雪ノ下雪乃「エイプリルフール」(90)

雪ノ下(そう、明日はエイプリルフール)

雪ノ下(あれからもう一年……早いものだわ)

雪ノ下(去年までは嘘をつくイベントなんてくだらないと、存在は知っていても参加したことのないイベントだったし)

雪ノ下(それにだいたい春休み中に人と会うことも無かった)

雪ノ下(けれど今年は、積極的にいくわ……あの二人には……!)

雪ノ下(だってあの二人と来たら、去年のエイプリルフールなんてどうでも良かった私に、あんな嘘をついたのだもの)

雪ノ下(今年は私がし返す番よ)

雪ノ下(そう、まずは由比ヶ浜さん。わざわざ私の部屋に遊びに来てまで、>>3なんて嘘を……)

おう。思い立ったら吉日って奴よ。
あと一年待てねえ。
安価なら下

雪ノ下(そう、彼女が飼っている犬が猫になったなんて嘘を……)



由比ヶ浜「ゆきのん大変大変!」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、少し落ち着いて。電話でもそう繰り返していたけれど、何が大変だと言うの?」

由比ヶ浜「うちのサブレが猫になっちゃった!」

雪ノ下「……は?」

由比ヶ浜「ね、大変でしょ!?」

雪ノ下「あの、由比ヶ浜さん。何がどうひっくり返ろうとも、犬が猫になることはないと思うのだけれど……」


雪ノ下「その時の私はまだ、今日という日がエイプリルフールだと気づいていなかった……」

由比ヶ浜「そ、それはそうなんだけど……」

雪ノ下「でしょう?なぜあなたがそんなくだらない嘘をついたのかわからないけれど」

由比ヶ浜「ちょっと待って!証拠、証拠ならあるし!」

雪ノ下「え、それは……犬が猫になった?」

由比ヶ浜「うん、そう!ほら見て!」

雪ノ下(携帯の……動画……?)

由比ヶ浜「いくよっ!」

雪ノ下(……確かに猫の後ろ姿のようだけれ……)

雪ノ下「……これはなにかしら?」

由比ヶ浜「えへへ、かわいいでしょ?犬用のねこぐるみがあったから買ってサブレに着せたんだ~」

雪ノ下(通りで手足が短いと思ったわ……)

由比ヶ浜「ね、ゆきのん騙された?騙された?でもね、今日はエイプリルフールだよ!」

雪ノ下「……だからなに?だからいって人を騙していいものかしら?」

雪ノ下「ひょっとして本当に猫の映像が?と期待した私の気持ちはどうなるの!?」

雪ノ下「とまでは、さすがに言えなかった……」

雪ノ下「でもその時私は決意したわ。来年は私が騙そうと……!」

雪ノ下「そして比企谷くん」

雪ノ下「彼とは偶然、本当にたまたま本屋でばったり遭遇しただけだというのに……」

雪ノ下「まさか>>8のような巧妙な嘘をとっさについてくるなんて……!」

エロ本を買ったところを見られた

雪ノ下「そう……まさかあんな卑猥な嘘をとっさについてくるなんて……」



八幡「げ……」

雪ノ下「……ちょっと比企谷くん」

雪ノ下「げ……というのはむしろ、私がうめきたいくらいなのだけれど」

八幡「そうか、じゃあうめいて去れよ。俺もお前とは今会いたくなかったし、無かったことにしよう」

雪ノ下「……なにをそんなに焦っているの?」

八幡「い、いや?別に焦ってませんけど?」

雪ノ下「……何を後ろに隠したの?この書店の袋のようだったけれど」

八幡「お前俺のこと観察しすぎでしょ……好きなの?」

雪ノ下「いいえまったく……あなた、自首しなさい」

八幡「なぜそうなる」

雪ノ下「だって挙動不審すぎるでしょう?あなたはなにをしたの?怪しくないと言うのなら、それを証明して欲しいのだけれど」

八幡「や、実はな……え、エロ本、買ったところだったんだよ」

雪ノ下「……え?」

八幡「だから誰にもあいたくなかったんだ」

雪ノ下「え、エロ……?ひっ」

雪ノ下「そ、そうだったのね、えっと、ごめんなさいと言った方がいいかしら。あなたがまさかそんな下卑たものを買ったところだなんて思わずに声をかけてしまって。これからは二度とあなたには声をかけないようにするわ。むしろ視界にも入れたくないというか……だからあなたも」

