士郎『ウタウタイを殺す…?』ゼロ『全員ね』 (30)

DoD3をクリアして思い付いたので投下

DoD3本編との直接的関係はありませんがオマージュ作品としてお楽しみください。

他に『北斗×Fate』のSSも書いております。
同時進行ですが楽しんでいただければ幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398368552




チュンチュン

『ん……んん』

『夢か……?』チラッ

【AM6:30】

『うーん、起きるか』フワァ

(それにしても変な夢だ……)

(あの会話…一体…?)

(ゼロ…か)



『さてと、朝飯でも作るか……』

\オハヨエゴザイマース/ ガララ

『ん?…あぁそうか今日は…』

???『あ、おはようございます先輩』

『おはよう、桜』

桜『今日は早いですね?どうしたんですか?』

『いや、変な夢見てさ。目が覚めちゃったんだ』アハハ

桜『夢…ですか』

桜『……』

『さ、桜……?』

桜『あ、すみません。何でもないですから』

\シーローウ!!! オッハヨー!!!!ン、コノクツハ…/

桜『あ、藤村先生も来ましたね。すぐにゴハン作りますから!』トトト

『……………』

5>>>
Fate/stay nightです。
ワンパターンですみません…Fate好きなんです。
嫌じゃなかったら楽しんでください。




\オハヨー、オハー/ ワイワイ ガヤガヤ

『今日もありがとな、桜』

桜『いえ、私はこんなことしか…』

『そんなことないよ。すごく助かってる』

桜『///////』

『じゃあ俺はここで…』

桜『あ、はい!あの…良かったらまた部活に来てくださいね』

『アハハ、解ったよ』

桜『ありがとうございます!じゃあ先輩も頑張ってくださいね』ペコリ テテテ

『さて、教室にいくか…』



???『やあ、おはよう衛宮』

『あぁ、おはよう一成』

一成『朝からすまないが、今日は放課後空いてはいないか?』

『あぁ…今日はバイトなんだよなー』

一成『ふむ、そうかならしかたがないな…』

『どうかしたのか?』

一成『いや、生徒会室の配線の整理を頼みたかったんだが』

『昼休みで良ければ行こうか?』

一成『いいのか?せっかくの昼休みなのに…』

『別にいいよ、その代わりちゃんと手伝えよ』

一成『わかっている…大丈夫だと思う』

『本当、電気とか機会苦手だよなぁ…』

???『ごめんなさい、そこ通してくれる?』

『えっ、あぁゴメン』

一成『……う』

???『あまり立ち話は感心しないわよ』

一成『…わかっている』

???『じゃあね』スタスタ

一成『はぁぁぁ…』

『一成、本当にあの子こと嫌いなんだな…』

一成『嫌いではない……苦手なのだ!!』


????『………フフッ』



『夕飯も食べたし、風呂も入れてるしと…』

『あ、そうだ!花瓶探さなきゃ…』

『ずっとコップは可哀想だもんな…』

『花瓶、花瓶………ないな』

『蔵に行けば有るかな?』



『えっと、花瓶は…』ゴソゴソ

『んー、何処だ?』

????『はい……花瓶はこれ』

『あぁ、ありが……!!!?』ビクッ

『き、君は誰だ!!!?』

????『誰でもいいとおもうよ………だって』

????『君はここで死ぬし……』シャリン

『は、鋏?』

????『大丈夫……死んでもちゃんと綺麗に作ってあげるから…』

(な、何だ、一体何なんだ!?)

(何でこの人は俺を殺そうと!?)

『くっ!』ダッ

????『逃げちゃダメ……』シャッ

『うぐっ!?』スパッ

????『逃がさないから……フフフ』

(だ、駄目だ、殺される!?)




????『じゃあね……』スゥ

(し、死ぬ…………!!)

シャッ

『っ!!!!!!!!』



シャリーン


????『…………!』ピタリ


『………え?』


(俺に向けられた刃と峯が逆の鋏)


(それが俺に向かって来ていた)


(あぁ…俺死ぬんだって思ってた)


(でも死ななかった)


(鋏は俺の顔の目の前で止まっている)


(後数ミリで目に突き立てられるような距離)


(でもその鋏は俺に突き立てられなかった)


(目に入ったのはその鋏と、不思議そうに別の場所を見つめている女)


(その見つめている先には……)


(あの花があった)

????『あぁ、来ちゃったか……残念』


(鋏の女は俺に向けていた鋏を静かに降ろした)


(鋏の女はその女性を知っているようだった)


(そして……俺も知っている)


(会ったこともない筈なのに……)


(俺は【彼女】を知っている)


????『仕方ないなぁ…』スッ


(女はそう言って彼女に鋏を向けた)


(【彼女】はまだ意識がはっきりしていないのだろうか)


(消え行く光のなか立ち尽くしている)


(【彼女】に近づく鋏)


(それを見た次の瞬間俺は叫んでいた)




『危ない!ゼロ!!!!』



















『…!!』

ガキィィン

(【彼女】はどこから出したのか)


(白く輝く剣で鋏を受けた)


????『フフフ……流石だね、姉さん』ガキキ

『……どうしてお前がこんな場所にいる』ギリギリ

????『フフッ、姉さんと一緒だよ……』

『何言ってんのか解らないよ、このムッツリ根倉娘!!』ブンッ

????『……っと、危ない危ない……』ヒョイ

『さぁ、答えてもらうらよ………【スリィ】』

????『………』

『どうした!!答えろ!』

????『残念だけど、帰らなきゃ……』

『何ぃ?』

????『私の【マスター】が読んでるの』

『……【マスター】だと?どういう事だ!』

????『"降り続ける雨は河となり河はやがて人を犯す"』

『………』

????『じゃあね……【ゼロ姉さん】』スゥ













チュン チュン チチチ

士郎『ん、んん………朝?』

士郎『………ん??』

????『Zzz……』

士郎『!!!!!!!?』ビクゥッ ガバッ

士郎『な、なななな!!?……あ』

(そうだった………昨日は)

????『Zzz………うぅん』モゾモゾシュルリ

士郎『………/////』ゴクリ

士郎(………布団がはだけて)

????『Zz……ん』パチクリ

士郎『……!!』ビクッ

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