 00:54:25 ID:gPozNmv6
ち が う
女子中学生・Bカップ・変態・(自主規制)・ブラコン・バカ・SS深夜VIPに居座っている・美術部
だよ!!
あと、アスペって何?

123:はるちゃん
14/06/07(土) 02:43:33 ID:GHPouGWU
6/4で13歳になったぜ!イェイ♪
そしてCカップになったーーーー(´ω`〃)
………………楽天からのメールウザい…
14/06/11(水) 23:23:50 ID:pyAMEAro
自己紹介かな?wwwやっとわかった気がしたわwwwお前らがこの深夜に巣食う害虫だったんだなwww深夜は俺が革命するからお前らは安心して深夜から出てっていいですよーwww今後一切スレ建てるなよ

14/06/11(水) 23:43:26 ID:pyAMEAro
やっぱ速報のほうが民度高いよなwwwSSのクオリティは速報の方が上だしwwwマジで俺の仕事終えたら速報に移住しようかなwww
これが深夜かwwwシンヤアアアアアアwww

ボロス「」スタッ

6人「」スタタッ

ボロス「まずは開発施設だが・・・どれだけ離れている?1000kmか?2000?」

ローリー「60kmは離れているはずだ」

ボロス「・・・1分もあれば着くな」

イアン「・・・は?」

ボロス「・・・まあ、お前たちの速度に合わせるつもりだ。行くぞ」ダッ

ゲリュガンシュプ「」シュアッ!!

5人「・・・」

5人「」バババババッ!!!

タンッ… タンッ…

タンッ

ボロス「」ガッ!!!

ボロス「」ズザザザザザザザザ…

ゲリュガンシュプ「」キキィイッ!

ゲリュガンシュプ「・・・やっと着きましたね」

ボロス「・・・ああ。やたら複雑な地下通路だったな・・・」

タタタタタタタタタタ…

4人「」タタタタタタタタタタ…

ボロス「来たか」

4人「ハァ・・・ハァ・・・」タタタタタタタ

4人「ハア・・・」タタタ…

4人「」ゼェ ゼェ ハァァーー…

ボロス「・・・あの爺・・・プリアモスはどうした?」

イアン「考えてみろよ・・・爺さんだぜ?そりゃあ少しは遅れるだろ・・・」ハァ ハァ

プリアモス「くッ・・・」タタタ…

ゲリュガンシュプ「結局1時間かかりましたね」

プリアモス「」ゼェー… ゼェー…

ボロス「遅いな」

ローリー「・・・種族の壁考えてくれよ」ハァ ハァ

ボロス「・・・開けるぞ」グッ…

ブンッ!!















扉「」バギアアアッ!!!

霧「」ブワァアアッ!!!

7人「ッ!!!」

プリアモス「き・・・霧!」

イアン「馬鹿なッ!開発施設に霧が・・・ッ!!」

スーザン「ということは・・・!」









「」キラッ…

短いですが今日はここまで

もしかしたら投下するかも

ボロス「・・・いるぞッ!」

毒「」ビュッ!!!

プリアモス「ッ!!!」ビチャァアッ!!!

プリアモス「うお・・・ぐおああああああッ!!!」ドサアッ!!

ローリー「プ・・・プリアモスの爺さんッ!!」

プリアモス「ごおああ・・・あああ・・・!」ビクン ビクン

レケファ「」ヒュッ!!

ボロス「」シャッ!!



レケファ「!?」ガシィッ!!!

レケファ「VO・・・」

レケファ「VOVOVO・・・!!」ギギ…!

ボロス「・・・捕えたぞ」

ボロス「」ブンッ!!!

レケファ「GYAAッ!!」ズバァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

レケファ「」ブジャアァアッ ボドボドボド…

ベチャ… ピチャ…

ボロス「・・・」

ボロス「」ブンッ

血「」チピピッ

ボロス「・・・毒を浴びたらどうなる!」

ローリー「あ・・・ああ・・・よくは分からないが」

ローリー「失明して・・・発熱・・・数分経てば痙攣が始まって・・・」

ローリー「・・・死ぬ」

イアン「・・・!」

プリアモス「」コヒューー… コヒューー…

ボロス「・・・行くぞ。彼の犠牲を無駄にするな」ザッ

スーザン「え・・・ッ!?」

スティーブン「お・・・置いていくのかッ!?」

ボロス「」ピク…

ボロス「この状況では遺体を埋葬することも、弔うこともできない」

イアン「ま・・・まだ生きてッ」

ボロス「間に合わんッ!!」ギッ!!

イアン「」ビクッ

ボロス「いいか・・・!今すぐ船に連れて行って治療したいが、お前達ではまた1時間かかる」

ボロス「俺かゲリュガンシュプがいけばいいが・・・それだと制御室へたどり着く可能性が低くなる」

ボロス「犠牲を最小限にしろッ!!!」ザッ!!

4人「・・・」

ボロス「・・・」

ボロス「!」

「」キラッ…

「」キラッ キラッ キラッ

キラッ キラッ キラッ キラッ

ボロス「・・・この数は!」

ゲリュガンシュプ「わ・・・私たちの足音や会話を聞いて集まってきたのか・・・」

ローリー「・・・!!」

ゲリュガンシュプ「ですが、全てまとめて念力で爆散させれば――」





プリアモス「」ダッ!!!

ゲリュガンシュプ「!!!」

プリアモス「」ダッ!

ゲリュガンシュプ「な・・・何を!」



プリアモス「」ドッガァア!!!

レケファ「」シュ…

ガプシュッ!!! ガブッ ドブッ!!!

プリアモス「ぎィィッ!!!」ドギュゥ!

プリアモス「ぎ・・・ぬううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」グンッ…!

プリアモス「」ズズズズズズズズズズズズズズズズ!!