八幡「おい。待て、おい。嘘に決まってんだろ。エイプリルフールだっつうの」

雪ノ下「……え」

八幡「ほら、ただの参考書だろ」

雪ノ下「……なんであなたが今のような嘘をついたのか理解に苦しむわね……普通に参考書と言えばいいでしょう」

八幡「まあ、折角だからなんか嘘ついた方がいいかな、と思ったんだが、俺も普段小町くらいにしかエイプリルフールなんてつかんから、つい身内モードの嘘をな」

雪ノ下「……あなた、小町さんに毎年エロ本を買ったなんて嘘をついているの?そちらの方が実際に買ったというよりも問題だと思うけれど」

雪ノ下「あれ以来、偶然彼を見かけても声をかけずらくなってしまったわ」

雪ノ下「あんなくだらない嘘のせいで……」

雪ノ下「だから絶対に今年は私の嘘で彼に一泡を……」

雪ノ下「さて、では一年考えた由比ヶ浜さんにつく嘘は……↓」

由比ヶ浜「ゆきのん、それで……大事な話ってなんなの?」

雪ノ下「ええ、実は……」

由比ヶ浜(なんだろ……今日はエイプリルフールだし、嘘とか?んー、でもゆきのんが嘘つくとは思えないし、それに、なんだか真剣そう……)

雪ノ下「私……比企谷雪乃になるの」

由比ヶ浜「へ」

雪ノ下「まだ他の人には内緒にしているのだけれど、あなたにはきちんと言っておいたほうがいいと思って」

由比ヶ浜「ちょ、ちょっと待って!え……それって……」

雪ノ下「ええ、彼と結婚することになったの。いえ、正確にはもうしているのだけれど」

雪ノ下「籍はもう入れているのだし」

由比ヶ浜「あ、あはは、ゆきのん嘘上手だね!エイプリルフールだもんね!」

雪ノ下「嘘だと……思う?」

由比ヶ浜「……」

雪ノ下「……」

由比ヶ浜「……いつから?いつからそんな関係になってたの?」

雪ノ下「>>17の頃から」

クリスマス

雪ノ下「二年の、あのクリスマスの頃からよ……」

由比ヶ浜「そうだったんだ……」

雪ノ下「ずっと黙っていてごめんなさい。でも信じて欲しい、あなたには祝福して欲しかったの

由比ヶ浜「……そっか。ヒッキーは?」

雪ノ下「ひ、八幡には、あなたには私から話すからと、言っておいたから」

由比ヶ浜「わかった……」

雪ノ下(……そろそろ嘘だと打ち明けるべきかしら?)

雪ノ下「由比ヶ浜さ」

由比ヶ浜「おめでとゆきのん!」

雪ノ下「え、ええ、ありがとう。でも実は」

由比ヶ浜「ヒッキーにもそう言っといて!あ、結婚式には呼んでよね!あたし友人代表スピーチするし!」

雪ノ下「いえ、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「でも、ごめん……今日は一人にさせて……」ダッ

雪ノ下「由比ヶ浜さん!?……行ってしまった……そうだ、携帯に……」

『お掛けになった電話は現在……」

雪ノ下「……まあ、由比ヶ浜さんにあとで嘘だと伝えるとして……」

雪ノ下「次は比企谷くんね」

雪ノ下「彼は>>20

1、自宅に呼び出していたんだったわ
2、外で待ち合わせね
3、彼の家に行くことを小町さんと約束していたわ

2は場所も

2、屋上そこで偶然由比ヶ浜が泣いてる

雪ノ下「つい先日卒業したばかりのこの学校の、屋上で待ち合わせね」


ガチャッ

雪ノ下「まだ来ていないようね……」キョロキョロ

雪ノ下「……」

雪ノ下(……なんだか、こういていると彼に告白でもするために待っているような)

雪ノ下(いえ、今日呼び出したのは彼に嘘をつくためよ。そもそも私が彼に告白なんて……)

ガタッ

>>22

1、八幡がきた
2、潜んでいる由比ヶ浜さんの物音

1

由比ヶ浜(はあ……つい逃げてきちゃった……)

由比ヶ浜(うう、でも今日くらいいいよね……泣いてるところなんて、見せられないし……)

ガチャッ

由比ヶ浜(うそ、誰かきた……!隠れなきゃっ)


雪ノ下「やっと来たのね」

八幡「おう。つうか、これでも早いほうだぞ。どんだけ前から待ってんだよ」

雪ノ下「べ、別に私がいつ来てもいいでしょう。それに呼び出したほうが早めに来ておくのは常識よ」

八幡「はいはい。で、何のようだ」

雪ノ下「ええ、実は……」

雪ノ下(私の嘘、くらいなさい)

雪ノ下「>>24

妊娠した

雪ノ下「……妊娠したの」

八幡「……誰が」

雪ノ下「もちろん私よ」

八幡「え……なにそれh

由比ヶ浜「えええええええ!!?」

雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん?なぜここに」

八幡「由比ヶ浜までいるとか……なんだよこれ……」

由比ヶ浜「ゆきのん……妊娠までしてたなんて……どうしてさっき教えてくれなかったの!?」

雪ノ下「いえその……ち、父親である彼に最初に伝えてからにしようと……」

八幡「は?父親?」

雪ノ下(なんだかややしいことになってきたけれど……一度嘘をついたからには、つき通してから真実を……!)

