咲外伝 修羅の牌 (54)

役とか適当だよ

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なんだろうギコナビからだと反映しない

てすと


それはひとむかし前のこと ――――

女の子と 麻雀と 歴史の闇に埋もれてしまった物語… ――――



『さぁ白熱するIH準決勝、いよいよ残すはこの大将戦!』

『先鋒白築選手の稼いだリードを堅実に守る朝酌女子を追う他三校! 大沼プロは大将戦どう予想されますか?』

『‥‥小鍛治健夜』

『えっ?』

『…この大将戦、とんでもない天稟を持った娘達が揃ってる』

『そうですね。 今、名前の上がった土浦女子の小鍛治選手に幼少時から活躍している朝酌の瑞原選手…』

『そして名門新道寺の絶対的エースの野依選手、初出場ながら躍進する阿知賀の赤土選手と注目の選手が揃っています』

『だが、あの小鍛治という娘は違う‥‥』

『それはあの中でも小鍛治選手が最も強い、というご指摘でしょうか?』

『‥‥強い弱い、という尺度は正確じゃないがな』

『‥‥それは、どういうことでしょうか?』

(人を毀す麻雀。ンなこと、お茶の間の皆さんに言ってもわかンねぇよ‥)

 
慕「はやりちゃん‥‥」

?「あんた、朝酌女子の選手だよね?」

慕「えっ? 子供‥‥?」

?「こんな場所にいていいのかい? 選手は控え室にいなきゃいけないもんだと思ってたよ」

慕(何だろうこの子? 小さな子特有なのかな、こういう喋り方と態度って‥)

?「さっきの試合見ていた‥ あんた強いねぇ‥‥」ニッ

慕(でも、なんか憎めないというか‥ そういう所、どこか小さい頃の閑無ちゃんに似てるかな)クスッ

?「うん‥? 何かおかしなこと言ったかな」

慕「ううん、ごめんなさい。君が友達の小さい頃にちょっと似ているな、っておかしかっただけ」

?「そっか‥」

慕「さっきの試合見ていてくれてたんだ。ありがとうね」ニコッ

?「別に礼を言われるようなことじゃないさ。それよりあんた、色々と不味いんじゃないのかい?」


慕「え、何が?」

?「だから選手なのにこんな所にいたら、さ‥」

慕「ああ‥、何か控室で見ていたら変に緊張しちゃったのかな? 少し気分悪くなっちゃって‥」

?「でも、チームの仲間も心配だからこうして観客席で見ていると」

慕「うん。こうした騒々しい方が逆に気分が楽になる気がして」

?「意外だな。雀卓に着いている時と違って普段は案外気が小さいんだな」クス

慕「そんなことないよ。打っている時はいつも、さっきだってドキドキしてたんだよ」

?「へぇ‥ その割には楽しそうに打っている。私にはそう見えたんだけどな」

慕「そうだね。打っている最中はドキドキよりもワクワクする方が多いからかな?」

?「そうか。それは分かるような気がするよ」


慕「それじゃあ君も麻雀をしているのかな?」

?「多少は。でも、まだ名前は継いでいない‥‥」

慕「名前‥?」

?「ああ‥ いずれ名を継げだら、あんたの所に行きたいなぁ」

慕「私の所‥‥?」

?「そうさ、あんたみたいな強い人と打ってみたいからさ‥‥」ニィ

慕「!?」ピクッ

慕(何、今の感覚!? この少女から感じた物だったのなら、この子は一体‥‥?)

慕「‥そっか。 じゃあ君が大きくなって、また会えたらお姉さんと麻雀しようか?」

?「ああ、約束したよ‥」ニコッ

慕(でも‥‥、笑った顔は年齢相当で可愛いな)


?「さて、それじゃあ私は行くよ」クルッ

慕「えっ? 君、行くってどこに?」

?「帰るのさ、見たい物も見れたし。 まぁ、あんたに会えたのは嬉しい偶然ってやつだ」ニコ

慕「そう。これから大将戦なのに見たい物はもう見れたんだんだね」

?「ああ、あんた‥ それと、この大将の4人を近くで見てみたかっただけだからな」

慕「ふぅん。それなら試合を見ていった方が良いと思うんだけど、遅くなってお家の人が心配しちゃうか」

?「そんなんじゃないさ。もう判ったからね」

慕「判った‥?」

?「会場に来てそれが実感できた。あんたの所の大将もいれたあの4人‥‥ とんでもなく強いな」


慕「そうだね、はやりちゃんは凄く強い」

?「でも怖いのは小鍛治健夜さ‥‥ アレはこっち側だって、よくわかった‥‥」

慕(こっち? 土浦の小鍛治さんが怖い‥ どういう意味なんだろう‥‥)

