演習中

金剛「くらいなさーい！ファイヤー！！」ﾎﾞｫｫｫｫｯ!!!

木曾「おっと、へへッ！なんだその攻撃？全くお前らの指揮官は無能だな！！」

金剛「な、な、うぅ～…ばかぁ～！！！！」


完全勝利 S

鎮守府

木曾「全く…金剛の野郎全然成長してないな～」

提督「じゃあ58オリョクル頼んだぞ！」

伊58「わかったでち！帰ったら撫で撫で沢山してね！」

提督「おう、わかったよ ほら早く行っておいで」

< ｼﾞｬｱ ｶﾞﾝﾊﾞｯﾃｸﾙﾃﾞﾁ!!


木曾(くそ…俺だって、撫で撫でとかさ、されてみたいのに……ぁ、報告しないと…)

提督「ふむ、58には最近毎日行かせているからな…たまには休みも与えてやるか…」

木曾「て、提督！帰ったぞ！」

提督「…おかえり木曾、圧勝だったそうだな、演習相手の提督さんから聴いたぞ」

木曾「ぉ、もう知ってるのか！へへっ、俺もやるときゃやるんだぜ！だ、だからその…頭なで」

提督「あと金剛ちゃんを泣かせた事もな」

木曾「て…え？」

提督「なんだ、違うのか？俺は向こうからそう聴いたぞ」

木曾「…ぇ、な…なんで、泣いたんだ？」

提督「…お前が、相手方の提督さんを侮辱するような発言をしたから…だそうだ」

木曾「な…俺……が？」

提督「…本当に心当たりないのか、よく思い出してみろ」

木曾「お、おう… ………ぁ、あのとき…」

提督「思い出したか、どんな事言ったんだ？」

木曾「…実は……」

説明中

木曾「という事……です」

提督「ふーん、で？」

木曾「…ぇ？」

提督「これからどうすんの？謝りに行くの？」

木曾「ぁ…ち、違う！俺はそんな気は無くて！…まさか泣くなんて…」

提督「俺はそういうこと聞いているんじゃないの、言い訳は見苦しいぞ？」

木曾「…謝りにいきます…提督にも御迷惑をお掛けしました……」

提督「なんだ、ちゃんとそういう言葉遣いもできるじゃないか…」

木曾「……」

提督「………」ｽｯ

木曾「……ッ」ﾋﾞｸｯ

提督「…今日は演習で疲れただろ？ドック入って夕飯食って体調戻してから行こうな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

木曾「ぁ、て、提督…？」ﾋﾟｸ

提督「ん？ぁ、すまん！嫌だったよな」ｻｯ

木曾「ぁ、もっt…」

<コンコン

提督「む、誰だ～？」

< 58でち！オリョクル行ってきたよー！

提督「おぉ、今日は随分と早かったな！入っていいぞ」

伊58「失礼するでち！あ！木曾さんも一緒でちね！」

木曾「…おう、お疲れ様」

伊58「えへへ、てーとく約束のモノ早く欲しいでち！」

提督「約束？なんだったっけな～？」

伊58「もー、てーとくとぼけないでよ！」

提督「とぼけるもなにも…本当にわからないんだけどな～」

木曾「おい…」

伊58「ぅ…うぅ～！…うわぁぁん！！！」

提督・木曾「！？」

伊58「ひっぐ…こんなのあんまりでち…てーとく撫で撫でしてくれるって言ったのでち…ひっぐ…」ｼｸｼｸ

提督「す、す、す、すまん！ちょっとした冗談だ！からかっただけだ！ごめんマジで！！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

伊58「ん…ひっぐ…こ、これだけでは許さないのでち…」

提督「ぅ、すまん…」

伊58「撫で撫で止めていいなんていってないよ…」

提督「…ゴメンナサイ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

木曾(俺いるんだけどな～……あいつ気持ちよさそうだな…)

伊58「んぅ…はぁ……んっ…」

提督「…あ～、58～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

伊58「はふ…ぅ…な、なんでち…？」

提督「明日はオリョクル行かなくていいぞ～」

伊58「…な、なんで？！ぁ、もしかしてゴーヤわがまま言うから…て、てーとく嫌いになったの…？」ｼﾞﾜｯ

提督「ち、違う！言い方が悪かった！明日は休んでいいって言ったんだよ」

伊58「ぐすっ…明日休んでもいいの…？オリョクル行かなくてもいいの？」ｳﾙｳﾙ

提督「お、おう、ゆっくり休めよ」

伊58「じゃあ明日…ずっとてーとくと一緒に居ていい？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

提督「う、う～ん、明日…午前中はダメだな、他の提督さんと話し合いがあるから」

木曾(………)ﾋﾟｸｯ