雪ノ下「ええ、このお腹の子の父親はあなたよ。ひ、八幡」

八幡「まったく身に覚えがねえよ……」

由比ヶ浜「……ゆきのんと結婚までしておいて、まったく覚えてないってのはちょっとひどくない……!?」

八幡「……そうか、これはあれだろ。エイプリルフールの」

雪ノ下(ほ……よかった、この辺でそろそろネタばらしを……)

ぱちーん!

由比ヶ浜「ヒッキーさいてー!ゆきのんがどんな気持ちでここまで来たと思ってるの!?」

八幡「や、でもマジで」

由比ヶ浜「ゆきのんはこんな嘘つかないよ!ヒッキーだって知ってるでしょ!?」

由比ヶ浜「……そっか。これは二人の問題だし、あたしがいないほうが話しやすいよね」

八幡「ちょっと待ておい」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、話を」

由比ヶ浜「さよならヒッキー」

雪ノ下(行ってしまった……)

八幡「……で、これはどういうことだよ」

雪ノ下「……」

八幡「妊娠って。それにあいつ、俺らが結婚とかいってたが」

雪ノ下「……実は」


八幡「お前な……エイプリルフールの嘘にしても限度があるだろ」

雪ノ下「……こんな大事になるとは思っていなかったのよ」

八幡「だいたい、俺と結婚したとか、妊娠したとか、俺ネタ多すぎだろ……」

雪ノ下「それは……」

八幡「……はあ、とにかくまずは由比ヶ浜だな。携帯も繋がらんし、メールも返ってこない。携帯自体見てないのか」

雪ノ下「……ごめんなさい、迷惑をかけて」シューン

八幡「……まあ、気にすんなよ。エイプリルフールにはりきりすぎたとか。ちゃんとネタばらしすれば笑い話になるだろ」

雪ノ下「……そうね」


由比ヶ浜「……二人とも、仲直りできたかな……」

由比ヶ浜(二人の子供か……あはは、かわいいんだろうな……あ、目がヒッキーに似たらダメかな)

>>29「あれ?」

由比ヶ浜「え」

1、小町
2、はるのん

2

陽乃「ガハマちゃん?そんな泣きそうな顔してどうしたの?」

由比ヶ浜「陽乃さん……!?」

陽乃「あ、もしかして、雪乃ちゃんと比企谷くんのデートでも目撃しちゃった?」

由比ヶ浜「……」ショボーン

陽乃「あれ、図星だったみたい?」

由比ヶ浜(……あ、そっか。陽乃さんはゆきのんのお姉さんだし、二人の結婚のこと、知ってるよね……)