?「あんたの所のはやりっていう人はさ、多分損得が考えられる利口なんだろうな」

慕「利口? 打ち方がってこと‥」

?「打牌も含めて、かな‥ あの人はきっと自分を抑える向こう側の人間だ‥‥」

慕「‥‥」

?「それならたぶん大丈夫‥ あんた達も決勝には行けるから、その時は頑張りな」ニコ


慕「じゃあ君はこの大将戦は土浦が‥ 小鍛治さんが勝つと思っているの?」

?「ああ‥ あれだけ強いのに囲まれたら本気を出すしかないからな」

慕「本気‥? それじゃあ今までは加減をしていたってこと‥‥」

?「いいや、自分の本気が怖かったんだろうな。それはよくわかる‥‥」

?「じゃあまた、どこかの卓でな‥‥」スッ

慕「あ‥‥ わ、私、白築慕!」

?「うむ‥?」

慕「君のお名前、教えてくれるかな?」

睦月「ああ‥‥ 私は、津山睦月‥‥」スッ


トシ「‥‥ん?」スッ

慕「あ、熊倉さん」

トシ「あら白築さん、こんな所にいたのかい?」

慕「ええ、控室で閉じ篭りっきりだと何だか自分の試合よりも緊張しちゃいまして」

トシ「そうだったの。 それで、今は体の調子はどうなんだい?」

慕「あれっ、熊倉さん何で御存知なんですか?」

トシ「石飛さんだっけ? あの子から調子が悪いからって医務室に行った貴女が戻ってないって運営に来たのよ」

慕「あ、閑無ちゃんからでしたか」

トシ「それで医務室に行ったらもう戻ったって言うからさ、どこ行ったんだろうって探していたのよ」

慕「そうでしたか。ご心配をおかけして申し訳ございません」ペッコリン


トシ「別にいいわよ、貴女さえ何ともなければ」

慕「ええ、体調はおかげさまですっかり良くなりました」

トシ「そう。ああいう控室みたいな所にずっといるのも若い子には大変よね」

慕「そうですね、いま熊倉さんがすれ違った子とお話していて良い気分転換になったみたいです」

トシ「ふぅん‥ あの子、白築さんの知り合いかい?」

慕「いえ、ついさっき初めて会った子です。どこか不思議な子でした」

トシ「不思議‥?」

慕「はい。いつか名前を継いだら強い人たちと打ちたい、とか色々と‥‥」

トシ「名前‥‥? 白築さん、その子の名前は聞いたかい?」


慕「名前ですか? 睦月‥、そう津山睦月って‥」

トシ「睦月‥!?」ピクッ

慕「あれ、もしかして熊倉さんのお知り合いでしたか?」

トシ「いや、そんな名前の子は覚えないねぇ‥‥」

トシ(睦月‥ まさかあんな年端のいかない子があの伝説の睦月‥‥?)

トシ「‥さて、それじゃあそろそろ控え室に戻るとするかい?」

慕「そうですね。 あっ、もう全然平気なんで一人に大丈夫です。これ以上お手数おかけしたら恐縮ですし」

トシ「そうかい? じゃ、今度こそ真っ直ぐ戻るんだよ」

慕「はい。それじゃあ失礼します」ペッコリン

トシ(でも、本当に睦月だとしたら‥‥ やっぱりお目当てはあの子かねぇ‥‥)

トシ(いや‥、他にもお目当てがいたとしたら‥‥ 睦月と白築慕、この出会いは偶然なのかねぇ‥‥)



そしてこの準決勝、土浦女子と朝酌女子が決勝に進出した ――――

なんか動作がおかしい…

睦月圓明流は千年不敗

もう名前継いでるやんけ!

あまりに的確なつっこみにコーヒー吹いた

>>15
で、伝承権とか含めてだから(強弁)




