カヲル「流石に抜かずの１０連続はボクもキツイかな……っはは」ﾀﾗｰ

シンジ「ふーん、そうなんだ。…じゃあさ？このまま挿れててよカヲルくん…」

カヲル「それはいいけど……苦しくないのかい？シンジくん」

シンジ「うん、大丈夫。あと、ぎゅーってしてくれたら、…いいかも」

カヲル「……わかった」ｷﾞｭｳｰｰ

シンジ「うん。……僕が寝るまでお願いしていい？」

カヲル「わかったよ、シンジくん」

シンジ「……ありがとう……カヲルくん…………」

カヲル「おやすみ…シンジくん」

―――
――
―

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ ｼﾞｭｳｰ

ｶﾁｬ

――

シンジ「そろそろ起きてよーカヲルくん、ねぇ、ねぇってばー」ﾕｻﾕｻ

カヲル「う、うーん……シ…ンジ…くん…？」

シンジ「うん、ほら早く起きてよカヲルくん」

カヲル「？………イイ匂いがするね？シンジくん」

シンジ「？…僕のこと？…それとも朝食のことかな？」

カヲル「……両方さ……」ﾁｭ

シンジ「ン……なに？カヲルくん発情期？」ｸｽ

シンジ「それよりも、早くシャワー浴びてきてよ、学校に遅れちゃうよ？」

カヲル「ハイハイ、わかったよシンジくん」

シンジ「ハイはいっかーい」

カヲル「はい。……シャワー浴びてくるよ」

シンジ「どーぞー。……あぁ、着替えは準備してあるから」

――

カヲル「ふぅー」ﾌｷﾌｷ

シンジ「ちゃんと洗った？」

カヲル「も、もちろん……」

シンジ「ほんとうに？身体のすみからすみまで、しっかり洗った？」

カヲル「……」

シンジ「はぁ…。もう、今日は時間がないし、いいから早くご飯食べて」

カヲル「……はい。……いただきます」

シンジ「もっとちゃんとしなきゃダメだよカヲルくん？」

カヲル「……ごめんなさい……」

―――
――
―

ｼﾞｬｰ ｷｭｯ

シンジ「ふっー。とりあえず食器は水につけておいて……っと」

シンジ「カヲルくーん、用意できたー？」

カヲル「う、うん、お待たせ……」

シンジ「じゃあ、行こうか…（あと、コンビニも寄らないと……）」

カヲル「そうだね」


ｶﾞﾁｬ

ｶﾞﾁｬﾝ

カヲル「それにしても、たくさんお弁当買ったんだねシンジくん」

シンジ「そうかな…えっと、僕のと、アスカ、綾波の分だけだけど？」

カヲル「……ボクの分は……」

シンジ「カヲルくんはいつも女の子に貰ってるから要らないでしょ？」

カヲル「それはそうだけど、お弁当の数が一つ多くないかな」

シンジ「これ？これはアスカの為の保険だよ？足りない場合の事を考えてさ」

カヲル「そう」

シンジ「でも、コンビニ弁当っていう時点で覚悟は必要なんだけどね…」

シンジ「あっ、そろそろ学校も近いし、別々に行かないと……」

カヲル「そこまで周囲の目を気にしなくても…」

シンジ「でもカヲルくんは人気もあるし…僕はビッチだし……」

カヲル「ボクは構わない。それにシンジくんはビッチでもないさ……ただ、性に対して奔放なだけだよ」


シンジ「カ、カヲルくん」ｽｯ
カヲル「シ、シンジくん」ｷﾞｭｯ


レイ　「なにしてるの？」ﾇｯ

シンジ「わっ！？｣ｻｯ

カヲル「！？｣ｻｯ


レイ　「……なにしてるの？」ｼﾞｯ

シンジ「お、おはよう、綾波」

レイ　「おはよう、碇くん」

カヲル「おはよう、綾波レイ」

レイ　「……」

シンジ「綾波？」

レイ　「なにをしてたの碇くん」

シンジ「べつになにも？」

カヲル「そうだね。ボク達は互いに『存在』の確認をしていただけだよ、綾波レイ」

レイ　「碇くん」

シンジ「な、なに？綾波」

レイ　「幻聴がきこえるの……」

シンジ「そう……」

カヲル（…このっ…元使徒がっ…殲滅してやろうか…）

レイ　「本当はなにをしていたの？碇くん」

シンジ「……存在の確認……かな？」

レイ　「そうなの？……じゃあわたしもするわ」

シンジ「そ、それはちょっと…」

カヲル「そうだね、それはちょっとだよ、綾波ﾊﾞｶレイ」

レイ　「……」