プリアモス「み・・・道は開けたぞォォォオオ」ズズズズズズ

ボロス「プ・・・」

ボロス「プリアモス・・・」

プリアモス「ぬううおおッ!!!」ダァッ!!!

レケファ「G・・・GYUAAッ!」グラァッ

ドザァアア!!!

プリアモス「は・・・早く行けィッ!!お主の念力とやらは・・・ここで消費するものではないッ!!」

レケファ「」ズズ… ズズズズ…

ガブゥッ!! ゴブゥッ!!!

プリアモス「早く・・・早く行くのだァアアアアアアアア」ダグゥ!! ゴキュ

ボロス「・・・感謝するッ!」ダッ!!

ローリー「す・・・済まない爺さんッ!」ダッ!!

3人「・・・!!!」ダッ!!

プリアモス「フ・・・ゴフッ」ガブゥウッ ザグゥウッ

バグゥウッ バギボギ ベキベキ ボキ

6人「・・・!!!」ダダダダダダダ

レケファ「」ムクッ…

ローリー「!!!」

レケファ「」ズアッ!!!

ローリー「チッ・・・」

ローリー「」グッ!!

爪「」ザギィイッ!!!

ボロス「!!!」

ボロス(爪が伸びてブレードのように・・・)

ローリー「」ヒュ…







レケファ「」ズバァアアアアッ!!!

ゲリュガンシュプ「・・・ほう!」

ローリー「全員武装しろッ!!!」

イアン「あ・・・ああッ」ジャキィイッ!

スーザン「」ジャカァアッ

スティーブン「」ガシャッ!

ボロス「・・・指の爪を剣として使うのか」

スティーブン「俺たちだって、武器の1つは持っているさ・・・」ジャキッ

レケファ「」ズッ!

スティーブン「そォーーーらァッ!!!」ブンッ!!!

ズバァアアアッ!!!!

スーザン「」ヒュッ

レケファ「」ザクゥウウッ!!!

イアン「」ブォンッ!!!

レケファ「」ズバァァアーーーーーン!!!!

ボドボドボド ベチャベチャッ

ボロス「・・・フン!」

レケファ「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ボロス「」シピッ…



レケファ「」バボォオオン!!!

ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!

レケファ「」バグォォォオオオオオオン!!!!!!!!

ゲリュガンシュプ「このゲリュガンシュプが横と後方のミミズを駆除するッ!前方のミミズを片付けるのだッ!!!」キンッ!!!

ズババババァアアアアアアアアン!!!!

ボロス「・・・頼むぞ!全員、ゲリュガンシュプが言ったようにしろッ!!」

ボロス「一気に攻め込むぞッ!!!」ダッ!!!

5人「」ダッ!!!

レケファ「GYAAAッ」ズバァアアッ

「GUAッ」 「GYYッ」 「GOVAVAAAAA」 ザグッ バギョッ ドモン!!!

シバァァン!! ズギャバアアッ ベゴム! ビギャン

ローリー「よし!このまま・・・」ズバッ ザクッ!

ローリー「ッ!?」キキキッ!!!

イアン「うおッ」ドンッ!!!

イアン「な・・・何で止まったローリーッ!?」

ローリー「・・・ミ」

ローリー「ミミズじゃあない・・・ッ!!!」┣¨┣¨┣¨

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

IWtAH8TM「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ローリー「ロボットだッ!!警備メカッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

スティーブン「こ・・・こいつ!俺たちを敵と認識するのかッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

IWtAH8TM「ク・・・」

IWtAH8TM「クククククククク・・・ソソソソ・・・ス」ギギギ…

IWtAH8TM「レレレレレレレレレレレ」ガシャンッ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ローリー「こ・・・」

ローリー「壊れてやがる・・・ッ!!」

ボロス「・・・数年間、硫黄とミミズの世界に閉じ込められていたんだ。イカれていても仕方がない・・・まあ」



ボロス「誤作動を起こしたゴミは処分しなくてはッ!」ブンッ!!!

IWtAH8TM「」ゴォオッ!!!

IWtAH8TM「」バギャァアアッ!!!

IWtAH8TM「」バラッ…

ボロス「・・・」

ボロス「ッ!!」

IWtAH8TM「・・・」ギギギ…

IWtAH8TM「・・・ソ」ギギギギギギギ…

IWtAH8TM「ススッスススス、ススススススス・・・」ギギギギギギギギギギギギギギギ

ボロス「な・・・ッ!!!」

ボロス(破壊が足りなかったかッ!!締め付けてくるッ!!!)

ローリー「IWtAH8TM・・・そのタイプはッ!!!」

ローリー「相手に抱き着いて締め付け・・・攻撃を加えるッ!!そういうロボットだッ!!」

ボロス「ヌウウウッ!!!抱き着くだと!!誰が!誰がこんなポンコツロボに下心などを・・・ッ!!!」

ボロス「抱くというのだァァーーーーーーーーーーーッ!!!」グンッ!!!!

IWtAH8TM「」メシッ

IWtAH8TM「」バギィイイーーーーーーーーーーーン!!!

バラバラバラ バラバラバラバラ…

ボロス「・・・」ハァ ハァ

ボロス「狂気に満ちた機械だったな・・・機械さえ落ちこぼれの鉄クズにするほど、ここの環境は醜悪だったか・・・」

ゲリュガンシュプ「ええ・・・早く惑星を解放しましょう!」

「」ガシャ…

6人「」ピクッ

ガシャッ… ガシャッ…

29cRdDDc「・・・」ガシャッ ガシャッ ガシャッ

2ytMCqoo「・・・」ガシャッ ガシャッ

2ytMCqoo「オ・・・」

2ytMCqoo「クククレレソソソスススススススカカカカカカカカ」

29cRdDDc「ミゴゴミミゴゴミミゴミミミゴゴミミミゴミゴゴゴ」

mRcZmhYY「ヨネシシシシシシシシシシシシシシ」ガシャッ

ywEQ/BZA「マカナスススカカカデデデデデデカカカカマママナナハンロロロロロンンンハハハハハハ」ガシャッ

nMhEfdJA「ゲゲゲゲゲゲゲアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

ゲリュガンシュプ「・・・ッ!!ここまで狂ったか・・・!!!」

レケファ「」ズズ…

ゲリュガンシュプ「」ハッ

レケファ「KUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ズズッ!!! ズズズッ!!!

