エレン「汝は人狼なりや、だって?」(116)

※ 10巻までのネタバレネタあり
※ 実際のリプレイをいくつか参考にしています

ライナー「何だそれは?」

アルミン「そういう名前のゲームがあるんだ。一度やってみたくてね、せっかくだからこの機会に」

コニー「ナンジってなんだ?」

ジャン「お前は狼人間なのか?ってことだ、馬鹿」

コニー「馬鹿じゃねーし!」

ミカサ「…どういうゲームなの?」

アルミン「簡単に言うと、皆が複数の陣営に分かれて全力で騙し合うゲームだよ」

ベルトルト「騙し合う…?」

サシャ「なんだか穏やかじゃないですね」

ライナー「殺伐としてるな」

クリスタ「ちょ、ちょっと怖いかも」

アニ「ふーん。面白いのかい?」

アルミン「そりゃもちろん、兵団にも町会にもたくさんのファンがいるからね。
  ファンが多いってことはそれだけ面白いゲームだってことだよ」

エレン「そうなのか? それじゃーどんなのか教えてくれよ」

アルミン「オッケー。長いから知ってる人は読み飛ばしたりwiki見たりしてね!」

ミカサ「誰に言ってるの」

アルミン「それじゃあ、簡単にルールを説明するよ。
  皆は村人、人狼(…他にもあるときもあるけど、今回は出ないからいいか)の二つの陣営に分かれるんだ。
  村人側になった人は、村に紛れ込んだ人狼を探しだして全滅させるために。
  人狼側になった人は、村人に紛れて村人達を騙して食べ尽くして、その村を支配するために頑張るんだ」

ジャン「へえ。チーム戦か」

アルミン「話としてはね、ある村に…そうだな、ヒャクヨンキ村には10人の村人が住んでいた」

ライナー「俺たちのことか?」

ベルトルト「この部屋にいるのはちょうど10人だね」

アルミン「ある日、2匹の人狼がこの村にやってくるんだ。2匹は人間に化けて、村人2人と入れ替わってしまった」

コニー「うっへえ」

アルミン「2匹の人狼は、村に住む人間の数を自分達と同じ2人にまで減らすことができればもう怖いものなしだ。
  そのために、毎日1人ずつ村人を食べていく」

エレン「なんだよ、それじゃ人間が減ってくばっかりじゃねえか」

アルミン「だから村人も対策を考えた。昼間にみんなで議論して、怪しいと思った一人に投票しようと。
  そして多数決でもっとも票を集めた1人を吊って、毎日1人ずつ処刑しちゃえってね!!」

ジャン「いやいやいや、その対策はおかしい」

アルミン「そういうゲームだから仕方ないよ。実際、狼をやっつけるには吊るしかないんだ」

ライナー「しかし、それだと村人側が不利すぎないか? 村人には誰が狼か分からないのに、
  狼には誰が狼だか分かってる。議論っつったって、うまいこと誘導されちまったら簡単にやられるんじゃないか」

アルミン「そうだね。だから、村人には特殊な能力をもつ人間がいるんだ!」

エレン「英雄か!?」

アルミン「まあそんな感じ」

アルミン「まずは、占い師。村人陣営だよ。
  毎晩、誰か一人を占って『村人』か『人狼』かを調べることができるんだ」

エレン「なんだそれ、すげーじゃん占い師!」

アルミン「そう、はっきり言って村人陣営の中で一番大切な役職だ。
  占い師が村の明暗を分けると言っても過言じゃないよ。
  そんな占い師は人狼にとっては一番の脅威だ。とにかく噛んじゃうか、吊らせちゃうかして処分しようとするね」

サシャ「吊らせちゃう? どうして村人がそんな大事な人を吊っちゃうんですか?」

アルミン「人狼陣営は、他の能力者を騙ることができるんだよ。『僕が占い師だ!』ってね。
  村人にはどっちが偽物かなんて確実には分からないから、本物を怪しませて吊らせることだってできる」

コニー「うえ、オオカミも頭使ってきやがるんだな」

アルミン「やってみればすぐ慣れるって」

アルミン「あ、そうだ。結果を言うとき、人狼だったら●、村人だったら○って言ったりもするよ。見やすいからさ」

アルミン「次に、霊能者。村人陣営だよ。
  夕方につられちゃった人が『村人』か『人狼』かを、夜になったら知ることができる」

ライナー「ふむ…となると、偽の占いが出た時でも霊能者がいれば安心だな」

コニー「何で?」

ジャン「ちったあ考えろ。例えば、占いがエレンは●だったって言ったとするよな。
  皆でエレンに投票して吊るし上げたら、次の日霊能がエレンは○だったって言った」

エレン「何で俺で例えてんだよ!」

ジャン「なんでだろうなーぁ?」

アルミン「そうしたら、エレンが●だと言った占いと、エレンが○だと言った霊能が
  両方とも本物ってことはありえないよね。どちらかが偽物ってことになるんだ」

コニー「へー! そしたら霊能がいる間は偽物はおちおち●なんて出せねーな!」

アルミン「人狼側が霊能を騙ることもあるんだけどね」

コニー「なんだよ!」

アルミン「それに、霊能と対立覚悟で●を出す偽占いもいるしね。そういう駆け引きが面白いんだよ」

アルミン「(大人数の村なら霊能は大抵ボロ雑巾のように死んじゃうんだけど…言わないでおこう)」

アルミン「本当は他にもいるんだけど、この人数だと出ないから省略するね。
  最後に、村人。村人陣営、能力のないただの人間だよ」

サシャ「えー。なんだかそれつまらなそうです」

アルミン「とんでもない。個人の好き好きだけど、僕は好きだよ。(役職は責任強いしね…)
  能力者じゃない村人陣営は全員村人だ。人数は一番多い。
  能力は無いし夜中に何かをできる訳じゃないけど、その分推理に集中できるんだ」

