京太郎「俺が……DJ?」ハギヨシ「届かぬ想い」 (177)


  何番煎じの京太郎スレですが、マイペースに更新予定

  以下の点にご注意ください


・このスレの主人公は京太郎と、サブでハギヨシさんとなります

・京太郎とハギヨシさんがラジオ番組やってます

・咲キャラが京太郎&ハギヨシのファンになります

・恋愛要素もあると思います

・スレはのんびり更新 

・基本みんなゆるキャラ

・育成はないよ

・目指せ、全国ハギキョウ・ファン祭り



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400424421



 俺の名前は須賀京太郎
 歳は15で、髪は金髪
 ペットはカピバラで、趣味は最近始めた麻雀

 見ての通り、どこにでもいそうな普通の高校生だ

 至って平凡な日常を送り、友達や部活仲間と楽しく過ごす日々

 そんな毎日に俺は満足しているし、不満もたいして無い


京太郎「(だけど――)」


 こんな俺にもたった一つだけ”悩み”というものがある
 というのも、俺がやっている”バイト”が関係しているわけだが――


咲「ねぇ、京ちゃん!」

京太郎「ん……?」

 俺の幼馴染である宮永咲
 こいつが今、あるモノにハマっているのだが――

咲「えへへ、私昨日もDJキョウさんにハガキ読んで貰ったんだー♪」ニコニコ

京太郎「そ、そうか……よかったな」

咲「うん! 京ちゃんも聞いてみるといいよ!」

京太郎「ああ、今度聞いてみるよ」


 というのは嘘だ
 なぜなら俺はそのラジオを毎日のように聞いているからだ



京太郎「……」ハァ
 

 そう、今夜も





【長野県 スタジオ】


 ホンバンゴビョウマエー ヨンーサンーニーイチー


 テレッテッテッテレー♪

京太郎「さぁて、やって参りました今夜も【スガッとRadio】!」

 パフパフ!

京太郎「今宵もパーソナリティはこの俺、DJキョウです!」

ハギヨシ「同じく、DJハギーです」

 ドンドンパフパフ!

京太郎「さて、暦は五月になりましたけど、皆さんいかがお過ごしですか?」

ハギヨシ「新しい環境に馴染めない方、まだ多いのではないでしょうか?」
 
京太郎「そういえば、ハギーは最近どうですか?」

ハギヨシ「お恥ずかしながら、これといった変化は特に」フフ

京太郎「俺もそうなんですよ。いやー、時代に取り残されてる気がします」クスクス


 カンペ「曲紹介オナシャス!」パッ


京太郎「さて、まずは今日のリクエスト曲を紹介しましょう」つハガキ

ハギヨシ「今日のリクエストは――ラジオネーム【恋する文学少女】さんからですね」

京太郎「お、【恋する文学少女】さん。いつも応援ありがとうございます!」

ハギヨシ「メッセージを読みますね、DJキョウさん、ハギーさんこんばんわ」

京太郎「こんばんわー」

ハギヨシ「私は最近ある事がきっかけで嫌なことをもう一度再開することになりました」

京太郎「うんうん、大変だなー」

ハギヨシ「でも、頼りになる幼馴染や新しい友達が支えてくれて、今はすっごく楽しいです」

京太郎「やったぜ!」パチパチ

ハギヨシ「そんな私の気持ち、この歌で他の皆さんにも伝えられたいいなと思います」

京太郎「いい子だねー、恋する文学少女さん」アハハ

ハギヨシ「以上です。ふふ、きっと恋する文学少女さんの気持ちは伝わりますよ」

京太郎「新しい世界への旅立ちを応援するような、ウキウキなナンバー」

ハギヨシ「麻雀アニメ、SAKIのOP主題歌としても有名ですよね」

京太郎「それでは橋本みゆきさんで【Glossy:MMM】」



http://www.youtube.com/watch?v=wIcHj_XH4QI





 きっかけ、というものとは程遠いことだけど
 俺がどうしてその道に進むことになったのか

 そこには勿論、それなりの理由があるわけで――



【数週間前 清澄高校 職員室】


京太郎「俺が……DJ?」キョトン

教師A「ああ、そうだ」

 その日、俺が職員室に呼び出されたのは放課後のことだった
 てっきり宿題をサボったとか居眠りしてたとか、そんな話で呼び出されたと思っていたのに……

京太郎「あの、どういうことですか?」

教師A「ん、ああ。順を追って説明するとだな……」

 それから先生は色々と話しだした


1 知り合いのラジオパーソナリティの人が産休で番組を降板した

2 その後番組のパーソナリティを探している

3 相談された先生が俺に目をつけた

4 現在に至る


京太郎「うん、まるで分かりません」ブンブン

教師A「まぁそういうな須賀。ほれ、豆大福食うか?」スッ

京太郎「いふぁふぁきまふ」モグモグ

教師A「いやー正直、素人のお前に任せるのもどうかと思うんだが」

 モッキュモッキュ

京太郎「だったらやめればいいじゃないですか」ゴクン

 というかそもそも高校一年生だぞ俺
 ラジオなんてやったことも聞いたこともないわい

教師A「それがそのラジオ局、ローカルで力も予算も無くてな」

京太郎「はぁ……」

教師A「ここいらでバシッと人気を取る為に、イケメン・イケボのDJを用意したいらしいんだ」

京太郎「へぇ……って、うん?」

 イケメン? イケボ?
 それ誰のことを言ってるんだ……?

教師A「どうだ須賀。俺はお前なら人気者になれると思うんだが」ニカッ

京太郎「って、やっぱり俺っすかぁ!?」

 いやいやいや! 
 おかしいでしょ、どう考えても!

 俺なんてどこにでもいるような至って普通の高校生だっての!

京太郎「無理っすよ! そんな責任重大な役!」

教師A「そうか? 俺はお前を信じてるぞ」

京太郎「そうは言われても……」

言ったらアレだけど、育成面倒になってときメモもう飽きた?