ローリー「ミ・・・ミミズまでッ!!」

イアン「挟まれた・・・ッ!!!」

nMhEfdJA「キンネネキネンネキキキンンネネネネンンン」 ガシャッ ガシャッ

レケファ「SYAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH・・・」フゴッ フゴッ

ゲリュガンシュプ「・・・」

ゲリュガンシュプ「」キンッ!

機械「ッ!?」ピタァ!!

レケファ「GUッ!!」ピタァ!!

機械「」ギギギ…!

レケファ「」グググ…!

ゲリュガンシュプ「・・・よし。我々が通過するまで、そのままでいてもらうぞ」フワフワ

ローリー「なるほど・・・毒を以て毒を制す。ってわけか」スタ スタ

機械「」ギギギギギ…!!!

ゲリュガンシュプ「では解放しよう」パッ

機械「!!!」ガシャッ!!!

レケファ「GUッ」ボデェ!

機械「・・・」ギィィ…

レケファ「・・・」ズズ…

機械「ミゴゴゴミゴゴミミミゴォッ!!!」ダッ!!!

レケファ「KUWAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」ダッ!!!

ドギャァアッ!!! バギィイッ!! ドグシャアア ボギャァ ズガッ ベギギッ

グシャ メキャ ドギョォア ドッガン ベギン グシィ…



タタタタタタタタ…

6人「」タタタタタタタ…

タンッ

6人「」ズザァァアアアッ!!!

ボロス「」ググ…

ボロス「・・・ここか」

ボロス「この惑星の全電力を制御する・・・」









ボロス「制御室はッ!!!」

扉「」ドォオーーーーーーーーーン!!!

今日はここまで。

ボロス「」ガチャ…

ギギギ…ィィィ……

霧「」ファァァァァァァ…

ボロス「・・・霧が濃い」

ゲリュガンシュプ「・・・よりミミズのいる可能性が高くなりましたね」

ボロス「・・・」バッ!!!

5人「」バッ!!!



レケファ「TYU・・・」ズバッ!!!

ドチャ…

ボロス「・・・」バゴォッ!! ドグチアッ!!!

ローリー「やたら・・・」バチュッ!!!

ローリー「多いなッ!!!」ザクゥウッ!!!

イアン「ああ!」バキュオッ!

イアン「だが・・・その代わりに移動距離は短いッ!とっととそこのドアを開ければゴールだッ!!!」ベキィッ ボギョッ

スーザン「でも、あの扉はタイム・ウォーにも耐えるよう設計された隔壁よ!?強固ってモンじゃないわ!」

スティーブン「核どころか・・・対消滅爆弾でさえほとんど意味がないそうじゃあないかッ!パスワードも1兆通りの・・・」



ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!

扉「」バギャァァアアアッ!!!!

扉「」バァァアアアアアン…ン…

4人「・・・」

ローリー「・・・念動力ってすげー」

ゲリュガンシュプ「ボロス様!」

ボロス「ああ」バッ…

ボロス「」スタッ

ボロス「・・・霧がないな」

ゲリュガンシュプ「入る隙間さえなかったんでしょう・・・」

ボロス「4人はミミズとクズ鉄の侵入を見張っていろ」

ローリー「分かった!」

ボロス「さて・・・」ポンッ

コンピュータ「」ヴヴンッ

コンピュータ「」ピッ

ボロス「・・・パスワードと認証カードか」

ゲリュガンシュプ「ああ・・・少々お待ちを」ス…

ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!

コンピュータ「」ピッ…

コンピュータ「認証完了」

ボロス「・・・何でもアリか貴様の超能力は」

コンピュータ「」ヴォンッ…

ボロス「回路にアクセス・・・」ポポンッ

コンピュータ「」ピッ

ボロス「・・・またパスワードか」

ゲリュガンシュプ「」キンッ!

コンピュータ「」ピッ…

コンピュータ「アクセス中・・・」

コンピュータ「」ピ

コンピュータ「アクセス成功」

ボロス「・・・よし」

ボロス「全電力をこの電波塔へ送る」ポポポポンッ ポンッ

コンピュータ「」ヴィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…

イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ………

ボロス「送る準備はできた・・・電力最大!全発電システムをフル稼働だッ!!」ポポポンッ!

コンピュータ「」ピ

ゲリュガンシュプ「」キンッ!!!

コンピュータ「」ピッ…

コンピュータ「惑星全域ノ発電システムニアクセス中・・・」

コンピュータ「」ピ

コンピュータ「アクセス成功」

ボロス「・・・!」タタタタンッ タタタンッ タンッ ポポポポンッ

ゲリュガンシュプ「・・・!」カタタタタタタタタタタタタ タタンッ カタタンッ

イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ…………

コンピュータ「総電力、上昇中。総電力、上昇中。現在、72%」

ボロス「いけるか・・・!!!」カタタタタタタタタタ

バヂッ!!!

6人「!!!」

コンピュータ「」ガグンッ

コンピュータ「・・・エラー発生。エラー発生。一部回路停止。一部回路停止」

ゲリュガンシュプ「何・・・!?」

nMhEfdJA「アアアアアア・・・アア・・・」ググ…

レバー「」ガシャン!!!

バヂィッ!!!