ミカサ「確かに…ずっと推理できるのは面白そう」

アルミン「その推理をしっかり話していかなきゃいけないんだけどね。
  村人が持っている一番の情報は、自分が村人であるってことだ。他の誰もが知らないことだよ。
  だから、思ってることはたくさん話して、自分が村人だってことを分かってもらわなきゃいけない。
  人狼を処刑できる吊り回数も、人狼を占える占い回数も余裕は無いんだ。無駄にさせないようにね」

ベルトルト「どの役職も思ったより忙しいんだな」

アルミン「そうでしょ。村人陣営は(今回は)人狼を全滅させたら勝利になるよ!」

これって騎士とか占い師とかいるやつ?

アルミン「次は人狼陣営、人狼だ。
  仲間の人狼が誰なのか分かるし、夜中には人狼にしか聞こえない声で会話ができるよ」

ミカサ「アルミン、私にはそんな声出せない」

アルミン「ふふふ…大丈夫。そこは僕が買ってきた道具の出番だ。
  じゃじゃん、オオカミミセン! これをつけると、人の声がオオカミの遠吠えにしか聞こえなくなる!」

コニー「なんだそれすげー!」

ジャン「そんなものあんのか? どんな仕組みだよ」

アルミン「ブラックボックスだよ」

ライナー「ブラックボックスなら仕方ないな」

アルミン「夜は皆にアイマスクとこの耳栓をつけてもらうよ。人狼役の人にだけこっそり外させるからさ」

アニ「なるほどね…」

アルミン「そして、人狼は毎晩、一人を指定して噛みつくことができる。一撃必殺・噛まれたら死ぬ。
  鋭い占い師、信頼されてる霊能者、推理が上手くて怖い村人、なんかこいつ能力者っぽいって人、
  邪魔な人からどんどん噛みついちゃえ!」

クリスタ「人狼から逃げることはできないの?」

アルミン「逃げる…ことはできないけど、噛まれないように村人を守る役職はあるよ。
  って言っても、今回は登場しないけどね」

ミカサ「なんて言うの?」

アルミン「狩人」

コニー「なりてー!!」

エレン「なりたい!!」

サシャ「なりたいです!!」

ミカサ「なりたい…(そしてエレンを守る)」

ライナー「いいな…(クリスタを守る役職か…)」

ジャン「(それになってミカサを守りきればワンチャンあるな)」

アルミン「今度ね!!」

アルミン「これで最後、狂人。人狼陣営だよ」

アニ「人狼にも仲間がいるの?」

アルミン「そうなんだよ。狂人は人間なのに人狼に心酔しちゃってるんだ。
  だから、人狼陣営だけど占われても村人って出るし、吊られた霊能結果も村人って出る。
  それに、村人と同じように人狼に食べられちゃったりもする」

ジャン「そいつ頭おかしいんじゃねーの」

アルミン「だから狂人だってば。
  狂人には人狼が誰なのかは分からない。だけど、自分が狂人だってことだけは分かるよ。
  その情報を活かして、人狼のご主人様達が勝てるように目いっぱい村を引っ掻き回してやるんだ!」

ベルトルト「具体的にはどうするの?」

アルミン「今回は…占い師を騙るか、霊能者を騙るか、潜伏するか、の三択かな。
  この人数なら一番多いのは占い騙りだよ」

サシャ「潜伏って、何もしないってことですよね。仕事放棄しちゃうんですか?」

アルミン「いや、潜伏狂人は結構怖いよ。狂人は大抵何かを騙ってると思っちゃうからこそ、
  逆に何も騙らないと村人達が考える役職内訳が狂うんだ。
  そこで、終盤まで生き残ってからうまいこと人狼の勝ちに誘導するんだ!超!エキサイティン!!!」

エレン「テンションたけぇな」

アニ「それ、面白そうじゃない。決まったら気持ちいいだろうね」

アルミン「そうでしょそうでしょ!! 決めるのはかなり難しいんだけどね……正直上級者向けかな」

>>8
多分それだと思うけど、微妙にルール違うかも

アルミン「……と、今回出てくる役職はこれで全部だよ」

コニー「……」

サシャ「……」

エレン「???」

ミカサ「アルミン、エレンが理解していない。ちゃんと説明してあげて」

ジャン「ったく」

アルミン「一気に言うと混乱するよね…じゃあ、何かに例えようかな。
  いいかい、エレン。村人は人類で、人狼は巨人だ」

エレン「!?」

ベルトルト「!?」

アルミン「僕たち10人の中に人間に化けた巨人が2人いる。
  だけど残り8人の中には、毎晩1人を調査して人間か巨人か判定できる…調査兵団兵が1人。
  処刑された村人が人間だったのか巨人だったのかを調査できる…憲兵団兵が1人。
  そして、人間なのに巨人に味方する裏切り者が1人いるんだ。
  ……イメージできた?」