>>16
 別にそうじゃないけど、最近安価取られるの時間かかるし
 その間に書きためるスレを建てておきたかっただけっすお




京太郎「だってそれって、俺に芸能界デビューしろってことですよね?」

教師A「不満か?」

京太郎「大アリですよ! 俺はあくまで普通に生きたいんです」

 芸能界に入ったって、どうせ忙しいだけだし
 そもそもあんまり人前に出たくないし……なんか怖いし

京太郎「とにかく、俺は嫌です。誘うなら嫁田でも――」

教師A「モテるだろうなぁ……」ボソッ

京太郎「……!」ピクッ

教師A「芸能人ってだけで、アイドルとお知り合いになれたりするかもなぁ」

京太郎「!!」ピクピクッ

教師A「そういえば、あの瑞原プロもたまにゲストで来るとか……」

京太郎「先生!!! 俺を舐めないでください!! 俺がそんな餌に釣られるとでも――!!」


【現在 長野 某スタジオ】


~~リクエスト局再生中~~


京太郎「なんて思っていた時期が……俺にもありました」トオイメ

ハギヨシ「須賀君は嫌々だったんですか?」

京太郎「ええ、まぁ。だって……」

 そもそも学生がラジオ放送なんてふざけた話だし
 第一、冷静に考えたら顔出しで活動なんてできるわけがない

京太郎「結局芸名使って、顔隠し活動ですもん」

ハギヨシ「私も職業柄、バレないように必死です」クスクス

 そう、俺の相方の萩原さん――通称ハギヨシさんは
 実はある大金持ちの家の執事らしい

 なんでも完璧執事過ぎて、旦那様に少しは息抜きをしろと命令され
 それでこのラジオ番組のオーディションを受けたとか

京太郎「確か、お世話してるお嬢様とかいるんでしたよね?」

ハギヨシ「はい。ですが困ったことに、このラジオの存在を知ってしまったらしく」

京太郎「ええっ!? ハギヨシさんもですか!?」

ハギヨシ「ハギヨシさんも、ということは須賀君もですか?」

京太郎「そうなんです。実は幼馴染に……一応俺じゃないって誤魔化しているんですけど」

 まぁ普通ならバレそうなもんだが、あのポンコツな咲だ
 声が似てるねー、くらいにしか考えてないんだろう

ハギヨシ「私もなんとか誤魔化しています。ふふ、なんだかイケナイことをしてるようで」クスクス
 



京太郎「あはは、そうですね」

 正直、俺もハギヨシさんも全然素人だ
 だけどなんとか頑張ってリスナーを増やして、番組が潰れないようにしないといけない

京太郎「(瑞原プロがゲストに来るまでは!)」メラメラ

ハギヨシ「(やる気にあふれていますね……見習わなくては)」シメイカン


 ~~~~♪

 カンペ「(もうすぐ曲終わるよ)」 サッ


ハギヨシ「おっと、いけない。そろそろ曲が終わりますよ」

京太郎「うし、切り替えて行くぞ!」ペチペチ

ハギヨシ「それではお願いしますね、DJキョウ」クスッ

京太郎「ええ、こちらこそ。DJハギー」ニッ

 俺とハギヨシさんの番組……【スガッとRadio】
 まだまだ始まったばかりだけど、いつか人気番組になれるよう頑張るぞ!



【リスナー一覧】

・恋する文学少女(宮永咲)



 とまぁ、導入はこんな感じとなります 
 一応流れを説明しますと


【目的】

1 ラジオ活動をする

2 リスナーが増える

3 放送が全国区になる


 リスナーは最初は長野のみで増えていき、長野攻略後に全国開放です
 ハガキの差出し人や、ハガキの内容は安価を取ります

 まぁ、やってみなきゃ分からんのでぼちぼちやってみますが


 ということで、咲以外のリスナーを決めてみたいと思います

 
 キャラ名安価↓2 ※長野キャラのみ



 


 最初のリスナー 井上純

 しまった、キャラ名とラジオネーム同時に安価取ればよかった
 次からは同時に安価取ろうかと思います

 
 ラジオネーム 安価↓2

 ※キャラにあまりにもそぐわない、意味不明、ダメだと判断したら安価↓

1 自由なお名前

2 お任せ(こっちで決めます)


1 じゅんちゃんだ(ジュンセイチャンタ)


 ~~~♪


京太郎「はい、橋本みゆきさんの【Glossy:MMM】でしたー!」

ハギヨシ「元気になれる素晴らしいナンバーでしたね」

京太郎「俺すっげーこの曲好きなんですよ」

ハギヨシ「ええ、私もです」クスクス

京太郎「ということで続いてはおハガキに答えるコーナーです」

 ドンッ

ハガキBOX「」

京太郎「さて、どなたになるかなーっと」ガサゴソ

ハギヨシ「送られてくるハガキも増えてきましたね」

京太郎「本当に嬉しい限りですよ……ほっ!」デンッ

 ハガキ 

京太郎「はい。出ました……ええと」


【一方その頃 龍門渕 純の部屋】


ラジオ「ハイ。デマシタ……エエト」

純「来い、来い……」ドキドキ

ラジオ「ラジオネーム、オレハオンナダサンです」
 
純「よっしゃぁぁ!!」ガッツポ


<アァ、マタヨマレナカッタ!

<キィーッ! ナンデエラバレマセンノ!?


         / ,    _, -‐- 、`y´      \/´/ -ァ
         / /  , -‐´   , V /|  |  |   ゙、´<´_
       / ./ ., -´      /``゛"´|  | | |  | i ゙i´ ̄
     / / //     /     |  ./ | /|  | | , |
     / / /     //     ノ| / |イ/|.,イ ィ∧|
    /_, -‐ ´     , ‐´/----、     ソ,,==―∀Nr 、|
  _, -‐ ´     ,. < / __ ̄       ,,-―--、 l/ |
ー'-----―' 爪 |/゙、 て o:::::|゛        2;;;;;;ノ "/ .ノ
         | |∧. ゙、  """           | /
          ` \_|        、      |-i´
              |イ.゙、         ´     /i、|
             |ハ|〉 、  -----――'  ,イ/ `
            /" ゙、 l 、   r f Y\ ., イ/' `i
              / ._  ゙、! \.r!、\\ \|'   ゙、
             _// 〉  ト!   | ゙、 ゙、 ゙、 ゙、 ,ベ、__
  _, ---―― ´ ./// ゙、  |     | ゙、 ゙、 ゙、 .V\ ゙、    ̄ ̄`ー-、