イアン「・・・あの鉄クズがッ!!」

スーザン「そ・・・操作盤のレバーを・・・落としている・・・」

ローリー「・・・!!このままだと、どんどんレバーが落とされるぞッ!!!」

ゲリュガンシュプ「チッ!!!」キンッ!!!



レバー「」ビタァッ

レバー「」グググ…ググググググ…!!!

ゲリュガンシュプ「・・・!!」キンッ!

レバー「」ガッシャン!!!



コンピュータ「回路、再起動。回路、再起動」

5人「」フウッ

ゲリュガンシュプ「・・・」

コンピュータ「発電率100%。100%」

ボロス「よし!」

ゲリュガンシュプ「次は非常電源にアクセス!」キンッ!

コンピュータ「非常電源、スベテ電波塔ヘ電力供給。非常電源、スベテ電波塔ヘ電力供給」

6人「よしッ!!!!」グッ!!!

ボロス「すぐに硫化水素の分解が始まる・・・我々の船へ入れ!最後にこの星を浄化して行くぞッ!この星を脱出する!」

5人「」ダッ!!!

ボロス「」ダンッ!!!



電波塔「」バヂ…ヂヂヂヂ…

電波塔「」ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ



バリバリバリバリバリィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!!!!

霧「」シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

イアン「見ろ!霧が晴れていく・・・!」

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

硫黄「」ズズズズズズズ…

スーザン「・・・固体の硫黄!」

ローリー「・・・ということはかなり水素が・・・」

ボロス「」ガチャァアッ!!

扉「」バァアアンッ!!!

ボロス「乗り込め!狭い船だが、文句は言うな」バッ!

5人「」バババババッ!!!

ゲリュガンシュプ「」バダンッ!!!

ボロス「」ポポンッ



船「」ォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

船「」ガキッ!!

ガッシャン!!!



ボロス「エンジン点火ッ!!」カチッ!



船「」ドンッッッ!!!!!!

ジッ…

















ボグォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

船「」キィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ…

4人「・・・!!!」

ボロス「・・・充満している水素の中で、エンジンを点火。惑星を覆う水素が燃焼し、何もかもを吹き飛ばす」

ボロス「古いアトラクションは爆発で消し飛び、この惑星の景観も大きく変わるだろう」

ボロス「全てを一新しなくてはな・・・新たなるラケゾラス星の誕生」

ボロス「新しい誕生祝いだッ!」

ゲリュガンシュプ「ボロス様・・・」

ドコノホシガイイ? アンテイシタショクニツケルホシナラ…

ゲリュガンシュプ「誰も聞いていません」

ボロス「ヌウ」

ボロス「聞けッ!」ダンダンダン!!!

ローリー「ああ・・・何だ?」

ボロス「何だじゃあない・・・」ハァ

ボロス「改めて自己紹介をしよう・・・俺はボロス。全宇宙の覇者となる男だ」バン!!!

ボロス「お前たちを正式に・・・このボロスの部下に任命しよう!」

ボロス「職など気にせずともよい!我々と共に旅をし・・・宇宙を牛耳る!」

ボロス「皆、ついてこいッ!!」グッ!!

4人「・・・」

4人「・・・はいッ!!!」

ボロス「よし・・・そして我々は・・・暗黒盗賊団『ダークマター』と名乗るッ!我々が宇宙を支配するぞッ!!!」バァァーーーーーーーーン!!!

船「」キィィィイイイイイ…

イイイ…



「」…ザッ

「・・・」ピッ…

「調査報告。ラケゾラス星ノ大気ガ一瞬ニシテ燃焼。原因ハ水素ガスト思ワレマス」

「・・・ハッ。生キ残リハオリマセン。ミミズハスベテ消シ飛ンダ模様。タダシ、地下施設ノガレキマデハチョウサシテオリマセン」

「・・・分カリマシタ。調査致シマス。ソレト、故障シタ粗悪ナ電子制御機器ガ発見サレマシタ。研究サンプルニ致シマスカ」

KM1Lov5U「・・・!!!」ギ…

KM1Lov5U「ナンンンンンダダダ・・・ノノノコココ・・・!!!」ギギギ…!! ギギギ…!!

「・・・了解シマシタ。ゴ命令通リ・・・」

「」ガシャッ

「『消去』致シマス」ジャキッ…

KM1Lov5U「レ・・・!!!」

「」グワシィ!!!

KM1Lov5U「コ・・・コココ・・・!!!!」ギギギギギギ…!!!

「」バヂッ!!!

KM1Lov5U「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ!!!!!!!

KM1Lov5U「」ガクッ…

KM1Lov5U「」ガシャァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「・・・」ガシャッ

「消去完了シマシタ。コレヨリ、帰還致シマス」

「・・・了解シマシタ。帰還ノ前ニ、ボロス一味ヲ追跡致シマス」

「以上デ通信ヲ終ワリマス」ピッ

「・・・」

「ボロス・・・カ」

「」ガシャンッ!

ガッシャン ガッシャン

ガッシャン ガッシャン ガッシャン ガッシャン

「消去セヨ、消去セヨ、消去セヨ!!!」ガッシャン ガッシャン ガッシャン ガッシャン

今日はここまで。
グロリバース参入はいつになるか・・・

ボロスはいつサイタマに殺されるのか楽しみだなー
なんなら俺がボロスす殺そうか?

