千川ちひろ「新ユニット案ですか?」 (85)


P「ユニットへの文句?」という本家×モバのユニットSSに触発されたモバマスSS
話の進み方を参考にしてますが、上記のSS書いた人とは別人です


―――



モバP「そろそろまたアイドルも増えてきましたから、ここらで色々とユニットを提案してみようかなと」

ちひろ「そういえば、まだ一緒にお仕事したことないアイドル同士も結構いますからねー」

P「ちなみにいくつかのユニットはアイドル達の方から提案されたものです」

ちひろ「なるほど。アイドル活動に積極的で嬉しい限りです」

P「という訳で今日は俺が進行役となって、暫定新ユニットの皆を順番にちひろさんに紹介していこうかと思います」

ちひろ「なんだかワクワクしますねっ♪」

P(手をパチパチしてるちひろさんかわいい)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397999345


P「それではまず最初の三人に出てきてもらいましょう」

ちひろ「いよっ!」

P「それじゃあ入ってきていいぞー」




愛野渚(18)「どーもどーもッ! 一番乗りは私達だよッ!」
http://i.imgur.com/QTGZPP6.jpg


杉坂海(18)「トップバッターになったからにはビシッと決めていかないとねぇ」
http://i.imgur.com/TrrQQD2.jpg


西島櫂(19)「渚も海も気合いはいってるなぁ……あたしも負けてられないっ!」
http://i.imgur.com/Hnrccmt.jpg



ちひろ「おっ、パッショングループの三人娘ですか」

P「この三人がユニット案その1、『サンライトオーシャン』のメンバーです」


ちひろ「オーシャン……なるほど。海辺に関係した三人ってことですね」

海「ウチの場合は名前の通り、本当にそのままだけどね」

渚「そういう意味じゃこのユニットを象徴するリーダーは海ってことになるのかな?」

海「え、えぇっ!? リーダーになるならウチよりも櫂さんの方がいいって!」

櫂「あたしはあんまりそういう柄じゃないからなぁ」

P「そうか?」

櫂「あたしは皆を引っ張る役目よりも、皆で進み続けるのを後ろからそっと手助けする方が性に合ってるかなって」

P「櫂は二人よりも一つ年上のお姉さんだからな。でも皆を引っ張る姿もきっと似合うと思うぞ?」

櫂「ふふっ、褒めてくれてありがとプロデューサー!」

渚「ねぇプロデューサー! だったら私はどんな役目が似合うかな?」

P「渚は……そうだな。こう、砲撃手として立ちふさがる相手にバスケットボールぶつけてドーン!!的な?」

渚「私だけ海賊!? ひどいなァプロデューサー!」


P「すまんすまん。そうだな、試合で皆に的確な指示を出すキャプテンな渚もきっと誰かを引っ張っていく姿が似合うと思うぞ」ナデナデ

渚「えへへっ……ありがとッ!」

ちひろ「いっそ三人ともリーダーでもいいかもしれませんね」

海「そういうのって船頭多くして船山に登るって言わないかな?」

渚「大丈夫ッ! 皆で力を合わせれば、山に登った船でもそこから空の海に飛び出せる!」

櫂「あははっ! あたしはその考え方好きだよ渚♪」

海「そうだね……それくらいやってやるぞーって気持ちの方が上手く行くかもしれないねっ!」



ちひろ「うんうん。パッションの子たちは考え方が力強くていいですねぇ」

P「そんな三人の為にも、ユニットとして正式活動することになったら俺も全力で支援したいですね」


海「はやく皆で活動できたらいいねぇ。弟たちに姉ちゃん達が活躍してる所を見せてあげたいからさ!」

櫂「活躍している姿か……いつでも航海に繰り出せるように万全の準備をしておかないとね」

渚「それじゃあ今から自主レッスンをしようッ! 上達するにはとにかく反復練習でくり返しくり返し同じことをやって体に覚えさせるしかないからねッ!」

P「そうだな。今日は簡潔な紹介だけだしもう行って大丈夫だ。ありがとう三人とも」

海「どういたしましてっ。それじゃあ渚に櫂さん、行こうか」

渚「よォし! 今日も頑張ろう!」

櫂「プロデューサー、ちひろさん、お疲れさまっ!」


バタンッ


ちひろ「三人とも所属グループも一緒ですし、年も近いから仲良さそうですね」

P「仲良きことは良いことです。さて、それじゃあまだまだ次も控えていますので行きましょうか」

ちひろ「はーい」

P「次、どうぞー」



多田李衣菜(17)「どもっ! スーパークールなロックアイドル多田李衣菜、ただいま参上!」
http://i.imgur.com/owdhDMa.jpg




ちひろ「あれ? 李衣菜ちゃん一人だけですか?」

P「いえ、ユニットは最低でも二人組なんですけど……彼女はどこにいったんだ李衣菜?」


李衣菜「ふっふっふ、心配しなくてもちゃんと居ますよ」

李衣菜「この私の演奏と共に登場してもらいましょう……ヘーイッ!」ポチッ



ギャギャギュギュギュオーン!