エレン「…分かった。人狼共を駆逐し尽くしてしてやればいいんだな……?」

ベルトルト「(こわい)」

アニ「(こわい)」

ライナー「(クリスタは今日もかわいい)」

コニー「だはははは、そんなのいたら超やべえじゃん」

クリスタ「いないから安心して遊べるんだけどね」

ベルトルト「hahahahaha」

アルミン「ともかくエレン。分かったならいいけど、人狼側になったら逆に村人を駆逐するんだからね」

エレン「仕方ねえ、ゲームだしな。理解できた気がする、ありがとうアルミン」

コニー「おう、俺も何だか分かった気がするようなそうでもないような!」

サシャ「要するに私達とパァンの関係ですね!」

アルミン「なんか不安になってきた」

アルミン「それじゃ、一日の流れを説明するよ。それが終わったら始めよう!」

クリスタ「ちゃんと出来るかな…」

アルミン「大丈夫大丈夫。今を1日目の昼だとして、ゲームが始まると1日目の夜になるよ。
  そこで皆にはさっきの耳栓とアイマスクをしてもらって、人狼2人に5分間会話をしてもらう。
  終わったら誰を噛むかも決めてもらう」

ライナー「ほう」

アルミン「夜の間には占い師が当たった人に誰を占うか聞いて、結果を教えるよ。
  その二つが終わったら、夜が明けて2日目の昼になるんだ」

サシャ「アルミンが教えてくれるんですか?」

アルミン「そう。僕以外初心者だし、僕がゲームマスターをやるよ。
  全部を知ってる進行役だからゲームには参加しない」

ミカサ「アルミンはそれでいいの?」

アルミン「いいよいいよ、皆が楽しんでくれた方が嬉しいし! ゲームマスターも楽しいからさ」

エレン「ありがとな!」

アルミン「まず、2日目の朝になると僕が死体で発見されるよ!」

エレン「あああああアルミーン!!?」

アルミン「だからゲームだってば。
  1日目の夜に人狼が噛めるのはゲームマスターの僕で固定なんだ。
  そうしないと何も出来ずに終わっちゃう人が出ちゃうからね。2日目の夜からは自由に噛めるよ」

アルミン「(もっと大人数で役職が増えると2日目の朝に死んじゃうこともあるけどね)」

アルミン「僕の役職は、人外以外だ。今回なら【村人】【占い師】【霊能者】【狂人】のどれかだけど、
  人数が多い方が確率も高いから一番多いのは村人かな」

アルミン「初日犠牲者の僕が死んだところで、2日目の昼は皆で情報交換して推理していくんだ。
  10分間で、今日は誰を吊って処刑するかを決めるんだね。
  特別に怪しい人がいない…今回なら占い師が誰も●を出さなかったら、
  グレラン(グレーランダム)ってことで皆が自由に怪しいと思う人に投票するのが主流かな」

アニ「グレーっていうのは?」

アルミン「暫定○(占い師に占われて村人だと言われた人)と能力者を除いた人がグレーだよ」

ジャン「人狼っぽい奴に効率よく投票する訳か」

アルミン「そうそう」

ミカサ「占い師は前日に誰かを占った結果を持っているはず。2日目になったらすぐに伝えるもの?」

アルミン「いや、そうとは限らない。特に今回は、さっき言った通り狩人がいないんだ。
  占い師は人狼がとっとと噛みたいランキング不動の一位だからね。
  だから狩人は大抵本物だと思う占い師を守るんだけど、今回はいないからすぐに噛まれちゃうんだ。
  誰か1人が村人でしたーって伝えられただけで噛まれちゃったら、その占い師が本物だと相当厳しくなる」

ライナー「その占い師が本物なら人狼を1匹倒せてる、ってのはかなり安心できそうだしな」

アルミン「そうでしょ。だから狩人がいない村では、
  初日の占い結果が ● 人狼 なら、2日目の朝一でco(結果をカミングアウト)する。
  初日の占い結果が ○ 村人 なら、2日目に対抗占いがcoしようと3日目の朝まで潜伏(coしない)して情報を増やす。
  っていうのが王道になるんだよ」

アルミン「もちろん、占いを騙るときも同じようにするといいよ。騙りは本物と間違わせるのが仕事だからね。
  霊能者も同じ。狩人がいない村の場合、2日目に●が出ていたら出てくる必要はほぼ無いよ。
  2日目に占い師が出てこないならその日は大抵自由投票になるから、
  怪しまれて2日目に吊られちゃいそうならcoしよう。投票されず噛まれない自信があるなら3日目coかな」

ベルトルト「動き方が分かるのはありがたいなあ」

アルミン「そうやって昼夜昼夜を繰り返していくんだけど、毎日2人ずつ減っていくよね。
  10人なら、昼間は 9>7>5>3>1 って減っていくんだ。つまり、吊り回数は最大でも4回だ。
  3回目までに人狼を1匹も吊れなかったら人狼陣営の勝ちになるよ」

