アルミン「ミカサ」(248)

僕はアルミン。
ジャンがなんか黒髪きれいとかミカサにいってるけど初めにターゲットにしたのは僕なんだから。
けどミカサはエレンしかみていない
誰に相談したらいいんだろう。

書けたら書いていい?

あ、書き込めちゃった

じゃあ夜ね
書き留めてないし、初めてだからお手柔らかにね

諸事情で、携帯からお送りします

アルミン(ジャンは勿論駄目だ。
ミカサに一途な彼に相談したら、エレンに絡んでたのが僕になる。
僕はエレンみたいにジャンに対抗できる体力もない。
きっとすぐやられてしまう)

アルミン(マルコは、誠実で信用はある。
…がジャンと仲良し過ぎる。
うっかり喋ってしまうかもしれないし、
喋らなくても会話を聞かれてしまうかもしれない。
なるべくリスクは避けたい…)

アルミン(コニーは馬鹿だから駄目だな)

アルミン(ライナーは頼れるし相談するにはうってつけかもしれない。
…だが結構ノリがよすぎる時がある。
恋愛なんて、いい話の種になるだろう。
後自分の恋路を成立してないからパス)

アルミン(ベルトルトは良くわからないからパス)

アルミン(エレンは一番信頼できるが、恋愛に疎い…というか考えてない。
そもそもミカサが夢中の相手に相談するのはどうなんだろう…)

アルミン(う~ん…どうしよう。
ミカサが誰かに恋するとは思えないが、
こう…誰かに恋されてるのを知るとむしゃくしゃする。
なんでか分かんないけど。
どうしよう…)

図書室


エレン「アルミンってミカサが好きだったんだ」

アルミン「ハイソウデス」ケッキョクコウナルヨネ-


エレン「全然気付かなかったぜ。
いつからなんだ?」カリカリ

アルミン「う~ん…いつからだろう。
気付いたら…かな?」ソコチガウ

エレン「ふ~ん、まぁ応援してるぜ?
親友の恋路だからな!」エ?ドコ?

アルミン「…なんかエレンに応援されると微妙な感覚になるよ」ココココ

エレン「なんでだよ。
確かに俺は恋愛の事は全然分かんないけどさ」ア、ホントダ

アルミン「あはは…」

エレン「なんならなんか手伝うか?」カリカリ

アルミン「それだけは止めてくれ!
エレンが動いたら余計面倒くさい事になる!」アセアセ

エレン「なんでだよ。
まぁ、アルミンがそう言うなら何もしないけどよ」ムスー

アルミン「…こうしてたまに愚痴を聞いてくれるかい?」

エレン「御安いご用だ!
てかそんだけでいいのかよ?」

アルミン「うん、正直この恋が実るとは思ってないんだ。
ただ、たまに貯まった想いを吐き出したくなる。
それに付き合ってくれるなら、とても有り難いよ」

エレン「…アルミンとミカサはお似合いだと思うんだけどな…」

アルミン「…」

エレン「アルミンがそれでいいならそれで付き合うよ」…カリカリ

アルミン(…僕とミカサがお似合い?)

アルミン(僕とミカサがお似合いな訳ないじゃないか)

アルミン(勿論、ジャンでもない)

アルミン(…一番ミカサに似合うのは君だよ、エレン)

アルミン「…ありがとう、エレン」ニコ

エレン「…」

ア、モチロンコノコトハダレニモナイショダヨ?
ワカッテル

続く?

続いた

次の日


アルミン「おはよう、エレン」

エレン「はよ、アルミン」

アルミン「食堂行こう。
早く行かないとサシャに食べられてしまう」

エレン「あ~、今日はミカサと二人で食べろよ」

アルミン「へ?」

エレン「ちょっとライナー達に立体機動について聞きたいことあるんだよ。
あいつら上手いからな」

アルミン「え、ちょ」

エレン「じゃあ後でな、アルミン」ライナーチョットイイカ?
ナンダエレン、ヒトリハメズラシイナ
ライナータチノリッタイキドウジュツニアヤカロウトオモッテ
ウレシイコトイウネ

アルミン「…」

アルミン(さ、さ…
最悪だぁぁぁぁぁぁぁぁ!)

アルミン(君は何もしなくていいんだよ!
なんでこう!うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!)

アルミン(…僕は選択を間違えた…
これは自業自得なんだ…
エレンは何も悪くはない…
けど今日の夜は枕元で永遠と恨み辛みを言ってやる!)

アルミン(ていうかエレン君は恋のキューピッドってキャラじゃないだろ!!
そろそろ自分のキャラを把握しろ!!)

アルミン「」チラッ

エレンライナーベルトルト「」ワイワイガヤガヤ

アルミン「…はぁ、食堂行こう」トボトボ

アルミン(…エレンは悪くない
逆にあんな話されたら誰だって気を使うだろ…)トボトボ

アルミン(ごめん、エレン…
やっぱり枕元には立たないよ…
せめて寝るまで恨み辛み言わせてくれ)トボトボ

ミカサ「アルミン」

アルミン「うわはやひゃ!!」ビクッ

ミカサ「…どうしかした?
何処か体調が悪いの?
なら訓練を休んだ方がいい」

アルミン「だ、大丈夫だよ…
ミカサ、おはよう」

ミカサ「おはよう、アルミン」キョロキョロ

アルミン(あ~…)

アルミン「エレンならライナーとかと一緒に食べてるよ。
立体機動について聞きたいことがあるんだって(嘘だろうけど)」

ミカサ「…そう。
私に聞いてくれればいいのに…」シュン

アルミン「…やっぱり女の子には聞きづらいんだよ。
特にはエレンはミカサに劣等感持ってるから」

ミカサ「そんなことない。エレンは強い。私より、強い」

アルミン「…そうだね。よければエレン呼んでくる?」

ミカサ「…いい。アルミン、食べよう」

アルミン「!…いいのかい?」

ミカサ「…」コクン

アルミン「…」

ミカサ「」ジー…

アルミン(ミカサはいつもエレンを見ているんだな…。
ミカサの瞳には僕は映っていないんだ…)

アルミン(昔からそうだったじゃないか。
僕と二人で居ても、君はいつもエレンしか見ていなかったじゃないか。
何をいまさら…)

アルミン(…)

アルミン(そういえば、ミカサと二人で行動するのは久しぶりだな。
いつも三人だったし…)

アルミン(…何時ぶりだろう…)

続く?

続いた

1限 野外訓練
ランニング中


アルミン「…」ドヨーン

アルミン(結局食事中一言も喋らなかった)

アルミン(そういえば、いつもエレンが最初に喋っていたからな…)

アルミン(君の実力を見た気がするよ…。
会話ノ最初ッテムズカスィ)

アルミン(…静かに食事するミカサは綺麗だったな)

アルミン(けどいつもはもっと、こうかわ-」

キース「アルレルト!貴様ペースが落ちてるぞ!!
そんなんじゃすぐに巨人に追い付かれて食べられるぞ!!
食べられたいのか貴様!!
食べられたくなければ死ぬ気でペースを上げろ!!」

アルミン「はい!!」

アルミン(駄目だ。ただでさえみんなより体力が衰えてるのに、
こんなに考えてたら足手まといになってしまう)

アルミン(今は無心にならなきゃ、無心に!)

アルミン「」カヒュー、ヒー、カヒュー…

アルミン(酸素酸素酸素酸素プリーズ!!!)

ミカサ「アルミン落ち着いて、深呼吸」ナデナデ

アルミン「ぁ…りが…」カヒュー

ミカサ「…」ナデナデ

アルミン(…情けない…ミカサは汗すらかいてないのに…
てかホントに人間か?)

ライナー「大丈夫か?ほれ、水」パス

ミカサ「ありがとう。アルミン、飲める?」

アルミン「」ゴクゴク

ライナー「クールダウンできそうか?」

アルミン「だ、大分落ち着いたから大丈夫だよ…。ありがとう」フラフラ

ミカサ「そう、ならよかった」

アルミン(エレンはあっちに居るのか…やっぱり気を使ってるのかな…)

ライナー「しっかし流石だな、ミカサは。くそぅ、もう少しで追い付けると思

ったのに」

ミカサ「…ライナー」

ライナー「ん?」

ミカサ「私はまだ…本気を出していない」ゴゴゴゴゴ

ライナー「なん…だと…」ゴクリ…

アルミン「…やめようよ。そのシュールなボケ」ツッコミヅライヨ

ミカサライナー「」

続く?

一応アルミン視点を意識しているので終始心の声はアルミンのみ。
需要があればエレンサイドのおまけを書く予定。
予定は未定。

続いた

2限 座学


教官「本日から、本格的に立体機動の訓練に移る。
その為に立体機動術に役立つ原理をこれから教えていく」

アルミン(エレン…君と言うやつは…)

教官「まず運動エネルギーについてだ。物体と言うのは、常に動き続けて――



アルミン(どうして僕が真ん中なんだ!
いつも君がこの席だっただろう!!)

教官「つまり、運動している物体は――」

アルミン(ていうか、何故ミカサは反応しない!
それでいいのかミカサは!!)

教官「この法則を…アルレルト訓練兵、なんて言うか分かるか?」

アルミン「…慣性の法則です」

教官「そう、慣性の法則と言う。
この法則がどう立体機動に繋がるかと言うと――」

アルミン(…集中しよ)

お昼休憩


エレン「おいコニー。お前のネズミの様なすばしっこさを教えてくれよ!」

コニー「おいおい、誉めてもなにもでないぜ?」ヤレヤレ

ライナー「いや、これは誉めてるのか?」

コニー「仕方がないな…そんなに言うなら俺の秘術を教えてやるぜ」

サシャ「ほしえふぇら食べ物くふぇますか?ふぁらふぁたしも――
(訳:教えてくれたら食べ物くれますか?なら私も――)」

エレン「え?やだよ」

サシャ「」

ワイワイガヤガヤ

アルミン「またエレンあっち行っちゃったね」

ミカサ「…ええ」

アルミン「…」

ミカサ「…」

アルミン「…なんだかエレンが居ないと静かだね」アハハ

ミカサ「ええ」

アルミン「…」

ミカサ「…」

ミカサ「…アルミンがエレンの方に行きたいというなら、行っていい。
私は一人で食べよう」

ジャン「」ガタッ

アルミン(!させるか!)