ちひろ「……私の演奏って言いましたけど、再生音源に乗せてエア演奏してますね」

P「まぁその辺りは李衣菜らしさということで……あ、来ました」



カツカツ


ヘレン(24)「ヘレンよ」
http://i.imgur.com/4MrGLNz.jpg



ちひろ「おおぅっ……これはなんとも個性的な二人ですね」

P「正直舵取りが大変そうですけど……ユニット案その2、『ロックオーバージャパン』の二人です」


P「実はこのユニット、李衣菜が提案してきたユニットなんですよ」

ちひろ「え? そうなんですか李衣菜ちゃん?」

李衣菜「ロックといえばやっぱり世界! そして世界といえばやっぱりヘレンさんですから!」

ヘレン「求められたからには役割はこなしてみせるわ。私というアンプを介した李衣菜の奏でる音色を世界へ……つまり、そういうこと」

李衣菜「くぅ~、燃える展開だっ! よろしくおねがいしますヘレンさん!!」

ヘレン「……貴女のその熱さ、まだ世界レベルではなかった頃の私とそっくりね」

李衣菜「へっ? 私がヘレンさんと?」

ヘレン「ええ。だからこそこのステージまで貴女も来れると確信している……それまでは私が貴女を支えてあげるわ、李衣菜」

李衣菜「ヘ……ヘレンさーーーーんっっ!!!」ガバァッ



ちひろ「ヘレンさんって意外と包容力ありますよね」

P「ヘレンさんって肯定の達人だと思うんですよ。そういった意味では李衣菜もいい感じに背中を預けてやれるんじゃないかなぁって」


李衣菜「――ヘレン姉さん! 今度なつきちと一緒に勉強に行かさせてもらいます!」

ヘレン「Welcome」

P「いつの間にか姉さん呼びになっとる……」

ちひろ「まぁコンビとしての結束が深まるのは良いことですよ」

ヘレン「さて、この後は私達も自主トレーニングと行きましょうか」

李衣菜「はいっ!」

ヘレン「李衣菜。貴女はついて来られるかしら、私のいる世界のスピードに」



李衣菜「……いけますよ! だって私は多田李衣菜だから!」


ヘレン「フッ……良い答えね。それじゃあ二人とも、私達はこの辺りで失礼するわ」

李衣菜「お疲れ様です!」



バタンッ




ちひろ「世界レベルのスピードって、世界がどんな風に見えるんでしょうか」

P「多分、俺達ではまだまだ全てを見きれない程のスピードなんでしょうね」

ちひろ「プロデューサーさん。二人のプロデュースも頑張ってくださいねっ!」

P「はい! 二人の速度に振り落とされないように頑張りますよ!」


・・・

P「さて、次のユニットですがここで少し趣向を変えてみましょうか」

ちひろ「趣向を変える?」

P「次に紹介するのはユニット案その3、『はっこうの姉妹』ですが……」

P「ちひろさん、どんなメンバーだか分かりますか?」

ちひろ「はっこう……それに姉妹、ですか。姉妹と言うからには美嘉ちゃんと莉嘉ちゃんのまた新しいユニットでしょうか?」

P「城ヶ崎姉妹ではありませんね」

ちひろ「それじゃあ…………うーん、ちょっと分かりません」

P「それでは紹介しましょう。この二人です!」


大西由里子(20)「姉の由里子でーっす!!」
http://i.imgur.com/3SX5ilY.jpg


白菊ほたる(13)「い、妹のほたるです」
http://i.imgur.com/OvQLT7E.jpg



ちひろ「はっこう……あぁ、そういう意味ですか。ベタですねぇプロデューサーさん」

P「い、いいじゃないですかベタでも! ベタな王道があるからこそ変化球も魅力的になるんですよ!」

由里子「プロデューサーの言う通りだじぇ! 王道CPがあるからこそマイナーCPも捗るからねっ!」

P「いやそれとは違う気が……というか捗るってなんだ捗るって」



ほたる「……」


ちひろ「あれ、どうしたんですかほたるちゃん。なんだか浮かない顔をして」

ほたる「いえ……本当に私はこのユニットにいても良かったのかなって……」

由里子「ほたるちゃん、もしかしてあたしとユニットを組むの嫌だった?」

ほたる「ち、違います違います! ただ、やっぱりまだ少し不安で……」

P「……誰かと一緒に居ることで、その人に不幸を与えてしまうんじゃないかってことか?」

ほたる「はい……」

ちひろ「大丈夫ですよほたるちゃん。ウチの皆は不幸なんて跳ね返しちゃうくらい元気いっぱいですから」

P「そうそう!」

ちひろ「プロデューサーさんなんて死んでも生き返りますよ!」

P「なんかサラッと酷いこと言われた気がするけど……そうだぞほたる!」

由里子「まぁまぁ二人とも。こういう事は根深い話だから時間がかかるってもんよ」



ほたる「……」


由里子「ただ、ほたるちゃんの考えには一つ間違ってることがある!」

ほたる「……えっ?」

由里子「それは一緒にいることでアタシに不幸が移ってしまうんじゃないかってことね」

P「どういうことだ由里子?」

由里子「アタシは不幸にはならない……いや、なれない!」

ほたる「ど、どうしてですか?」

由里子「それは……」

ちひろ「それは……?」





由里子「――アタシはすでに『腐考』だからだじぇーーっっ!!」

ほたる「……!」


由里子「『不幸』なんてアタシの『腐考』にかかればチョロいもんよ! 不幸の弱気攻め×プロデューサーの強気受け……新刊いけるッ!?」

P「いけません!」

由里子「あ、そうそう。そういえばこの前のお仕事の騎士ほたるちゃん見たけど超かっこ良かったじぇ!」

ほたる「あ、ありがとうございます」

由里子「なんだかヤンデレな後輩騎士って感じで……でへへっ」

ほたる「ヤンデレ? よ、よく分かりませんけど褒められるのは嬉しいです……えへへ」

由里子「そこで物は相談なんだけど、プロデューサーに向かって「飲み込んで僕のエクスカリバー」って言ってもらえる?」

P「おい大西」

ほたる「? えっと……飲み込んで僕の」

P「ほたるも律儀に言わなくていいからな!?」

ちひろ「今日も絶好調ですねぇ由里子ちゃん」


由里子「それじゃあ退散するじぇーほたるちゃん!」

ほたる「し、失礼します!」


バタンッ


P「まったく由里子のやつ……」

ちひろ「まぁまぁエクスカリバーさん。由里子ちゃんくらい底抜けに明るい子と一緒ならほたるちゃんもきっと気負わずにいられますよ」

P「確かに、由里子とならそうかもしれませんね。あとその呼び方はマジでやめてください」

ちひろ「……それじゃあどんどん行きましょうか♪」

P「(不安な笑顔だ……) そうですね。それでは次の皆に来てもらいましょう」


片桐早苗(28)「……長いっ! 待ち時間が長いわプロデューサー君!」
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兵藤レナ(27)「早苗さん。私達の順番かなり先の方よ」
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篠原礼(27)「ふふっ……長くてもいいじゃない。焦らされるのも悪くないわ」
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ちひろ「愛海ちゃんが喜びそうな光景ですねぇ」

P「こちらが三グループ揃い踏みで構成されたユニット案その4、『ギャンブルアダルティ』のお姉様達です」


ちひろ「ギャンブルですか。レナさんに関してはそのものずばりって感じですね」

レナ「元本職としてはそこは譲れないわね」

ちひろ「しかし他のお二人の場合は一体?」

礼「私の場合はなぞなぞね。ちひろさん、ギリシャ神話のスフィンクスの逸話はご存知?」

ちひろ「朝は四本足、昼は二本足……の問いかけで始まって、答えられなければ食い殺されてしまうってアレですよね?」

礼「そっ。まぁこれは極端な例だけれど……多くの謎と答えによってよって紡がれた世を生きていくのって、一種のギャンブルのような物だと思わない?」

ちひろ「謎を与える側の礼さんにそういう事を言われると、なんだか礼さんがスフィンクスの様に見えてきますね……」

礼「うふふっ、それじゃあお姉さんがプロデューサー君を食べちゃおうかしら?」

レナ「プロデューサーさんが食べられる件についてはおいおいにして、私としては早苗さんが選ばれた理由も気になるわね」

P「おいおいて」

ちひろ「確かに……元、ですけど早苗さんってどちらかというとギャンブルに目を見張る方の人ですよね」

早苗「実はあたし自身も何で選ばれたのか知らないのよねー」

P「その点については俺から説明しましょう」


P「早苗さんのギャンブル要素とは!」

早苗「うんうん」

P「…………スカウトした俺が言うのも何ですけど、安定した公務員からアイドルへと華麗に転身したその決断がまさにギャンブルかなーって」

早苗「へっ?」

レナ「えっ」

礼「あら」

ちひろ「プロデューサーさん……」

P「すいませんっしたあぁーー!!」ドサァー

早苗「いや土下座までしなくても別に怒ってないわよ……アイドルになるって言った時にお父さんとお母さんに似たようなこと言われたもの」

ちひろ「まぁ、警察官からっていうのは驚きでしたでしょうからね」

早苗「それに、この道を選んだのは他ならぬ私自身だからね!」


早苗「……でも、プロデューサー君本人がそういうこと言っちゃうのはちょーっとデリカシーないかな?」

P「スイマセン許してください何でもしますから!」

早苗「ん?」

レナ「今何でもするって」

礼「言ったわね?」

早苗「……ちひろちゃん! ちょっとプロデューサー君借りてくわよ!」

ちひろ「次が控えてるのでなるべく早めに返してくださいねー」

早苗「善処するわ! それじゃあ行くわよ二人とも!」

レナ「ふふっ♪ 久しぶりに楽しいギャンブルの時間ね、礼」

礼「レナ、あまり激しくし過ぎてしてしまったら駄目よ?」


・・・

P「ただいま戻りました……」ゲッソリ

ちひろ(プロデューサーさんが真っ白に燃え尽きた顔で戻って来ました)

