モバP「自由人のしんりゃく」 (30)
楓「プーロデューサーあーそーぼー」
ピンポーンピンポーン
ガチャッ
こずえ「ふぁー…かえでー」
楓「あれ?なんでこずえちゃんがいるんですか?」
こずえ「おとまりー」
楓「プロデューサー!」
P「何ですかもう…朝の9時から…」
楓「おじゃまします」
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楓「なんでこずえちゃんがプロデューサーの部屋にいるんですか?」
P「こずえの両親が海外に出張なので預かってるんですよ」
楓「ずるいですよプロデューサー…こずえちゃんを独り占めなんて…」プニプニ
こずえ「ぷあー」
楓「とりあえず状況は分かったのでオセロしましょうオセロ」
P「なんですかいきなり…」
楓「じゃあこの金平糖を一人五個ずつ渡します」
P「聞いてないし…」
楓「勝ったら相手に一個渡していきましょう」
こずえ「食べちゃ…だめー?」
楓「オセロで勝てばもっと食べられますよ」
~数十分後~
楓「こずえちゃん強すぎじゃないですか?」
P「なんか知らない間にこずえに全部取られましたね…」
こずえ「ありがとー」ポリポリ
楓「頭使ったら眠くなっちゃいました…」モゾモゾ
P「勝手にベッドにもぐりこまないでくださいよ…」
こずえ「こずえもおひるねー」
楓「おいでおいで」
P「もうテレビ見よ…」
~数時間後~
楓「おはようございますプロデューサー」
こずえ「あれー…ぷろでゅーさーはー…?」
楓「まさか私たちを見捨てて…」
ガチャ
P「ただいまー」
楓「どこ行ってたんですか?プロデューサー」
P「昼食の材料買いに行ってました」
こずえ「ぷろでゅーさー…こずえのこときらいになったのー?」
P「え?そんなことないけど?」
こずえ「よかったー」
楓「お昼はなんですか?お腹すきました」
P「あなたオセロして寝てただけでしょ…」
楓「いいからいいから」
P「焼きうどんですけど楓さんはお昼なしですよ」
楓「え?」
P「え?」
こずえ「じょうだんだよー」
P「そうですとも」
楓「そうですか」
楓「まだですかー?焼きうどん」プニプニ
こずえ「ぁだー?」
楓「早くしないとこずえちゃんのほっぺがー」
P「もう少しだからやめなさい」
こずえ「ぷあーい」
楓「仕方ないですね…」
そわそわ そわそわ
くんかくんか くんかくんか
楓「やっぱりいい匂いがしますね」
P「それも禁止です!」
こずえ「いただきますー」
P「いただきます」ニュルニュル
楓「いただき…えっ?」
P「どうしたんですか?楓さん」
楓「なんでマヨネーズかけるんですか?」ヒョイヒョイ
P「質問に気をそらせておいてピーマンをこずえの皿に移すとはたまげたなぁ」
こずえ「すききらいするとおおきくなれないよー?」
楓「こずえちゃん、そんなことはないですよ」
P「楓さんが言うと説得力が違うなー」
もぐもぐ もぐもぐ
楓「今日、分かったことがひとつあります」
P「どうしたんですか?」
楓「こずえちゃんと一緒に寝ると快眠できます」
P「(どうでもいい…)」
楓「こずえちゃん家に持ち帰っていいですか?」
P「ダメです」
楓「お昼食べたので少し運動しましょう」
P「食後に運動ですか」
楓「こずえちゃん、おやつ買いに行きましょう」
こずえ「こずえはねー…しゅーくりーむたべたいー」
楓「コンビニ行きましょうか」
P「いってらしゃい」
楓「え?」
P「え?」
楓「シュークリームいらないんですか?」
こずえ「ぷろでゅーさー…いっしょにいかないのー?」
P「しょうがないなぁ!こずえはかわいいなぁ!」
楓「私はこずえちゃんに頼まれたら何でもしちゃいそうです」
こずえ「こずえはねー…これがいいー」
P「豆大福…シュークリームじゃなくていいのか」
こずえ「やっぱりそれがいいのー」
楓「私はこれがいいです」
P「プリンカーオイシソウデスネー」
P「自分で買いなさい」
楓「お金持ってきてません」
P「しょうがないですね…」
P「3時になるまでたべるなよー」
こずえ「うん…わかったー」
楓「136円ですよね、はい」
P「どうもどうも」
楓「プロデューサー、マッサージしてあげますからうつぶせになってください」
P「どうしたんですか?いきなり」
楓「横になってください」
ごろん
楓「プロデューサーにはいつも迷惑かけてますから」
ぎゅっぎゅっ
楓「どうですか?」
P「いい感じでですよ」
楓「勝手に押しかけてお昼ご飯食べたり迷惑かけてすいません…」
P「いいんですよ、本当に嫌だったら居座らせないですから」
ごろん
P「(背中にやわらかいものが当たってる…)」
楓「じゃあ、これからも迷惑かけちゃいますね」
P「楓さん…」
楓「zzzZZ」
P「あら、寝てる」
こずえ「こずえもおひるねー」
ごろん
P「俺も昼寝しちゃおうかな」
zzzzZZZZZ
こずえ「おきてー…かえでーぷろでゅーさー」
楓「今何時ですか…」
こずえ「おやつのじかんー」
楓「プリンの時間…」
むくり
楓「起きてくださいプロデューサー」
P「冷たっ…」
楓「あっ、私のよだれですねそれ」
P「ちょっと楓さん…タオル持ってきてください」
楓「はーい」
ふきふき
こずえ「だいふくとーぷりんー」
楓「プロデューサーに一口あげますね」
楓「おいしかったですね」
こずえ「おいしかったねー」
P「そうだなー」
楓「おやつも食べましたし私は自分の家に戻りますね」
こずえ「かえではどこにすんでるのー?」
P「ここの隣の部屋だ」
楓「ばいばーいこずえちゃん」
こずえ「ばいばーい」
楓「プーロデューサー晩御飯一緒に食べましょう、野菜炒め作ってきましたよ」
ピンポーンピンポーン
ガチャッ
こずえ「いっしょにごはんー」
P「今日、カレーなんですけど…」
本日、我が家は自由人にしんりゃくされました
おわり
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