マイリトルポニーのＳＳです。初ＳＳなので色々あれかとおもいます

ピンキー「すいませーん、この旗と、風船１ダースずつください！」

店員「いいとも、まとめて5ビッツだよ。…それにしてもピンキー、またパーティーをやるのかい？」

ピンキー「ええ！だって今日はこんなにいい天気なんだもの！パーティーしなきゃ損よ！」

店員「…まあいいか。楽しいパーティーになるといいね、ピンキー」

ピンキー「もっちろん！店員さん、あなたも招待しましょうか？」

店員「…いや、遠慮させてもらうよ」

ピンキー「そう？お仕事忙しいの？」

店員「あ、ああ。そうなんだ。いやぁ、仕事をしてると暇が出来なくてね…」

ピンキー「なんならあたしが手伝ってあげようか？」

店員「いや！それはいいよ。ほら、他のお客さんもいるんだから、いったいった」

ピンキー「…あたし以外にいないみたいだけど…」

店員「これからくるんだよ！！いちいちうるさいなぁ…早くパーティーの準備でもしに家に帰ったら？」

ピンキー「…うん…」

ピンキー「…なんか様子がへんだったなぁあの店員さん」

ピンキー「お腹が痛かったのかな？それともお腹いっぱいだったのかも？」

ピンキー「なんとなくいらいらしてるみたいだったけど…」

ピンキー「…気にしてもしょうがないよね！次はみんなへのプレゼントを買わなきゃ！」

ピンキー「ここの雑貨屋さん、綺麗なものたくさんおいてあるんだよね～さっそく中に入ろうっと」

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

…ﾋｿﾋｿ…ﾐﾀ?ﾋﾄﾘﾃﾞｼｬﾍﾞｯﾃﾀﾖ…ｷﾓﾁﾜﾙｲ…ﾋｿﾋｿ…

ピンキー「こんにちは～！！店員さん、なにかおもしろいもの入ってる？」

店員2「…」

ピンキー「あれ？聞こえなかったかな？店員さーん！！こんにちはー！！」

店員2「…」

ピンキー「…寝てるの？」

店員2「…」

ピンキー「…寝てるんだったらしょうがないね…えっと、商品選んでから起こしますから…」

店員2「…」

ピンキー「………」ｷｮﾛ

ピンキー「あっ…」

ピンキー（このネックレス…トワイライトに似合いそう）

ピンキー（このコサージュはラリティにぴったり！）

ピンキー（ちょうちょのブローチはフラタシャイね）

ピンキー（りんごのヘアゴム、アップルジャックのためにあるみたい！）

ピンキー（…ふふっ！このイヤリングなんか、レインボーダッシュのキューティーマークそのまんまみたい）

ピンキー（なんだかあたしってばラリティみたい。でも、これみんなにプレゼントしたら喜ぶにきまってるわ！）

ピンキー（…でも）

ピンキー「あたしに似合いそうなのは…ないみたい」

ピンキー「…」

ピンキー（友達に、最高のプレゼントがみつかったんだから、それだけでいいじゃないピンキー）

ピンキー（これ以上望むのは、ぜいたくってもんだよ、うん！）

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

モブポニー「こんにちはー」

店員2「はい！いらっしゃい」

ピンキー（あっ…あれ？店員さん、いつ起きてたんだろう）

ピンキー「あのー、すいません。お会計…」

店員2「…」

ピンキー「あ、あの、えっと…」

淫夢要素はありません（半ギレ）

モブポニー「あ、このスカーフかわいい～！これください！」ﾄﾞﾝｯ

ピンキー「！！」ﾖﾛｯ

店員2「はーいまいどありがとうございます！10ビッツだよ！」

ピンキー（なんで？なんでこのポニーはあたしを突き飛ばしたの？）

ピンキー（それに店員さん…あたしを、無視…してるの？）

モブポニー「じゃあね、またくるわ～！」

店員2「ありがとうございましたー！」

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

ピンキー「……あの…」

店員2「……」

ピンキー「…ど、どこか調子がわるいの？だったら無理して喋らなくっても大丈夫！あたし…」

店員2「ﾁｯ」

ピンキー「」ﾋﾞｸｯ

店員2「…いい加減うざいんだよ、さっさと金置いて出てけよ…」ﾎﾞｿ

