自販機「日本全国どこにでもある、自販機」
自販機「紙コップ式の自販機や食べ物の自販機などいろいろありますが」
自販機「私は、少し小さい以外は何の変哲もない、缶とペットボトルの普通の自販機です」
自販機「そんな私が工場から出荷されてやってきたのは」
自販機「一面田んぼの田舎でした」
自販機「辺りを見回すとどこまでも田んぼ」
自販機「遠くを見ると果てしなく山」
自販機「耳を澄ますと風に乗って森から蝉の声が聞こえる」
自販機「右から左へ長くのびた、車のいない道路のすぐそばで」
自販機「少しさびれたバス停の待合所へと寄り添うように」
自販機「自然の中で異彩を放つ、私のボディの赤色」
自販機「たまに目の前を過ぎていく人たちは」
自販機「アイスを食べたり」
自販機「時折ハンカチで顔を拭ったり」
自販機「誰もかれもが暑さに疲れたような表情をしています」
「"もう疲れたよおー"」
「"そうね、少し休憩にしましょうか"」
自販機「買い物帰りのお母さんが少年に200円を渡すと」
自販機「少年はワクワクしながらどれにしようか悩み始めました」
自販機「30秒ほど悩んで買った缶ジュースをプシュッと開けてゴクゴクと飲み始めます」
自販機「プハーッと大きく一息をつき、満足げに口元を拭う少年」
「"ぷはぁーっ!生き返ったー!"」
「"ふふ、じゃあ行こっか"」
「"うん!"」
自販機「手をつないで歩いていく親子の背中を見送る、」
自販機「そういうのどかな生活がここにはあります」
自販機「夜になると、それはそれはきれいな蛍があちらへこちらへ飛び回ります」
自販機「キンヒバリの鳴く声もどこからともなく聞こえてきます」
自販機「街灯も、通る車も、とても少ない田舎ですが」
自販機「その分、蛍も星空も月の明かりも一層明るく輝く場所です」
自販機「東の山のふちが白んでくる頃」
自販機「一台の小振りなトラックが目の前に止まり」
自販機「おじさんが大きな段ボールを持って降りてきました」
自販機「この人は、私の中の飲み物が少なくなったら定期的にやってきて」
自販機「暑いこの時季でも一生懸命補充してくれるのです」
自販機「補充が終わると、毎回おじさんは小さいお茶を1本買って」
自販機「首にかけたタオルで時々汗を拭いながら喉を鳴らして飲み干します」
自販機「いつもお世話になってるおじさんなら、」
自販機「段ボールからそのまま飲んでもいいのになぁ、」
自販機「っていつも思うんですけどね」
自販機「夏休み」
自販機「照り付ける太陽で10m先が陽炎で揺らめくほどの暑さの中」
自販機「近くの高校の陸上部の人たちは毎日のようにランニングでここを通ります」
自販機「そして、いつも私のそばで休憩を取るのがお決まりです」
自販機「へとへとになった彼らがすぐ横のバス停の待合所のベンチに腰かけ」
自販機「ドリンクを飲んで一息つき」
自販機「疲れた顔に笑顔が戻るのを見ると」
自販機「なんだかほっとした気持ちになります」
自販機「山へ川へ森へと走り回る子供たちも」
自販機「この辺りにはまだまだいます」
自販機「暑いからと家から川まで水着のままで行っても、」
自販機「なんだかんだで許されるようなところです」
自販機「森に行っても、川に行っても、」
自販機「夕方にはみんな全身びしょびしょで帰ってきました」
自販機「汗だく泥だらけの子供たち」
自販機「世話焼きお母さんのため息が聞こえてくるようです」
自販機「ある日の早朝」
自販機「トラックのおじさんに補充された飲み物を冷やし終わるかどうかという頃」
自販機「そばにあるバス停に1本のバスがやってくると」
自販機「きれいな白いワンピースを着た女の子と、」
自販機「大きなキャリーバックを持った若いご夫婦が降りてきました」