P「その玉はSレアボールじゃないですよレナさん……」ブツブツ

ちひろ「だ、大丈夫ですかプロデューサーさーん?」

P「だ、大丈夫です……次も控えているので行きましょう……」

ちひろ(本当に大丈夫かなぁ)

P「そ、それじゃあ次の二人入ってくれ」


丹羽仁美(18)「丹羽仁美、華麗に出陣でござる!」
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浜川愛結奈(22)「元気ねぇ仁美。色々な意味で」
http://i.imgur.com/MgVUvgK.jpg



ちひろ「仁美ちゃんすっごい着込んだ服装ですね」

P「ちょっとした紹介だけって言ったんですけど、相変わらず傾いてますね仁美は」

ちひろ「それで、今回はニグループ間でのユニットなんですね」

P「仁美と愛結奈がメンバーのユニット案その5、その名も『ジョーバ☆ディーバ』です」


愛結奈「そうだプロデューサー。お望みの写真撮ってきたから」

P「わざわざすまなかったな、愛結奈」

ちひろ「写真って何ですかプロデューサーさん」チラッ


ちひろ「……って、お馬さん?」

仁美「この子たち、愛結奈さんの知り合いの乗馬クラブに居る馬だよちひろさん!」

愛結奈「それぞれ松風、カスケード、黒王号ね。どの子も元気よー」

ちひろ「わぁ……とっても大きな子たちですね!」

P「ユニットが本結成になった時には撮影協力などをお願いしようと思いまして」

ちひろ「あれ? そういえば仁美ちゃんはお馬さんには乗れるんですか?」

愛結奈「以前、松風って子がいるって話したら凄い食いついてきてねぇ」

ちひろ「あら、そうだったんですか」

愛結奈「それ以来ワタシと一緒にちょくちょくクラブに通ってるから、それなりには大丈夫」

丹羽「だって松風だよ松風!? そりゃテンション上がるでしょー! アタシ=慶次様になれるじゃん!」

愛結奈「そ、その理屈はちょっと分からないけど仁美が楽しめているなら何よりだわ」


仁美「そういえばプロデューサー。時子様の件はどうなったの?」

P「あぁ……時子様もユニットに誘ってみたんだけどな」


―――


財前時子(21)『鞭を振るう相手は下僕のみ――それが私の生き様よ』
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―――


P「……って言われて断られてしまったよ」

愛結奈「残念……時子様なら良い騎手になれると思ったんだけれど」

P「仕方ないさ。時子様の信念を曲げてまで加入させるなんて良くないからな」

ちひろ「……あの、皆さんどうして時子ちゃんを様づけで呼んでいるんですか?」

仁美「えっ? だって時子様は時子様だし?」

ちひろ「愛結奈ちゃんに至っては自分より年下ですよね?」

愛結奈「別に深い意味はないんだけど……楽しそうだから?」

ちひろ「ん、んー?」

P「まぁ深く考えなくてもいいですよ、ちひろ様」

ちひろ(……! あっ、これちょっと気持ちいいかも)ゾクッ


P「時子様がダメとなると以前に馬と触れ合った事のある梨沙だろうか……でも梨沙まだ小さいからなぁ」

仁美「まぁとにかく新しく決まったらまた教えてね! アタシが先輩としてビシバシ鍛えるから☆」

愛結奈「こーら調子に乗らないの。アンタもワタシから見たらまだまだなんだから」

仁美「ぐぬぬっ」

愛結奈「今度の休みにまた練習に行きましょう。今度は少しステップが上がるけど大丈夫よね?」

仁美「もちろん! 例えどんなじゃじゃ馬でも乗りこなして見せるから!」

愛結奈「そっ♪ それじゃあプロデューサー。お先に失礼!」

仁美「退却、退却ー!!」



バタンッ



ちひろ「二人とも元気ですねー」

P「俺達も彼女たちを負けじと乗りこなすくらいの元気さが必要ですね」


・・・

P「さて、それでは次に行きましょう」

ちひろ「おー!」

P「どうぞー」



和久井留美(26)「……我苦威瑠魅よ、夜露死苦」
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向井拓海(18)「無戒焚躯魅、夜露死苦!!」
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上条春菜(18)「神城覇月です、夜露死苦!」
http://i.imgur.com/uEE4ks8.jpg




ちひろ「……プロデューサーさん」

P「なんでしょう」

ちひろ「このお揃いの特服を纏った三羽烏は一体どのような方々なんでしょうか」

P「よくぞ聞いてくれました。この三人がユニット案その6、『血威無・危奴』の瑠魅、焚躯魅、覇月です」


留美「”プロデューサー”クン……この”衣装(マトイ)”似合ってるかしら?」

!?

P「凄く似合ってますよ瑠魅さん。ドエレー”COOOL”じゃん……?」



拓海「おい”プロデューサー”! 用意したアタシに感謝しろよ!」

!?

P「もちろん感謝してるぜェ……”焚躯魅”ィ!?」ビキビキッ



春菜「この”マトイ”……”猫チャン”のワンポイントが入って”カワイー”ですね!」

!?