ピンキー「………」

ピンキー「…あはは…なんかあたし調子悪いみたい……耳が聞こえなくなっちゃった…」

ピンキー「店員さんの声が…よく、聞こえない…から…お金払って……っ…はやく病院にいかなきゃ…」

ﾁｬﾘﾝﾁｬﾘﾝ

ピンキー「…はい…お金、店員さ」

店員2「…気色悪い嘘ついてんじゃねえよ、くず…」ﾎﾞｿ

ピンキー「」

店員2「耳が聞こえない？だったら存分に言わせてもらうけどさ…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ


店員2「お前、気持ち悪いよ」

ピンキー「」

ピンキー「」



ピンキー「」

ピンキー｢……………｣

ピンキー｢…｣ﾊｯ

ピンキー｢…あたしの家だ ｣

ピンキー｢…あたし、どうやって帰ってきたんだろう……覚えてないや｣

ピンキー｢…………｣

ピンキー｢……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ピンキー｢あたし…町のみんなに嫌われてたんだ…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ピンキー｢みんな…あたしと話すたび、嫌な気持ちになってたんだね…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ピンキー｢…じゃあ、みんなが笑顔のパーティーは…あたしがいる限り、あり得ないものなの…?｣ｸﾞｽｯ

ピンキー｢…うぅ…っ｣ﾖﾛ

ｺﾂｯ

ピンキー｢…あっ…、これ…｣

ピンキー｢…トワイライトたちへのプレゼント…｣

ピンキー｢…そうよ…トワイライトたち…トワイライトたちなら、あたしを嫌いなんて言わないわ、きっと｣

ピンキー｢ラリティ、フラタシャイ、アップルジャック…レインボーダッシュ…｣

ピンキー｢…みんな、あたしの親友だもん｣

ピンキー｢…なにもパーティーじゃなきゃ、プレゼントを渡せないってことはないわ｣

ピンキー｢今からみんなに会って、渡してこよう｣

ピンキー｢……みんな、喜んでくれるといいな｣

いまさらですがキャラがかわいそうなめにあうかもしれません
たいした表現ではありませんが注意してください

ピンキー(……)ﾃｸﾃｸ

町ポニーA｢あれ？今日ピンキー静かじゃん｣

町ポニーB｢ホントだ～いつもの騒音はどうしたんだろうね～あははっ ｣

町ポニーA｢ほんと、今日は頭痛に悩まされなくて良さそうだわ～｣

ピンキー(…………)ﾃｸﾃｸ

町ポニーC｢そうそう、あいつって何かあるとすぐ叫ぶんだよな｣

町ポニーB｢耳障りだよね、はっきりいって｣

町ポニーA｢ポニービルの住人全員があんたみたいなパーティー狂いじゃないのよって!｣

町ポニーB｢ついでに脳みそも暇じゃないってね｣

町ポニーC｢言えてる～ははは｣

ピンキー(…………………)

ピンキー(だいじょうぶ、だいじょうぶ)

ピンキー(きっとみんななら分かってくれるはず)

ピンキー(最初はラリティんところに行こう)ﾃｸ…ﾃｸ

ピンキー(きっと、コサージュ喜んでくれるわ)ﾃｸﾃｸ

ピンキー(あっ、それともそれとも、もっと素敵に仕立て直してくれるかも)ﾋﾟﾀｯ

ピンキー(楽しみだなぁ。いつものパーティーよりも、ずっと楽しみ)ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ

ピンキー(はやくラリティの笑顔が見たいなあ)ﾀｯﾀｶﾀｯﾀｶ

町ポニーB｢なにあいつひとりでニヤニヤしてたんだろ｣

町ポニーC｢そりゃ…さ｣

町ポニーA｢おつむが…ねぇ…ぷふっ｣

ピンキー｢…ついた｣

ピンキー(ラリティのおうちの前…)

ピンキー(あとはいつもみたいに、『こんにちわ！』って叫んで、家にはいるだけ )

ピンキー(全然むずかしいことじゃない、なのに)

ピンキー(足が、動かない…)

ピンキー｢もし…もしも、ラリティも…町の人達みたいな反応だったら？｣

ピンキー｢つ…冷たく、無視されたら…？…｣ｼﾞﾜ

ピンキー(!!)