アルミン「違うんだ!
ただ、なんていうか…話題が思い付かなくて…。
ごめん」

ミカサ「アルミンは謝らなくていい」

アルミン「…なんだか久しぶりだよね。
こうして二人で行動するの」

アルミン「シガンシナ区に居たときも、基本三人で居たし、
ウォール・マリア陥落した後は特に三人で行動してきたよね」

アルミン「どうしても三人で居ると、僕とエレンばかり喋っちゃってたから…
ごめんね?退屈してたよね…」

ミカサ「私は二人が会話が好き。
だから、退屈だなんて感じたことはない」

アルミン「そっか…よかった。
けど、今はミカサと喋りたいな…。駄目…かな?」

ミカサ「駄目じゃない。が、私には会話する話がない」

アルミン「僕もないや、あはは」

アルミン「…一緒にご飯食べようか、ミカサ」

ミカサ「うん」

続く?

>>49
j( 'ー`)し「続けなさい」

続いた

3限 立体機動訓練


アルミン「今日はよろしくお願いします」

トーマス「あぁ!よろしく!」

ダズ「足引っ張んなよ」ハン!

フランツ「はは、よろしく!」

アニ「…どうも」

アルミン(今日の班はこの5人か…。
ミカサは…)

ミカサ「…」

アルミン(今日も単独か。
確かに競い合わせる為には、ミカサの力はチートになってしまうが…)

アルミン「…」

アルミン(…僕ならミカサの力を最大限に活かせるのに)

フランツ「今日は初めての森林での訓練だな。
巨人のデコイを見付けてペイントボールを投げるだけだけど、
まだ立体機動をやり始めたばかりだからちゃんとできるかな…」
(補足:森の中に散りばめられた巨人を見立てたデコイを全て見つけ、ペイン

トボールを投げ付ける訓練。
捏造訓練失礼)

トーマス「一応タイム測ってるからな。
一番タイムが遅いチームにはペナルティがあるし、合格タイムに達してなく

てもペナルティがある。
ペナだけは受けないようにしようぜ」

ダズ「アルミン、しくるなよ!お前は遅いんだからな!!」

アルミン「気を付けるよ…」アハハ

アルミン(そう、この訓練はまだ立体機動に慣れていない人間の訓練だ。
その証拠に、この森は比較的整理されてる。
正直この整理具合をみると、デコイの位置の予想は比較的簡単だ。
しかし、実践ではこの考え方はほぼ通用しない。
これは言った方がいいのかどうか…!)チラッ

ジャン「…――…」

マルコ「―…――」

アルミン(なるほど。
状況把握に長けている人間が上手い具合にバラけている。
デコイの予想も、手段の一つにしろと言うことか)

アルミン(けど他の犯人に実践じゃ通用しない事をやらせるのは失礼じゃない

かな…。
やっぱりここは言わず、僕が先導して――)

ジャン「…!……」ワハハハ

アルミン「…」

アルミン「皆、聞いてくれ。
この訓練はフランツの言う通り、まだ立体機動に慣れていない訓練兵が行う

訓練だと思う。
そこまで難しくもないし、デコイも見付けやすい所に置いてある筈だ。
そう考えると、デコイの場所が大体予想できると思う」

ダズ「予想できるだと!?
一体何処なんだよ!」

アルミン「それはまだ分からない」

ダズ「予想できてないじゃねぇか!」

アルミン「まだデコイが何処にあるかは分からないけどスタート時、何処に向

かえばいいのかは分かる」

トーマス「凄いな!それは一体どっちだい?」

アルミン「僕から見て5時の方向だ」チラッ

フランツ「よし!ならそっち行けばいいんだな?」

アニ「…なんでそっちだと思ったの?」

トーマス「!…確かに、どうしてアルミンはそっちだと思ったんだ?」

アルミン「…慣れさせたいのなら、そこまで難しいルートを作らないからだよ



アニ「…」

アルミン「この森林は人の手で整理されてる。
適度な雑草、適度な木々。これらを見て頻繁に整理されているのが分かる。
だからこそ、隠しきれていないルートが見える。
5時の方角に、ある大木は他の木に比較的古い。
多分、昔からある木だ。
あれがルートの基盤だと思われる」

アニ「それだけじゃ断定できないと思うけど」

アルミン「勿論、これだけじゃない。
あの大木の周りだけ、木々の間がほぼ均一なんだ。
近すぎる木は切られてもある。
整理されていると言うことは、整理しなければならない場所なんだ」

アニ「…」

アルミン「始まる時間が迫ってるから手短にまとめるよ。
ルートを見付けるポイントは、
ひとつ、他の木に比較して古い木がある。
ひとつ、他の木々と均一な距離感のある木。
木の太さとか、切り株とかを目印にするといいと思う。
ただ、これに頼りすぎると駄目だ。
もしダミーがあった場合、すぐに騙される。
あくまで参考にする程度でにしてくれ」

アルミン「あとデコイの置いてある場所は、比較的開けた場所だ。
デコイを使わないときに置く場所などを考えると、ある程度の広さがないと

駄目だ。
そこも念頭に入れておいてほしい」

トーマス「分かった」

フランツ「あぁ」

アニ「…」

アルミン「あと一つ、皆は慣性の法則は覚えたよね?」

トーマス「あれだろ?午前の座学でやった…」

アルミン「物体に外から力が加えられなければ、
止まっている物体は止まり続け、運動している物体は等速直線運動
…つまり速度が変化しない運動を続けること。
これは立体機動をやる上で効率良くするための知恵として教えられた法則だ


だがこれは他の事でも活用できる」

フランツ「というと?」

アルミン「慣性の法則は僕らが持ってる物にも働いてるんだ。
例えば、僕が走りながらボールを上に投げた時、その場に落ちず、
僕らに付いてくるように落ちてくるんだ」

フランツ「???」

アルミン「つまり、僕らが立体機動しながらボールを投げると、立体機動の等

速直線運動+ボールを投げたエネルギーでボールは飛んでいくんだ。
分かるかい?」

フランツ「えっと…」

アニ「普段より早く、遠くにボールが飛んでいく」

フランツ「なるほど」

アルミン「アニがいったようになるには、自分が向かってる方向に真っ直ぐに

投げた場合だけどね」

アニ「…」

フランツ「」

アルミン「だからペイントボールを投げるときは注意した方がいい。
予想通り飛ばなくて当たらない場合も出てくる。
けど逆に利用すれば、アニが言った通りボールがいつもより早く、遠くに投

げられるんだ。
それをすれば、だいぶ時間が短縮できる筈だよ。
なるべく、ボールを投げるときは対象に真っ直ぐに向かい、投げてくれ」

ダズ「」プシュー

トーマス「ダズが喋らないと思ったらショートしてた」

アルミン「アニ、君が先導してくれないか?
君は比較的立体機動が上手いし、理解力も高い」

アニ「…ひとつ聞きたい」

アルミン「?」

アニ「この考えは実戦では使えない。
それを分かった上での発言だろうか?」

アルミン「…もちろん、分かってる。
けれど、実践でも訓練でも周りをよく観察し、判断するのは大切だ。
僕はそれをしたまでだよ」

アニ「…分かった。先頭は私が行く」

アルミン「僕は後方から指揮する。
技術力的にもそれが一番いい」

アルミン「…」チラッ

ジャン「…――。」

アルミン「」グッ

訓練終了後


キース「それでは、結果を発表する!
合格タイムに達成していない班は…」

アルミン(予想した通り、ルートは比較的分かりやすかった。
アニの先導もあって、予想より早くゴール出来た)

アルミン(アニは凄い。僕の発言を的確に理解してくれた。
その理解力には恐れ入る。おかげでだいぶ時間が短縮することが出来た)

アルミン(それに比べ、僕はあれだけ始まる前指示を出していたにも関わらず

、足を引っ張ってしまった…)

アルミン(くそ!僕はどれだけ体力がないって言うんだ!!)

キース「以上の班は、罰として立体機動装置の最終点検をしてもらう。
もちろん、その後も我々がひとつひとつ点検をする。
もしそれでも整備不良があれば、1から積極のし直しだ!
これを気に、立体機動装置をよく理解するように!!」

『ハッ!!』バッ

キース「では次に、上位三班を発表する!
初めに終わられたのは…アッカーマン班!!」

ヤッパリスゲーナ
タンドクハンナノニネ
ニンゲンワザジャネーヨナ…

キース「次に終わらせたのは…ボット班!」

エレン「よっしゃ!」

マルコ「だいぶサシャに助けられたよ」

サシャ「へへん!では、ご褒美に食べ物を――」

キース「やらん」

サシャ「」

キース「次に終わらせたのは――」

アルミン「…」

ジャン「…」

キース「レオンハート班!」

アルミン「!」

ジャン「!?」

キース「以上が、上位三班だ!
だが忘れるな!!
まだ訓練は始まったばかりだ!
例え今上位になれなくても、すぐに追い越せる可能性がある!
上位になるために、日々努力を怠るな!
上位三班も、追い越されないよう全力を尽くせ!
以上!!立体機動装置の整備が終わった班から帰宅準備!!」

『ハッ!!』ババッ

トーマス「やったなアルミン!」

フランツ「まさかこうも上手く出来るとは思わなかったよ」

アルミン「けど、スピード面で足を引っ張ってしまった…。
僕がちゃんと付いていけたら、もっとタイムを縮められたのに…」グッ

アニ「…確かに、あんたの立体機動のせいでこのタイムになった」

トーマス「おいアニ!」

アニ「けれど、あんたの助言のおかげで、このタイムになれた」

アルミン「…」

アニ「つまり私が言いたいのは、あんたがこの班に居なければ、このタイムに

はならなかった。
それだけ」

アルミン「…ありがとう、アニ」

続く?

