P「この電車は何処に……?」 (29)
車長「……おや、キミはお客さんかな?」
P「ここは……?」
車長「電車だよ……お客さんが一人でも居るなら、出発せねば」
P「この電車は何処に……?」
車長「時期にわかるよ……さあ、出発だ」
車長「次は天海駅……天海駅」
5月15日までのカウントダウンをしたいだけのSSです。
もしかしたら、他作品との被りがあるかも知れませんが、ご了承下さい。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399854303
P「ここは……」
春香?「天海駅ですよ! 天海駅!」
P「……春香?」
春香?「春香じゃありません! 天海駅長と言います」
P「……」
天海駅長「明るい所だと思いません?」
P「ああ……良い駅だ」
天海駅長「……プロデューサーさんが居るから。あの子も、この駅も明るくいられるんです」
P「え?」
テイーーン!
天海駅長「あ、電車が出ちゃいますよ!」
P「あ、ああ……」
車長「次は怖くない方の如月駅……怖くない方の如月駅」
車掌の間違いじゃない?
IDが変わりまくりますが、気にしないで下さい。
千早?「ようこそ、怖くない方の如月駅へ……私は如月駅長です」
P「あ……ああ……」
如月駅長「どうしました?」
P「いや……知り合いに似ているけど……明るい顔してるな、って」
如月駅長「ふふふ……あの子は素直ではない所がありますから」
如月駅長「でも……あなたには感謝をしていると思います」
P「……そうか」
如月駅長「ただ、素直になるにはまだ時間がーーもう少し待っていてあげて下さい」
P「別に……」
如月駅長「はい?」
P「俺は千早から感謝されたい訳じゃ……ただ、俺がそうしたいだけだ」
如月駅長「ふふふ……そんなあなただからーー彼女は……」
P「……え?」
テイーーン!
如月駅長「もう電車が出るようですね……あの子をよろしくお願いします」
P「……ああ」
車長「次は星井駅……星井駅……」
>>3
わかってますが、下らない理由があります。
美希?「ハニー!」がばっ
P「うぉ……み、美希……じゃないな……星井駅長?」
星井駅長「そうなの! 流石はハニー! 違いがわかってるって思うな!」ぎゅっ
P「いや……流れで」
星井駅長「わかってくれたら、それで良いの!」
P「……ああ」
星井駅長「ハニーのお陰でね、この駅はすっごくキラキラできてるの!」
P「確かに、そうだな……」
星井駅長「だからね! これからもミキをいっぱい、キラキラさせてあげて欲しいな!」
P「……ああ。勿論だ」
テイーーン!
星井駅長「あ、もう時間なんだね……ま、仕方ないの」
P「ああ……」
車長「次は高槻駅……次は高槻駅」
やよい?「プロデューサー! ようこそ、いらっしゃいました!」がるーん
P「高槻駅長か?」
高槻駅長「はわっ!? どうしてわかったんですか? 凄いです!」
P「……俺はプロデューサーだからな」なでなで
高槻駅長「えへへ……あ、そうだ! 高槻駅名物のもやし弁当はいかがですか?」
P「そうだな……貰おうか」ビリビリ
高槻駅長「うっうー! あ、お金はいりませんよ?」
P「ん?」
高槻駅長「代わりにプロデューサーの笑顔が欲しいかなーって!」
P「……」にこっ
P「こうか?」
高槻駅長「ばっちしです! どうぞ!」
P「ありがとう」
テイーーン
高槻駅長「時間ですね……じゃあ、元気に行ってらっしゃい!」
P「……いってきます」
車長「次は双海駅……双海駅……」
真美?「よく来てくださった……」
亜美?「客人とは珍しいのぅ……」
P「双海駅長さん、か」
双海駅長A「ちょっ……そりゃあ、ないっしょ!」
双海駅長M「ネタ潰しとはちょこざいなぁ!」
P「……じゃあ」
双海駅長A「うわーん! 待ってよー!」
双海駅長M「おみやにこの宝箱あげるからさー」
P「そんな怪しいのいらんわ!?」
双海駅長A「……えへへ」
双海駅長M「良かった……兄ちゃん。楽しそう」
P「……そうか?」
双海駅長A「……兄ちゃん」
双海駅長M「戻って来てね?」
P「ああ……勿論だ」
テイーーン!