純「へへ、悪いな」ニマニマ



【スタジオ】

京太郎「ラジオネーム、【オレは女だ】さんです」

ハギヨシ「一体何があったんでしょう」コンワク

京太郎「ええっと、読めば分かるかな……ええと、二人共こんばんわ」

ハギヨシ「はい、こんばんわ」

京太郎「オレは正真正銘の女なんですが、友達に何かと男扱いされてしまいます」

ハギヨシ「それはなんとも……」

京太郎「どうにかしてその友達を見返してやりたんですが、何かいい方法はないでしょうか?」

ハギヨシ「見返す方法、ですか」

京太郎「以上ですけど、うーん。これは一体どういう状況なんでしょう?」

ハギヨシ「私の知人にも似たような人がいますので、なんとなく察しが付きますが……」

京太郎「その友達も少しは、相手の気持ちを考えてあげればいいのに」

ハギヨシ「恐らくですが、その友達も悪気があるわけではないと思うんです」

京太郎「そう、なんですかね?」

ハギヨシ「ええ。ですから【見返す】という方法ではなく。話し合ってみるのはいかがでしょう?」

京太郎「話し合う……」

ハギヨシ「ええ。きっと【オレは女だ】さんがキチンと話せば、友達も分かってもらえるハズです」

京太郎「そうですね、俺もなんだかそう思います」

 無理やり認めさせるより、一度嫌なことは嫌だと言うのが一番いい
 最も、それで全てが解決するわけじゃないとは思う

 それでも――オレは友達を信じて欲しい

 
京太郎「【オレは女だ】さんはそのままで素敵ですから」

ハギヨシ「ええ、きっととても素敵な方のハズです」

京太郎「ということで、まずは友達とお話してみてはいかがでしょう?」

ハギヨシ「もしそれでダメだったら、もう一度おハガキをください」

京太郎「俺たちが必ず力になりますから!」


【純の部屋】


ラジオ「ガンバッテクダサイネー!」

純「……話し合う、か」

 コンコンッ

純「……はい!」

 ガチャッ

一「純くん……今、いい?」

純「あ、ああ。うん、オレも……ちょっと話したかったし」

一「……えっと、その」

純「うん……」


 きっと、一歩踏み出せばなんとかなる
 大事なのはその一歩を踏み出す勇気を持つこと


【翌日 龍門渕家】


 スタスタ

ハギヨシ「ふぅ、屋敷の掃除はこれくらいでしょうか」

 ワイワイ

ハギヨシ「ん……?」

 
一「ねぇねぇ、折角だから一緒に行こうよ!」

純「あぁ。一度行ってみたかったんだよなぁ、ケーキバイキング」

一「スイーツバイキングだってば」

純「似たようなもんだろー、食えれば一緒一緒」ニヒヒ

一「もうー、もうちょっと言動も気を付けなきゃ。ね?」

純「あ、そうだったな、うん。スイーツな、スイーツ」メモメモ

一「アハハ! そうそう!」

 アラ、ドコニイキマスノ? スイーツバイキングダヨー

 ワタクシモマイリマスワ! エーダイエットシテナカッタカ?
 
 イイネ  トモキーモイコウヨー

 コロモモイクゾ! ヨシ、ミンナデイコウゼ!


ハギヨシ「ふふっ……よかった」ホッ

歩「……?」




【リスナー一覧】

・恋する文学少女(宮永咲)

・オレは女だ(井上純)




 最初のハガキも読んだので、今日はここまで
 リスナーのラジオネームと、やって欲しいコーナーは随時募集

 基本的にキャラ安価時に

 咲 恋する文学少女


 みたいに書いて貰えばそれを採用 ※ダメだと判断したら別のラジオネームに変更します
 キャラ名だけの場合はこちらで考えようと思います

 リスナーがある程度増えたら2chネタも投下予定
 まぁ、のんびり番組を作っていきましょー


 それでは今日もありがとうございました

   

期待だ乙乙
例えば淡が照ぽい名前で菫さんとおぼしき人の文句を投稿したりはある?


>>75
 こんがらがるので、成りすましはダメにしておきます
 というかあわあわなら素で文句を投稿するとおも……


【ラジオネーム&ハガキ内容NG】

・エロ・グロ

・成りすまし 

・キャラにあまりにもそぐわない言動
(ハガキ弁慶、ギャグの範疇ならOKの場合も)

・固有のカップルを決定するような内容
(恋愛したい~○  好きな人がいて~×)


 その他随時追加予定
 まぁ、軽い乗りでいきましょー ちぇけら




【清澄高校 麻雀部】


 ワイワイ

京太郎「ふわぁ……」タンッ

和「須賀君、ロンです」バラッ

京太郎「うげっ……」

優希「あーあー、よそ見するからだじぇ」

京太郎「うぅ……しくった」ガクッ

咲「あはは、京ちゃんも夜更かし?」クスクス

京太郎「あ、ああ。まぁな」

和「遅くまで麻雀の勉強ですか? 感心ですね」ニッコリ

京太郎「ん? おう……まぁな」

 実は違うんだが……今はとてもじゃないが本当の事は言えない
 というのも、今は俺の為の練習時間だからだ

 咲達、女子のチームは元々強いメンバーであり
 唯一俺だけが素人に毛が生えたようなレベル

 それを不憫に思った部長が、毎日こうした指導時間を割いてくれてるわけだ

優希「全く、この優希様が手伝ってるのに居眠りとは生意気だじょ」

和「途中まではいい集中でしたが、最後で気が緩みましたね」クスッ

京太郎「すまん! 次はもっとちゃんとやるから!」

 モゾモゾ

久「ふわぁ……、決着は着いたかしら?」ネオキ

京太郎「部長!」

久「ふーん、途中までは二位……成長したわね須賀君」パラパラ

京太郎「いえ、俺なんてまだまだですよ」アセアセ

久「こら、そんな弱気じゃ困るわよ~」グリグリ

 部長が後ろから俺を羽交い締めにして、こめかみを攻めてくる
 痛い、痛いけどそれ以上にこの柔らかい感触といい匂いがぁぁ!?