サシャ「ええ―! 4回で狼2匹とか厳しくないですか?」

アルミン「だから皆で推理を頑張らなきゃいけないんだよ」

エレン「難しそうだな…」

アルミン「最初はちょっと難しいけど、僕が村をサポートするから頑張ってみて!」

アルミン「あ、そうだ。禁止事項を言っておくね。村人の騙りは基本禁止だ」

アニ「何故?」

アルミン「皆の役職計算が合わなくなるし、村人陣営にとって無益なことがほとんどなんだ。
  でも、例えば…最終日に【村人】【人狼】【狂人】が残っていることが分かったなら、村人は騙ってもいいよ」

コニー「んー……?」

ライナー「ああ、分かった。人狼を騙るんだな!」

ベルトルト「やるんだな!? 今…! そこで!」

アルミン「さすがライナー! この状況で狂人と人狼がお互いを把握しちゃったら、村人に投票されて負けるよね。
  これをpp(パワープレイ)って言うんだけど…
  そこで村人が人狼を騙れば、狂人には人狼がどちらか分からない。2分の1の確率で勝てちゃうんだ!」

サシャ「策士ですね!」

アルミン「まあ、実際には村人には狂人がいるか分からないけど人狼には分かる…ってことが多いから
  先手を取って狼coされて負けちゃうことが多いんだけどね。
  【村人】【人狼】【村人】の時に村人が『狂人がいる!』って思って狼coしたら負けちゃうしさ。
  チャンスがあったらやってみるといいよ」

エレン「そんな崖っぷちになる前に勝ちてーけど」

アルミン「あはは、まあね」

アルミン「最後に、夜が明けるのは『人狼の噛み指定』『占いの占い先指定』が終わった瞬間だよ。
  (狩人がいたら『狩人の護衛先指定』も入るんだけど)
  寝坊しないように気をつけてね!」

アルミン「よし、そろそろ始めようか」

エレン「おっしゃー! とにかく人狼をぶっ殺したいです!」

ミカサ「エレンと同じ陣営になりたい」

ライナー「よし、俺の兵士力を見せてやるか」

ベルトルト「ぼ…僕も頑張らなきゃ」

アニ「…勝つよ」

ジャン「(ミカサと同じ陣営になりたい)」

コニー「勝負事なら負けらんねーなー」

サシャ「勝てたらお腹いっぱい食べまくりたいですね!」

クリスタ「みんなが勝てるように貢献するよ!」

アルミン「これで全員だね。それじゃあ、スタート!!」

アルミン「1日目の夜となりました」
アルミン「配役の人数は、 村人5 狼2 占1 霊1 狂1 の10人だよ! 頑張ってね!」
狼の遠吠え「アオォーーン・・・」

 * * *

アルミン「 アルミン は翌日無残な姿で発見された…」
アルミン「2日目の朝となりました」

サシャ「モグモグ…ハッ! 朝ですねーおはようございます」
コニー「はよー」
アニ「おはよ」
クリスタ「おはよう、いい朝だね」
エレン「おはよ」
ライナー「よお。おはよう」
ジャン「はよ」
ベルトルト「おはよう」
ミカサ「おはよう」
コニー「これで全員起きたな」
クリスタ「うん、9人全員だね」