>>64
×もしそれでも整備不良があれば、1から積極のし直しだ!
○もしそれでも整備不良があれば、1から点検のし直しだ!

続いた

4限 対人格闘訓練


アルミン「よ、よろしく…」アハハ

ジャン「…あぁ」

アルミン(や、やり辛い…)

ジャン「」ジー…

アルミン(…ジャン、ミカサ見すぎだよ)イラ

ジャン「俺が先やる…ぞ!」ヒュッ

アルミン「グッ!」ガシッ

ジャン「やっぱり弱いなお前。
押し負けてるぞ」グッ

アルミン「…っ!」プルプル

アルミン(やっぱりジャンは強い!
押し負けそうだ!!)

ジャン「…なぁ、お前ミカサの好きな物とか知らねぇか?」ヒソヒソ

アルミン「!」

ジャン「今度の休日、なんかミカサに買ってこようと思って。
なぁ!いつもお前ら三人で居るんだし、なんか知らねぇか?」

アルミン(…ムカつく)

アルミン(ムカつくムカつくムカつくムカつく!)

アルミン(あぁ!このイラつきが分かった!!
こいつは僕と同じようにミカサに見られてないくせに、エレンだけを目の敵

にしているからだ!)

アルミン(こいつは僕と同じ立場な筈なのに、こいつにとって僕は目の敵する

ほどの人間じゃないっていうのか!)

アルミン(どれだけお前にとって見えない存在なんだ僕は!
僕はお前の恋敵にもなっていないと言うのか!!)

アルミン「」グイッ

ジャン「!!」グルン

ジャン「…っ!」ドサッ

ジャン「いって!!
アルミン!てめぇ何しやがんだ…!」

アルミン「僕に投げられるなんて、ジャンも対して強くないんだね。
まさか油断していたなんて言い訳する気かい。
憲兵団を目指す君が、そんなんでいいと思っているのか。
そんなんじゃいつまでたってもミカサに振り向いてもらえないよ」

ジャン「…上等!」




アルミン「…痛い」ゴロン

ジャン「お前が挑発するからだぞ」

アルミン「…」

ジャン「大丈夫か?立てるか?」

アルミン(…情けない。
あんだけ啖呵きっといてこの様だ。)

アルミン(背中が痛い。
何度受け身に失敗して肺が潰れそうになっただろう)

アルミン(結局、ジャンを投げられたのはあの一回だ。
あの時は完全にジャンは油断していた。
正直あれはノーカンだよな…)

アルミン(…空が遠いな…)

ミカサ「アルミン」

アルミン「!?」

ミカサ「動かないで。
今エレンが救急箱を持ってきてくれる」

アルミン「た、たいした怪我はしてないよ」

ミカサ「でも血が出てる。
化膿する前に消毒と、菌が入らないようにした方がいい」

アルミン「…ジャンは?」

アルミン「わ!ミカサ!大丈夫だから!
ハンカチ汚れちゃうよ!!」アタフタ

ミカサ「洗えばいい」フキフキ

アルミン「///」

エレン「ミカサ、救急箱と綺麗な水持ってきた。
これでアルミンを拭いてやれ」

ミカサ「分かった」

エレン「じゃ、じゃあ俺、先行ってるから!
あとでな!!」ダッ

アルミン「…」

夕飯前


アルミン「エレン、話がある」

エレン「な、なんだ?」ビクッ

アルミン「ごめん、こっちに来て」スタスタ

エレン「お、おう…」スタスタ

人気のない所


エレン「どうしたんだよ、アルミン」

アルミン「…」

エレン「なぁ、おい」

アルミン「…」

エレン「…用がないなら戻るぞ」クルッ

アルミン「…今日はよくミカサが構ってくるんだ」

エレン「!そ、そうなのか!よかったな、アルミン!!」

アルミン「うん、そうだね。君が言ったんだろ?
ミカサに僕を構えって」

エレン「!!」

アルミン「おかしいと思った。
いつもエレンの隣に居るミカサが、僕を構うはずないもの。
それが、昨日の今日で構いだしんだから、何かしたなら、君しか居ないもん

ね」

エレン「ちが――」

アルミン「なにもしなくていいって言っただろ!!!」

エレン「」ビクッ

アルミン「僕は何もなくても…いつも通りでも満足なんだ!!
それなのに君は、変な風に行動して!!
君の行動は迷惑なんだよ!!!」

エレン「…」

アルミン「君にやられると…僕が惨めになる…!」ダッ

エレン「…違う…違うんだ…」

エレン「…俺は…」

エレン「俺はただ…」

エレン「…」

兵舎
ベッドの中


アルミン(…僕は何をしているんだ…)

アルミン(エレンになんてこと言ってしまったんだ。
エレンはただ、僕を心配しているだけなのに)

アルミン(…わかってるんだ。最初から最後まで、僕が悪いんだって。
わかってはいるんだけど、感情が追い付かないんだ…)

アルミン(僕は最低だ…。
勝手に親友に頼って、勝手に親友に八つ当たりして、勝手に喧嘩をしてしま

った)

アルミン(もう恨み辛みも言わないよ…。
それで許してくれないかな…)

アルミン(…ちゃんと謝ろう)ムクリ

食堂への道


アルミン(さっき夕飯終了の鐘がなってたから、まだ食堂に居るかな?)ダッ

アルミン(エレンは許してくれるかな?)

アルミン(…許してくれなくても、仕方がないや。
僕って結構我が儘な人間なんだな…)

アルミン(いつまでも子供なんだな…僕は。
エレンとミカサは、いつの間にか大人になって僕を置いてっちゃうんだろう

な…)

アルミン(…なんだか、やだな…)グスン

アルミン(けど、きっと仕方がない事なんだよね)ズズッ

食堂前


アルミン(もう人いないかな)

アルミン(来るとき、エレン達を見てなかったけど、すれ違っちゃったかな…

)

アルミン(戻って探そう)

「…――」

アルミン(?)

「……、―」

アルミン(話し声だ。誰か居るのかな)コソ…

アルミン(!)

アルミン(エレンとミカサだ!!よかった、すれ違ってなかった…)ゴソゴソ

エレン「お前はどう思ってんだよ」

ミカサ「私は、応えられない」

アルミン(?何を話してるんだろう?)

ミカサ「私は、アルミンの気持ちに応えられない」

アルミン(―――)ダッ

人気のない道


アルミン「」ハァ、ハァ、ハァ

アルミン「」ハァ、ハァ、ハァ

アルミン「」ハァ、ハァ、ハァ

アルミン「」ハァ、ハァ…

アルミン「うぅ…ヒック!」ポタ、ポタ

アルミン(…分かってたことじゃないか。
ミカサが好きなのはエレンなんだ)

アルミン(ミカサには僕は見えてないんだ。
ただのエレンの友人。ただの同郷の人間)

アルミン(分かってた…はずなのに…)

アルミン「実際に言われるときついな…」グスン

クリスタ「…アルミン?」

アルミン「!」ビクッ

クリスタ「こんなところでどうしたの?具合悪いの?夕飯、食堂にも来なか―


どうしたの!そんなに泣いて」アセアセ

アルミン「あ、な、なんでもないんだ」ゴシゴシ

クリスタ「泣くほど気分が悪いの?
夕飯の…パンを持って来たんだけど、食べられる?」

アルミン(ああ…いつもならその優しさが嬉しいけど、今は辛いな…。
優しさが辛いよ…)

アルミン「ごめん、あんまり気分が優れないんだ…。
パンを持ってきてくれたのに…ごめん」

クリスタ「うんうん!私が勝手にやった事だから!
私の方こそごめんなさい!」アセアセ

アルミン「じゃあ僕行くね。
おやすみ、クリスタ」ダッ


クリスタ「あ、アルミン!」

アルミン「?」

クリスタ「エレン達が心配そうにしてたよ!
早く良くなってね!!」

アルミン「…ありがとう」ダッ

クリスタ「…アルミン、凄く辛そうだった…
大丈夫かな…」

兵舎
ベッドの中


アルミン(…なにもしたくない)

アルミン(…誰とも関わり合いたくない)

アルミン(…一人の世界に行きたい)

アルミン(誰もいない一人きりの世界…)

アルミン(…本一杯読めるかな?)

アルミン(自分が好きな事に集中できるかな?)

バタン

ライナー「ようエレン、遅かったな」

エレン「あぁ、ちょっとな」

アルミン(…エレンが戻ってきた…。
顔合わせ辛いな…)

エレン「…アルミンは?」

ライナー「もう寝てるぞ。
疲れたんじゃないか?」

アルミン(エレンとミカサが居ない世界か…)

エレン「」ギシ…

アルミン(凄く静かなんだろうな。
五月蝿くなくて、 ちょっといいかもしれない)

エレン「アルミン、夕飯の残りのパンだけど、腹減ったらこれ食えよ。ここに置いとくから。
おやすみ」ス…

アルミン(…あぁ、けど酷くつまらなくて、寂しい世界だ)ギュッ




アルミン(…一睡も出来なかった…)グテー…

アルミン(なんだかんだでいろいろ考えちゃったな…)トボトボ

アルミン(エレンとミカサに、いつも通り接する事が出来るかな…)ジャー

アルミン(…そういえば、エレンとミカサは僕が昨日の会話聞いたの知らない

のか)バシャバシャ

アルミン(…僕さえなんとかすれば、大丈夫か…)ゴシゴシ

アルミン(…まだエレンと顔合わせるの辛いから、さき食堂に行こう)…トボトボ

食堂に行く道


アルミン(…今日の訓練大丈夫かな…)トボトボ

アルミン(…寝ちゃいそうだ。そしたら怪我して…開拓地送りか…)トボトボ

アルミン(その方がいいかもな…。
エレンとミカサと毎日顔合わせなくてすむし…)トボトボ

アルミン(たまに会うくらいなら、いつも通り出来るよね…)トボトボ

アルミン(…あ)ピタッ

アルミン「ミ…カサ?」

ミカサ「…」

アルミン「エレンならまだ寝てるよ…」

ミカサ「知ってる。いつもエレンは起きるのが遅い」

アルミン(エレンの事はなんでも知ってるんだね…)

