久「麻雀部限定、全国大食い選手権」 (74)
・初投稿です。
・ある程度構想は練ってますが、多分ものすごい遅筆です。
・鶴賀の佳織さんもビックリの超初心者です。何か変なことをやらかしていましたら、生温かく御指摘して頂けると幸いです。
~ インターハイ終了後の
九月のある日のこと・清澄高校麻雀部部室~
久「インターハイ出場者による全国大食い選手権よ」
咲「なんですかそれ」ハァ?
久「三年前から毎年開催されてるらしいわ。さっき協会から通知が来たの」ピラ
久「目的は、日本の食文化への貢献、各代表校同士の幅広い交流、麻雀部への資金的援助など。
優勝者の学校には、来年の春季大会とインターハイの特別シード権と賞金が与えられるわ」
和「大食いなんて麻雀と関係ないことでシード権を取っても意味がないと思いますが」アキレ
まこ「第一ウチはインターハイ準優勝なんじゃから、シードはもうほぼ確定じゃろう。スプリングは出れるか分からんし」クビカシゲ
久、「まぁね。でも、TVでも放送されて、優勝賞金は200万円もあるそうよ」
一同「!」
優希「そんだけあれば、タコス食べ放題どころか、校内にタコス屋を開店できるじぇ!」
京太郎「」ツッコムノメンドクセー
久「バカね。個人に渡されるわけじゃないわよ。部費として支給されるの」
優希「なにぃ!そんなのズルイじょ!」
久「まぁ、うまく運用すれば私用で使うのも可能だけどね」ニヤ
咲(あ、部長また悪い顔してる…)
久「開催は3週間後の土曜日。場所は東京のインターハイ会場。各出場校から一人しか参加できないけど、レギュラーメンバーの応援参加を認めていて、交通費は全部出るそうよ」
咲「なんだかすごいバカバカしい気がするけど、また全国のみんなで集まれるんですね。ちょっと面白そうかも。(お姉ちゃんも来るよね?)」ワクワク
和(咲さんが興味をもっている…?)
久「というわけで、この中から、一番大食いが得意な人を一人選ばなきゃなんだけど…」
まこ「そりゃあ」
和「当然」
久「優希で決まりよね」ニコ
優希「おう!まかせろだじぇ!」
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京太郎「しかしまぁ、大食い、ねぇ…」
咲「たまにテレビでやってるよね」
久「細くて小さい女の人が、信じられないほどたくさん食べたりするのよね」
京太郎「優希も、体は小さいのに、ものすごい食べるもんな。一体どこに入っているのやら」
優希「ふふん、胃袋にブラックホールがあるんだじぇ。タコスじゃなくても、美味しい物ならいくらでも食べられるじぇ!」ドヤッ
和「…大食いのテレビ番組、私も見たことありますが、あまり好きではないですね」
和「食べ物を粗末にしてるし、正直ちょっと下品なかんじが…。麻雀協会の人たちはなぜそんなことをするんでしょう」
京太郎(相変わらず和はハッキリ物を言うな…。俺も少しそう思ってるけどさ)
久「和が出るわけじゃないんだから別にいいじゃない。私は楽しければ、細かいことは気にしないかな~♪」ヘラヘラ
まこ「久はお祭り事大好きじゃもんなぁ。しかしわしも食べ物を粗末にするのは好かん。仕事で毎日食べ物扱っとるでな」
まこ「まぁたくさん食べてもらえるのは嬉しいけぇ、大食い自体は否定せんけどな」
優希「腹いっぱいタダメシが食べられるんだじぇ!麻雀協会もなかなか粋なはからいをするじぇ」
咲「あはは…、まぁせっかく交通費出るんだし、みんなでまた東京行けるだけでも嬉しいな。和ちゃんも応援に行くよね?」
和「あまり気が進みませんが、咲さんがそう言うなら…」
久「ふふっ、決まりね。みんな3週間後土曜日、予定開けといてね」
咲和京優ま「はい(よ)(だじぇ)」
ーーー
ーー
ー
~3週間後10月初旬、インターハイ会場~
AM11:00
「あの!」
「熱い夏を過ごした!」
「全国52校のみなさん!」
恒子「お久しぶりこんにちはー!スーパーアナウンサー福与恒子です!」
ザワ ワッデタ
ザワ アノアツクルシイヒトダヨ、モー
ザワ ハシッテンナー
ザワ ダルイ…
ザワ アッコカジプロモイマスヨー
ザワ アラアラウフフ
恒子「本日は、麻雀部限定!全国高校大食い選手権にご参加いただきありがとうございます!」
恒子「今回で三回目、毎年恒例となりつつあるこのイベントですが、インターハイに負けないほどの熱い闘いを期待したいと思います!」
恒子「みんな、気合いは十分かー?!」
恒子「女子高生の胃袋なめたらあかんでー!」
恒子「食って食って、食いまくれー!」オーッ
オ、オウ… ミンナヒキギミ
恒子「それでは早速ですが、今大会の趣旨と実施方法について、会長の小鍛治プロに説明して頂きたいと思います!」
…コーコチャンカイチョーッテナンノコト? アハッ ゴメンゴメン♪
健夜「…えーっとみなさんこんにちは…。今大会の主催者の一人の小鍛治健夜です」
健夜「まず今大会の趣旨についてですが、皆さんにお送りした通知にも記載がありましたが、一番の目的は、皆さんが麻雀という枠を一度離れて、相互に交流し合う機会をつくるということにあります」
健夜「そういった機会を設けることによって、麻雀競技者の横のつながりを強くし、日本の麻雀文化がより幅広く発展することを期待しています」
ガヤ アノアラフォーナニイッテンノカヨクワカラナイジェ…
ガヤ シッ ユウキチャンシズカニキカナキャ
健夜「…ですので、交流内容は何でも…、例えば山登りでも、トランプ大会でもいいのですが、ご存知の通りテレビで放送いたしますので、誰でも参加できる‘競技’であること、なおかつある程度のエンターテイメント性を備えたものということで、‘大食い’が選ばれたのです」
健夜「では大食い競技というものについても少し説明をいたします。」
健夜「今、日本では春と秋に一回ずつ、全日本大食い選手権が開かれています」
健夜「テレビで見たことがある人も多いと思います。」
アルヨー アノバングミチョースキダヨー
ソコ、コエオオキイ!