>>200-203
土に還れ

船「」キィィィィィィィィィィィィィ…

ボロス「・・・燃料はまだ大丈夫か?」

ローリー「うーん・・・そろそろ補給した方がいいと思いますね、ボロス様」

ローリー「補給できる惑星は近くにありますが・・・そこを過ぎるとしばらく補給地になる惑星はなくなります」

ローリー「到着する頃には燃料切れになるかもしれないですね」

イアン「じゃあ、一番近い惑星で補給だな」

スーザン「なんて星?」

ゲリュガンシュプ「惑星テリーだ」

4人「・・・!?」ガタッ

スティーブン「ゲ・・・ゲリュガンシュプ様ッ!?惑星テリーって・・・!」

スティーブン「数千年も戦争を続けているあの星ですか!?」

ゲリュガンシュプ「ああ」

スティーブン「危険ですよ!!惑星の住民達も戦争狂!襲われますよ!?」

ボロス「・・・好都合だな」

4人「!?」

ボロス「それだけ戦争がしたいということは・・・かなりの戦力になるだろう」

ボロス「それに、『俺の下につけば戦争させてやる』と言えば簡単に手玉に取れるかも知れん」

ボロス「もっと言えば・・・そこまで影響力の強い惑星を滅ぼせば、宇宙の掌握も近くなる」

ボロス「決まりだ。燃料を補給し、その惑星を滅ぼすぞ」キィ

5人「・・・はいッ!!!」

船「」キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイ…

船「」ガキッ!!

ガッシャン!!!

ボンッ!!!

ボォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

船「」ボォォォォォォォオオオオオオオオオオオオ…

オオオオオオオオ…

船「」ズズ…ン…



ゲリュガンシュプ「・・・到着です」ピポパピポ

ゲリュガンシュプ「この補給エリアで・・・そうですね・・・10分もいれば満タンです」

ボロス「それにしても・・・反物質を補給できる場所は少ないのだな」

ゲリュガンシュプ「対消滅エンジンが普及しているところなんて少ないですからね・・・タイム・ウォーの主力の種族が持ってるくらいでしょうし」

ボロス「・・・ということは、この惑星もタイム・ウォーに参戦したということか」

ゲリュガンシュプ「ええ。ここのオウテスという民は、さっきスティーブンが言いましたが全員が戦争好きです」

ゲリュガンシュプ「タイム・ウォーなんて全宇宙を巻き込んだ大戦争、参戦しないはずがありませんよ」

ボロス「そうだな・・・」

ゲリュガンシュプ「オウテス族はガノギト族と共に戦った種族です。まあ・・・ラトリケ族の壮絶な反撃が始まると、ラトリケ側についたんですがね」

ボロス「・・・裏切ったのか」

ゲリュガンシュプ「ええ。勝って甘い汁をすすりたかったんでしょう」

ゲリュガンシュプ「その後、ガノギト族とラトリケ族は共に滅亡しました。オウテス族はラトリケ族も裏切り・・・」

ゲリュガンシュプ「今も戦争を続けているのです」

ボロス「・・・卑怯者が」

ゲリュガンシュプ「・・・そういえばラティノ族はラトリケ族側だったんですね」

ボロス「・・・貴様の種族はどうだったんだ?」

ゲリュガンシュプ「私の種族は中立でした。ガノギト族に惑星を蹂躙されましたがね・・・」

ボロス「・・・」

ゲリュガンシュプ「もし私がガノギト族側なら、子どもの頃に貴方を殺していますし」

ボロス「・・・よほど苦い思い出があるということだな。タイム・ウォーに」

ゲリュガンシュプ「・・・ええ」

ボロス「・・・ん?」

ボロス「」キョロ キョロ

ゲリュガンシュプ「・・・どうかされましたか、ボロス様?」

ボロス「あの4人はどこへ行った?」

ゲリュガンシュプ「先に降りましたよ。市場で買い物に・・・」

ボロス「・・・我々も行こう」ガタッ

ゲリュガンシュプ「そうですね。本当はラケゾラス星で買い物をしたかったのですが」

ボロス「妙なミミズに、狂った機械で大変だったものな」

ゲリュガンシュプ「ええ。後で調べたところ、あの故障した機械は全て機械工場の89t49fcIというレーンで作られていたようです。他の開発レーンのものは無事だったようです」

ボロス「・・・元々壊れていたということか?」

ゲリュガンシュプ「さあ・・・開発された時点であそこまでイッていたとは考えにくいですが・・・」

ゲリュガンシュプ「とにかく、89t49fcIのものが不良品だったのは確かです」

ボロス「・・・」











ザワザワ ガヤガヤ

ローリー「・・・ッ!!!」ジャキッ!

続きは夜

男「おいおい外人サマだぜェェ・・・殺ろうぜなァァ」バキ ボキ

男2「ギシャシャシャシャシャシャシャ」ベキベキ

ジリ… ジリ…

スーザン「・・・!」ジャキ…

イアン「フツー戦争に走ってる星ってのは・・・政府とかお偉いさんが戦争したがってるモンだと思ってたが」

イアン「コイツらは違うな・・・本当に国民1人1人が戦争狂だ」ガシャッ!

スティーブン「・・・」ジャカッ

ローリー「・・・1、2の3でやるぞ」

3人「」コクッ

ローリー「1・・・2の・・・」

ローリー「3」タンッ

3人「」ダンッ!!!

ズバズバズバッ ザクゥゥッ!!

男「ぐッ・・・!!!」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!









男「・・・素晴らしいィ」ニィィイイ…

4人「ッ!?」ゾクウッ

男「」…ドチャッ

4人「・・・!?」

男2「オラオラオラァァアアアアッ!!!なァーーに止まってんだコラァアアアア」ダッ

4人「!」

ローリー「そうだ・・・この全員が俺達を狙ってるんだ」ジャッ!!

ローリー「うろたえるなッ!!!」ザンッ!!!!

3人「ああッ!!」ダッ!!

ザクウッ ズバアアアッ ベギィッ ボギャァアアア

ズガガッ ジャガアアッ ズギャッ ガスッ ガスッ ブシャアアアアッ

イアン「フンッ!!」スパァァアアン!!!

ヒュ…

イアン「ッ!!」ザグゥウウッ!!

