春香「幸せのサチコさん?」【安価】 (686)
・「アイドルマスター」のキャラが「コープスパーティー」の世界に迷い込むコラボssです。
・世界観はPSPゲーム「コープスパーティー リピーティッドフィアー」準拠とさせていただきます。
・できるだけ原作に近づけて書きたいのでアイドル達が無残に死んでいきます。苦手な方は閲覧注意です。
・1つの場面で2~3人で話を進めて行きますが、その1つの場面のアイドルが全滅した場合、GAMEOVERとさせていただきます。
・その場面で1人でも生き残れば次の場面に移りたいと思います。
・1人になったアイドルは次に登場するときに他のアイドルと合流させていきます。
・皆さんの力でより良い未来へアイドル達を導いてあげてください。
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―765プロ―
美希「みんな、ちょっと聞いて欲しいの!」
伊織「何よ、騒がしいわね」
あずさ「美希ちゃんどうしたの?」
美希「みんなは『幸せのサチコさん』って占い知ってる?」
真「僕は聞いたことないなぁ、雪歩は知ってる?」
雪歩「ううん、私も聞いたことないよ」
やよい「どういう占いなんですかー?」
美希「この占いをするだけでみんなずっと一緒にいられるようになるの!どうどう?美希やってみたいの!」
律子「またそんなもの持ってきて、今日は寝てないと思ったら・・・」
春香「いいんじゃないんですか?やってみましょうよ律子さん!!
千早ちゃんもやろうよ、ね?」
千早「わかったわ、春香がそういうなら私もやるわ」
響「自分もやりたいぞ、貴音もやるよな?」
貴音「無論です、これを励みにしてあいどるにも磨きがかかるでしょう」
【春香視点】
美希が急に占いの話をしだしたことはちょっとびっくりしたけど
私は話を聞いて興味本位だけどやってみたいとおもった。
というのもお仕事が増えだしたのが最近で、みんながすこしずつ
会えなくなってきたところで、このままじゃ離れ離れになってしまう
のではないかと内心不安に思っていたからだ。
ただの占いでもみんな一緒にいられるならって
律子「はぁ、分かったわ、これが終わったらちゃんとレッスンするのよ?」
美希「絶対約束するの!じゃあ、みんなこっち来てほしいの」
春香「ほら、亜美と真美も来て!」
亜美「うぇー、今いいとこだったのにー、ねえ真美?」
真美「そうだよー、はるるんの意地悪ぅ」
春香「ご、ごめんねー、今度クッキー作ってきてあげるから」
亜美「そういうことなら、まあ許してあげなくもないよ」
真美「あれ?兄ちゃんとピヨちゃんは一緒にやらないの?」
美希「ハニーと小鳥は今日は来ないから・・・、それに2人はいつでも会えるからいいの!」
春香「じゃあ、やるのはわたしたちだけだね」
響「そんで何をすればいいんだ?早くしたくて待ちきれないぞ!」
美希「ちょっと待つの、占いにはこの形代を使うの」
千早「なんだか、幸せって感じがしないわねその形代、薄気味悪いわ」
伊織「この際、細かいことは言いっこなしよ、それをどう使うの?」
美希「まず、このここにいる人数ぶん全員心のなかで『サチコさんお願いします』って
声に出さずに唱えるの、唱え終わったらみんなでこの形代を一斉にちぎるの」
雪歩「13人だから、13回唱えればいいんだよね?」
美希「そういうことなの、じゃあみんないくよ、数を間違えちゃだめだからね!」
やよい「間違えちゃったらどうなるんですか?」
美希「さあ?」
真「さあって・・・」
美希「間違えなきゃ問題ないの!じゃあいくの!」
春香「千早ちゃん、私間違えちゃうかも(泣)」
千早「大丈夫よ、春香はやれば出来る子なんだから」
皆(サチコさんお願いします・・・サチコさんお願いします・・・ry)
貴音「全員唱え終わったみたいですね」
あずさ「早くちぎらないと、もう1回言っちゃいそう・・・」
春香「私もです~」
美希「それじゃ、ちぎるよ、せーの」
ビリッ
美希「ちぎれた形代の破片はちゃんと大事に閉まっておいてね?これで美希たちは皆つながってるの!」
亜美「ふー、やっと終わったよー」
真美「これずっと大事にするね!」
律子「さて、占いも終わったから・・・・
ガタガタガタガタ!!!
雪歩「きゃっ」
真「雪歩!」ガシッ
律子「地震!?かなり大きいわ!早く机のしたに・・・」
ゴゴゴ・・・
春香「何!?床が裂けてっ!」
皆「きゃああああああああ」
春香「ん・・うぅ・・・」
春香「あれ?ここ、事務所じゃ・・・ないよね」
春香「私確か、事務所にいて・・・美希が持ってきた占いをしてたはずなのに」
目を覚ますと自分は知らない場所で気を失っていたようです
見渡すと、机、椅子、教卓、黒板、と学校の教室の様でした
春香「私の高校でもないし、この机・・・小学校くらいの大きさだ」
春香「あ!!そういえば皆は!?、一緒にいたはずなのに!」
自分が寝ていたところからは死角になっていましたが
同じ教室の隅によく知っている人物が横たわっていました。
春香「千早ちゃん!!」
春香「千早ちゃん、起きて!、起きてよ!、死んでないよね!?」
千早「んん、はる・・か?」
春香「千早ちゃーん!!!!!」ギュー
千早「ちょっと、春香・・・、苦しい・・・」
--------------------------------------------------------------------------------
千早「落ち着いた?」
春香「うん・・・」
千早「春香はここがどこだかわかる?」
春香「ううん、わかんない」
千早「そう・・・、とりあえず皆を探しましょう」
あたりがすこし暗いからなのか
急に知らないところにいたということに気を取られていたのか
教室がかなりボロくなっているのに私たちは今気づきました
私たちが気を失っていたところは比較的床がしっかりしていましたが
教室の後ろの方はかなり床に穴が空いており
私たちがあそこにいたと思うとぞっとしました
廊下に出ても同じようにところどころに穴が空いていました
千早「春香、気をつけて、あなたはそそっかしくてすぐ転ぶから。こんなところで転んだら大変よ」
春香「むうぅ、わかってるy」ズテ-ン
千早「ほら、言った通りでしょ、立てる?」
春香「ありがとう、千早ちゃん」
千早「どこから探しましょうか?」
春香「>>21」
1・この回を探そうよ
2・上の回に行ってみようよ
3・下の回を行ってみようよ
1
千早「廊下に大きな亀裂があって向こう側には行けないわね」
春香「こっち側には教室が2つあるだけみたいだね」
千早「しらみつぶしに行きましょう」
春香「あ、空いたよ、入ってみようよ」
千早「そうね、気をつけるのよ」
ピシャッ!!
春香「何!?、千早ちゃん、扉が開かないよ!!」
千早「こっちもよ」
ボウゥ・・・・・
2人がうろたえていると知らない間に教室の隅に
赤いワンピースをきた少女が体育座りをしています
少女はこちらを睨んでいるようです
春香「気味悪いよー」
千早「落ち着いて、みんなのこと知ってるかもしれないわよ?」
春香「うぅ、>>25」
1・話しかける
2・話しかけない
2
春香「やっぱり怖いよぅ」
千早「なら他に出る方法を探さないとね」
そうは言っても、たかが1つの教室です
窓は開かない、というより空間が固定されている感じでした
扉を開けるための鍵も見つかりません
何もできずにその場にとどまっていると
少女の姿が突然消えて、2人は金縛りにあい、身動きが取れなくなりました
次の瞬間
千早「ウガッ、アガッ、カハッ」
隣にいた千早がもがきだしました
なんとかして千早の方を見ようとすると
顔だけは動かすことができ
千早の方を見ると、自分で自分の首を締め上げていました
春香「千早ちゃん、何してるの?」
春香「早く手を離さないと死んじゃうよ??」
千早「は・・・る・・・・・か・・・カハッ」
春香「何で動かないのよ!動いてよ??」
春香「早くしないと千早ちゃんが死んじゃうよ????????????????」
フッと体が軽くなって意識よりも先に手が伸びて千早の首の手を取っ払いました
今思ったが春香はしゃべってるときは千早ちゃんなのに
心の声(?)は呼び捨てなんだな
千早は体の力が抜けていくかのようにその場に倒れ込みました
千早「カハッ、ゴホッ、ゴホッ、ケホッ」
春香「まだ生きてる!!、千早ちゃん死なないで!!」
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
春香「千早ちゃん、一体何があったの?」
千早「自分でもわからないの、気がついたら自分の首を掴んでてその手をどかせないの」
千早「薄れていく意識のなかでちゃんと春香の声は聞こえていたわよ」
千早「春香、ありがとね?、いつも本当は言いたいけど言えないの」
千早「ほんとうにありがとう」
春香「千早ちゃん・・・」
>>32さん
説明不足でごめんさい
地の文は補足ない限り第三者視点ということで
千早「もう動けるから行きましょう、心配かけてごめんなさい」
春香「千早ちゃん、無理しないでね?絶対だよ?」
千早「もう、大丈夫だから、ね?」
春香「うん・・・」
千早「ねえ、春香。今、気づいたんだけどさっき黒板にあんな絵あったかしら?」
黒板を見ると大人が1人と子供が4人書かれているようでした
大人はハサミのようなものを持っており
子供は4人とも血だらけのように見えます
春香「この絵、なんだか怖いね」
千早「そうね、さっきの女の子と金縛りと関係があるのかしら?」
ずれて見にくくなってごめんなさい
2
超イージーモードの一幕と変わって
第二幕からは安価がアイドル生死に
直接関わって来るので
安価がそれなりに帰ってきて
欲しいのですが1番いい時間帯
って何時くらいですかね?
~2階東校舎廊下~
伊織「やよい、起きて。ねぇってば!」
やよい「伊織ちゃん?何でうちに?」
伊織「寝ぼけてんじゃないわよ、ここはあんたの家じゃないでしょ?」
やよい「あ、ほんとだ。伊織ちゃん、ここどこ?」
伊織「私も、分からないのよ。起きたら
ここにいて、隣にやよいが倒れてたの」
伊織「それにしても暗いところねー、スーパーアイドル水瀬伊織ちゃんをこんな目にあわせたやつは許さないんだから!」
やよい「グスッ、伊織ちゃん、怖いよぅ」
伊織「私がついてるんだから大丈夫よ、ね?」
やよい「うん、ありがとう伊織ちゃん」
伊織「2人ともここを知らないし、とりあえず他の皆を探しましょ?」
やよい「うん、分かったよ」
伊織「>>48から探しましょうか」
1・この階
2・上の階
3・下の階
1
2人は2階から探すことにしました
少し歩くと人のようなものが廊下に横たわっていました
やよい「嫌あああああ!!!」
伊織「やよい!どうしたの!?」
やよい「伊織ちゃん、あれ」
伊織「一体何なのよ・・・」
伊織「ひっ??人なの?やよいは見ちゃだめ!」
伊織「死んでるの?全身血まみれじゃない」
やよい「伊織ちゃん、もう行こうよ」
伊織「そ、そうよね。行きましょう」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
伊織「廊下に亀裂が入ってて向こう側に行けないわね」
やよい「こっちにあるのは理科室と保健室と5-Aの教室だね」
伊織「廊下には誰もいないし入ってみるしかないわね」
やよい「>>59から行ってみようよ」
1・5-Aの教室
2・理科室
3・保健室
3
やよい「保健室から行ってみようよ」
伊織「分かったわ、確かこっちだったわね」
ゴゴゴゴ・・・・
伊織「きゃっ!また地震?」
やよい「伊織ちゃん窓から離れよ!」
伊織「わかってるわよ!」
グラッ
伊織「痛っ」グキッ
やよい「伊織ちゃん大丈夫!?」
伊織「大丈夫よ、ただ捻っただけだから。揺れもおさまったし、行きましょ?」
やよい「うん・・・」
~2階校舎東側保健室~
伊織「やっぱり暗いわね。あ、蝋燭とマッチがあるわ。これで少しは明るくなるかしら?」
やよい「伊織ちゃん、足見せて。さっき捻ってたところ」
伊織「大丈夫って言っt やよい「見せて!!」
伊織「分かったわよ・・・」
やよい「板で固定して、布を巻いて、はい完成!」
伊織「やよい、ありがとう。本当にあんたはよくできた子ね」
やよい「えへへ、長介たちが怪我した時によく手当てしてあげるから」
やよい「長介たち、今頃何してるのかな、今日は私がご飯作ってあげる日なのに・・・」
伊織「やよい・・・、大丈夫よ!この伊織ちゃんがいるんだからきっと帰れるわよ」
やよい「そうだよね、ありがとう伊織ちゃん」
やよい「ベッドがあるからすこし休んでいこうよ」
伊織「そうね、結構歩いたから、ちょっと疲れちゃったわ」
やよい「えへへ、なんだか2人でお泊りしてるみたいだね」
伊織「あんたはこんな時でもそういうこと言うのね」
やよい「私、伊織ちゃんが少しでも元気になって欲しいなって」
やよい「ここにいて、伊織ちゃんずっと無理してる感じだったから・・・」
伊織「やよい・・・ずっと私のこと心配してくれてたのね。」
やよい「無茶なことしたら、めっ!だからね?」
伊織「うん、約束するわ。早くみんなを見つけないといけないしね」
ハヤクシナイトチハヤチャンガシンジャウヨ!!!!!!!!
やよい「ねえ、いまの声聞こえた?」
伊織「うん聞こえたわ、たぶん春香の声ね」
やよい「近くにいるかもしれないってことだよね?」
伊織「そういうことになるわね」
やよい「私、ちょっと見てくるね。伊織ちゃんはもう少し休んでて!」
伊織「ちょっ、やよい!?」
伊織「行っちゃったわ・・・。」
伊織「会えるかもしれないと思って、いてもたってもいられなかったのね」
伊織「それもやよいのいいところの1つよね」クスッ
伊織「ちょっと心配だけど、何もなかったらすぐに戻ってくるわよね」
伊織「やよいってばちょっと遅いわね」
伊織「もしかして何かあったんじゃ・・・」
伊織「もしそうだとしたら早く助けに行かないと!」
伊織「え?どうして扉が開かないの?鍵閉めちゃったのかしら」
伊織「でも、鍵かかってないわ。」
伊織「鍵もかかってないし、どうして開かないの!?」
扉には鍵がかかっておらず、何か強い力で閉められているようです
ふと、蝋燭の方に目を向けると蝋燭の火は消えていました
もう1度扉を見ると髪の毛のようなもので固定されているようでした
次の瞬間
黒い影「今日はそんなことがあったの、大変だったわね」
黒い影「はーい、次のひと入っていいわよ」
黒い影「こんな怪我をして、気をつけなきゃだめでしょ?」
伊織「何よ、あれ・・・」
机の前にふと黒い影が現れ何か喋っているようです
人間の生存本能があれを危険なものだと感知して体の震えが止まりません
17:40くらいに重要安価連投します
アイドルを助けたい人は注意していてください
黒い影が伊織の方を向きました
黒い影は伊織の方を向くと伊織に近づくようにして動き出しました
伊織「ちょっと来ないでよ!来ないでったら!」
伊織「なんで開かないのよ、開きなさいよ!」
伊織「一体どうしたらいいのよ!やよい、助けて・・・」
そんな叫び声や願いも虚しく扉は開かず、
黒い影はどんどんと伊織に迫ってきます。
仕方がないのでとりあえず保健室のなかでも黒い影から逃れようとしましたが
扉は保健室の隅にあったので逃げ切れず伊織は黒い影に捕まってしまいました
黒い影に捕まると影から黒い霧のようなものが伊織の口から体の中に入っていきます
伊織「なにこれ・・・ケホッ!苦しい!」
何とかして黒い影を振り切りましたが保健室には扉が1つしかないので
黒い影にまた捕まるのも時間の問題です
伊織「何とかしてここから出ないと。こうなったら・・・>>75」
1・マッチで扉に火をつけられないか試す
2・とりあえず捕まらないように逃げ回る
3・黒い影に捨て身タックル!!
伊織が助かるまでに5回の安価までにクリアしないと失敗
2
伊織「扉が開かないなら逃げるしかないわ!」
少しの時間なら黒い影からも逃げられますが
所詮はたかが保健室の広さです、角に追い詰められて・・・
伊織「いやっ!、入って来ないで!!、カハッ、ゲホッゲホッ!!」
伊織「逃げてたらラチがあかないわ!こうなったら>>78」
1・マッチで扉に火をつけられないか試す
3・黒い影に捨て身タックル
3
伊織「こうなったら正面突破あるのみよ!!」
伊織「てやああああああああ!!」
伊織は確かに黒い影に突進したはずでしたが
あたった感触はなく、また黒い霧の侵入を許してしまいました
伊織「うぐっ・・・(このままじゃやよいをほおっておいたままになっちゃう)」
伊織「フー、フー、私は絶対助かってみせるわ!!」
伊織「>>82」
1・マッチで扉に火をつけられないか試す
リミットまであと3回
1
伊織「マッチで髪の毛を燃やせばいいのよ!」
マッチで髪の毛に火をつけようとしましたが
マッチだけでは火の量と燃やす力が足りずに消えてします
伊織「何かもっと燃えやすいものがあれば・・・>>85」
1・保健室をくまなく探す
2・戸棚の中を探ってみる
3・洗面台を探る
2かな?
伊織「戸棚の中に何かあるかも知れないわ!」
伊織「いろんな種類の液体があるわね・・・」
伊織「>>88を使いましょう!」
1・硫酸バリウム
2・塩化ナトリウム水溶液
3・エタノール試験薬
3
伊織「エタノール試験薬を使うわ!」
伊織「これでどう!?」
エタノールをかけてマッチで火をつけようとすると
瞬く間に火が燃え広がり髪の毛のようなものは燃え尽きました
伊織「これで外に出られるわ!」
伊織「はあはあ、一体何だったのよ・・・」
やよい「伊織ちゃん!?どうしたの!?寝てなきゃだめだよ!!」
伊織「やよい?・・・グスッ、グスッ、怖かったんだからぁ」
やよい「伊織ちゃん、何があったの?」
伊織「エグッ・・、保健室を出ようとしたら、黒い影に襲われて、死にそうだったの!!」
やよい「ごめんね、伊織ちゃん。勝手に1人で行っちゃって・・・」
伊織「なんで助けに来てくれなかったの!?」
やよい「ごめんね、ごめんね、辛かったよね、もう大丈夫だから」
伊織「苦しくて、苦しくて、人がもがいてる時に何してたのよ!!」
やよい「ごめんね、ごめんね・・・」
この場所に閉じ込められて、みんなとはぐれて
死体なんてものを見て、保健室で生命の危機に瀕して
今まで溜まっていたストレスや感情やそれらがぐちゃぐちゃになったものが
ダムが決壊したかのように溢れ出しました
やよいが悪いわけじゃないのに・・・
そんなことわかっていたはずなのに・・・
幼い子供が泣きじゃくるかのように
自分では制御できずにやよいにそれらをぶつけました
伊織「>>98」
1・「もうあんたの顔なんか見たくないわ!!どっか行って頂戴!!」
2・「私を助けてくれずに何してたの!?春香もいないじゃない!!この役ただず!!」
3・「(心の中では謝りたいのになんで謝れないのよ!私の馬鹿!!やよいが遠くに行ってもいいの!?)」
3
「(心の中では謝りたいのになんで謝れないのよ!私の馬鹿!!やよいが遠くに行ってもいいの!?)」
>>103
コンマ判定
5の倍数 謝ることができる
それ以外 謝ることができない
こい!!
やよい「伊織ちゃん・・・私、伊織ちゃんのそばにいない方がいいみたいだね」
やよい「じゃあね・・・」
伊織「あっ、やよい・・・」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
やよいと別れてどれくらい経っただろうか
伊織「なんで謝れなかったのよ。やよいは、私のこと心配してくれてただけだったのに」
伊織「やよいを探さなきゃ、会って謝らないと!!」
~3階校舎東側女子トイレ~
伊織「やよい・・・どこにいるの?」
伊織「流石にこんなところにはいないわよね?」
女子トイレには個室が4つあり左から2つ目の個室以外は全て扉が開いていました
左から2つ目の個室からは人の気配があります
開けてみますか?>>110
1・開ける
2・開けない
1
ダメだったか…やよい
伊織「ッ!!やよい!!何してるの!?」
伊織「何で自殺なんて!?」
やよい「カハッ、・・・ヒューッ・・・・!」
伊織「まだ生きてるわ!!すぐ助けてあげるから!」
伊織「でも、どうしたら!」
>>113
1・首を縛っているひもを解こうとする
2・考え直す
2
伊織「ひもが締まっちゃったらダメだわ」
伊織「べつの方法を探さないと!」
>>116
1・すぐそばにあるバケツを使ってやよいをのせる
2・考え直す
2
伊織「こんなボロいバケツ、底が抜けちゃうかもしれないわ!」
伊織「早くしないとやよいが!!」
>>120
1・自分でやよいの体を支える
2・考え直す
1
伊織「やよいの首の負担にならないようにやよいの体を支えないと!!」
伊織「うっ、こんなに肩車が重いなんて・・・」
やよい「ケホッ!!ヒュー、ヒュー・・・」
伊織「早くひもを解いてあげないと、私が持たないわ!」
伊織「この態勢だとひもが見えなくて、解きにくいわ・・・」
伊織「やった、解けたわ!!」
伊織「よかった。意識はないけど息はしてるわ」
伊織「やよい!やよい!返事して!」
やよい「うぅ・・・」
伊織「やよい!伊織よ!わかる?」
伊織「1時はどうなるかと思ったけど意識が戻って良かったわ、それより私言わなきゃいけないことがあるの」
やよい「ひっ!!」ビクッ
伊織「?、やよい?どうしたの?そんな怯えた目をして・・・」
やよい「いやああああああああ」
伊織「待って!なんで逃げるの!?さっきのことを謝りたいの!」
やよい「いやあああガッ・・・・」
伊織「やよい?そんなところで何してるの?私、謝りたいことが・・・」
やよいが走っていった方に駆け寄ると靴が飛ばされていて
転んだようにやよいが床に倒れていて、ピクリともしません
伊織はやよいの背中の違和感に気がつきました
尖った鉄釘がお腹から背中まで貫通しているのです
転んだ拍子に刺さってしまったのでしょう
伊織「何でよ・・・何でなのよ!!!!」
伊織「一緒にみんなを探して、一緒にみんなで帰ろうって約束したじゃない!!!!」
伊織「いつもみたいに言ってよ、『伊織ちゃん』って、ねえ」
伊織「やよいぃぃ、目を覚ましてよぉ!!!!!!!!!!!」
第二幕 絶望の始まり
これにて二幕終了です
安価と保守ほんとにありがとうございます
第三幕 ここは天神小学校
①「②~、まだ歩くの?」
②「当然」
>>128~132
1・①真 ②雪歩
2・①響 ②貴音 たまには多数決でいきましょう。5人もいるかな(汗
3・①美希②律子 どうしても揃わなかったらその時点で強行します
3
第三幕 ここは天神小学校
~1階校舎中央廊下~
響「貴音~、まだ歩くのか?」
貴音「当然です、早く他のみんなを探さねばいけませんから」
響「いくらなんでも少しは休んだほうがいいぞ?」
貴音「響!」
響「な、なんだよ」
貴音「ここを歩いて来るときにいくつの死体を見たか覚えていますか?」
響「・・・・」
貴音「6つです、他の場所も含めればもっとあるでしょう」
貴音「私は、生きている人間を見たのは響ただ1人だけです」
貴音「ここで死んでいる方たちが私たちと同じように迷い込んで来ているなら
私たちにも同様の危険が迫っているのですよ?」
響「それは、そうかもだけど・・・」
やよいが伊織を怖れた理由は明かさないんですかね…?