ピンキー｢違う違う、絶対に違う!!｣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

ピンキー｢みんながそういうポニーじゃないってことは、あたしが一番よくしってるじゃない!!｣

ピンキー｢だいじょうぶ…だいじょうぶ…｣


ピンキー｢信じよう、あたしの友達を｣ﾆｺ

ピンキー｢こんにちわー!!ラリティ、遊びに来たよ～っ!!｣ﾆｺﾆｺ

ピンキー(…)ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ

ピンキー(……………あれ？いない、の、かな……?)ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ

ピンキー(……もしかして、あたしが来るのを知って、どっかへ逃げちゃった、とか?)ﾄﾞｸﾝ ﾄﾞｸﾝ

ピンキー(…………………………)ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ


……ﾄｯﾄｯﾄｯﾄｯﾄｯ

ラリティ｢こんにちわ、ピンキー!ごめんなさいね、出るのが遅くなっちゃって｣ﾆｺｯ

ピンキー｢…!!!!｣ﾊﾟｧｧｧ

ラリティ｢二階でちょっとした探し物をしてたら…ってん"ア"ァｧｯ!!!?｣ﾄﾞｯﾀｰﾝ

ピンキー｢うわぁぁぁああんラリティィ～!!あたしあなたのこと大好き～っ!!｣ｷﾞｭｳｳ

ラリティ｢う"…げほっ、わかったから…げほっ、ちょっと落ち着きなさい…っ｣

ピンキー｢あ…ごめんね、すっごく嬉しかったから…えへへ～｣ﾆｨｰ

ラリティ｢??ただあいさつしただけでそんなに嬉しかった?｣

ピンキー｢うん!!だって…｣

ピンキー(その時あたしはふと気がついた)

ピンキー(今日は誰もあたしにあいさつ返してくれなかったな、って)

ピンキー(そう思うと、またさっきの悲しい気持ちがじわじわと広がってきた)

ピンキー(ラリティに、相談…しようかなぁ…)









ピンキー(ううん、今は町の人は関係ない)

ピンキー(今はただ、友達とのひとときを大切にしたい気持ちでいっぱいだわ)

ピンキー(それに…もし、こんな相談したら、きっとすっごく心配させちゃう)

ピンキー(…そうでしょ?)



ピンキー｢…えーとねー、なんとなく嬉しかったの!!｣

ラリティ｢…なにそれ?ふふっ、ピンキーらしいわね｣ｸｽｸｽ

ピンキー｢ねえ、ところで、今日はプレゼントを持ってきたの!!｣

ラリティ｢まあ!何かしら～？｣

ピンキー｢それはね～っ…じゃじゃーん!!これでーす!!｣


ラリティ『まあ、なんて素敵なコサージュでしょう!!』

ピンキー『でしょー!?これ絶対にラリティに似合うと思ったんだよね～』

ラリティ『最高のプレゼントよ!!ありがとう、ピンキー』ﾆｯｺﾘ


ピンキー(…と、ここでラリティが本日一番の笑顔をみせてくれる…っと)

ピンキー(脳内シミュレーションはばっちり!!)

ラリティ｢……｣

ピンキー(さて、どんな反応かな？)ﾜｸﾜｸ

ラリティ｢………こっ｣




ラリティ｢これ、私のコサージュじゃないのっ!!!!｣ﾜﾅﾜﾅ



ピンキー｢……………えっ？｣

今、見てる人いたりする？


ピンキー｢えっ？えっ?｣

ラリティ｢ちょっとどういうことよ、ピンキー!!?私はずぅぅぅっとこれを探してたのよ!!?!?｣ｼﾞﾀﾞﾝﾀﾞ

ピンキー(えっ　　えっ)

ラリティ｢なんで!?なんであなたがこれを持ってるの!!?｣

ピンキー(そんな、そんな…!!)

