穂乃果「カップリング?」 (80)

穂乃果「生徒会の仕事で練習遅れちゃうところだったよ、ありがとう絵里ちゃん」

絵里「別にいいわよ、穂乃果だってまだ生徒会の仕事に慣れてないんだし……って何だか部室が騒がしいわね」

「……はありえません!……」
「……の分からずや!そんなんじゃ……」

穂乃果「何だか海未ちゃんとことりちゃんが言い争ってるみたいだよ」

絵里「喧嘩かしら……取り敢えず部室の中に入りましょ」

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ガチャッ

絵里「ちょっとちょっと、二人ともそんなに声を荒げてどうしたのよ」

海未「っ……絵里ですか……」

穂乃果「穂乃果もいるよ?」

ことり「ほのかちゃん……」

絵里「何をそんなに争ってるか分からないけど、冷静になって事情を話してくれないかしら」

穂乃果「喧嘩は駄目だよ!」

海未「実は……」

海未「ことりが『にこまき』はないって言うんです!」

穂乃果「ふんふん……は?」

ことり「当然だよ! にこまきなんて古参を装った新参が声を大きくしてるだけのコンテンツだもん!」

海未「なっ……! あなたは最低です!」

穂乃果「……えーっと、二人とも何の話をしてるの?」

絵里「ことりの言う通りだわ」

穂乃果「えっ?」

絵里「にこえり、えりまきが最高よ」

穂乃果「絵里ちゃんまで……」

海未「……いいですか? 本来にこは貧乏で体も貧相、それに比べ真姫はお金持ちで悪くないプロポーションという相反する二人が組み合わさることによって生まれる新境地、それがにこまきなんです」

海未「つまりですね、ドラマCDやPV、アニメなどの様々な場面で見られるにこまきからも分かる通り、これは公式が全面から押しているカップリングなんです!」

ことり「違うよ海未ちゃん……確かに公式はにこまき押しだよ、でもね、その強烈な公式押しこそがカップリングの可能性を狭めてるんだよ」

穂乃果「海未ちゃーん、ことりちゃーん、穂乃果にもわかるように言ってよー」

絵里「……ほのえりも捨てがたいわね……」ブツブツ

海未「可能性を狭めている……? にこまきの可能性は無限大です!」

ことり「それはどうかな……まず、にこちゃんは総選挙から見ても分かる通り穂乃果ちゃんに次いで人気があるのは分かるよね」

海未「第五回までを平均すると穂乃果が1-4-1-6-3の平均3位、にこが5-1-5-2-5の平均3.6位……その次の私の平均4.4位と大きな差がありますね……確かに人気なのは間違いありません」

ことり「そう、そしてPixivのキャラ別タグ検索でもにこちゃんは1位、カップリング検索でもにこまきは圧巻の1位」

海未「何が言いたいんです?」

ことり「総選挙平均1位の穂乃果ちゃんがPixivで2位にも係わらず総選挙平均5位の真姫ちゃんがPixivでは2位……つまり、真姫ちゃんのPixivの画像は殆どにこまきと同義」

穂乃果「そうなの!?」

ことり「つまりそれだけにこまきは人気である、と同時ににこちゃんのカプはもう固定されたといっても過言じゃないよ! 安定して人気のあるキャラに鉄板カプ、この二枚看板はとっても強力……対して真姫ちゃんはほのまき、えりまき、まきりん、まきぱなとそれぞれのにこまき以外のカプがコンスタントにバランスがとれていて尚且つにこまきだけに埋まらない」

海未「しかし、人気投票やPixivといった一部だけの評判では可能性を狭めることの裏打ちになっていません! それににこだってのぞにこ、にこえり、最近ではほのにこと他のカップリングもあるではないですか」

穂乃果「ねえねえ、カップリングってどういうこと? CDの話じゃないよね?」

ガチャッ

花陽「カップリングとは二つのものを結合させること……つまり、この場合はある特定のキャラ二人の恋愛関係を表す同人用語です」

真姫「例えばにこまきなら『にこ×まき』って書いてたのを縮めて『にこまき』、この場合は先に出てきたにこちゃんが攻めで私が受けってことになるけど大概の場合は言いやすさ重視ね……だから私が攻めでもにこまき、細かい話をしたいときにはまきにこと使い分けるのよ」