咲「京ちゃん、スケベな顔」ムッ

京太郎「い、いやっ! 違うんだって!」アセアセ

久「んふふー、可愛いわねー」クスクス

京太郎「部長、冗談はやめてください!」ドキドキ

久「あらごめんなさい」パッ

京太郎「ふぅ……」

 全く、部長は色々と反則過ぎる……けしからん
 うーむ実にけしからん
 


咲「ほら、もう一度打とうよ京ちゃん!」グイグイ

京太郎「いやでも、もう俺の指導時間は終わりだろ?」

 部員全員で俺の麻雀を指導するのは、部活開始から一時間だけ
 それからはみんなの練習の時間となる

久「あら、別にいいわよ」

京太郎「え? でも……」

久「何か問題でもある?」

京太郎「だって……オレなんかの練習するより、みんなの練習をした方が……」

 俺はまだまだ弱い
 県予選を勝ち抜くのだって、ほとんど無理な話なわけで

京太郎「みんなならきっと全国に――」

まこ「バカたれ」ペチンッ

京太郎「あだっ!?」

 そ、染谷先輩っ!? 
 いつの間に後ろに――?

まこ「京太郎、部長の気持ちが分からんのか」ハァ

京太郎「えっ……?」

 部長の気持ち?
 そんなの、団体戦で全国大会優勝することに決まってる

京太郎「全国優勝、ですか?」オソルオソル

和「……ダメダメですね」

優希「アホ犬」

咲「冗談でしょ?」

京太郎「」

久「あのね、前にも言ったでしょ、私の夢はみんなで全国に行く事だって」

京太郎「だから――」

久「その”みんな”にはアナタも含まれてるのよ?」ポンッ

京太郎「部長……」

久「誰かひとりでも欠けたりしたら許さないんだから」ニコッ

京太郎「……はい!」

 俺は正直、麻雀になんて興味無かった
 入部したのは元々、和目当てだったし……今でも似たようなものだ

 そんな調子だから、みんなが大会を頑張る裏で雑用でもこなして
 影薄く、縁の下の力持ちにでもなれたら――なんて考えていた

京太郎「(……でも)」

 でも、みんな俺の力になってくれる
 俺が一緒に全国に行けることを、心から願ってくれている

京太郎「もう一回、お願いします!」

久「ええ、今度は私も混ざろうかしら」クスッ

まこ「わしも混ざるけぇ」

咲「わ、私も!」

 ワイノワイノ

京太郎「……」ゴシゴシ



【長野 スタジオ】


京太郎「はい、今夜も始まりました! 【スガッとRadio】!」

ハギヨシ「お相手は私、DJハギーと」

京太郎「DJキョウです! イエーイ!」

 パフパフ

ハギヨシ「フフ……今日はなんだかご機嫌ですね」クスクス

京太郎「あ、分かります? 実は色々ありまして」エヘヘ

ハギヨシ「へぇ、なんだか気になりますね」

京太郎「いやいや、大したことじゃないんで」ニヘラァ

ハギヨシ「顔が緩んでますよ?」

京太郎「いやいやいや!」エヘヘ

 
 カンペ「曲紹介しろーい」


京太郎「ほら、俺のことはいいですからリクエスト曲紹介しましょう」

ハギヨシ「うまく逃げられてしまいました。では早速おハガキを」スッ

京太郎「今回は【オレは女だ】さんからのリクエストです」

ハギヨシ「前回に続きですね」

京太郎「この曲はオレの初恋の人、とは言っても漫画のキャラだけど……とにかく好きなんだ!」

ハギヨシ「ふふっ……お気持ちはよく分かります」

京太郎「自分のように悩んでいる人も、この曲できっと元気になれるハズ!」

ハギヨシ「ええ、きっと元気になれますよ」ニッコリ

京太郎「追伸、アドバイスうまくいったー! 二人共大好きだぜー! だそうです」エヘヘ

ハギヨシ「んっふ、むず痒いですね……」クスクス


 ~~~♪


京太郎「それでは、聞いていただきましょう」

ハギヨシ「人気アニメ【龍玉Z】のOP主題歌として根強い人気を誇る名曲」

京太郎「影山ヒロノブさんで【CHA-LA HEAD-CHA-LA】です」


http://www.youtube.com/watch?v=o6gR8uJC2cM




※純ちゃんの中の人の初恋がカカロットさんです





~~~♪


京太郎「Sparking!!」

 デデンッ!

ハギヨシ「……」プルプル

京太郎「あれ、ハギー笑ってる?」

ハギヨシ「い、いえ……ふふっ」プルプル

京太郎「なんでですか!? スパキンやりますよ、普通は!」

ハギヨシ「えー、はい。そうですね」

京太郎「もしかしてハギー、さっきのことまだ根に持ってます?」

ハギヨシ「ええ、少し」ニッコリ

京太郎「ちゃんと後で言いますからー」

ハギヨシ「しかしリスナーの方が満足しませんよ?」

京太郎「それはそれ、これはこれ」ビシッ

ハギヨシ「DJとしてどうなんですか!」バンッ

京太郎「ハギー、ツッコミが冴えてるぅ!」

ハギヨシ「……ふふ」

京太郎「とにかく! おハガキ! おハガキです!」

ハギヨシ「おっと、そうですね」

 ガサゴソ

 ハガキBOX「」ドンッ

京太郎「おー、またまた量が増えてます! みんなありがとー!」

ハギヨシ「ええ、ありがたいことです」

京太郎「それでは、まず一通目のおハガキを……」ゴソゴソ

 
 キャラ自由安価↓3 


・長野キャラのみ

・ラジオネームを付けてもOK ※採用するとは限らない


衣 エビフライ!


京太郎「ほいっ!」デデンッ

ハギヨシ「では私が読みますね……ラジオネームは【むっきー】さんです」



【津山家 睦月の部屋」】

ラジオ「デハワタシガヨミマスネ」

睦月「うむ……」ドキドキ

ラジオ「ラジオネームハムッキーサンデス」

睦月「や、やった!!」ピョイン



【スタジオ】


京太郎「おー、初めての方ですよ!」パチパチ

ハギヨシ「さて、気になる内容ですが……」

京太郎「楽しみだなぁ」ワクワク



 むっきーのハガキ内容とは?
 自由安価↓2

 NGだと判断したら前後の良さげなのを混ぜて採用

 セリフ式でも、ジャンルでも形式はお好きにどうぞ

 