ダルイ…
シロ、アンタシュツジョウスルンダカライチオウキイトキナサイ
健夜「しかし、大食いに対して否定的な見方をする方もいます」
健夜「食べ物を粗末にしているから、というのがその理由です」
和「…」
健夜「しかし、大食いは本来は食物に対する感謝の気持ちから生まれたものなのです。」
健夜「奈良時代初期、天にある神に、地に実る作物への感謝を捧げるため、祭事にて巫女たちが人々の前で、食べる量を競う神事を執り行いました」
健夜「それが大食い競技の発祥です」
ヒメサマ、ゴウハンシキノコトヲイッテイルミタイデスネ ヒソヒソ
エエソウデスネ、キリシマジングウデハオコナイマセンガ… ヒソヒソ
健夜「大食いは、人の最も重大な営みの一つである‘食’に対して、全身全霊で向き合うという行為に他なりません」
健夜「皆さん、美味しく楽しく、食事への感謝の気持ちを忘れずに、麻雀と同じで全力で競技に取り組んでくださいね」グギッ(ウインク)
一同(キモ!)ゾゾッ
恒子(あっちゃー、すこやんカンペなしで上手に話せてたのに…、やらかしたー!)ニガワライ
健夜「ええっと…、それでは、本日の競技の流れについて説明しますね」オドオド
「ハーイすっこやーん、お疲れ様~、こっからは私が説明するよーん☆」ハヤッ
健夜「え、はやりちゃん? なに?どうゆうこと?」アセアセ
はやり「なんかね~、直前になってちょっと変更することができたんだって。私がキチーンとSETUMEIしちゃうから、心配いらないよーん☆」
アハッ、アイドル(28)マデキテルンデスネ、コリャオドロイタワ ヒソヒソ
コラスズ!キカレタラシメコロサレルデ オトナシュウシトケ!ヒソヒソ
クワバラクワバラ
健夜「ハァ、そうなんだ…」
はやり「すこやんはこのあと予選の解説するよねー、先に移動してお昼ご飯食べてなよー♪☆」
健夜「う、うん分かった。じゃあよろしくね」ブタイオリル↓
コーコチャンドーユーコト? ゴメーンツタエルノワスレテター
はやり「ごめんねみんなー、こっからはワタクシ、はやりんが説明するから、しっかり聞いといてねー☆」
はやり「まずこれから、各校の代表者52人で抽選を行うよ!そんで、A、B、Cの3チームに別れてもらいます☆」
はやり「そして、Aチームは館内の食堂へ、Bチームは外の多目的広場へ、Cチームはここから歩いて5分ほどのあるお店に移動してもらうよ♪」
はやり「そしてこのあと午後1時から、各会場で一斉に予選スタート!ちなみにこの様子はテレビで生で中継されちゃうよ☆」
はやり「各予選会場で45分間の大食い競技を行い、上位3名、つまり合計9名が、明日からの本選に出られるんだよ!☆」
はやり「ん~そんなとこかな~、何か質問ある人いる~?」
……、
ア、ハイ
はやり「はいそこの、学ラン着た男の子!って、なんで男の子がいるのかな?☆」ハテ
セーラ「ウチは一応女です」タチアガリ
はやり「冗談JYOーDAN!もちろん知ってるよー♪で、何かな?」
セーラ「(イラッ)あの…、どんな物を食べるのかはまだ教えてもらえないんですか?」
はやり「いい質問だね~、食材は競技開始の直前まで秘密なんだー☆もちろん、3つの会場によって食材はそれぞれ違うよ!☆」
ハーイ
はやり「はい!あなたは…阿知賀の高鴨さんだね!☆」
穏乃「はい、えと…、大食いの途中でトイレに行ってもいいんですか?」ハハ
はやり「ダメに決まってるじゃん!そんなことしたら失格だよ。競技の前に必ずトイレに行って出す物出しといてね!☆」
ヤッパダメカー、 シズ、ハズカシイカラヤメテヨ
はやり「あとはいいかな?また分かんないことあったら各会場のスタッフにも聞けるからね☆よーっし、じゃあ最後、抽選の前に、大食いについての基本マナーだけ確認しちゃうよー!☆」
はやり「この大会は、一年に2回行われる全日本大食い選手権のマナー・ルールに則って行われるよ☆」
はやり「いろいろあるんだけど、みんなには、一番大切な『大食い3か条』だけを教えるね☆」
オオグイナンテタベルダケジャロー セツメーナガスギヤセンカ? ヒソヒソ
はやり「んん~?」ギロッ
ヒッ
はやり「聞こえちゃったな~。わたし地獄耳なんだよね」
はやり「複数の人が集まって、何かを一緒にするとき、ルールとマナーは絶対必要なんだよね」
はやり「高校生にもなって、そんなことも分からないのかな~」マオウノガンコウ
ヒッヒィィィィ! ショワー …ソンナンコウリョシトランヨ…
はやり「アハッ、次はないからね」
プルプル←スズ
はやり「はいでは3か条の一つ目、これで~す☆」ポチットナ
はやりの後ろのスクリーンに文字が浮かび上がる。
「1.大食いは健康であれ!」
はやり「大食いは、健康でなければやってはいけません☆美味しく食べることができないからね!」
はやり「また、大食いをすることで、体に負荷をかけるのはいいけど、それがもとで健康が損なわれることがあってはいけません☆それじゃ本末転倒だからね☆」
はやり「抽選のあとで、選手には簡単な健康診断を受けてもらうよ☆競技実施時には、必ずドクターが現場にいるから、もし体調が悪くなったりしたらすぐに教えること☆いいですね?」
はやり「次、二つ目ー」ポチットナ
「2.早食い厳禁」
はやり「競技だからね、急ぐことはあるけど、噛まないで飲み込むように食べるのは厳禁だよ!体にも悪いしね☆」
はやり「食材によっては、早食いをするとのどにつまることあるから☆マジで死ぬことあるから、絶対厳禁ね☆」