アルミン「」チーン

コニー「……ア、アルミーン!」

ジャン「アルミン!」

ライナー「アールミーンッ!」

ミカサ「そんな…」

クリスタ「アルミン…大丈夫?」

ライナー「結婚しよ(くそっ、アルミン…)」

エレン「人狼め…人狼め……!!
  駆逐してやる…ヒャクヨンキ村から…一匹残らず…!!」

ミカサ「……アルミン。許せない…」

アニ「フン、何言ってるんだか」

ミカサ「え?」



アニ「……占いco。ミカサは ● 人狼 だよ。占った理由はあの馬鹿力は脅威だと思ったから」

ミカサ「ーーッ!!?」

エレン「み、ミカサ……?」

コニー「うお、アニがミカサに●ってヤツか」

クリスタ「た、確かに、ミカサを占うのは違和感無いけど…ミカサ、どう?」

エレン「…………、ミカサから何も無ければ吊り、なのか?
  あ、……真占いが他にいても、潜伏しとけよ」

サシャ「ミカサの反論が聞きたいですねえ」

ベルトルト「うーん。ライナー、どう思う?」

ライナー「ミカサがなあ…もし本当ならアルミンを襲うのも楽だっただろうが」

ジャン「さっきアルミンが言ってたように、狩人役はいねーんだ。
  アニが偽で本物は潜伏、充分有り得るだろ。
  ……つーか、初っ端からミカサかよ…」

サシャ「個人的な感情は村のために良くありませんよー?」

ジャン「る、るっせ!分かってるっつーの!」

ミカサ「………………」

ミカサ「私は…村人。あなた達よりも…すごく村人…!」

ミカサ「ので」

ミカサ「私は…自分が役職だから吊るな、などと主張しない…潔い」

ミカサ「あなた達は…アニに騙されて私を吊る…とても…残念だ」

ミカサ「私は…アルミンのところに行く……行って見てる」

コニー「……お、おお?」

ベルトルト「えっと…つまり、co無しってこと?」

アニ「そういうことでしょ」

エレン「そっか…ミカサ、俺はお前とアルミンの分まで頑張るからな!」

ミカサ「エレン……!!!!
  …アニ、死なばもろとも。明日の霊能結果を震えて待てばいい。震えて待て」

アニ「フン。私は私を信じろとしか言えないよ」

クリスタ「え、えっと。もしアニが偽占いさんで、もしそうなら狂人だと思うけど、
  真占いが別にいるなら、今は出てこない方がいいんだよね?」

エレン「そうだろ。俺さっきそう言ったし」

ベルトルト「ミカサは頭が良い。もし狼だとしても、何もせずただ吊られるなんてしなさそうだけど…」

ライナー「狂人が何をしでかすかわからんのが怖いところだな」

サシャ「真占いが一発ヒットより、狂人が適当に●出したって方が確率高そうですよねぇ。
  この人数なら誤爆も期待できそうですけど(モグモグ)」

ジャン「とりあえず、だ。霊能はもちろん、真占いがもしいるなら潜伏しておけよ。
  どちらも明日の朝一でcoしろ」

エレン「アルミンの話からして狂人ってのは●出してこそだろ?
  アニの●が偽ってのは充分ありそうだけどな。
  アニが狂人で狼のミカサに当てたなんてことも有り得るけど、んなこと考えててもしょーがねえか」

ベルトルト「そうだね…」

ライナー「霊能はまだ出てくるな、なんてのは皆分かってるだろうしわざわざ言わないぞ」

ミカサ「……。私を残して怪しい人に投票すると、本物の占いが吊れてしまうかもしれない。
  だから私の死に場所は……ここでいい」

ジャン「そうだな…結局明日の能力者のco、アニが喰われてるかなんかを見ないことには始まらねーって訳だ。
  み、ミカサ、残念だが…吊らせてもらうぞ」

エレン「まあな。ミカサには悪いけど、ミカサを吊るしか無さそうだ」

コニー「おー。ミカサ吊る流れ?」

クリスタ「待って。アニもミカサも残して、明日の生き残り方からミカサを吊るか判断するのは?」

サシャ「ええ、それは良くないと思いますよー。霊能がいるのにミカサを残す理由は無いです」

アニ「狼が今日私を噛まずに、狂人に見せかけて敢えて残してくるかもしれない。
  万一私が明日生き残っていたとしたら、吊ってくれて構わないよ」

サシャ「ん、それは変ですね。アニのその言い方はちょっと狂人っぽく見えますよ」

ライナー「そうか? アニから見ればミカサを吊ると残り狼は1匹。
  余裕が出るから自分を吊ってケアしてくれ、というのも悪い考えじゃないと思うが」

ジャン「いや、わざわざ言うもんでもなくねえか。吊ってくれて構わないだァ? お前それでも真占いか?
  ミカサに●出して吊った後に自分も吊られて吊り数を稼ぐ狂人に見えるぜ?」

アニ「ああ、そう思われるか。考えが足りなかったね。
  疑われたまま残されるなら吊られた方がいいかと思ったんだけど」

ライナー「何にせよ明日のco次第だな。明日になれば占いが潜伏してる理由もなくなるだろ」

ベルトルト「そうだね。もう今日は判断材料も出てこないだろう、情報が増えるのを待つしかないよ」

エレン「潜伏占いとか霊能とかは明日の朝一に出てこいよ。様子見とかは無しだからな!」

ミカサ「アニが噛まれる訳が無い。明日アニを吊って本物の占いが噛まれれば、
  吊り回数の猶予は少ない……頑張って」

エレン「ミカサ……、ごめんな…!」

ミカサ「エレン……」

ジャン「(エレンに投票したい)」

アルミン「投票時間だよ! 投票よろしくね」

アルミン「【まとめルミン】
  <占>
  アニ:ミカサ●
  <噛>アルミン
  9>7>5>3>1


エレン   0票 → ライナー
ミカサ   8票 → クリスタ
ライナー  1票 → ミカサ
ベルトルト 0票 → ミカサ
アニ    0票 → ミカサ
ジャン   0票 → ミカサ
コニー   0票 → ミカサ
サシャ   0票 → ミカサ
クリスタ  1票 → ミカサ

アルミン「 ミカサ は村民協議の結果処刑されました…」

アルミン「2日目の夜となりました」

狼の遠吠え「アオォーーン・・・」


???「(やっべぇ! 話の勢いに全然ついてけねー!やっべー!!)」

???「(ミカサの投票先がクリスタ…? それに、エレンの投票先は…)」

???「(アルミンが占いだったら…いやいや)」

???「(多いな、遠吠えの数)」


 * * *

アルミン「 ベルトルト は翌日無残な姿で発見された…」

アルミン「3日目の朝となりました」

アニ「おはよ。昨日はミカサに投票。理由は言わなくても分かるだろ。
  占い結果はライナーを占って ○ 村人 だった。多弁は占うべきだと思ってね」

コニー「おはよー! 昨日はミカサに投票。
  俺から見てもアニが誤爆してた可能性はあったし、目立ったら噛まれるだけだからな!
  つまり! 俺が占いってことだ!!
  初日はサシャを占って ○ 村人 。こいつ何でも食いそうだからな!
  そんで昨日はベルトルトを占って○ 村人 。なーんか発言が人に乗っかってばっかじゃねえ、ってな」