晩春 ―――― 小鍛治健夜 21歳 プロ5年目



えり「ほ、本日司会を務めさせて頂きます新人の針生と申します! 本日はよろしくお願い致します!!」ガチガチ

健夜「小鍛治です。こちらこそよろしく」ニコッ

理沙「‥‥」ペコッ

えり「‥‥!? す、すいません野依プロ! 私、何か粗相をしたでしょうか?すいませんすいません!!」ペコペコ

理沙「‥ッ!?」=3

健夜「ほら、理沙ちゃんダメだよ。知らない人は勘違いしちゃうって言ったじゃない」

理沙「誤解!」=3

えり「え? えっ??」

健夜「ええっと‥ ごめんなさい、針生さん。粗相とか全くありませんから頭を上げてください」

えり「え‥‥?」


健夜「あの、野依プロは怒ってると思われたかもしれませんが、それは誤解でして」

理沙「‥‥」コクコク

健夜「寡黙なのでよく勘違いされちゃうんですよ、彼女。なのでお気にされないでくださいね」

えり「は、はぁ‥ でも、早とちりで失礼しました。局に入っての初仕事なので浮足立っちゃてまして‥‥」

健夜「う~ん、早とちりと言うか初対面の人は大抵、野依プロのこと勘違いしちゃうからね」

理沙「‥‥反省」=3

えり「あ‥ それでもうすぐお二人には会場に入って頂きますので、簡単な打ち合わせに来たのですが」

健夜「もうそんな時間なんだ。会場の雰囲気とかはどうですか?」

えり「はい、もう会場はお子様とその保護者で一杯になっていますよ」

理沙「満員!?」=3

えり「え、ええ‥ 向こうはいま熊倉監督の質疑応答をやっていると思います」


健夜「それじゃあ私たちの出番はもうすぐだね」

えり「はい。それでお二人には会場に入って頂きましたら、ご紹介の後で質問コーナーをお願いします」

理沙「質問!?」=3

健夜「理沙ちゃん大丈夫かなぁ‥」

えり「質問と言っても相手はお子様ですから、特に問題はないと思いますよ」

健夜「アハハ‥ 小さな子だからこそ逆に心配だよ」

理沙「‥‥不安」=3

えり「そ、そうですね‥ まぁ、いざと言う時は私もフォローに入りますので」

AD「失礼します。針生さん、そろそろ準備お願いしま~す」

えり「あ、は~い! それじゃあ、お二人とも改めて本日はよろしくお願い致します」ペコッ

>>18

(正) 晩春 ―――― 小鍛治健夜 23歳 プロ7年目

(誤) 晩春 ―――― 小鍛治健夜 21歳 プロ5年目



健夜「あ、はい‥ なんか、けっこう大変そうなお仕事だけど頑張ろうね」

理沙「‥‥心配」

健夜「大丈夫だって。私とあのアナウンサーさんもいるから」

理沙「‥‥」フルフル

健夜「あ‥、心配ってあっちの話のことだね‥‥」

理沙「‥‥」コクッ

健夜「うん‥、私も心配だけど代表に招集されちゃったから脱け出す訳にかいかないし‥‥」

健夜「それに、はやりちゃんからもまだ大丈夫だろうって連絡もらっているから‥‥」

理沙「‥‥祈念」

健夜「そうだね。今の私たちが出来ることは良くなる様、お祈りするしかないのかもね‥‥」


 ~~~


えり「では最後に熊倉監督、五輪に向けた抱負をお願い致します」

トシ「はい。私はここにいる小鍛治、野依両選手だけじゃなく代表全員が世界に通じると信じています」

健夜「‥‥」

トシ「同様に皆さまにも御期待頂いていると思いますので‥」

理沙「‥‥」

トシ「その想いに応えられる様に頑張りますので、是非熱い声援をよろしくお願い致します」ペコッ


 \ パチパチパチ /   \ ワーワー /  \ ワーワー / \ パチパチパチ /


えり「熊倉監督ありがとうございました。 それでは次に会場にいるチビっ子からの質問を受け付けます」

えり「さぁ、質問ある子はいるかな~?」


 \ ハーイハイッ /   \ ハイハイッ!! /  \ ハーイハイッ! / \ ハイハイッ! /


えり「ん~、それじゃあ一番後ろの右から二番目のピンクの髪の子、どうぞ」

※「あ、はい! iPS細胞で同性同士でも子供ができるらしいですが、同性婚についてお二人はどうお考えでしょうか?」

えり「い、いきなり凄い質問が飛び出してきましたね‥‥ それではお二人お答えをお願いします」


 ~~~


えり「はい! これで午前の部は終了となります。熊倉監督、そして小鍛治、野依両選手ありがとうございました」


 \ パチパチパチ /   \ ワーワー /  \ ワーワー / \ パチパチパチ /


えり「え~、休憩を挟みまして、午後は五輪の展望予想になりますので、会場の皆様も引き続きよろしくお願いします」ペコッ

AD「はーい、お疲れ様でした~! ピンマイク、回収させて頂きます」

睦月「小鍛治健夜‥‥ あんたに聞きたいことがある」スッ

えり「あ~、ごめんね。もう質問コーナ終わっちゃったから、またにしてくれるかな?」

健夜「いいですよ、私は構いませんから。まだ何か聞きたいことあったかな?」

睦月「高校三年IH準決勝‥‥」

健夜「えっ‥?」

理沙「‥‥!?」ピクッ

トシ「おや‥‥?」


睦月「あの時のあんたは本気で打っていた‥‥ だが、あれ以来本気で打っていないのはどうしてだい‥‥?」

えり「え、ええっと小鍛治プロ‥‥?」

健夜「あ‥‥ そ、そんなことはないよ。私は何時でも一生懸命打っているから‥‥」

睦月「そんなもんじゃないだろ、あんたの本気は‥‥? あの時のあんたはもっと怖かったよ‥‥」

健夜(な、何この子‥‥ 私の本気って、どういう意味で‥‥?)