はやり「最後3つ目ー」ポチットナ
「3.食べ物に感謝を!」
はやり「常に食べ物に対する感謝の気持ちを持って競技に取り組んでください☆大食いはね、食べることに対する愛情表現でなくちゃいけないんだよ」
はやり「もちろん汚い食べ方をしてはいけないし、一般的な食事の作法、マナーから大きく逸脱するようなこともしちゃダメ☆」
はやり「ちょっと堅苦しいこと言ってきたけど、もう一つ大事なことはね……楽しむこと!」
はやり「はやりはねぇ、美味しいもの食べるのが大好きなんだ!☆ みんなもそうだよね?」
はやり「とにかくねぇ、今日はみんなのために、いーっぱい美味しいもの用意してあるんだよー!☆」
スクリーンに、ラーメン、ドーナツ、天ぷら、ハンバーグ、カツ丼など映し出される。
ハアハア オイテル! オマエヨダレガ… フキフキ
ヤッベモウガマンデキナイ シズノチャンオモチヲモンデオチツクノデスノダ
ジェー! ジョェー! アビャー! ヤバイタコスノキンダンショウジョウダワ
ザワザワ ガヤガヤ
はやり「こんの食いしん坊どもめぇー!!! 今日は食って、食って、食いまくっちまえー!!」
オーーーッッッ!!!!
>>1です。
>>3さん
深堀さんはガッツリ食べそうですよね! でも風越は県代表ではないので今回出てこれません。池田ァも出したかった…。
>>9さん
そうですバレましたか。てんむすパクってます。でもこのあとの競技は、てんむすとは全くちがうので読んで下さい。
書き込みなんでも嬉しいです。
・ここから、料理やお店の名前、駅名など出てきますが、実在のものとは何も関係ない架空のものです。
・予選の模様は、書き溜めてから一気に投下したいと思います。17時くらいまでに。
~舞台そで~
ォォォ…
健夜(うぅ、はやりちゃんやっぱり人を乗せるのがうまいよ…)ションボリ
健夜(変更があったのはその通りだけど…、やっぱり私がたよりないから交代させられたのかな…)
健夜(……)
健夜(ダメダメ、ネガティブになってもしょうがない。予選の解説は大仕事だから…、気持ち切り替えよ!)スタスタ
ーーー
ーー
ー
和(プロの方たちのお話…)
和(少し矛盾した点があるように思いましたが…)
和(真剣な気持ちは伝わりました…)
和(お遊びのイベントというわけではないようです)
和(優希、頑張ってくれるといいですね… 私もお腹が空いてきました…)クゥ~
まこ「抽選と健康診断はキンクリじゃ!」
・PM1:00からA、B、Cの3チーム一斉に大食い競技スタート。
・各チームの上位3名が本選出場権獲得。
・選手は原則として制服で参加だが、学校指定のジャージ、Tシャツなども可。
・選手は番号のついたゼッケンをつける。
・ドリンク等の持ち込みは可。
PM0:40
都内のスタジオ
はやり「皆さんこんにちは~☆ お昼ご飯は食べたかな~? 牌のお姉さんの瑞原はやりで~す☆」キラリンッ
はやり「早速ですがこちらを御覧くださーい☆」
大き目スクリーン
はやり「こちらは、そう、二ヶ月前に、高校生による麻雀の全国大会が開催されていた会場でーす☆」
はやり「実は本日も、各地域代表の52人の女子高生雀士が、会場に集まってきているんですねっ☆」
はやり「しかーし今日は、彼女たちは麻雀をするわけではありませんっ☆」
はやり「彼女たちが今日挑戦するのは、各校のプライドをかけた、「大食い」競技なのです!☆」ハヤヤッ
はやり「では、会場の食堂にカメラがつながっているようですので、現在の様子をちょっと聞いてみたいと思いまーす! 村吉さーん♪」
みさき「はーい、こちらAチーム試合会場の村吉です。このあと、解説の野依理沙プロと一緒に、Aチームの試合をお伝えしてまいります。」
のよりん「… …」=3=3
みさき「現在、ご覧の通り、選手が横一列にズラッと並び、試合が始まるのを待っています。18名全員が揃っていますね。」
はやり「なるほど~、ところで村吉さん!Aチームの食材はもお発表されたのかなっ?☆」
みさき「はい、食材は…」ウンショ
みさき「こちらです!」
みさき「卵料理の専門店『たまごとイーピン』の一番人気メニュー、『雀荘のオムライス・ザ国士無双!』です!」ババーン
はやり「ア、ア~ンッ、超意味不明だけどすんごいおいしそ~う☆」ハヤヤ~ン
みさき「このオムライス、プレーンのまま選手に提供され、選手は卓上にあるケチャップ、デミグラスソース、ホウレン草とツナの入ったホワイトソースの中から、好きなソースを選んで食べることになっています。」
はやり「食べたーい!!!」ゼッキョウ
みさき「お店に行って食べてくださいねー」ニコニコ
はやり「…ジュルリ… ハッ、そうそう、Aチームの選手たちにはどんな子がいるんでしょうかっ?☆」
みさき「はい、まずは、インターハイ個人戦チャンピオンの宮永照選手がいますよ。チャンピオンは胃袋もチャンピオン級なのか、興味のあるところですね。」
みさき「他に、有名な選手としては、広島鹿老渡高校の佐々野いちご選手、長野清澄高校の片岡優希選手などがいますね。」
はやり「おや?片岡優希選手は試合前だというのに何か食べていますねっ☆。村吉さん、ちょっと声をかけてみてもらっていいですか?♪」
みさき「はい。 片岡選手、何を食べているんですか?」
優希 「タコスだじぇ」ムグムグ
みさき「試合前に食べたりしたら、このあとの競技の食事が食べられなくなりませんか?