由比ヶ浜「あの、実は……ゆきのんと、ヒッキーが結婚したことを、今日聞いて……」

陽乃「え、二人の結婚?」

由比ヶ浜「……?はい」

陽乃(あ、なるほど。今日は……ふーん)ニヤッ

陽乃「そっか、雪乃ちゃんつい話したんだ……」

由比ヶ浜「あたし……あたし二人のこと喜んであげたいのに……逃げ出しちゃって」

由比ヶ浜「ゆきのん、悩んでことがあったのに……力にもなれなくて……ヒッキーにも、八つ当たりみたいに……」

陽乃「ガハマちゃん……じゃあいっそ、お祝いしてあげましょうよ」

由比ヶ浜「え、でも……」

陽乃「開き直ったほうが吹っ切れるでしょう?」

由比ヶ浜「そうですね……よーし、お祝いしちゃいます!」

陽乃「じゃあ>>32

1、いっそみんなでお祝いしたらどうかな
2、雪乃ちゃんは私が呼び出してあげるから、サプライズがんばってね

2

雪ノ下「比企谷くん……」

八幡「なんだよ。今来たメール、由比ヶ浜からだったのか?」

雪ノ下「いえ、姉さんからだったのだけれど……」

八幡「陽乃さんから……?エイプリルフールだから嘘メールか?」

雪ノ下「それが、今から言うところに来ないと、私たちが婚約したと言いふらすと……」

八幡「お前……あの人にまでそんな嘘ついたのかよ。怖いもの無さすぎだろ……」

雪ノ下「それが、姉さんには言っていないの……」

八幡「じゃあどこでって……由比ヶ浜か」

雪ノ下「たぶんそうでしょうね」

八幡「で、どこに来いって?」

雪ノ下「>>34よ」

部室

八幡「部室か……で、どうする。多分、つうか由比ヶ浜もそこにいるだろ」

雪ノ下「もちろん、嘘だったことをちゃんと話して、謝るしかないでしょうね……」

八幡「けどお前さっき、言い出せなかっただろ。すげえおろおろして」

雪ノ下「……」

八幡「この場合、今さら嘘ですって言っても、そっちがエイプリルフールの嘘ってことにもなりかねんしな」

八幡「で、作戦なんだが」

雪ノ下「……どんなのかしら」

八幡「真面目にあれは嘘だったってのが言いづらいんだろ。ならいっそ、もっと嘘を加速させて、突っ込みどころ満載にしてやるんだよ」

雪ノ下「どんな風に?」

八幡「作戦1、妊娠という嘘を加速させるのに、うちの猫でも腹にくくりつけて、あれー、いきなり妊婦になってるぞ?のうりん作戦」

雪ノ下「のうりん?」

八幡「作戦2、結婚したという嘘を加速させて、ダーリンハニーで呼び合ってお前らいつからそんなバカップルになったんだよ……ニセコイ作戦」

雪ノ下「どちらも嫌なのだけれど……猫を抱っこするとかはいいとして、主に、あなたとそういう仲だという嘘をもっとつくというところが」

八幡「じゃあ3だ。お前が正々堂々真正面から嘘だと打ち明ける」

雪ノ下「……」

八幡「どれにする?」

>>37

2

八幡「さっきも言ったが、俺のことはちゃんとダーリンと呼ぶように。あと、普段のような罵倒も禁止だ」

雪ノ下「ええ……」

雪ノ下「……」

雪ノ下「……やはり他の作戦にしないかしら?」

八幡「お前な。もう部室の前なんだぞ。あとは作戦3にするか」

雪ノ下「それは……でも、あなたのことをダーリンなんて呼ぶ自分の姿を想像すると、滑稽以外の何ものでもないという感想しか浮かばないのよ……?」

八幡「滑稽でいいんだよ。ピエロになりきれ。相手をあきれさせ、しょうがないなあって気持ちにさせんだよ」

雪ノ下「そういうのは確かにあなたは慣れているでしょうけれど……」

八幡「あのな。俺だってお前のことハニーとか呼ばなきゃならんはめになってるんだぞ」

八幡「しかも俺にはなんの非もないだろ。それで滑稽だとまで言われる俺はどうなんだ」

雪ノ下「……ごめんなさい」

八幡「……はぁ、とにかく、プライドは捨てろ。円満に仲直りしたいならな」

雪ノ下「わかったわ……その、ダーリン」

八幡「おう、いくぜハニー」

八幡『まず大事なのは最初のインパクトだ』


雪ノ下「……」


八幡『入ってすぐに、普段とは違う俺らの姿をかまして』

八幡『あれ、これもしかしてジョークの類いじゃね?という疑念を相手に抱かせるんだ』


雪ノ下(そのために、入ってすぐに……)

コンコン

「はい……」

雪ノ下(まさか私がこの扉をまたノックすることになるとはね)



八幡『>>40をする』

幸せなキス

雪ノ下「は?あなた、ついに頭がおかしくなったのかしら。あ、いえ、元からだったわね。ごめんなさい」

八幡「おい、俺は元から超常識人だっつうの」

八幡「つうか、これはちゃんとした作戦なんだって」

雪ノ下「私たちが結婚したという話が嘘だということを相手に察してほしいのに、その方法をあなたは相手の目の前でキスすると言ったのよ」

雪ノ下「これで頭がおかしくないわけないでしょう?」

雪ノ下「……それともあなた、私が弱味を見せているのをこれ幸いと狙っているのではないでしょうね?」

八幡「狙うかよ、そんな恐ろしいこと。下手したら俺のほうが社会的に抹殺されんだろ」

雪ノ下「物理的にでもいいのだけれど」

八幡「……まあ聞けよ」

八幡「キスはする。するが、直接とは言ってない。このセロハンごしにするんだ」

雪ノ下「……」

八幡「いきなり俺らがキスをすれば、面食らうだろうが、よく見たらセロハン越しだ」

八幡「これで真面目な話だとは感じない。わざわざこんなもんまで用意してたら、どっきりだとでも思うだろ」

雪ノ下「……たとえセロハン越しでも、あなたに、その……キスをする顔を見られるのはしゃくだけれど……」

雪ノ下「とりあえず言う通りにしてみましょうか」


ガチャッ

あ、今までの回想な

由比ヶ浜「いらっしゃい、ヒッキー、ゆきのん」

八幡「やっぱりお前もいたか」

雪ノ下「というより……姉さんはいないのね」

由比ヶ浜「うん、陽乃さんには、二人を呼び出してもらっただけだから」

八幡「そういうことか」

由比ヶ浜「あ、ごめんね。騙すとかじゃないよ?ちょっと三人だけでお祝いがしたかったというか……」

雪ノ下「そう……ええと、その前にちょっといいかしら」

由比ヶ浜「え、うん。どうしたの?」

雪ノ下「えっと、ダーリン?」

由比ヶ浜「ダーリン……?」

八幡「なんだよハニー」

由比ヶ浜「はにー!?」

雪ノ下「……ちょっと、あなたが棒読みでどうするのよ」ボソッ

八幡「や、だって、背筋がぞわぞわってすんだよこれ……」ボソッ

雪ノ下「それはこちらの台詞よ……」ボソッ

由比ヶ浜「あ……仲直りしたの?」

八幡「まあな」

雪ノ下「え、ええ、それに私たち……あ、アイシアッテイルノダシ……」

由比ヶ浜「そ、そうだよね!良かったねゆきのん……」

八幡「まあ、俺らちょうらぶらぶだしなー」

雪ノ下(この男……また適当に……いえ、ばれたほうがいいのだから、適当のほうがいいのかしら)