トシ「皆してどうしちゃったんだい? 難しい顔して突っ立っちゃって」

理沙「監督!」=3

トシ「そんな難しいこと聞かれたのかい、このお嬢ちゃんに?」

睦月「あんたは‥‥?」スッ

トシ「熊倉トシ。この子たちを預かっている、五輪チームの監督よ」ニコッ

睦月「そうか‥‥ さすがに代表ともなると次々とすげえ人が出てくんなあ‥‥」


トシ「それでお嬢ちゃん、あんたのお名前は?」

睦月「睦月圓明流‥‥ 津山睦月‥‥」ニッ

トシ(睦月圓明流‥‥!?)ピクッ

睦月「へぇ、知っているんだあんた‥‥」

えり「あ、あの‥ この子、熊倉監督のお知り合いですか?」

トシ「お嬢ちゃん‥‥ 白築さんとあの準決勝を見ていた、あの時の子よね‥‥?」

理沙「‥‥!?」=3

健夜「慕ちゃん‥‥!?」

睦月「よく知っているな、あんた。 そうだ、ちょうど良い機会だからあんた達に聞きたいことがある」

トシ「‥‥お伺いするよ」


睦月「白築慕を探している。あれだけの雀士なのにあのIH以後の足取りが追えない」

健夜「‥‥!?」

えり(白築慕‥、聞いたことがある。小鍛治プロに唯一匹敵する天稟を持つ雀士だと‥‥ でも、確か‥‥)

トシ「‥‥何かあの子に用事でもあるのかい?」

睦月「約束があるんだ。私が睦月の名を継いだら打つ、ってね‥‥」

理沙「約束‥‥」

トシ「これも何かのお導きかねぇ‥‥ お嬢ちゃん、その約束はちょっと難しいかもしれないよ」

睦月「どういうことだ‥?」

健夜「監督‥‥!?」


トシ「いいんだよ、この子の目は嘘を言ってない‥ 白築慕はいま、入院している‥‥」

睦月「入院‥‥」

トシ「不条理なもんだねぇ、運命ってのは‥‥ こんな年寄を生かしとして、あんな若い子を‥‥」

睦月「!?」

理沙「重体‥‥」

健夜「うん‥‥ 慕ちゃんの病状がここ数日悪化して‥‥」

えり(やっぱりあの噂は本当だったんだ‥‥ 高校以来、あれだけの雀士が表舞台に出てこれなかった理由‥‥)

トシ「今すぐにでもこの子達もあっちに行かせてあげたいんだけど、代表だとなかなかそうも行かなくてね‥‥」

睦月「そうか‥‥ では急がないとな‥‥」クルッ

健夜「急ぐって‥‥ 君、どこに‥‥!?」

睦月「白築慕の所に‥‥ 約束を果たしに行く」ザッ

理沙「‥‥!?」=3

トシ「いいよ、行かせておやり‥‥ 今日、ここであの子に会えたのもお導きなのかもしれないからね‥‥」



―――― 島根・某病院


閑無「慕! お前、起きていていいのか!?」

はやり「はやや~☆」

慕「閑無ちゃん? あ、はやりちゃんも! 忙しいのにわざわざごめんね」

はやり「ううん‥ 今はリーグはお休みだし、A代表もないから全然平気っ」

慕「そう言えば残念だったね、五輪代表。あと何か月かお誕生日遅かったら入れたのに」クスッ

はやり「そうだね~ 健夜ちゃんや理沙ちゃんたちと一緒に世界に行ってみたかったかなぁ」

慕「そっかぁ‥‥ 私も元気だったら皆と一緒に行ってみたかったなっ」ニコッ

閑無「はやり‥‥」ボソッ

はやり「あ‥‥ そ、そのぉ‥‥」

慕「ううん、全然気にしないで。 ‥‥そうだ、折角三人が揃ったんだし麻雀しない?」

閑無「慕‥‥ そんなこと出来るわけ‥‥」

慕「大丈夫だよ、閑無ちゃん。今日は不思議なほど体が軽いんだ」

閑無「で、でも‥‥ お前‥‥」


慕「平気‥‥ はやりちゃん、悪いんだけどそこの牌を取ってくれる?」

はやり「は、はやっ‥‥」

慕「お願い‥‥」ニコッ

はやり「‥‥う、うん」スッ

慕「何だかね、最近すごく勘が冴えてるの‥‥ 二人とも見ていてね?」ジャラジャラ

はやり「慕ちゃん‥‥!?」

慕「これが四筒‥ 北‥‥ これは二萬‥ これは‥、一索かなっ」トン

閑無「なっ‥‥!?」

はやり(次で62牌め‥‥ ガン牌‥‥!? いや、慕ちゃんがそんな事する訳ないし‥‥)

閑無(そんな‥‥ 一つも間違えずに伏せた牌を当てるなんて人間に出来ることなのか‥‥!?)ブルッ

睦月「痩せたな、白築‥‥ 体は大丈夫か‥‥?」スッ

慕「君は‥‥!?」

閑無(子供‥‥?)