貴音「分かったら、キビキビと歩くのです!」
響「うぅ、わかったさー」
貴音「この回にあるのは玄関と4-Aの教室と用務員室とプールへの通路だけですね」
響「でも、自分と貴音がいたのが玄関で4-Aと用務員室は開かないし、
外は雨が降ってるからプールは危険だぞ?」
貴音「ええ、そのようでございますね。ですのでとりあえず2階にあがってみようと思います」
響「そうだな、他に行けるところもないみたいだし」
>>135さん
最後の方まで書ききれたら明かそうと思ってます
それまでよろしくです
響「西の階段を使うんだよな?」
貴音「はい、東の階段の前の廊下は老朽化がひどく落ちてしまうかもしれないので」
~2階校舎西側~
ボゥ・・・
響「ヒッ!!なんだ!?」
青い色をした人魂「また新しい人が来たみたいだね」
響「何なんだお前!もしかして、自分達をこんな目に合わせてるのはお前か!?」
青魂「勘違いしないでおくれよ、僕も被害者なんだから」
響「被害者?」
青魂「そう、君たちと同じようにここに連れてこられて殺された者さ」
響「殺された・・ってどういうことだ?」
青魂「そんなことより、君たちはお仲間を探してるんだろう?」
響「そうなんだ。もしかして場所がわかるのか!?」
青魂「場所まではわからないけどいくつの魂がここに連れてこられたかはわかるよ」
青魂「君たち2人の魂を入れて全部で13個だ」
響「あの場所にいた全員だな・・・」
響「みんなここにいるってことは探してれば会えるんだよな?」
青魂「いや、そうとは限らないよ。ここはいくつもの空間と時間が折り重なってできている」
青魂「言うなれば『多重閉鎖空間』だ」
響「つまりどういうことなんだ?」
青魂「同じ校舎の中の同じ教室の中にいても空間が異なれば
会うことも話すことも見ることもできないということだ」
青魂「そしてそこらじゅうに転がっている死体は昨日死んだものなのか
はたまた明日死んだものなのかもわからないということだ」
響「どうすればみんなと同じ空間に行けるんだ?」
青魂「それはわからない。でも君たちは運がいい、
例え1人の力では乗り越えられない壁も2人で力を合わせれば乗り越えられるだろう」
青魂「そう『希望』を捨てなければね」
青魂「それじゃ、精々足掻いてね」
ボゥ・・・
響「結構いいやつだったな。な、貴音?」
貴音(白目)
響「貴音ぇ!!一体どうしたんだ!?・・・そういえば貴音、怖いものとか幽霊とか苦手だったな」
響「貴音ーーー、起きろーーー!!!」
貴音「ハッ!わたくしとしたことが人魂程度に気絶するなんて・・・」
響「貴音・・・、強がってたんだな。無理しなくていいんだぞ?」
貴音「別に、無理などしておりません。幽霊がほんのちょこっと少し怖いだけです」
響「後ろに幽霊が!!」
貴音「ヒッ!!、悪霊退散、悪霊退散、悪霊退散・・・・・・・」
響「貴音~?」
貴音「ハッ!響、騙しましたね!!」
響「やっぱり怖いんじゃないか!」
貴音「誠に申し訳ありません。こればかりはどうしようもないのです」
響「別に責めてる訳じゃないさー、その代わりに1ついいか?」
貴音「なんでしょう?」
響「絶対に無理しないって約束してくれるか?」
貴音「・・・・分かりました、約束します」
響「嘘ついたら針千本飲ますからな?」
貴音「はい、承知致しました」クスッ
響「それじゃ、行こっか」
貴音「1通り見て回ってきましたがこの階には2-A、3-A、5-A、
そして保健室と理科室があるようですね」
響「そんで入れるのは2-Aと5-Aと理科室だけだな」
貴音「どこから調べましょうか?」
響「>>148を調べよう」
1・2-A
2・5-A
3・理科室
1
響「2-Aを調べよう」
貴音「分かりました」
~2階校舎東側2-A~
響「玄関に上履きがあったし、ここの机は小さいし、小学校で間違いないな」
貴音「そのようでございますね」
響「なんかあったか?」
貴音「いえ、特にこれといったものはありませんね」
響「そっか・・・」
貴音「響、ここに貼ってある新聞を見てください」
響「えっと、なになに『天神新聞』?」
貴音「日付を見てください」
響「ん?既刊1973年!?何年前の新聞なんだ!?」
貴音「それと、あまり関係ないかもしれないのですが、記事の方も」
『天神新聞』
先日、天神小学校で耳を疑うかのような事件が起こった
***児童4名が誘拐、軟禁され、そ**ち3名の児童が***虐な方法で殺された*****だった。
犯人と見られる****容*者は凶器の****と共に放***のところを逮捕されたという。
*****疑者は精神的な病を患って**、会話は通じず、事*の真相は明らかになっていな*。
*******のうち1人だけ無事だった****からも話を聞きたいところだが
事件のショックで話を聞くのは困難だろう。***************
それより先は破れておりところどころ文字が読めないところがある
響「ひどい事件だったんだな・・・」
貴音「この新聞がここに貼ってあるということはこの学校は天神小学校で間違いないようですね」
響「この学校が天神小学校っていうこと以外は何も分からかったな」
貴音「しかし、わからなかったことが1つずつ分かっていくのはいい事です。この調子で調べていきましょう」
響「そうだ貴音、ここに何かメッセージを残しておこうよ。自分たちがここにいた証として」
貴音「それは良い考えですね。なんと書いておきましょうか?」
響「『響と貴音、無事。心配無用。』っと」
貴音「他のメンバーにもこの『天神小学校』と『多重閉鎖空間』のことを早く教えてあげねばなりませんね」
響「だな。みんな無事かなぁ?」
貴音「無事だと信じたいですね、とりあえずでましょうか?」
響「そうだな」
ボゥ・・・
青魂「お嬢ちゃんたち、ここの新入りみたいだねぇ」
響「お前、さっきのやつか?」
青魂「さっき?初対面だとおもうけど?ここで何人も死んでるからね」
響「そんでなんのようなんだ?自分たち急いでるんさー」
青魂「まあまあ、聞いてよ。まだプールに行ってないなら行ってみてよ。
お嬢ちゃんたちのお友達は見つからないかもしれないけど、役に立つものが見つかると思うから」
響「て言ってるけど、どうする?」
貴音「い、行ってみてもいいんじゃないでしょうか」ブルブル
青魂「それじゃあ、お嬢ちゃんたち達者でね」
ボゥ・・・
貴音「もう幽霊は行きましたか?」
響「うん、行っちゃったよ。ずっと目つぶってたの?」
貴音「平然といられる響がおかしいのです、どうなっているんですか?」
響「いや、そんなこと言われても・・・」
響「で、プール行くのか?」
貴音「>>157」
1・怖がっていては仕方ありませんね、プールに行ってみましょう
2・やはり怖いのでプールはやめておきましょう
2
貴音「やはり怖いのでプールはやめておきましょう」
響「貴音はホントにチキンだな」
貴音「な!そんなことはありません、私たちの身の安全を考えてのことです」
響「はいはい、それじゃどこを調べようか?」
貴音「>>160」
2・5-A
3・理科室
2
~2階校舎5-A後ろ側~
響「うわ、これはすごいな・・・」
貴音「きれいに教室の真ん中に穴が空いていて前と後ろで2分割されていますね」
響「なあ貴音、向こう側でなんか光ってないか?」
貴音「あれは一体何なのでしょうか?」
響「なんであれ、手にとってみればいいんだよ」
~2階校舎5-A前側~
響「貴音、確かにこっち側に見えたよな?」
貴音「はい、そのように記憶しております」
響「なんで向こう側にあるんだ?」
貴音「仕方ありません、戻ってみましょう」
~2階校舎5-A後ろ側~
響「また、向こう側に移動してるぞ・・・」
貴音「ゆ、幽霊のしわざでしょうか?」
響「貴音には悪いけど、何とかしてあれ取りたいな」
貴音「ですが、入るたびに場所が変わってしまいますよ?」
響「>>165」
1・「貴音、向こう側に行ってとって来て」
2・「貴音はちょっとここにいて」
1
響「貴音、向こう側に行ってとって来て」
貴音「そんな!私だけに行かせてどうするつもりですか?」
響「違うって、貴音が向こう側から入ったらこっち側に移動するだろ?」
響「それを、自分がキャッチするから」
貴音「そういうことでしたか、分かりました」
-------------------------------------------------------
響「よしっ、取れたぞ!」
貴音「用務員室の鍵のようですね」
響「確か、1階にあったな。どうする?」
貴音「>>170」
1・「用務員室に行ってみましょう」
2・「理科室はまだ調べていませんでしたね」
3・「覚悟を決めてプールに行きます」
3
プールは行ったほうがいいはず
貴音「覚悟を決めてプールに行きます」
響「了解だぞ!」
~1階プール前脱衣所~
響「やっぱり、プールサイドに行ったら濡れちゃうな」
貴音「そんなに広くないみたいですし、
どちらかがさっさと調べてきてもう一方は
脱衣所で待機しておいた方がいいかもしれません」
響「一理あるな。どっちも濡れる必要はないしな」
貴音「あとは、どちらが行くかですが」
響「ジャンケンで負けた方が行こう」
貴音「いいでしょう」
2人「ジャンケン・・・」
響→>>177 貴音→>>178
コンマ判定
00~33 グー
34~66 チョキ
67~99 パー
ほい
わっほい
響「ポンッ」グー
貴音「ポンッ」パー
響「じゃあ、ちゃっちゃと見てくるね」
貴音「くれぐれも気をつけるのですよ?」
響「分かってるって、貴音もなんかあったらすぐに呼ぶんだぞ?」
貴音「もちろんです」
~プールサイド~
響「げっ、なんだこれ!?プールに何個も死体が浮いてるぞ!?」
響「濁ってるし、これじゃあプールの中は探せないな・・・」
響「プールサイドには何にもないみたいだし、ん?これ・・・」
響「鍵か?『ポンプ室』って書いてあるぞ」
響「ひょっとして隣にある建物がポンプ室か?」
ガチャッ
響「開いたぞ!」
~ポンプ室~
響「もしかしたらこの部屋からプールの水を抜けるかもしれないな・・・」
響「こっちが給水で、あったぞ!排水だ!」
響「あれ?排水させるためのハンドルがない・・・」
響「探すしかないな・・・」
響「>>183」
1・「ポンプ室をくまなく探すぞ!」
2・「あれ?管と管の間に何か挟まってるぞ?」
2
響「あれ?管と管の間に何か挟まってるぞ?」
響「やったぞ!排水ポンプのハンドルだ!」
響「これでプールの水を排水でk・・・」
貴音「ヒィッ!やめてください!!」
ぼちゃーん!!
響「今のは貴音の声だ!まさか、プールに落ちたんじゃ!?」
~プールサイド~
響「プールに波がたってる!間違いない・・・貴音が落ちたんだ!!」
響「早く、貴音を助けないとッ」
響「こういう時はどうすればいいんだっけ!?」
響「溺れてる人を直接助けるのは危険だって聞いたことがあるし・・・」
響「かといって、掴めそうなものも見当たらないし・・・」
>>187
1・危険を承知でプールに飛び込む
2・手に入れたハンドルで排水ポンプを使う
2
響「そうだ!これで排水ポンプを使ってプールの水を抜けば、助けられるぞ!」
響「待ってろよ貴音!すぐ助けるからな!!」
~ポンプ室~
響「ハンドルを排水にはめて・・・うぐっ、堅いぞ・・・」
響「でも、貴音を助けないと・・・!!うぅ・・・」
ガコッ・・・キィー-
ジャァァーーーー
響「やった!!動いたぞ!ちゃんと排水できてるみたいだし、早く行かないとっ」
響「貴音ー、今行くぞ!!」
~プールサイド~
響「貴音ぇぇ!!どこだ!?」
プールサイドを見渡しても貴音の姿はありません
響「まだプールの中にいるのか?」
そう思いプールの中を覗いてみると・・・
響「え?・・・・そんな、嘘、だろ?・・・」
無残なことに貴音の体は排水口と見られる穴に上半身がのめり込んでおり
かろうじて見ることができる腹部、背部は真っ赤に血で染まっています
響「自分の・・・自分のせいなのか?」
響「自分が排水ポンプを使ったせいなのか?答えてくれよ!!貴音ぇ!!!!」
どれだけ叫んでも『貴音の死体』から返答がかえってくることはなく
響の声は虚しく雨に溶けるように消えていきました
~校舎のどこか~
青い色をした人魂「痛イ・・・痛イヨ・・・苦シイヨ・・・」
人魂は悲しげな青い色から燃えさかるような赤い色に変わってしまいした
『赤い』色をした人魂「みんな、苦しめばいいんだ・・・僕と同じ目にあえばいいんだ・・・」
赤い色をした人魂「あの2人どうなったかな?もしかして死んじゃったかな?」
赤い色をした人魂「キヒヒヒヒ・・・・」
第三幕 ここは天神小学校
これにて終了です
第四幕 暗雲は静かに・・・
始まります!
~2階校舎西側2-A~
律子「んん~!!・・・はあ、ダメだわ。固くて開かない・・・」
美希「こんなに頑丈に釘が打ち付けられてるから女の子の力じゃ開かないと思うの」
律子「悔しいけど、そうみたいね。隠し部屋があるみたいだから、何とか開けたかったんだけど」
美希「だったら釘抜きを見つければいいと思うの!そうでしょ?」
律子「美希の言う通りね。一旦離れて、また来ましょう」
美希「それがいいと思うの!」
律子「さて、2階はここから先に行けないから1階に行くしかないわね・・・」
美希「律子!ちょっと待つの!」
律子「呼び捨て・・・、まあいいわ。で、どうしたの?」
美希「ここに、ちょっと薄いけど字みたいなの書いてない?」
律子「言われてみれば、そんな気もするわね。でもこれじゃあ読み取れないわね」
美希「ッ!!気のせいかもしれないけどさっきから少しだけ字がはっきりしてるの!」
律子「そうかしら?全然わからないわね・・・」
美希「きっとそうなの!早く釘抜きを見つけてすぐに戻ってくるの!」
律子「分かったわ、行きましょうか」
~1階校舎~
美希「この穴・・・落ちたらタダじゃ済まないの・・・」
律子「渡れそうもないし、向こう側には行けないわね・・・」
美希「でも、行けるところに行くしかないの!」
律子「行けるところは4-Aと玄関しかないわね」
美希「>>201から行くの!」
1・4-A
2・玄関
1
美希「4-Aから行くの!」
~1階校舎4-A~
律子「(うっ、なにこの教室!?空気が重い・・・)」
美希「律子・・・、頭が、痛いの・・・」
律子「大丈夫なの?辛いなら外で待ってていいのよ?」
美希「お言葉に甘えさせてもらうの・・・、それとこれ持っててなの」
律子「これ、何?」
美希「お守りなの、厄災から守ってくれるって言い伝えがあるの」
律子「ありがと、頭が痛いんでしょ?」
美希「気をつけてなの・・・」
律子「当たり前でしょ?」
男の子の幽霊「・・・」
律子「さて、(っ!!あの男の子、一体何なの?幽霊!?さっきまでいなかったはずなのに・・・)」
律子「(あそこに釘抜きがあるわ!!・・・あの子、何か知ってるかしら・・・)」
>>204
1・話しかける
2・話しかけない
1
律子「何か手がかりが掴めるかもしれないわ」
律子「うっ!、目が合ったと思ったら体の自由がきかないわ・・・」
男の子の幽霊「舌・・・カエヒテ、カエヒテ・・・」
パキッ
律子「(っ!!美希にもらったお守りが!)」
律子「体が動くわ!!これ以上ここにいるのは危険ね、早く出ないと!!」
美希「律子!!戻ってくるの遅いの!!」
律子「ごめんね・・・、心配かけたわね」
美希「本当なの!!美希、もしも律子に何かあったらただじゃいられないの!!」
律子「美希・・・、ありがとう。代わりと言っちゃなんだけど、釘抜きとって来たわ」
律子「これで、あの扉開けられるわね」
律子「それと、あんた頭痛いって言ってたけど、熱でもあるんじゃないの?」
美希「・・・美希、律子や事務所の皆には教えてなかったんだけど霊感が強いみたいなの」
美希「それで、ここに来たときからずっと霊障を受けてるの・・・」
律子「何で最初から言ってくれなかったのよ・・・」
美希「美希、律子に迷惑かけたくなくて、それで」
律子「馬鹿ね、こういうときこそ助け合わなきゃいけないでしょ?ね?」
美希「うん、黙っててごめんなさいなの・・・」
律子「分かってくれればいいのよ、ほら、行くわよ?」
美希「はいなの!!」
~2階校舎西側2-A~
律子「よしっ!開いたわ・・・この部屋にあるのはこのレバーのついた滑車だけみたいね」
美希「律子、レバー引いてみる?」
律子「実は、4-Aの奥に穴が空いてて行けなかったけどこれと同じようなものがあったの」
律子「もしかしたら何か関係あるかもしれないし、このレバーを引いてからもう1回行ってみるわ」
美希「危険じゃない?」
律子「危険だったらすぐ戻ってくればいいし、他に宛がないから」
美希「なら、仕方ないの。美希は律子について行くからね!」
律子「それじゃ、レバーを引いてみるわね・・・」
ガコッ・・・・
美希「ん?(入ってくるときは気づかなかったけれど貼り紙があるの・・・)」
>>210
1・読んでみる
2・読まない
2
美希「(今はそんなことより律子の言うとおりにしたほうがいいよね)」
律子「美希ー?行くわよ?」
美希「待って欲しいの!(読めなかった字もまだ読めないけどさっきより確実に濃くなってるの)」
~1階校舎廊下~
律子「あとで玄関も見にこないとね?」
美希「・・・」
律子「美希?」
美希「私じゃないって言ってるじゃない!!!!」
律子「何!?一体どうしたっていうのよ、美希・・・」
美希「お前はいつだってそんなことばっかり!!!!」
美希「こんなところ誰も助けになんか来てくれるもんか!!!」
美希「純ちゃん・・・苦しいよ、助けて・・・・」
律子「どうしたっていうのよ・・・・」
美希の異変は玄関の前に差し掛かったときに起こりました
その場からピクリとも動かずに瞳は死人のように大きく開かれており
両目の焦点は全くあっておらず、どこを見ているのか検討もつかず
脈絡のない怒りや悲しみや苦しみを表す言葉をひたすら羅列しています
美希「ブツブツブツブツ・・・・・・・」
律子「美希!正気に戻って!律子よ?わかる?」
美希「ブツブツブツブツ・・・・・・・」
律子「私の声に反応しないどころか見向きもしないわ・・・」
律子「美希には悪いけど、ここで立ち止まってるわけには行かないわ!」
>>215
1・何とかして美希を正気に戻そうとする
2・仕方ないので先に4-Aに行ってみる
1
律子「(美希をここに置いては行けないわ!)」
律子「美希!!」
美希「律子?どうしたの?」
律子「え?」
美希「モタモタしてると置いってちゃうの!」
律子「う、うん。(どうなってのよ・・・)」
~1階校舎4-A前~
律子「美希はここにいてね?何かあったらすぐに知らせて逃げてくるから」
美希「早く戻ってきてね?」
律子「安心しなさい、速攻で戻ってくるから!」
美希「(なんだか嫌な予感がするの・・・)」
~1階校舎4-A~
律子「あの男の子の幽霊はいないみたいね・・・」
律子「あ、空いてた穴が塞がってるわ。やっぱり2-Aにあった装置と関係があったってことね」
律子「よいしょっと・・・」
ガコッ・・・
律子「さてと、美希のところに戻らないとね」
美希「律子!!」
律子「え?美希?待っててって言ったじゃない!」
美希「そんなこと言ってる場合じゃないの!!早くこっちにくるの!!」
律子「ッ!!(さっきの男の子の幽霊!?まずい・・・こっちに近づいてくる!)」
律子「(このままじゃ追い詰められちゃう!!)」
>>218
1・動きをよく見て男の子の幽霊をかわす
2・正面を突っ切る
3・後ろに下がって回り込んでかわす
1
律子「(動きをよく見ればかわせるはずだわ・・・)」
律子「(今よ!!)」
律子「やったわ!!美希、早く逃げるわよ!!」
美希「言われなくても分かってるの!!」
美希「律子!さっきまでの穴が塞がって東に行けるよ!!」
律子「西階段を登っても行き止まりだからそっちに行くしかないわ!」
美希「了解なの!」
~2階校舎西側廊下~
律子「はぁっ、はぁっ、もう、追ってきて、ないわよね?」
美希「はぁっ、はぁっ、そうみたい、なの」
律子「ふー、一時はどうなるかと思ったけど」
美希「何とか逃げ切れたの」
律子「気を取り直して皆を探しましょうか」
美希「>>222に行ってみるの!」
1・保健室
2・3階
1
美希「ねぇ、律子今、保健室に何か入って行かなかった?」
律子「私もそう見えたわ」
美希「行ってみるの」
律子「ちょっと、美希!」
キャッキャ、アハハハハ
美希「この、笑い声!真美の声なの!!」
律子「こんなところに居たのね、早く合流しましょ」
律子「(この際、何で真美って分かったのかは気にしない方がいいわね・・・)」
~2階校舎東側保健室~
美希「真美!・・・っ!!」
律子「真美?・・・何してるの?」
真美「あ、ミキミキにりっちゃん!!」
真美と談笑していたのは生きた人間ではなく
顎から上がない女の子と片目が潰れている女の子の2人の幽霊でした
美希「真美!その子達から早く離れるの!!」
律子「早くこっちに来て?」
真美「2人とも、違うんだよ。この子達も被害者なんだよ・・・」
律子「どういうこと?」
真美「これを見て?」
すみません・・・
今、気づいたのですが
150の ~2階校舎東側2-A~ は
~2階校舎西側2-A~の間違いでした
申し訳ありません
『天神新聞 続報』
天神小学校における児童4名誘拐、そのうち3名が殺害された事件において
犯人を同小学校教員だった柳堀ヨシカズ容疑者、
凶器を容疑者が手にしていた裁ち切り鋏と断定。
3名の児童の死因は全て裁ち切り鋏で舌を切り取られたことによる
失血死、窒息死だと判明
又、殺害された3名のうち1人は眼球が潰れる、1人は顎から上が切り取られるなど残忍極まりない状態で発見された。
以下被害者4名の写真をここに記す
[男の子の写真] [女の子の写真] [女の子の写真] [女の子の写真]
美希「この2人の幽霊・・・新聞の写真と、同じ顔、同じ服装なの・・・」
律子「さっき1階で追いかけてきた男の子の幽霊も、この写真の子だわ・・・」
真美「真美、この子達を放っておけないよ・・・」
真美「・・・真美、ここにいる・・・、シク シク・・・」
律子「駄目よ・・・真美、ここを出ましょ?ね?」
真美「・・・。シク シク シク・・・」
美希「真美、駄目なの!それ以上、情をかけちゃ!!」
美希「駄目!駄目なの!!」
律子「嘘でしょ・・・!どうなってんのよ!?」
幽霊の仕業なのか、真美の体が宙に浮いています
近づこうとしても何かの力で弾き飛ばされてしまいます
律子「一旦出ましょ?」
美希「うん・・・」
~2階校舎東側廊下~
律子「触ることができないんじゃ、引っぱり出すことも出来ない・・・」
律子「どうすればいいのよ・・・」
美希「なんとかして、真美を助けないといけないの!」
女子高校生「こんにちわ・・・」
律子「(!?、この子・・・目が死んだ魚みたい・・・)」
女子高校生「あなたたちは、ここに閉じ込められたばかりなのですね」
律子「そうよ・・・、あなたもなの?」
女子高校生「私は、とっくにここで死んでいます」
女子高校生「大事な人を探すために、ここに来ました」
美希「あのっ・・・あなたは、もしかして七星さん・・・なの?」
女子高校生「・・・はい」
律子「美希、知ってるの?一体誰なの?」
美希「女子高生霊能師の、冴之木 七星さんなの・・・」
律子「それって、去年何か賞を取って、TVに出てた小説家の・・・?」
美希「そうなの。霊能相談や心霊情報のホームページも凄く有名なの」
律子「霊感が強かったから、それをよく見てたのね・・・」
美希「・・・うん」
七星「あなたも見てくれていたんですね、ありがとう」
七星「・・・もう、更新なんてできませんけれど・・・」
美希「『幸せのサチコさん』で更新が止まってて心配してたんだけど・・・こんな目にあってたなんて・・・」
七星「・・・」
律子「1つ良いかしら?あなたさっき人を探しに『ここに来た』って言ってたわよね?」
七星「はい」
律子「自分から来る方法があるってことよね、ここに」
七星「ごめんない・・・それは、言えません」
律子「・・・そう」
七星「それより、お友達が大変なことに・・・」
美希「そうなの!どうしたらいいのかわからないの!」
七星「私がまだ生きてる時、脱出を試みてこの学校を必死に調べました」
七星「どうやらこの異空間『天神小学校』を形成しているのは、
私たちの時代から30年前に起こっった事件『児童4名 連続誘拐・殺害事件』で
惨殺された、子供たちの霊・・・」
律子「さっきの新聞に載ってた、あの4人の子供たちのことよね・・・」
美希「たぶんそうなの」
七星「私は、途中力尽きて叶いませんでしたが、
あの子たちの霊を安息に弔ってあげれば、もしかしたら
多重次元の異空間も崩壊し、私たちへの無用な虐待もやめて、解放してくれるかも」
七星「・・・そう、思うのです」
律子「でも、安息に弔うってどうすればいいのよ・・・」
七星「欠かせないのは勿論、この事件の犯人の懺悔でしょうね」
美希「それって、もしかして殺害犯も・・・」
七星「この校舎にいます」
律子「そんな・・・懺悔って、そんなの相手に私たちができることがあるの?・・・」
真美「シク シク・・・」
七星「急いで保健室の霊2人を何とかしないと、お友達が」
美希「分かったの・・・とにかくそいつを探すの!」ダッ
律子「ちょっと、美希!?」
律子「作家か霊能師か知らないけど、信じてみるわ」
律子「今は、なんでもありがたいわ」
七星「・・・」
~1階校舎廊下~
律子「はぁ、はぁ、美希、待ってってば・・・」
律子「?急に立ち止まってどうしたの?」
美希「これ・・・」
律子「文化人形?」
2人に文化人形から何者かの思念が伝わってきます
律子「!?何・・・この声」
子供の様な高い声でボソボソと繰り返し喋っているようです
文化人形「コ・ド・モ アンナニ コロス・ナンテ・
ワ・タ・シ・ハ・ショ・ウ・キ・デハ ナ・カッタ」
文化人形「シ・ナ・セ・タク ナ・カッタ・
ワタシ・モ コ・ワ・カッ タ」
文化人形「ゴ・メ・ン・ナ・ サ・イ
ゴ・メ・ ン・ナ・サ・イ
ゴ・ メ・ン・ナ・サ・イ」
文化人形「ワ・タ・シ・ハ・ ホントウ・ ハ・イイヒト」
文化人形「ゴ・メ・ン・ナ・ サ・イ
ゴ・メ・ ン・ナ・サ・イ
ゴ・ メ・ン・ナ・サ・イ」
律子「何、この人形・・・。殺人犯の持ち物?・・・」
美希「・・ふざけるなって、感じなの・・・」
ゴ・メ・ン・ナ・ サ・イ
ゴ・メ・ ン・ナ・サ・イ
ゴ・ メ・ン・ナ・サ・イ
美希「・・・こんな人形!」
律子「待って! ねえ、それ、犯人の懺悔にならない?」
美希「分かったの・・・」
美希「でも、絶対、許せないの・・・こんな大人!」
~2階校舎東側保健室~
律子・美希「真美!!」
美希「お願い!!目を開けて欲しいの!!」
律子「あなたたち!もう、いい加減にして!」
律子「あなたたちの事件については・・・よく知らないけど、気の毒だったと思うけど!