「"随分時間かかっちゃったな"」
自販機「お父さんは大きな荷物を地面に置いて両手をパンパンとはたきます」
自販機「その間、女の子は私に興味津々のようです」
「"ねーねーおかーさん、おかーさん"」
「"ん~?なあに?"」
「"のどかわいたー!"」
「"そうねぇ、こんなに暑いもんね~"」
自販機「お母さんは財布から取り出したお金を入れ、ボタンを押していくと」
自販機「3回大きな音ががらんごろんと辺りに響きます」
「"はー・・冷て~・・"」
「"あなた、少し酔っちゃった?"」
「"んん・・・やっぱりバスは少しね・・・"」
「"おとーさん!あたし、ばすだいすきだよー!"」
「"ふふ、お母さんもバス好きだよ~"」
「"じゃあお父さんも好きになれるように頑張らないとな!"」
自販機「女の子を肩車すると、心配するお母さんをよそに走り出していくお父さん」
自販機「帰省してきた仲睦まじい家族の背中を見送ってから私の一日が始まりました」
自販機「今日も遊びに出かける子供たちと」
自販機「部活でランニング中の高校生たちが目の前を過ぎていきます」
自販機「仕様として私には売り切れランプが備わっていますが」
自販機「それがつくことはめったにありません」
自販機「バスは2時間に1本しか来ないけど」
自販機「決して退屈なんかじゃありません」
自販機「のどかな景色と心のあたたかい人たちに囲まれたとても良い場所ですから」
自販機「翌日」
自販機「いつものように目の前を元気に走っていく子供たちの中に」
自販機「昨日、白いワンピースでバスに乗ってやってきた、あの女の子の姿がありました」
自販機「どうやら彼女にもお友達が出来たようです」
自販機「そして夕方になると、他の子と同じように体じゅう泥んこで帰ってきました」
自販機「それからしばらくの間」
自販機「他の子供たちに連れられて、女の子は毎日のように山へ、川へ、森へ、畑へ行き」
自販機「都会じゃできないようなことを、みんなからいっぱい教わりました」
自販機「それからあっという間に時は流れ、気が付くと夏休みが終わる8月末」
自販機「ひと月前に帰省でここに帰って来ていたあの若いご夫婦が」
自販機「大きな荷物と共に隣の待合所でバスを待っていました」
自販機「都会のバスはちょっと待てばすぐに来るみたいですが」
自販機「田舎は2時間に1本なので待合所にはゆ~っくりとした時間が流れます」
自販機「お父さんお母さんは、冷たいペットボトルを時折首や頬に当てつつ」
自販機「ちびちびと飲みながら待っていました」
自販機「そこに少し遅れてバス停にやってきた女の子は」
自販機「最初ここに来る時には持っていなかった、ビニール袋と虫かごを手にしています」
自販機「それは、友達になった子供たちからもらった野菜、果物」
自販機「見事な大きさでツノの長いカブトムシやクワガタでした」
「"あら、どうしたの~それ~?"」
「"うん!おともだちにもらったの!"」
「"お~そうか~!よかったな~!"」
自販機「笑顔いっぱいで高い高いするお父さんにはしゃぐ女の子」
自販機「向こうに目をやると、」
自販機「ちょうど生え代わりで抜けた前歯をニッとむき出して手をブンブン振る男の子たち」
自販機「間もなくやってきたバスに乗り込んで走り出した後も」
自販機「窓ガラスの向こうで振り返った女の子は、一生懸命手を振りながらずっとニコニコしていました」
自販機「夏休みが終わると学校や会社が始まり」
自販機「目の前の道路の交通量が一気に増えました」
自販機「しかし、通学の生徒はほとんど自転車かバスを使うので」
自販機「目の前を素通りすることが多いのです」
自販機「隣のバス停自体も、田んぼのど真ん中にあるので」