P「良い感じだろ”覇月”ァ! さぁ、皆が揃うこの”瞬間”を”待”ってたぜェ……デッパツすっぞ!」




ちひろ「いやいやちょっと待って下さい! デッパツはストップストップ!」

P「もーなんですかちひろさん」

ちひろ「なんですかじゃないですよ! もうちょっと詳しく説明してください!」


P「詳しい説明ですか。この三人は猫好きのみで結成された『血威無・危奴』の主要メンバー……という設定のユニットです」

ちひろ「な、なるほど」

P「現総長は皆に慕われ頼られている焚苦魅こと拓海で」

拓海「おう!」

P「瑠魅こと留美さんは、今は秘書の仕事に就いている危奴の伝説と謳われる元総長です」

留美「伝説だなんて少し照れるわね」

P「そして春菜は、焚苦魅の幼なじみで彼女を支える頭脳派副総長の覇月……という設定です」

春菜「眼鏡をクィッとしてクールに決めるのがポイントです!」



ちひろ「えぇー……」


拓海「このユニット、アタシがプロデューサーに発案したんだけどよぉ……ダメ、だったかちひろさん……?」シュン

ちひろ「い、いえいえダメなんかじゃないですよ拓海ちゃん! ただちょーっと驚いちゃっただけで」

拓海「そ、そうか! 悪くなかったか……へへっ♪」パアァッ

ちひろ「しかし、留美さんと春菜ちゃんのこういう格好を見れるとは思いませんでした」

春菜「色々な方法で自分を磨いてみれば色々な世界が見えてきますからね。そう、この眼鏡のように!」

留美「春菜ちゃんの言う通りね。今まで縁のなかった世界に飛び込むことで、アイドルとして一皮も二皮も剥ける気がするわ」

ちひろ「一皮というか十皮くらい剥いちゃった感はありますが」

P「ちなみにライバルとして犬好きのみで結成された『血威無・怒愚』というチームがいる設定もあります」

ちひろ「事務所が特服だらけになりそうですね……」


拓海「それじゃあアタシ達は集会に行ってくる。瑠魅さん、覇月……デッパツだ!」

留美「ふふっ……良い顔になったわね、焚躯魅」

春菜「”プロデューサー”さん、”ちひろ”さん! それでは!」


バタンッ


ちひろ「……行っちゃいました」

P「彼女たちには向かうべき戦場があるんです」

ちひろ「戦場とはまた物騒な」

P「そして次の彼女たちもまた戦場に立つ者です。それじゃあ入ってくれー」



楊菲菲(15)「ふぇいふぇい達ダヨー!」
http://i.imgur.com/UsdAr1n.jpg


首藤葵(13)「お台所は女の戦場!」
http://i.imgur.com/dxCNem6.jpg


川島瑞樹(28)「そう……だから困った時には私たち『おしゃべり☆キッチン』の三人にお任せね!」
http://i.imgur.com/TeJI97X.jpg




P「あぁっ、先に言われてしまった!」

ちひろ「そこ重要なんですか?」

P「仕方ない……彼女たちが案その7のお料理ユニット、『おしゃべり☆キッチン』のメンバーになります」


ちひろ「今回はレナさん達の様に、三グループからそれぞれ一人ずつのユニットなんですね」

瑞樹「グループは別でも、体と気持ちは皆お揃いのフレッシュヤングなユニットよ! ねー♪」

菲菲「ネー♪」

葵「ねー♪」


P(イメージとしては母と娘という感じです)ボソッ

ちひろ(なるほど)


菲菲「プロデューサーさん! ふぇいふぇい今、瑞樹さんにもっと上手な日本語の喋り方教わってるんだヨー!」

P「そうなのか? 瑞樹さん元アナウンサーだからその辺りは頼りになるだろうなぁ」

葵「あたしも効率的なお掃除や洗濯の仕方とか教わっとるよ! 瑞樹さん頼りになるっ☆」

P「ただでさえしっかりした葵がこれ以上になったら良妻っぷりが加速してしまうなぁ」


瑞樹「私だって二人のおかげで腕に更に磨きがかかったわ。今度私の作ったチャーハンとお魚料理をご馳走するわね!」ナデナデナデナデ

葵「瑞樹さんくすぐったいっちゃ♪」

菲菲「そ、そんなにぐいんぐいんしたらお団子が解けちゃうヨー!」

P「瑞樹さんの猫かわいがりがとまらないなぁ」

瑞樹「だってとっても可愛いんだもの♪ もう本当にうちの子になっちゃいなさい二人とも!」

ちひろ「瑞樹さんシングルマザーですか」

瑞樹「あらホントね……それじゃあプロデューサー君にお父さんになってもらおうかしら?」

P「瑞樹さんみたいな綺麗な人の夫ですか。冗談でもそう言ってもらえたら光栄ですよ」

菲菲「パパー! ふぇいふぇいと一緒に遊んで欲しいヨー!」

葵「うちはご飯を食べさせたるっ! はい、あーん♪」

P「こらこら、二人ともそんなにくっついたらお父さん動けないじゃないか」

ちひろ「パパー! ちひろお小遣い欲しいー!」

P「えっ!? ち、ちひろさんっ!?」


瑞樹「そうそう! 今度私の家に集まって皆でお料理会を開くのだけど、良かったらプロデューサー君とちひろさんも来ない?」

ちひろ「いいんですか?」

瑞樹「もちろんよ!」

P「まゆや響子達も集まってよくやってるってアレですか? あいにく俺は料理は得意ではないんですが……」

瑞樹「食べる側として来て欲しいのよ。ねっ?」

菲菲「大勢ならもーっと楽しくなるヨー♪」

葵「二人にあたし達の腕によりをかけた料理振る舞うよっ!」

P「そういうことでしたら喜んで。楽しみですねちひろさん」

ちひろ「えぇ♪」

瑞樹「あっ、ちひろちゃんは作る側でも参加してもらうわよ!」



ちひろ「えぇっ゛」

一旦寝
書き溜め済なので今日の夜にまた投下して終わるのよ


・・・

ちひろ「うーん、お料理かぁ……」

P「どうしたんですかちひろさん。もう三人とも帰っちゃいましたけど」

ちひろ「な、なんでもないですよ。さぁ次行きましょう次!」

P「そうですか。それでは次のユニットですが、次も戦場で輝くアイドルたちになります」

ちひろ「戦場多いですね」

P「アイドル界は戦場ですからね。それじゃあどうぞー」


大和亜季(21)「前線は私にお任せを!」
http://i.imgur.com/Nrii8NS.jpg


柳清良(23)「傷ついた人は私の元へ。お注射で治してあげますからね♪」
http://i.imgur.com/CLk5ViM.jpg


八神マキノ(18)「情報を制する者が戦いを制する……情報戦ならこの私の出番ね」
http://i.imgur.com/zTUK0xP.jpg




ちひろ「な、なんだかデキる感じの面々ですね」

P「美しさとは強さ!ということで亜季、清良さん、マキノの三人がメンバーのユニット案その8、『偶像のヴァルキュリュル』です」


亜季「不肖、私こと大和亜季が本ユニットの司令官であります!」

P「先のイベントでの活躍も記憶に新しいからな。バリバリのインファイターというのはやはりいいもんだ」

亜季「おや、プロデューサー殿はそういった戦闘スタイルがお好みでありますか?」

P「ああ。なんというかこう、浪漫があるじゃないか。もちろん剣や銃も格好いいと思うけどな」

亜季「でしたら今度、私や有香殿の特訓に付き合いませんか?」

P「そうだな。たまには思いっきり体を動かしたいしお邪魔させてもらうよ」

亜季「了解であります! ビシバシしごいてあげますから覚悟してください!」

P「お、お願いしますっ!!」

ちひろ「なんでちょっと興奮してるんですかプロデューサーさん」


亜季「おっと、話が逸れました。次に清良殿はもちろん衛生兵……ですが、それのみならず前線・後方と幅広く活躍していただきます!」

清良「愛海ちゃんとの戦いの日々で更に磨きをかけたこの腕と、麗奈ちゃんに改造してもらったお注射バズーカで大切な人たちを守ってみせます」

ちひろ「更に磨きをかけた? 清良さんは元々何か武術でも習っているんですか?」

マキノ「柳家には癒しの力を拳に乗せて破壊力へと変える格闘術が代々伝わるそうよ」

清良「あくまで護身や誰かを守る時の為の力ですけれどね」

ちひろ「へぇ~……昨今のナースというのは凄いんですねぇ」

P「どの方面でも活躍できるとは、清良さんはやはり才色兼備の素敵な女性です!」

清良「うふふっ、ありがとうございますプロデューサー♪」

亜季「そしてマキノ殿には情報兵の他に、所謂軍師的な役割も担ってもらう次第です!」

マキノ「フフッ、私の計算によれば我軍の勝利の確率はほぼ100%……揺るぎないものね」クィッ

P「ダメだマキノ! それは割と負ける系フラグの言葉だから!」


ちひろ「知的で冷静なマキノちゃんだと捕らえた敵兵の尋問官というのも似合いそうですね」

マキノ「そういった作業は男性の方が効率的に行えるのではないかしら?」

P「それは違うぞマキノ!!」

マキノ「きゅ、急に大きな声を出してどうしたの?」ビクッ

P「世の中にはマキノや、清良さんや亜季の様な女性に尋問されたい男が沢山いるんだ……効率とかそういう問題じゃあないんだよ!!!」

ちひろ「声高に宣言することではありませんよね」

清良「あらあら……どうやらプロデューサーさんもわるい子だったみたいですね♪」キュッ

亜季「よし、それじゃあじっくりかわいがってやるでありますプロデューサー殿!」サッ

マキノ「世の一部男性の趣向というものがそうであるなら、論理的に考えれば三人がかりでなら更なる効果が望めそうね」スチャッ



P「ちひろさん…………行ってきます!!」

ちひろ「……次が控えてるので早く戻ってきてくださいね?」


・・・

P「た、ただいま戻りました!」

ちひろ(プロデューサーさんが顔を紅潮させながら戻ってきました)