だけど、誰彼構わず呪い撒き散らしたところで・・・何になるっていうのよ!!」
2人の幽霊「ウウウウウウウウウウウ・・・・・・」
美希「律子!美希も律子の気持ちわかるけど・・・落ち着いて」
美希「怒らせちゃったら話ができないの」
美希「2人とも、これを聞いて欲しいの!!」
片目の潰れた女の子の幽霊「うぅ・・・おかぁふぁん・・・」
顎から上のない女の子の幽霊「おかぁふぁぁぁぁぁぁん!!・・・グスン、グスン」
美希「気持ちを安らかにして・・・」
律子「もう苦しまなくていいのよ?」
律子「悲しい出来事はもう終わったわ・・・」
美希「大好きな、ご両親の元に旅立って・・・! ね?いい子だから・・・」
律子「その子を・・・真美を放してあげて・・・」
美希「! 駄目なの!やめて!!」
真美「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
律子「嘘、でしょ・・・?」
美希「律子!!早く、真美を追うの!!」
真美はどうなった?
>>243 コンマ判定
5の倍数・なんとか怪我を負うだけで済む
それ以外・原型を留めず木っ端微塵・・・
どうだ
廊下に出た2人が見たものは壁に叩きつけられて
無残にも木っ端微塵になった『真美だったもの』でした
律子「ッぁ!!・・・ぇァ!?」
律子「何・・何なのよ・・・コレ?」
律子「まさか、これ・・・真m 美希「いやあああああああああーーー!!!」
律子「美希!!もう見ちゃだめ!!ここを離れるわよ!!」
美希「・・・」
律子「美希?」
美希「もういやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダッ
律子「待っ!美希!!」
律子「・・・・うぅ、ホントに頭 変になりそう・・・・」
律子「美k・・・」
ダッダッダ!!
大男「ウガァァァァァ!!!」ドンッ!
律子「ガッ・・・・・・・・」
ズル・・・ズル・・・・・ズル・・・・・・・・
第四幕 暗雲は静かに・・・
これにて終了です
第五幕 負の連鎖
始まります!
~2階校舎東側2-A前
真「雪歩・・・大丈夫?」
雪歩「うん、もう大丈夫だよ・・・ごめんね、真ちゃん」
真「雪歩が謝ることないよ。死体なんて見て、ただで済む人なんかいるわけないんだから・・・」
雪歩「そうだよね・・・、なんでことになっちゃのかな・・・」
真「雪歩、ネガティブになっちゃだめだよ!みんなを見つけるんだろ?」
雪歩「うん・・・ごめんね、真ちゃん」
真「雪歩、さっきから謝ってばっかりだよ?」
雪歩「ごめんね、あっ・・・」
真「ほら、まただよ?これから雪歩は『ごめんね』禁止だからね?」
雪歩「うん、気をつけるね・・・」
【真視点】
僕と雪歩は今2-Aの教室の前で座り込んでいる
というのも雪歩が本物の死体を見て腰を抜かしてしまったからだ
僕と雪歩はこの2-Aの教室の中で2人揃って倒れていた
僕と雪歩が目を覚ましてこの教室の中で戸惑っていると
青い色をした人魂が現れて、僕たちにいろんなことを教えてくれた
ここには全部で13個の生きた魂が入ってきたこと
ここが『多重閉鎖空間』であること、そのせいで皆と会うことが難しいこと
希望を捨てなければ運命を少しでもいい方に導くことができるかもしれないこと
その人魂を見ても雪歩は腰を抜かしていたけどね・・・
真「早くみんなを見つけて、帰らないとね」
真「出口が見つかったら雪歩は先に帰るんだよ?玄関や屋上、非常口から出られるかもしれないから」
雪歩「ダメだよ!!皆が見つかるまで私、真ちゃんと一緒にいるから!」
真「・・・分かった。でも無理しちゃダメだからね?」
雪歩「うん」
真「それじゃ、行こっか」
雪歩「真ちゃん、待って!」
真「なに?」
雪歩「このお守り・・・事故とか怪我から守ってくれるの」
真「へぇ、すごいね」
雪歩「これ、真ちゃんに持ってて欲しいの、いいでしょ?」
真「僕に?、雪歩のなのにいいの?」
雪歩「だって、真ちゃんが怪我とかしたら嫌だもん」
真「っ!分かった、僕が持っておくよ。ありがとね、雪歩」
真「(雪歩、強がってるけど・・・手とか足とか震えてるじゃないか)」
真「(僕がしっかりしないと!)」
真「どこから調べようか?」
雪歩「>>258」
1・3-A
2・1階
2
~1階校舎廊下~
雪歩「真ちゃん・・・どう?」
真「ダメだ、ここも開かないや」
雪歩「1階には入れるところ、ないみたいだね・・・」
真「東の階段から2階に上がるしかないね。それと、鍵がかかってるけどここから別館にも行けるみたいだね」
雪歩「こっちの本校舎だけで全員見つからなかったら、別館にも行ってみないといけないね」
真「うん。だけど今は東階段から2階に上がるしかないね」
雪歩「ッ!!真ちゃん!!」ユビサシ
真「あれは、男の子の・・・幽霊?」
雪歩「真ちゃん、どうしよう・・・」
真「>>262」
1・「話しかけてみよう」
2・「スルーして2階に行く」
2
真「(雪歩が怖がってるし、無視して2階に行こう)」
真「気にせずに行こ?」
雪歩「うん・・・」
~2階本校舎東側廊下~
あずさ o(・_・= ・_・)o キョロキョロ
雪歩「真ちゃん、真ちゃん、あれあずささんだよ!!」
真「ほんとだ!あずささ-ん!!!!」
あずさ「っ!? 真ちゃんに雪歩ちゃん?2人に会えてよかったわー、
気づいたらこの学校の中にいて、1人でどうすればいいかわからなかったのー」モジモジ
真「僕たちも気づいたらこの学校にいて、他のみんなを探していたんです!」
あずさ「そうだったの・・・」モジモジ
雪歩「あずささん、もしかしてトイレに行きたいんじゃ・・・」
あずさ「実はそうなの(カァー///)、2人ともトイレがどこにあるかわかるかしら?」
真「僕たち、西側の2階から1階に降りてきて、東の階段から来たんですけれど」
真「僕たちが来た道にはトイレはなかったですね・・・」
あずさ「そう・・・」
雪歩「あずささん、3階は探してみましたか?」
あずさ「まだだけど・・・」
雪歩「もしかしたら3階にあるかもしれないから行ってみましょう?」
あずさ「そうね、行ってみましょう」
~3階本校舎廊下~
あずさ「あ!あったわ」
真「あってよかったですね、あずささん!」
あずさ「ほんとね~、すぐに戻ってくるからね」
雪歩「歩きながらあずささんに聞いた話だと、本校舎2階の東側で行けるところは
理科室と保健室と5-Aで、5-Aにしか入れなくて」
真「その5-Aでも見つけたものはこの小さな鍵だけなんだよね」
雪歩「でも、どこの鍵なのかわからないね」
真・雪歩「うーん・・・あ!別館の鍵!」
あずさ「2人とも・・・」
真「あ!あずささん、早かったですね?」
あずさ「それなんだけど・・・実はトイレが全部使えないみたいで・・・」
雪歩「そんな・・・」
真「あずささん、だったら別館に行ってみませんか?」
あずさ「別館?」
雪歩「そうなんです、あずささんが見つけた鍵、たぶん別館の鍵なんです」
あずさ「じゃあ、行ってみましょうか」
~1階渡り廊下~
あずさ「うぅ・・・」
真「あずささん、そんなに辛いならここでしちゃってもいいんじゃないですか?漏らすよりマシですよ?」
雪歩「私たち、先に別館に入って待ってますから、ね?真ちゃん」
真「そうですよ!」
あずさ「う~ん、恥ずかしいけれどそうさせてもらおうかしら~」
あずさ「この歳になってこんなことする羽目になるなんて・・・」
あずさ「(ゾクッ・・・)」
あずさ「なに!?」
あずさ「男の子の・・・幽霊?」
あずさ「(こっちにくるわ!!逃げないと!!)」
~1階別館玄関~
あずさ「はぁ、はぁ、校舎の中までは追ってこないみたいね」
あずさ「あれ?真ちゃんと雪歩ちゃんがいないわ・・・」
あずさ「なにかあったのかしら?・・・」
あずさ「・・・探すしかないわね」
あずさ「(走ったせいで余計に・・・)」
あずさはどこからいく?
>>274
1・東廊下
2・西廊下
ゆっくり歩きながら2
あずさ「西廊下から行ってみましょう、あっ!」ドンッ
あずさ「あっ真ちゃん?どこ行ってたn ッ!!ごめんさい!」
あずさ「(男の人と真ちゃんを間違うなんて、真ちゃんが知ったら怒っちゃうかしら・・・)」
男子高校生「いえ、こちらこそすみません・・・大丈夫ですか?」
あずさ「は、はい、大丈夫です」
男子高校生「もしかして、あなたもサチコさんの禁断のおまじないでここに?」
あずさ「え、えっと、よくわからないです・・・」
男子高校生「あ、僕は白檀高等学校の刻命 祐也です」
あずさ「私は、三浦 あずさです」
刻命「さっき、真って聞こえましたけど、もしかして弟さんとはぐれてしまったのですか?」
あずさ「はい・・・そうなんです」
あずさ「(弟じゃないけど、似たようなものよね)」
あずさ「(あ、別に真ちゃんが男っぽいって言ってるわけじゃなくて兄弟みたいって意味で)」
あずさ「(って、誰に説明してるのかしら・・・)」
刻命「そうですか、実は僕も姉とはぐれてしまって、探しているところなんですよ」
刻命「良かったら一緒に探しませんか?」
あずさ「(悪い人にはみえないし・・・一緒にいるほうがいいわよね?)」
あずさ「わかりました、一緒に行きましょう」
~1階別館西廊下~
刻命「ここは、男子トイレのようですね」
あずさ「個室の前は穴があいてて入れないですね・・・」
刻命「・・・?」
あずさ「さ、次のところ行きましょう」
~二階別館西廊下~
刻命「この扉・・・鍵をかけるタイプじゃないのに、開きませんね」
あずさ「この、扉にたくさん貼り付けてあるのは、お札・・・?」
刻命「そうみたいですね、ん?『この封印解くこと一切禁ず』?」
あずさ「何を封印してるんでしょうか・・・?」
~2階別館中央廊下~
あずさ「ひっ!!」
刻命「大丈夫ですか!?」
あずさ「はぁ、はぁ・・・」
刻命「あずささん、子供たちの幽霊は見ましたか?」
あずさ「はい、見ました・・・」
刻命「校内の張り紙やダイイングメッセージを、僕も色々と調べたんですが・・・」
刻命「あの子供たちを殺害した、大人の霊もいるんです、ここには」
あずさ「っ!!」
刻命「鉄槌を持った大きな男、どうやらそいつが犯人の霊らしいです。気をつけてくださいね」
刻命「僕の仲間も、何人も・・・何人も何人も!!
あいつや、子供たちの霊に殺されてしまった!!」
あずさ「(ぞくっ・・・)」
刻命「っ。とにかく、バラバラでいると何が起こるかわかりません」
刻命「僕の姉と、あずささんの弟さんを早く見つけましょう」
あずさ(こくり)
あずさ「(真ちゃんと雪歩ちゃん、大丈夫かしら・・・)」
刻命「2階にあるのは、あと美術室だけで、1階には開かない職員室と音楽室ですね」
刻命「どっちから先に行きましょうか?」
あずさ「>>286」
1・(漏らしちゃいそうなので)近い美術室から
2・(何となく)音楽室から
2
~1階別館音楽室~
刻命「それじゃあ、僕はこっちを調べますので、あずささんにはそっちをお願いしていいですか?」
あずさ「はい、分かりました」
刻命「こっちには特にめぼしいものはないですね・・・」
刻命「あずささん、そっちはどうですか?」
あずさ「そこの机の下に何かあるみたいなんだけど、この棚が邪魔で・・・」
刻命「僕に任せてください。よい、しょっと!」
あずさ「(すごい、あんな重そうな棚を持ち上げるなんて)」
あずさ「これ、なんでしょう?水晶?」
刻命「そうみたいですね・・・」
刻命「さて、次はどうしましょうか?」
あずさ「>>289」
1・美術室に行く
2・封印された扉のところに行く
1
あずさ「(通り道だし、先に美術室に行ってもいいわよね・・・)」
あずさ「美術室に行きましょう」
刻命「分かりました」
刻命「(さっきからあずささんは何を我慢しているんだろうか?)」
刻命「(まさかな・・・)」
~2階別館美術室~
あずさ「(彫刻が動き出しそうで怖いわね~)」
刻命「この部屋は、これといって何かあるわけじゃなさそうですね」
あずさ「ねぇ、待って。人があそこの隅に座り込んでない?」
刻命「ほんとですね、生きているなら何か話がしたいところですが・・・どうしますか?」
あずさ「>>293」
1・「何か聞けるかもしれないし話しかけましょうか」
2・「今は先を急いで、封印の扉に行きませんか?」
2
あずさ「今は先を急いで、封印の扉に行きませんか?」
刻命「(急いでるってことはやっぱり・・・)」
刻命「あずささんがそういうなら僕は構いませんよ」
~2階別館西廊下~
あずさ「きゃっ、水晶玉が割れちゃいました~」
刻命「あずささん、見てください。お札が燃えていきます」
あずさ「あ、ほんとですね」
刻命「それよりあずささん、ずっと我慢していたんでしょ?何で言ってくれなかったんですか?」
あずさ「そ、その・・・恥ずかしくて」
刻命「そうでしたか、引き止めてすいません。早く行ってきてください」
あずさ「はい~」
男子高校生「刻命?・・・刻命じゃないか!」
刻命「黒崎!お前も無事だったのか!」
黒崎「ああ!よかった・・・」
黒崎「やっと生きてる奴に会えたぜ、くそっ!!」
黒崎「まいったよな・・・後者の外もすげー深い樹海だしよ・・・」
黒崎「外に出ると、迷ってこの校舎に戻ってくることすら出来なるなるらしい」
黒崎「一体・・・ここはどこなんだよ!畜生!何か人魂とかいるしよ・・・」
刻命「もう、帰れないかもしれないな・・・俺たち」
黒崎「お前・・・見たか?隣の部屋で、美月さんが死んでる・・・」
刻命「ああ、見た・・・」
黒崎「俺、ビビっちまってよ、人が一生のうちに目にする死体の数が決まってるとしたらさ、
もう俺、一生分超えた数の死体見ちまった気がするよ・・・クソッ・・・」
黒崎「美月さん、彼氏と別れたばっかでさ、元気なかったんだよ」
黒崎「だから俺、授業中に面白メールいっぱい送ってやったんだ」
黒崎「そしたら休み時間に滅茶苦茶キレられてさ、でも次の授業の時に「アリガト」って、メールくれたんだよ」
黒崎「・・・せっかく、元気だしてくれたのに・・・」
黒崎「あの、子供の幽霊たちに殺されたのかな・・・?」
黒崎「えっ、・・・は・・・はァ?!」
黒崎「刻命、お前・・・ナニすんだよ・・・?」
黒崎「・・・ッグ!」
黒崎「う・・・い ッ・・・で!」
黒崎「ひぃ、いァ、ッアアアアーッ!」
黒崎「キィザァミィィィィィ!!」
ドンッ!!
刻命「・・・。ここでは、あいつらに殺されるのも俺に殺されるのも同じだ」
刻命「どうせ、死ぬんだからな!」
-------------------------------------------------------------------
やよい「おいで長介、背中流してあげる!」
長介「姉ちゃん!恥ずかしいよ」
やよい「いつもは一緒に入らないから、たまには良いでしょ?ね?」
長介「わ、分かったよ・・・」
やよい「長介はいっつもお姉ちゃんのためにしっかりしようとしてくれるけど」
やよい「まだ、甘えててもいいんだよ?」
長介「・・・・・うん」
-------------------------------------------------------------------
長介「姉ちゃん、今日遅いな・・・」
長介「今日は家族全員でもやしパーティーやるって嬉しそうにしてたのに・・・」
長介「早く帰ってこないかなぁ」
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----------------------------------------------------------------------
真美「あれ?ここどこー?はるるん?みきみき?亜美ー?」
真美「確か、みんなと事務所にいて・・・」
真美「いやだなぁ・・・ここどこだろう・・・」
真美「みんな・・・どこ?どこにいるの!?真美、一人だよ?・・・いや!!そんなのヤだよ!!」」
真美「ハァ、ハァ・・・、そ、そうだ、こういう時は何かおまじないを・・・」
真美「そういえば!あ、あれ?ない、ない!!『幸せのサチコさん』の切れ端!」
真美「さっき、しまうのが惜しくて、手に持ってたから?」
真美「そ、そんなぁ・・・、あのあと一体何があったのかなぁ?」
真美「っ!か、隠れないと」
2人の幽霊「アハハハハハハハハハ キャハハハハハハハハ」
真美「何?今の・・子達・・・」
真美「あの部屋に・・・入ったよね・・・」
真美「の、覗いてみようかな・・・」
--------------------------------------------------------------------
~???????~
真「はっ!!何?どうしたの、僕・・・」
真「僕、気を失っていたの・・・?」
真「たしか、雪歩と玄関であずささんを待ってて、
赤いワンピースの女の子が見えたと思ったら、急に校舎が揺れて・・・」
真「!雪歩・・・雪歩!!どこにいるの!?」
真「探さないと!!えっと、扉は」ガタッ、ガタッガタッ
真「そんな・・・開かない・・・」
真「この部屋を探すしかないね・・・」
真「これは・・・?」
入手『鬼碑忌のminiDVテープ』
真「テープだけじゃどうにもならないね・・・こっちはなんだろう?雑誌の原稿?」
真「題名は・・・【猟奇実話ルポ・実在する呪われた学校の過去を追った!】?」
真「>>304」
1・「・・・何が書いてあるんだろう?」
2・「呪われた学校ってこの学校のこと?」
3・「猟奇実話ルポなんて・・・物騒だなぁ」
1で
真「・・・何がかいてあるんだろう?」
真「見るの怖いなぁ、でも・・・」
真「この部屋にはもう何もないみたいだし・・・」
真「うう、どうしよう・・・」
真「・・・・」
真「・・・ためらってても仕方がない!読むからね!!」
【猟奇実話ルポ・実在する呪われた学校の過去を追った!】
-鬼碑忌 コウ-
1973年、今から30年ほど前におきた事件
数日の間に、立て続けに町内で多数発生していた『連続児童失踪事件』は
警察機構の入念な捜査の末、最悪の形で解決へと向かう
天神小学校の開校当初から閉鎖されていた地下室で、
行方不明になっていた児童3名の亡骸と、
殺害される直前だったのか、怯えた様子で座り込む女児1名、
そして、血まみれの鋏を手に放心している同小学校の教員1名が発見された。
たぶん大丈夫だと思うんですけど
もし安価の返答が来ないと困るので
SS投下する時間と間隔を先に書いておきます
月曜~金曜 17:30~24:00
土曜・日曜 15:00~24:00
で20分か30分開けて投下します、毎時間の00分に合わせたいので
20分間隔なら00分→20分→40分→00分
30分間隔なら00分→30分→00分
と投下していきます
最後までよろしくお願いします!!