穂乃果「へえ~って二人ともいつの間に!?」

凛「凜たちもいるにゃ!」

にこ「あんた達声大き過ぎよ」

希「廊下まで聞こえとったで」

ことり「確かにのぞにこ、にこえりとかもあるけど……圧倒的なにこまきの前には端数」

ことり「何よりも安価SSでにこまき信者がにこちゃんの安価の時必ず真姫ちゃんを繰り出すことが一番の問題だよ! あれでことりのSSがいくつ死んだか……」

花陽「だったら最初から安価をしなければいいんじゃないかな? それに、安価って言っても結局は書き手の意思で結末は決まるんだし……」

ことり「ことりは内面からカップリングの風潮を変えていきたいの! 最初からマイナーカプ色を出していたら食いつく人も少ない……でも、だんだん誘導されるうちに違うカプもいいなってなるかもしれない! それに、ことりはできる限り安価を大事にしたい!」

海未「それで、ことりはどんなカップリングだったら満足なんですか?」

ことり「えーっとぉ、最近はことりはうみにことかのぞぱなとかかな?」

花陽「み、見事にマイナーカプですね……」

海未「わ、私とにこですか!? 邪道です! あり得ません!」

穂乃果「つまりにこちゃんと海未ちゃん、希ちゃんと花陽ちゃんが恋人ってこと?」

希「カップリングは単に恋人同士ってことやないで、どちらかが片思いだったり、お互いが片思いだと思っている両片思いってやつもある」

にこ「えぇ~、にこ困っちゃう~ってあり得ないってどういうことよ!」

海未「い、いえ……私のポリシーに反しているというだけで私はにこのことは素敵で可愛らしい女性だと思っていますよ」

にこ「えっ、じゃあ嫌いじゃないの……?」うるうる

海未「うっ……嫌いどころか、す、好きです……」

にこ「そ、そう……///」

ことり「えへへへへへへへへへへへへ」

海未「はっ!」

海未「いけません! これではことりの思うつぼです!」

ことり「えへへ~、海未ちゃん、にこちゃん、もう一回やって~」

海未「やりません!」

花陽「大丈夫です! ちゃんと録音しときました!」

真姫「ヨッシャ……コホンッ、後でそれコピーしてくれないかしら(小声)」

絵里「私はうみえり、のぞえり、えりぱなもいいと思うわ!」

海未「ことりは本当にマイオナ厨ですね……」

穂乃果「マイオナ?」

真姫「マイナーオナニー、つまりマイナー嗜好の自分が通だとか思ってそんな自分に酔い痴れてる人のことよ」

凛「確かにマイオナは害悪だにゃ! 碌に対策もできてないくせにメガガル、ガルドは反則だとかゲーフリの調整不足だとか言っちゃうにゃ! 初心者によくある言い訳だにゃ! 凜は第4世代から日々変わる流行を見極めて対策すべき仮想敵を設定してパーティ構成を考えているにゃ! 考察wikiなんかは殆ど机上の空論で意味のない議論を繰り返してるにゃ! それにオワコンと言われてるマンダもダブルでは……


穂乃果「うわあ! 凛ちゃんが壊れちゃったよお!」

花陽「凛ちゃんは偶にこうなるんだ……」

ことり「ことりはマイオナじゃないもん! ただ好きなカプがマイナーなだけだもん! そんなに言うなら海未ちゃんの好きなカップリングも言いなよ!」

海未「そうですね……私はにこまきは勿論、のぞえり、りんぱななんかも大好きです! 後、アニメ1期からほのえりも好きになりました」

ことり「出たよ王道カプ厨……」ボソッ

海未「なんですって!?」

絵里「うん、いいわよねのぞえり! ほのえり! ハラショー!」

にこ「さっきからあんたもうるさいわね、自分と誰かばっかしじゃない」

海未「にこえりは少し黙っててください!!」

にこ「にこっ!?」

絵里(やっぱにこえりもいいわぁ)

海未「それで、何が気に食わないんですか? ことり」

ことり「百歩譲ってのぞえりは認めるよ、つっけんどんな絵里ちゃんに何でもお見通しな希ちゃんが包容力で素直にさせた絵里ちゃんとちゅんちゅ……もしくはいつも余裕ぶってる希ちゃん、でも絵里ちゃんが真剣な表情をすると雌の顔に豹変するキューティーパンサーカップリング……略してCPCP」

海未「ええ……良いものです」

絵里「そうねぇ……」

ことり「でも!!!!」

海未「わわっ」

ことり「りんぱなはカップリングとしては語れないよ! 二人は恋愛よりも友情の面が強すぎる! ことりは二人が恋愛感情になるところなんて見たくない! アニメ5話のあのシーンも認めないぞぉ! 公式ぃ!」