他の選手のほとんどの人は、お昼ご飯も抜いてこちらに来ているようですが…」
優希「昼飯を抜くなんてありえないじぇ! さっきここの食堂で、カツカレー大盛りを食べてきたじぇ。
きつねうどんも食べたかったけど、のどちゃんに止められたんだじぇ。もうおなかペコペコだじょ。」タコスウマー
みさき「片岡選手おどろくべき自信ですね。野依プロどう思われますか?」
野依Σ「!」=3=3
野依「…… バカ!ムボー!」プップスー=3
みさき「…えーっと、では、先ほど選手の皆さんに、ふだんどのような食事をしているか聞いたVTRがありますので、そちらもご覧下さい」アセタラリ
・
・
・
長野清澄高校1年 片岡優希
「昼飯はいつも学食で定食セット大盛りと、ラーメンかうどん、それと売店のパンを1個か2個食べてるじぇ。
夜はもっと食べるじぇ。あと、タコスは毎日、20個くらいは食べてるじょ」
西東京白糸台高校3年 宮永照
「菓子パン買い込んで、よくゲームしてますね。食べながらプレイして、2時間で15個くらい食べるかな。あんこ入ったフレンチトースト大好きです。
部活や読書してるときは、いつもクッキーとかドーナツとか甘いもの食べてます。 はい? はい、ずっとですね。 あ、太らないですよ、全然」ニコッ
広島鹿老渡高校3年 佐々野いちご
「ちゃちゃのんはバイキングに良く行っちょるんじゃ。こないだ、お店の紹介の番組で行ったときは、全部で1.5Kg食べたんよ!
ロケ弁はいつも1回で3個食べちょるのぉ。食べんと力入らんのじゃ」ジャージスガター
岩手宮守女子高校3年 小瀬川白望
「食べるのもだるい…。でも、誰かが何か作ってくれれば、食べる…。
目の前にあると、だるいけど…、なんとなく、食べる…。お腹がいっぱいって感覚、なったことないです…」ダルー
埼玉越谷女子高校1年 水村史織
「お母さんが毎朝重箱3段重ねのお弁当作ってくれるんですぅー。んで、早弁で1個食べてぇー、お昼休みにもう1個食べてぇー、部活前に最後の1個食べるんですぅー。
夜もたくさん食べますよぉー。お母さんとお父さんとおじいちゃんと弟が残したの全部食べてあげてますぅー」シオリンッ♪
PM0:45
みさき「試合開始まであと15分を切りました。さて、野依プロ… このAチームの試合の見所はどのあたりでしょう。
野依プロ…?」
のよりん「…ぜんぶ」=3=3
みさき「そういう社交辞令というかキレイごとじゃなくてですね。 ポイントが知りたいんですが…」
のよりんΣ「…ッ」
のよりん「……? ! …じゅっ…!」
みさき「じゅ?」
のよりん「じゅ、15番」=3=3
みさき「ゼッケンナンバー15番の選手。越谷女子の水村史織選手ですね。
試合前だというのに手鏡出して化粧直ししてますね。 …なぜ彼女に注目を?」
のよりん「…ケバい!…ませガキィ!」プップスー
みさき「…じょ、女子高生ですからね。テレビカメラ入ってますし、おしゃれにも気を遣いますよ…(私なんでこの人と仲がいいと思われてるんだろう…)」ハァ
はやり「村吉さんありがとうございましたー☆さて、他の会場の様子はどうかなっ?
Bチームの針生さーん☆」
えり「はいっ。こちら建物外の多目的広場に設置されましたBチーム会場です。
実況はわたくし針生えり、解説は三尋木口永(うた)プロでお送りしてまいります」
三尋木「はいどもー。今日ちょっとなんかあっちぃねぇ」センスパタパタ
えり「そうですね。今日は天気はご覧の通りの快晴。もう10月だというのに、かなり強い陽射しが選手たちの頭上に照り付けています。
気温は先ほどなんと29度を超えました。昨日の雨のせいもあって、かなりむし暑いです」アセフキフキ
はやり「ご苦労様でーすっ☆ さあ、その暑い中食べてもらう、食材はなんなのかを教えてもらえますか?☆」
えり「はい、Bチームの食材は…、 こちらです!」ウシロフリカエリ
ジュジュー、ジュッジュー
はやり「おおっ?これは鉄板で何かを焼いているようですね☆ ん?紅しょうがが入って天かすが入って… 針生さんこ、これは…☆☆☆」
針生「はいそうです!Bチームの食材は『たこ焼き』です!