救出された女児の証言から追求は進み、男は女児を含めた4名の児童の誘拐と
殺害を認めたため、未成年者誘拐・殺害・及び死体損壊などの罪で送検されるも
刑事裁判にて心神喪失が認定され無罪、医療施設に放り込まれた。
この犯人の巨躯の男は同校教師で校長の子息であり、生来快活な性質であったが
起因する要素が全く不明の、突発性の脳障害から
年々教員として勉を振るうことが困難になっていた。
代わりとなる就職先を探すも結果は芳しくなく、
日中町内を所在無げにフラフラと歩いている所を何度も目撃されていたようだ。
男は入所後数ヶ月で、看護医たちの隙をついて療護施設から脱走。
天神小学校の地下室に入り込み、首を吊って自殺した。
この事件で殺された児童たちは、ほとんどが天神小学校の生徒たちだったが
犯人逮捕時にすんでのところで救出された女児は天神小の生徒ではなく、
事件後、他県に移って行ったとされている。
悪い噂の立ってしまった天神小学校の不運はその後も収まらず、
忍び込んだ変質者による強姦事件や自殺の舞台として利用されたため
生徒数が大幅に減り、ついには廃校に追い込まれた。
当時60歳になっていた校長は、自らの屋敷のふすまや壁、畳などに
意味不明の文字の羅列を書き殴るなどの奇行が目立っていたが、
廃校決定のその翌日、天神小の屋根から飛び降りて自殺してしまった。
首の骨を折り、即死だったようだ。
酸鼻極まる事件である。
私はこの一連の事件の影に人智を超えた力の動き、巨大なる呪詛の側面を見ている。
鍵を握る人物はやはり、現場で同い年の子供たちが惨殺されるのを目撃してしまった
不幸なる生存者・・・事件を生き残った赤い服の少女だ。
怪奇事件ルポライターの私が、機会を頂いた本誌での連載は始まったばかり。
このまま追跡取材を進めて見たいと思う。
続報に期待していて欲しい。
真「この事件・・・1人女の子が助かっていたのか・・・」
真「しかもこの写真、さっき見かけた赤いワンピースの女の子の幽霊じゃないか」
真「どうして殺されなかった子まで一緒に、ここに幽霊となって存在しているの?」
女子高校生「大切な人を案ずる想い・・・それゆえ受ける痛みや苦しみは
死者にも生者にも隔てなく与えられる、美しい聖痕・・・」
真「あなたは・・・?(うっ・・・死んだ魚みたいに目が濁ってる・・・)」
女子高校生「私は、ここで死んだ幽霊です」
真「・・・そ、その・・・なんて言ったら良いのか分かりませんけど・・・」
女子高校生「幸と不幸はいつだって隣り合わせ」
女子高校生「安易に幸福を得ようとするにはそれには多大なリスクも伴うもの」
真「? 何を言っているの?」
女子高校生「あなた方がこの学校に閉じ込められたのは、幸せのサチコさんを行って失敗したからです」
女子高校生『誰かが』
真「・・・っ」
----------------------------------------------------------------------
美希「人数分『サチコさんお願いします』って声に出さずに唱えるの」
美希「数を間違えちゃダメだからね!」
----------------------------------------------------------------------
真「(僕はちゃんと、13回しっかり唱えたはず・・・)」
真「(誰か失敗したの?そのせいで・・・、ううん、そうじゃない!)」
真「(こんな事態・・・誰かのせい、じゃない)」
女子高校生「ワザとかも、お友達の誰かが、面倒で適当に唱えたか」
女子高校生「あるいは、もっと遊びたくて、簡単に終わらないように、失敗したか」
真「なっ!・・・」
女子高校生「わざとでなくても、こう考えていたかもしれませんね」
女子高校生「まあいいや・・・バレない って」
女子高校生「こんな恐ろしい出来事に発展するとも知らずに・・・フフフッ」
女子高校生「誰も申告しなかったのでしょう?失敗した、ごめんさいって」
真「いい加減にしてください!!」
女子高校生「フフフフフ・・・、ごめんなさい。つい色んな可能性を考えてしまうのです」
女子高校生「職業柄かしら?もうペンはとっくに折ったはずなのですけれど」
女子高校生「あなたはまだ持っているようですね、『おまじない』の切れ端を・・・」
女子高校生「それをしっかり手に握って、想ってみてください」
女子高校生「貴方の、大事な人たちのこと」
真「えっと、そのすいません・・・、僕急いでるんです」
真「雪歩を、あずささんを、みんなを早く見つけないと!」
女子高校生「心配する気持ち、心を掻き乱す衝動・・・それでいいのです」
女子高校生「おまじないとは、人が人を思う気持ち、心そのもの」
女子高校生「それが愛情であれ憎しみであれ、想いが強ければ強いほど、まじないはパワーを発揮するのです」
女子高校生「・・・・・」
女子高校生「ブツブツブツ・・・」
真「(・・!?あつい!)ま、待って!一体何をしているの?」
女子高校生「ブツブツブツ・・・」
真「(体が、焼けるように熱い・・・!)やめて!・・・やめてください!!」
女子高校生「ブツブツブツ・・・」
女子高校生「私たちの邪魔をする者は許しません・・・苦しみ抜くといいわ!」
女子高校生「行きなさい!今、あなたを一番必要としている者のもとへ・・・!」
女子高校生「もう、遅いかもしれませんけど・・・フフフフフ・・・」
~1階本校舎廊下~
真「・・・うっ、んっ・・・何?頭が痛い・・・ここは、どこ?」
真「ここは、本館?」
真「夢から覚めても、また悪夢なんて・・・」
真「雪歩を、探さないと・・・」
真「え?嘘でしょ・・・別館への扉がない!なんで!?」
真「ここから別館に行けたはずなのに・・・」
真「本校舎を探すしかないってこと?」
真「>>」
1・1階から探す
2・2階から探す
3・3階から探す
あ、スレ番号打ち込むの忘れてました
ごめんなさい
1で行かせてもらいますね
これからは気をつけます
真「1階から探してみるか」
真「っ! 玄関の前に大きな亀裂が・・・!」
真「こんなに大きな亀裂じゃ、西側には行けそうにないね」
真「こっち側だけしか調べられないか・・・」
真「雪歩と調べた時と一緒で4-Aは開かない、っと」
真「あとは用務員室かな」
真「やっぱり開かないか・・・」
真「ん?」
ザー、ザー
真「あ、この音、用務員室の中にテレビがあるみたいだ」
真「そうだ!何とかこの部屋に入れれば、このDVテープの中身が分かるんじゃ!」
真「そうと決まったら、この部屋の鍵、探すしかないよね!」
真はどこ行く? >>323
2・2階
3・3階
まあ順番的に2だな
~2階本校舎東側~
真「保健室は開かないか・・・」
真「理科室も・・・開かない、何かが扉につっかえてる感じ・・・」
真「2階には何もなさそうかな」
真「この階にはもう行けるとこなさそうだね」
*「真さん・・・こっち」
*「このままじゃ、伊織ちゃんが壊れちゃう・・・」
真「え・・・誰の声?」
真「階段の方から聞こえてくる・・・」
真「3階・・・」
~2,3階本校舎階段東側~
カラッ、コトッ!
真「ッ!」
真「これ、伊織の携帯じゃないか・・・!」
♪~♪~♪~
真(ビクッ)
真「電話なんて、今まで1回も繋がらなかったのに・・・!」
>>327
1・電話に出る
2・電話に出ない
うーん、1で
真「もしもし・・・?」
小鳥「あ!!プロデューサー!繋がりましたよ!!」
小鳥「伊織ちゃん?今どこにいるの!!」
小鳥「みんなも一緒なの?」
小鳥「私も、プロデューサーも、社長も心配してるのよ?」
真「小鳥さん!?僕です、真でs 小鳥「何で何も答えてくれないの!?」
真「え・・・小鳥さん?・・・そんな・・・」
小鳥「なんでもいいから声を聞かせて・・・お願い・・・」
小鳥「あなたたちが急に姿を消しt・・・・・・ザー、ザー
真「小鳥さん?小鳥さん!?どうしたんですか!?」
*「タ・ス・ケ・テ・ク・レ」
真「ヒッ!何!?」
*「タ・ス・ケ・テ・ク・レ」
真「うわぁぁぁぁ!!」ガシャッ!!
真「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
真「そ、そうだ!3階に行くんだった!!」
真「この階・・・他のところより圧倒的に暗くて、周りがちょっとしか見えない・・・」
ソレデネエ ウン
真「女子トイレ?」
*「も~大変だったんだからね」
*「どうしたの~?」
*「また、亜美と真美にイタズラされたのよ」
*「大変だったね、でも亜美も真美も伊織ちゃんのことが大好きだからだよ?」
*「えぇ~、そうかしら?」
*「えへへっ、きっとそうだよ!」
真「中に誰かいるの・・・?」
ギィ・・・、ギシッ・・・・
真「・・・?」
*「カハッ・・・、ウゲッ!」
真「ッ!個室の中に誰かいる!!」ダンッ!!
真「ッ!!!!!」
伊織「・・・グ、ヒゅ・・・
・・・・・ッ ・・・・・ァ」
真「伊織!!、何バカな事してるんだ!!!!」
真「(ど、どうする・・・どうすれば・・・!!)」
>>333
1・足場になりそうなものを探す
2・なんとかして首のロープを緩める
1
真「何か、足場になりそうなものを・・・」
真「>>346」
1・「足元にあるこのバケツで!!」
2・「このバケツ・・・使えるかな・・・」
安価間違えました・・・
>>337で
人いない?
2で
真「このバケツ・・・使えるかな・・・」
真「こんなボロいバケツ使うわけには・・・」
真「足場になりそうなものはほかにないし・・・」
>>340
1・身体に触れて支える
2・壁に身体を押し付ける
いまきたぜ!
わらんが1で
真「(伊織の首に負担がかからないように体を支えてあげないと!!)」
真「そうだ、肩車で!」
伊織「・・・クヒっ!、ハァ、ハァ、ヒィーッ、ヒィー」
真「(よし!呼吸が戻った!)伊織!しっかりするんだ!!」
真「今、首のロープ、解いてあげるからね!」
真「くっ・・・見えない・・・、これかな・・・?」
真「よしっ、解けた!!」
真「・・・伊織!伊織ってば!!しっかりして!!」
伊織「ヒィィーッ クハァ?ッ ゲホッ!ガホ! ヒュー、ヒューッ・・・」
真「よし、ゆっくり、ゆっくりと呼吸を整えて・・・」
伊織「う、ぁ・・・、ま、真・・・?」
真「うん。大丈夫?あんまり驚かさないでよ・・・」
伊織「う・・・う・・・・ううぅぅぅ・・・・・・」
真「!?どうしたの!?痛むの?」
伊織「ばか真・・・!、もっと早く来なさいよ・・・・」ダキッ!
伊織「ひっく・・・、うえぇぇぇん・・・っ・・・・うえぇぇぇん」
伊織「ひっく・・・ひっく・・・」ギュッ
真「伊織・・・・」
書き込むの遅かったか。
--------------------------------------------------------
真「それじゃ、記憶がないの!?」
伊織「うん・・・、階段で気を失って、気付いたらあんたに助けられてたの・・・」
真「それじゃ、首を吊ってたことも・・・」
伊織「えぇ、覚えてないわ」
真「やよいはどこにいるの?さっき声が聞こえたけど」
伊織「うぅ・・・やよいは・・・・」
真「・・・?」
真「嘘だろ・・・だって、さっき、確かにやよいの声が・・・」
伊織「私のせいかもしれないの・・・」
伊織「やよいとケンカ別れして、意地張って謝れなかった・・・」
伊織「私、やよいにいっぱいひどいこと言っちゃったわ、やよいが悪いわけじゃなかったのに・・・」
真「>>350」
1・「伊織のせいじゃないよ!!」
2・「そうかもしれないね・・・」
3・「もう謝ること、できないね・・・」
1
真「伊織のせいじゃないよ!!」
伊織「なんでそう言い切れるの・・・?」
真「伊織は・・・その、首を吊ったときのこと覚えてないんでしょ?」
真「やよいだって同んなじ状況だったかもしれない」
真「ちょっと悲観したくらいで、やよいは自殺なんてしないだろ?」
伊織「・・・えぇ、そうね。絶対にしないわ」
真「きっと、長い間ここにいると精神が壊されて、普通じゃいられなくなるんだよ」
真「改めて思うよ、ここは危険なんだ。はやく皆を見つけて脱出しないと」
伊織「あんたの言うとおりね・・・、はやく皆を見つけるわよ!!」
真「ちょっ!待ってよ伊織!!」
第五幕 負の連鎖
これにて終了です
第六幕 学校の呪い
始まります
--------------------------------------------------
亜美「ねぇねぇ、にいちゃん!!」
亜美「亜美たち今日、めっちゃ頑張ったから、なんか買ってよー」
真美「そうだよ、にいちゃん!」
真美「真美たち、プレゼント欲しーな」
亜美・真美「ねぇねぇ、いいでしょ?」
亜美・真美「やったぁ!!」
真美「亜美ー、何買ってもらおっか?」
亜美「んー、お揃いがいいよねー」
真美「あ!あれなんて良いんじゃない?」
亜美「いいね、いいねー、あれにしようよ」
亜美・真美「にいちゃん!にいちゃん!このブレスレット一生大事にするからね!」
--------------------------------------------------
亜美「グスッ・・・グスッ・・・」
亜美「皆、どこにいるの?・・・グスッ」
亜美「真美・・・助けて・・・」
亜美「ヒッ!」
亜美「コレ・・・何?」
亜美「うっ・・・、生臭いよー・・・」
亜美「人、の死体だよね・・・?」
亜美「壁に叩きつけられたのかな・・・?」
亜美「みんな、無事だよね?」
亜美「あれ?このブレスレット・・・」
--------------------------------------------------
亜美・真美「にいちゃん!にいちゃん!このブレスレット一生大事にするからね!」
--------------------------------------------------
亜美「嘘・・・、嘘でしょ!こんなの嘘に決まってるよ!」
亜美「だって・・・だって、さっきまで一緒にいて、一緒におまじないして、一緒に笑ってたのに・・・」
亜美「嫌だよ・・・、真美がいないなんて・・・」ポロポロ
亜美の体が、どんどんと黒ずんでいきます
今まで1人でさみしい思いをしていたことに加え、真美の変わり果てた姿を見て
とうとう精神が崩壊し始めました
『黒化』の始まりです
この学校に長くいると、精神が壊されてしまいます
それが、この学校そのものの呪いです
亜美「寒いよ・・・真美・・・」
亜美「・・・・・・・・・」
??「亜美!!!!」
??「亜美!!!」
亜美「・・・はるるんに、千早お姉ちゃん・・・?」
春香「亜美!しっかりして!この学校の呪いに負けちゃダメだよ!!」
千早「亜美、1人で辛かったわね・・・」
千早「でも、もう私たちが一緒よ?」
春香「一緒にこの学校から脱出しよ?」
亜美「はるるん・・・千早お姉ちゃん・・・」ポロポロ
黒ずみ始めていた亜美の体が
春香と千早に出会い、声を聞くことで
なんとか元に戻ることができたようです
こんな奇跡を起こしたのは
紛れもない『アイドル達の絆』です
亜美「うわぁぁぁぁん!!!亜美、ずっと1人で、ヒグッ・・・寒くって、さみしくって、それで、それで・・・」
春香「もっと早く見つけてあげられなくてごめんね・・・」
春香「亜美にいっぱいさみしい思いさせちゃったね」
千早「春香・・・」
亜美「ううん、はるるんが謝らないで・・・」
亜美「・・・・・・」
亜美「はるるん、千早お姉ちゃん・・・」
春香・千早「?」
千早「嘘・・・そんなのって・・・」
春香「これが、真美だなんて・・・うそ、嘘って言ってよ!!」
千早「春香!! 1番そう思いたいのは誰だと思うの?」
春香「っ!! 亜美、ごめん・・・」
千早「亜美、つらいかもしれないけど、ちょっといい?どうして真美だってわかったの?」
亜美「・・・このブレスレット見て、」
春香「同んなじブレスレット・・・」
亜美「亜美と真美のライブがあった日に、にいちゃんにお揃いの買ってもらったの・・・」
千早「ごめんなさいね亜美、野暮なこと聞いちゃって」
亜美「別にいいよ・・・真美じゃないって疑いたいのは、みんな一緒だと思うから・・・」
千早「亜美・・・」
春香「亜美、真美のことを忘れろなんて言わないけど、他の皆を探そ?」
春香「亜美みたいに、1人で苦しんでるかもしれないよ?」
亜美「そうだね・・・」
千早「もう大丈夫なの?」
亜美「うん、きっと真美はここに置いてくこと、許してくれると思うから」
千早「亜美はとっても強い子ね・・・」
亜美「えへへ・・・、さ、行こ?」
~2階別館西廊下~
刻命「・・・・アハ」
あずさ「きゃーっ!!」
あずさ「う・・・う・・・(ガチガチガチ)」
刻命「どうしたんですか!?あずささん」
あずさ「いっぱい・・・いっぱい、し、し・・・」
~1階別館女子トイレ~
刻命「っ!な、なんだ・・・誰がこんなことを・・・」
この学校の個室は上部が見えるようになっていますが
女子トイレにあった個室全てにひもが上から結ばれており
そのひもの先にはどれも人の頭と見られれものが吊るしてあります
刻命「いや・・・じ、自殺か・・・?」
刻命「すごい悪臭だ・・・」
鏡の前をみると手鏡が落ちています
刻命「手鏡か・・・?」
刻命「クラスの女子が持ってるような、俺たちの年代のデザインだな・・・」
刻命「こんなところに閉じ込められて」
刻命「化粧鏡で見る自分の顔は、どう映るんだろうか・・・」
刻命「沢山の命が終わったんだな、ここで」
刻命「・・・・・・・」
刻命「・・・・・・・・フッ」
刻命「フハハハハハ、アハハハハハハ・・・」
刻命「・・・アァイ!!」
~1階別館西廊下~
刻命「・・・・・」
刻命「あずささーん、これじゃ おしっこできませんねぇ?・・・」
あずさ「・・・。(プルプルプル)」
刻命「さァ、行きましょうか?」
刻命「(僕の・・・姉さん・・・!!)」
刻命「(フククククッ・・・アッハハハハハハ・・・・)」
~1階校舎廊下南側~
美希「・・・寒いの・・・」
美希「律子、どこに行っちゃったのかな・・・」
美希「1人にしないでなの・・・」
美希「美希・・・怖いの・・・・」
美希「・・・最初の教室に、戻ってみようかな・・・」
*「ンフフフフフフ・・・」
美希「・・・!?」
美希「なんなの?」
*「フフッ、クスクスクス・・・」
美希「いや・・・・なの・・・」
*「ワタシタチはセンセイにコロサレタノ」
美希「えっ?」
赤いワンピースの少女の幽霊「・・・・」
美希「ヒッ!!」
美希「今の女の子・・・」
美希「真美を殺した霊たちの輪には、いなかった子なの・・・」
美希「どうしてなのかな・・・とても寂しそうな感じがするの・・・」
~2階本校舎西側2-A~
響「・・・・」カキ カキ
美希「響なの!!」
響「・・・美希なのか?」
美希「やっと他の仲間に会えたの!!」
美希「美希、律子とはぐれちゃって、探してて、そしたら響を見つけたの!!」
響「・・・そっか」カキ カキ
美希「それ、響が書いてたの?」
響「うん・・・」
美希「ねぇ・・・何で貴音のところにバツ印つけてるの・・・?」
美希「貴音も一緒なの?どこにいるの?」
響「・・・・・・」
響「貴音は!!・・・貴音は、自分が・・・自分が」
美希「響がどうしたの・・・?」
響「自分が殺したんだぞ!!」
美希「え・・・嘘・・・なの・・・」
美希「そ、そんな嫌な冗談やめて欲しいの!!」
響「冗談なんかじゃない!!!!」
美希「(ビクッ)」
響「プールで貴音が溺れてて!!助けようとして!!排水ポンプを使ったら!!」
響「・・・排水弁に貴音も飲み込まれて、血まみれになってて・・・」
響「だから、貴音を殺したのは・・・自分なんだぞ・・・」
美希「そんな話、信じられないの・・・」
響「信じなくてもいいけど・・・事実なんだ」
響「だから、美希たちとは一緒に行けない」
響「自分は、ここに残るぞ・・・」
美希「!?ダメなの!!一緒にみんなと合流して、一緒に帰るの!!」
響「貴音を一人にはしておけないんだぞ・・・」
響「それに自分は、みんなと一緒にいる資格がないから・・・」
美希「そんなことないの!!貴音のためにも、響はみんなと一緒に帰る義務があるの!!」
響「っ!貴音の・・・ため・・・」
美希「貴音は響に、ここに残って欲しくなんかないの!!」
美希「自分を助けようとしてくれた響だけでも、無事に帰って欲しいって思ってるはずなの!!」
響「グスッ、貴音・・・貴音ぇ!!!!!!!」ポロポロ
響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
響「こんなに泣いたの・・・いつ以来かなぁ」
美希「響、えらいの」ナデナデ
響「自分の方が年上なんだぞ・・・」
~2階本校舎東側保健室~
響「それ、なんなんだ?」
美希「聞かないで欲しいの・・・」
入手『文化人形』
ボゥ・・・
響「ヒッ!・・・なんだ!?」
響「男の子の幽霊?」
美希「近づいちゃダメ・・・気をつけるの!」
響「うん・・・」
~2階本校舎東側廊下~
美希「(ここから先には真美が・・・)」
響「美希?どうしたんだ?」
美希「>>395」
1・「ここから先には行けないの・・・」
2・「(真美のことまで知ったら、響壊れちゃうの・・・)」
3・「(響も、真美のことを知ってなきゃいけないの・・・)」
3
美希「(響も、真美のこと知ってなきゃいけないの・・・)」
美希「響に言わなきゃいけないことがあるの」
響「・・・?」
----------------------------------------------------------------
響「そんな!!・・・真美もだなんて・・・」
美希「こっちから行ったら、見なきゃいけないから遠回りしてくの・・・」
響「わかったぞ・・・」
~1階本校舎南側廊下~
*「シク シク シク」
美希「・・・?声が聞こえるの・・・」
響「人形の『ミカちゃん電話』みたいな声・・・近いぞ?」
美希「・・・!この人形なの!この人形がまた喋ってるの!」
文化人形「シク シク シク」
響「気味悪いぞ・・・」
美希「・・・・」
響「そうだ、美希、用務員室にいっていいか?」
美希「用務員室?」
~1階本校舎北側用務員室~
響「よし、開いたぞ!」
響「・・・この鍵、貴音と2人で力を合わせてとったんだ・・・」
美希「そうだったの・・・」
響「ご、ごめんな、変なこと言っちゃったな!」
美希「ううん、いいの・・・」
響「他のとこと比べたら、かなり狭いぞ・・・」
美希「あるのはTVだけ?」
響「うん、だけど、使い道がないぞ?これ」
美希「なんか使えそうものみつけたら戻ってくればいいの」
響「そうだな」
~2階本校舎西側3-A~
美希「冴之木 七星さん・・・?」
七星「・・・・・」
美希「・・・嘘つき!嘘つき、嘘つき!!」
美希「あの子供の霊たち、犯人の懺悔でも成仏しなかったの!!」
美希「真美を返して欲しいの!!う、うっ・・・・」
律子「美希?ここにいるの?」
美希「律子?律子なの!!」
律子「美希、ここにいたのね、それに響も」
律子「あなたたち・・・大丈夫?」
美希「律子の方こそ・・・何があったの、そんな血まみれで!」
律子「さっき美希がいなくなった時に、後ろからいきなり殴られて・・・うっ・・・」
響「大丈夫なのか!?」
律子「・・・平気よ、どこだか分からないけど、薄暗い部屋に監禁されてたみたい」
律子「子供の幽霊とか、ハンマーを持った大男もいたわ・・・」
美希「どうやってここまで来たの?」
律子「その後また気を失って、目が覚めたら、1回の廊下に寝かされていたわ」
美希「無事でよかったの・・・」
美希「もう嫌なの・・・誰も死なないで欲しいの・・・」
七星「間違っては、いません」
七星「あの子供たちの霊を、一人ずつでも安息に弔うことで」
七星「彼らの捕らわれた魂が形成している、この『多重閉鎖空間』は」
七星「存在を保つことが出来なくなるはずです」
響「・・・・・」
律子「あの子たちを殺した、犯人の懺悔でも、できなかったのよ?それ・・・」
律子「そもそも、犯人ってどんな奴なの?」
七星「あなたを襲った、鉄槌を持った男、それが殺人犯の正体です」
律子「ッ!!」
七星「あの男の霊も暴走しているようですね」
七星「見境なく生者を傷つけている」
七星「まずは、あの男の霊を静めることが、急務かもしれません」
響き「何の話してるのか・・・さっぱりわからないぞ・・・」
美希「・・・どうすればいいの?」
七星「センセイが調べた記事によると・・・あなたの持っているその『文化人形』は」
七星「あの男の持ち物のようです・・・母親に貰った、大事な心の拠り所だったようで」
七星「きっとそれを、さがしているのでしょう」
律子「ちょっと待ってちょうだい、センセイって誰のこと?」
七星「私のことは詮索するな!!!!!」ガタガタガタ
律子「(!なんなの・・・この娘?)」
七星「ギギギギギギ・・・・・」
美希「七星・・・さん?」
七星「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
七星「お友達の死は、あなたのせい」
フッ・・・・・・
響き「な、なあ・・・あれ、信用していいのか?」
美希「ん・・・でも、心当たりもあるの」
美希「さっき、1階にいた時、この人形ないてたでしょ?」
響「・・・うん」
律子「相変わらず、気味が悪いわね・・・」
美希「犯人の死体を探す探知機になるかもしれないの」
響「っていうか、怪我、大丈夫なのか?」
美希「すごいコブができてるの・・・・」
~1階本校舎南側廊下~
文化人形「シク シク シク」
文化人形「アカい トビラから 午へ 6 酉へ 13」
響「赤い扉って、用務員室のことじゃないか?」
美希「きっとそうなの!」
美希「律子、午と酉ってどの方向なの?」
律子「えっと、確か・・・午が>>407で酉が>>408よ」
1・東
2・南
3・北
4・西
南
4
西だよな?