自販機「田んぼの中にぽつぽつとあるお家に住んでる人以外、ここのバス停を利用する人はいません」
自販機「それでもトラックのおじさんは、足りなくなってくると朝早くからドリンクを補充しに来てくれます」
「"いやー、ようやく涼しくなってきたなー"」
自販機「残暑も終わりを見せ始めた10月上旬」
自販機「独り言をつぶやきながら2か月ずっと欠かさず補充作業をしてくれるおじさん」
自販機「相変わらずそばのバス停の利用客は少ないままです」
自販機「しかし今日からはこれまでと違う私になります」
自販機「夏仕様だったラインナップが一新されて」
自販機「(あったか~い)が販売されることになりました」
自販機「目の前に止まるバスの窓越しに見えるお客さんも、」
自販機「そこの道を自転車で過ぎていく学生さんも」
自販機「徐々に長袖が目立つようになってきたので」
自販機「私も今日から衣替えです」
自販機「朝7時を回るとスーツのお兄さんがやって来ました」
自販機「昨日までとは変わって、(あったか~い)がずらりと並んでいる私を見て」
自販機「小さく目を見開いて、おっ・・とつぶやき、ホットレモンのボタンを押します」
自販機「取り出したそれをほっぺにあてると」
自販機「あったけ~・・と小声で微笑み、一口、軽く傾けました」
自販機「それから一人、また一人とやってくるお客さんは」
自販機「その誰もが一瞬少しだけ驚き、その指はあったか~いに伸びます」
自販機「そんな調子でホットドリンクはどんどん売れていきました」
自販機「もちろんこれまで通り、売り切れランプはつきませんが」
自販機「買っていくお客さんひとりひとりの様々な反応を見られるので」
自販機「私の中ではちょっとした楽しみになっています」
自販機「コーンスープの最後の一粒が缶の底にくっついて苦戦する人や」
自販機「間違ってつめた~い方のお茶を買ってうなだれる人もいたりして」
自販機「かつて青々としていた田んぼの稲も豊かな穂を付けた黄金色に育ち」
自販機「きれいさっぱり刈られて田んぼ一面、土色になりました」
自販機「田んぼにはところどころに藁の山が積まれ」
自販機「その向こうの山々は赤や黄色に染まっています」
自販機「ほどなくして、秋から冬へと移り変わる気配」
自販機「マフラーや手袋をつけ始める人が増えてきました」
自販機「川の水っ気を含んだ冷たい風にあおられ」
自販機「遠くの小川の橋の上を渡る少女たちの悲鳴がここまで聞こえてきます」
自販機「ここでホットドリンクを買っていくお客さんは」
自販機「バスを待ちながら両手でその温もりにすがるように肩を震わせています」
自販機「それからあっという間に1ヶ月が過ぎ」
自販機「1月1日、正月を迎えました」
自販機「夜中の正午」
自販機「神社のある山の方を見ると」
自販機「たき火で山の空が赤くなっています」
自販機「今日で、ここに来てもうすぐ半年になるのかと思いを馳せながら」
自販機「ディスプレイにある甘酒の味を想像します」
自販機「こんな農村ですから」
自販機「人が少ないのは当然のことです」
自販機「もしも、もう一人隣に自販機があれば」
自販機「きっと仲良くなれたのかなぁといろいろ考えたりもしました」
自販機「もちろん言葉はしゃべれませんが、自分以外の誰かがそばにいるというのに憧れます」
自販機「そんなふうに普段は見向きもしないようなことを想ったり」
自販機「これまでの日々を振り返りながら新年を迎えました」
自販機「田んぼが一面真っ白に染まり」
自販機「遠くの山の木々が雪の華を咲かせます」
自販機「行き過ぎる人々の吐く息は白く」
自販機「誰もかれもが下を向きながら歩いていきます」
自販機「私は機械ですから」
自販機「人間と同様の"寒い"という感覚はありません」