選手たちに食べてもらうのは、東京と神奈川に30店舗を展開しているたこ焼き専門店『ほんまもん』の、通称『パーピン』と呼ばれるたこ焼き、1皿8個入り200gです!」
はやり「KITAAAAAAAAAA!!!!☆☆☆☆☆@@@」ハヤリーンッ
えり「選手たちには、たこ焼きは『素』のまま提供され、卓上の青のり、カツオ節、ソース、醤油、マヨネーズを自由にかけて食してもらうことになっています」
三尋木「自分で味つけできるのはいいねぃ。途中で味変(あじへん)できるからねぃ」シランケド
はやり「あはーん、カツオ節がふわふわゆらめいてるよーん!☆ だれかここにも持ってきてぇぇーー!!!☆☆」
えり「はやりさん落ち着きましょう。試合が終わったらきっと食べれますよ」アセアセ
はやり「マジ!? やったーっ!☆バンザイー
そうそう、Bチームの選手の様子はどうですかっ?」ハヤッ
えり「はい、17名の選手全員がもう席について待機しています。
インターハイ団体戦3位の阿知賀の高鴨選手のジャージ姿が見えます。
千里山の江口セーラ選手、暑いので学ランを脱いでTシャツ姿になってますね。気合い十分です。
なぜか腰に刀を2本差してハチマキをしてる選手もいますね。」
えり「では、有力と思われる選手へのインタビューのVTRをご覧下さい」
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・
北大阪千里山女子高校3年 江口セーラ選手
「外食行っても、フツーのお店じゃいつも物足りないんや。
なんばにごっつ美味しいデカ盛り店があってなぁ。ウチよく行くんやけど、こないだ竜華と、姫松の愛宕姉妹と4人で食いに行ったんや。」
「全員、1.5kgの特大から揚げ丼を頼んでなぁ、竜華と洋榎は食べ切れんくて残してしまったんや。
ウチは、自分の分全部食べたあと、その二人の残した分も食べたったで」フフン
奈良阿知賀女子学院高等部1年 高鴨穏乃選手
「小学生のときからよく食べましたよ。給食は誰か休むと、その子の分いつも食べてました。給食のおばちゃんに、「穏乃ちゃんのいるクラスは、休みの子が何人かいても絶対に残飯がないのよねぇ」って、よく褒められてましたよ。」ドヤッ
「私、家が和菓子屋で、一時期、試作品の試食を四六時中してたことがあるんですね。それで、さらに大食いになったかも。
たくさん食べても、身長はあまり伸びてないんですけどね」ハハッ
岡山讃甘高校3年 新免那岐選手
「うちは家族全員がたくさん食べるみたいなんです。血筋ですかね。
江戸時代の御先祖様に、お彼岸で、おはぎを一人で48個食べた人がいて、家の近くの郷土資料館に、その時に殿様から頂いたご褒美の刀が展示されてるんですよ。」
「家の台所には、大きめの炊飯器が2つあって、毎朝20合以上のご飯を炊きます。そのうち半分は、家族4人で朝ご飯のとき食べて、残り半分は私と兄、父のお弁当になります。
家族の中でも、一番たくさん食べるのは私ですね」フフッ
福岡新道寺女子高校2年 花田煌選手
「私は普段は大食いじゃないですよ。普通だと思います。
でも、食べるときは食べますよ。福岡に転校してきた頃なんですが、部活の皆さんに、初めて博多ラーメンのお店に連れてってもらったんです。
そこで、替え玉5回すると無料になる、というのに挑戦しまして。難なくクリアできまして、皆さんに驚かれてしまいました」
「なんにせよ、私が学校の代表として参加させて頂いてるんですからね。全力で闘わせてもらいますよ。私はこう見えて負けず嫌いなところがあるんです。キラッ
ここに集まった皆さんからひしひしと感じるすばらな気合いが、私の大食い魂を開花させてくれる気がしますよ!」スバラッ
福島裏磐梯(うらばんだい)高校3年
森合愛美(もりあいまなみ)選手
「あたし体動かすのが好きで、部活終わったあとにバスケのクラブチームに行って練習してるんです。3時間くらい練習して、終わったときの空腹感ってまじヤバくて。
チームのみんなと食べ放題のお店に行くんですね。みんなたくさん食べるけど、私が一番食べますね。」
「こないだチームのみんなとカレーバイキングのお店に行ったときのことなんですけど、お会計のときに、なんか店長さんみたいなオジサンが出てきて。 『申し訳ないのですが、今回限りで、ご来店を遠慮して頂けないでしょうか』て言われてwww
出禁にされたんですww つまりww
あとでみんなに『絶対愛美のせいだよー』とか言われてww
こんなことマジであるんだーって超笑っちゃいました」ww
・
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※補足.愛美さんは、全国一回戦でクロちゃんと闘ったピカチュウみたいな眉の子です。
えり「いかがでしたでしょうか。選手たちのお話を聞く限りでは、かなり白熱した面白い闘いが期待できそうですね」
三尋木「さぁね。口ではなんとでも言えるからねぃ。この大食いは、そんなに甘いものじゃないんじゃないかな?知らんけど」
えり「…どういうことですか?」
三尋木「ん? まぁいろいろあるんだけどね。まずね、たこ焼きというこの食材。
焼きたてのアツアツだから、早く食べることができない。それで口の中冷まそうとして水をがぶ飲みしたら、それで胃が膨らんでたこ焼きが入らなくなっちゃう」
三尋木「それと、熱い物を大量に食べると、体もものすごく熱くなってくるんだね。そうなると、ただでさえキツいこの暑さも、勝負に影響を与えることになるだろうねぃ」
三尋木「あと、さっき試食させてもらったんだけど、このたこ焼きは、かなり天かすが入ってる。パンチの効いたインパクトのある味にはなるけど、腹にもたれやすいね。
胃袋が満タンにならなくても、満腹中枢が刺激されて、のどを通りづらくなっていくだろうね」
えり「なるほど…、では三尋木プロは、この闘いで、本選出場権を獲得する上位3名は、どのくらいたこ焼きを食べることになると思いますか?」
三尋木「え?いやそれは分っかんねー、いや、サッパリ。
17人もいれば、バケモノみたいな胃袋した子がもしかしたらいるかもしれないからねぃ。」
三尋木「でも、ちょっと大食いに自信があるよ、て程度の子たちの集まりなら、まあトップの子が、10皿に届くか、届かんか、ていう勝負になるんじゃないかな。多分半分は5皿に届かないね」シランケド
えり「10皿…。1皿200gですから、2kgですね。」
三尋木「同じ小麦が原料の料理でも、うどんとかなら全然違ってくるけど、このたこ焼きならそんなもんだと思うよ」
えり「はい、ありがとうございました。さあ三尋木プロの予測は的中するのかどうなのか、試合開始までの残り時間は、今9分を切りました!