クリスタ「おはよう。ミカサはすっごく村人っぽかったけど、
  ここで●に入れないと後で濡れ衣着せられちゃうかもって思って素直にミカサに投票したよ。
  グレランするならサシャかベルトルトかコニーに入れてたかな?
  ミカサが私に入れてるところも余計村人っぽいって思ったかな」

ライナー「さーて、憲兵団…じゃない、霊能の結果待ちだな」

ジャン「はよ。別にアニを信用した訳じゃねーけど、ミカサに入れた。今日のcoと噛みを見なきゃ始まらねー」

サシャ「昨日はミカサに投票しましたよ!投票しない理由は無いですもんね。
  それから霊能coです! ミカサは ○ 村人 でしたよー! ごめんなさい、ミカサ!!
  ってことで、アニの結果を聞いてからcoしましたよ。私の情報聞いて結果変えられちゃ困りますからね」

エレン「すまん、昨日の投票はミスだ! ミカサに入れたつもりがライナーに投票してた……悪ぃ!!
  アニは怪しいと思ってんだよ。狂人が特攻した可能性もあるからな…でも悪ぃ!」

アルミン死んでるのに1票多くね?

>>39
( ゚д゚)ハッ!

>>35 は
☓ ミカサ   8票 → クリスタ
○ ミカサ   7票 → クリスタ

でした。ごめん!

ライナー「ベルベルベルトルトおおおおお!」

コニー「トルトルト……」

サシャ「レトルト……」

アニ「…どうやら霊能はアルミンだったみたいだね。
  占い騙りまで出てくるなんて、残り一匹だっていうのに狼は随分と騙り好きだ」

コニー「おいおい、ベルトルト喰われてるしサシャ霊能coかよおお! …なんかすまん」

サシャ「コニーが本物だったら困っちゃう状況ですね…狼だったらもっとサイアクですけど(モグモグ)」

ライナー「一人が噛まれて一人が霊能かよ。コニー運無いな」

コニー「ほっとけ!」

エレン「自分で言うのも何だけどよ、アニもコニーも何で俺を占ってねーの?
  投票先浮いてる俺を占おうとか思わなかったのか?」

コニー「いやぁ、投票ミスっぽいしな。どっちかっつーとベルトルトの方が怪しかったしさ」

アニ「特に怪しいとは思わなかった。残り一匹の狼がわざわざ怪しまれる投票なんてしないだろ」

エレン「そっか。二人ともどーも。ところで、サシャ」

サシャ「なんですか(モグモグ)」

エレン「アニに結果を先に言わせるために様子見した、って言ったな。
  本当に アニに結果を言わせるため か? ホンモノの霊能のcoが無いか見るため、の間違いじゃあねえよな?」

クリスタ「そうだよね。普通、疑われないように朝一でcoしないかな?
  霊能さんの結果を聞いて占い結果を変えてたら、遅れちゃうからそっちの方が占いさんが怪しく思えるよ」

サシャ「むむ、それは違います。考えてください、アニは狂人の可能性が高いでしょう。
  そこで私が先に『ミカサは村人でしたよ!』と言ったとします。
  そうしたら、アニは最後の悪あがきに適当な人に●を出そうとしませんか? そんなことさせたくなかったんです」

ジャン「なるほどな、作戦の一つか。エレンの言い分とサシャの言い分、どちらが良いとは言えねえ。
  それよりもだ。おいエレン」

エレン「なんだよ」

ジャン「お前、サシャが偽物でアニが真占いだって言いたいのか?
  アニが本物なら霊能はベルトルトかアルミンってことになる。コニーとサシャの方がずっと確率高いだろうが。
  本物臭いサシャにいちゃもんつけて信頼落とそうとしてんじゃねーの?」

エレン「はぁ!?ちげーよ! おかしいとこはちゃんと問い詰めたいだけだ、この馬面!」

ジャン「んだとこの死に急ぎ野郎が!」

コニー「だーもう落ち着けアホ二人!」

ジャン「お前が言うな!!」

エレン「あー、話を戻すぞ。アニは噛まれてないしサシャと結果が一致しねーし、
  昨日からずっと狂人に見えてんだよな。サシャには色々言ってみたけどよ」

エレン「コニーが本物ならライナー、クリスタ、ジャン、俺の中から狼が2匹、でいいのか」

クリスタ「アニは偽っぽいね。
  コニーとサシャが本物なら残る狼候補はエレン、ジャン、ライナー、私ってことになるのかな。アニは抜かして」

ライナー「アニを吊ってから明日、4人の中から狼を2匹見つけ出す訳か」

サシャ「狂人っぽいアニを吊ってからのニ連続狼吊りですかー。厳しい闘いですよこれは。お腹がすきます!」

ジャン「最終日は奇数になる。そこで狂人が残ってたら狼と票合わせされて俺らの負けだ。
  アニが本物なら吊り回数には余裕が出てるし、吊っちまうのがいいだろ。
  アニが偽物なら、狼でも狂人でも残しておく手はねーな」