八幡「その証拠にな。ハニー」

雪ノ下「だ、だーりん……」

由比ヶ浜「え、え」キョロキョロ

ちゅー

雪ノ下(……せ、セロハン越しでも、彼のぬくもりと感触が伝わってくる……)

雪ノ下(それに……)

雪ノ下(か、彼の顔がこんなに近くに……)

雪ノ下(……もしこのセロハンがなかったら……比企谷くん……)

八幡「……」チラッチラッ

雪ノ下(え、なにかしら?)チラッ

由比ヶ浜「……///」

雪ノ下(か、顔を背けているわ……セロハンに気づいていないんじゃ……)

八幡「ぷはっ」

雪ノ下「んっ……ゆ、由比ヶ浜さん?」

由比ヶ浜「あ、お、終わった?びっくりしちゃった……本当に二人はラブラブなんだね……」

雪ノ下「いえ……今のは、その……」

由比ヶ浜「でもほんとに良かった……二人が仲直りしてくれて。これから二人はパパとママになるんだもん、仲良くなきゃね!」

八幡「おい……やっぱこれ口で言わないとダメじゃね?」ボソッ

雪ノ下「ええ……そうよね」

雪ノ下「……でも、私たちが仲直りできたのは由比ヶ浜さん、あなたのおかげよ。あなたの一喝で、彼も現実を見てくれたの」

八幡「おい……俺はお前に現実を見て欲しいわ」ボソッ

由比ヶ浜「え、そうなの?」

八幡「……まあな」

由比ヶ浜「そ、そうなんだ。それなら良かったかな……」

雪ノ下「ありがとう、由比ヶ浜さん」


八幡『相手が不信感をもったなら次は、たたみかけるように>>50だ」

プロポーズ

回想

雪ノ下「……プロポーズ?このタイミングで?そもそも私たちは既に結婚しているという設定だったと思うけれど」

八幡「な、ツッコミどころ満載だろ?だからいいんだよ。シリアスな笑いとしてな」

雪ノ下「シリアスな笑い……」

八幡「ああ、プロポーズも、言い方はシリアでも、内容はすげえ臭くする」

八幡「俺ら二人がそんな月九とかのドラマでやりそうなことしたら、一発で演技だってわかるだろ」

雪ノ下「ふむ……それで、そのプロポーズはどちらがするのかしら」

八幡「>>52からだ」

両方同時に

雪ノ下「両方……同時……?なぜそんな必要が……」

八幡「言っただろ。よりドラマチックにするためだ」

八幡「友達の前で感極まってプロポーズしたら相手も同じ気持ちだったとか……寒すぎてヘドが出る」

八幡「そんくらいわざとらしい感じが嘘っぽくていいわけだ」

雪ノ下「そういうものかしら……」

八幡「で、肝心のプロポーズの内容だが」

八幡「お前は>>54

必ず入れなければならないワードを三つあげて

みだら
中出し
子宮

雪ノ下「……それを私が言わなければならないの?」

八幡「一語一句間違うなとまでは言わないがな」

八幡「まあ、嫌なら自分で考えてくれ」

雪ノ下「いえ、分かったわ。それにしましょう……それで、あなたは?」

八幡「ああ、一応前もって言っておくか。俺は>>56

必ず入れなければならないワードを三つ

子供
受精
精子

雪ノ下「だからこそ、あなたに見ていて欲しいことがあるの」

由比ヶ浜「え、なにー?」

八幡「奇遇だな、俺もだ」

由比ヶ浜「え、え?」

雪ノ下「だ、ダーリン」

八幡「はにー」

『好きだ』

由比ヶ浜「わっ……」

雪ノ下 「ダーリン……私たちの間に無駄な言葉はいらない。私たちはそういう『中出し』、私のことを何があっても愛『子、宮』なトラブルがあっても自然と乗り越えていけると思っていたわ」