ラリティ｢おかしいでしょ!!?ねぇピンキー、答えて!!!｣ﾕｻﾕｻ

ピンキー(あたしは、あたしはただ………)

ピンキー(喜んでもらいたかっただけなのに…!!!!)

ラリティ｢ピンキー!!!!｣


ピンキー｢う、｣

ピンキー｢うわああああああああああああああああぁぁぁぁぁ｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ﾊﾞｱﾝ!!!!!!!!!

ラリティ｢あっ、ちょっとピンキー!?待って…｣

ラリティ｢…行ってしまったわ……｣

ラリティ｢…きつく、言い過ぎたかしら…｣

ラリティ｢……『これ』が本物かどうかも、聞きそびれちゃった……｣

ラリティ｢…ごめんね、ピンキー。今は、あなたを追いかけられない…｣

ラリティ｢…もし、もしも…｣

ラリティ｢私が少しでも冷静になって、あなたに向き合っていたら…｣

ラリティ｢寛容さをもって、あなたを見ることができていたら…｣

ピンキー｢ぅぅぅ……どういうことなの?あたしにはちんぷんかんぷんだよ……｣ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ピンキー｢あのコサージュはラリティのだった…てことは、あの雑貨屋さんが、泥棒で…｣

ピンキー｢盗んだものを売ってた、ってことなのかなぁ…｣

ピンキー｢聞いてきたほうが、いいのかなぁ…?｣


「お前、気持ち悪いよ」


ピンキー｢うぅぅぅ……｣ｿﾞﾜｿﾞﾜｿﾞﾜｯ

ピンキー｢だめ…またあの人と顔をあわせる勇気がないわ………｣

町ポニーE｢うわ、ピンキーパイだ｣

町ポニーF｢なんで生きてるんだろうね｣

ピンキー(………気分が悪い……頭がグラグラする)

ピンキー(…フラタシャイに会いたい……)

MLPもっと流行らせたくて書いてるんだがこれもうわかんねぇな
予想以上に長くなりそう
MLP知らない人は
(ベストセレクション)見とけよ見とけよ～!
(このSSは見ちゃ)いかんでしょ

ピンキー(…今度はフラタシャイの家に行こう)

ピンキー(ラリティは、ほんとはあんな風に怒鳴るポニーじゃない)

ピンキー(誰かにキャッカンテキな意見を聞かなきゃ、わからないことだってある)

ピンキー(フラタシャイは優しいし、あたしを慰めてくれるんじゃないかなぁ)

ピンキー(そう。きっと今あたし、誰かに慰めて貰いたいんだ…)

ピンキー(ひどい目に遭ったね、よしよしって…)

ピンキー(………それに)

ピンキー(このブローチ…)ｶﾁｬ

ピンキー(これだけじゃない、あのお店で買ったもの…)

ピンキー(もしかしたら、これ全部盗まれたものかもしれない)

ピンキー(これについても、聞いてみなきゃ)ﾀｯ

ピンキー｢フラタシャ～イ!?いる～？いるなら返事して～!!｣ｺﾝｺﾝ

ピンキー(……………)

ピンキー｢フラタシャイ!!!あたしよ…ピンキーパイ!!開けてよ…顔が見たいの…お願い!!｣ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

ピンキー｢フーラーター…｣ﾊｯ

ピンキー(そういえばフラタシャイって、大きな音とか声が好きじゃなかったような…)

ピンキー(思い返してみると…あたし、普段から大きな声だして…まわりがどう思ってるのかなんて考えずに騒いでたな………)

ピンキー(フラタシャイ…もしかして、あたしのこと、苦手だったりするのかな…)ｽﾞｷ

ピンキー(…そうだ、そうだよ。間違いない！フラタシャイはあたしのこと嫌いなんだ!!あたしみたいな煩い、五月蝿いポニーのことなんか、だいっきらいに決まってる！)

ピンキー(…フラタシャイはやさしいから、あたしにきをつかってくれてただけなんだ…)

ピンキー(…あたしが傷つく資格なんてない。きっと、ずっと迷惑かけてたんだから…町の人達の言う通りだったんだ)

ピンキー(慰めてもらおうなんて、なにそれ。フラタシャイを困らせるだけだって、なんで今までわからなかったの、あたし!!?)