響「ここか?」
律子「壁に割れ目があるわね」
響「割れ目の中になんかあるぞ?」
美希「麻袋?『よしざわ りょう』って書いてあるの・・・」
律子「中身・・・見てみてよ・・・」
美希「そ、そういう律子が見ればいいと思うな」
律子「う、分かったわよ・・・」
律子「ひっ、いやぁぁぁぁ!!」
美希「何?何なの!?」
律子「じ、自分で見てみなさいよ!!」
美希・響「ひっ!!」
袋の中には切り取られた人間の舌が入っていました
美希「この名札、この学校にいた男の子の・・・」
美希「きっと、あの幽霊の名前なの・・・」
律子「ど、どうするの、それ・・・?」
美希「返してあげよ?きっとこれを探してるの」
律子「そういえば、舌を返してって。これのことだったのね」
律子「他の子のもさがしてあげましょ?」
響「それがいいと思うぞ」
響「2人とも、実はこれ、プールで見つけたんだけど」
響「怖くて開けられなくて・・・」
美希「おんなじなような、麻袋なの・・・」
律子「『かんの ゆき』って書いてあるってことは・・・」
響・美希・律子「ひっ!!」
美希「こ、これも返してあげないといけないの・・・」
律子「でも、まずは男の子の幽霊のところに行かないとね」
~2階本校舎東側保健室~
響「あの子が・・・」
美希「美希、あなたの名前知ってるよ、よしざわ りょうくん」
男の子の幽霊「!!」
美希「・・・確かに、ひどい事件だったと思うの」
美希「でも、大事な仲間を殺した君たちを、美希は絶対許さないの!!」
響・律子「美希・・・」
美希「でも、これは、あなたのものだから返してあげるの」
男の子の幽霊「・・・。ぼふの、ふぃは・・・」
男の子の幽霊「ぼくの、舌・・・」
男の子の幽霊「おねえちゃん、ありがとう」
ガタガタガタガタ!!!!
律子「っ!また地震!?」
響「おさまったみたいだな」
美希「それじゃあ、行くの」
~1階本校舎南側廊下~
文化人形「シク シク シク アルける サけメから 酉へ1 子へ10」
響「今度はここか?」
律子「この麻袋には『つじ ときこ』って書いてあるわ」
美希「これで、あの二人の女の子の遺体の一部はそろったの」
~1階本校舎廊下~
ボゥ・・・・
律子「っ!! 2人の女の子の幽霊・・・」
美希「あなたたちにも渡したいものがあるの」
響「まずはこっちから渡すぞ、かんの ゆきちゃん?」
女の子の幽霊「!!」
どちらに渡す?>>418
1・片目の潰れた女の子の幽霊
2・顎から上のない女の子の幽霊
1
片目の潰れた女の子の幽霊「・・・わたしの、舌」
顎から上のない女の子の幽霊「・・・・」
美希「あなたのもここにあるよ、つじ ときこちゃん」
顎から上のない女の子の幽霊「!!」
顎から上のない女の子の幽霊「これ・・・わたしの・・・・」
美希「2人とも、つらかったのは分かってるの」
美希「でも、だからって、関係のない人を巻き込んでいいわけじゃないの」
美希「・・・もう、苦しまなくていいんだよ?」
美希「安らかにねむってほしいの・・・」
スゥ・・・・
ガタガタガタ!!!!
響「うわっ!!また地震か!?」
律子「今までのよりうんと大きいわ!!!」
美希「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
----------------------------------------------------------------
律子「うぅ・・・ここは・・・」
律子「嘘!! 765プロの事務所!?」
律子「響!美希!しっかりして!!」
律子「(ホッ・・・息はしてる)」
律子「これ、小鳥さんのメモ・・・」
『探しに出ています ここに来たら連絡ください 音無小鳥』
律子「そうだわ!早く連絡を・・・」
響「ううん・・・」
美希「律子?」
律子「よかったぁ、2人とも目を覚ましたのね・・・」
響「あれ?」
美希「ここ・・・」
律子「見てみてよ、周り!私も信じられないんだけど!」
響「嘘・・・」
美希「えっ!ここ、ここは、美希たち・・・・」
響「自分たち、帰ってこれたって事だな!!」
美希「えへへ、(グスッ)」
響「あは、あはは(ヒック、ヒック)」
律子「ほんとに私たち・・・(ぐすっ、えぐっ)」
響「あれ?春香や真や他のみんなはいないのか?」
美希「そういえば、見当たらないの」
律子「どういうこと?」
響「うわあああああ!!」
美希「響!?どうしたの!?」
律子「何、これ・・・」
響「まだ、終わってないのか?」
美希「そんな・・・」
すぅ・・・
律子「!あ、あなたは・・・」
片目のない女の子「・・・・」
美希「帰ってほしいの!!こっちにくるななの!!」
片目のない女の子「ちょうどこんな、雨のふるほうかごの事でした」
片目のない女の子「わたしがゆうかいされたあの日・・・」
片目のない女の子「朝、わたしはお母さんとけんかをしてしまいました」
美希「な、何を言ってるの・・・?」
片目のない女の子「お母さんと顔を合わせるのがいやで」
片目のない女の子「学校の後、わたしは家へ帰らずに」
片目のない女の子「ぼぉっと、わたりろう下にしゃがんで、雨をながめていました」
片目のない女の子「そうしたら、わたしのとなりにヨシカズ先生がすわって」
片目のない女の子「うんうんと、わたしの話を聞いてくれたのです」
片目のない女の子「先生は、言葉を話せない病気だったけれど、心はやさしい人だったから」
片目のない女の子「わたしは、すきでした」
片目のない女の子「けれど・・・」
片目のない女の子「ぐすん・・・ぐすん・・・」
律子「・・・・・」
片目のない女の子「お姉さんたち、ごめんなさい」
美希「あなたは5年生の、かんの ゆきちゃん?」
ゆき「・・・(コクリ)」
ゆき「さっきは、ありがとう・・・ございます」
ゆき「殺されたわたし達を、成仏させようとしてくれて・・・」
響「・・・・・」
律子「結局あなたは成仏できたの?なんでまだここにいるの?」
ゆき「いいえ・・・できてません」
美希「君たちから、言葉を奪った、抜き取られた舌は返したし」
美希「君たちに酷い事をした犯人には、懺悔させたけど、まだ・・・許せないの?」
ゆき「わたしたちの成仏に、許す、許さないというそれぞれの意志は、関係ないんです」
ゆき「『ざんげ』とは、犯人とひ害者との間にそん在して・・・」
ゆき「それ単体で、わたし達、ひ害者のれいを動かすものです」
ゆき「わたし達が、天神小学校を異空間に閉じ込めている『霊場』の断片だから」
ゆき「わたし達を動かすという方法は、正しいと思います」
ゆき「だけど、足りてないんです。犯人の・・・ざんげが・・・」
美希「あいつの・・・文化人形が喋った言葉では、足りないってことなの?」
ゆき「あれは・・・ち・・・」
ゆき「・・・・・・」
響・美希・律子「・・・・?」
響「それで、なんなんだ?」
律子「なんで、無関係の人たちを、何人も何人も閉じ込めてるの?」
律子「私たちをあそこに呼び寄せたのは、あなたたち子供の幽霊なんでしょ?」
ゆき「そ、それは・・・ちがい ます」
響「・・・どういうことなんだ?」
ゆき「わたし達は、異空間を繋ぎとめる歯車にすぎなくて・・・」
律子「・・・・あなた、真美を殺したじゃないの!」
美希「待って欲しいの、律子・・・もう少し聞こ?」
ゆき「・・・・・」
ゆき「お姉さん達だけでも、無事に送れてよかったです・・・」
響「何で急に、自分たちを気遣うような言い方するんだ?」
美希「美希・・・昔聞いたことがあるの」
美希「強い未練を残したまま、暴力的に命を搾取された霊魂は」
美希「普通の人で言う所の、錯乱に近い状態でとどまってしまうって・・・」
美希「いろんな感情がごちゃ混ぜになっちゃってるから」
美希「やさしい心と怨みや敵意の気持ちがくるくる変わっちゃうって」
律子「どっちもこの子の本音ってことね・・・」
美希「美希、お願いがあるの。他の生きてるみんなも、連れてきて欲しいの」
ゆき「・・・・・」
美希「できないの・・・?」
ゆき「もう、それは無理だと思います」
美希「どうしてなの!」
ゆき「あの空間は、沢山の無関係な命を食べ過ぎました
ゆき「あそこで死んだ人たちの『うらみの念』がもう、満員だから」
ゆき「行き場をなくした、かなしい想いたちのえいきょうで」
ゆき「全てのれいが、わずかに残った理性を失い始まています」
ゆき「わたしも、もうすぐまた・・・」
ゆき「生きてる人を、ただ無差別におそうだけのおんりょうになってしまいます」
律子・響「っ!」
美希「あなたも味方してくれなくなるの・・・?」
ゆき「・・・・・」
美希「だったら、なおさら急がなきゃいけないの!!」
響「何か他のみんなを助ける方法はないのか?」
ゆき「1つだけ、あります」
律子「ど、どうすればいいの?」
ゆき「・・・・、あの場所へ戻って、私たち、天神小学校の」
ゆき「『児童4名ゆうかい・殺害事件』ひ害者のれいを、みんなを成仏させてくれれば」
ゆき「歯車を失った異空間に、大きな歪みが生まれます」
ゆき「そうすれば、もしかしたら」
律子「あそこへ、また戻るの・・・?」
美希「・・・どうして、さっき成仏できなかった理由、口ごもったの?」
ゆき「それは・・・思い出したくないからです」
ゆき「でも、どうしても知りたいのなら教えます」
美希「っ!何?何なの!?」
律子「み、美希!」
美希「痛い、痛いの・・・いあああああ!!」
-------------------------------------------------------------------
美希「(・・・・・、あれっ?美希・・・どうなったの?)」
美希「(真っ暗で、体が動かないの・・・)」
目が暗さに慣れてきて周りの様子がわかると
美希「(こ、ここって・・・)」
隣には、児童が3人、自分と同じように横になっています
美希「(体が、動かないの・・・)」
美希「(体は金縛りにあったみたいに動かせないけど、部屋の光景は見えるの・・・)」
美希「(美希のほかに、男の子がひとり、女の子がふたりいるの)」
美希「(顔に、見覚えがあるの・・・)」
美希「(みんな、あの犯人に殺された天神小の子供たちなの、まだ生きてるの!!)」
美希「(でも、美希を含めてみんな手足を縛られて床に転がされてる・・・)」
女の子「うわああぁぁぁーん、わあぁーん、たすけてぇー!」
美希「ひっ!」
ヨシカズ「う・・・、うぅゥ?・・・ゥゥ」
美希「!!や・・・!いやなの!!いやぁぁぁ!!」
ヨシカズ「め・・・目・・・メを・・・」
美希「ひ、うっ、(目隠しされて・・・周りが見えないの)」
人間という生き物は、五感の1つでも使えなくなるだけで
感じる恐怖は何倍にも膨れ上がってしまう
美希「(耳が、どんどんと敏感になっていくの・・・)」
子供たち「ひっ・・・ひっ・・・う、ううぅぅー、ひっく、ひっく・・・うぅぅ・・・」
周りの子供たちの鳴咽の声が、狭い部屋に反響して恐怖は積もりに積もっていく
美希「なんで目隠しなんて!!ほどいてほしいの!!ほどくの!!」
美希がなんど叫ぼうとも男は美希から遠ざかっていく
ヨシカズ「じ・・・ジュン・・・バン?・・ぅゥ」
美希「(順番って・・・何なの・・・?」
男の子「!!あぁあ!わあぁぁああぁぁぁー!!!」
次の瞬間、男の子から人間の声とは思えないほど凄まじい音波のような叫び声が聞こえた
男の子「がっ!!がっ!!!ぐっ!!ぎゃああああああああ!!!!!!」
それが延々と続き、美希は男の子が今殺されているんだと理解した
美希「(ヒッ!!!)」
美希「(嫌なの!!もう嫌なの!!!)」
こんなに残酷なことが行われているのに、まだ男の子の意識が消えることはない
男の子「・・・う・・・う・・・ぁ・・」
あれからどれくらい時間が経っただろうか
何度も何度も繰り返し絞り出された男の子の叫び声は、とうとう聞こえなくなった・・・
女の子「きゃあああぁぁー!や!・・・いや!!いやぁー!!」
間髪いれずに女の子の悲鳴があがる、これももはや声ではなく音だった
女の子「あぁ!ぐ・・・ ・・、ゴボゴボゴボゴボ・・・」
美希「(これ以上こんなの聞いたら、美希狂っちゃうの!早く終わって!早く終わって欲しいの!!)」
美希のそんな思いとはうらはらに、神様はまだ女の子の意識を奪わない
やがて、「ゴン!」と何か重い物が落ちる音がして、静かになった
ざっ、ざっ、ざっ、と大きくなっていく足音に美希の全身の毛が逆立つ
胃から下に氷を詰められたような、一瞬にして下痢になったような悪寒
隣の子が死んだらそのつぎは、美希の『順番』である
美希「あっ!」
髪の毛を掴まれ、頭をグイッと持ち上げられる。
同時に目隠しが取られ、美希は『犯人』の顔を見ることになる
----------------------------------------------------------------
真「うわっ!!伊織、つかまって!!」
伊織「きゃっ!」
真「おさまったかな・・・?」
伊織「う・・・」
真「伊織?・・・伊織、やっぱり体が限界だったんだ・・・」
真「どこか、休める場所を探さないと」
真「・・・?これ、やよいの携帯?」
メールの作成中だったようです
真はメールの内容を読んでしまいました
真「(ごめん、やよい、勝手にメール読んじゃって・・・)」
真「(これは、今は、伊織に見せない方がいいよね・・・)」
伊織「ん・・・」
真「伊織・・・起きた?」
伊織「私、寝てたの?」
真「うん、もう動ける?」
伊織「えぇ、大丈夫よ。それより、今の地震・・・」
真「何か、また校舎の様子が変わったみたいなんだ」
真「探しにいこ?」
伊織「分かったわ」
~1階本校舎北側廊下~
伊織「ねえ、この部屋は探したの?」
真「あぁ、その部屋は鍵がかかってて・・・」
伊織「あいてるわよ?」
真「え?・・・ホントだ・・・」
~1階本校舎北側用務員室~
真「この部屋・・・一段と空気が重い・・・」
伊織「それになんか臭うわよ?」
伊織「うぅ、くさい・・・カビの匂いだけじゃないわね・・・」
真「あ・・・このテレビに録画カメラ、端子がなくて使えないや・・・」
伊織「これは何?」
真「これ、『猟奇実話ルポ・実在する呪われた学校の過去を追った!2』」
伊織「読むの?」
真「うん、何か大事なことが書いてあるかもしれないから」
犯行現場で唯一生き残った、赤いワンピースの女児、篠崎サチコ・・・
サチコの家族は事件後、怯えるように他県に移っていったとされている。
驚いたことに、この篠崎家についての記述はこの事柄以外、
当時の書類や文献のどこを見ても、何を見ても見当たらない。
惨劇の舞台となった学校や、現役校長の嫡男による凄惨な犯行、
そのスキャンダラスな背景に目が眩み、
この小さな生存者の聴取が疎かになってのではと予想したが、そうではなかった
だれも、サチコのその後をたどることができなかったのだ
天神小学校の開校当初から閉鎖されていた地下室で、
行方不明だった児童たちの亡骸が発見された時の現場は、まさに酸鼻極まる凄惨な光景だった
鑑識の調査の結果、狂気は逮捕時に犯人が手にしていた【大きな裁ち切り鋏】と断定
躊躇があったのか男のものにしては軽めの力で、
しかし執拗に殺意を持って犯行に及んだことは確実であった
公式発表では、児童たちの死因は『舌を切り取られた事による失血死』とされていたが
実際にはもっと惨たらしい凶行が行われていた
以下は、規制によりメディアで報道されていない殺害の手口である
現場で惨劇を目撃したサチコの基づいている
手足を縛られ目隠しをされた被害者たちは、1人づつ距離を置いて寝かされ順番に殺されていった
ひとりは、鋏で腹部をメッタ刺しにされた上に臓器を抜き取られショック死
臓器は地下室の土床に粗雑に埋められた。
ひとりは、鋏で数十回にも渡って頬を刺され、口から上の顎部がちぎれ死亡
ひとりは、鋏で眼球を何度も刺された上に、スープのように潰れた目玉をえぐり出され
苦しみ抜いた末に、失血死に至る
美希の目隠しが取られ、美希の眼前に晒された光景は、想像を絶していた
美希「・・・嘘・・・」
血まみれの大きな鋏を手に、美希を見下ろしていたのは、
さっきの大男ではなく、捕らえられていた子供たちの1人・・・
返り血で顔が真っ赤に染まった、小さな女の子だった
生気の無い灰色の目で、じっ・・・と美希の目を見据え、ついで彼女はけたけたと笑い出した
「ジョキン!ジョキン!」と鋏の音がすぐ近くで聞こえる
ヨシカズ「ァ・・・アウゥゥ・・・・・(ガタガタガタ)」
サチコ「・・・クスクスクス」
鋏は不快な音を立て、せわしなく開閉を繰り返す
その錆びてぼろぼろになった血まみれの切っ先は、すぅ、と美希の目に向けられた
ヨシカズ「イッ!ヒィィッ!!(ガタガタガタ)」
美希「そんな・・・何でなの・・・どうして、あなたが!?」
サチコ「クスクスクス・・・(すぅー)」
美希「いやあぁぁぁぁぁぁ!!いやあぁああぁぁぁ!!!」
その後、何故か犯人は、三人の遺体から、舌を鋏で切断している
執筆している私も胸の悪くなる、正に悪魔の所業である
児童3人が惨殺される中、唯一生き残った少女サチコ
保護された後、泣きじゃくる彼女の証言から追求が進み、ヨシカズは送検された
言い換えるなら彼を犯人確定に追い込んだ張本人である
彼女には、自宅の所在も、家族の構成も一切の記録が残っていない
・・・というより、はっきり言えば、存在していた痕跡が全くないのだ
ここからは仮説になる
果たしてこれは本当に、ヨシカズの犯行なのか?
児童たちを殺害したのは、本当にヨシカズなのか?
後期のヨシカズは言葉による他人とのコンタクトは不自由だったとはいえ
基本的には大人しく、他人に危害を加えるような性質ではなかった
これは彼を取り巻いていた親戚や、付近住民の証言も聞くことが出来たので確実だ
突然このような凶行に走る道理が無いのである
一方、それまで健康であったヨシカズの父親
柳堀校長が突然、奇怪な言動や行動を取り始めたのもこの時期だ
何かに取り憑かれたように屋敷の壁一面に意味不明の漢字の羅列を書きなぐったり
何者かに怯えるように部屋の隅に篭もり、大声で喚いたり暴れたり
こちらも相当な事態になっていた
そこに私は、人智を超えた力の動き、巨大なる呪詛の側面を見ている。
開校当初より閉鎖されていた、天神小学校の地下室に関する、何か大きな呪いの存在
この連続児童誘拐・殺害事件より、更にさかのぼること20年
おぼろげながら、真相を知る手がかりを、私は見つけたように思える
廃校になった後、取り壊されて別の学校が建っている現在では
失われた天神小学校の地下室を調べることは不可能だが
私の助手が、興味深い方法を見つけて来てくれた
不可能が可能となるかもしれない、これよりその準備に出かける
詳しくは、次回の連載にてお伝えしたいと思う。
楽しみにお待ち戴きたい
鬼碑忌 コウ
時々ふっと気を失えそうになるけれど
だが、恐ろしい痛みが美希からそれすれも暴力的に奪っていく
美希には失神すら許されない、目の前に迫っている本物の死
美希「いやぁぁぁぁぁあああ!!!きゃああああ!!!!!」
ドスっ!ドスっ!