カードコレクションのダブり過ぎたものをどうすればいいか
捨てるのは、カードになってるプロの方に失礼だからできない


ハギヨシ「DJハギーさん、DJキョウさん、こんばんわ~ん」

京太郎「こんばんわー……って、ハギー! なんですかその読み方!」プルプル

ハギヨシ「いえ、ちゃんと波線で書かれていたので」クスクス

京太郎「破壊力抜群ですね、これは」アハハハ

ハギヨシ「こほん。私は学校で麻雀部に所属しています」

京太郎「へぇ、麻雀って面白いですよね」

ハギヨシ「今度の大会にも出場することになっているのですが……

京太郎「凄いじゃないですか! 何か問題が?」

ハギヨシ「私は部員の中でも弱く、目立った成績を残せていません」

京太郎「むっきーさん……」

ハギヨシ「私は仲間のお荷物ではないでしょうか? みんなの役に立てるでしょうか?」

京太郎「……」

ハギヨシ「以上です。これは……難しいですね」ウーン

京太郎「あの、正直……俺なんかがこんなこと言っていいのかわかりませんけど」

ハギヨシ「キョウ?」

京太郎「オレも――部活のメンバーの中でダントツで弱くて、同じような悩みを抱えてました」

ハギヨシ「そうだったんですか」

京太郎「みんなの邪魔になっていないか、迷惑なんじゃないか。毎日悩んでいました」

ハギヨシ「……」

京太郎「だけどそれを打ち明けたら、仲間に呆れられまして」アハハ

ハギヨシ「呆れられた?」

京太郎「仲間なんだから迷惑かけてもいい。一々そんなことで悩むなって」

ハギヨシ「……いい仲間ですね」

京太郎「はい。でも、それはきっとむっきーさんの仲間も同じですよ」

ハギヨシ「ええ。仲間思いのむっきーさんの仲間なら、きっとそうです」

京太郎「悩む暇があったら修行あるのみ!」クワッ

ハギヨシ「逆に仲間に頼られるようになって、驚かせてみてはいかがでしょう?」フフ

京太郎「回答は以上! うん、なんの解決にもなってない!」デデン

ハギヨシ「いえ、ちゃんとDJキョウの気持ちは伝わってると思いますよ」フフ

京太郎「そ、そうですかね」ポリポリ


【睦月の部屋】


ラジオ「ガンバレムッキーサーン! ウォォォ!」

 
睦月「……そう、だな。うむ、私がしっかりしなきゃ」ペチッ
 
 カチカチ

睦月「よし! 必ずいい成績を残して見せる!」メラメラ

 その後――
 長野県大会に、鬼のような投牌を見せる雀士が現れたという噂がある
 
 しかし、その姿はどこか晴れやかで
 清々しいものであったと、誰もが口にしている


 
京太郎「皆さんの暮らしに必要不可欠!」

ハギヨシ「なんでもござれのもんぶちマーク!」


京太郎・ハギヨシ「「この番組は龍門渕グループの提供でお送りいたします!」」デデン


 パフパフ


京太郎「はい、ということで次のハガキを読んで行こうかと思います」

ハギヨシ「お次はどんな内容でしょうか」

京太郎「ハガキも増えてきましたし、そろそろコーナーでも作ります?」

ハギヨシ「それは面白そうですね」フフ


 カンペ「募集してええよ」サッ


京太郎「お、プロデューサーから許可が出ましたよ」

ハギヨシ「では今日からコーナーの案も募集しましょう」

京太郎「ドシドシご応募くださいね」


 カンペ「ええからはよハガキ読む!」


京太郎「えー美人のプロデューサーが急かすのでそろそろ読みますね」サッ


 カンペ「うっさいわ」サッ


京太郎「さーて、お次の方は……」ガサゴソ


 キャラ自由安価↓3 


・長野キャラのみ

・ラジオネームを付けてもOK ※採用するとは限らない



蛍光色でカラフルに「とーか」と目立つ字で

と書いてあるってイメージがきた、龍門渕さん


 安価で棟居さん取られたの初めて見た
 可愛いからええけども




京太郎「ほほいのほい!」デデン

 ファサッ

ハギヨシ「おや、これはとても達筆な字ですね」

京太郎「おー! 字から見ても、とても綺麗な方に違いない」

ハギヨシ「ラジオネームは……【いつも通りに託されたい】さん」

京太郎「長スギィ!! でもなんか可愛い!」

ハギヨシ「ふふっ、では内容を読みましょうか」



【棟居家 仁美の部屋】

ラジオ「ジカラミテモ、トテモキレイナカタニチガイナイ」

仁美「……」ドキドキ

ラジオ「ラジオネームハ……イツモドオリニタクサレタイサン!」

仁美「!!」ガタッ

ラジオ「ナガスギィ!」

仁美「……」シュンッ

ラジオ「デモナンカカワイイ!」

仁美「っ!!」パァァアッ!

ラジオ「フフッ、デハナイヨウヲヨミマショウカ」

仁美「~~♪」パタパタパタ フトンモフモフ



 棟居さんのハガキ内容とは?
 自由安価↓2

 NGだと判断したら前後の良さげなのを混ぜて採用

 セリフ式でも、ジャンルでも形式はお好きにどうぞ

  