いったんカメラをスタジオにお返ししまーっす!」
はやり「はい、針生さんありがとうございましたーっ☆
次はいよいよ最後のCチーム、このチームだけは、会場の外のとあるお店で試合を行うようですが……、どこに行っているのかなー? 福与さーんっ☆」
カメラ、大通りの歩道を映し出す
恒子「はいはいー、お待たせしましたぁ。いっつもパワフル、持ち上げ上手のスーパー若手アナウンサーこと、福与恒子です!」
恒子「ただ今、私あるお店の前に来ていまして、選手たちと、解説の小鍛治プロはもう店内でスタンバイしております!」
はやり「福与さん、私、Cチームが何を食べるのか、全然聞かされてないんですがっ☆
一体何屋さんに来ているんですかー?☆」
恒子「はい、それは…、 こちらです!」バアン
カメラ
回転寿司屋の看板
はやり「!な、お寿司ぃ!?」ハヤ?
恒子「はい、そーです!
こちらは、2年前にオープンし、その革命的なコストパフォーマンスと、味と質のクオリティーの高さで、怒涛の勢いで都内に新店舗をチェーン展開している、
『リンシャン寿司』の本店です!」
はやり「…」
恒子「今回、大食い競技用に、どのネタも1皿2カンで100gに統一して握ってもらってます。どのネタも選び放題!
選手は、おかわりコールのかわりに好きなネタを2皿分注文して、次の皿をもらう、という方法で試合が行われます!」
恒子「では、中に入ってみて…」
はやり「ちょっと! 恒子ちゃん!」
恒子「なんですかはやりさん」
はやり「なんでお寿司なの?しかも予選でぇ?無料で食べ放題のネタ選び放題?一体どこの接待だよ!
女子高生のクソガキどもにそんないいもん食わしといて、私にはロケ弁1個って、どうなってんのこの番組!」ムキーッ
恒子「いや、そんなこと私に言われても困るんですけど」マガオ
はやり「ふざっけんじゃねええぞぉぉぉ!!ごぅるああぁぁぁぁぁ!!!」マジギレー
恒子「いや、まぁ、お寿司の食べ放題なんかやって、採算とれるのかなーって、私もちょっと思ったんですけど」オドオド
健夜「ちょっとこーこちゃん、何言ってんの、生だよこれ!」ヨコカラー
恒子「あれ?お店の中にいたんじゃないの?すこやん」
健夜「恒子ちゃんが心配で外で見てたんだよ!あのねぇ、言っとくけど、回転寿司はバイキングと同じようなシステムで、予算はあまりかからないの。
あと寿司は、同じネタを大量に出すより、選び放題の方が普通は予算が安くつくんだよ」
健夜「AもBもCも食材にかかっているお金は大体一緒!むしろCは一番安いかもだよ」
恒子「へぇー、さっすがぁ、小鍛治プロくわしすぎぃ!」コノコノー
健夜「普通だよ!
はやりちゃーん、聞いてたけど、なんだったら、はやりちゃんもCチームの試合に参加したら?」
はやり「!そんなことできるの?」ハヤッ
健夜「私の方からプロデューサーに話してみるよ。スタートには間に合わないけど、途中参加で良ければ多分だいじょぶだよ」
はやり「いいいいいYAAAAAっっHHHOOOOoouuuu!!!!
ヤッター!! さっすがグランドマスター!言うことがちがーう!☆
あっ早く行かなきゃ!☆ ヘイッ タクシーィィ!!☆☆」ピューン
恒子「…はやりさんスタジオ出てっちゃったみたいですね。ま、あとは私たちだけでなんとかなりますけど!」
健夜「こーこちゃん時間ないよ!早く店内のリポして!」
恒子「そうでしたぁ!では中に入ってみたいと思います!」
恒子(マジギレのはやりさんやっぱこえぇー。すこやん、なんだかんだ言っても、やっぱりたよりになるわ~。 サンキュー!)
リンシャン寿司店内
恒子「みなさん!」
恒子「ご覧下さい!」
恒子「回転寿司のカウンターに…」
恒子「制服姿の女子高生が!」
恒子「ズラリと並んで、流れていくお寿司を見つめています!」
健夜「一人巫女装束の子もいますね。なかなかシュールな光景です」
恒子「えーっと、巫女服の人は永水の滝見春選手ですね。やっぱり黒糖かじってます。おおっ?となりに臨海の雀明華選手がいます!