サチコ「クスクスクス・・・・」
ひとりは、鋏で眼球を何度も刺された上に、
美希「あああーーーーッ!!!ううううう・・・・!!!」
ぐちゃっ、ぐちゃっ
美希「ァアアあああああ!!!!!」
スープのように潰れた目玉をえぐり出され苦しみ抜いた末に、失血死に至る
サチコ「ヒヒヒヒヒヒ!・・・・ナカナカ逝カナイネ・・・・」
美希「痛い!!・・・痛いの!!!!」
美希「ッ!!!!!!」
サチコ「ハヤク逝ッちゃエばイイノのニ」
・・・・ギギギギ・・・・!
美希「!・・・ああぁぁぁ・・」
サチコ「エグりだしチャお」
美希「いやあぁぁぁぁあああああ!!!!」
その後、何故か犯人は、三人の遺体から、舌を鋏で切断している
サチコ「さァ、くちヲ開けてごらン?」
美希「嫌ぁぁ!!嫌ぁァァああああああ!!!!」
サチコ「フフフフフ・・・・お母さん・・・」
第六幕 学校の呪い
これにて終了です
第七幕 明かされる謎
始まります
刻命「アァイ!!」
刻命「・・・どうしたんですか?そんなに震えて」
あずさ「>>458」
1・「あの・・・今の声、何かあったの・・・?」
2・「・・・・・・」
2
あずさ「・・・・・」
刻命「さあ、立ってください!しゃがんでいても、僕の姉もあなたの弟も見つかりませんよ!」
あずさ「あの・・・私・・・お腹が(プルプルプル)」
刻命「あずささん、そんなに苦しいんですか?」
あずさ「う・・・(グルグルグル)」
刻命「・・・・(ふーん、興味深いな)」
刻命「(人間は限界まで排泄を禁じられると、こんな顔になるのか・・・哀れな姿だ)」
刻命「(『ここでしろ!』と脅したら、どんな顔するんだろうな)」
刻命「(いや、待てよ、哀れ?哀れだと・・・?)」
刻命「・・・・・」
あずさ「ううぅ・・・・(ぐるぐるぐる)」
刻命「そうするか?俺と暮らすか?」
あずさ「・・・えっ?」
刻命「フククッ・・・」
あずさ「・・・?(ぞっ)」
刻命「・・・・・(ゴクリ)」
あずさ「あの、私、やっぱり1人で探します・・・」
刻命「・・・・・」
刻命「何を言ってるんですか?あずささん」
刻命「僕の姉はあなただ」
刻命「ここからは抜け出せない、絶対に、みんな死ぬ・・・」
刻命「やがて訪れる最期の瞬間まで、僕らは姉弟でいましょう・・・」
あずさ「あ、あの、さ、さようなら!」
刻命「あずささん、そっちは行かない方がいいですよ、下の階でさっき悪いことが起こったから」
あずさ「え・・・?」
刻命「フフフフ・・・・」
~1階別館西廊下~
あずさ「ひっ・・・あ、あの・・・だ、大丈夫、ですか?(プルプルプル)」
黒崎「ハァー、ゼハァー・・き、あなたは・・・」
あずさ「お、お腹から、すごい血が出てる・・・何かで、止めないと・・・」
黒崎「ハァー、ハァー、グッ!・・うぅッ・・・」
あずさ「これで、私のハンカチじゃ・・・ダメかしら?・・・」
刻命「・・・・・」ザッ
黒崎「!!は、早く!逃げるんだ!!」
あずさ「で、でも手当しないと、死んじゃうわ!」
あずさ「傷、おさえるから、頑張って!」
黒崎「早く、逃げるんだ!!」
刻命「黒崎~、誰にやられたんだ~?」
あずさ「ぐッ!」ドッ!!
刻命「だめじゃないですか~、勝手に離れってっちゃ」
刻命「フッ・・・ククッ!・・・ピクピク痙攣して、無様だなあ」
黒崎「刻命! やめるんだ!!」
黒崎「刻命ィィ!」
黒崎「刻命!」
黒崎「刻命・・・ごめんな」
刻命「・・・ァ?」
黒崎「もっと、ガキの時分から・・・お前を止めていればよかった」
黒崎「親友として俺は、やるべきことを、してやれなかった・・・」
刻命「何言ってんだお前?俺の親友だったつもりか?」
刻命「お前が俺の味方したこと、1度でもあるのかよ!?」
黒崎「かもな・・・今、本気で反省してる・・・」
刻命「ハッ!もういいよ、お前死ぬし、で?」
刻命「親友として、してやれなかった事?・・・ってなんだよ、教えろよ」
黒崎「っ・・・これだぁ!」ドンッ
刻命「・・・ッ 痛ってぇ・・・」
黒崎「なんでも人のせいにしてんじゃねぇよ!弱虫ッ!!」
黒崎「ぐふっ!ごほっ!!」
刻命「てめぇぇ~!」
黒崎「目ぇ覚ませ刻命! お前の向かってる先には、なんにもないぞ!なんにもだ!」
刻命「アッハハハハハハ!!!!!馬鹿が!!弱者はお前だ黒崎!!」
あずさ「・・・けほっ、けほっ、・・・うぅ・・・」
あずさ「はぁはぁ、お腹、痛い・・・」
刻命「気が付きましたか? あずささん」
刻命「もう大丈夫、あなたの弟が守ってあげますから」
あずさ「い、嫌・・・・」
刻命「なんだこれ・・・鍵か? 理科室? フフッ・・・黒崎ィ、お前にはもう必要ないよな?」
あずさ「あ・・あ・・・・・」
刻命「ここで幽霊に惨い殺され方するのは、嫌でしょう?」
刻命「大丈夫、そんなことさせません・・・、そんな運命から守ってあげますよ・・・!」
刻命「俺が、終わらせてあげますよ、あなたの・・・・命!!」
あずさ「ひっ・・・(逃げないと!!)」
~1階別館玄関~
あずさ「扉が、開かない・・・!」
刻命「お~い!あずささ~ん?どこにいくんですか~?」
あずさ「!(これじゃすぐに、追いつかれちゃう!)別館からでて・・・本校舎に行かないと!」
あずさ「でも、玄関の鍵はしまってる・・・」
>>471
1・東廊下の方へ玄関の鍵を探しに行く
2・西廊下の方へ玄関の鍵を探しに行く
2
あずさ「西廊下からいくわ!」
刻命「あずささ~ん、逃げないでくださいよ~」
~1階別館西廊下~
あずさ「(ずっと逃げてたら、体力がなくなってみつかっちゃうわ)」
あずさ「(隠れながら、探さないと・・・)」
刻命「ど~こ~に、い~る~の~か~な~?」
グラッ・・・
あずさ「きゃっ!!棚が倒れて・・・」
あずさ「!これ、玄関の鍵だわ!!」
刻命「あ、見つけた・・・ここにいたんですか~?」
あずさ「っ!(逃げ道がないわ・・・!)」
刻命「やっと、見つけましたよ、あずささnガッ!!」
雪歩「あ、あずささん!!はやくこっちに!!(ガクガクガク)」
あずさ「雪歩ちゃん!!」ダッダッダ
雪歩「逃げる先、決まってるんですか?」ダッダッダ
あずさ「玄関の鍵を見つけたから、本校舎に逃げましょ?」ダッダッダ
雪歩「分かりました!!」ダッダッダ
刻命「ちっ!・・・あずささ~ん!殺す!殺すぞ!!おい!!」
~1階本校舎廊下~
スゥ・・・
赤い服の女の子「・・・こっち、こっちだよ・・・・」
あずさ「女の子の幽霊?」
雪歩「あ、あずささん!どうするんですか?もう来ちゃいます!」
>>477
1・ついて行く
2・ついていかない
1
あずささん「ついていきましょ」
雪歩「分かりました!」
~2階本校舎東側~
あずさ「はぁ、はぁ」
雪歩「はぁ、はぁ」
刻命「ラン!ラビット!ラーン! あはははははっ!!」
ヨシカズ「ウアアァァ!」
刻命「ぐぅあ!!」ガン!
真「赤いワンピースの女の子・・・か」
伊織「その子の幽霊がサチコってことよね?」
真「でも、分からないんだ、こっちの記事には殺されずに生きていたって書いてあるし」
伊織「この事件で死んでいないなら、成長して、とっくに大人になってるはずよね?」
真「だけど、子供の姿のまま、幽霊になってる・・・」
伊織「やっぱり、何か変だわ・・・」
真「この事件の後何かあって、命を落としたとしか考えられない」
伊織「サチコの霊に会えば、もっといろんなことが聞けるかもしれないわね・・・」
真「みんなでこの学校から脱出するための鍵を見つけられるかも」
伊織「みんなを探したら、その子の幽霊も探してみましょ?」
真「そうだね・・・」
グラグラグラグラ・・・・・・
伊織・真「!!」
真「何!?さっきまでの揺れと違う!!」
伊織「お、大きいわ!これ!!」
真「伊織!早く僕につかまって!!」
美希の目隠しが取られ、美希の眼前に晒された光景は、想像を絶していた
美希「・・・嘘・・・」
血まみれの大きな鋏を手に、美希を見下ろしていたのは、
さっきの大男ではなく、捕らえられていた子供たちの1人・・・
返り血で顔が真っ赤に染まった、小さな女の子だった
生気の無い灰色の目で、じっ・・・と美希の目を見据え、ついで彼女はけたけたと笑い出した
「ジョキン!ジョキン!」と鋏の音がすぐ近くで聞こえる
ヨシカズ「ァ・・・アウゥゥ・・・・・(ガタガタガタ)」
サチコ「・・・クスクスクス」
鋏は不快な音を立て、せわしなく開閉を繰り返す
その錆びてぼろぼろになった血まみれの切っ先は、すぅ、と美希の目に向けられた
ヨシカズ「イッ!ヒィィッ!!(ガタガタガタ)」
美希「そんな・・・何でなの・・・どうして、あなたが!?」
サチコ「クスクスクス・・・(すぅー)」
美希「いやあぁぁぁぁぁぁ!!いやあぁああぁぁぁ!!!」
脳の最奥が白く煙って、美希は時々ふっと気を失えそうになるけれど
だが、恐ろしい痛みが美希からそれすれも暴力的に奪っていく
美希には失神すら許されない、目の前に迫っている本物の死
美希「いやぁぁぁぁぁあああ!!!きゃああああ!!!!!」
ドスっ!ドスっ!
サチコ「クスクスクス・・・・」
ひとりは、鋏で眼球を何度も刺された上に、
美希「あああーーーーッ!!!ううううう・・・・!!!」
ぐちゃっ、ぐちゃっ
美希「ァアアあああああ!!!!!」
スープのように潰れた目玉をえぐり出され苦しみ抜いた末に、失血死に至る
サチコ「ヒヒヒヒヒヒ!・・・・ナカナカ逝カナイネ・・・・」
美希「痛い!!・・・痛いの!!!!」
美希「ッ!!!!!!」
サチコ「ハヤク逝ッちゃエばイイノのニ」
・・・・ギギギギ・・・・!
美希「!・・・ああぁぁぁ・・」
サチコ「エグりだしチャお」
美希「いやあぁぁぁぁあああああ!!!!」
美希「嫌ぁ!!殺さないで!!!」
律子「美希!!しっかりして!」
美希「ハァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ!」
美希「ゼーハァー、ゼーハァー、ゴフッ・・・・」
響「美希!大丈夫か!?」
美希「あぁああぁぁぁーー、あああああぁぁぁぁーっ!」
律子「大丈夫よ・・・、大丈夫だからね・・・」
美希「うぅぅぅ・・・・」
ゆき「・・・いまのが、あのときの出来事です」
ごめんなさい
同じの送ってました
正しいやつ送ります
美希「・・・ヒクッ、ヒクッ」
律子「何?・・・何か見たの?」
美希「・・・この子達を・・・殺した、グスッ、犯人が・・・分かったの・・・」
律子・響「?」
美希「この文化人形の声が・・・懺悔になるはずなかったの・・・」
美希「人違いだったの!!」
律子「美希、まさか、殺害現場を見たのね・・・・」
美希「(コクっ)」
美希「犯人は真美が持ってた新聞の記事にも写真が載ってた、赤い服の女の子なの」
美希「被害者みたいに写ってるけど・・・」
ゆき「・・・・・」
律子「・・・え?」
律子「子供がそんなこと・・・」
律子「同じくらいの子供をさらって・・・監禁なんて・・・」
美希「あの大きい男はただの協力者だったの」
美希「サチコにこの子達が殺されてる時、あいつは、部屋の隅で震えていたの」
律子「っ・・・そんな!」
美希「そのことを、他のみんなに他のみんなに伝えなきゃいけないの!!」
美希「七星さんですら、その真実にたどり着いていなかったの!」
響「そうだな・・・、知らずに、その子と会ってでもしたら大変だ!!」
美希「ゆきちゃん!お願いがあるの!」
響「もう1度あの場所に・・・」
美希・響「連れてって(なの)!!」
ゆき「でも、おすすめはしません」
ゆき「あなたたちや、他の人たちの働きかけで、あの空間へ大きく乱れています」
ゆき「こんど戻ったら、理性が残っていたとしても、わたしの力ではもう・・・」
ゆき「あなたたちをもう1度、ここへ連れ戻すことはできないと思います」
律子「っ・・・」
美希「だけど、このまま放っておいたら、みんな死んじゃうの!!」
ゆき「・・・・・」
美希「律子、みんなを助けに行こ?」
律子「・・・・分かったわ」
~2階本校舎2-A~
ゆき「ごめんなさい、だけど、頑張ってください!」
ゆき「これはいま、他のお友達にとって必要なものです」
ゆき「どこかで、わたしてあげてください」
ゆき「もう1つ赤い像も探してください」
美希「わかったの」
ゆき「身体を取り戻してもらったわたしたち3人は、もう準備できています」
ゆき「そのせいで、多重空間のバランスが崩れています、気をつけてください」
ゆき「あと、足りなかった『犯人の懺悔』を引き出すには」
ゆき「犯人のあの子を、浄化させてあげるしかありません」
ゆき「わたしはもう、心が侵され始めました」
ゆき「次にわたしをみたら、逃げ・・・・」
美希「意識が、消えたの・・・」
律子「とにかく、他のみんなを探しましょ・・・」
響「それしかないな」
---------------------------------------------------------------
雪歩「はぁー、はぁー、もう、追ってきて、ないですね」
あずさ「逃げ切ったってことかしら・・・?」
雪歩「あ、あずささーん!怖かったですぅ!!」
あずさ「あらあらー、(怖いの我慢して、助けてくれたのね・・・)」
雪歩「気づいたら、真ちゃんがいなくなってて、探してたら変な声が聞こえて」
雪歩「声の方に行ったら、あずささんが襲われそうになってて、それで・・・」
あずさ「雪歩ちゃんがいなかったら私、今生きてなかったもしれないわ」
あずさ「ほんとに助かったわ、ありがとう、雪歩ちゃん・・・」
雪歩「あずささん・・・」
あずさ「(だけど、これ、どうしましょ・・・)」
あずさ「(あの人に蹴られたとき・・・出ちゃったみたい・・・)」
あずさ「雪歩ちゃん、すぐに戻るからここにいてくれるかしら?」
雪歩「?、何しに行くんですか?」
あずさ「えっと、その、ちょっと・・・」
雪歩「分かりました・・・、すぐに戻ってきてくださいね?」
~3階本校舎東側女子トイレ~
あずさ「ここで良いかしら・・・」
あずさ「うぅ、スースーするけど、そのまま履いてるよりは・・・マシ・・・よね?」
~2階本校舎東側女子トイレ~
あずさ「待たせちゃったわね」
雪歩「いえ、大丈夫ですよ、それじゃあ、みんなをさg・・・
ガタガタガタ!!!
雪歩「きゃっ!!」
あずさ「さっきから、地震ばっかりね・・・」
雪歩「学校、壊れないでしょうか・・・?」
----------------------------------------------------------------
真「赤いワンピースの女の子・・・か」
伊織「その子の幽霊がサチコってことよね?」
真「でも、分からないんだ、こっちの記事には殺されずに生きていたって書いてあるし」
伊織「この事件で死んでいないなら、成長して、とっくに大人になってるはずよね?」
真「だけど、子供の姿のまま、幽霊になってる・・・」
伊織「やっぱり、何か変だわ・・・」
真「この事件の後何かあって、命を落としたとしか考えられない」
真「みんなでこの学校から脱出するための鍵を見つけられるかも」
伊織「みんなを探したら、その子の幽霊も探してみましょ?」
真「そうだね・・・」
グラグラグラグラ・・・・・・
伊織・真「!!」
真「何!?さっきまでの揺れと違う!!」
伊織「お、大きいわ!これ!!」
真「伊織!早く僕につかまって!!」
伊織「!(天井から楔が!!)真ッ!!」
真「痛てて・・・」
伊織「あたま、大丈夫?血とかでてない?」
真「うん、大丈夫みたい」
テレビ(チカっ)
真「!(ビクッ)」
伊織「さっきまでつかなかったのになんで?」
『 田久地「凄い!凄い!なんなんですかこれは!何処なんですか此処は!」
鬼碑忌「落ち着くんだ!・・・落ち着いて、しっかり撮ってくれ」
鬼碑忌「此処で目にしたものは、ひとつ残らず記録するんだ!」
田久地「はい!」
鬼碑忌「いいぞ・・・成功だ。絶対にこれで獲れる!」
鬼碑忌「これで、この映像で!世のオカルトジャンルがひっくり返るぞ!」
鬼碑忌「よし、早速ここで【猟奇実話ルポ】第3回を書き始めよう」
鬼碑忌「肌で体感している生のワードが、今なら書ける!・・・よし!」 』
伊織「これは、この校舎の映像ね」
真「さっき、僕が入れたテープだ」
真「カメラは電源が入らなかったはずなのに・・・」
伊織「このテープの持ち主が撮影したみたいね、取材かしら?」
『 田久地「すごい・・・なんだこれ・・・いたるところに落書きがある」
田久地「‘・・・死・・・二・・・タクナイ・・・?おおっ・・・!凄い・・・!!」
鬼碑忌「気をつけるんだ、この学校についてはまだデータが少ない」
鬼碑忌「何が起こるか分からないぞ、あまり触れないほうがいい」
田久地「いやいや!こんなオイシイ画、撮らなくてどうすんスか
鬼碑忌「ああ・・・」
田久地「フゥー凄いな・・・だけど先生、いいんですか?」
田久地「七星ちゃんを置いて来ちゃって」
田久地「きっと怒りますよ~、自分だけノケものにされたって」
鬼碑忌「・・・はは、そうだな。・・・だが」
鬼碑忌「今回は事情が違う。あの子を危険な目には遭わせられないよ」
田久地「まっ、そりゃそうですけどね-」 』
『 田久地「本物・・・ですか」
鬼碑忌「――の、ようだ・・・」
田久地「死体・・・死体! う・・・ううう!先生!やばいですよ!帰りましょう!」
田久地「この娘の制服・・・新しいですよ!僕らの時代の子ですよ!」
田久地「きっと全国で行方不明になっている子の何人かは」
田久地「此処で朽ち果てているんですよ!・・・ああ!なんて所に来ちゃったんだ!」
鬼碑忌「そうだな・・・これ以上は危険か」
田久地「早く!【逆打ち】の方法を教えてください!」 』
真・伊織「(逆打ち・・・?)」
『 鬼碑忌「あ、ああ、教えてなかったな。方法は・・・」
田久地「ひゃあああああ!!!」
鬼碑忌「どうした!」
田久地「声が、声が聞こえる!子供の声、子供の声が聞こえます!!」
鬼碑忌「落ち着くんだ!私には聞こえない!子供とは何人だ、男児か?女児か?」
田久地「先生!鬼碑忌先生!今何か・・・!今何か居ましたよ!」
鬼碑忌「何処だね!」
田久地「こっちです!こっち!」
田久地「!」
田久地「君!待っ、待ってくれ!!」
田久地「ぐっ!」
鬼碑忌「大丈夫か!」
田久地「ッグ・・・すみません。何か踏んで・・・カメラ、無事ですか?」
鬼碑忌「ああ」
田久地「ッ!?・・・ウアアアアアアーーーッ!アアアアアアーーーッ!!!」
鬼碑忌「・・・!?」
田久地「アアアアアアーーーーッッ!!」
鬼碑忌「田久地君!何処へ行くんだ!」
鬼碑忌「!テープがもう無い、替えのテープは・・・」 』
伊織「終わりみたいね・・・」
真「【逆打ち】・・・って何だろう?」
伊織「返る為の方法って言ってたけど、肝心なところが抜けてるじゃない!」
真「方法が分かるかもしれないし、これの続きも探してみようよ」
伊織「ええ、そうね。はあ、探すものがいっぱいね・・・」
真「みんなを見つけて、手分けすれば、早く見つかるかも!」
伊織「そのためにも、まずはみんなを探さないとだめね」
第七幕 明かされる謎
これにて終了です
第八幕 みんなで脱出
始まります
~1階本校舎廊下~
伊織「なにこれ・・・?」
真「また、校舎の様子が変わってる・・・って言うより、形も変わってる・・・?」
伊織「慎重に行きましょ」
真「そうだね」
美希「あ!!いたの!!!」
響「ど、どこにいるんだ!?」
美希「向こうの廊下なの!!」
律子「ホントだわ!真!伊織!」
真「律子に美希に響!!」
伊織「やっと他の仲間に会えたわね・・・」
お互いに知ってるいることを全て話した、
この学校を脱出するための手がかりや、3人の幽霊のこと、サチコのこと
そして・・・死んでしまった仲間のことも・・・
真「そんな・・・貴音と真美まで・・・・」
律子「やよいが・・・冗談でしょ・・・?」
響・美希・伊織「・・・・・・・・」
美希「・・・美希は、それでも帰るの!!これ以上誰も死なせずに帰るの!!」
美希「みんな、そう思ってくれてるって信じてるの・・・」
伊織「・・・そうよね、くよくよしてたって、やよいは帰ってこないわ・・・」
響「自分も・・・無事に帰って貴音の分まで生きるんだぞ!!」
真「みんな・・・」
律子「力を合わせて、みんなを探して、一緒に帰りましょ!!」
みんな「おー!!」
響「でも、この穴じゃ、飛び越えれないし、合流するのは無理だぞ」
律子「ほかに、繋がってるところを探さないとね」
真「僕たちは、まず、テープの続きを探しながら別館に行ってみるよ」
真「校舎の様子が変わって、行けるかもしれないから」
律子「それじゃあ、私たちは、春香と千早と亜美を探すわよ」
美希「分かったの、揃ったらまたここに集合なの!」
真「!別館への通路が開いてる・・・!」
伊織「何ボケっとしてんのよ、雪歩とあずさ探すんでしょ?」
真「っ!あ、当たり前だろ」
~1階別館西廊下~
伊織「ヒッ!し、死体・・・?」
真「い、伊織、見ないように行こう!」
伊織「そ、そうねっ」
真「別館じゃ・・・ないのかな?」
伊織「雪歩とあずさも、真が見当たらないから本校舎に行ったのかもしれないわ」
真「本校舎に行ってみようか?・・・あれ?これってテープの続き?」
伊織「きっとそうだわ!はやく【逆打ち】について調べましょ!」
真「うん!そうしよう!」
~1階本校舎用務員室~
真「それじゃ、入れてみるよ?」
伊織「えぇ」
『 鬼碑忌「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
鬼碑忌「ひとりになってはいけない ひとりにになってはいけない」
鬼碑忌「死んではいけない 絶望してはいけない」
鬼碑忌「これを見ているあなたにここから脱出する【逆打ち】の方法を残しておく」
鬼碑忌「【サチコのまじない】を正順法同様に、人数にサチコを加えた回数唱え
ちぎった形代の切れ端同士をくっつけるのだ」
ガタッ
鬼碑忌「・・・っ」
ガタガタ
鬼碑忌「・・・しなければよかった」
鬼碑忌「来なければよかった・・・」
鬼碑忌「・・・君があんなことに・・・」
七星「ゼンゼ・・・」
鬼碑忌「!うぅ・・・うううぅぅぅぅ・・・!!」
七星「ゼンゼェェェェェェェェェェェ!!!!!」ガタガタガタ
鬼碑忌「ひッ!!ヒィィィィィィィッ!!」
バキン!