車長「次は水瀬駅……水瀬駅……」
水瀬駅長「ちょっと! 遅いじゃないのよ!」
P「水瀬駅長さんか」
水瀬駅長「ちょっと……何で……って、ああー! 最初から名前表記が水瀬駅長になってるじゃない!」
P「お、おう……」
水瀬駅長「その気の毒そうな顔をやめなさいよ! 失礼しちゃうわね!」
P「……」
水瀬駅長「ま、いいわ……ちょっと良い?」
P「あ、ああ……」
水瀬駅長「こんな所でトロトロしている暇があるなら、とっとと帰って来なさい!」
P「……」
水瀬駅長「これはあの子からの伝言よ。しっかり、心に刻み込みなさい! にひひっ♪」
P「……ありがとう」
水瀬駅長「それはこっちのセリフよ……」
P「え?」
水瀬駅長「……っ! さっさと行きなさい! 時間でしょ!」
P「……ああ」
テイーーン
水瀬駅長「……またね」
車長「次は三浦駅……水瀬駅」
P「誰も居ない……」
車長「うーん……まあ、いつものことだがね」
P「そうなんですか?」
車長「次へ行くかね?」
P「……お願いします」
車長「わかった!」
テイーーン!
車長「次は秋月駅……秋月駅……」
秋月駅長「三浦駅長! また迷子になって……!」
三浦駅長「あらー……ごめんなさいね?」
P「……」
秋月駅長&三浦駅長「あ……」
三浦駅長「い、いつもはこんなんじゃないんですよ?」
秋月駅長「えー」
三浦駅長「も、もう! 秋月駅長さん!」
P「……」
秋月駅長「私から言うことは何もありません……」
三浦駅長「……私も、無いということにしておきますー」
P「……そうか」
テイーーン!
P「……じゃあ」
秋月駅長&三浦駅長「……はい!」
車長「次は我那覇駅……我那覇駅……」
我那覇駅長「はいさい! 自分、我那覇駅長だぞ!」
P「お……」
(∪^ω^)「「「わんわんお!」」」
P「ぬわっ!?」
我那覇駅長「ケル美はプロデューサーが気に入ったみたいだな!」
P「……!?」
我那覇駅長「あ、そうだ。自分、プロデューサーに伝えたい事があるんだった」
P「こ、この状況で……!?」
我那覇駅長「自分……じゃなかった。あの子は、プロデューサーに会えて良かったと思っているんだ!」
我那覇駅長「そりゃあ……辛いこともあるけどさ……それ以上に楽しい事や、充実したことがあるからね!」
我那覇駅長「だから、ありがとう!」
P「うん……わかったから……この犬? 止めてくれー!」
(∪^ω^)「わんわんお!」
我那覇駅長「わー!? やめるんだ、ケル美!」
(∪^ω^)「わんわんお……」またね
ぽいっ
テイーーン!
P「」
車長「大丈夫かね、キミぃ……あ、次は四条駅……四条駅」
四条駅長「ようこそいらして下さいました……」
P「……」ぼろっ
四条駅長「面妖な!」びくっ
P「……かくしかじか」だぞっ!
四条駅長「……なるほど」めんようなっ!
四条駅長「我那覇駅長には後でキツく言っておきましょう……」
P「頼む……」
四条駅長「……」さわさわ
P「……?」
四条駅長「あなた様は……プロデューサーとしての職業を楽しんでおられますか?」
P「当たり前だろ?」
四条駅長「……そうですか」
四条駅長「あなた様……少し目を……」
P「あ、ああ……」
四条駅長「……」ちゅっ
P「!?」
四条駅長「ふふふ……ここは現実ではないのですから、これぐらいならば許されるでしょう」
車長「……」にやにや
P「そこ、にやにやしない!」
テイーーン!