あとは、姫松の愛宕絹恵選手の姿も見えますねー」
恒子「ではでは、時間ないので、早速選手たちのVTR見て頂こうと思います。どうぞー!」
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兵庫剣谷高校3年 椿野美幸
「いっつもたくさん食べるから、お母さんによく怒られるんです。『あんた分からん? フツーの量ってのが分からんの?もー!!』って…ww
お兄ちゃんやお父さんにもからかわれるんですけどねー。もー恥ずかしいんですけど、食欲おさえきれない…。」
「学校でも、お昼のとき、3人前くらい食べてるから、初めて見る人にはびっくりされるんです。恥ずかしいんですよ?もー。
ときどき、部活仲間に神戸とかのチャレンジメニューのお店に連れてかれます。2.5kgまでだったら、大体成功しますよ。
今日はみんなで大食いするからとっても楽しみ。恥ずかしがらずにたくさん食べちゃいますよーもー!」
永水女子高等部1年 滝見春
「この黒糖…、沖縄のサトウキビの一番搾りだけを使った最高級品…。食べやすくて風味があるだけじゃなくて、ミネラルが豊富で体にもいい…。白い砂糖は、最近の研究で、とりすぎると体に良くないことが分かったけど、黒糖は別…。洋菓子にも和菓子にも、コーヒーにも紅茶にもバナナジュースにも、黒糖が最適…。沖縄の平均寿命が世界一なのは黒糖があるから…。去年は冷夏の影響でサトウキビが不作だった…。黒糖の値段が高騰して、お小遣いじゃ買えなくなって…。賽銭箱のお金を横領して黒糖買ってた…。あとで霞さんにバレて、まじで死にかけた…。あ、今年は豊作ですよ…。でも東京ではこれは手に入らないから…。あなたの家に送りましょうか…?それでは住所を…」ニコニコ
初美(はるるめっちゃしゃべってますよー)
小蒔(普段無口だけど、黒糖と鬼界の話ならいくらでも話し続けますからね…)
巴(でも、ものすごくおカド違いなこと話してる…。いいのかなコレ…)
南大阪姫松高校2年 愛宕絹恵
「これ言うと、みんなにびっくりされるんですけど、私、中学にあがる時はお姉ちゃんより体小さかったんです。
でも、部活でサッカー始めてからすごい食べるようになって、体も大きくなっていきました。
部活がすごく厳しくて、体をつくるためにたくさん食べなきゃいけなかったんです。」
「吐きながら食べて食べて、練習してましたね。キーパーだから、周りの子より、食事量のノルマが多かったです。
中1のときで6合、中3の後半では10合が1日のノルマでした。」
「高校入って麻雀始めてからも、食事量は落ちてないですよ。むしろ増えてます。
基礎トレーニングは続けてますし、麻雀もなんだかんだ頭も体力も使いますからね。
チャレンジメニューも何回か挑戦しましたけど、今のところ一度も失敗したことはないです。
インターハイでは優勝を逃しましたけど、この大食い大会の、シード権と200万は姫松のものになると思いますよ」フフ-ン
東東京臨海女子高校 雀明華
「私は普通です。食べる量は。チームメイトではDavinが一番食べるんですけど、今アメリカに帰省中で…。
他のみんなも誰も出たがらなくて。私が押し付けられた形ですね」
「私はまぁ、ぷちぷちしたものが食べられたらいいなーってかんじで来たんですけど。
運がいいみたいですね。
はい、今日はイクラの軍艦巻き、好きなだけ食べようと思います。
イクラならいくらでも食べれちゃうかも」ニコニコ
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恒子「はい、以上ですー。
えーっとですね、あの、さっき、私確認しわすれてたんですけど、選手がまだ全員そろっていないみたいなんですね。
全部で17人いなきゃなんですが、ここにはまだ16人しかいないんです」
恒子「確認しましたところ、南北海道有珠山の獅子原爽選手がまだ来てないそうです」
健夜「Cチームのメンバーは全員、30分前にインターハイ会場の正面入り口に集合してから、こちらにみんなで歩いてきたんです。
集合したときには獅子原選手も確かにいたのですが…。
来る途中でふらりとどこかに行ってしまったようなんです。道に迷ってるだけかもしれませんが」
恒子「有珠山の他のメンバーが探しに行っているそうです。開始時間に間に合うのか、非常に心配なところです。」
恒子(何してんのかね獅子原のやつ。まじで困るんだけど。やっぱウンコかな)ヒソヒソ
健夜(知らないよ!高校生なんだから迷子はないと思うんだけど…)
2貫食いって反則なのかな?
>>1です。
今日もちまちま投下します。
・考えたり、他のことしたりしながら書くので、とにかく遅いです。スミマセン。
・咲以外の主な参考資料は、
漫画「てんむす」
TV東京「元祖!大食い王決定戦」
です。
14年ほど前に、TBSで「フードバトルクラブ」という番組があり、エンターテイメント性が非常に高くかなり面白いのですが、私はあまり好きではありません。
・大食いをあまりご存知でない方、You Tubeで「OGUI」などのワードで検索して頂くと、いろいろ面白いものが見れますので、よかったら試してみて下さい。
・男性なら、
キング山本 ジャイアント白田 ドクター西川 小林尊 木下智宏 新井和響 藤田操
など、
女性なら、
菅原初代 アンジェラ佐藤 三宅智子 木下ゆうか もえのあずき 庄司優子 赤阪尊子
などの名前で検索すると、
大食いの鉄人のことがいろいろ分かると思いますので、よかったら。
・書き込みなんでも歓迎です。こんなとこは面白い、ここはつまらん、いらんといった意見を頂けると嬉しいです。
・すこやんと三尋木さんは、かなり大食いに詳しいのですが、麻雀プロがなんでそんなものに詳しいんだというツッコミだけはなしでお願いします。
・登場人物を、こんな風に書いて欲しい(例えば、はるるに大食いの神様を降ろして闘わせて、とか)という意見がもしあったら、ご希望に沿えるかは分かりませんが、書き込んで下さい。
・あとこれ言いたい。
美穂子はレズじゃねぇぇぇ!