七星「センゼェェェェ!!!」
鬼碑忌「ひィああああ!!七星く!!!うわあああああああ!!!!!」 』
プツッ
伊織「ねぇ、真、今の映像・・・」
真「この部屋で撮られたものらしいね・・・」
ガラッ
伊織「きゃっ・・・!」
真「!最初に感じた異臭はこれだったんだ・・・!」
伊織「白骨死体ね・・・この服装、さっきの鬼碑忌って人のよ・・・」
真「こっちの女の子の制服は、僕がさっき会った幽霊の子の・・・」
伊織「美希たちが言ってた、七星って子かしら?」
伊織「?奥に何か・・・ある?」
真「ホントだ!奥にもう一個部屋があるよ!」
伊織「なにこの部屋・・・!凄い匂いだわ」
伊織「トイレの匂い?」
真「梯子がある・・・、どこに出るんだろう・・・?」
真「(脆いな、いっぺんに乗ったら壊れるかも・・・)」
真「>>524」
1・「伊織、先に登って、僕はあとから行くよ」
2・「僕が先に行って、合図を送るよ」
2
真「僕が先に行って、合図を送るよ」
伊織「分かったわ」
真「ここは、女子トイレ?なんでこんなところに・・・」
真「伊織ー、大丈夫そうだよー!」
伊織「ここって・・・」
伊織「・・・なんで、よりによってここなの・・・?」
真「伊織・・・(そっか、ここは・・・)」
伊織「私、ホントは怖いの・・・」
伊織「考えれば考えるほど、やよいは私が・・・」
伊織「やよいは私のせいで死んだんじゃないかって!!」
真「伊織。違う、違うんだ」
真「伊織のせいでも、自殺でもないよ」
伊織「どうして違うって言い切れるの!あの時あそこにいなかったからそんなことが・・・」
真「これを・・・見て・・・」
伊織「・・・それ、やよいの携帯・・・」
真「あんなことになる直前まで、やよいは伊織のこと、心配してたんだよ」
真「送信されていないけど、伊織宛にメール書いてたみたいなんだ」
伊織「・・・・・」
宛先 伊織ちゃん
件名 なかなおりしよ
本文 さつきはきゆうにいなくなつてこめん
わたしいおりちやんにあやまりたい
ゆるしてくれるならけんかんのまえにきて
【キスマーク】
真「・・・・・」
伊織「グスっ、覚えたばっかのメールで・・・」
伊織「・・・やよいっ・・・!やよいぃ!!」ポロポロ
真「伊織の気持ちが落ち着くまでは、見せないでおこうって思ってたんだ・・・」
真「ごめん」
伊織「ううぅぅー、うわあぁぁぁん!!」
伊織「真、時間取らせちゃったわね・・・」
真「そんなの、いいに決まってるだろ?」
伊織「うん・・・ありがとね・・・」
真「やよいの思いを無駄にしないために、こんな学校絶対でよう!」
伊織「当然でしょ!」
真「雪歩たちも気になるけど、【逆打ち】の方法を美希たちに知らせておこう」
伊織「あんた、おまじないの切れ端ちゃんと持ってるの?」
真「ちゃんと持ってるよ、ほら」
~1階本校舎廊下~
真「伊織、伊織!!」
伊織「どうしたのよ?」
真「あれ!あれ!」
伊織「!春香に、千早に、亜美!」
春香「あ!!千早ちゃん、亜美!真と伊織がいるよ!!」
真「よかった、無事だったんだね」
千早「2人もね、会えてよかったわ」
伊織「あんたたちは3人だけなの?」
亜美「うん、そうだよ、亜美が1人でいた時に2人が助けてくれたんだよ!」
伊織「真、こっちも話すこと、あるでしょ?」
真「うん・・・」
春香・千早・亜美「・・・?」
真「そっか・・・真美のことは知ってたんだ・・・」
春香「私、信じられないよ・・・」
春香「さっきまで、すぐそこにいた友達にもう会えないなんて・・・」
千早「・・・・・」
亜美「・・・亜美、律っちゃんとミキミキのこと、恨もうとは思わないよ・・・」
亜美「真美のこと、死ぬ気で助けようとしてくれたってわかるから」
伊織「亜美・・・」
真「3人とも、おまじないの切れ端持ってるよね?」
千早「あるわよ」
亜美「亜美もあるよ!」
千早「・・・春香?」
春香「へ?わ、私も持ってるよ!(どうしよう、財布にしまってあったはずなのに・・・)」
千早「もう、びっくりさせないでちょうだい!」
春香「ごめんね、千早ちゃん」
響「見つかんないな・・・」
美希「真くんたちは無事に見つけられたかな?」
律子「だと、良いんだけど・・・」
ガサッ
律子「ん?何?日記?」
美希「これ、七星さんの日記・・・」
律子「七星って、あの幽霊の子の」
響「読むのか?」
美希「>>534」
1・「気は引けるけど・・・、読むの!」
2・「人の日記を勝手に呼んじゃダメだよね・・・」
1
美希「気は引けるけど・・・、読むの!」
『先生の後を追ってこの学校に来たけど、
ここは私たちが思っていたいた以上に危険な場所でした
【逆打ち】をしようにもここで溢れ返っている霊たちの影響で
それを行ったとしても何が起こるか分からず危険です
はやく先生を見つけないと
ごめんなさい、
学校で追試受けてて遅くなりました
投下します
先生、どこにいるの?
会いたい、会いたいよ
頭、なでて欲しいよう
手、なんだか黒くなってきた
でも、もうすぐあえるね
センセイにげた マテ 』
~3階本校舎資料室~
美希「七星さん」
七星「・・・あら、ごきげんよう。星井美希さん」
美希「七星さん、美希たちが調べた情報を提供するの・・・」
七星「興味あります。伺いましょう?」
七星「サチコがあの事件の犯人・・・?」
七星「それは知りませんでした」
七星「なるほど、有益な情報をありがとう」
七星「ですが、あなたの辿りついた答えでは、半分です」
七星「サチコが何者かという謎に、たどり着いていない」
七星「この学校の真相には、まだ先がある」
七星「わたしは、ある人を探さねばならないのです。忙しいので、それでは」
美希「まだ、話は終わってないの」
七星「もうアナタには、キョウミありませんので」
七星「職員室にいたあのこ、ああいう人の営みをもっと見ていたいのです」
七星「うふふふ、うふふふ、フフッ、」
美希「七星さん、幻滅したの」
七星「・・・・・」
美希「この日記を見て欲しいの!」
七星「ッ!」
美希「【死逢わせのサチコさん】って何なの!?」
『【死逢わせのサチコさん】【正順法】
スペルトリガー「サチコさんお願いします」を
人数にサチコさんを加えた回数唱え、形代を引きちぎる
成功すると何も起きないが、失敗すると
その場にいた者全員が呪いに侵され、そのまま霊場に連れて行かれる
【逆打ち法】、サチコの霊を怒らせた場合の対処法
正順法をそのまま逆に行えば可能
美希「しかも七星さんは、ワザと失敗するようにあの呪いの方法をブログに書いてるの!」
美希「センセイの為なんでしょう?七星さんの愛する」
美希「鬼碑忌センセイの作品の為、犠牲者は、サンプルは多い方がいいから!!」
七星「ぷっ、ははははははは」
美希「何がおかしいの!!」
七星「知るか!釣りだよ釣り!」
律子「つ・・・り?何言ってんのよ・・・?」
七星「ネットに乗ってる情報を鵜呑みにする奴が馬鹿なんだよ、バーーーーッカ!!」
美希「こんなことになるなんて想像してなかったってことなの?」
律子「あなたの勝手な都合で、どれだけ沢山の人がもがき苦しんで死んで行ったか!」
美希「サチコさんの呪いを全国に拡大させたのはあなたなの!!」
七星「知ったことか」
七星「センセイが、センセイが笑ってくれるんだ。私がガンバれば」
七星「センセイ・・・私の可愛い・・・センセイ、センセイの為だったらなんだってするわ」
七星「センセイのお仕事は・・・私が守る!邪魔をする奴は許さない!!」
美希「七星さん、死んだときの記憶覚えてるの?」
美希「どうやって死んだか、何を見つめて死んでいったのか」
七星「いいえ?」
七星「そこだけが見えないのです、いくら脳を掘り起こしても、思い出せない」
美希「あなたの身勝手の結果、あなたは最愛の人を失ってるの」
七星「・・・え?」
美希「このページを見るの」
七星「う・・・うぅぅ・・・」
美希「思い出したの?あなたが鬼碑忌センセイを殺したんだよ?」
美希「あなた自身が取り殺してしまったの!!」
七星「ああああぁぁぁぁぁ・・・・!アアアアアアァァァァーー!!」
七星「ヒィィイィィッ!!ヒギィィイィイ!!!」
七星は奇妙な叫び声をあげたあと、口から黒いヘドロなようなものを吐き出し消えてしまいました
律子「美希・・・大丈夫?」
美希「うん、大丈夫なの」
響「あの人、何か落としてったぞ?」
律子「ゆきって子にもらった像にそっくりね」
響「これも、真たちに渡せばいいのか?」
美希「美希たちには今のところ必要なさそうなの」
律子「いったん真たちと会って状況を確認した方がいいかもね」
ガチャッ
~2階本校舎理科室~
あずさ「ここにもいないわねぇ」
雪歩「あずささん私、だんだんみんなが心配になってきました・・・」
雪歩「本校舎に来て、別館よりも沢山の死体を見てたら、みんなもこんなふうにって・・・」
あずさ「雪歩ちゃん、弱気になっちゃだめよ?」
あずさ「真ちゃんだって、雪歩ちゃんのこと必死になって探してくれてるわよ?」
雪歩「そう・・・でしょうか」
あずさ「真ちゃんのこと、信じてあげて?」
雪歩「はい、信じます・・・」
あずさ「さて、特にこの部屋には何もないかしら?」
雪歩「>>551」
1・「(入ってきた時、人体模型ってここにあったかな?)」
2・「あずささん、この人体模型移動してませんか?」
2
雪歩「あずささん、この人体模型移動してませんか?」
あずさ「?、そうかしら・・・!!雪歩ちゃ・・・!!」
人体模型「ぅぁぁああ!!」ダキッ
雪歩「ひっ!!な、何!?」
雪歩「いやぁぁぁ!!離して!!い、痛い!!」
あずさ「雪歩ちゃんから離れて!」バシッ
あずさ「きゃっ!」バリン!!
あずさ「(なんとかして雪歩ちゃんから引き剥がさないと・・・!!」
>>554
1・体当たりを続ける
2・人体模型に火をつける
1
バリン!!
春香「!今何か音がしなかった!?」
真「あっちからだ!雪歩とあずささんかもしれない、僕見てくる!」
千早「・・・行っちゃったわね」
伊織「真、ずっと2人のこと心配してたから・・・」
真「雪歩!!」
あずさ「っ真ちゃん!!」
あずさ「真ちゃん、あの人体模型を雪歩ちゃんから引き剥がして!!」
真「くそっ!こいつ!雪歩から離れろ!!」ゲシッ ゲシッ
人体模型「ぅぅうう!!」
真「ぐっ・・・!!」
雪歩「(真・・・ちゃん・・・)」
真「離れろよぉぉ!!!!」ダンッ!
人体模型「ッ!・・・」ヨロッ
雪歩「真ちゃん!!」
真「早く出るんだ!!」
あずさ「真ちゃん!!扉が閉まってる!!」
人体模型「う、ううううう!!!」
真「そんな・・・!!」
雪歩「うっ・・・鍵を探さないと!」
>>557~559で「探」
>>560で「発見」の文字入力でクリア
探
発見
雪歩「あった!あったよ真ちゃん!!」
真「あずささん!急いで!!」
ガチャッ
あずさ「はぁ、はぁ、なんか、走ってばっかりね」
雪歩「追いかけられて、ばっかりです・・・」
春香「3人とも!どうしたの!?」
真「人体模型に、追いかけられて、へへっ」
伊織「その様子だと逃げ切れたみたいね」
亜美「あずさお姉ちゃん、腕から血が出てるよ!」
あずさ「あら、ほんと・・・」
千早「じっとしててくださいね」くるくる
あずさ「千早ちゃん、ありがとう」
千早「いえ、一旦美希たちと話した方がいいわね」
春香「さっきのところに戻ろっか」
~1階本校舎廊下~
春香「あ、来たよ!」
律子「雪歩とあずささん見つかったみたいね」
真「あとは合流して【逆打ち】するだけ?」
響「それが、このままだと【逆打ち】できないみたいなんだ」
伊織「どういうこと?」
美希「この異空間を創ってる幽霊の子たちの影響で、【逆打ち】しても出られないの」
千早「つまり・・・その子たちを成仏させてあげなきゃいけないってこと?」
美希「そういうことなの」
雪歩「まだ、帰れないんだね・・・」
律子「また、2手に別れて手掛かりを探しましょ」
真「美希たちから預かったこの2つの像、何に使うのかさっぱりだよ」
伊織「美希も『真くんたちに必要らしいから渡しとくの』としか言ってなかったし」
千早「ねえ、春香、私たちが真たちと合流する前に置物が2つ置けるとこなかったかしら?」
春香「2階の?」
千早「そうよ、保健室があったところ」
真「そこなのかな、行ってみようか」
亜美「・・・保健室?」
あずさ「みんなで行く必要はないし、誰か行く人を決めましょ?」
真「僕、行くよ」
千早「私が案内するわ」
真「あとのみんなは、ここで待っててね」
~2階本校舎東側廊下~
千早「ここよ」
真「ほんとだ、置けばいいのかな?」コトッ コトッ
ス・・・
千早「壁が扉になったわね、?張り紙かしら・・・?」
『サチコへ
資料室のお片付けをして来ます
少しここで待っていてね お母さんより』
真「サチコだって・・・!?」
千早「確か、あの事件の犯人だったわよね?」
*「開いてますよ、お入りなさいな・・・」
真・千早「ッ!」
真「千早・・・」
千早「ええ、入るわよ」
*「夏休みには、みなさんで遠足にいきましょうね・・・」
フゥ・・・
真「!」
千早「・・・身体が、動かない・・・、金縛り?」
ヨシヱ「・・・・・サッちゃんは、わたシの自慢・・・」
ヨシヱ「私のために何でもシてくれる」
真「・・・あ・・・うぅ」
千早「(金縛りが解けた?)」
千早「真・・・この日記」
真「この幽霊のもの?」
『1953年○月△日 私は死んだようだ』
千早「真、これ・・・」
真「何かおかしい・・・」
ヨシヱ「許さない」
ヨシヱ「許せない」
ヨシヱ「殺してやる」
ヨシヱ「よくもサチコを」
ヨシヱ「よくもわたしを」
真「やばいよ・・・!」
千早「ここを離れるわよ!」
真「うん!」
真「はぁ、はぁ、はぁ」
千早「はぁ、はぁ、はぁ」
春香「千早ちゃん!」
雪歩「真ちゃん、大丈夫?」
真「保健室に、首の折れた女の先生と」
真「周りに初めて見る、子供の幽霊がたくさんいた・・・」
千早「真、それ」
真「あの幽霊の日記、びっくりして持ってきちゃった・・・」
真「裏に名前が書いてある、『篠崎ヨシヱ』・・・」
千早「・・・中を見てみましょ」
伊織「(ごくッ)」
一九五三年七月一九日
今日も子供たちとたくさん会話をした
この学校の児童たちはとても健やかにすくすくと育っている
低学年の子たちの情操も穏やかで、
父兄の方々にいっぱいの愛情をかけてもらっている事がよくわかる
私も負けないように、サチコをしっかりと愛してあげたいと思う
今日はサチコの七才の誕生日
放課後、一緒に夕食を食べに行くことに決めてある
プレゼントの猫のぬいぐるみ、喜んでくれるかな
一日の仕事を終え、三階の資料室で書類の整理をしていた所に校長先生が訪ねて来た
しばらく話をした後に先生は突然後ろから近づいて私の体を捉え、
恐ろしい力で押さえつけて私の衣服のぼたんをはずし、辱めようとした
いつも悩みを聞いてくれる優しかった校長先生と同じ方とは思えない、とても恐ろしい顔だった
私はおどろいてしまって、自分に何が起こったのかわからなかった
・・・
私は体を曲げ、必死で逃れた
資料室からは出たが、先生は追いかけてきた
階段をおりて、踊り場をまわった私を先生は後ろから強く押した
目の前に、一階の床が迫ってきたと思ったら、体が動かなくなった
だらしなく床に這ったまま、私はどうやら死んだらしい
頭から血がたくさんでた、あとで拭くのが大変だ
失禁もしていた、みっともない
でも、目の前で大事な声が聞こえて私は我に返った
サチコが見ていたのだ、わたしを迎えに来たのだろう
先生がサチコに近づいていく、何をする気なのだろうか
やめてくださいと叫んだが、わたしは死んでいて声が出なかった
サチコは小さい体で逃げたが、先生はすぐに追いついた
そして私の目の前で、くビヲシメテコロシヤガッタ
なんと酷い人だろう
先生は、私の服の乱れを直し、サチコの身体を地下室に運んで埋めてしまった
私のことはただの事故にして、サチコは遺体を隠して行方不明にしてしまうつもりなのだ
自分は悪くない事にするのだ、許せない
一九五三年七月十四日
案の定、だった
校長先生は私の死んだ理由を不注意の事故死と押し通して、サチコのことは何も言わなかった
優しかったほかの先生や子供たちが泣いてくれている
私もとても悲しくなった
一九五三年七月二十一日
保健室の私の机に、知らない人が座っている
私のかわりの保健医だろうか、でも子供たちは誰も来ない
きっと人気が無いのだ ばか
一九五三七月二十六日
だんだん理性を失っていくのがわかる
私がどんどん消えてゆく
私でない黒い意識が私の中に入ってくる やだ
伊織「・・・・っ」
真「これは、サチコの母親?」
亜美「かわいそう・・・」
あずさ「とっても、気の毒ね・・・」
千早「ねえ、何かおかしいわ、日付を見て」
千早「サチコが生きていたのは1973年の児童殺害事件の時でしょ?」
春香「ほんとだ!この日記の日付、それよりも20年の話だよ」
雪歩「どういうこと・・・?」
保健医ヨシヱの‘死後日記’は無念の死を遂げた女医の
悲痛な思いを書き連ねたものだった
地縛霊となった彼女に続けて日記に書く出来事も無くなってくるのだろう
そこからはただ『寂しい、寂しい』
『サチコに会いたい、子供たちに会いたい』
『許せない』
『殺してやる』
といった、感情の殴り書きが並んでいるだけだった
真「・・・!何?このページから開かない・・・」
伊織「飛ばして読むしかないわね」
一九七三年七月一二日
サッちゃんはわたシの自慢
私のために何でもシてくれる
寂しいわたシのために、いっぱいヒトをコロシてくれる
こドモをいっぱい送ってくれる
みんなだいスき
一九七三年七月一五日
やめさせなければならい
私はこんなことでよろこばない
さちこやめなさい
一九七三年七月一六日
あいつの一族はゆるさない
末代まで祟ってやる
あいつらの脳に直接、観念を焼き付けてやる
一九七三年七月一七日
なんということだろう
二十年も前に私と一緒に死んだサチコは今、生身の体で存在している
子供達を殺めて魂を私の元へ送るなんて、そんな事で私は喜ばない
サチコ此処へ来て
私とはなしをして
一九七三年七月二十日
サチコは六人も殺めてしまった
しかも神隠しと呼ばれるほど完全に足跡を消している
あの子に一人で子供をさらって来て、殺害するなんて事はできない
あの男を使って誘拐させているようだ
サチコやめて
一九七三年七月二十三日
私のためにと思っていたさっちゃんはもういない
ころしたいからころしてる、いつのまにかそうなった
いきているひとってはらがたつものね
私たちはころされたのに
ひとをころすやつってゆるせない
絶対ころしてやる
だからころすんだ
ゆるさない
一九七三年七月二十四日
もっところせ
一九七三年七月二十五日
もっところせ
一九七三年八月十五日
もっと つ れ て こ い
一九七三年九月一八日
サッちゃんのおかげでもう さビしくない
今日また 3ニンもかわいいこどもをおくってクれた
サッちゃんはわたシの自慢
わたしのことはもうわからナくなっているけれど
あのこをわたしはあイしてる
一九七五年十一月一八日
がっこうがはいこうになった
こうちょうがとびおりた ざまあみろ
みなさんでおウタをうたいましょう
たのしいうたがいいですね
ざまあみろ きたないしにかただ
一九七五年十一月二十三日
サッちゃんが がっこうのなかをあるいている
だれもいなくなった がっこうのなかを
おもしろがってはいってくるやつをころすんだ
あのこもわたしももういっしょ のどがかわいてしかたがないんだね
千早「その先はもう読めなくなっているわね」
真「サチコは、母親を淋しがらせないために、子供を殺して霊界に送っていたってこと・・・?」
雪歩「そのうちに心が壊れて、こんな状態に・・・」
あずさ「このお母さんの幽霊もきっとサチコちゃんを止めて欲しいって願っているはずだわ」
亜美「きっとそうだね・・・」
春香「どうすれば良いのかわからないけどサチコちゃんのことを紐解くために」
春香「この学校の校長のことを調べたほうがいいかもしれないね・・・」
真「確か、別館に校長室があったはずだよ」
―――すこし前―――
亜美「まこちんたち、大丈夫かな?」
雪歩「きっとすぐ、戻ってきてくれるよ」
春香「・・・」ゴソゴソ
伊織「春香?あんた何してんの・・・?」
春香「え、えっと・・・知ってる制服だったから、もしかしたらって・・・」
春香「(この人のおまじないの切れ端でも帰れるよね・・・?)」
伊織「・・・知り合いだったの?」
春香「ううん、勘違いだったみたい」
あずさ「?ねえ、春香ちゃん、それ・・・ぬいぐるみ?」
春香「ぬいぐるみ?ホントだ・・・」
亜美「はるるん気づいてなかったの~?」
春香「(それどころじゃなかったから・・・)」
>>592
1・持っていく
2・持っていかない
1
~1階渡り廊下~
*「うわぁぁぁぁあああ!!!!」
ドンッ
真・千早「っ!!」
あずさ・雪歩・春香・亜美・伊織「きゃああーーーっ!!」
伊織「な、何!?何なの、あれ!!」
