カイジ「なぜ……っ!なぜ俺ばかりにこんな艱難辛苦……!」
カイジ母「じゃあカイジ君にはお肉とジャガイモとニンジンを買ってきてもらおうかな」
カイジ「は…?なに言ってんだ…なんだって俺がそんな……」
カイジ母「これ、お金ね。余った分でお菓子買ってきていいから」
カイジ「あ…ありがてぇ……!行く…っ!俺は行く…っ!」
カイジ号泣!!
カイジ「じゃあ…行ってくる……!」
カイジ母「行ってらっしゃーい」
カイジを見送った後、母は別室へ…。そこでカイジの動向を確認…!
つまるところ、カイジが何かをやらかせばすぐに母親にバレてしまう…!
だがそんなこと、カイジは知る由もない……!
カイジ「へへっ…!金だ…!3000円もありやがる……!こんだけあればなんだって……っ!」
するとカイジの目の前に現れる…っ!駄菓子屋…!
吸い込まれて行く……!抗い難い魔力に……!
カイジ「さっき、母さんは余った分でお菓子を買ってもいいと言った……。なら、今買っても構わないはずだ…っ!ちょっと順番が変わるだけ……。問題はない…」
入ってしまう……駄菓子屋……!魔性の城……っ!
スタッフも遠くからカイジのことを監視……!
カイジ「おっちゃん…っ!この飴全部くれ…っ!」
カイジ、豪遊…っ!
これにはスタジオも騒然、母親も苦笑い……!
カイジ、この大人買いによって1000円が消える……っ!
残金は2000円……!
カイジ「へへっ!初めて大人買いなんてしちまったぜ!」
購入した飴を転がしご満悦のカイジ…!まだ事の重大さには気づいていない……!
そうこうしているうちに八百屋へ到着。注文はジャガイモとニンジンだが……
カイジ「たしかカレーの材料だったな…。おいおっちゃん、ジャガイモとニンジンとタマネギをくれ」
カイジ痛恨のミス…!注文には無いモノまで買ってしまう…!
これでカイジの手持ちは1200円まで減少…!
これにはカイジも一抹の不安を覚える…!
カイジ「まあ大丈夫だろう…。残すは肉だけ…っ!そんなに高くはないはず……!」
カイジ、肉屋へ到着…!
まずは値段…!手持ちの1200円で買えるカレー用の肉を探す…っ!が……ダメ…っ!あるのは所持金以上の金額の肉ばかり…!カイジ、撃沈…!!自業自得……!回ってくるツケ……!
カイジ「ど、どうしてこんな……艱難辛苦…!俺ばかりが辛酸を舐めなければいけない……!」
カイジ、号泣……!!
肉屋の店先で号泣…!
邪魔…!圧倒的邪魔…っ!
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