雪ノ下「でも、今回のことつくづく思ったの。由比ヶ浜さんの言う通り、恥ずかしいことでも言わなければならないことがあると……」

雪ノ下「ダーリン、愛してる。私がし『みだら』けのお婆ちゃんになっても一緒にいて欲しい……」

八幡「ハニー……俺も同じ気持ちだ。愛してる。でも、これから大学っていう時に妊娠なんて聞かされて、焦って身に覚えがないなんて言っちまった」

八幡「こんな俺を許してくれるか?俺だって、ハニーとの『子供』は嬉しい。二人で幸せな家庭を築いていきたいと思っている」

八幡「そうだな、子供は元気でかん『受精』の豊かな子になって欲しいな。例えば、小町みたいにな。なんてな」

八幡「そして、お前と子供、二人を俺の『精子』をかけて守っていきたい」

八幡「(……どうだ、こんだけ俺のキャラじゃない、芝居の台詞じみたことを言えば、さすがの由比ヶ浜だって)」

雪ノ下「(……そんな様子には思えないけれど……)」

由比ヶ浜「ヒッキー……ゆきのん……」ウルッ

由比ヶ浜「あ、ご、ごめんね、二人とも。あたし、なんか感動しちゃって……」

八幡「そ、そうか」

雪ノ下(……失敗ね)

由比ヶ浜「特にヒッキーが、あんな真面目なこと言うなんて……これで本当にお父さんになれるね!」

八幡「お、おう」

由比ヶ浜「でも、小町ちゃんのところはちょっとキモかったかな」

八幡「おいおい、そこが一番大事なとこだろ」

由比ヶ浜「じゃあ、二人のラブラブのとこも見れたし、お祝いしよっか!」

八幡「あ、ああ。そうだな、ハニー」

雪ノ下「え、ええ。お言葉に甘えましょう、ダーリン」


八幡『もしこれでもどうしても由比ヶ浜が気づかない場合』

八幡『とりあえず一旦大きな攻めはやめて、ほんとに小さな違和感で攻めていくことにしよう』

八幡『俺らなら恥ずかしくてしそうにない、バカップルの態度。例えば、>>61-63みたいなことを』

見事すぎるw

安価だったら:痴話喧嘩。犬も食わなそうな奴。

由比ヶ浜「二人は座ってて!あたしがスイーツとか飲み物の準備するから!」

八幡「スイーツって」

由比ヶ浜「ゆきのん、お茶とジュースどっちがいい?」

雪ノ下「ええと、紅茶がいいのだけれど……良ければ私が準備を」

由比ヶ浜「あ、いいからいいから、二人はお祝いされる側だもん!あたしが準備するし」

雪ノ下「そう……」

八幡「まあ、ここは座っとけよハニー」

雪ノ下「そうね……ダーリンの言う通りね」スッ

由比ヶ浜「ふぇ!?」

八幡「おい、こぼれてるぞ」

由比ヶ浜「あ、ご、ごめんね……え、でもゆきのん、ひ、ヒッキーの膝の上って……」

雪ノ下(平常心……平常心よ。これはあくまでも演技なのだから)

雪ノ下「何か……?///」

八幡「コーヒーはないか?ないなら紅茶でもいいが」

由比ヶ浜「ふ、二人はそれで普通なんだ……」

雪ノ下「え、ええ。家ではだいたいそうね……」

八幡「……や、でもこれだと俺が食ったり飲んだりする時ちょっと面倒だな」

八幡「それに、由比ヶ浜もいるし、家と同じじゃまずいだろ」

雪ノ下「……ダーリン、それは私がここに座っていたら邪魔という意味かしら……?」

雪ノ下(でもどう考えても邪魔だと思うけれど……)

八幡「そうは言ってないだろ」

雪ノ下「飲むのや食べるのが面倒だというのなら、私がしてあげるわ。いつものように」

由比ヶ浜「いつもそうしてるの!?」

雪ノ下「ええ」



八幡(え、なにこれ。演技だよな?)

八幡「でもTPOってもんがな」

雪ノ下「せっかく仲直りしたのだもの、今くらいいいでしょう?」

八幡「それは帰ってからでもいいだろ。俺たちは夫婦なんだし」

雪ノ下「私は今がいいの」

由比ヶ浜「ひ、膝の上で喧嘩してるし……ああもう、折角仲直りしたんでしょ!?」

雪ノ下「それはそうなのだけれど、私にも譲れないものが」

八幡「ほら、由比ヶ浜も困ってるじゃねえか」

雪ノ下「……私よりも由比ヶ浜さんのほうが大事なの?」

由比ヶ浜「え」

八幡「おい、なぜそうなる」



八幡(おいおいおい、ほんとに演技なんだな?そうだと言ってくれ。重いし怖いよ?)