穂乃果「おお! ことりちゃんが吠えた!」

凛「ことりちゃんは失礼にゃ! 凜たちでも恋愛感情に持ち込むことなんて簡単だにゃ!」

花陽「凛ちゃん……!」

凛「本当に腹が立つにゃ! 腹が立つと言えばこの前レートでドテンプレパの低レートの奴が凜が華麗に読んだ結果放置しやがったにゃ! サブロムだからすぐ切断したけどあれは酷かったにゃ! 今思い出してもむかむかする~!」

花陽(こんなんだから恋愛感情にならないんだろうなあ……)

穂乃果「ねえねえ! 穂乃果は誰と恋人なの?」

海未「だから恋人ではなくカップリングと……まあ穂乃果にこの微妙で繊細な関係性は分かってもらえないでしょう」

ことり「あはは……そうだな~、穂乃果ちゃんだったらやっぱり希ちゃん、花陽ちゃん、にこちゃんあたりかな?」

海未「違います!!」

ことり「違わない!!」

穂乃果「じゃあ穂乃果が希ちゃんやかよちゃんと恋人になれば二人は仲直りするの?」

にこ「ちょっと! にこが抜けてるじゃない! それにアイドルは恋愛禁止よ!」

真姫「古っ……」

ことり「するする! 仲直りするよ!」

海未「駄目です! 許しませんよそんな組み合わせは……」

穂乃果「じゃあ希ちゃん、かよちゃん……」

希「ん?」

花陽「何? 穂乃果ちゃん?」

ちゅっ ちゅっ

海未「んなっ!」

希「穂乃果ちゃん……大胆やん……」

花陽「わわわ……」

ことり「はぅぅううううん……って、違うよ穂乃果ちゃん!」

海未「そうです! それではだめです! あなたは何もわかってない!」

穂乃果「え? 恋人だからちゅうしたんだよ?」

ことり「キスするまでの過程が大事でしょうが!」

海未「そうですよ! それに、あなたたちの特性を何も理解してない! なんのシチュエーションもキャラ特性も活かされてないまま教室でキスをしただけで百合を気取っているようなものです!」

穂乃果「ええーっ! いいじゃん女の子同士なんだし」

海未「そういうことを言っているわけではありません!」

凜「なんかいちいち面倒くさいにゃ……まひるみキッスぐらい面倒くさいにゃ……きせきラッキーくらい面倒くさいにゃ……月光乱舞クレセくらい……」

海未「しかし今の口振り……穂乃果はノンケのようですので良しとします」

ことり「そうだよね、主人公はノンケじゃなきゃ」

にこ「ノンケって何?」

真姫「その気がないのケに否定を意味するNONでノンケよ」

真姫「つまり、ヘテロ……異性愛者のこと」

花陽「ノンケの主人公がレズによって百合の花を咲かせる……それが最高に素晴らしいんですよね!」

海未「しかし、穂乃果! あなたはもう少しムードや距離感に気を使ってください!」

穂乃果「む、ムード?」

海未「例えば……放課後の生徒会室、そこにいる穂乃果と希の二人……

穂乃果『あーもう! 生徒会の仕事多すぎるよ! 希ちゃん何とかして~』

希『ふふっ、えりちもそんな大変なことしてたんよ?』

穂乃果『はぁ、改めて絵里ちゃんの凄さが分かった気がするよ……だいたい何で穂乃果がこんなに大変な思いをしなきゃいけないの! ことりちゃんはバイトに行っちゃうし、海未ちゃんは弓道部に行っちゃうし!』