自販機「暑さも同様に感じません」
自販機「ただ、夏暑いとドリンクが冷やしにくく」
自販機「冬寒いとドリンクが温まりにくいと言うのはあります」
自販機「行き交う人々は、どれも凍えると眉を顰め顔をしかめ」
自販機「照り付けられると力もなく重い足取りでふらふらと彷徨うようです」
自販機「辛そうな顔をしていると、どうにか癒してあげたいと思うのです」
自販機「寄り添ったりすることは、かなわないですけど」
自販機「三が日を過ぎると、人通りはいつもどおりの少なさに戻り」
自販機「トラックのおじさんも、これでやっと落ち着くわ、とこぼしています」
自販機「もうすっかり冬ですから、あったか~い ばかりが売れていきます」
自販機「この4日間は正月シーズンでいつもより多い客足を見込んで」
自販機「たくさんのドリンクが詰まっていたので温めるのが大変でしたが」
自販機「今日からは人が減る分、またゆっくり温められますね」
自販機「2月上旬」
自販機「コートとマフラーで完全防備を整えた中学生の女の子二人組」
自販機「おしるこやコーンスープを飲みながらベンチに座り、話をしています」
「"やっぱり、チョコは手作りのがいいのかな・・・?"」
「"えっ、誰かに渡すの?え~誰誰~?"」
「"やーだ、言わないよぉ~"」
「"いいじゃん教えてよ~~"」
「"ダーメ!"」
「"えぇ~・・"」
自販機「どうやら彼女は、好きな男の子にチョコを渡したいようです」
自販機「なんでも、バレンタインデーが近づいているんだとか」
自販機「翌日から、彼女はいつもより早くバス停に来て」
自販機「ベンチで難しそうな顔をしながら本を読んでいます」
「"甘くないのがいいのかな・・・"」
「"ん~・・・"」
「"ハートマークは・・・やりすぎだよねぇ~・・"」
自販機「これだ!とピンとくるようなチョコは、まだまだ見つかりません」
自販機「朝早くバス停に来て、難しい顔で本を見つめ悩む日々が続きました」
自販機「しかし3日が経つ頃」
「"ああっ!!これいいじゃん!!"」
自販機「と、大きい声を出して目を輝かせました」
自販機「彼女のお目当てのチョコレートが見つかったのです」
自販機「その日の夕暮れ時、彼女がバス停に降り立ったその手には」
自販機「大小のビニール袋が2つありました」
自販機「思い立ったが吉日と言わんばかりに、」
自販機「学校終わりに急いで家に帰り、私服に着替えてバスに飛び乗った甲斐がありました」
自販機「そしてバレンタイン当日の朝」
自販機「カゴに赤いリボンで結った水色の小さい箱を入れ」
自販機「ペダルを回す彼女の姿がありました」
自販機「今日はバスではなく自転車で学校へ行くようです」
自販機「その表情はいつもとは打って変わって不安と緊張の入り混じったものでした」
自販機「髪を揺らしながら一生懸命に自転車をこぐ彼女の顔は、本気そのものでした」
自販機「農村の冬は寒く」
自販機「一晩もあれば雪はうず高く積もってしまいます」
自販機「秋まで自転車で通っていた人たちも」
自販機「寒さが強くなるほどバスに流れていきます」
自販機「自転車に乗る人が減っている今日」
自販機「寒空の下、広い歩道を一人自転車で駆け抜ける彼女は」
自販機「いったいどんな気持ちだったんでしょうか」
自販機「雪も解け、桜もつぼみになり、春ももう間もなくといった3月のある日」
自販機「制服の胸元に花をつけ」
自販機「黒い筒を持った生徒たちが目の前を過ぎていきます」
自販機「中にはその目に涙を浮かべる人もいました」
自販機「しかし、悲しそうではありません」
自販機「泣いている人も、そうでない人も、みんなニコニコしています」
自販機「そんな中」
自販機「あの日自転車で駆け出して行った彼女は」