アルミン「そっか…。
じゃあ僕は先に食堂に行くよ。
昨日の夕飯、食べてないしね。
じゃ、また後で」

ミカサ「アルミン」

アルミン「…」

ミカサ「少し話がある」

アルミン「…話って何?」

ミカサ「…ここじゃ駄目。人が来ないところに移ろう」

人気のない所


ミカサ「昨日の夜、エレンにアルミンの気持ちを聞いた」

アルミン(あ―…)

ミカサ「私はアルミンの気持ちには応えられない」

アルミン(聞きたくないな―…)

ミカサ「私は、アルミンには相応しくない。
アルミンには、もっと相応しい人が居る」

アルミン(…)

ミカサ「だから―」

アルミン「わかってるよ。ミカサはエレンが好きだもんね」

アルミン「僕もミカサには相応しくないと思うんだ」

アルミン「僕は体力もない、持久力もない。
エレンみたいに強くない、ミカサみたいに強くない」

アルミン「僕は弱い人間なんだ。
そんな僕が、ミカサに相応しくないのは当たり前だよ。
ごめんミカサ、わす――」

ミカサ「そんなことない。アルミンは強い。私は知っている」

アルミン「…」

ミカサ「昨日の夜、エレンと約束してきた事がある。
私はそれを果たすためにアルミンと話がしたかった」

アルミン「やく…そく?」

ミカサ「」スゥ―

ミカサ「私はアルミンが好きだ」

アルミン「」

アルミン「い、意味が分からないよ!
もしかしてエレンにそう言えって言われたのかい?」アセアセ

ミカサ「違う」

アルミン「僕は大丈夫だから。
同情されなくても、一人で立っていけるから」アセアセ

ミカサ「違う」

アルミン「無茶しなくていいんだよ?
嫌なら嫌と――」

ミカサ「違う!!」

アルミン「!」

ミカサ「…エレンに、『自分の気持ちをちゃんと言え』と言われた。
だから、私は自分の気持ちをアルミンに言った」

アルミン「…わからない…わからないよミカサ!
君はエレンが好きなんじゃないの!?」

ミカサ「ええ、エレンが好き」

アルミン「じゃあ―!!」

ミカサ「私もわからない。
ただこれだけはわかる。
私の好きはアルミンの好きと違う」

アルミン「…」

ミカサ「私のは、醜く、穢らわしい」

アルミン「!」

ミカサ「私には、恋愛というのがわからない。
一度、カルラさんに聞いたことがある」

アルミン「カルラ…おばさんに?」

ミカサ「カルラさんは『その人と一緒に居ると、幸せな気持ちになって、
ずっと一緒に居たくなることよ』と教えてくれた。
なら私はアルミンが好き。エレンが好き」

アルミン「ミカサ…」

ミカサ「けれど、カルラさんが教えてくれたのは、取っても綺麗な気持ち。
私の気持ちは綺麗じゃない。
エレンとアルミンが、私から離れたくないから"好き"という綺麗な言葉に当てはめて、汚

い部分を隠してる。
私のこれはもっとどす黒い、薄汚れている――」

アルミン「…」

ミカサ「これは依存だ」

ミカサ「それを押し付けてしまっては駄目な事は、理解している。
それをしたら、私は貴方を縛り付けてしまう。
アルミン、貴方は自由でなくちゃ駄目。絶対に、駄目」

アルミン「…わからないよ。君はいつもエレンを見ている。
いつも一緒に居るからわかる。
僕は、ミカサの瞳には入っていないんだろ?」

ミカサ「エレンは私の意思。
その志が私を突き動かし、奮い立たせる」

アルミン「…」

ミカサ「アルミンは私の世界。
その言葉が私の世界を広くし、鮮やかなものにする」

アルミン「!」

ミカサ「二人は私の自由。
その夢が大切なものをくれ、私を強くする」

アルミン「…」

ミカサ「だから私の勝手で、アルミンを縛ることは出来ない。
ごめんなさい、貴方の気持ちには応えられない。
ごめんなさい」

アルミン「…僕の気持ちはどうなるのさ」

ミカサ「?」

アルミン「君は自分の考えを押し付けてばかりだ。
とても我が儘だね」

ミカサ「ごめんなさい」

アルミン「僕の気持ちはまるっと無視だ。
ここまで無視されると、いっそ清々しいよ」

ミカサ「ごめんなさい」

アルミン「君はごめんなさいしか言わないんだね。
ずるいよ、その言葉は。
下手に責められなくなる」

ミカサ「…ごめんなさい」

アルミン「…」ハァ…

ミカサ「」ビクッ

アルミン「…分かるよ。
ミカサが言いたいことは、僕には分かる」

ミカサ「分からない。私と貴方は違う」

アルミン「違くないよ。
君の気持ちも、君の考えも――」

アルミン「僕と同じなんだから」

ミカサ「!」

アルミン「エレンは僕の大切な友人。
僕を肯定してくれた、僕を認めてくれた。
僕が今ここにいる証明」

ミカサ「…」

アルミン「ミカサは僕の憧れの女性。
僕にない強さを持ちながら、ガラスの様に壊れやすい精神を知って、
僕は君を守りたいと思った。
僕が今強くありたい理由」

ミカサ「…」

アルミン「二人は僕の目標。
ずっと、いつでも、どこまでも一緒に居たいと思える存在。
僕が今歩み続けてる目印」

ミカサ「…」


アルミン「変わらない、変わらないさ。
というより、僕の方が必死さ。
僕は昔も今も、必死に君たちと一緒に居たくて足掻いてるんだ。
もしかしたらこの"好き"って言葉は僕が君たちに置いて行かれたくないから当てはめた言

葉かもしれない。
けどこの"好き"という言葉に嘘はないよ、絶対に」

アルミン「…僕も恋愛についてよくわからない。
けれど、"一緒に居たいから好き"…。
それだけじゃ駄目かい?」

ミカサ「…私はエレンも好き」

アルミン「知ってる。
君の目はいつもエレンを見ているからね」

ミカサ「私は一人だけを好きになることはない。
アルミンだけを好きになることはない」

アルミン「知ってる。
今君の気持ちを聞いたから」

ミカサ「エレンが自分の命より大事。
どんな事があってもエレンを優先する」

アルミン「知ってる。
僕はそんな君を見て、好きになったんだ」

ミカサ「えっと…えっと…」アタフタ

アルミン「ミカサ」

アルミン「僕と付き合ってください」

ミカサ「…」

ミカサ「――」

ミカサ「――うん」

食堂


アルミン「エレン!」

エレン「!」ビクッ

エレン「あ、アルミン!おはよう!!」ガチガチ

アルミン「おはよう、エレン!」

エレン「あ~…え~…」ポリポリ

アルミン「エレン!!」

エレン「はぃい!!」ビクッ

アルミン「昨日はごめん!!」バッ

エレン「!…え?」

アルミン「君はただ僕を心配していただけなのに、君に八つ当たりをしていた!
僕は最低だった!嫌われても構わない!
だけど、一言謝らせてくれ!!」

エレン「…あ~、アルミン」

アルミン「」ビクッ

エレン「…俺ら親友だろ?」

アルミン「!」ガバッ

エレン「俺にも悪いところはあった。
お前がああ言ったのに、勝手な行動したりさ…。
それは悪かった。反省している。
けど、俺はアルミンの役に立ちたかったんだ。
お前にはいつも助けてくれるから、お礼がしたかったんだ。
だから俺は自分の行動には後悔していない…つもり」

アルミン「エレン…」

エレン「けど、逆に怒らせて、困らせちゃったな…。
俺はやっぱりアルミンの用に上手く出来ないらしい。
なかなか難しいな…」ウンウン

アルミン「…ふふ、エレンはこういう人間じゃないらしいね」

エレン「そうみたいだな!
…俺を許してくれるか?」

アルミン「うん!
…僕も許してくれるかな?」

エレン「あぁ、もちろん!
これで仲直りだな!!」ニカッ

アルミン「…よかった…」ニコッ

ミカサ「エレン、アルミン。朝ごはんを食べないと、訓練に響く。
早く食べよう」

アルミン「あ、うん!待って!!」

エレン「…どうなんだ?
進展あったか?」コソコソ

アルミン「あ、えっと…うん、あった」コソコソ

エレン「じゃあ俺別の机に行こうか?」コソコソ

アルミン「なんで?一緒に食べようよ」キョトン

エレン「は?…俺邪魔じゃないのか?」コソコソ

アルミン「そんなことないよ。それに…」

アルミン「…僕らにはこの距離が丁度いいんだ」

エレン「?」

ミカサ「エレン、アルミン!」

エレンアルミン「!今行く!!」

終わり

需要があればおまけ書く。
書き貯めるから少し時間がかかるが…
と携帯からレス。

>>118

j( 'ー`)し「書きなさい」

続いた
おまけその1
ミカサ「私がエレンを構う理由」

アルミン「けど、やっぱりミカサはエレンの方を構うよね?
なんでなんだい?」

ミカサ「?…もしかしてアルミン、嫉妬している?」

アルミン「う…ま、まぁ…やっぱり僕もちょっと構ってほしいな~…なんて///」

ミカサ「…エレンは…」

ミカサ「エレンは目が離せなくなる」

アルミン「あ~、やっぱりそうだよね。エレンはとてもかっk」

ミカサ「危なっかしい」

アルミン「」

ミカサ「目を離した瞬間、石に躓いて転んでしまわないか、迷子になってしまわないか、起床

の時間忘れてはいないだろうか、歯をちゃんと研いてきただろうか、
ハンカチティッシュはちゃんと持ってきたか、とてもとても心配で目が離せない」ハラハラ

アルミン「」

ミカサ「その点、アルミンは大丈夫!アルミンはとても賢い!凄く賢い!しかもしっかりとし

ている!だから私はとても安心している!」グッ

アルミン「」

ミカサ「でも心配しないでほしい。
ちゃんとエレンも、そしてアルミンの周りにも目を光らしている。
もし害虫が近付いてきたら私が削ぐ。
その事に関しては、アルミンは安心していい」ガシッ

アルミン「」


アルミン(エレン、僕は少し君の気持ちがわかった気がするよ…)

終わり

続いた
おまけその2
エレン「アルミンとミカサはお似合いだと思うんだけどな」

図書室帰宅後


エレン(アルミンはミカサが好きだったのか…。
いっつも一緒に居たのに全然気付かなかった)

エレン(そういえば、俺はいつも自分の事ばかり考えてたっけ)

エレン(…アルミンにはいろんな物貰ったことはあるけど俺からあげたことあったっけ?)