希『仕方ないやん』

穂乃果『でもぉ~』

希『そんなわがまま言う子にはわしわしやで~』

わしわしわし

穂乃果『あぁっ! ごめんなさーい!』



穂乃果「なんか始まったんだけど」

にこ「しかも何で若干物真似してんのよ」

海未「にこはみんなのアイドルにこっ!」

にこ「全然似てないわよ!」

海未「続けます……

穂乃果『もぉ! なんで希ちゃんはいっつも穂乃果をわしわしするの?』

希『それは……』

穂乃果『希ちゃん……?』

希『穂乃果ちゃんのことが好きだからや……』



希「ほーん」

海未「

穂乃果『えっ……!? 嘘……』

希『嘘やない……わしわしも穂乃果ちゃんに近付くための口実や』

穂乃果『でも、希ちゃんは絵里ちゃんが好きなんじゃ』



絵里「そうよそうよ!」

海未「

希『うちもえりちのこと好きって信じこんどった……だって穂乃果ちゃんには海未ちゃんやことりちゃんがいる……でも、やっぱりうちは穂乃果ちゃんのことが好きなんや!』

穂乃果『希ちゃん……』



絵里「そうだったの!?」

希「えりち、うるさいで」

海未「

希『ご、ごめんな、こんなこと急に言って……もう忘れていいから……じゃあまた明日……』

穂乃果『待って!』

マイナー好き「メジャー好きとかにわかだろ!ゴリ押しだろ!」
メジャー好き「マイナーとか通ぶんなよ!公式はこっちだろ!」

海未「

穂乃果『穂乃果も……き……』

希『えっ?』

穂乃果『穂乃果も希ちゃんのことが好きだったの! 希ちゃんは絵里ちゃんのことが好きだとずっと思ってて……今まで本当は好きなのに言い出せなかった』

希『ほ、本当に?』

穂乃果『本当だよ! 本当に希ちゃんのこと……大好きだよ』



希「らしいで」

穂乃果「うん! 穂乃果、希ちゃんのこと好き!」

にこ「あんた、本当に分かってないのね」

海未「

穂乃果『あの時……屋上でわしわしされたときもさっきも、本当は嬉しかった……』

希『ふふっ、穂乃果ちゃんはエッチな子やなぁ』

穂乃果『ち、違うよ! ただ、希ちゃんの前では、穂乃果は少しエッチな子になっちゃうかもだけど……』

希『そんなエッチな子にはおしおきや』


チュッ




ことり「わあああああああああ!!!!」

海未「夕日の射す生徒会室で二人はキスを交わす……穂乃果が照れておかえしにキスをするっていうのもいいですね……そのあと二人は……」

ことり「え、えっちなのはいけないんだよ!」

海未「いいえ、いいです……寧ろあるべきです」

ことり「でもやっぱりほののぞはいいよね~」

海未「駄目です! 希はのぞえり、穂乃果はほのこと、ほのうみと相場が決まっています」

凜「さりげなく自分を織り交ぜてきたにゃ」

真姫「あそこまで妄想しといてよくいうわね……ね、花陽?」

花陽「……」

真姫「花陽? どうしたの?」

花陽「っか~! 何もわかってないです!」

海未「ど、どうしたんです? 何が分かってないというんですか!」

花陽「まず好きになってからより好きになるまでの過程の方が重要です! 好きだという気持ちに気付くまでを楽しむのがいいんじゃないの! それにさっきの話では別にほののぞである必要はなかったじゃないですか! キャラの特性云々言っといて立場や言動をなぞればいいってもんじゃないんです!」

にこ「なになに急に?」

凜「かよちんはカプは何でもいい派だけどダメ出しが多いんだにゃ! それにSSでは先のストーリーを予想して書き手を困らせる書き手クラッシャーと化するにゃ! その様はジュンスに楽しむ人の心をえぐる悪鬼羅刹のようだにゃ! ダメ出しといえば、よくパーティ晒したときにダメ出しをする人がいるけど実際は既存パーティで何度も対戦してるうちに勝ち筋とか対策を見いだせるから徒にパーティを崩すより受けきれない相手とかに対してだけポケモンや技を入れ替えるのが一番だにゃ! それに大抵ダメ出ししてくるのは実際にプレイしてないやつとかにわかが多いから気にすることな……」

海未「今のはサンプルですから、ショートバージョンです」

ことり「帰ってほののぞSS書こうかな……」

ジュンス ×
純粋 ○

海未「しかし、これでは埒があきません……ここは暫定で勝敗を決めるということで、多数決で行きましょう」

ことり「そうだね、練習もあるし」

海未「では絵里……は聞くまでもないですから穂乃果はどんなのがいいですか?」

穂乃果「穂乃果はμ'sのみんなが好きだよ!」

海未「話になりません」

穂乃果「何で!?」

海未「次、真姫」

真姫「わ、私!? 私は特に好みはないわよ」

ことり「そんなこと言って自分が好きなカプが批判されるのが怖いんでしょ?」

真姫「んな! 馬鹿にするんじゃないわよ! 好きなカプくらい言えるわよ! あっ……」

海未「では、お願いします」

真姫「そうね、私はにこまきとかにこのぞとかにこえりとかほのにことかかしら」

凜「にこちゃんがお気に入りなだけだにゃ……」

ことり「でも好きなキャラを誰かと組ませるのが好きってのはよく分かるよ! ことりも海未ちゃんを……」

ことり「は、花陽ちゃんは?」

花陽「花陽は特にカプに拘りはないよ……ただ、安価スレはああんまり好きじゃないかな……無理難題とみなすとすぐ放棄するし、メジャーカプ厨が必死になって押しカプをくっつくけようとしてバリエーションに欠けるし、それから……」