イアン「チッ・・・」ボタタタタッ

ローリー「うぐッ」ビシィッ!

ローリー「ッ・・・」ガクガクガク

ローリー(この人数・・・ッ!!)

スーザン「・・・ッ!!!」シュガアッ!!

イアン(まずい!他の3人も追い付けなくなっているッ!!)

イアン「チイイッ!!」ブンッ!

ズパァアアアアン!!!

グォッ!!

イアン「」ハッ!

ドゴォッ!!!

イアン「ッ・・・!!!」ゴプッ

スティーブン「!イアンッ・・・」

スティーブン「ぐあばッ」ドゴォオッ!!

スティーブン「」ドサッ

スーザン「スティーブン・・・ッ」ヒュ…

スーザン「かハッ」ドズッ!!!

ローリー「スーザンッ!!3人とも!!!」

男3「どこ見てんだ?」スゥ…

ローリー「」ハッ!!!

ベギャァァアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!





ローリー「」ドサッ…

男3「ッとォ・・・」グイ…

男4「おいおい、殺すなよ。そこの第7留置場に連れていこうぜ。アポとって」

男3「そうだな。こいつらがどこの惑星のヤツかは知らねーが・・・」

男3「突き止めれば、また戦争ができる」ニィイ…

10分後・・・

ボロス「・・・何?」

ボロス「留置場だと・・・?」グイ

男4「ア・・・アヒィ・・・」ボロッ…

ゲリュガンシュプ「どういうことだ?」

男4「だ・・・誰が言う・・・か・・・」ググ…

ボロス「そうか」グイ…



男4「」ゴギィッ!!!

男4「」…ドサッ

ボロス「第7留置場・・・そこに囚われたようだな」

ゲリュガンシュプ「いきなりですね・・・やはりこの惑星・・・」

ボロス「第7留置場は政府が運営している9つの留置場の1つだ」

ボロス「到着してすぐに・・・ここの政府に殴りこむことになったな」

ゲリュガンシュプ「ついでに留置場の者たちも解放しましょう。部下に引き込むことができれば・・・」

ボロス「そうだな。だがそれでは船が小さすぎる・・・」

ボロス「・・・丁度、超光速飛行が可能な船・・・もっと燃費がよくてパワーのある船が欲しかったところだ」

ゲリュガンシュプ「・・・?」

ボロス「この惑星の軍艦を一隻・・・」

ボロス「『泥棒』しよう」バァァーーーーーーーーーーン!!!

今日はここまで。

大総統府・・・

部下「ぐあ・・・ば・・・」ギギギギギ…

ボロス「」ギギギギギ…

部下「ば・・・ば・・・・・・」ギギギギギ

部下「」ガクッ

部下「」ドサッ

ボロス「・・・」

大総統「・・・お見事」

大総統「城の警備を突破してここまでやってきたわけか・・・」

大総統「・・・して、用件はなんだ?」

ボロス「・・・私の部下が、第7留置場に囚われているのです」

大総統「・・・それでどうしろと?」

ボロス「彼らを解放していただきたい」

大総統「・・・いいだろう。そのくらいならな・・・」

大総統「この惑星にある留置場は犯罪者を確保するというより・・・異星人の確保に使われている。大罪を犯した異星人でないなら許可しよう」

ボロス「・・・はッ」

大総統「用はそれだけか?」

ボロス「・・・もう1つございます」

大総統「何だ」

ボロス「この惑星の留置場に囚われた者たち全員を『解放』していただきたい」ドン!!!

大総統「・・・何?」

ボロス「その者達全員を私の部下に引き入れたい」

大総統「・・・」

大総統「断る。全ての留置場だと?何万もの者どもが確保されておる」

ボロス「そのすべてを私の部下にしたいのです」キッ!!

大総統「断る!国家反逆罪とし、貴様を処刑するッ!!!」ガタッ!!

ボロス「・・・そうか」

ゲリュガンシュプ『ボロス様』シュオンッ

ボロス「!・・・ゲリュガンシュプ」

ボロス「・・・このテレパシーの感覚は嫌になるな」

ゲリュガンシュプ『なるべくソフトにやってるんですが・・・』

ボロス「これでもか?」

ゲリュガンシュプ『はい』

大総統「訳の分からないことを・・・ッ!!」ギリ…ッ!

大総統「貴様ァッ!!貴様は今!我々オウテス族を敵にまわしたのだぞォッ!!そのことに関し――」

ボロス「黙れ」ギロ

大総統「」ビクッ!

ボロス「・・・今忙しいんだ」

ゲリュガンシュプ『第7留置場、解放に成功しました』

ボロス「・・・でかしたぞゲリュガンシュプ」ニィ

ボロス「・・・さて」ユラ…

ボロス「用件は何だ?大総統・・・」ユラァ…

大総統「・・・!!!」

大総統「何だその態度はッ・・・!!」ギリ…!

大総統「殺せッ!!殺せ殺せッ!!皆の者ォォオオーーーーーーーーーーーーッ!!!」

大総統「ヤツを処刑しろッ!!体のパーツごとにバラバラに分解しろォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

軍「・・・ウ」

軍「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」ドォォォォォォオオオオオオオオオオ!!!

ボロス「・・・」

ボロス「・・・やれやれだ」

ボロス「」ヒュ…ッ



軍「ぐわばああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ズバァァァァアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!

大総統「!?」

ボロス「」シュッ…

ドギャ ベギャ ボギョ バギ グシャ ドゴ メキャ ドガッザァ!

ズガガッ ベゴォ ベギャン ドグシャァ ドギィ マギ ドグチア ボムギ!!

ボロス「」ス…

ボロス「」ストンッ

軍「」ボドボドボドボドボドォォォオオオッ!!!!