P「へへっ……この事務所の秘密は吐きませんでしたよ」

ちひろ「相手もこの事務所でしょうに……はい次ですよ次! プロデューサーさんのせいで長引いてるんですから!」

P「おっと失礼……それじゃあ次の三人入ってくれー!」




渋谷凛(15)「プロデューサー。さっきから変な声が聞こえてたけど大丈夫?」
http://i.imgur.com/3oNnrib.jpg


上田鈴帆(14)「ウチには楽しそうな声に聞こえたと! 面白い事ならウチも混ぜるけんね!」
http://i.imgur.com/yLjjH61.jpg


道明寺歌鈴(17)「す、鈴帆しゃっ……鈴帆ちゃんは混ざらなくてもいいことですよっ!?」
http://i.imgur.com/ktmSFyh.jpg




ちひろ「……」ジィー

P「と、というわけでユニット案その9、『りん・りん・りん』の三人です!」


ちひろ「渚ちゃん達の様に名前繋がりなんですね」

P「繋がるのは名前だけじゃないですよ。二人とも、例の物は持ってきてくれたか?」

鈴帆「バッチシ!」

歌鈴「きょ、今日はドジして忘れることはありませんでした!」

凛「プロデューサー、例の物って何の話? 私は何も聞いてないんだけど」

歌鈴「……ごめんなしゃい凛ちゃんっ!」バサッ

凛「え、ちょっと歌鈴……急に何をっ……!?」

鈴帆「プロデューサー目ェつむっとり!」

P「はい!」



ガサゴソ



歌鈴「……終わりましたっ!」



凛「うぅっ……なにこの格好?」

ちひろ「り、凛ちゃんが巫女さんの格好に……!」


P「衣装も合わせてみようと思って歌鈴の実家から持ってきてもらいました!」

ちひろ「しかしどうして凛ちゃんには伝えなかったんですか?」

P「せっかくだからサプライズにしようと思って」

凛「急に着替えさせられる方が驚くよ……」

歌鈴「ご、ごめんなさい凛ちゃん!」

凛「でも、これが巫女服って物なんだ……まぁ、悪くないかな」

歌鈴「ほ、本当ですか! えへへ……巫女服を褒められると自分のことみたいに嬉しいですっ♪」

P「良かったなぁ歌鈴! しかしこれだけ似合ってるともう片方も似合いそうだ。なぁ鈴帆」

凛「えっ?」

鈴帆「……凛しゃん覚悟ー!!」

凛「こ、今度は鈴帆……っ!?」

歌鈴「プロデューサーさん目をつむってください!」

P「はい!」


ガサゴソ


鈴帆「完成……ファラオ凛しゃんっ!!」

ちひろ「ンフッ」


凛「何これ」デデーン

P「す、鈴帆にも頼んで持ってきてもらったんだ。に、似合ってるぞ凛……フフッ」

ちひろ「と、とってもかわいいですよ凛ちゃンフフッ」

凛「……ちょっとこの二着借りてくから」

ちひろ「あら、出て行っちゃいました」


・・・


凛「お待たせ」

P「何をしてたんだ凛?」

凛「私が衣装合わせするなら二人もそれぞれ着てみないと……ねっ!」

歌鈴「ふえぇっ!?」

鈴帆「な、なんばしよっとー!?」


ガサゴソ


凛「うん、似合ってるよ二人とも」

鈴帆「うぅー……この巫女服スースーして落ち着かんと……」

歌鈴「わ、私は逆に落ち着くかも」

ちひろ「歌鈴ちゃんと鈴帆ちゃんがファラオと巫女に……!?」

凛「自主練中の海さん達に頼んでリサイズを頼んできたんだ。私だけ着させてもらうのは不公平だからね……ふふっ」

鈴帆「あー! これ恥ずかしかー///」

歌鈴「ふわ……何だか居心地がよくて眠くなっちゃいましゅ……」

ちひろ「二人ともとってもかわいいですよっ♪」




凛「あ、もちろんプロデューサーとちひろさんにも後で着てもらうから」

「「えっ」」


・・・

ちひろ「私、プロデューサーさんに巻き込まれただけですよね?」

P「ちひろさんも楽しんでたじゃないですか。衣装が逆じゃないだけ救いと思いましょう」

ちひろ「はぁ、コスプレは好きですけどまさかこんな時にまで着ることになるとは思いませんでした」

P「でも似合ってますよ。ちひろさんの巫女衣装」

ちひろ「褒めても何も出ませんからね?」

P「それは残念だ」

ちひろ「さ、凛ちゃんとの約束はこの紹介の間だけ着る約束でしたし次に進みましょうか」

P「ええ。それじゃあ次の三人入ってくれー……しかし動きづらいなぁこのファラオ」


一ノ瀬志希(18)「もー、待ちくたびれちゃったよー?」
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並木芽衣子(22)「でも待ってる間に色々な事を話せて楽しかったよねっ」
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伊集院惠(21)「談笑に花を咲かせて、元々何の目的で来てたのか少し忘れてしまってたわ」
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ちひろ「ほら、待たせちゃってるじゃないですか」