ハギヨシ「ハギーさん、キョウさん、こんばんわ」

京太郎「こんばんわー!」

ハギヨシ「私は今高校三年生で部活の部長を勤めています」

京太郎「うわー、凄いですね!」

ハギヨシ「近くに大会も控え、これから部員と一緒に頑張ろうと思っているのですが……」

京太郎「おや、雲行きが怪しくなってきましたね……」

ハギヨシ「大会前でどうも部の空気がピリピリしています」

京太郎「あちゃー、やっぱそうなるのかなぁ」

ハギヨシ「部長としてどうにかしたいのですが、一体どうすればよいでしょう?」

京太郎「うむむ、難しい相談ですね」

 オレはまだ一年坊主で人の上に立つ気持ちなんて分からない
 どうもいい考えが浮かんでこないぞ

ハギヨシ「では今回は私が返答しましょうか」クスッ

京太郎「お! 行きますかハギー!」

ハギヨシ「皆さんがピリピリしているのは、恐らく緊張しているからでしょう」

京太郎「やっぱりそうなんですかね」

ハギヨシ「なので、【いつも通りに託されたい】さんがその緊張をほぐしてあげればいいんですよ」

京太郎「でも、どうやって緊張をほぐすか……」ウムム

ハギヨシ「では、僭越ながら私がリラックス出来る紅茶の淹れ方をお教えしましょう」クスッ

京太郎「おぉ! 皆さん、メモの用意ですよ! メモの用意!」

ハギヨシ「まず、お湯を沸かす時に~~~」


 ~~執事薀蓄中~~


ハギヨシ「ということです」

京太郎「へぇ、アレがこうなってソレがそうなるとドレになるのかぁ」ナルホド

ハギヨシ「一度みんなで集まって、お茶をしながらのんびりしてみては?」

京太郎「大会前だからって練習詰めじゃ、そりゃピリピリしちゃいますもんね」

ハギヨシ「きっとうまくいくはずですよ」

京太郎「頑張ってください! 応援してますからー!」


【仁美の部屋】


仁美「……」メモメモ

ラジオ「オウエンシテマスカラー!」

仁美「……//」モジモジ

 カチカチ

 ピッポッパ トゥルルル

 ガチャッ

恵『はい?』

仁美「……」ソワソワ

恵『え? 明日の練習が休みですか?』

仁美「……!!」コクコク

恵『お茶を……? ふふ、了解しましたよ』

仁美「っ!」パァァ

恵『はい、はい。それじゃあまた明日ですね』

仁美「……」ニコニコ

恵『ええ、あたしゃいつも通り大将に付いていきますよ』

 ピッ

仁美「……」エヘヘ

 ボフッ

仁美「……」ゴロゴロ 

 マクラギュー!

仁美「……♪」モフモフ


 その後、県大会一回戦にて清澄高校を大いに苦しめる高校があった
 負けこそはしたが、一人一人が相応の実力を見せ
 
 観客を大いに沸かせた、五人の少女達
 中でもその大将は――誰もが感動する程の善戦を見せる

 そして、その試合を見たとあるプロは後にこう語る


「あぁ、カツ丼食っててよく覚えてない」モグモグ


 世の中、非情である

 


 ちょいとネタが尽きてきたので今日はここまで
 基本こんな感じでほのぼのと各キャラのハガキに答えていきます

 色々やっていきたいのでコーナーとか、ネタの提供あればオナシャス!
 
 それでは、今日もありがとうございました



<<リスナー一覧>>

【清澄高校】
・恋する文学少女(宮永咲)

【龍門渕高校】
・オレは女だ(井上純)

【鶴賀学園】
・むっきー(津山睦月)

【千曲高校】
・いつも通りに託されたい(棟居仁美)
 


 千曲高校じゃなくて千曲東高校ダルルォ!?
 全国一億の千曲東高校ファンすみません! 
 許してください、池田がなんでもしますから!!



<<リスナー一覧>>

【清澄高校】
・恋する文学少女(宮永咲)

【龍門渕高校】
・オレは女だ(井上純)

【鶴賀学園】
・むっきー(津山睦月)

【千曲東高校】
・いつも通りに託されたい(棟居仁美)


 棟居さんのキャラどんなんだよ……(小声)



 寝ようと思ったけど寝付けなかったので小ネタ投下
 アナタは何人分かるかな?



【世にも京太郎な物語】


~~京太郎会議~~


 その日、オレは至って普通の一日を過ごした
 部活に出て、そのあとはラジオの収録

 そして家に帰り、飯を食い、風呂に入り――寝た

 そう、確かにオレは自分の部屋の布団で眠ったハズだった

 なのに、どういうことだろうか……?


京太郎1「ふぅ……」キラキラ

京太郎2「あ……?」ギロッ

京太郎3「クク……」ニヤリ

京太郎4「これは夢だな……うん、夢だ」ブツブツ

京太郎5「クソクソ……」ブツブツ

京太郎6「咲……咲……」オロオロオロ


京太郎7「なんじゃこりゃ」

 だだっ広い空間に、大きなテーブルと、いくつかの椅子が用意されており
 そこに――雰囲気こそ違うが七人のオレが集結している


京太郎7「一体どうなってるんだ……?」

 なんで七人?
 七英雄なの?
 俺たち揃って東京都なの?

京太郎7「あの……?」オソルオソル

京太郎1「ん? ああ、また一人来たのか?」

京太郎7「あ、どうも」ペコリ

京太郎1「椅子は全部埋まったし……これで全員かな?」

京太郎2「チッ……」

京太郎7「(二番目の人怖いよ!)」ガビーン


 あぁ、オレは一体どうなるんだろう……



 取り敢えず京太郎1に促されるまま、オレは席に着いた
 これで全員が揃ったのは、なんとなくオレも分かる

 しかし、この状況に関しては一切何も理解できないぞ……

京太郎1「……なぁ、みんな」

京太郎4「な、なんだ?」

京太郎1「まずは自己紹介しないか?」

京太郎7「えっ?」

 と、いきなり自己紹介を始めたのはこの中でも一番のイケメン京太郎である

 つーか、何コイツ? 

 同じ京太郎なの?

 なんか顔の造形がまるで違うんですけど

京太郎2「糞が、なんでそんな面倒なこと……」

京太郎5「糞だと!? 貴様糞と言ったか!?」ギリッ

京太郎2「……あ?」ギロリ

 ゴゴゴゴッ

京太郎7「あわあわ……」ブルブル

淡「呼んだ?」ヒョコッ

京太郎234567「!?」

京太郎1「呼んでないからほら、帰れ」ナデナデ

淡「はーいっ♪」シュバッ

京太郎234567「「「「「「……」」」」」」

京太郎1「ふぅ、じゃあまずは言いだしっぺの俺からだな」

 そう言うと、イケメン京太郎(仮)は華麗に立ち上がった

アイドル京太郎「オレはアイドルをやってる須賀京太郎だ、よろしく!」キラーン

京太郎7「」ドッキィーン

 やだ……イケメン

アイドル京太郎「はい、次はお前な!」

京太郎2「……」プイッ

アイドル京太郎「おいおい、ちゃんと挨拶しようぜ? な?」ニカッ

 キラキラ

京太郎4「(いかん、同じ顔同じ存在っぽいのに惚れそう……)」ドキドキ

闇京太郎「……須賀京太郎。麻雀キングだ」

京太郎7「(麻雀キングってなんだろう……?)」

 でもなんか、カッコイイ称号だな
 もしかしてむちゃくちゃ強いのかも……



闇京太郎「次はテメェだ」

京太郎3「クク……ああ、俺か?」ニヤリ

京太郎7「(こ、コイツのオーラ……なんか尋常じゃねぇ!)」ドキドキ

 闇京太郎も怖いけど、それとはまた違う感じもする
 この得体の知れない恐怖は一体なんなんだ……?
 