四条駅長「それでは……あなた様」
P「ああ……またな」
車長「次は菊地駅……菊地駅」
菊池駅長「きゅぴ……」
P「そ……」
萩原駅長「させないよ!」
菊地駅長「わっ!? なんで、邪魔するんだよ!」
萩原駅長「……わからないの?」
菊地駅長「……すみません」
萩原駅長「わかってくれたら、良いの……あ、プロデューサー。先に行ってますね」あなをほる
菊地駅長「えっと……何でしたっけ……あ、そうだ!」
P「お、おう」
菊地駅長「可愛い仕事を増やしてくれてありがとうございます! プロデューサーが無理して集めて来てくれたんですよね?」
P「それが俺の仕事だよ……気にするな」
テイーーン!
菊地駅長「へへ……あ、もう時間か……萩原駅長が待ってますよ!」
P「ああ……またな」
真「……」
車長「次は萩原駅……萩原駅」
萩原駅長「あ! プロデューサー!」
P「さっきぶりだな」
萩原駅長「丁度、お茶淹れたばかりなんです!」つ茶
P「ありがとう……美味しいよ」
萩原駅長「えへへ……プロデューサー」
P「……ん?」
萩原駅長「あの子は……だめだめで
ちんちくり……ひっ!?」
如月駅長「……」のぞきーの
P「どうした?」
萩原駅長「な、何でもないです! とにかく……プロデューサーやみんなのお陰で、少し強くなれました」
萩原駅長「それでも……まだ足りないんです……」
車長「! 萩原駅長……それ以上は……」
萩原駅長「あの子には……まだプロデューサーが必要なんです! ですから……!」
車長「萩原駅長……」
萩原駅長「わかってます……でも……お願いします……」
P「……大丈夫、大丈夫だから、な?」
萩原駅長「……はい」
テイーーン!
車長「……行こうか」
P「……はい」
P「……」
車長「次の駅があるんだが……キミには関係ないみたいだね」
P「じゃあ、良いです……」
車長「それでは、通り過ぎるとしよう……」
玲音『ちょっ……待て!』
P「な、何かが追いかけて来た!?」
玲音『最強のアイドルをなめて貰っては困る……!』
車長「何という、執念!」
玲音『アイドルマスターワンフォーオール5月15日に発売! 残りは3日! 準備はーー 』コテッ
P「転けた!?」
車長「……見なかったことにするとしようか」
P「……はい」
車長「……気づいたかね?」
P「……はい」
車長「……そうか」
P「俺……死んだんですね」
車長「……?」
車長「いや……キミは行きとるよ?」
P「え?」
車長「生死の境を彷徨っているだけだね」
車長「生死の境を走る七無呼電車にご乗車頂き、誠にありがとうございます……」
P「え……え?」
車長「あの子達にはキミが必要だーーこんなところで道草を食ってる場合ではないだろ?」
P「……あなたは……」
車長「なに、私と彼がティンと来たキミの事だ。心配はしていないがね……では、頼んだよ」
P「……はい」
車長「それでは……またのご利用はーー暫くはしてくれるなよ? キミィ」
「先生! 患者の意識が……!」
「あり得ない……奇跡だ……」
「医者がここであり得ないとか言うなー!」
「プロデューサーさん!」
「プロデューサー!」
「ハニー!」
「兄ちゃん!」
「あなた様……」
「おかえりなさい……!」
終わり。
おまけ
車長「やれやれ……世話が焼ける息子達だ」
車長「おや……?」
『音無駅』
音無駅長「……」
音無駅長「ずっとスタンバッてました」
おまけ終わり
カウントダウンしたいだけシリーズまとめ
P「……あれ?」春香「どうしたんですか?」
P「……あれ?」春香「どうしたんですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399684769/)
春香「プロデューサーさんwwww今wwwwどんな気持ちですかwwww」
春香「プロデューサーさんwwww今wwwwどんな気持ちですかwwww」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399762448/)
また明日もよろしくお願いします。
さらにおまけ
P「大分、遅くなったな……辺りも暗いし」
P「まあ、仕方ないよな……765プロオールメンバーのライブは必ず、成功させないと」
信号「青やで、行きんさい」
P「何か幻聴が……気のせいだよな」
キィー
P「!?」
P(トラック……? 間に合わな……すまない……!)
ドン!
「そんな……私は二度と繰り返さないと……誓ったのに……」
P(すまない……みんな……)
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