P「面目ない……気を取り直してユニット案その10、『ミッシングツアーズ』の三人です」


惠「その前に一つだけ質問。あなた達のその格好はツッコミ待ちなのかしら?」

P「できればスルーしてもらえると助かるかな」

芽衣子「プロデューサーさんもちひろさんもとっても似合っててかわいいー♪」

ちひろ「か、かわいいだなんて……えへへっ」

P「俺の場合は褒め言葉なのか分からないけど、ありがとうな芽衣子」

ちひろ「……って照れてる場合じゃありませんでした! プロデューサーさん説明を!」

P「おっと失礼。このユニットはツアーという名前の通り、旅に関係したアイドルが集まっています」

芽衣子「こうやって集められて初めて皆が旅行好きだって知ったんだ。今度皆で一緒に行きたいなぁ!」

惠「私はどちらかといえば一人旅派なのだけれど……でも、たまには誰かと一緒に景色を見るのもいいかもしれないわね」

芽衣子「うんうん! 皆でワイワイするのも、一人で見た光景にジーンと胸染み入るのもどっちも素敵だから旅は楽しいんだよねっ♪」


ちひろ「あれ、でもちょっと待って下さい」ペラッ

P「どうしましたちひろさん」

ちひろ「お二人は分かりましたけど、志希ちゃんの公表してる趣味は観察、アヤしい科学実験、失踪……どれも旅とは関係ありませんよね?」

P「実はこのユニットは志希の発案なので俺も詳しい辺りは……」

志希「二人とも分かってないなぁ~! 失踪だって立派な旅の一つだからねー?」

ちひろ「そうなんですか?」

志希「ほら、たまにあるでしょ。旅行に出かけた人が現地で失踪する所から始まって……にゃっはっはー♪ にゃっはっはー♪」

P「崖上に追い詰められそうなメロディはやめなさい」

惠「その理屈でそのユニット名だと私たち事件に巻き込まれてしまうのだけど……」

芽衣子「えぇぇーっ!? 私たち危ない目に遭っちゃうの!?」


志希「ま、そんな冗談はともかくあたしも旅は好きだよ? 失踪という名のあてどないフラフラとした旅~!」

惠「ある意味では私以上の一人旅通かもしれないわね、志希」

志希「でもそろそろ一人も飽きてきたところだし、あたしも旅に連れてってほしいかなー♪」

芽衣子「もちろんっ! 惠さんと志希ちゃんと旅行にいけるなんて楽しみだなっ♪」

惠「ふふっ……その時はよろしくお願いね、二人とも」

志希「旅の中で二人の事をじーっくり観察させてもらうよー? にゃーっはっはっは!」

P「旅行かぁ……もうどれくらい行ってないだろうなぁ」

ちひろ「毎日忙しいですからねぇ。プロデューサーさん次の旅行の機会は新婚旅行とかそういう感じになるんじゃないですか?」

P「なるほど新婚旅行という手があったか! よし、誰か一緒に行こうか!」

芽衣子「新婚旅行はともかく普通の旅行はいつでも付き合ってあげるよっ!」

惠「ええ。新婚旅行はともかく、普通の二人旅なら少しくらい付き合ってあげるわ」

志希「新婚旅行はともかく実験のお手伝いさんとしてなら出かける時に連れってってあげるよー♪」

P「冗談で言ったのにそこまでともかくって言わなくてもいいじゃないか……泣くぞ俺」


・・・

P「ふぅ……やっとこの衣装も脱げますね」

ちひろ「私は動きやすい服でしたけど、プロデューサーさんはファラオですからねぇ」

P「いやでも、動きにくいけど着てみると意外と楽しいもんでしたよ。鈴帆が楽しむ気持ちも分かります」

ちひろ「でしたらそのまま着ていたらどうですか?」

P「流石にこのままだと進行しづらいので……さて、それじゃあ次の三人に入ってきてもらいますね。どうぞー!」



神崎蘭子(14)「さぁ同胞達よ! 饗宴を始めようではないか!」
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氏家むつみ(13)「『皆頑張りましょう!』と魔王ランコは仰っています」
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鷺沢文香(19)「導師プロデューサー……件の物はこちらに」
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P「フフフ……待ちかねたぞ。ユニット案その11、『灰被ノ魔導書』の三人よ……!」

ちひろ(あ、あれ? なんだかプロデューサーさんもむつみちゃんも文香ちゃんも乗ってる……わ、私も乗った方がいいのかな?)オロオロ


文香「……こんな感じで良かったでしょうか?」

ちひろ(あ、戻った)

P「あぁ、バッチシだ! やっぱりクールグループの皆はこういったのが似合うな!」

ちひろ「しかしむつみちゃんはよく蘭子ちゃんの言葉が分かりましたね」

むつみ「色々な冒険物語に触れているので、なんとなくですけどこういった言葉も分かるんです」

蘭子「聖戦は未だ終焉を迎えず!」

ちひろ「ちなみに今度は?」

むつみ「『皆もっと続けようよ~!』ですね」

文香「ですが、案外難しいです……この喋り方を続けるのは……」

むつみ「蘭子さんも呼んでいますし、せっかくですから次はちひろさんもやってみてはいかがでしょうか?」

ちひろ「えぇっ、私ですか?」

蘭子「我と共に踊ろうではないか……アルキミスタ・チヒロ!」

ちひろ「私、錬金術士ですか!? うーん……えぇい、こうなったらやってみせますよ!」


ちひろ「私達が手を組めば、この世界もはや掌握したも同然……!」

蘭子「フハハハハ! さぁ、共に並びゆかん!」



P「二人とも楽しそうだなー」

むつみ「なんだか日常の中で冒険ができたような気分でした。ねっ、文香さん?」

文香「えぇ……物語の中に自分が入り込んだみたいで……ワクワクしました」

P「なるほど。それじゃあそういう感じの仕事も取ってこれるように頑張ってみるか!」

文香「その時は……ぜひ三人で一緒にお仕事をしたいです」クスッ

むつみ「私も同じ気持ちですっ!」


蘭子「ぐぅっ!? チヒロ……我に刃を向けるか!」

ちひろ「悪く思わないでください魔王ランコ。元より私は大魔王様の忠実な下僕……あの御方の言は全てに置いて優先されるのです!」

蘭子「くっ……やられてなるものか! 『祖は汝がための道標なり 我は唱歌を持って 汝を饗宴の贄と捧げよ』!」

ちひろ「な、なに!? それはっ……!?」




P「おい何だか物語が急展開してるぞ」

文香「二人とも迫真の演技ですね……」

むつみ「よーし! 私たちももう一度突入しましょう!」


・・・

P「いやー白熱していましたねちひろさん」

ちひろ「やってみるとついノッちゃって」

P「さ、ちひろさんも俺と同じく時間を食った所でどんどん次に行きましょう!」

ちひろ「むぅっ」

P「それじゃあお願いしまーす」




有浦柑奈(19)「有浦の『あ』は『愛しましょう、皆を』の『あ』!」
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島村卯月(17)「島村の『し』は『幸せになりましょう、皆で』の『し』!」
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棟方愛海(14)「そして棟方の『む』は『胸を揉もう、皆の』の『む』!」
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P「そんな三人が揃ってユニット案その12の『ラブ&Wピース』です……って愛海ィ! 色々台無しだよ!」