海未「に、にこはどうですか?」

にこ「えっ! あっ……にこはぁ~みんなのものだからぁ~」

花陽「カプをよく分かってないんだね……」

海未「にこは総受けと」

にこ「なにそれ……?」

海未「希は?」

希「うちも特にこれと言ってはないかな~ただ絶対にありえないカプはなしやな、ラブライブ!ではめったにないけど」

海未「なるほど……凜はどうですか?」

凜「凜はうみえりとかことぱなとか同じタイプのカプがすきだにゃ! 同じタイプというとフリーでは統一パでよく潜ってるにゃ! でも消防の伝説パにあたると流石に……」

海未「私もことぱなは好きですよ」

ことり「……でも、みんなばらばらだね、これじゃあ……」

希「ええんやないかな?」

海未「えっ?」

希「無理に勝ち負けなんて決める必要ない……カプにどっちが優れてるなんてのもない……確かに好きなカプがあればそれ以外は駄目に見えてしまうかもしれん……でもな、それぞれのカプにはそれぞれにいいところもあって、それを好きな人がいる……それってとっても素敵なことやん?」

海未「希……」

ことり「希ちゃん……」

絵里「さあ、話がまとまったところで練習に行きましょ! あんまりもたもたしてると時間が無くなるわ」

希「えりち、今更まともぶられてもな……」

ことり「あの、海未ちゃん」

海未「なんですか?」

ことり「さっきはごめんね」

海未「いいんですよ、私も少し取り乱してしまいました……しかし、こうやって気持ちをぶつけるというのは少し楽しいものです」

ことり「うん! それでね……ことうみって興味ある……?」

海未「えっ……」

あ、凛ちゃんの凜って俗字だっけ?
適当に変換するとごちゃ混ぜになるんだよね

海未「さっきも言っていましたが、ことりは私のことが……」

ことり「うん、好きだよ……ことうみは渋ではR-18でのぞえり、にこまきに次いで人気……でもSS界隈ではほのうみの方がメジャー」

海未「つまり、マイナーにもメジャーにもなり得る存在……」

ことり「それがことうみ……」

海未「!! ……ことうみ、なんてすばらしい響きでしょう……今までの争うをまるでなかったように感じるこの爽快感」

ことり「ことり、海未ちゃんと一緒にちゅんちゅんしたいの! 硝子の花園で眠りにつきたいの!」

海未「行きましょうことり! 私たちの花園はあっちです!」

ことり「うん!」

ガチャッ……バタン

希「なんやったん今までの茶番……」

絵里「全くもう……はいはい、じゃあ練習に行きましょ?」

凛「はーい!」

真姫「そうね」

花陽「あ、凛ちゃん待って~」

――

穂乃果「みんな行っちゃったね……本当に何だったんだろうね」

にこ「知らないわよ……ほら、私たちも行くわよ」

穂乃果「どうして無知なふりをしたの?」

にこ「えっ?」

にこ「ああ、カップリングどうこうのこと? 別に、にこは純真無垢なアイドルだから――」

穂乃果「にこちゃんなら、総受けって言われたときにすぐ否定するかと思ってたよ」

にこ「どういうこと……あっ……」

穂乃果「二人っきりになった時からすぐ湿ってたよね? ふふっ、受けってのはあながち間違ってなかったね」

にこ「や、やめ……変なとこ触らないで……」

穂乃果「穂乃果にここをいじられるのを想像して濡れちゃったんだよね? 素直になりなよ、じゃないとやめちゃうよ?」

にこ「……やめないで」

穂乃果「えっ? 聞こえないな~」

にこ「……に、にこは穂乃果だけのものだから……にこを気持ちよくして……」

穂乃果「最初からそう言っておけばいいんだよ……あれ? でもさっきにこちゃん海未ちゃんに好きって言われて照れてなかったっけ?」

にこ「あっ、それは……」

穂乃果「浮気者のにこちゃんにはお仕置きが必要だね」

にこ「待って! そろそろ本当に行かないと誰かが戻ってくるかも……これを見られたら……」

穂乃果「えへへ、見せつけてやればいいんだよ! それに、にこちゃんは見られるのも好きでしょ?」

にこ「あっ、あっ……だめぇっ、穂乃果……」


――

真姫「という展開になって……」

ことり「ちょっとえっちだよぉ~」

海未「ま、まあ悪くはないですね……」

絵里「私が突入して3Pっていうのも!」

希「……だめだこりゃ」

穂乃果「ねえ、穂乃果とにこちゃんは真姫ちゃんのお話の中で何をしてるの?」

にこ「穂乃果……ずっと、そのままのあなたでいてね……」


終わり

更新適当ですみません
私は真姫ちゃんと同じにこ○○推しです
読んでくれてありがとう

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