エレン(…そうだよな!
アルミンにはいつもいろんな物をくれるし、俺の一番の親友だ!)

エレン(相談にものってあげたいし、何よりアルミンの役に立ちたい!)

エレン(明日は出来るだけ、アルミンとミカサ二人で行動できるように動こう)

エレン(アルミンみたいに上手く出来るかわからねぇけど、やってみなきゃな!)

エレン(それに…)

エレン(アルミンはああ言ってたがミカサは結構アルミンに気を許してる。
だからミカサだって嫌がんないはずだ)

エレン(…うん、俺はやっぱり二人は似合うと思うんだよな…)

エレン(…)

エレン(明日頑張ろう!)




エレン(さて、どうするか…)

エレン(飯はいつも三人で食べてたけど、今日はライナーとかと食べようかな)

エレン(今日は立体機動の練習もあるし、丁度いい!
ライナーやベルトルトは今の時点でもレベルが高い!
アドバイスを貰おう)

アルミン「おはよう、エレン」

エレン「はよ、アルミン」

アルミン「食堂行こう。
早く行かないとサシャに食べられてしまう」

エレン「あ~、今日はミカサと二人で食べろよ」

アルミン「へ?」

エレン「ちょっとライナー達に立体機動について聞きたいことあるんだよ。
あいつら上手いからな」

アルミン「え、ちょ」

エレン「じゃあ後でな、アルミン。
ライナー、ちょっといいか?」ダッ

ライナー「何だエレン、一人は珍しいな」

エレン「ライナー達の立体機動術に肖ろうと思って」

ライナー「嬉しいこと言うね」

エレン「じゃ、早く行こうぜ!」チラッ

アルミン「」トボトボ

エレン(よしよし、行ったな!後はちゃんと二人で食べるか――)

続く?

あ、ごめん。
もしかしたら本誌ネタ入ってるかも。
忠告遅れてごめん…

続いた

食堂


エレン(お、二人で食べてる!よしよし)

エレン(しかしさっきっから全然喋ってないぞ、あの二人)

エレン(ミカサはともかく、アルミンは無口な方じゃないのに…)

エレン(…)

ライナー「おいエレン、聞いてるのか?」

エレン「!あぁ、聞いてる聞いてる」

ライナー「ホントか?」

エレン「本当だって。
けどやっぱり実際に試してみないと分からないや。
今日の訓練の時試してみるよ」

ライナー「聞いてないな」

ベルトルト「うん。
…今日はアルミンと一緒に居ないけど、何かあったの?」

エレン「と、特にねぇよ!」ガツガツ

エレン(あぶねぇ!この事は誰にも言わない約束なんだよ。
悪いな…)チラッ

エレン(…大丈夫か?あいつら)

1限 野外訓練
クールダウン中


エレン(疲れた…段々と荷物の量が増やされてる。
実際に持たなきゃならない物とはいえ、これはかなり辛いな…)ス、ス、ハー

エレン(ミカサは先頭の方にいたな。アルミンは後方だ。
…アルミンは体力ないから心配だな…)ス、ス、ハー

ミカサ「エレン、大丈夫?」ピンピン

エレン「…憎たらしいほどピンピンしてるな…」ボソッ

ミカサ「?」

エレン「なんでもねぇよ。
ただのランニングだから、大丈夫もくそもないだろ」ス、ス、ハー

ミカサ「ならいい」

ミカサ「…」モジモジ

エレン「?」

ミカサ「…朝食の時、何故他の席に座ったの?
立体機動についてなら、私も教えられる」

エレン「え?やだよ、お前教え方下手だし」

ミカサ「」ガーン

エレン「…」

エレン「お前ら朝全然喋ってなかったけど、なんで喋らなかったんだよ?」

ミカサ「…私は喋るのが下手。だから、何を話していいのか分からない」

エレン「そんなのどんなのでもいいだろ?
アルミンなら大体反応してくれるし」

ミカサ「…」ウーン

キース「アルレルト!
貴様はまた最後尾になったな!!
今回はなんとか合格タイムに入ったが、次回はどうなるか分からないぞ!!
もっと気合いいれろ!!」

アルミン「…っ!…はっ!はい!!」ハッハッハッ

エレン(お、アルミンが戻ってきた。よし!)

エレン「アルミンが戻ってきたから、アルミンの様子見に行ってこいよ」

ミカサ「エレンは行かないの?」

エレン「あ~、ほら、練習!喋るのが下手なら練習するしかねぇだろ!
いつまでも俺ら三人一緒にいるとは限らないしな。
二人で居るとき何か会話がないと、アルミンが気まずいだろ?
アルミンと二人で話してこいよ!」

ミカサ「…エレンとは離れない」

エレン「あ~、分かってるよ。
けど、俺だけ教官に呼ばれたら少しの時間二人になったりするだろ?」

ミカサ「…分かった、行こう」タッタッタッ

エレン(ふぅ…、ちょっと苦しいと思ったけどなんとかなったな…)

エレン(頭使うのは疲れるな…。
アルミンはいつもこんな疲れることしてんだな。
真似できねぇなぁ)

エレン(向こうは上手くいってるかな?)チラッ

エレン(うん、いい感じだな。
てかミカサは俺とアルミンで態度違いすぎないか?)

エレン(そんなに俺って頼りないのか)ドヨーン

エレン(いやいや、まだ訓練を始めたばかりだ!
すぐにミカサを追い越してギャフンと言わせてやる!)グッ

エレン(あ、ライナーが行っちまった。
どうしよう…ん?)

エレン(なんか三人とも固まってやがる。
何やってんだ?あいつら…)ハラハラ

エレン(あ、けどアルミン笑った。
…なら大丈夫か…)

2限 座学


アルミン「エレン、何故君は端に座っているんだい?」

エレン「いっつも俺が真ん中なんだからたまにはいいだろ?」

アルミン「いや、だけど――」

エレン「真ん中って結構狭いんだぞ!
お前らいつも恥座りやがって!
罰として今日はアルミン真ん中な」

エレン(これならアルミンとミカサが並ぶし、端に座れる!
一石二鳥だな)

アルミン「いや、なんで僕が真ん中なのさ」

エレン「は?お前が端に行ったら、分かんないとこ聞けないだろ?」

アルミン「」

昼食


エレン「おいコニー。お前のネズミの様なすばしっこさを教えてくれよ!」

コニー「おいおい、誉めてもなにもでないぜ?」ヤレヤレ

ライナー「いや、これは誉めてるのか?」

コニー「仕方がないな…そんなに言うなら俺の秘術を教えてやるぜ」

サシャ「ほしえふぇら食べ物くふぇますか?ふぁらふぁたしも――
(訳:教えてくれたら食べ物くれますか?なら私も――)」

エレン「え?やだよ」

サシャ「」

エレン(昼飯も他の席に座ってみたけど…
ま、野外訓練の時は結構いい感じだったから、大丈夫だよな)

エレン(それにしても座学の時のアルミン凄かったな…
なんか、殺気だってた。怖かった)ガタガタ

コニー「エレンどうした?いきなり震えだして」

エレン「…思い出し震え?」

コニー「なんじゃそりゃ」

エレン「俺も分からん」

ライナー「昔でも思い出したんだろ。
そうだよな~、あれは怖いよな~」

エレン「なんで今そんなこと思い出すんだよ。
突拍子無さすぎ」

ライナー「」

サシャ「分かっていませんね、ライナーは。
エレンはきっと、食糧庫にどう入ろうか模索して武者震いしてたんですよ」

エレン「お前じゃあるまいし、んなことするかよ」

サシャ「」

エレン(あっちはやっぱり盛り上がってないな…)

エレン(あ、けどミカサが嬉しそうにしてる)

エレン(…)

エレン(よし、よし)ウン、ウン

3限 立体機動訓練
終了後


エレン(やっぱりマルコは上手いな。しっかり班を先導してくれる。
サシャもなかなかだ。あれが野生の勘ってやつか)

エレン(アルミンの班は3番目か。
てっきりジャンの班がくると思ったけど、意外だったな)

エレン(…いや、そんなことないか。あいつは誰よりも頭がいい。
多分、一番早くデコイの場所とか特定してただろう)

エレン(ただ賢いが故に考えが柔軟すぎて他人に受け入れられない時がある。
俺ならあいつの意見をちゃんと受け入れられるのに…)

エレン(…三人で班組みたいな…)

エレン(…いや、調査兵団に入ったら一緒の班になるとは限らない。
今のうちに他の人とちゃんと班が組めるように訓練しないと)

エレン「…いずれ組めるといいな…」ボソッ

4限 対人格闘訓練
クールダウン中


エレン(アニに格闘教わり出してから調子がいいな。
どんどん技術的にも強くなっていってるのが分かる。
めちゃくちゃ痛いけど)スタスタスタ

エレン(背中から落ちすぎて受け身も完璧だぜ!
だが最近絞め技も使ってくるのは勘弁してほしい。
小柄な癖に異様に堅いんだよなぁ)スタスタスタ

エレン(どうやったら上手く抜けられるかな…ん?…!)スタスタスタ…ダッ

エレン「アルミン!」

ジャン「ぅげ!?」

エレン「『ぅげ!?』ってなんだよ!アルミンになにしやがった!!」

ジャン「ただの格闘訓練だよ…。
そういう風に言うと思ったから『ぅげ!?』って言ったんだよ!」

エレン「チッ。
おいアルミン!痛いところねぇか?」

アルミン「」

ジャン「さっきっから上の空なんだよ。
…大丈夫じゃねぇか?」

エレン(…あ!)