シンジ「仲いいね…二人とも…」

レイ　「それはない……正直、これがわたしの兄だなんて身の毛もよだつもの」

カヲル「そっくりそのまま返すよ…これがボクの妹とはね…」

シンジ「あの、先に行くね…」ｽｯ

レイ　「ダメ」ｸﾞｯ

シンジ「……やっぱり？」

レイ　「まだしてもらってないもの…確認」

カヲル「角煮でも食べていればいいよ、綾波レイ」

レイ　 ｢碇くん大変…また幻聴が……」

シンジ「……これ、僕には終わりが見えないよ。綾波、カヲルくん」

カヲル「……仕方がないようだね。シンジくんしてあげてくれるかな。無理にとは言わないから無理にとは…」

シンジ「ここで？……流石にそれは…」

レイ　「なら教室で…？」

シンジ「うん､今すぐにしよう綾波」

レイ　「……きて、いかりくん///」

シンジ「じゃあ……」ｷﾞｭ

レイ　「///////(あぁ…時がみえる…）」ﾊﾌｯ

カヲル「はい、満足したのなら離れて…」ｸﾞｲｸﾞｲ

レイ　「イヤ…あと５分」ｼｶﾞﾐﾂｷ

シンジ「学校、遅刻するよ綾波…」

カヲル「ほら、シンジくんが遅刻してもいいのかい？」ﾎﾟﾝｯ

レイ　「……」ﾑｰ

レイ　「わかったわ…碇くんの為にがまんする」ﾊﾟｯ

シンジ「やっぱり、仲いいよね？」

レイ　「まったく」

カヲル「全然」

シンジ「じゃあ三人で学校に行く？」

レイ　「ええ」

カヲル「そうだね」

ﾃｸﾃｸﾃｸ

シンジ「でも、珍しいね？綾波がこんな時間に……」

レイ　「……」

カヲル「いつもはもっと早い時間に登校してるって、シンジくんに訊いてるよ？綾波レイ」

レイ　「に、二度寝したの…///」

シンジ「そ、そうなんだ」

レイ　「良く寝れなかった……だから一緒に住みましょう、碇くん」

シンジ「」

カヲル「ど、どうしてそうなるのか…き、訊かせてくれないかな…」

レイ　「碇くんが毎朝起こしてくれたら、二度寝はしないと思うの」

カヲル「すごい論理だね。では、不本意だけれどボクが起こすよ…家も隣同士だからね。どう？これでなにも問題は無いと思うけど？」

レイ　「や」

カヲル「……」

シンジ「この話しは今度ゆっくりしようよ、綾波」

レイ　「ほんと？」

シンジ「うん、ほんと。ほら、学校も見えてきてるし…」

レイ　「……わかったわ」

カヲル「どれだけシンジくんが好きなんだいキミは…」

レイ　「とても///」

カヲル「……」

シンジ「……あ」

レイ　「？」

カヲル「……校門に仁王立ちの人がいるね」

シンジ「う、うん」

レイ　「……赤鬼」

― 校門前 ―

アスカ「……」

シンジ「……おはよう、アスカ」

アスカ「あんた、なに無断外泊なんかしてんのよ？」

シンジ「む、無断じゃないよ。ちゃ、ちゃんとミサトさんに電話したよ…」

アスカ「アタシはなにも聞いちゃいないわよ」ｸﾞｲｯ

シンジ「ミサトさんアスカに言い忘れたのかな…っははは」


レイ　「……（お、お兄ちゃん、早く碇くんを助けてっ！）」

カヲル「……（わ、わかった…お、お兄ちゃんにまかせろ）」

カヲル「惣流アスｋ

アスカ「あんたはすっこんでなさいよっ！！目障りよっ！！」ｷｯ


カヲル「」

レイ　「」

シンジ「ァ、アスカ？あの、昨日の事は､あ、謝るから…き、機嫌なおしてよ」

アスカ「はあ？どうしてこのあたしが機嫌が悪くならないといけないのよ？あんたバカァ？」

シンジ「そ、そうだね……でも此処じゃ目立つしさ…と、とりあえず教室に…」

カヲル「そうｄ

アスカ「外野はだまってなさいっ！あんた達は先に行きなさいよっ！！」

レイ　「でｍ

アスカ「行きなさいって言ってんのよっ！！」

レイ　「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

カヲル「……」ﾁﾗｯ

シンジ「……」ｺｸｺｸ

カヲル「さ、先に行ってるよシンジくん」
レイ　「……」ｷﾞｭｯ

シンジ「……うん」

アスカ「さっさといけっ！！」

カヲル・レイ「！！」ﾋﾟｭｯｰｰｰｰ

シンジ「あ、あのー、……アスカ？」