睦月「遅くなった‥‥ やっと名前を継げたよ‥‥」ニコ

慕「久しぶり‥‥ ずっと待っていたよ‥‥」ニコッ

はやり(待っていた‥‥? 誰なんだろう、この子は‥‥)

睦月「強くなったか、白築‥‥?」

慕「まさか‥‥」

睦月「ネタもなく牌を見通すなんて出来ないさ、どんな名人でも‥‥」

慕「偶然だよ、偶然‥‥」ニコッ

睦月「本当は見舞いに来ただけのつもりだった‥‥」

睦月「きっとあんたは牌も握れなくなっている。そう思ってここに来た‥‥」


慕「でも、お互い間に合ったみたいだね‥‥」

閑無(間に合った‥‥? 一体コイツらは何を言っているんだ‥‥!?)

睦月「そうか‥‥ なら、きっとそれはあんたのせいだ‥‥ 血が熱くなっている」

慕「そっか‥‥ 閑無ちゃんとはやりちゃん、卓に入ってもらえるかな‥‥?」スッ

はやり「えっ‥‥?」

睦月「もう一度聞く‥‥ 体は大丈夫なんだな‥‥!?」スッ

慕「大丈夫‥‥ あの時の約束、果たそうか‥‥」ジャラッ

閑無「おい、慕‥‥ いったい何を‥‥!?」

慕「点数は千点でいいよね‥‥?」

睦月「いいのか、そんなに少なくて‥‥」

慕「勝負なんてどうでもいいんだ‥‥ ただ‥‥ 最期に本気を見てみたかっただけだから‥‥」ニッ

睦月「見せてやろう‥‥ 本気の睦月を‥‥」



慕「ポン‥‥」ユラァ

はやり(いきなり慕ちゃんから仕掛けて‥‥!?)

睦月(殺気がまるで無いからいつ鳴くのか読めない‥‥ しかも迅い‥‥)

睦月「とんでもねぇ女だな‥‥」ツウ

慕「睦月ちゃんの本気、見せてもらうよ‥‥」ニコッ

睦月「おォォオォ!!」クンッ

慕「カンッ!!」スッ

閑無(明槓でモロ乗り‥‥!? 慕はそこまで見えてたの‥‥)

慕「凄い‥‥ いきなり強い所を切ってくるなんて‥‥」

睦月(こいつ、王牌使って「弧月」の裏まで潰しやがった‥‥)

慕「初めて会った日の私の試合‥‥ 覚えている‥‥?」

睦月「ああ‥‥」



慕「カン‥‥」スッ

睦月「‥‥ッ!?」ツゥ

慕「嶺上は、やっぱりダメだったか‥‥ あの日と同じだね」ニコッ

睦月「同じじゃねぇよ‥‥ 前はドラ2枚で今度は3枚だ‥‥」

閑無(嶺上‥‥!? こんな早い巡目でもう張っているの、慕は‥‥!?)

はやり(迅さやドラの数だけでも普通じゃないのに‥‥ この晒している手は全て索子‥‥)

閑無(もし‥‥ 慕はあの準決勝の再現を狙っているとしたのなら‥‥)ゴクッ

はやり(混一、清一程度じゃ止まらない‥‥ 更に上‥‥!?)

睦月「‥‥」ニィ

慕「‥‥     !?」ガクッ


慕「‥‥ッッ」ゴホッゴホッ

閑無「慕ォッ!?」

はやり「慕ちゃん!?」

慕(力が‥‥ 抜ける‥‥ まだだ、まだ終わっていないのに‥‥)

睦月「白築‥‥」

慕「私はまだ打てるよ‥‥ 睦月ちゃん‥‥」ニコッ

睦月「ああ‥‥ まだ終わりじゃない‥‥」

はやり「もういい‥‥ もういいよ慕ちゃん!」

閑無「止めろ! 本来ならお前はもう麻雀なんて出来る体じゃないことぐらい‥‥」

慕「止めないでッ!!」

閑無「!?」

慕「お願い‥‥ この勝負だけは止めないで‥‥」ポロッ


はやり「見せ牌‥‥? 慕ちゃん‥‥」

慕「くっ‥‥」ポロッ

閑無(あ、ああ‥ 慕はもう牌を掴むのさえ‥‥ いや、これが本来の慕の当たり前の力なのに‥‥)

慕(お、重い‥‥ さっきまでは羽のように軽かったツモが‥‥)ハァハァ

慕「はは‥ 情けないな、私の体は‥‥ こんな時まで私を裏切るんだ‥‥」ガクッ

睦月「‥‥」ツゥ..