アカギ京太郎「須賀京太郎……趣味はまぁ、ギャンブルかな」

闇京太郎「へぇ……面白い」ニヤリ

 なにこの一触即発の空気!?
 同じ京太郎同士もっと仲良くしろよ!!

アカギ京太郎「次は……お前だな」

京太郎4「お、オレか!?」ビクッ

京太郎7「(なんだこの京太郎……?)」

 体がまるでもやしだし……なんだか根性なしだぞ

ときメモ京太郎「お、オレは普通の高校生で……至って平凡な須賀京太郎だ!」

アイドル京太郎「そうなのか? もっと他にアピールしようぜ!」ニッ

ときメモ京太郎「趣味は女の子とのデートだけど……」エヘヘ
 
京太郎7「(爆弾爆発しろ)」ムカムカ

ときメモ京太郎「ええい、次はあんただ!」

京太郎5「……俺か? フッ、知る必要の無いことだ」キリッ

闇京太郎「どうでもいいけど、お前くせーよ」

アカギ京太郎「圧倒的っ……! 糞の匂いっ……!」ククク

 ざわ……
   ざわ……

糞京太郎「あーはいはい、そうですとも。俺が糞京太郎ですとも!!」イライラ

京太郎7「(なんで逆ギレしてるんだ……?)」コンワク

糞京太郎「チッ……俺が本気ならキサマらなど糞尿パラダイスだ」メラメラ

京太郎7「ま、まぁまぁ。それより、次の京太郎は?」

京太郎6「咲……咲がいないと、俺もうおしまいなんだよぉ」メソメソ

アイドル京太郎「もしかして、お前は咲と付き合ってるのか?」ワクワク

京太郎6「ちげーって! だから仲良くないっての!!」アセアセ

アイドル京太郎「でもそれ、咲の作ったマフラーだろ?」

京太郎6「!?」ドッキィーン

京太郎7「あ、ホントだ。SAKIラブKYOUTAROUって書いてある……」

アンジャッシュ京太郎「こ、これはくれるっつーから貰ってやっただけだから」アセアセ

 なんだコイツ、妙に可愛いなおい




アンジャッシュ京太郎「次はお前だ!」

京太郎7「あ、オレか? オレは……うーんと」

 なんて言っていいものか
 オレも至って普通と言えば普通の高校生なんだけど

DJ京太郎「オレはラジオ番組でDJをやってる京太郎だよ」

アイドル京太郎「ラジオ! すごいな、オレあんまりラジオやったことないんだよ!」

DJ京太郎「アイドルの方がすげぇですって」

 というか俺がアイドルって、どうすりゃなれるんだよ
 背伸びしたって無理な気しかしねーよ

アイドル京太郎「とまぁ、挨拶はこれくらいだな」ウンウン

闇京太郎「くだらねぇ……」

ときメモ京太郎「というかどうして集まったんだよ……」

DJ京太郎「よく分からないけど、平行世界の俺たちが集まったようだな」フム

 アイドルをやってる俺から、DJをやってる俺まで
 色んな京太郎が別世界には存在しているらしい

アカギ京太郎「ま……オレは気にしないけどな」

アンジャッシュ京太郎「咲がいないと死ぬ、もうダメだ」ブルブル

闇京太郎「咲咲うっせーぞ……あんな奴、どこがいいんだか」フン

アンジャッシュ京太郎「」

アイドル京太郎「咲はいい子だと思うけどなー」

DJ京太郎「闇京太郎の世界じゃ色々あったんだろうさ」

糞京太郎「というより、まるで理解不能だな」

 確かに、こんだけ集まっても目的が無きゃ意味が分からない
 せめて何かあればいいんだけど……

アイドル京太郎「うーん。どうかなー」

 さすがのアイドル京太郎もお手上げらしい
 そりゃ誰だってこんな状況じゃ困るのみだ

DJ京太郎「何か話題でも提供しましょうか」

アイドル京太郎「じゃあ、一人ずつお題を出していくか」

 何もしないよりはよっぽど有意義だろう
 自分と世間話をする機会なんて、絶対にありえないわけだし

アイドル京太郎「それじゃあ最初のお題は――!」


 安価↓2


1 童貞であるかいなか

2 ヒロイン自慢

3 自由お題 


アイドル京太郎「やっぱり彼女自慢だろ!」ニカッ

京太郎s「……」

アイドル京太郎「ということで、ハイ! 闇京太郎!」

闇京太郎「……彼女なんていねぇ」

DJ京太郎「そ、そりゃまぁ仕方ないさ。うん」アハハ

アカギ京太郎「まぁな……フフ」

闇京太郎「でもまぁ、肉奴隷と下僕なら数人いるが」ニヤリ

京太郎s「」

闇京太郎「案外いいもんだぜ、年増をいいようにヤリ捨てるのは……」クスクス

アイドル京太郎「お、おう……」ドンビキ

ときメモ京太郎「お前最低だな!!」

 次々と怒りを露にする京太郎達
 しかし闇京太郎はどこ吹く風で通している

 かくいうオレも、少しばかりうらやまけしからんと思う

DJ京太郎「つ、次は――」

アカギ京太郎「オレはまぁ……少し似たようなもんだ」

アイドル京太郎「え? お前も?」

アカギ京太郎「好きな女に言い寄られていてね……クク、悪くないもんさ」

ときメモ京太郎「いいなーいいなー!」

DJ京太郎「付き合わないのか?」

アカギ京太郎「……酒と女は休憩。ギャンブルとギャンブルの間の息継ぎと同じだ」

 ざわ……
   ざわ……

DJ京太郎「(深いのかそうでないのかよく分からん)」

ときメモ京太郎「オレは……特に恋人はいないんだよなぁ」

糞京太郎「ふん……」

DJ「でもデートはしてるんだろ?」

ときメモ京太郎「ああ、中々一人に絞れなくてさ」テレテレ

DJ京太郎「お前もそこそこクズだぞ」ドンビキ

アンジャッシュ京太郎「咲ィ……咲ィ」ポロポロッ

DJ京太郎「こいつは聞くまでもないとして……あの、糞京太郎は?」

糞京太郎「……」


~~~回想~~~

久「」ブリュリュルルッ!

和「ンホォォォォイグゥゥゥ」ブリュリュルッ!

まこ「んぉぉぉ!?」ブッチッパッ!

桃子「んぎひぃぃぃ!」ブギュリュリュリュジュギュリュッ!