エレン「ミカサ!」

ミカサ「?エレン、何?」

エレン「アルミンの様子見ててくれないか?
さっきっから呼び掛けても反応がない。
少し血も出てるし教官から救急箱と水貰ってくる!」

ミカサ「!?わかった。私が様子を見てよう」

ジャン「な!べ、別にミカサが様子を見てなくたって俺が――」

エレン「さっき『大丈夫じゃねぇか?』って言ってた奴に任せられねぇよ!」ダッ

ジャン「」チラッ

ミカサ「」プイッ

ジャン「」ガーン

ジャン「」トボトボ

エレン(ミカサが側に居てくれてよかった!
あいつなら信頼できるし、面倒見がいい)タッタッタッ

エレン(早く救急箱を持っていかないと!)タッタッタッ

エレン「キース教官!!」

キース「イェーガー。どうした走ったりして」

エレン「ハッ!
アルレルト訓練兵の様子が可笑しいので救急箱を持ち出す許可を頂ませんか!」

キース「何?具体的にどのように様子が可笑しい?」

エレン「ハッ!
呼吸は安定し、意識はあると思いますが、
先程から此方の呼び掛けに反応しません!」

キース「そうか、救急箱の持ち出しを許可する!
もしその後も、様子が可笑しい場合は直ちに報告をするように。
よいな?」

エレン「ハッ!
後少し血が出ているので、綺麗な水を貰えませんか?」

キース「よかろう。これを持っていけ」タプン

エレン「ハッ!
ありがとうございます!!」バッ

エレン(よし、救急箱と水は手に入れた!
後はアルミンの元に戻って――)タッタッタッ

アルミン「…―…」

ミカサ「――…」

エレン(よかった…意識は取り戻したか…)ホッ

エレン(!)ピコーン

エレン(救急箱と水をミカサに渡せば、上手く二人に出来るんじゃないか?)

エレン(応急処置の方法は、俺もミカサも父さんに叩き込まれてる。
ミカサなら完璧にやれるだろう)

エレン(…よし!)

エレン「ミカサ、救急箱と綺麗な水持ってきた。
これでアルミンを拭いてやれ」

ミカサ「分かった」

エレン「じゃ、じゃあ俺、先行ってるから!
あとでな!!」ダッ

エレン(…上手く行くといいな)ワクワク

夕飯前


エレン(夕飯か。
今度は誰と食べよう…)

エレン(マルコと食べるか。
今日の立体機動の時の話もしたいし)

エレン(あ、けどジャンが居るか。
どうしよう…。まぁいい――)

アルミン「エレン、話がある」

エレン「な、なんだ?」ビクッ

アルミン「ごめん、こっちに来て」スタスタ

エレン(あ…)

エレン「お、おう…」スタスタ

エレン(やばい…)ダラダラ

エレン(どうしようどうしようどうしよう。
めちゃくちゃ怒ってやがる…)ダラダラ

エレン(やらかしちまったか?俺…)

人気のない場所


エレン「どうしたんだよ、アルミン」

アルミン「…」

エレン「なぁ、おい」

アルミン「…」

エレン「…用がないなら戻るぞ」クルッ

アルミン「…今日はよくミカサが構ってくるんだ」

エレン「!そ、そうなのか!よかったな、アルミン!!」

アルミン「うん、そうだね。君が言ったんだろ?
ミカサに僕を構えって」

エレン「!!」

アルミン「おかしいと思った。
いつもエレンの隣に居るミカサが、僕を構うはずないもの。
それが、昨日の今日で構いだしんだから、何かしたなら、君しか居ないもんね」

エレン「ちが――」

アルミン「なにもしなくていいって言っただろ!!!」

エレン「」ビクッ

アルミン「僕は何もなくても…いつも通りでも満足なんだ!!
それなのに君は、変な風に行動して!!
君の行動は迷惑なんだよ!!!」

エレン「…」

アルミン「君にやられると…僕が惨めになる…!」ダッ

エレン「…違う…違うんだ…」

エレン「…俺は…」

エレン「俺はただ…」

エレン(…お前の役に立ちたかったんだ…)

エレン「…やっちまったな、俺」ギリッ

夕飯


エレン「」カチャ…カチャ…

ミカサ「」モグモグ

エレン(夕飯…来ねぇなあいつ…)

ミカサ「…アルミンが来ない。
エレン、何かした?」

エレン「!…なんもしてねぇよ…」

エレン(…嘘こけ、いろいろやらかしたくせに)

エレン(…あいつ、腹減ってないかな…。
…このパン、アルミンに取っといておこう…)ゴソゴソ

ミカサ「…エレン、もしアルミンと何かあったのなら、早めに解決した方がいい」

エレン「!分かってる!!」ガツガツ

エレン(くそ!原因の一部にゃお前も含まれてるんだよ!)

エレン(ていうか、ミカサはアルミンの事どう思ってんだよ。
結構好きなんじゃないのかよ)

エレン(ミカサは――俺もそうだけど――アルミンに対して絶対的に信頼している。
俺があーだこーだ言っても聞かないくせにアルミンの言うことは絶対聞く。
まぁ、アルミンの言ってることは正しいことだから当たり前だけど)

エレン(それ以外だって、あいつはアルミンの前だとよく眠る。
ミカサはもっとも安心できる相手の傍じゃないとゆっくり寝れない奴だ。
それだけアルミンの傍がこいつにとって安心する場所なんだ)

エレン(――そうだよ。
そもそもミカサが好意的じゃなきゃ俺はお似合いだなんて思えない。
二人がお互い好意的だからお似合いだと思ったんだ!)

エレン(こうなりゃやけだ!!
とことんやってやる!!)ガン!

エレン「ミカサ、後で話がある。二人で話したい。ちょっと食堂に残れ」

ミカサ「…?わかった」コクン

続く?

こっから捏造色強いよ
注意ね

続いた

誰もいない食堂


ミカサ「エレン、話って何?」

エレン「単刀直入に聞く。
アルミンの事どう思ってる?」

ミカサ「どう・・・とは?」

エレン「好きか嫌いか」

ミカサ「?私は嫌いな人間の傍にはいない」

エレン「そういうことじゃねぇよ。
アルミンはお前の事を恋愛対象として見てる」

ミカサ「!」

エレン「俺は恋愛ってのはよくわからない。
俺は誰かを恋愛対象と見たことはないからな。
だが、普通の好きと違うのは分かる。
なんせそういう言葉があるからな。なければ言葉は生まれない」

ミカサ「…」

エレン「俺はさ、アルミンとお前は似合ってると思うんだよ。
いや、似合ってる。
少なくともお前はそういう対象としてアルミンに見られてるのに対して、嫌がっていない。
証拠に、お前は今俺の言っていることに対して、反論してこない」

ミカサ「!」

エレン「俺ら三人、なかなか似たようなとこあると思うんだよ。
自分に正直で、真っ直ぐで、そして頑固者だ。
こういう時はすぐに自分の意見を言う奴らだ。
そんぐらい、何年も一緒に居るからわかる」

ミカサ「…」

エレン「なぁ、お前は――」

エレン「お前はどう思ってんだよ」

ミカサ「…」ギュッ

ミカサ「私は、応えられない」

ミカサ「私は、アルミンの気持ちに応えられない」

ミカサ「私にはアルミンに相応しくない」

エレン「…」

ミカサ「私はカルラさんに任された。
私は、エレンを守らなければならない」

エレン「…」

ミカサ「エレンは私の命の恩人。私の唯一の家族。
私はもう家族を失いたくない」

エレン「…」

ミカサ「私は今、それをすることで手一杯。
もちろん、アルミンも守る。
アルミンも私の命の恩人。そして大切な友人」

エレン「…」

ミカサ「私は今、強くならなくてはならない。
誰よりも、強くならなくてはならない」

エレン「…」

ミカサ「エレン達はこれから、もっとも危険な場所に行こうとしている。
私がいくら止めようと、エレン達は行ってしまう」

エレン「…」

ミカサ「だから、危険な場所に行っても守れるように、
力をつけなければならない。技術を身に付けなければならない」

エレン「…」

ミカサ「それが今、私がここに居る理由。
ここでしなければならないこと」

エレン「…」

ミカサ「アルミンには、私じゃない、
もっと可愛くて、賢くて、優しい人が相応しい。
アルミンは私と居ると、きっとつまらない。
私は賢くない。アルミンと楽しく喋れない」

エレン「…」

ミカサ「もっと、アルミンだけを思ってくれる人がいい。
私は出来ない。そうなれない」

エレン「…」

ミカサ「だから、私はアルミンに応えられない」

エレン「…」

エレン「…で、どう思ってるんだよ」

ミカサ「?」

エレン「…」ハァ…

エレン「お前さっきっから自分の気持ち言ってないぞ?」

ミカサ「!」

エレン「さっきっから聞いてりゃ言い訳ばかりしやがって。
ていうか俺を言い訳にしてんじゃねぇよ」

ミカサ「違う、言い訳はしていない」

エレン「してんじゃねぇか。
なんだよ『エレンを守らなければならない』って。
そんなの家族なんだからお互い守ろうするのは当たり前だろ。
応えられない理由にならない」

ミカサ「…」

エレン「『強くならなくてはならない』?
兵士になるためになるために全員ここに居るんだ。
強くなりたいのは誰もが一緒だろ?
お前皆を舐めてんのか?」

ミカサ「…」

エレン「アルミンがいつ自分の好きなタイプ言ったんだよ?
『可愛くて、賢くて、優しい人』って言ったのか?
言ってないなら、そりゃお前の勝手な想像だろ。
勝手に想像して、勝手に押し付けるな」