由比ヶ浜「あ、あはは、ゆきのんって結構嫉妬深かったんだね」

八幡「ハニー、さっき言っただろ。俺が誰よりも大事にしたいのはお前とお腹の中の子供だって」

雪ノ下「でもダーリン……いえ、ごめんなさい……由比ヶ浜さんも。見苦しいところを見せてしまって」スッ

由比ヶ浜「あ、でも超隣に座るんだ……」

雪ノ下「……」

ギュッ

八幡「……はぁ、じゃあ手を繋いどこうぜ。ずっと。それで我慢してくれ」

雪ノ下「わ、私はそれは嬉しいけれど……でも、そうしたらダーリンは片手しか使えないのだし、結局邪魔を……」

八幡「片手でもコップ持つくらいできんだろ。後はお菓子の包みとかはな、ハニー、こっち持ってくれ」

雪ノ下「え、ええ」

ピリッ

八幡「こうすればいいだろ。ほれ、あーん」

雪ノ下「あ、あーん」

八幡「な、二人いればなんだってできるだろ」

雪ノ下「そうね……ダーリン」

由比ヶ浜「あ、あまっ……なにこれ。甘すぎ」

八幡「え、でも俺らだいたいこんな感じだぞ」

雪ノ下「家だとそうね」

由比ヶ浜「えー……」

八幡「……あ、そうか。ハニーが機嫌悪かったのって、これのせいだろ」

雪ノ下「……」プイッ

由比ヶ浜「携帯?」

八幡「今日の愛してるメール、まだ送ってなかったもんな」

由比ヶ浜「あ、愛してるメール……?」

八幡「ああ。1日1回は送るようにしてる。送信っと」

雪ノ下「……もう、遅いのだから」ピッピッピ

八幡「お、帰ってきた」スッスッスー

由比ヶ浜「や、目の前にいるじゃん!」

八幡「由比ヶ浜……大事なのはそういうことじゃないだろ」

雪ノ下「そうね、気持ちの問題と思うけれど」

由比ヶ浜「ふ、二人からそんなこと言われるなんて……」


由比ヶ浜「そういえば、さっき言ってた感じだと、二人は一緒に暮らしてるんだよね」

八幡「まあな」

由比ヶ浜「いつぐらいからなの?」

雪ノ下「ええと、たしか>>75

クリスマス後から

由比ヶ浜「付き合いはじめてすぐ同棲!?早くない?」

雪ノ下「私たちの場合は、学生の交際と言うより、結婚を前提にしたものだったから、そのくらい普通よ」

八幡「そういうことだ」

由比ヶ浜「じゃあもう一年以上一緒に暮らしてるんだ」

雪ノ下「そうなるかしら」

由比ヶ浜「それでまだそれだけラブラブってすごいね」

雪ノ下「ダーリンと私は愛してあっているもの。ね?」

八幡「あ、ああ」

由比ヶ浜「あれ、でもあたし、何度かお泊まりとかしたけど」

八幡「そういう日は実家帰ってたんだよ。バレたらめんどくさいからな」

由比ヶ浜「そっか。全然もう一人暮らしてる気配なんてなかったから気づかなかったな」

八幡「(よし、だんだん違和感に気づいてきたようだな)」

雪ノ下「(ええ。では……あれを?)」

八幡「(ああ、最終兵器の>>77をする)」

結婚指輪(針金)

八幡の心のツッコミON

由比ヶ浜「ねえねえ、赤ちゃんは男の子と女の子どっちがいいの」

雪ノ下「私はどちらでもいいわ。どちらであっても、大切なことには変わりないもの」

八幡(ちょっと雪ノ下さん?当初の目的忘れてかけてね?)

由比ヶ浜「だよねー。でも最初は女の子のほうが育てやすいって言うよ」

八幡(や、そもそもその最初がまだ仕込まれてないっつーの次も何もねえよ。最初からクライマックスだよ)

雪ノ下「女の子……私のように色々と苦労しそうな子になりそうだけれど」

由比ヶ浜「あー、ゆきのん似ちゃったらねー。でもヒッキーだって目が腐ってなかったら小町ちゃんみたいな子になるんじゃない?」

雪ノ下「私と小町さん……ますます心配ね」

八幡(そうだな、心配だな。お前の危機意識が)

由比ヶ浜「でも男の子でも、ゆきのんとヒッキーの子なら大人しそうかも」

八幡(まあ、どっちも内向的だからな)

雪ノ下「男の子だからといって、乱暴な子にはなって欲しくはないわね。小学生の頃私に突っかかってきた男子たちのようには」

由比ヶ浜「あー、そうだねー」

八幡「その辺は大丈夫だろハニー。息子は親父の背中を見て育つっていうしな」

雪ノ下「あな……いえ、そうね。あなたは他人を傷つけたりは絶対にしないものね」

八幡(今絶対罵倒しようとしたよこいつ。そんな母親の背中見て育つほうが心配だろ……中に誰もいないけどな)

由比ヶ浜「ヒッキーもゆきのんも優しいもん。男の子でも女の子でもきっと優しい子になるよ」

雪ノ下「由比ヶ浜さん……ありがとう。私、なんだか母親として頑張れそうな気がしてきたわ……」

八幡(だからおい。なれそうな気がしてどうすんだよ。なる(嘘)を否定するためにこんなことしてんだろうが)

由比ヶ浜「頑張ってねゆきのん!あたしも応援するし、なんでも手伝うから!」

八幡(ダメだこいつら……とっとと最終兵器彼女たちに投下しないと)

