後藤「ここかぁ」リリカ「ようこそプリズムリバー家へ!」(8)

後藤「ここかぁ。やっぱり大きいなぁ」

後藤「テンション上がって契約しちゃったけど一人だと逆に不便かな」

後藤「でも一軒家で2万円って破格だしいいか。不動産の人の顔がちょっと気になったけど」

後藤「おじゃましまーす。うわぁ、ほこりとか蜘蛛の巣がすごいなぁ」

後藤「これは掃除が骨が折れそうだってなんか音がする」

後藤「この部屋、かな」

ルナサ「うーん、やっぱり仄暗い水の底からは何度見ても………あ」

後藤「ど、どうも」

ルナサ「………」

後藤「………」

ルナサ「リテイク!!」

後藤「リテイク!?」

後藤(なんだかんだで部屋を追い出されてしまった)

後藤(近所の子供かな。金髪だったけど、ハーフ?)

後藤「あれ、なんでテレビが」

ギィイイイィ

後藤「扉があいた? もういいのかな」

ルナサ「我ら」

メルラン「プリズムリバー!!」

リリカ「三姉妹!!!!」

プリリバ「弾いて奏でて恨めしや!!」

後藤「美少女が三人!!」くわっ

プリリバ「っ!」ビクッ

後藤「なるほど、君たちは幽霊なのか」

リリカ「ここ私たちのおうちー」

ルナサ「だから出て行ってほしい」

後藤「………幽霊物件美少女付き」

リリカ「おねえちゃん、なんか言ってるよ」

後藤「2万円で美少女を好き放題!?」はぁはぁ

プリリバ「っ!?」ビクッ

ルナサ「な、ち、近寄らないで!」

後藤「大丈夫。イメージトレーニングはしてるから」

ルナサ「そういう問題じゃないわ!!」

後藤「生きてる子に手を出したら逮捕だけど」

後藤「幽霊なら問題ない!!」

ルナサ「大有りよばかっ!!」ヒュンッ

後藤「ベッドッ!」グハッ

ルナサ「っていうかなんで私たち見えるのよ?」

後藤「そういう家系なんだよ」

リリカ「ゴーストバスター?」

後藤「うーん。僕は違うけど」

ルナサ「! 私たちを除霊にきたの!?」

メルラン「戦うの?」

後藤「戦わないけど。えっと誤解してるみたいだけど偶然安い家見つけたから借りただけなんだ」

メルラン「そっかー。よかったわー」

ルナサ「まだ安心できないわよ」

後藤「そういえば君たち幽霊なんだよね」

リリカ「いつの間にかここにいたんだ。この家から出られないし」

後藤「そっか………出られないのか」

ルナサ「ド変態!!」ベッドビュンッ

後藤「重いッ!!」

後藤「僕は外に出られないのは可哀想だなと思っただけで」

リリカ「お姉ちゃんはすぐ手がでるからね」

後藤「でも合法で少女と同棲は嬉しいな」

ルナサ「ソファー!」

後藤「また重いっ」

リリカ「コーヒー!」

後藤「熱いっでもまろやかっ」

メルラン「梅干し」

後藤「目が!」

後藤「痛いよ」ボロッ

ルナサ「あなたが変態だからよ」プイッ

リリカ「というかでていってくれないかなー」

後藤「それは困る」

メルラン「でもここは私たちの家だし」

後藤「なら結婚すればいいじゃないか」

プリリバ「へ?」

後藤「一目ぼれです。結婚してください」

ルナサ「ちょ、ままって。誰に一目ぼれしたの?」

後藤「君たち」

リリカ「君」

メルラン「たち?」

ルナサ「ド変態が!!」パシンッ

後藤「ありがとうございますっ!」

ルナサ「そういって私たちを落とせるなんて考えないことね」

後藤「いや違う一目ぼれなんだ。君たちみたいなかわいい女の子に一目ぼれしないほうがおかしい」

ルナサ「う、うぅ」

メルラン「照れるなー」

リリカ「気持ち悪い」

後藤「いきなり結婚ってことに不安があるのなら結婚を前提としたお付き合いでも」

ルナサ「いやっ!」

後藤「そうか、マリッジブルーってやつだね」

ルナサ「会話をしなさいっ!」ゴスッ

後藤「すいません!」ゲフッ

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