久はただの友達だぁぁぁ!
美穂子はノンケ! 女神! はい決定!
クレイジーサイコなみっぽも好きですが。
>>49さん
健夜「2貫食いは反則にはなりません。ただし、きちんと噛んでいれば、です。」
健夜「ネタとシャリを別々に食べるのもセーフ。寿司をグチャグチャに崩してかき込むといった、食べ物をオモチャにしているかのような食べ方はアウトになります。」
健夜「見た目美しいか、食事への愛と尊敬の気持ちを感じられるかといったことが、判断の基準になります。
まぁ、あんまり縛ると食事が楽しくなくなるので、多少ゆるくやるところもあります」
PM0:56
Cチーム
恒子「獅子原選手の行方が気になりますが、試合開始のゴングまで、あと4分を切りました!開始直前の準備が着々と進められています!
Cチームでは今、各選手の注文の受け付けが始まりました!」
「イクラ4皿下さーい」
「ウニと白子2皿ずつ下さい」
「マグロとハマチ2つずつで!」
「…甘エビ4皿…」
「全部1皿ずつでいいですか?えーっとホタテと赤貝とカッパ巻きとヤリイカ!」
「中トロ!中トロ4つください!」
「ヒラメのエンガワくだしゃ~い。あ、1皿でいいんです~」
ワイワイガヤガヤキャッキャ
健夜「Cチームは、開始直後の混乱を避けるため、4皿だけ早めに配膳してます。
目の前に流れてるのを直接取ってもいいんですが、大体の人は4皿全部注文してるようですね」
恒子「調理場には10人以上の板前さんがいて選手の注文に答えていますが、いやぁ手際いいですね。
またたく間にテーブルに寿司皿が並べられていきます!」
健夜(まぁ、今は大体ストックを渡してるだけだから)
恒子「AでもBでも、それぞれで配膳が始まったようです!
はいそれじゃあ小鍛治プロ、開始前にCM入れるから、Cチームの見所ちゃちゃっとお願い!」
健夜「え? はい、それじゃあ手短かに…、食材についてだけ。
まず言えることは、今回の『江戸前寿司』は、かなり食べやすい食材だということです。
理由は2つ。
1つ目はネタを自由に選べるということ。1つのネタに飽きてきたら、違うネタを頼むことができるので、単一の物を食べ続けるより、格段にあきが来なくて食べやすいです」
健夜「2つ目は、シャリです。シャリつまり酢飯は、酢と塩、糖などによって適度に味付けがされているので、普通のご飯よりずっとのどを通っていきやすい。
あと、酢の酵素活性化作用によってご飯が予備消化されるので、胃にたくさん貯めこんでも比較的楽なんです」
恒子「へぇ、なるほどなるほど、なるほど~」
健夜「20皿、つまり2kgを超える選手が何人か出てくるでしょうね。
時間は45分で、急いで食べなくてもおなかいっぱいになるはずですから、自分のペースで楽しく食べていって欲しいですね!」
PM0:58
Cチーム
恒子「小鍛治プロありがとうございましたぁ!」
恒子「さあ、試合開始まで、あと2分を切りました!」
恒子「おしっこの人は今のうちぃ! 大きいほうの人は精神集中して我慢しよう!」
恒子「女子高生雀士たちの熱き激闘の幕開けを見逃すなぁ! ではCMです!」
CM「ムゲンニヒロガルサキセカイ! シノハユダイニカン、イヨイヨハツバイ!」
シシハラマダコネェノ? レンラクハ…
PM0:59
Cチーム
恒子「CMあけましたぁ! みんなテレビの前に集合だー!」ドオン
恒子「現在リンシャン寿司の店内は、選手の後ろの壁際に応援の子たちがズラリと並び、すんごい人口密度! 熱気ムンムンです!」
ガヤガヤキャッキャ
恒子「他の会場の様子はどうでしょうか? 村吉さーん!」
Aチーム
みさき「はーい、Aチーム村吉です。こちら食堂では先ほど全ての選手への配膳が終わり、卵の香ばしい匂いとソースの濃厚な香りに満ち溢れています。
選手は開始の合図を今か今かと待ち構えています! では、針生さん、どうですかー!?」
Bチーム
えり「はいー、こちら多目的広場のBチーム針生ですー!いや、とにかく暑いです!
この強烈な陽射しのアスファルトからの照り返しと、たこ焼きを焼いてる鉄板の熱で! 私の手元の気温計はついに30度を超えました!」
えり「先ほど、選手たちには日よけの白い帽子と冷たいおしぼりが配られました。
首うしろにおしぼりをセットし、ハンカチでひたいの汗を拭いている選手の姿が見られます!あっ10秒切りました!みなさん!両手をかまえてください!」
スッ
えり「5・4・3・2・1!」
「ドオーン」タイコナルオト
全員「「「「「いただきます!!!!!」」」」」バチン!
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