ジャン「……いや、狂人なら最後まで残して最終日に皆で狼coする手もあるか?」

ライナー「それはそうだな。狂人に狼が誰かなんてことは分からないんだ」

ジャン「ただし、だ。残すんなら、狼coしなきゃいけないってことを全員が分かってないと駄目だけどな」

クリスタ「うーん…アニが狼の可能性も考えて吊っておくべきじゃないかな」

アニ「何言ってんの。昨日言った通り、狂人と疑われたまま残されるのはごめんだね。私を吊りな」

サシャ「…ていうかですね。私から見て、アニが狂人で今日村人吊ったら明日は狼2匹狂人1人村人2人になっちゃうんですよ。
  負け確定になっちゃいます。アニ吊らなきゃダメなんですよ!(モグモグ)」

エレン「そうだよ! 3人で狼狂村なら勝てるかもしれねーけど、
  5人で狼狼狂村村なんてことになったら狼騙りしようと負けちゃうだろうが!」

ジャン「……あ!」

ライナー「そうか!」

コニー「んあ? 何で負けるんだ?」

エレン「ばっか、考えてもみろよ。5人の時に運良く村aが『村bが相方の狼だ!』って言えたとするだろ?
  それでもっと運良く狂人が村人を信じたとするだろ?
  それで狂人が狼に投票して、でも狼の勝ちにならない。次の日が来る。
  そこで村人達の嘘なんてバレバレじゃねーか。村人に投票されてお終いだ」

クリスタ「そっか、エレン頭いいね!」

エレン「そうか?」

サシャ「駆逐モードなんですよきっと」

ジャン「エレンの意見なんか聞くのは癪だけど、やっぱり今日はアニ吊り安定か」

コニー「…あーもう、あんまりゲームに参加してねえベルトルトが怪しいかと思ったんだよ!
  村人だったけどさーぁ」

ライナー「コニーはもう一日潜伏するのもアリだったかもしれないな」

コニー「だってよぉ、サシャが挨拶するまでなんて待ってられねーって! 今日あいつ遅かっただろ?」

アルミン「投票時間だよ! 投票よろしくね」

アルミン「【まとめルミン】
  <占>
  アニ :ミカサ● ライナー ○
  コニー:サシャ○ ベルトルト○
  <霊>
  サシャ:ミカサ○
  <噛>アルミン→ベルトルト
  <吊>ミカサ
  7>5>3>1


エレン   0票 → アニ
ライナー  0票 → アニ
アニ    6票 → ジャン
ジャン   1票 → アニ
コニー   0票 → アニ
サシャ   0票 → アニ
クリスタ  0票 → アニ

アルミン「 アニ は村民協議の結果処刑されました…」

アルミン「3日目の夜となりました」
狼の遠吠え「アオォーーン・・・」

???「(----)」
???「(ドキドキする…)」
???「(------!!)」
???「(これは……)」
???「(……ああっ!まずい! 芋が無くなりました!!!)」

 * * *

アルミン「 コニー は翌日無残な姿で発見された…」

アルミン「4日目の朝となりました」

ジャン「おはよう。アニに投票した。アニは偽っぽいし、アニが真なら狼1匹吊れて余裕があるからな」

エレン「はよ。アニに投票。コニーとサシャが今日も両方生きてりゃ
  偽かもしれねーとは思うんだけど、今日はどこが噛まれる? コニーなら分かりやすいか?」

ライナー「おはよう。そうだ、昨日はアニに投票しなきゃいけなかったな。という訳で投票した。
  今日が最終日になりかねない…が、俺は兵士として勝つ…!!!」

クリスタ「おはよう。アニに投票したよ。今日はコニーが食べられちゃいそう。
  それでサシャがアニは○だったって言いそうだな。アニは狼っぽくなかったもん。
  …となると、狼2匹は誰かに票を合わせてくることも考えられるんじゃないかな?」

サシャ「おはようございます! 昨日はもちろんアニに投票しましたよ。
  で、結果は ○ 村人 です! そうでしょうねー、狂人っぽかったですもん。
  むむむ、未だ狼2匹ですよ。今日コニーが噛まれてなかったらコニーが狼っぽく見えてきちゃいます」