アスカ「……」

シンジ「僕達も早く行かないと本当に遅刻しちゃうよ？」

アスカ「だからなに？遅刻ぐらいでビクビクすんじゃないわよ」

シンジ「そういう問題じゃなくて……」

アスカ「……」

シンジ「そ、そうだ…あの、コレ渡しておくから…今はアスカとクラスも違うし、取りに来るのも面倒でしょ？」

アスカ「なによ」

シンジ「う、うん。お昼のお弁当」

アスカ「…って、なによコンビニ弁当じゃないのよ？あんた喧嘩うってんの？」

シンジ「なんでそうなるのさ」

アスカ「……」

シンジ「アスカ？」

アスカ「いい。…いらない」

シンジ「えっ…」

アスカ「コンビニ弁当なんか、いらないって言ってんの…」

シンジ「でも、お昼どうするの？」

アスカ「食べない」

シンジ「食べないって…」

アスカ「……うるさい」


ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

シンジ「（……アスカ……僕には訳がわからないよアスカ……）」

― 教室 ―

シンジ「ふぅー。……遅刻は免れたけど」

ｶﾞﾗﾗｯ

レイ　「……良かった碇くん」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

シンジ「な、なんで泣いてるの綾波」

レイ　「もう会えないかと思ったもの…」

シンジ「……そう」

レイ　「碇くん？」ｸﾞｽｯ

シンジ「な、なんか心配かけたみたいで、ごめんね綾波」

レイ　「……」ｺｸﾝ

シンジ「カヲルくんは自分の教室？」

レイ　「ええ。……あの人は？」

シンジ「アスカも自分の教室に行ったんじゃないかな…」

レイ　「朝はいつもここに来るのに…」

シンジ「うーん。……かなり怒ってたみたいだから……理由は分らないけど」

レイ　「そう」

ケンスケ「おはよう、碇」

シンジ「おはよう、ケンスケ」

レイ　「！…碇くん席に…」

シンジ「そうだね、そろそろ授業始まるね…」

ｷ-ﾝ ｺｰﾝ ｶｰﾝ ｺｰﾝ


レイ「……起立。……礼。……着席。」

ｷﾝ ｺｰﾝ ｶｰﾝ ｺｰﾝ

― 休憩時間 ―


ケンスケ「なぁ碇、トイレいかないか？」

シンジ　「えっと……これ？」ｱｰﾝ ﾚﾛｯ

ケンスケ「///」ｺｸ　

シンジ　「いいけど、綾波がついてこないかな？（この前はガン見されたけど）」ﾁﾗｯ

レイ　　「……」ｼﾞｰ

ケンスケ「……きそうだな」

シンジ　「やめとく？」

ケンスケ「いや…いこう」

シンジ　「すきだねー …ケンスケも…」

ケンスケ「……」

シンジ　「トイレ大丈夫かな…でも、もう屋上は使用禁止だし…」

ケンスケ「時間が惜しい碇。……早く行こう」ｸﾞｲｸﾞｲ

シンジ　「ケ、ケンスケ、引っ張らなくていいからっ、焦らなくていいからっ…」ｱｾｱｾ

ケンスケ「いくぞっ碇」ﾀｯﾀｯﾀｯ

シンジ　「う、うん」ﾀｯﾀｯ

レイ　　「！！」ｶﾞﾀｯ

シンジ　「（やっぱり来るんだ……綾波）」

レイ　　「……」ﾀｯﾀｯﾀｯ

― 数分後 ―

ケンスケ「……」

シンジ　「……ケンスケにはガッカリだよ」

レイ　　「……」

ケンスケ「ごめん、碇」

シンジ　「いいけど……」

レイ　　「ぷっ」

ケンスケ「！！」

シンジ　「綾波だめだよ？笑ったら…」

レイ　　「ごめんなさい碇くん。嫌いにならないで」ｳﾙｳﾙ

シンジ　「嫌いにはならないけど」

レイ　　「良かった」ﾎｯ

シンジ　「えっと…先に教室に戻ってるねケンスケ」

ケンスケ「……」ｺｸ

レイ　　「どんまい」ﾎﾟﾝ

ケンスケ「……」

シンジ　「綾波？」

レイ　　「ごめんなさい」

―――
――
―

― お昼 ―

シンジ「今日はどこで食べようか綾波」

レイ　「ここで」

シンジ「カヲルくんは来るのかな……」

レイ　「先に食べてましょう」

シンジ「そう？……そうだね、先に食べようか綾波」

レイ　「聞きたいこともあるの…」

シンジ「？……じゃあ食べながら…」

レイ　「昨日の夜は何をしてたの？」

シンジ「……」

レイ　「碇くん？」