睦月「  立て‥‥       白築‥‥  」

はやり「!!」

睦月「立って‥‥ もう一度手を進めろ‥‥ 睦月の本気はこんなもんじゃない‥‥」

閑無「お、お前‥‥」


睦月「本気の‥‥ 白築慕の麻雀を見せてみろ‥‥ 白築‥‥ 立て!!」

はやり「も、もう止‥‥   !?」

閑無(鳥‥‥!? それも親子の‥‥ どうしてこんな時に‥‥)

慕「‥‥」ニコッ

睦月「‥‥」ニィ



         `                        .

                    ,.                       .
   .        
                             `



慕「カン‥‥」スッ

睦月「すごい引きだ、白築‥‥ あんたはやっぱり天才だ‥‥」

慕「睦月ちゃんの待ちこそ神業だったよ‥‥」ニコッ


ドサッ


閑無「慕ォォオォッ!!!」

はやり「あ‥ あぁ‥‥」ポロッポロッ

睦月(4枚目の一索‥‥ こっちが国士張っているのを分かっていてあんたは‥‥)



閑無「慕、目を開けてよ慕ッ!!」

はやり「慕ちゃん!慕ちゃん!!」

慕「閑無ちゃん‥、はやりちゃん‥‥ ありがとう‥‥ この言葉しかもう二人に返せる物がないんだ‥‥」ニコッ

閑無「そんなことどうだっていい!! もう喋るな、喋らないでくれよォ!!」ガバッ

慕「だめだよ、閑無ちゃん‥‥ 服が汚れちゃうし病気がうつっちゃう‥‥」

はやり「待って慕ちゃん、いま先生を呼ぶからッ!!」

慕「ううん‥ もういいんだよ、はやりちゃん‥‥  睦月ちゃん‥‥?」

睦月「何だ‥‥?」

慕「待っていてよかったよ‥‥ これで病人としてでなく、雀士として[ピーーー]る‥‥」

睦月「ああ‥‥」


慕「最期にお願いが一つあるの‥‥」

睦月「聞こう」

慕「小鍛治さんを‥‥ あの人が一人ぼっちになっちゃうから‥‥ よろしくお願いね‥‥」スゥー

睦月「わかった‥‥」

はやり「慕ちゃん‥‥? 慕ちゃん!!」ウアァッッ

閑無「てめぇが‥、てめぇが慕をッッ!!」ガッ

睦月「そうだ‥‥ 私は人殺しだ‥‥ 白築は私が‥‥ 殺した‥‥」

閑無「じ、じゃあ‥‥ じゃあ、なんでお前は泣いているんだよッ!!」

睦月「だが、負けたのは私じゃない‥‥ 病にだ‥‥」

睦月「白築慕が病なんかに負けた。 それが‥‥ ただ、ただ悲しいだけだ‥‥」クッ



島根にて白築慕闘死 享年二十三歳と云う‥‥ ――――

この日、病室に二羽の鳥が降り立った‥‥  そういう記録は残っていない ――――

白築慕‥‥ その短くも輝いた彼女の記憶だけが残っている‥‥ ――――


同年初夏、小鍛治健夜は五輪代表としてブラジルで戦っていた‥‥ ――――

決勝が行われるリオへ向け‥‥ 勝利のみを求めるその姿は鬼気迫る物であった ――――



トシ「健夜に理沙、ちょっといいかい‥‥?」

理沙「監督?」=3

健夜「どうかしましたか‥‥?」

トシ「健夜‥‥ こっちに来てから、その‥‥ 少し気を張り過ぎちゃいないかい?」

理沙「奮闘!」=3

健夜「団体戦ですからね‥‥ 大将の私が頑張らないと‥‥」ニッ

トシ「まぁ、それだけならいいけどね‥‥」

トシ(違うね‥‥ 明らかにこの子は苛立っている。 いや‥‥ 持て余している、が正解か‥‥)

トシ(待ちに待った舞台‥‥ なのに、世界にすら全力を尽くす相手がいない焦れや悲しみにも似た感情を‥‥)

健夜「それで監督、お話は‥‥?」

トシ「あ、ああ‥‥ 日本に残していた者から聞いた話だが‥、先月に白築慕が亡くなった‥‥」

理沙「‥‥!?」ポロポロッ

健夜「そうでしたか‥‥」

健夜(慕ちゃんが逝っちゃったか‥‥ これで本当に私一人になっちゃったな‥‥)


トシ「私たちには気を使って誰も伝えていなかったんだろうけど、耳にしちゃったからね‥‥」

健夜「嫌な女ですね、私って‥‥」

理沙「‥‥?」グスグスッ

健夜「慕ちゃんが亡くなったと聞かされても涙一つ零せない‥‥ 酷い女です‥‥」

トシ「人の繋がりって、そういう物だけじゃないよ‥‥」

健夜「私は‥‥ こんな所じゃ敗けれません‥‥ 私はもっともっと打ち続けます‥‥」

トシ「健夜、もう分かっているんでしょ‥‥ あんたの満足する相手なんて‥、どこにも居やしないって‥‥」

健夜「ならば探すまでのことです‥‥ 地獄まで‥‥」フッ

健夜(ふふ‥‥ 地獄じゃ慕ちゃんには会えないか‥‥)