ボロス「・・・これで全軍か?違うだろう」ザッ…

大総統「・・・!!!」

大総統「全軍!ヤツを処刑せ――」

部下2「大総統閣下ァッ!!!」タタタタタタタ

大総統「何だ!」バッ!

部下2「大総統府の周囲を・・・数千人の異星人が包囲していますッ!!」

大総統「な・・・」

大総統「何ィィィ~~~ッ!?」



ボロス「」ニヤッ

民衆「」ドジャァァーーーーーーーーーーーーーン

ゲリュガンシュプ「全員に告ぐッ!!」

ゲリュガンシュプ「諸君ら第5・第6・第7留置場の者達は・・・この惑星の民によって虐げられてきたッ!!」

ゲリュガンシュプ「そんな日々は今日で終わりだッ!!諸君らはこれから、種族の垣根を越えた、全く新しい『組織』の一員となる!!」

ゲリュガンシュプ「オウテス族の民もよく聞くがよいッ!!ボロス様の下につけば・・・お前たちの体験したことのない、別次元の『戦争』ができるッ!!」

民衆「」ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

ゲリュガンシュプ「今の大総統はチンタラ戦争をやっている・・・前のもだ!その前も!これから先もずっと!!」

ゲリュガンシュプ「お前達が真の戦争狂ならッ!!ボロス様の下につけッ!!」

民衆「」ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ゲリュガンシュプ「そのためにはまずッ!!この政府を倒すのだァァァアアーーーーーーーーーーーーッ!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

ゲリュガンシュプ「・・・戦争意識が忠誠心さえひっくり返すとはな」

ローリー「ええ。これでこの惑星の住民は全員政府を裏切ったも同然ですね」

ローリー「残る6つの留置場からも応援が来ています」

ゲリュガンシュプ「うむ・・・」

ゲリュガンシュプ「・・・ローリー!突撃の指示を」

ローリー「ええ!」グッ…

ローリー「」スゥ…

ローリー「目的は大総統府の破壊ッ!!そして、連中を根絶やしにすることッ!!」

ローリー「突撃せよォォォォーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ビッシィィ!!

民衆「どぉぉらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バァァアアアア!!!!



ゴ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

大総統「・・・!!!」グラグラグラッ!

大総統「何だ・・・!この地震はッ!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

部下2「この惑星の民全員が襲撃してきているのですッ!!」

大総統「何だとッ!!これまでこの星を育ててきたのは・・・!私だというのに・・・!!!」

大総統「私がいなければ戦争はできなかった!!私がいなければ政治は成り立たなかったッ!!全て私が築き上げたもの・・・!!!なのにッ!!」

大総統「薄情者どもがッ!!!」ダァン!!!

ボロス「あー・・・激昂の最中で申し訳ないが」

ボロス「少し『軍艦』を借りたくてな・・・何、1隻でいい。永遠に借りるだけだ・・・」

大総統「・・・!!」

ボロス「では」ダンッ!!



軍「」バァアッ!!!

ボロス「邪魔だッ!!」シピピィ!

軍「ッ!!!」ズバァァアアーーーーーーーーーーーッ!!!

軍「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ブゥゥッシュウウウウーーーーーーーーーーーーーーッ!!!

ボロス「」タンッ タンッ

軍「そこで止まれッ!!」ズラァアアッ!!

ボロス「!」

ボロス(階段を塞ぐか・・・)タンッ

軍「止まれと言っている!!」

ボロス「・・・」タンッ タンッ

軍「う・・・撃てェェェェェエエエエエエエ!!!!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

ボロス「・・・」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!

ボロス「」ス…

ビャギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!!!!!!!!!!

ズガァァアアアアアン!!!!!!!! ドドォォォオオオオオオオオオオオオン!!!!

軍「な・・・ッ」ドドドドォオオオオン バグォォォオオン!!

軍「素手で小型ミサイルの雨を弾いているぞッ!!!」ドォオオオオン バグァァアアン!! ズバァァアン!!

ボロス「」タタタタタタタタ…!!

軍「あ、上がってくるッ!!」ドゴォォオオン!! ドガァァアアン!!

ボロス「」ヒュ…



軍「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああ」ボグワァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!



ボロス「」…スタッ

ボロス「・・・」パタ パタ

ボロス「・・・ここが格納庫か」

ボロス「そしてこれが・・・」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ボロス「戦艦・・・!!オウテス族の・・・戦艦・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨









戦艦「」ズッギャァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

今日はここまで。

民衆「」ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

部下2「大総統閣下!お逃げをッ!」バッ

大総統「う・・・うむ!」

ヒュンッ…

部下2「ぐぶッ」ザグゥッ!!!

部下2「流れ・・・だ、だ・・・ま・・・」

部下2「」ドサッ…

大総統「・・・!!」

大総統「」ダッ!!

ローリー「逃げたぞッ!!追えェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

シュンッ…







民衆「」パッ

民衆「!?」

ローリー「こ・・・ここは!?」

スーザン「突然場所が変わった・・・!!」

イアン「気をつけろッ!!敵の幻術かも知れんぞッ!!」ジャギィイッ!!!

民衆「・・・!!!」ゴクッ

「・・・」















ボロス「ようこそ、我が船へ」

民衆「ッ!?」ザワッ

ゲリュガンシュプ「ボ・・・!」

ゲリュガンシュプ「ボロス様ッ!?」

民衆「!?」

民衆「」ア…アレガ? バカ!アノオカタダ! コウゴウシイ…

ボロス「・・・なかなかいい数だ」

ゲリュガンシュプ「はッ・・・」

ボロス「・・・皆の者!」

民衆「は・・・はいッ!!」

ボロス「・・・ご苦労だったな」

民衆「・・・!!!」

ボロス「ゲリュガンシュプ!来い!」

ゲリュガンシュプ「はい!」シャッ!

