サッカー部主将「賞金を手にする為に他の部を倒す!」 (14)



サッカー部「「おおおおおおおお!!!」」


サカ主将「俺達にはこれまでで育ててきた足がある!」

サカ主将「そして根性、持久力!」

サカ主将「きっと天敵は憎き野球部くらいのものだろう!」



サカ主将「なので今から俺達は太極拳をマスターしてから薙刀を習得する!!!!」


サッカー部「「!?」」



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女マネージャー「あ、あの…! どうして太極拳を……?」

サカ主将「理事長が開催するバトルロワイヤルは基本的に何でもありだ」

サカ主将「重傷、重症の域でなければ何をしても構わない!」

サカ主将「要は気絶させられれば敗けなのだからな」

女マネ「でも、なんで太極拳?」


サカ主将「合気道部と空手部、奴等との接近戦に備えてだ」


サカ後輩「先輩! でも……俺達はサッカー部なのに、そんな戦い方…」

サカ主将「強制はしない、己の力とボールとの友情を信じる者だけが俺と鍛練を積むんだ!」


サカ主将「開催する日は今日より一ヶ月後だ!」

サカ主将「皆それぞれ戦いの準備をするように、以上!!」


サカ部員(物凄い不安だけど……仕方ない)

サカ部員2(去年は主将の先輩がボクシング部にめったうちにされて、大会に出れなかったんだ)

サカ部員2(主将は皆を守るために、大会の為に強くするつもりなんだ)


男マネ1年(誰かバトルロワイヤルにつっこめよ……)



剣道部主将「賞金をかけてのバトルロワイヤル……やっぱり今年もきたか」

剣道女マネージャー「どうしますか主将」

剣道部主将「むぅ……やっぱ部費に自由予算300万円は欲しいよなぁ」

剣道部員「主将! 私、猫飼いたいっす!」

剣道部員2「良いなあ、私も猫欲しいー」

剣道部員3「スコティッシュとか可愛いよねー!」




< 「キャー♪」


剣道部主将「……」

剣道部主将「仕方ない、また今年も俺が部員の為に戦うか」

剣道女マネ「あはは……大変ですね毎年」

剣道部主将「俺以外全員女子だからな、怪我させる訳にはいかんだろうよ」




野球部員「なん……だと…」



野球部主将「聞こえなかったのならもう一度だけ言ってやろう」

野球部主将「我々は今回の戦いに備えて、手芸部と手を組む」


野球部員「ま、待ってくれ! なんで手芸部なんだ!!」

野球部員2「そうだぜ! あいつら……はっきりいって弱すぎだろうが!」


野球部主将「策がある」

野球部員3「一体、どんな!」


野球部主将「……耳を貸せお前ら」


野球部員達「「・・・」」スッ

野球部主将(むさいな……)



< ボソボソボソ……


野球部員達「「!!」」

野球部主将「この戦い、我々の勝利だ」



帰宅部「帰ろうぜ」

帰宅部2「だるかったわぁ」

帰宅部3「なんか来月中にバトルロワイヤルだってー」

帰宅部4「うわー」

帰宅部「帰ろうぜ」

帰宅部2「今日の授業だるかったわぁ」

帰宅部3「賞金300万円とか夢あるよなー」

帰宅部4「ふわぁ…」アクビ


帰宅部「とりあえず帰ろうぜ」


弓道部主将「……」

弓道部主将「みんな、わかってるわね」


弓道部員「はい、先輩!」

弓道部員2「今回の戦いではこれを使うんですよね!」ガシャッ

弓道部員3「すご、かっこいい」


弓道部主将「ええ、前回私達が敗北したのは『弓矢』という前時代の武器故の欠点だったからよ」

弓道部主将「日々の練習は絶対的な命中を誇る」

弓道部主将「けれど殺傷力の無いゴム製ではアメフト部と野球部の前では無力だったわ」



弓道部主将「……だから今回の私達は、麻酔銃で止めを刺す」





茶道部員「なにこれ」

茶道部長「ウォーターガン」

茶道部員「かっこよく言うなや! これ要は水鉄砲やん!!」

茶道部長「こいつに熱々の抹茶を入れて他の部の口に叩き込むのさ」

茶道部員「アホやろ!! それで気絶させられるんかい!!」

茶道部長「睡眠薬をたらふく入れとけばイチコロさ」

茶道部員(アホやった……)








放送部長「立て籠りに決定」


放送部員達「「異論無し」」










吹奏楽部長「どうやって戦おうね」


吹奏楽部員「楽器で殴るとか……?」

吹奏楽部員2「音が出なくなるよ」

吹奏楽部員「前回は不参加だったけど、やっぱり300万円欲しい」

吹奏楽部長「んー……」


吹奏楽部長「……僕の彼女、薙刀部の主将なんで手を組めるか聞いてみようか」


吹奏楽部員達「「!?」」



卓球部主将「サーッ!!」ガンッ

< コンッッ!!

卓球部副主将「サーッ!!」ガンッ

< コンッッ!!

卓球部主将「サーッ!!」ガンッ



卓球部員「気合い入ってるな」

卓球部女マ ネージャー「今回のバトルに使う武器はピンポン玉の代わりにパチンコ玉だしね」

卓球女マネ「多分、あの二人のスマッシュ受けたら死ぬよ」

卓球部員「……」

卓球部員「それダメじゃね?」

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