理沙「健夜‥‥」

健夜「理沙ちゃん、ありがとう‥‥ でも今は一人にしてほしい、かな‥‥」

トシ「健夜、あんた‥‥」

健夜「ちょっと会場の下見に行ってきます‥‥」クルッ


 ~~~


健夜(監督の言う通りだ‥‥ 全力を尽くせる相手が居ないなんて、ここに来る前からわかっていた‥‥)

健夜(なのに、どうして私はこんな場所まで‥‥ そっか、白築慕‥‥ 赤土晴絵か‥‥)

健夜(対局中、どこか別のことを考えていた‥‥ 目の前の相手は、あの二人に比肩する雀士なのか‥‥?)

健夜(もし、そうならば‥‥ どうやって毀そうか‥‥ そんなことばかり考えている自分がいる‥‥)

健夜(なんだ、そうか‥‥ 打って、打って、もう十分だと思っていながら‥‥)

健夜(心のどこかであの二人とまた対局したい、と‥‥ だけど、それはもう適わないただの夢‥‥)

健夜(夢ならそろそろ‥‥ 醒めなくちゃいけない頃合いなのかな‥‥)


睦月「酷い貌をしているな、小鍛治健夜‥‥」ニィ

健夜「君は‥‥」

睦月「白築慕からの伝言だ‥‥ あんたを“よろしく”とな‥‥」

健夜「よろしく、か‥‥」

健夜(慕ちゃん、最期まで他人のことばかり考えて‥‥)

睦月「こっちに来てどんな麻雀を打っていた? とんでもねえ手をしてるな‥‥」

健夜「確かに‥‥ね」ニヤッ

トシ「健夜、あんた一体誰と喋って‥‥ あんた、どうしてここに‥‥!?」

理沙「睦月‥‥」=3

健夜「それで‥‥ 君はどう“よろしく”してくれるのかな‥‥?」


睦月「白築慕の牌だ‥‥」スッ

理沙「‥‥!?」

トシ「白築慕の牌‥‥? それじゃあ‥‥ あんたはまさか‥‥!?」

睦月「白築は病死じゃない‥‥ 私が殺った‥‥」

健夜「慕ちゃんは打てた‥‥?」

睦月「天才だよあいつは‥‥」

健夜「そう‥‥」

健夜(慕ちゃんは戦って‥‥、そして逝ったんだ‥‥ けど、御礼は言わないよ‥‥)

健夜「これで本気で戦う理由が出来た‥‥ 慕ちゃんの敵討ちだね‥‥」

睦月「ああ‥‥ ちょうど4人いる。打つには十分さ‥‥」ニィ

理沙「対局‥‥!?」ザワッ

トシ「どうやらとんでもない所に出くわしちゃたようだねぇ‥‥」ゾクッ

健夜「私の本気‥‥ 見たいっていってたよね‥‥」スッ

睦月「ああ‥‥ 覚えているさ‥‥」


閑無「おい、てめぇ! どこに逃げようってんだよッ!!」

はやり「閑無ちゃん、落ち着いてっ!」

睦月「どこにも逃げやしないさ‥‥ 白築との約束を果たさなければならない‥‥」

閑無「お前‥‥ それじゃあ、小鍛治健夜の所に‥‥」

睦月「その白築の牌を貸せ‥‥」

はやり「えっ‥‥?」

睦月「あんた達じゃ私には勝てない‥‥ だから、勝てる女に渡してやるんだよ‥‥」

閑無「お前、敗ける気なのか‥‥?」

睦月「まさか‥‥ 私は睦月だ‥‥ 睦月圓明流1000年の歴史の中で敗北の二文字はない‥‥」

睦月「だが‥‥ 小鍛治健夜は鬼だ、麻雀のな‥‥」

はやり(もしかしたらこの子なら‥‥ 睦月圓明流なら本気の健夜ちゃんを‥‥)

睦月「麻雀史上、あれだけ人を毀した女はいない‥‥」

睦月「技ならば白築の方が立つ‥‥ 天才だからな‥‥」

睦月「が、怖いのは小鍛治さ‥‥ 私が会った中で一番怖い‥‥」

睦月「私はきっと‥‥ 鬼という物をこれから初めて見にいくことになる」


 ~~~



健夜(あはは‥‥ これだ、これ‥‥)ニタァ

トシ(何だい、これは‥‥ あの子がこんな顔を‥‥ これが本気の小鍛治健夜、なのかい‥‥)ツゥ

健夜(ゾクゾクしてくるよ、どんな対局よりも‥‥)トンッ

睦月(やや前のめりの右利き、か‥‥ 白築に似ているが‥‥)