ピンキー(……)

ｶﾞﾁｬ...

フラタシャイ｢あら、ピンキー。いらっしゃい。今ちょうどダージリンティーをいれてたのよ。一緒に…｣

ピンキー｢｣ﾋﾞｸｯ

フラタシャイ｢…ピンキー？｣

ピンキー｢あ、う…｣ｶﾞｸｶﾞｸ

フラタシャイ｢ど、どうしたの?なんだか、顔色が良くないみたい…｣

ピンキー(どうしようどうしようどうしよう)ｶﾞﾀｶﾞﾀ

フラタシャイ｢もしかして、病気なの？もしそうだったら大変。はやくお医者さんにいかなきゃ…｣ｵﾛｵﾛ

ピンキー(あああああぁぁあたしフラタシャイに迷惑かけてる嫌がられてる嫌われてるあああああああ)ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ピンキー(………優しくされてる、やさしく…)

ピンキー(……………………………………………………)

フラタシャイ｢本当に辛そう…病院の前に、わたしの家で休んでいったらどう?｣ｿｯ…



ピンキー｢やめて｣

フラタシャイ｢え?｣

ピンキー｢そういう風に無理してやさしくすんの、やめてっていってんの｣

あがが下げ忘れ

フラタシャイ｢…ピンキー？どうしちゃったの…?｣

ピンキー｢どうしちゃったの?だって。…あはははははは。心配してくれてありがとね、フラタシャイ｣

フラタシャイ｢…………なにか、あったの?｣

ピンキー｢でもさぁその優しさの裏であたしを苛んでるんだよね｣

フラタシャイ｢…ねえ、わたしの話聞いてる?ピンキー｣

ピンキー｢嫌だなぁこんなやつと一緒にいるのやだなぁって思ってたんだよね?ね?｣

フラタシャイ｢ねえ、ねえピンキー？私の声聞こえてる？｣

ピンキー｢だけどさぁフラタシャイはやさしいからこんなうるさくてめいわくでやくにたたなくてさわぐしかとりえがなくてじこちゅうしんてきでばかできがちがっててきらわれものなポニーと一緒にいるのをいとわなかったんだよね｣

フラタシャイ｢ピンキー…じょ、冗談で言ってるのよね…?｣

ピンキー｢でもさああたし、あなたの優しさがものすごく辛いの｣

フラタシャイ｢………ピンキー?｣

ピンキー｢あなたの優しさが全部とげになってあたしの心に刺さってくるの｣

ピンキー｢あなたが優しいから、あたし、すごく苦しいの｣

ピンキー｢あたしがあなたの重荷になってると思うと、苦しくて苦しくて辛いの｣

ピンキー｢だから｣

ピンキー｢もう、あたしに優しくしないで｣

ピンキー｢もう、無理しないで?｣

ピンキー｢思いっきりあたしを拒絶してよ!｣

ピンキー｢あたしとは、友達じゃないって、さぁ!!｣ﾆｨｰ

ピンキー(これが、あたしがフラタシャイに送れるただひとつの優しい言葉)

ピンキー(すごくすごくすごくすごくすごくすごく辛いけど、今にも泣いちゃいそうだけど…)

ピンキー(大好きだから)

ピンキー(嫌なおもいは、させたくないから)

ピンキー(…これで、いいんだ)

ピンキー(…そうでしょ？)




フラタシャイ｢………………｣

フラタシャイ｢………………ほんきで｣

フラタシャイ｢…………っ、ほんきでそういってるの?ピンキー……!!｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ピンキー(…あれ?)