ミカサ「…」

エレン「『アルミンだけを思ってくれる人がいい』?
お前アルミンの事思ってねぇのかよ。
てか"だけ"ってなんだよ。視野狭いなそいつ」

ミカサ「…」

エレン「お前昔からそうだよな。
自分が欲しいものは必要ないって切り捨てる」

ミカサ「…」

エレン「自己犠牲が強すぎるんだよ。
母さんに言われただろ。『もっと欲しいものは欲しいって言っていい』って」

ミカサ「…」

エレン「お前はもっと、自分に我が儘になれよ」

ミカサ「…私は、アルミンに相応しくない」

エレン「それを決めるのはお前じゃない。
アルミンだろ?」

ミカサ「私は可愛くない。
自分でいうのもなんだか、とてもぶっきらぼうな人間だ」

エレン「今更だろ。
いきなり性格変わったら逆に気持ち悪いだろ」

ミカサ「私は、楽しい話も出来ない。
今日だって食事の時、ほとんど喋らなかった」

エレン「んなの話題がなければ喋らねぇよ。
アルミンがそれで文句言ったのか?」

ミカサ「…言ってない」シュン

エレン「…」

エレン「…アルミンは――」ハァ…

ミカサ「」ビクッ

エレン「アルミンは、正解を導き出す力がある。
それはお前も知ってるだろ?」

ミカサ「…うん」

エレン「自分の気持ちが正しいか分からないならアルミンに聞いてみりゃいい。
あいつなら正しい判断をしてくれる筈だ」

ミカサ「アルミンは優しい。
きっと無理にでも私に応えてしまう」

エレン「そんなわけねぇだろ。
確かにアルミンは気遣いは上手いが、嘘をつく奴じゃねえ。
特に俺らには嘘をつかない。
あいつはそういう奴だ」

ミカサ「…」

エレン「なぁ、俺はお前の気持ちを聞いてんだ。
何度も言わせるな。
お前はどう思ってるんだ?」

ミカサ「――」ギュッ

ミカサ「…好き」

ミカサ「私はアルミンが好き」ポロポロ

エレン「ならそう言えよ。
後はアルミンが決めてくれる」ゴシゴシ

ミカサ「うん」ポロポロ

エレン「心配するな。
あのアルミンの判断だ。
少なくても間違いにはならねぇよ」ゴシゴシ

ミカサ「うん」ゴシゴシ

エレン「…」ハァ…

エレン「ほんと頑固だよなお前は!」ツカレタ!

ミカサ「…エレンにだけは言われたくない」オツカレサマ?

エレン「は?なんでだよ」オレニハムカナイモウヤラナイ…

ミカサ「エレンが一番頑固者。
私たちは、それに見習ってるだけ」?

エレン「なんだよ『見習ってるだけ』って…」

ミカサ「そのまんまの意味」

エレン「ちきしょぅ…俺が悪いみたいじゃねぇか…」グヌヌ…

ミカサ「…フフ」

エレン「おっま!笑ってんじゃねぇ!!
だぁぁぁぁ!明日!お前の気持ちをちゃんとアルミンに聞けよ!」

ミカサ「!?何故そんなに急に聞かなければならない?」ワタワタ

エレン「お前のおかげでアルミンに怒られたんだよ!」

ミカサ「!…なるほど、だから今日はやたらとエレンは一人どっか行っていたのね。
けどそれはエレンが一人でやったこと。
私を怒るのはただの逆ギレ。自業自得」

エレン「う!…そうだよ…。
逆ギレして、悪かった…」シュン

ミカサ「…分かった。明日私はアルミンに自分の気持ちを言おう」

エレン「!」

ミカサ「そのかわり、エレンはちゃんとアルミンに謝って」

エレン「…分かった。約束する」グヌヌ…

ミカサ「とりあえず、今日は兵舎に戻ろう。
そろそろ教官の見廻りも来る」

エレン「あぁ」

ミカサ「」スタスタ

エレン「」スタスタ

エレン「ミカサ」スタスタ

ミカサ「?」スタスタ

エレン「アルミンの判断を任せろ。
それでいい、それでいいんだ」スタスタ

ミカサ「――うん」スタスタ

兵舎


ライナー「ようエレン、遅かったな」

エレン「あぁ、ちょっとな
…アルミンは?」

ライナー「もう寝てるぞ。
疲れたんじゃないか?」

エレン「…」

エレン「」ギシ…

エレン「アルミン、夕飯の残りのパンだけど、腹減ったらこれ食えよ。ここに置いとくから。
おやすみ」ス…

エレン「」キシ…キシ…ボスン

エレン(思わず約束してきたけど…顔合わせづらいな…)

エレン(仲直りしたいけど…
喧嘩したの久しぶり過ぎて仲直りの仕方が分からない…)

エレン(ミカサの方も上手くいくといいな…。
まぁミカサなら約束守るだろ。
後はアルミンだが、大丈夫。あいつの判断は間違いじゃない)

エレン(大丈夫、あいつらなら上手くいく)

エレン(俺の方も上手くいけ…ばいい…な…――)スゥスゥ

ライナー「おい、起きろエレン。
朝飯の時間だぞ」

エレン「ん…もう朝か…朝!?」ガバッ

ライナー「うぉ!」バッ

エレン(あ、アルミンは!?)キョロキョロ

エレン(…い…ない?)

ライナー「アルミンはどうした?
いつもお前起こしに来てただろ」

エレン「…分からない…。
…もしかしたら先に行ったんだろ…」シュン

ベルトルト「ライナー、まだ行かないのかい?」

ライナー「あ、あぁ」

ライナー「ほれ、何かあったか知らねぇが、飯食いに行くぞ。
訓練でぶっ倒れても知らねぇぞ?」

エレン「…あぁ」ギシッ

エレン「…!」スタスタ

エレン(パンが…無くなってる…)

食堂に行く道


エレン(気まずい…)

エレン(けど約束した手前、破るわけにはいけねぇ…)

エレン(俺は…やる!やってやる!!)

ライナー「おいエレン」

エレン「…なんだ?」

ライナー「なに俺の後ろにコソコソしてる?」

エレン「」コソコソ

食堂の扉


キィ…

エレン「」ヒョコ

エレン「」キョロキョロ

エレン(アルミンは…いないな)

ライナー「おいエレン、先に行くぞ」

エレン「お、おう」

ライナー「何があったか知らねぇが、早めになんとかしろよ」

エレン「お、おう」

ライナー「じゃ、またな」

ベルトルト「バイバイ」ヒラヒラ

エレン「お、おう」ガッツ

エレン(なんとか…なんとかしないとな。
…駄目だ。昨日考えすぎたせいで頭働かない…)

エレン(あ~、アルミン探さないとな。
どこだろう…)

エレン(そういえばミカサもいねえ…。
もしかして昨日の事話してるのか?)

エレン(…見付からないことに安心てやがる。
最低だな、俺)

アルミン「エレン!」

エレン「!」ビクッ

エレン(挨拶!とにかく挨拶!)

エレン「あ、アルミン!おはよう!!」ガチガチ

アルミン「おはよう、エレン!」

エレン「あ~…え~…」ポリポリ

エレン(なんて言おうなんて言おうなんて言おう)ダラダラ

アルミン「エレン!!」

エレン「はぃい!!」ビクッ

アルミン「昨日はごめん!!」バッ

エレン「!…え?」

アルミン「君はただ僕を心配していただけなのに、君に八つ当たりをしていた!
僕は最低だった!嫌われても構わない!
だけど、一言謝らせてくれ!!」

エレン(全くこいつは…)

エレン「…あ~、アルミン」

アルミン「」ビクッ

エレン「…俺ら親友だろ?」

アルミン「!」ガバッ

エレン「俺にも悪いところはあった。
お前がああ言ったのに、勝手な行動したりさ…。
それは悪かった。反省している。
けど、俺はアルミンの役に立ちたかったんだ。
お前にはいつも助けてくれるから、お礼がしたかったんだ。
だから俺は自分の行動には後悔していない…つもり」

アルミン「エレン…」

エレン「けど、逆に怒らせて、困らせちゃったな…。
俺はやっぱりアルミンの用に上手く出来ないらしい。
なかなか難しいな…」ウンウン

アルミン「…ふふ、エレンはこういう人間じゃないらしいね」

エレン「そうみたいだな!
…俺を許してくれるか?」

アルミン「うん!
…僕も許してくれるかな?」

エレン「あぁ、もちろん!
これで仲直りだな!!」ニカッ

アルミン「…よかった…」ニコッ

ミカサ「エレン、アルミン。朝ごはんを食べないと、訓練に響く。
早く食べよう」

アルミン「あ、うん!待って!!」

エレン(あ、ミカサも来た。
やっぱり昨日の事話したんだな…)

エレン「…どうなんだ?
進展あったか?」コソコソ

アルミン「あ、えっと…うん、あった」コソコソ

エレン「じゃあ俺別の机に行こうか?」コソコソ

アルミン「なんで?一緒に食べようよ」キョトン

エレン「は?…俺邪魔じゃないのか?」コソコソ

アルミン「そんなことないよ。それに…」

アルミン「…僕らにはこの距離が丁度いいんだ」

エレン「?」

ミカサ「エレン、アルミン!」

エレンアルミン「!今行く!!」

ミカサ「遅い。何を喋っていたの?」

エレン「何でもない」ウルセェ

アルミン「ちょっとね」エヘヘ

エレンアルミンミカサ「」食事ヲ受ケトル

エレンアルミンミカサ「」席ニ向カウ

ミカサ「」エレンノ斜メ前

アルミン「」ミカサノ横

アルミンミカサ「」ストン

エレン「」

アルミンミカサ「」イツモヨリ近イ

エレン「」

アルミン「?どうしたの?エレン」

エレン「」

ミカサ「早くしないと時間がなくなる」

エレン「」

アルミンミカサ「?」

エレン「」

エレン「なんかお前ら近くないか?」

アルミン「…そうかな?」

ミカサ「…さぁ?」

エレン「」

エレン「おいアルミン。もっとミカサに寄れ」

アルミン「?」ミカサニ寄ル

エレン「」アルミンノ横ニ行ク

エレン「」ストン

アルミンミカサ「」

アルミン「もしかして…寂しかった?」

エレン「んなわけねぇだろ!!///」バッ

アルミン「…ぷっ」

ミカサ「…フフ」

エレン「お、お前ら!笑うな!!///」ガチャン!