ちひろ「今度はキュートグループの三人組なんですね」


柑奈「怒ったら幸せが逃げちゃいますよー? ほら、リラーックス~♪」ベンベン

卯月「プロデューサーさん! スマイルですよ、スマイル!」

P「ハッ!? ……ふぅ」

愛海「プロデューサー。色々考えたけどさ……あたしはやっぱり、胸を揉むことが世界平和に繋がると思うんだ。それがあたしの偽らざる気持ちだよ」

P「そうか……うん、そうだな。その信念を曲げない所が愛海らしいよ」

柑奈「胸は母性の象徴ですからね。母の愛の源……それを求める愛海ちゃんの行動も、ラブ&ピースの立派な形の一つかもしれません!」

愛海「さすが柑奈さん話がわかる! そう、あたしの行動は全て世界平和の為だったんだよ!」

卯月「世界平和の為……愛海ちゃんすごいです!」

愛海「だから世界平和の為に卯月さんの大きな桃をわきわきさせてもらうよ~……うひひひ♪」

卯月「きゃあっ!? お、お尻揉んじゃだめぇ愛海ちゃんっ!」



P「こら、さっきは褒めたが流石に調子に乗りすぎだ」ペシッ

愛海「あてっ」


ちひろ「そういえば気になってたんですけど、愛海ちゃんだけピースじゃないですよね」

愛海「それはそうだよ。だって、ピースじゃ胸をちょきちょきっとしか揉めないでしょ?」

P「ちょきちょきって揉むってどんな状況なんだ……」

愛海「皆知ってる? じゃんけんでパーがグーに勝てるのは、グーがおっぱいでパーが揉むための手だからなんだよ」

卯月「そんな説初耳だよ!?」

愛海「(チャンスッ!) だから次はちひろさんの胸を――!!」

柑奈「はい、そろそろ止まろか愛海ちゃん~♪」ベンベン

愛海「んぐっ」パタンッ

卯月「あ、愛海ちゃんが急に眠っちゃった……」

P「……これ、柑奈がやったのか?」

柑奈「世界中の人に愛と平和を届けられるようにする為には、心も体も揺さぶれるような音楽が必要ですからね!」

ちひろ「す、凄いですね柑奈ちゃん……!」


・・・

卯月「それじゃあ私たちは行きますね!」

P「あぁ、お疲れ様。悪いけど愛海のことを頼むよ柑奈」

柑奈「はいはーい♪ ちゃんとした所に寝かしつけておきますから!」

卯月「そうだ柑奈さん! 後で私にもあのギターの弾き方教えてもらえますか?」

柑奈「もちろん♪」


バタンッ


ちひろ「しかし本当に凄かったですねぇ柑奈ちゃんの演奏」

P「何か大きな目的があるというのは大切なんでしょうね。卯月も会得したら更に大きな力になりそうだ」


ちひろ「それじゃあプロデューサーさんもユニット紹介という目的を続けていきましょうか」

P「了解しました! では次のユニットに行きましょう!」


シーン


P「……あれっ?」

ちひろ「出てきませんね」

P「ちょ、ちょっと見てきます!」


バタバタッ


ちひろ「……一体どうしたんでしょうか?」


ガチャッ


荒木比奈(20)「いやー失礼したっス……控室でちょっと作業してたもんで」
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浅野風香(16)「お、遅れてしまってすみません!」
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松尾千鶴(15)「プロデューサーにも手数をかけてしまって……」
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P「そ、そんなに深刻にならなくていいからな? それだけ皆真剣に取り組んでいたってことなんだから」

ちひろ「皆さん何かしていたんですか?」

P「三人とも用紙に向かって集中していましたよ」

ちひろ「あら、今度はそういう繋がりのユニットなんですね」

P「ええ。ユニット案その13、『一筆奏嬢』は文系創作ガールズの三人を集めてみました」


ちひろ「漫画、小説、習字ですか。確かに三人とも文系ですね」

比奈「いやー、ジャンルは違えど一緒に切磋琢磨できるような仲間がいると嬉しいでスねぇ」

風香「比奈さんの視覚で感じる物語も、千鶴ちゃんの一紙の中で描かれる物語も、どちらも素敵で創作意欲が刺激されます……!」

千鶴「私の場合はそんなに大層な出来じゃないです……でも褒められるのは嬉しい……」ボソッ

比奈「でも二人の創る世界が素敵だからこそ、それを越えてみせるぞー!って気持ちにもなりまスねぇ」

ちひろ「良き友であり競い合うライバルでもある……そういう関係って何だか素敵ですね♪」

千鶴「アイドルとして、人間としてもっと成長してもっと自分の世界を広げていきたいです」

風香「わ、私も同じ気持です。もっと……もっと成長して胸を張れる自分に……」

ちひろ「ふふっ、三人とも想う気持ちは一緒みたいですねっ」


P「心持ちは一緒ですけど、外見は一つだけ統一されてない面があります」

ちひろ「外見……あー、千鶴ちゃんだけ眼鏡かけてないんですね」

千鶴「だ、だって私、視力悪くないし……」

比奈「千鶴ちゃんが眼鏡かけたら似合いそうでスねぇ」

ちひろ「制服姿の千鶴ちゃんビシッとしていますからね」

風香「よかったら一度かけてみますか? 私、見てみたいです」スッ

千鶴「それじゃあ一度だけ……一度だけ」


スチャッ


千鶴「ど、どう?」

比奈「いいじゃないでスか! とっても似合ってて可愛いっスよ♪」

千鶴「か、かわっ……///」

風香「春菜さんもきっと興味を示す様な似合いっぷりですよ」

千鶴「えっと……えっと……あ、ありがとうございます。でも、比奈さんと風香さんはもっと素敵です」

比奈「あははっ、お世辞でも嬉しいでスよ千鶴ちゃん」

風香「あの……私も褒めてもらって嬉しいです……♪」


比奈「よかったらプロデューサーとちひろさんもかけてみまスか?」

P「俺達もか?」

比奈「どうせなら5人で揃い踏みするっスよー。はい、どうぞ」スッ

P「それじゃあ……どうだ?」スチャッ

比奈「おっ、何だかいつもより頭良さ気に見えるっスよ!」

P「それは褒められているのか……?」

風香「ちひろさんはどうですか?」


ちひろ「あうっ」フラッ


千鶴「ち、ちひろさん!?」

P「大丈夫ですか!?」

ちひろ「だ、大丈夫です……慣れてないので度の強さにちょっとクラッとしちゃって」

P「立てますか?」

ちひろ「……あっ、眼鏡がない! 眼鏡、眼鏡!」ペタペタ

P「眼鏡、頭の上にありますよ……それベタすぎですよちひろさん……」


・・・

ちひろ「うぅー……」

P「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ」

ちひろ「あんな恥ずかしい格好見せちゃって気にしない訳ないじゃないですか!」

P「それじゃあ忘れるためにも次に進みましょうか。ねっ?」

ちひろ「はい……」

P「次の二人どうぞー」



日野茜(17)「ついに私達の番がやってきましたね!!!」
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松永涼(18)「バッチリ決めてやろうか!」
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ちひろ「おや、久しぶりの二人ユニットですね」