千早「校舎の屋上から飛び降りて・・・、この学校の校長・・・?」
隆峰「うわぁぁぁあああ!!!!」
ドンッ
雪歩「いやっ!!」
あずさ「亜美ちゃん、見ちゃダメ!」
亜美「うううぅぅ・・・」
春香「これって・・・!」
千早「成仏できないから、何度も何度も死に続けているのね・・・」
春香「そんな・・・」
真「あれ、何?」
あずさ「鍵・・・かしら?」
真「僕、取ってくるよ」
雪歩「危ないよ!やめたほうが・・・」
真「大丈夫、慎重に行くから」
隆峰「うわぁぁぁあああ!!!!」
ドンッ
真「うっ・・・!」
真「よし、取れた!」
伊織「真!はやく戻って来なさい!!」
あずさ「どこの鍵かしら?」
亜美「校長室の鍵だよ!!やったねまこちん!!」
千早「これで校長室に入れるわね」
春香「何か手がかりが掴めるといいんだけど」
『隆峰「そんなつもりはなかったのだ」
隆峰「ただの一時の気の迷いだ」
隆峰「あいつが悪いんだ」
隆峰「あんな事であんなに驚く方がおかしい」 』
~3階別館校長室~
亜美「何・・・ここ?」
春香「寒い・・・」
雪歩「張り紙がいっぱい貼ってある・・・」
伊織「それにしても多すぎるわよ!」
真「校長は、死ぬ間際に精神を病んでいたらしいからね」
春香「机の上のあれ、何?」
千早「血だらけの、麻袋ね・・・」
あずさ「亜美ちゃんは見ないほうがいいわ・・・」
千早「ひっ!!」
春香「・・・何が入ってたの?」
千早「人間の舌よ・・・」
バサッ バサッ
隆峰「毎晩・・・毎晩夢に出て来やがって!!」
隆峰「こんなに、私が罪を悔いているのに!」
隆峰「どこまでわたしを苦しめるんだ!」
隆峰「フフフ・・・アハハハハ」
隆峰「わかっているよ、お前は本当は死んではいない」
隆峰「死んだふりをしているんだ」
隆峰「フフフヒヒヒ、だがね、私には立場があるんだ」
隆峰「お前に、あの事を誰かに喋らせるわけにはいかないよ」
隆峰「悪いが、喋れないようにさせてもらうからね」
隆峰「ハァ・・・ハァ・・・ぜぇ、ぜぇ」
隆峰「ハァッ、このッ! このッ! このッ!」
隆峰「お前が夢枕に立つたびに、また殺しに来てあげるからね」
バサッ バサッ
春香「・・・やちゃん!千早ちゃん!」
真「千早!」
千早「・・・?」
春香「大丈夫?急に返事しなくなったからびっくりしたよ」
千早「えぇ、ごめんなさい、嫌な記憶を見たわ・・・」
春香「?」
千早「これは・・・たぶん、サチコの舌よ」
春香「えっ!?」
雪歩「ひィ!」
千早「心を病んだ校長が、ヨシヱさんの事件を誰かに知られたら困る・・・って」
千早「サチコの亡骸を掘り起こして、舌を切り取ったのよ」
春香「ひどい・・・!」
あずさ「これはサチコちゃんに返してあげましょう?きっと探してるわ」
伊織「サチコに・・・」
亜美「これ!隠し通路?梯子があるよ!」
雪歩「ここにもお札がびっしり、怖いよ・・・」
真「相当、恐れていたってことだよ、この下にあるものを」
真「下りてみよう、僕が先に行くから」
伊織「えぇ」
あずさ「わかったわ・・・」
隆峰「・・・・」
スゥ
響「今の、なんだ?」
美希「分からないの・・・・あれ?何か落ちてるの」
律子「スクラップブックかしら、あの児童殺害事件の新聞記事と、写真が綴じてあるわ」
響「この写真には、丸が付けられてて、『篠崎サチコ』って書いてあるぞ?」
美希「うん、美希も見たからこの子がサチコなの」
律子「なんでこんなもののスクラップブックなんて」
響「こっちの記事は・・・え?1953年!?」
律子「あの事件よりも20年も前じゃない」
『天神新聞』
―― 街の名医惜しまれる 事故死・天神小学校に起こった悲劇 ――
心神医療を中心とし、街の開業医である篠崎ヨシヱさん(27)が
保険医として所属する天神小学校の階段から落下し死亡する事件が起こった
状態は運悪く、上半身から落ちたようで首の骨を折り即死だった
ヨシヱさんはその人柄から児童たちに人気があり
周りはいつも賑やかで楽しい雰囲気に包まれていたという
それだけに周囲の悲しみは深く、子供たちはただただその死を悲しんだ
律子「・・・気の毒ね」
美希「!?2人とも!同じページの違う記事を見るの!」
響「『亡くなった保健医ヨシヱの一人娘がその日から失踪している』って、この写真!!」
律子「嘘・・・!サチコ!児童殺害事件のスクラップ記事と全く同じ!」
美希「どう見ても同一人物なの」
律子「このスクラップブックを遺した人もこれに気づいたのね」
サチコ「・・・・」
響「まずいぞ!」
律子「隠れて!早く!」
響「とにかく上に、ッ!」
美希「(体が動かないの・・・!)」
律子「(金縛り・・・?)」
サチコ「・・・・」
隆峰「待て!待ちなさい!」
ヨシヱ「いけません!離して下さい!」
隆峰「待たんかァーー!!」ドン
隆峰「・・・あ、し・・・篠崎くん」
隆峰「あ・・・すみません篠崎くん、押すつもりは・・・」
隆峰「立って、立ってください」
隆峰「あ・・・あぁ・・ああ!!・・・ああぁ・・・」
サチコ「お母さん・・・?」
隆峰「やぁ・・・サチコくん」
隆峰「・・・見たんだね?」
サチコ「ッ!」ダッダッダ
隆峰「待て!!」
サチコ「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・!」
隆峰「ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ」
バタン
サチコ「ハァ、ハァ・・・(ブルブルブル)」
ギィ
隆峰「さぁ、おいで」
サチコ「キャーーーーッ!!」
隆峰「見てしまったんだね」
サチコ「んっ、キャーー!」
サチコ「グッ・・・キュ・・・ッ ングッ」
美希「ひどすぎるの・・・!」
律子「これが、ヨシヱさんの事故とサチコの失踪の真相ってことね・・・」
響「ひょっとして、真が言ってた開校当初から閉鎖されていた地下室って」
律子「サチコの遺体を隠した場所ってことかしら・・・?」
美希「地下室、探して見るの!」
~?????~
律子「ここは・・・何?」
響「床に書いてあるこのマーク何なんだ?」
美希「呪術・・・かな?」
響「よくわかんないけど、先に行ってるからな?」
律子「美希、眺めててもしかたないわ、そこの焼却炉の方に進みましょ」
ガタッ
律子「!!床が!」
美希「嫌ッ!」
響「なんだ!?扉が開かない!!」
響「中で何が起こってんだ!?」
律子「うぐっ!」
美希「落ちるの・・・」
律子「美希!私につかまって、私の体の登って!!」
美希「でも、そんなことしたら律子が!!」
律子「早くしなさい!!」
美希「でも・・・」
律子「こんな時でも私の言うことが聞けないの!?」
美希「・・・っ!」
律子「急いで美希!あんたまで落ちるわよ!」
美希「うぅ、うん!」
律子「んっ・・・(2人分の体重を支えるには長くもたない!)」
美希「律子!」
律子「早く・・・上に・・・」
美希「うぅ・・・!」
バンッ
響「律子!」
美希「律子!早くつかまるの!」
グラグラグラ
律子「きゃっ!!」
律子「もう、間に合わない!早く行きなさい!!」
律子「ここもいつ崩れるか分からないわ!!」
美希「でも!」
律子「行きなさい!!響、美希を外に・・・」
響「くっ・・・美希!早く来るんだ!!」
律子「あなたには、ならなきゃいけないものがあるでしょ!!」
響「美希!!」
美希「いやぁぁぁ!!」
美希「ううぅ、律子・・・」
響「美希・・・」
美希「グスッ、律子は言ってくれたの、美希にはならなきゃいけないものがあるって」
響「うん・・・先に進むぞ・・・」
響「焼却炉か・・・?」
響「奥に行けるところがあるみたいだぞ?」
美希「待つの!今火でも点いたりしたら・・・」
響「うん、じゃあ美希はここで待ってて」
美希「い、嫌!美希も行くの!」
美希「!・・・サチコ?」
*「・・・イで」
サチコ「こなイで」
サチコ「お願イだから、来なイで」
響「やっぱりこの先になにかあるんだ、行くぞ」
美希「う、うん」
サチコ「来なイで・・・ッ」
サチコ「来ルな」
グチャッ
サチコ「ダカラ 来ナイデッテ言ッタノニ、クスクスクス」
真「地下通路・・・学校の地下にこんな場所があったなんて」
伊織「この学校広すぎよ!」
あずさ「私、またトイレしたくなっちゃった・・・」
雪歩「我慢できますか?」
あずさ「・・・うん」
千早「美希たちと合流しなきゃいけないし、待ってる人と探す人と別れた方がいいかもしれないわね」
真「僕、行くよ」
雪歩「真ちゃんが行くなら私も!」
伊織「私も行くわ、待ってるなんてしょうに合わないわ」
~解体部屋~
雪歩「んんっ・・・」
伊織「なにここ・・・酷い臭いだわ・・・」
真「雪歩、大丈夫?」
雪歩「うぅ・・・」
伊織「机の上も血の跡でいっぱい・・・」
ズズ・・・
3人「っ!!」
真「誰か来る!!」
伊織「早く隠れないと!」
真「机の下は?」
伊織「そんなところ見つからない?」
雪歩「>>619」
1・「私、机の下に・・・」
2・「私、棚の中に・・・」
1
雪歩「私、机の下に・・・」
真「机は2人が限界かな・・・?伊織も机に」
伊織「あんたはどうすんのよ」
真「僕は棚の中に隠れるよ」
バタン
ザッ ザッ
ヨシカズ「ウゥ・・・ブシュルルル・・・」
雪歩「(ひっ!)」
伊織「(こいつ、律子を襲ったっていう大男・・・?)」
ヨシカズ「ぅウ・・・う?」
真「(何かを探してる?」
雪歩「(見つかりませんように・・・)」
ヨシカズ「うぅぅ・・・?」
ギィ
真「ひっ」
雪歩「まk・・・」
伊織「(ダメよ!堪えて!)」
真「やめろ!!うぐ・・・」
ヨシカズ「ううぅぅ!!!」ガンッ
真「ガッ!」
雪歩「(でも真ちゃんが!)」
伊織「(あんたも見つかるわよ!!)」
雪歩「(真ちゃん・・・・)」ガクガクガク
ヨシカズ「ぅう・・・・」
ザッ ザッ ザッ
雪歩「真ちゃん!!」
伊織「真!!」
真「ゆ、雪歩・・・」
雪歩「喋らないで!今、血を止めるから!」
真「伊織・・・あいつ、やよいの体、担いでた・・・」
伊織「ッ!」
雪歩「伊織ちゃん!どこに行くの!?」
伊織「あいつを追いかけるのよ!」
伊織「これ以上やよいに辛い思いをさせたくないの!!」
雪歩「伊織ちゃん!」
真「雪歩、みんなの所に戻って、知らせないと・・・うっ」
雪歩「真ちゃん・・・急に動いちゃダメだよ」
春香「真!何があったの!?」
雪歩「大男に襲われて、頭を・・・」
千早「真、大丈夫なの?」
真「うん・・・ちょっとフラフラするけど・・・」
雪歩「私、何もできなかった・・・」
真「・・・雪歩は悪くないよ、悪いのはあいつだよ」
雪歩「でも、怖くて、動けなかった!」
あずさ「雪歩ちゃん・・・」
真「雪歩・・・気負いしないで」
雪歩「でも・・・」
亜美「この学校から出れたら、まこちんの頭の傷もきっと良くなるよ!」
春香「伊織は・・・?」
真「伊織は、あいつを追いかけて行った・・・」
千早「そんな危険なこと、止めなかったの?」
雪歩「ごめんなさい、私のせいで・・・」
春香「伊織もきっと戻ってきてくれるよ!信じよ?」
あずさ「そうよね、信じなきゃだめよね」
美希「痛てて・・・、何このプール・・・」
美希「死体がいっぱい浮いてるの・・・」
美希「響?響どこにいるの!?」
美希「まさか、この中に・・・?」
美希「美希を一人にしないで欲しいの・・・」
響「勝手に、人を殺すんじゃ、ないぞ!」
美希「響!!心配したの!!」
響「美希、早くここを出よう・・・ここ嫌な感じだぞ」
美希「うん、早く出るの」
春香「美希!!」
美希「春香!!」
雪歩「よかった、合流できたみたいだね」
真「実は、今度は伊織とはぐれちゃったんだ」
美希「・・・見つかりそうなの?」
真「何とも言えないよ、先に行ったみたいだから、追いかけてきたんだけど」
響「そっか・・・」
千早「ねぇ、律子はどこ?」
美希「・・・律子は、美希を助けるために犠牲になったの・・・」
響「床が傾いて、美希が落ちそうなのを律子が助けたんだ」
響「それで、美希が助かった時に崩れ初めて・・・」
亜美「また・・・」
ボゥ
ゆき「美希さん」
美希「ゆきちゃん!まだ意識大丈夫なの?」
ゆき「この奥にあの子がいます」
ゆき「あなたたちが帰ることが出来るかどうか、あの子にかかっています」
ゆき「さあ、いそいで」
真「待って!帰るっていっても伊織がいないんだ」
ゆき「あの人は今、試練と戦っています」
ゆき「あの人が負けなかったら、帰って来て黒化に打ち克ったら」
ゆき「サチコを浄化する事も可能でしょう、そのときのための準備を」
ゆき「あなたがたがするのです」
響「なんだか分かんないけど、ここまで来たらやるしかないぞ!」
真「分かった、じゃあ、行こう」
ゆき「【逆打ち】はサチコの心にアクセスする手段にもなります」
ゆき「使いどころを考えて」
美希「っ!」
春香「うぅ、千早ちゃん、頭が・・・!」
雪歩「真っ暗・・・ここにサチコがいるの・・・?」
ザクッ ジャリッ
あずさ「何の音?」
亜美「あれ見て!」
響「これが・・・サチコの死体?」
サチコ「来ナイデッテ言ッテルのニ、近寄るナ!見るナ!」
春香「!サチコ・・・サチコなの?聞いて!私たちは・・・」
サチコ「帰レ・・・!」
真「僕たちは、サチコに危害を加えに来たわけじゃない」
サチコ「カエレ・・・殺ス・・・」
グラグラグラ・・・
亜美「やっぱり、言葉じゃ通じないの・・・?」
千早「サチコ!これを返すわ!目を覚まして!!」
千早「あなたのお母さんも悲しんでいたわ、こんなことで自分は喜ばないって!」
>>631
差し出すもの
・「サチコの舌」
・「七星の日記」
・「猫のぬいぐるみ」
・「DVテープ」 の中から複数選択
サチコの舌
猫のぬいぐるみ
伊織「・・・・」
ザー
『田久地「僕は田久地将五・鬼碑忌コウ先生の助手でありカメラマンだ」
田久地「先生とはぐれてしまったが、僕は先生から言われた通りに」
田久地「何があっても撮り続けようと思う」
田久地「最後まで撮り続けて、僕の生きた証として誰かn」
*「やめて!!」
田久地「!!何だ!?」
*「きゃああぁぁぁぁぁ!!」
田久地「上の階か!」
田久地「ハァ、ハァ、ハァ・・・!?」
やよい「お願い・・・伊織ちゃん、やめて・・・」
やよい「伊織ちゃん、やめて!!」
田久地「(女の子が二人・・・一人は、バケツに立たされていて)
田久地「(!?・・・あの首のロープは!!)」
やよい「いや、いや!伊織ちゃん!!目を覚まして!!」
やよい「伊織ちゃん!伊織ちゃん・・・!!」
伊織「・・・・」
田久地「あ!」
やよい「うぐッ・・・ぁ・・い・・・・お・・」
田久地「(女の子がバケツを蹴飛ばして・・・ひ、人殺し!!)」
田久地「あぁ・・あぁ!」
田久地「うぅ・・・なんて事だ・・・!」
田久地「助けて!助けてぇぇぇ!!!」 』
プツッ
白サチコ「ダレ?」
白サチコ「お母サン・・・ドコニイルの?ココハドコ?」
サチコ「ガアアアアアアア!!ヌオオオオオオ・・・アガアアアアアア!!!」
伊織「みんな!」
真「伊織!!」
春香「みんな!サチコの切れ端を出して!」
美希「サチコさん!美希たちの気持ち受け取って!」
>>636
何回唱える?
13回
春香「サチコさんおねがいします!」
千早「サチコさんおねがいします!」
真「サチコさんおねがいします!」
雪歩「サチコさんおねがいします!」
美希「サチコさんおねがいします!」
響「サチコさんおねがいします!」
あずさ「サチコさんおねがいします!」
亜美「サチコさんおねがいします!」
伊織「サチコさんおねがいします!」
春香「サチコさんおねがいします!」
千早「サチコさんおねがいします!」
真「サチコさんおねがいします!」
雪歩「サチコさんおねがいします!」
ガタガタガタ
春香「どうなったの!?」
真「僕たちどうなっちゃうの・・・?」
伊織「きゃぁぁぁ!!」
~2-A~
雪歩「うぅ・・・」
あずさ「・・・ん」
赤いワンピースを着たゆき「・・・・」
美希「・・・ゆき・・・ちゃん?」
赤いワンピースを着たゆき「ようこそ」
赤いワンピースを着たゆき「天神小学校へ」
Wrong End
ようこそ天神小学校End
原因 唱える回数の間違い
正解は最下層までたどり着いた9人+サチコで10回
天神小学校がゆきを新しいサチコにしたため
事実上の脱出不可
正直知らなければどうしようもなかったですから
自分も初見は間違えましたし
このままってのもあれなんで
要望があれば夜にでも、脱出シーンすっ飛ばして
無事帰れたときの鬱Endだけでも投下します
もうちょっと理不尽に殺した方が良かったですかね?
いえ、コープスのミンゴス(あゆみちゃん)の役は美希にやってもらいました
千早はあまり悲鳴をあげるイメージがなかったので
Book of Shadows の死に方とか使えそうだったら
それとか、オリジナルの死に方も交えて
中間テストが終わったあとにでも書こうかと
そのときはもっと登場人物殺していいですかね?
ザー ザー
~765プロ~
美希「や・・・やったの!遂に帰ってきたの!!」
千早「ホントに、765プロに・・・」
やっと帰って来れたうれしさに美希はもちろん、千早も嬉しそうなのが伺えた
しかし、それ以外のメンバーは千早と美希の間の空間を凝視して固まっている
2人とも最初は、やはりあそこで死んだ仲間は帰って来れなかったからだ
と思ったが、2人は亜美の発言でようやく異変に気づいた
亜美「ミキミキ・・・千早おねえちゃん・・・・それ、何・・・?」
千早「それ・・・?」
美希「ヒッ!!」
千早と美希が握っていたのは春香・・・ではなく
あるはずの身体がない春香の腕だった
千早は春香の腕を持ったまま一瞬のうちに泣き崩れ、
美希はあまりの出来事に春香の腕を投げてしまった
千早「嘘・・・でしょ?最後まで、一緒に・・・逆打ちした・・・のに」
美希「は、春香の・・・腕!?」
千早「何でよ・・・最後まで生きてたのに、何で春香はいないのよ!!」ポロポロ
美希「は、春香・・・ごめんなの・・・」
千早「・・・私、春香がいなかったら・・・、春香がいないなんて・・・」ポロポロ
美希「美希、春香の腕って知らなくて・・・」
他のみんなは、やよい、貴音、真美、律子がいないことに加え、春香の突然の消失で
取り乱す2人を、ただ見ることしか出来なかった
ガチャッ
小鳥「みんな・・・」
千早「(ビクッ)」
千早はとっさに春香の腕を後ろに隠した
小鳥「みんな!どこ行ってたのよ!?」
小鳥「プロデューサーさんも親御さんも、私だって心配してたのよ・・・?」
小鳥「いい?今日はもう帰りなさい、プロデューサーさんには私から連絡しとくから」
小鳥「グスッ、本当に、見つかってよかった・・・」
みな、小鳥がなぜ他のメンバーのことを聞かないのか気になったが
言い出す勇気がなく、なし崩し的にそれぞれの家に帰宅することになった
小鳥「亜美ちゃんと伊織ちゃんは私が送っていってあげるからね?」
次の日、彼女たちは現実で恐ろしいことが起こっていることを知る
最初に気づいたのは、亜美だった
亜美「・・・ただいま」
亜美「・・・え?」
亜美「なんで・・・?真美は・・・?」
亜美「友・・・達?」
亜美「ち、違うよ!真美は友達なんかじゃない!!」ダッ
~亜美の部屋~
亜美「おかしいよ、なんでパパもママも真美のことわからないの?」
亜美「なんで・・・」
亜美「真美ぃ・・・」
亜美「ッ!」
亜美は携帯に保存されていたブレスレットを買ってもらった時の写真を見て驚愕した
亜美と真美のツーショットの写真
真美の顔だけが黒く塗りつぶされている
部屋にあった他の真美の写真も同じだった
そして、この家に真美の所有物らしきものは、
残っていなかった
アイドルの活動を休むわけにはいけないので、
765プロに向かった面々も亜美と同じように異変に気づいた
小鳥も社長もプロデューサーでさえも
帰って来れなかったみんなを覚えていない
知らかった
社長「高槻やよい・・・?はて?新しいアイドル候補でもいたかな?」
伊織「ッ!!」
伊織「ふざけんじゃないわy・・・ムゴッ」
あずさ「伊織ちゃん、落ち着いて?」
伊織「あずさ・・・」
小鳥「秋月さん・・・?この事務所のプロデューサーは1人だけよ?」
美希「・・・嘘!」ダッ
小鳥「美希ちゃん!?」
千早「プロデューサー、うちの事務所のメンバーの名前、全員言えますか?」
千早「え、いえ、何となくです・・・運転中なのにすみません」
千早「・・・そう、ですか」
千早「その、特に深い意味はなくて・・・」
黒井「せっかく、961プロの番組が765のアイドルを使ってやってるっていうのに」
黒井「なんだその口の聞き方は!?」
響「ご、ごめん・・・なさい」
黒井「何度も言わせるな!!プロジェクトフェアリーは響ちゃんと美希ちゃんの2人だけだ!!」
響「や、やっぱりそうなのか・・・」
響「グスッ、貴音ぇ・・・」ポロポロ
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