八幡「雪乃」

由比ヶ浜「え」

雪ノ下「……な、なにかしら、ダーリン?」

八幡「お前に渡したいものがある。左手を出してくれ」

由比ヶ浜「……」ドキドキ

雪ノ下「え、ええ。これでいいかしら」スッ

八幡(……おい、赤面やめてくれ。演技なのに勘違いしそうになるだろ)

八幡「き、急だったから、こんなもんで悪いけど」

雪ノ下「これは……」

由比ヶ浜「針金の指輪?」

八幡「俺はまだ学生だし、これまではバイトもろくに続かなかった。でもきっといつか、必ず本物の指輪をお前にプレゼントする。それまで、これでもいいか?」

雪ノ下「い……いいわ。これで許してあげる」

八幡「そりゃどうも」

八幡(……どうよ、この草さ。w量産していいんだぜ。愛する女へのプレゼントが針金とかねーよ)

八幡(だからいい加減気づけ由比ヶ浜)

由比ヶ浜「……ヒッキー」

八幡「お、おう」

由比ヶ浜「がんばってね!」

八幡「え……や、でもやっぱあれか。結婚指輪が針金とかねーよな?」

由比ヶ浜「そんなことないよ!すごいよかったよ!それにちゃんといつか本物をプレゼントするんでしょ?」

八幡「あ、ああ。いつかな」

八幡(今度といつかは来ないって知ってる君)

由比ヶ浜「それに大事なのはゆきのんの気持ちでしょ!ね、ゆきのん!」

雪ノ下「ええ……例えそのいつかが来ても、これも大切にするわ」ウルウル

八幡(だからそれは本当に演技なのかよ……?)



雪ノ下「結局彼女、気づかなかったわね……」

八幡「見事に作戦がすべてだだずべりしたな……」

雪ノ下「まあ、ダーリンのことだから、そうなるのではないかと思っていたけれど」

八幡「おい、いつまでダーリンのつもりなんだハニー」

雪ノ下「これは……ちょっと間違えただけよ」

八幡「……」

雪ノ下「……」

八幡「雪ノ下、最後の作戦だ」

雪ノ下「……どんな」

八幡「メールで、エイプリルフール大成功とだけ送るか……嘘を嘘じゃなくするか」

雪ノ下「……」

八幡「どっちがいい?や、どっちも選ばず、お前が由比ヶ浜に直接言うのでもいいぞ」

雪ノ下「……」

雪ノ下「……私は>>84

そのまま結婚

由比ヶ浜「そっか、妊娠は嘘だったんだ」

雪乃「……ごめんなさい、あなたまで騙すつもりはなかったのだけれど」

由比ヶ浜「それで二人ともなんか様子が変だったんだね」

雪乃「……」

由比ヶ浜「……もう、そんなに思い詰めなくていいんだよ、ゆきのん」

由比ヶ浜「あれでなんか吹っ切れたから、ヒッキーとゆきのんの結婚のこととか」

雪乃「あなたにそう言ってもらえるととても助かるわ……でも、もう一度言わせて。ごめんなさい」

由比ヶ浜「だからもう、そんなに謝んなくてもいいって」

雪乃(謝りたいのは、妊娠の嘘のことだけではないのだけれど……)

キラッ

由比ヶ浜「あれ、その指輪って」

雪乃「……彼があの後、やっぱりせめてちゃんと指輪を買おうって言ってくれたの」

由比ヶ浜「そうなんだ。良かったね」ニコッ

雪乃「……ありがとう。由比ヶ浜さん」

雪乃「今年もエイプリルフールは散々だったわ……」

八幡「ほとんど自業自得じゃね」

雪乃「その業の始まりは、去年のあなたのくだらない嘘からだったと思うけれど」

八幡「そういえば、今年は俺、嘘つかないままエイプリルフール終わっちまったな。それどころじゃなくて」

雪乃「あなたは年中嘘をついているでしょう」

八幡「ついても、俺の嘘は人を傷つけたりしないホワイトライだから」

雪乃「嘘は嘘でしょう」

八幡「でも、その嘘で俺たちはこうなったんだろ」

雪乃「それはそうだけれど」

八幡「ま、よろしくな、ハニー。愛してるぜ」

雪乃「……まったく、またそんな嘘を言って」

雪乃「だからこれはお返しよ。私も愛してる、ダーリン」


おわり

久しぶりにSS書き始めたけど、久しぶりなのに長編始めてスランプったので
リハビリの意味も込めて書きました。お付き合いありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月06日 (火) 00:10:07   ID: qpcS98zp

いやーいいですな!

2 :  SS好きの774さん   2015年03月09日 (月) 06:52:03   ID: _xFl36ia

プロポーズ安価の所すげーな

3 :  SS好きの774さん   2015年06月15日 (月) 01:38:27   ID: EunCHlql

お見事、作者△

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