P「茜と涼、二人合わせてユニット案その14の『カリエンテ・フレスカ』です」


茜「ちひろさん!! このユニット名は飛鳥ちゃんに付けてもらったんですよ!!」

涼「スペイン語で茜とアタシをイメージするような言葉を選んでくれたんだ」

P「最初に俺が提案したのは却下されてしまったからな……『あつ~い&すずし~い』も良いと思ったんだけどなぁ」

ちひろ「いやそれは流石に……芸人でも付けないようなユニット名じゃないですか」

涼「ま、いずれにせよ頑張るのはアタシら自身だからさ。前に向かって止まらずに突っ走れば名前は後からついてくるよ」

茜「前に向かって止まらずに突っ走る……素敵な言葉ですね涼さん!!!」ブンブンッ

涼「おぉっと……何だか喜んでもらえたみたいで嬉しいかな」

茜「私、涼さんとは一緒に熱く頑張れそうな気がします!!」

ちひろ「二人はユニットを組むのは初めてでしたよね?」

涼「もちろん茜のことは知っていたけど、いつもは夏樹や小梅とつるむことが多いからね」


P「そういえば茜は前から涼を目につけていたんだっけか」

涼「えっ?」

茜「はいっ!! 目をパッチリと見開いて見ていましたよ!!」

涼「そりゃ光栄だけど……どうしてまたアタシを?」

茜「見た目はとってもクールな涼さんですけど、歌に対する想いを語っている時はいつもとても熱い目をしていました!!」

P「確かに涼の歌への情熱は並々ならないものがあるからなぁ」

茜「氷の様にきれいな姿の、その真ん中に秘められた熱い心……そのバーニングハートに私は惚れたんですよーーー!!!」



ちひろ「おぉ……茜ちゃんの後ろに炎が見えます……!」


涼「へへっ……ありがとう、茜。茜の言葉もとても情熱的だったよ」

茜「こちらこそありがとうございます!!」

涼「でも、世界にはもっとアツい奴らが沢山いるからさ……これからアタシに手を貸してもらえるかな?」

茜「涼さん……!」

涼「熱く燃える炎の様な大胆さと、静かにかつ力強く振る雪の様な慎重さを合わせた作戦を立てて、二人でもっと上を目指そうか!」

茜「……分かりましたよ涼さーーん!!! 一緒に頑張りましょうね!!」ドゴォッ

涼「ぐふっ……!? き、気持ちは嬉しいけどその飛び込みはちょっと痛いって……」


・・・

涼「じゃあアタシ達は行くよ」

茜「それでは!!」


バタンッ


ちひろ「何だか、ああいう姿を見てたら私達も頑張らないとって思いますね」

P「ええ。二人に、皆に負けないくらい俺達裏方も気合入れていきましょう!」

ちひろ「はいっ!」

P「さて、寄り道もしましたがひとまずはこれで最後になります」

ちひろ「最後まで気合入れていきましょう!」

P「はい! それじゃあ入ってきてくれー」


三村かな子(17)「お二人ともお疲れ様ですっ! ケーキを作ってきたので皆で食べましょう!」
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槙原志保(19)「お茶と和菓子もありますよ♪ パフェもオススメです!」
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相原雪乃(22)「紅茶も用意しましたわ。さぁ、皆さんで楽しみましょう」
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ちひろ「わぁっ……凄い量ですね!」グゥー

P「最後はユニット案その15、『カラフルスイート』の三人です!」グゥー


かな子「二人ともお腹ペコペコみたいですね。沢山ありますからどんどん食べてください♪」

志保「私が取り分けますねっ! どれがいいですか?」

P「それじゃあ俺は……そっちのチョコケーキとクッキーをお願いしようかな」

ちひろ「私はいちごのケーキと和菓子でお願いします!」

志保「かしこまりました! ただいまお持ちしますっ!」ササッ

P「おぉ……手早くてきぱきと取り分けている。凄いな志保!」

志保「えへへっ、慣れてますから♪」フンス

かな子「自分の作った物をあんな風にきれいに分けてもらえると、なんだか嬉しいですっ」

志保「はい、お待たせしました!」

P「いただきます!」

ちひろ「いただきまーす!」


バクバクッ


志保「わっ! プロデューサーさんもちひろさんも凄い勢い……!」

かな子「よっぽどお腹が空いていたんだねー」


P「ぐっ……!?」

ちひろ「んがっぐぐ」

かな子「だ、大丈夫ですか!?」

P「の、喉に……!」

雪乃「お二人とも、落ち着いてこちらをお飲みください」スッ

P「ごくっ……ぷはぁっ! た、助かったよ雪乃」

ちひろ「お、美味しくてついがっついちゃいました……ありがとうございます雪乃ちゃん」

雪乃「いえいえ。お役に立てたなら何よりですわ」

P「しかしごめんな三人とも。せっかく作ってもらったのをさっそくこんな風に飲み食いしちゃって」

かな子「いいんです。それだけ美味しいと思ってもらったってことなんですから!」

志保「でも、気をつけてくださいね? 二人とも私たち皆にとって大切な人なんですよ?」

ちひろ「はい、気をつけますね」

雪乃「それでは、一度ゆっくり落ち着きましょうか。かな子ちゃんも志保ちゃんもこちらへどうぞ♪」


雪乃「さぁ皆さん、お茶を楽しみましょう」

P「それじゃあ」

ちひろ「遠慮無く」

かな子「いただき」

志保「ます!」


ゴクゴクッ


「「「「はぁ~……♪」」」」


かなこ「雪乃さんの淹れてくれるお茶は相変わらず美味しいですっ♪」

志保「今度このコツを教えてください雪乃さん!」

雪乃「えぇ、喜んで♪ それでしたらお二人も、スイーツの美味しい作り方や綺麗な飾り方を私に教えてくださると嬉しいですわ」


P「いやー……これだけのんびりするとこのままずっと何もしたくなくなりそうだ」

雪乃「あらあら。くつろいでいただけた気持ちは嬉しいですけど、ここで止まる訳にはいきませんわ」

雪乃「これからもこの道の先を、私たちはずっと……でしょう? うふふっ♪」

P「……あぁ、そうだな!」

ちひろ「そうですよ! まだまだスイーツも残っているんですから止まってられませんよプロデューサーさん!」

P「しかし、この量5人だけで食べきれるか?」

かな子「それなら大丈夫です! 作っている間に色々な人に声をかけましたから!」

P「お、ということはこの後また皆来るのか」

志保「沢山来ますからねー。頑張らないとっ!」

雪乃「とても賑やかな時間になりそうですね♪」

ちひろ「さて、それじゃあ皆をお迎えする準備をしましょうか!」

P「ええ!」


―――
――



P「ふぅ……お疲れ様です。ちひろさん」

ちひろ「プロデューサーさんもお疲れ様です。ふふっ、最後は大騒ぎでしたね」

P「発表の為に呼んでた子もそうじゃない子も大勢集まりましたからね」

ちひろ「皆でワイワイ楽しんでとても楽しかったです」

P「同じ気持ちですよ。皆の笑ってる姿を見ると俺も楽しくなりますから」

ちひろ「……ね、プロデューサーさん」

P「何ですか?」

ちひろ「これからもずーっとアイドルの皆を支えていけるよう、一緒に頑張りましょうね♪」

P「もちろんですよ! この事務所の皆は……『シンデレラガールズ』というユニットはこれからもまだまだ成長していくんですから!」



おわり 1


おまけ 没オチ



P「そうだ、最後にもうひとつだけ提案したいユニットがあるんですよ」

ちひろ「あれ? 雪乃ちゃん達が最後じゃなかったんですか?」

P「はい。最後のユニットは今から組んでもらえないか頼みに行こうと思います」

ちひろ「そういうことでしたら私もお手伝いしますよっ!」

P「ありがとうございます。それでは早速ですけど、この箱を開けてもらえますか?」スッ

ちひろ「何ですかこの箱? それに頼みにいくんじゃ……」

P「まずは開けてみてください。お願いします」

ちひろ「まぁ、プロデューサーさんがそういうなら」


パカッ



ちひろ「あっ……コレって」

P「ちひろさん、俺と組んでもらえないでしょうか……『人生』という名のユニットを」

ちひろ「プロデューサーさん……」

P「ちひろさん……」



ちひろ「……ユニットの解散は、何があっても絶対に許しませんからねっ///」


おわり 2

皆かわいいので色々なアイドルで勝手にユニットを組んでみたかった
こんな稚拙なSSだけどユニット考えるのってたのしいと思いました(小並)

それじゃあ読んでくれた人あざます

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