アルミン「ごめんごめん!
よかったら真ん中座る?」

エレン「いいよ!狭いし!///」

ミカサ「エレン照れない。
座りたいなら座りたいと言えばいい」

エレン「だーかーらー!!」ガシガシ

エレン(あぁくそ!!
やっぱり慣れないことするんじゃなかった!!)

エレン(なんだよお前ら!!
揃いも揃って俺をこども扱いしやがって!!)

エレン(うぅ…ちきしょぅ…ん?)

アルミン「アハハ」コレキノウノヨルエレンガオイテイッテクレタンダヨ

ミカサ「フフフ」エレンハケッコウスナオジャナイ

エレン「…」

エレン(ま…いっか…)

終わり

続いた
おまけその3
ジャン「俺はきっと夢を見ているだけだ!!」

アルミンミカサ「」キャッキャッ

ジャン「…」

アルミンミカサ「」エーウフフ

ジャン「」

ジャン(おおおお落ち着けジャン!
あいつらは前から仲良かったじゃねぇか!
こんぐらいいつものこと…――)

アルミンミカサ「」クスクス

ジャン(ていうかあいつら…)

アルミンミカサ「」イチャイチャ

ジャン(近くね?)チーン…

バタン

ジャン「!」

アルミン「おはよう!」ニコッ

ミカサ「おはよう」

ライナー「おはよ!」

ベルトルト「おはよ~」ヒラヒラ

コニー「お~」ファァ

サシャ「おはようございます!」

ジャン(なんだ…あいつらか…)

ライナー「よう、ジャン!
マルコはどうしたんだ?」ストン

ジャン「朝の水汲み当番だよ。
なぁ、それよりあいつら見てどう思う」

ライナー「凄く…仲良いです…」ゴクリ

ジャン「誰がボケろと言った」

ベルトルト「けど本当に仲が良いよね。
やっぱり、昔からの知り合いが居るとそうなるのかな?」

ジャン「オマエモナー」

コニー「そういえば、最近ミカサとアルミン一緒にいること多くないか?
もしかして付き合ってるんじゃないか?」

ジャン「待て待て待て、ミカサに限ってそんな――」

サシャ「付き合ってますよ?」キョトン

ジャンライナーベルトルト「」

コニー「やっぱりな!それに気づくとは、やっぱ俺天才だろ」ウンウン

ジャン「え?つき、え?」ギギギギ

ジャン(ええぇぇぇぇぇぇぇ!)

ジャン(え、ちょ、うぇぇぇぇぇ!
嘘!マジ!?)

ライナー「あのミカサが誰かと付き合うとは。
しかもエレン以外と」コホン

ベルトルト「凄く意外だよ…」

サシャ「ミカサから聞いたんで間違いありませんよ~」モグモグ

ジャン「は、はは。サシャ!お前馬鹿だから聞き間違えてるんじゃないか!!」ガタガタガタ

ライナー「凄く…動揺してます…」ゴクリ

ベルトルト「震えすぎてジャンが三人ぐらいに見えるよ」

サシャ「な!ほぉんなふぉふぉあひふぁせん!」ベチャベチャ

コニー「食いながら喋るな!!」トンデキタシ!

サシャ「」ゴックン

サシャ「あれは夜遅く、就寝時間までガールズトークを繰り広げていたときの事です」

ライナー「お前らでもガールズトークするんだな」

サシャ「黙れや」ギラ

ライナー「」

回想


ミーナ「ハンナ!どうどう?フランツと上手くいってる?」

ハンナ「う~ん、どうなんだろう///」

ミーナ「もう!可愛い顔しちゃって!!
羨ましいな~」コノコノ

ハンナ「や~め~て~よ~///」テレテレ

コニー「ちょっと待て」


回想終わり


コニー「ハンナとフランツって付き合ってるのか?」

サシャ「黙れ小僧」

ジャン「マッチみたいな頭して喋ってんじゃねぇよ。
頭に火つけて燃えてろ」

コニー「」

ベルトルト「」…ポン

回想


ミーナ「いいなぁ、私も恋がしたいなぁ…。
いい相手居ないかな…?」

ハンナ「まだまだ訓練始まったばかりだよ!」

サシャ「そうですよ、まだ丸2年以上あるんですから」カリカリ

ミーナ「…サシャ、何してるの?」

サシャ「食糧庫への経路を割り出してます」

ユミル「歪みねぇなお前は」ガシガシ

クリスタ「ユミル!頭撫でるのやめてよ!!」グシャグシャ

ユミル「良いだろ?あたしらの仲なんだし」アマイコエ

クリスタ「///」

ミーナ「アーハイハイナカイイネー」

ミーナ「いいなぁ、皆思い人がいて。
ミカサもいいよね~」

ミカサ「?私がどうかしただろうか?」

ミーナ「だってミカサはエレンと付き合ってるじゃない」

ミカサ「?私はエレンと付き合っていない」

ミーナ「またまた~。恥ずかしがらなくてもいいんだよ~?」ウリウリ

ミカサ「私はエレンと付き合っていない」

ミカサ「アルミンと付き合ってる」

ミーナハンナユミルクリスタ「」

アニ「」ガバッ

サシャ「アニ、おはようございます。
けれどもうすぐ就寝時間ですよ?」

ミーナ「え?嘘?アルミンと付き合ってるの?」ダラダラ

ミカサ「ええ」

ハンナ「え、いつから?」ダラダラ

ミカサ「つい先週から」

クリスタ「え、エレンが好きなんじゃないの?」ダラダラ

ミカサ「エレンも好き。けどアルミンと付き合ってる」

ユミル「アルミンは知ってるのかよそれ」ダラダラ

ミカサ「知ってる。
アルミンも同じ気持ち」

『…え』

『ええぇぇぇぇぇぇぇ!?』

ミーナ「嘘嘘嘘!!ホントにそうなの!?」

ミカサ「さっきもそう応えた」

ユミル「まさかあの男女と付き合うとはな」

ミカサ「アルミンは立派な男。悪口は駄目」

クリスタ「い、いつから好きだったか聞いていい!?」

ミカサ「わからない」

ハンナ「いのまにかってこと!?はぁん、乙女!!」

サシャ(賑やかだな~)

アニ「」カチコチ


回想終わり

ジャン「」

ベルトルト「驚きすぎて固まってるアニ可愛いな…」

ライナー「ユミル許さん羨ましい」

コニー「…zzz…ハッ!話終わった?」ゴシゴシ

ジャン(が、ガチじゃねえかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

ジャン(ていうか、エレンはそれでいいのか!?
ミカサ取られてるぞ!!)

バタン

エレン「終わった終わった!肩凝った~」ポンポン

ジャン(ハッ!エレン!!
…フ…、お前も哀れだな…
まさか自分の親友と思い人(?)が付き合うなんて…)

エレン「遅くなったな。悪い、アルミン、ミカサ」

アルミン「」パァァ

ミカサ「」パァァ

ジャン「」

ジャン(え、何、今の、パァァって、天使、じゃなくて!)

ジャン(え、どういう事?のけ者とかにされてないの?
ていうか、あの反応は…)

マルコ「はぁ、疲れたぁ」ストン

ライナー「お疲れ、今日の水汲みはエレンとだったんだな」

マルコ「うん。
…やっぱりエレンはいいなぁ」

ライナー「ん?どうしたんだ?いきなり」

マルコ「最近エレンは凄く張り切ってるから、水汲みの時聞いてみたんだ。
『最近凄く張り切ってるね。何か良いことあった?』って。
そしたらね――」

回想


エレン「この間アルミンと喧嘩したんだ…。
俺、あいつ怒らせちゃってさ。
最近、喧嘩なんて全然してなかったからさ、凄くショックだったんだ」

マルコ「…そうだったんだ…。
ウォール・マリア陥落後、大変だったんだよね…。
アルミンとは仲直りできた?」

エレン「あぁ!それに前より絆が強まった気がする!!」

マルコ「それはよかったね!」

エレン「前より相談してくれることが多くなったんだ。
あいつはよく一人でなんでも背負い込んでしまうとこがあるから、それが嬉しいんだ」

マルコ「そうなんだ」ニコニコ

エレン「それに、俺はいつもあいつに助けられてるんだ。
それのお礼を少しでもしていきたい!」

マルコ「…仲が良いんだね」

エレン「!あぁ、一番の親友だからな!!」ニカッ


回想終わり

マルコ「――って事があったんだって」

ライナー「そういえば、先週なんか喧嘩してたな…ん?先週?」

マルコ「羨ましいよ。あんなに人を思い合える関係を築けるのが」

ライナー「そうだな…」

ベルトルト「…」

エレンアルミンミカサ「」アハハハ――

マルコ「僕らもそういう人が見つかれば…ジャン?」

ジャン「」チーン

ライナー「完全に思考停止してやがる…」ミカサニゴシュウシンダッタカラナ…

ベルトルト「いろいろ衝撃的な事が多かったから」コレガモエツキショウコウグンカ…モエルマエニモエツキタケド

マルコ「え?何か合ったのかい?」

ライナー「アルミンとミカサが付き合ってる」

マルコ「えぇ!!?」ナンダッテー!!

コニー「全く!お前と言うやつは、大袈裟なやつだな!」バシバシ!

ジャン「」

コニー「ジャン?」ユサユサ

ジャン「」

コニー「こいつ…死んでる!」ドーン

ライナー「人で遊ぶんじゃありません」スパコーン

終わり

アルミン「ミカサ」
終わり
お付き合いありがとうございました。

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