~~~

糞京太郎「……そんなもんいない」

DJ京太郎「(なんて虚ろな瞳なんだ……)」ホロリ


アイドル京太郎「DJは彼女いないのか?」

DJ京太郎「あいにくと、全然縁が無くて」ポリポリ

ときメモ京太郎「そういうアイドルはどうなんだ?」

闇京太郎「ケッ……」

アカギ京太郎「随分とモテるんだろ?」クク

アイドル京太郎「まぁ、そうだな……でも、俺が愛してるのは一人だけだから」

DJ京太郎「へぇ……意外と身持ち硬いんだな」

アイドル京太郎「まぁな。俺にとっては恩人みたいなもんだし」トオイメ

 この時、アイドル京太郎が見せた瞳は――
 なぜか懐かしく、大切な何かを思い出せるような気がした

DJ京太郎「とまぁ、こんなとこか」

アイドル京太郎「次は何を……ん?」スゥゥー

闇京太郎「!?」スゥー

DJ京太郎「みんなの体が!?」

 なんだこれ……?
 もしかして、俺たち全員消えるのか!?

アンジャッシュ京太郎「ああ、早く帰りたい……」スゥゥウ

糞京太郎「戻りたくねぇ! 戻りたくねぇんだちくしょう!!」スゥゥウ

ときメモ京太郎「そろそろ再開しねーとなー」スゥゥウ

アカギ京太郎「さぁ、決着をつけようぜ……傀さん」スゥゥゥ

 なんだなんだ!?
 みんな自分の世界に戻っていく……?

アイドル京太郎「あー、もう終わりか。残念だな、DJ京太郎」スゥウ

DJ京太郎「アイドル京太郎!」

アイドル京太郎「最後に一つだけ、いいか?」

DJ京太郎「ああ……」

アイドル京太郎「頑張れよ」ニカッ

DJ京太郎「……おうっ」スッ

 ハイタッチ!

アイドル京太郎「……」スゥゥゥ

DJ京太郎「……」


~~~~

 
【京太郎の部屋】

 ゴトンッ!

京太郎「んがっ!?」ズシャッ!

 いてて……ベッドから落ちたか?

京太郎「ふわぁ……なんか変な夢見てたような気がする」モゾモゾ

 でも、不思議だな
 変な夢を見ていたハズなのに――なんか胸がスッキリしてる

京太郎「……」




 俺は須賀京太郎
 至って普通の高校生で、平凡な日常を送ってる

 学校の友達や教師、部活の仲間はみんないい人で
 俺は――とても恵まれた環境にいる

 もし、学校の教師が悪人だったら

 仲間と、ほんの少しでもすれ違っていたら……

 オレも……あいつらのように違った道へ進んでいたのかもしれない


京太郎「……よし、学校に行くか!」


 それでも、俺はここにいる
 俺が進んでいく道は――俺にしか歩けないから


京太郎「須賀京太郎、ここにあり!! ってな!」

  
 俺は俺の道を進もう!



 七人の京太郎  カンッ!
















竜華「ん……? ここは?」キョロキョロ


マホ「え、えっと……」オロオロ

和「フフ……」ニヤリ

白望「ダルい……」ダルゥーン

久「フライドチキンんまっ……んまっ!」ガツガツ

咲「京ちゃん……京ちゃん……」ブツブツ

ハギヨシ「おや……これは?」キョトン



 七人のヒロイン編

 ……つづかない

 


 完全に新規さん置いてけぼりの小ネタだよ!!
 時たま無性に過去の京太郎を書きたくなるのはなぜだろう

 皆さんはどの京太郎がお好きですか?
 僕は断然原作の京太郎です(半ギレ)


 それでは次回の更新にてお会いしましょい


 一応元ネタ分からない人の為だゾ
 宣伝なんかじゃないって、はっきり分かんだね 


<<補足>>

【アイドル京太郎】 初代  
・京太郎「俺が……アイドル?」 シリーズ参照
・Sランクトップアイドル 
・誰もが想像妊娠するレベルの容姿、宇宙規模の歌唱力、アラフォー三人完封の雀力を持つ


【闇堕ち京太郎】 二代目は卑劣ゥ……
・京太郎「俺が……史上最強の弟子?」 シリーズ参照
・麻雀キング
・絶対遵守のギアスを持ち、ベッドの上では物凄いテクニシャン


【ときメモ京太郎】 三代目
・京太郎「ときめき……?」 シリーズ参照
・成長途中の青春ボーイ
・これといった特徴は無いが、恋愛に賭ける情熱は人一倍


【糞京太郎】 四代目
・久「須賀君……指令よ」 こんなスレ見なくていいから(良心)
・元裏稼業の超凄腕(小学生の妄想並みの設定)
・うんこに好かれる


【アンジャッシュ京太郎】 五代目
・京太郎「ときめき……?」咲「メモリアル!」 参照
・コントじかけのスペシャリスト
・そろそろもう一回やりたい


【アカギ京太郎】 六代目
・京太郎「これが……神の一手?」アカギ「ククク……」 参照
・神域と呼ばれる男
・あるオカルトを持つが、それを利用しない天賦の才の闘牌を見せる


【DJ京太郎】 七代目
・地方ローカルラジオのDJパーソナリティ
・一番恵まれた環境にいる、ゆとりっ子


 じゃあオレ……ときメモスレ再開しに帰るから……



 ときメモがぼちぼち埋まるまではしばらくこっち進行しようかね
 ほんじゃ色んな案を採用してこんな形にします


【スガッとラジオ】 

・OP

・リクエスト曲紹介

・○○だった出来事 ※毎日代わります

・電話コーナー(プレゼント)

・ED


 ぶっちゃけリクエスト曲紹介いる?
 いらなきゃ次から染谷先輩するけど



福山潤 『Diamonds』
小野大輔 『津軽海峡冬景色』
なんてのがあるよねぇ

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