ボロス「後の者はくつろいでおけ!この船はオウテスの軍艦だ。設備は整っている」

民衆「」ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ボロス「・・・」ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ボロス「・・・ついてこい、ゲリュガンシュプ」ザッ… ウオォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ゲリュガンシュプ「はい」フワ…



ゲリュガンシュプ「軍艦を一隻奪い、テレポーテーションで全員を引き上げる・・・素晴らしいです」フヨフヨ

ボロス「・・・フン」

ボロス「」ピッ

扉「」ガン!

扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン…

ボロス「・・・ここが操縦室だ」ゴウン ゴウン ゴウン…

ゲリュガンシュプ「ほぉー・・・」ゴウン ゴウン

ボロス「これからこの惑星を破壊する」

ゲリュガンシュプ「!」

ボロス「軍艦一隻で惑星と戦う・・・フン」

ボロス「大総統にとっては最後の全面戦争だ」ギィ…

ゲリュガンシュプ「・・・!!」

ボロス「フー・・・」ドサッ

ゲリュガンシュプ「・・・」ギィ…

ボロス「・・・」

ボロス「・・・始めるぞ」



戦艦「」ドン!!! ドドドドドドドドドドドドドドドンン!!!!

部下3「・・・!!」チャッ

部下3「ミサイル発射しました!」

大総統「・・・!フォースフィールド全開ッ!!」

部下3「はいッ!!」パチ パチ パチ

ゲリュガンシュプ「ボロス様!フォースフィールドが・・・」

ボロス「・・・妨害電波急げッ!」

ゲリュガンシュプ「はいッ!」ピッ



戦艦「」キィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!

部下3「フォ・・・フォースフィールド減衰ッ!ミサイルを止められません!!」

大総統「何ィィッ!?」

大総統「ぐ・・・!!全艦隊オートパイロット!起動だッ!!」

部下3「ぜ・・・!全艦隊オートパイロット起動!」カチカチカチ

大総統「急げ!!」

ヴォン…ッ

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!



ゲリュガンシュプ「!!!」

ボロス「・・・他戦艦が出撃する」

ゲリュガンシュプ「ま・・・まずいですよボロス様」キィ

ゲリュガンシュプ「この戦艦は普通の戦艦・・・!数万もの艦隊で攻撃されたらひとたまりもありません!」

ボロス「・・・そうだな。だから・・・」

グンッ…

ボロス「俺が直々に行くッ!!!」ダンッ!!!!

屋根「」バギィインッ!!!!

ゲリュガンシュプ「!?うッ・・・」

ゲリュガンシュプ「緊急シールドッ!!!」ポンッ!

シールド「」バンッ!!!!

ゲリュガンシュプ「・・・ハァ」

ゲリュガンシュプ「ボ・・・ボロス様・・・!?」





ボロス「」ゴォォォォオオオオオオオオオオ…

ボロス「」スゥ…

     メ     テ     オ     リ     ッ     ク     バ     ー     ス     ト



カッ!!!!!!!!!!!

ドドドドドドドドドゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



大総統「!?」

部下3「なッ・・・!」



シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

ボロス「」…ヴンッ

大総統「何・・・!!!」

大総統「数千万隻の戦艦を・・・!1秒足らずで・・・!!!」

ボロス「」シュウウウウウ…

大総統「何なのだアイツはッ!?何なんだ!!」

部下3「閣下ッ!ミサイルがァァーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」







カッ

キュドォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

ゲリュガンシュプ「・・・!!!」

ゲリュガンシュプ「大総統府、爆裂!!」



民衆「」ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゲリュガンシュプ「ボロス様・・・!!」ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…



ボロス「・・・」

ボロス(本当に死んだかどうかを確かめるまで・・・艦には戻れんな・・・)

ボロス「ッ!!」

ギ… ギギ…

ボロス(何・・・!!)

ギギギギギギギギギギギギギギギギ

地面「」ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ

ボロス「・・・!!!」



ギャンッ!!!

砲台「」バァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

ボロス(砲台・・・ッ!!それもとてつもなくデカいッ!!)

ボロス(おそらく・・・!惑星のエネルギーを利用するタイプ!)

大総統「ハッハッハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

大総統「そう簡単には死なんよォ!ボロスゥゥ」

大総統「最後の一撃をくれてやる・・・!!惑星の全エネルギーを利用したキャノン!!」

大総統「命中せずとも、貴様等はッ!爆発的エネルギーの余波により全滅だアアアアアアアアアアアアアアアア」



ボロス「・・・」

ボロス「」ググ…ッ

ボロス「」ググググググググググ…ッ!!!!

大総統「!」

大総統「また何かしようとしているなッ。そうはいかん!!!」サッ!

大総統「消し炭となって!宇宙空間を永遠にさまよえェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」カチィッ!!!!

砲台「」キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ…!!!!!!!!!!!



ボロス「ならば・・・こっちも切り札を使おう・・・」

バヂバヂッ バヂィイッ!!!

ボロス「惑星の表面ごと貴様を消し飛ばしてくれる」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂィィイイイイイイ!!!!!!!!!



ボロス「崩星咆哮砲ッ!!!!!」ドッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!

砲台「」ドッッッ!!!!!!!!!!












キュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







ボロス「・・・」

ゲリュガンシュプ「・・・!!!!」

ゲリュガンシュプ(わ・・・惑星を吹き飛ばした・・・!!)

ゲリュガンシュプ(あんな場所にまで移動している・・・!!!なんて桁違いな・・・!!!)

ボロス「」スン…

ボロス「」ガクッ…

ゲリュガンシュプ「ああッ!」キンッ!!

ボロス「」ビタァッ!!!!

ボロス「」…フワ フワ

ゲリュガンシュプ「・・・」ホッ

ゲリュガンシュプ「・・・お疲れ様でした。ボロス様」

今日はここまで。

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