自販機「同じ色の制服を着た男の子と二人並んで」
自販機「他の生徒たちから離れた、後ろの方からゆっくり自転車を押していました」
自販機「分かれ道」
自販機「立ち止まった彼がぽつりと一言、二言話すとうつむき、彼女は黙ってしまいました」
自販機「ゆっくりと深呼吸をし、彼は何も言わず制服のボタンをちぎり、彼女の前に差し出します」
「"こんなものしか渡せない、けど・・・"」
自販機「所々メッキの剥がれたそのボタンには、彼の3年間と、言葉だけでは形容できない意味が込められていました」
自販機「彼女はそのボタンを受け取ると、その手でゆっくりと首元のリボンをはずし、男の子に渡します」
自販機「手の中で脈拍を増幅させ存在感を主張するその贈り物をポケットにしまい」
自販機「どちらともなく名残惜しそうな目で見つめ合いました」
「"・・・じゃあ、お元気で"」
「"・・・"」
「"うん・・・またね・・・!"」
自販機「男の子は自転車に乗ると全力で漕ぎ出しました」
自販機「その背中に向かって大きな声で呼びかけながら、姿が見えなくなるまでいつまでも見送ります」
自販機「彼を見つめる彼女の頬は、いつもよりも赤かった気がしました」
自販機「山々が一面の鮮やかな桜色に彩られた4月上旬」
自販機「彼女は折り目のない真新しいセーラー服を着てバスを待っています」
自販機「その顔はどこか寂しげで、不安で」
自販機「どこかほんのり期待を寄せた面持ちをしていました」
自販機「乗り込むバスもこれまでとは行き先が違います」
自販機「彼女は新しい一歩を踏み出したのでした」
自販機「4月というのに吹く風はまだ冷たくて」
自販機「玄関口でごねているのか、冬将軍はまだお帰りにならないようです」
自販機「この分だと、あったか~い もまだしばらく続きそうです」
自販機「冬ほどではないですが安定した売れ行きで」
自販機「トラックのおじさんもせっせと補充してくれるのです」
自販機「長く感じた梅雨を通り越すといよいよ夏がやってきます」
自販機「あの日から1年が経つのです」
自販機「初めてやってきたこの土地でいろんな人に出会い」
自販機「いろんな別れに立ち会ってきました」
自販機「自販機の私にとっては売上を伸ばすのが仕事かもしれませんが」
自販機「ここは競争社会の真っただ中にあるような都会ではなく、農村です」
自販機「のどかでゆったりとした心にゆとりのある場所です」
自販機「そんなところで売上ばっかり求めるのは」
自販機「野暮ってものじゃないでしょうかね?」
「"おー、暑いな―やっぱり"」
「"そうね、やっぱり暑いわね~"」
「"あなた、バス酔いは大丈夫なの?"」
「"ああ大丈夫だ"」
「"ぱぱ、ばすだいすきだからへいきだもんねー!"」
「"そうだぞー、パパはバス大好きだからへっちゃらなんだぞー!"」
「"わーっ!!たかーいたかーい!"」
自販機「バス停に降り立った若いご夫婦と女の子」
自販機「和気あいあいとしたご家族が今年もこの村にやってきました」
自販機「今年はどんな思い出が出来るのでしょうか」
自販機「自販機の寿命は大体6年前後と言われています」
自販機「これから残りの5年の間に、たくさんの人に出会うでしょう」
自販機「もしかしたら、いつか出会う誰かにとって」
自販機「思い出の1ページとなる場面に長く残れるかもしれません」
自販機「果てしなく遠い道のりの途中で」
自販機「汗だくで疲れた体をそっと癒して、凍え震えた心をじんわりとほぐせる、」
自販機「そんな役割ができたらいいなぁと思います」
自販機「心も、体も、あったか~く出来るように。」
―完―
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