理沙「‥‥!?」ゾクッ

睦月(中身はまるで別もんだ‥‥ こいつは殺気の塊だ‥‥、しかもとんでもねぇ‥‥)

健夜「おるァアァッ!!」ザシュ

睦月(迅ぇぇ‥‥ ツモる瞬間が読めててこれだ‥‥)ツッゥー

健夜「おぉおォ!!」ジャキッ

睦月(なんて引きの強さだよ‥‥ だが‥‥)クンッ

健夜(けっ、不要牌を掴まされ‥‥ なんだあ‥‥ 連続で‥‥)

健夜「チィィッ!!」チャッ

睦月(躱さずにそのまま捨てるだと‥‥!?)


睦月「とんでもねえ女だな、小鍛治‥‥」ハァhァ

健夜「とんでもないのは君の方だよ‥‥ 慕ちゃんなら掴みもしないだろうけど‥‥」ハァハァ

睦月「“アレ”を躱さずツモ切りするとはな‥‥」

健夜「きっちり二枚も掴ませて‥‥ ふふ‥‥ 楽しいよねぇ‥‥」ニヤァ

トシ(こ、この子たち、いったい何をしているんだい‥‥!?)

健夜「慕ちゃんは‥‥ 鳴きを見せた‥‥?」

睦月「ああ‥‥」

健夜「そうッ‥‥!!」ズシャッ

睦月「‥‥」スッ

健夜「おおォおッ!!!」ブゥン

睦月「!!」

理沙「役牌!?」=3

睦月「小鍛治健夜の麻雀は、いつからそんなに仕掛けるようになった‥‥?」ヘヘ..

睦月(鳴きに来て誘っておいて、零れた所を狙い撃ちしに来やがった‥‥)


健夜「本気の私は仕掛ける方が得意でね‥‥ 子供の頃はすぐに飛ばして怒られたよ‥‥」

睦月「鬼だなぁ、小鍛治‥‥」

健夜「そうだろうね‥‥」

睦月「オオオッ!!」ガッ

健夜「ポオンッッ!!」ザッ

睦月「ラァアッ!!」ジシィィッ

トシ(あ‥‥ あの子‥‥ 健夜の大三元待ちを分かって平気で中を切ってきた‥‥)

理沙「聴牌!?」=3

健夜(ああ‥‥ でも皮を斬らせてなんとやら、だね‥‥ 今ので一気に手を進めるなんて‥‥)

健夜「 私が鬼なら‥‥  君は修羅だね‥‥ 」

睦月「‥‥」ニィ


健夜「ふふ‥‥ 震えが止まらないよ、楽しくてねッ‥‥!!」ドシュッ

トシ(白‥‥!? 抑えていた4枚目崩したってことは次巡で‥‥!?)

睦月「カンッッ!!」

健夜(動きが乱れたよォ‥‥ 睦月ィッ‥‥)ガッ

睦月「まだまだァァッ!!」タタン

理沙「三槓子!?」=3

トシ(いや、全て索子‥‥ 緑一色‥‥!? でも、そこで終わったら睦月には‥‥)

睦月「テァイッ!!!」ズンッ


     .        
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                        ,.                       .



健夜「‥‥」

睦月「‥‥」

健夜「君は‥‥ やっぱり人じゃないね‥‥」

健夜(あそこから3つも引いてくるし‥‥ それにこの手はァ‥‥ とんでもない‥‥)ガクッ

理沙「一索‥‥」=3

トシ「緑一色‥‥   いや‥‥ 一色四順‥‥!?」ガタッ

健夜「 これで‥‥  思い残すことはなにもないよ‥‥ 私くらい打って、打って‥‥」

健夜「 打ち尽くした女は‥‥ いないだろうね‥‥」


健夜「   さて、往くかな‥‥」




健夜「     慕ちゃんに‥‥               また会えるといいな‥‥‥‥   」ドサッ




恒子「…と、無敗記録伝説を持つ小鍛治プロにも、知られざるたった一度の敗北があったのです!」

健夜「ちょっと待って、こーこちゃん! 私は麻雀で人をどうこうしたことなんし、まだ生きてるよっ!!」

恒子「あ…、国外の非公式試合だから勝ち負けはカウントしないだっけ?」

健夜「いや、そういう次元の話じゃなくってさ!」

恒子「じゃあ本当はどんな話だったの?」

健夜「そもそもそんな試合したことないし、慕ちゃんだって今も普通にお母さんしてるから!!」

恒子「そうなの…? 私の中ではこれが史実なんだけどな」テヘッ

健夜「そんな適当な作り話を史実にしないでっ!!」






おしまい

ムッキーの出る話久々に見た気がする


ムッキーはこういう役が似合うなww

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