ライナー「全員起きたな。コニー…予想通りではあるが」

サシャ「予想通りですね。今日狼吊れなきゃお終いです。コニーが狼じゃなくてまだ良かったですけど」

サシャ「あれ?」

エレン「アニは○か。となると狼2匹はほぼ確定か…駆逐してやる…!
  狼共に票を合わせられると嫌だな。しかし、自由に投票すればそれを浮き彫りにさせられるか?」

ジャン「サシャが本物ってことで決め打つなら残り4人に狼が2匹、か」

ライナー「昨日、アニはジャンに投票してたな。しかし、俺には狂人が適当な奴を怪しませようとする作戦に思える」

サシャ「キツいですね…芋も無くなってしまいましたし…」

ライナー「投票といえば、エレンの最初の投票も狼にはあまり思えない」

エレン「ああ、あの投票ミスか? 狼がミスしねぇってのはおかしいだろ。
  村人だと思ってくれんのはありがてーけどさ」

クリスタ「ここは、サシャに今日吊る人を指定してもらうのもアリじゃない? どうだろ、話し合いたいな」

クリスタ「あぁでも、エレンの言う通り敢えて自由に投票して投票結果を見るのもいい案だよね」

ジャン「狼2匹の票合わせを確実に防ぐなら指定はするべきだな。自由にすんのはギャンブルすぎねーか?」

サシャ「私が指定ですか?一任ですか? いいですよ、半分の確率で当たりますから!」

クリスタ「うん。でも、サシャの指名は絶対に強制!ってことじゃなくていいと思うな。
  票変えだって投票先だって、みんな推理する情報になるんだから」

ライナー「ジャンは昨日の狂人についての考えをミスっていたのが村人に見える。
  つまり、消去法でクリスタが狼じゃないか、と俺は思う」

クリスタ「えぇ!?」

エレン「クリスタか……。なぁクリスタ。3日目に言ってた話だけど、
  何でサシャかベルトルトかコニーが怪しいって思ったんだ?」

クリスタ「ええっとね。その3人が発言が少なくて、なんだか状況把握ばかりだなって思ったんだ」

ジャン「なんだ? 随分クリスタを怪しませようとすんじゃねえか、ライナー。
  お前、夜のうちに票合わせ先を纏められなかったから今相方に伝えようとしてる狼じゃねーだろうな?」

ライナー「お前こそつっかかるじゃねえか。ああそうだ、昨日のジャンの反応はいかにも村人といった感じだった」

エレン「指定があるなら従う。無いならそれでいい。
  だけど、俺に指定が来たなら思いっきり抵抗するからな」

サシャ「ふんふん。私はジャンに投票しましょうかねー♪」

ジャン「!? えっ、いや、ちょっと待て時間ねーけど理由言えよ考えなおせ!!」

ライナー「ジャン…か」

クリスタ「うん、分かった。でも、この指定に絶対従う必要は無いと思うよ。
  さっきも言ったけど、ちゃんとした理由があれば、それも村人だってアピールの一つになるんじゃないかな」

エレン「……」

サシャ「芋!」

アルミン「投票時間だよ! 投票よろしくね」

アルミン「【まとめルミン】
  <占>
  アニ :ミカサ● ライナー ○
  コニー:サシャ○ ベルトルト○
  <霊>
  サシャ:ミカサ○ アニ   ○
  <噛>アルミン→ベルトルト→コニー
  <吊>ミカサ →アニ
  5>3>1


そろそろおやすみなさい。また後で書きに来ると思います
一応夜会話編も用意してあります

>>23 >>25 >>51
この辺、台詞ごとの改行忘れてた。見難かったらごめん

id変わってるかもしれないけれど>>1です
続き投下しますー

エレン   0票 → ライナー
ライナー  2票 → クリスタ
ジャン   1票 → クリスタ
サシャ   0票 → ジャン
クリスタ  2票 → ライナー

アルミン「再投票だよ! あと4回の投票で結論が出なければ引き分けだからね」

エレン   0票 → ライナー
ライナー  3票 → クリスタ
ジャン   0票 → クリスタ
サシャ   0票 → ライナー
クリスタ  2票 → ライナー

アルミン「 ライナー は村民協議の結果処刑されました…」

_人人人人人_
> 突然の暴力 <
 ̄y^y^y^y^y^ ̄

アルミン「4日目の夜となりました」

狼の遠吠え「アオォーーン・・・」


???「ふっふっふ……」

 * * *

アルミン「 クリスタ は翌日無残な姿で発見された…」

アルミン「5日目の朝となりました」

エレン「おはよう。最終日か…最後の狼め…駆逐してやる…!」

ジャン「……おう、いい朝だな?
  狼の勝ちに相応しい朝だなぁエレン!!!」

エレン「…………え」

サシャ「ふわぁ。おはようございますー。ライナーは当然 ● 人狼 でしたよ。
  これはライナーに投票してないジャンが怪しいですね? むしろジャンですよね?」

ジャン「おはようサシャ。良い狂人だったな! 昨日は危うく殺されかけたけどよ!」

サシャ「あ、そうですか? 褒めてもらえるとうれしいですねー」

エレン「ジャン…サシャ…このッ……裏切りもんがあああああああああ!!」

ジャン「ハッ、ばーか。これが人狼だっての」

サシャ「そうですね。最後まで油断しちゃー駄目ですよ」

エレン「くっそー!戦わなければ勝てないんだ! 俺はジャンに投票するからな!」

ジャン「悪あがきは見苦しいぞ。エレンに投票して終わりだ」

サシャ「了解です!」

ジャン「エレン、お前はコニーが本物ならサシャも本物だと考えた。
  コニーが占い師で、アルミンやベルトルトが霊能だとは考えなかった。フッ…それが敗因だ」

エレン「ちくしょー…」

エレン「あー…アニが狼だと思えてたら、アニがジャンに投票したのに疑問持てたってのに」

サシャ「思い込みはよくないってことですよ」

ジャン「そういうことだな。へへ、勝つって気持ちいいわ! くぅー!」

サシャ「私のおかげですよね? だからパァンください!一週間分!」

ジャン「あ? 仕方ねーな。一週間位なら俺の分を分けてやるから」

サシャ「!! ジャン、絶対ですよ! 約束しましたよ!」

エレン「何だよ何だよお前らばっか楽しそうにしやがって」

ジャン「ま、そういうことだ、エレン。これで……」

ジャン「俺達の……」

サシャ「私達の……」

ジャン・サシャ「「勝ちだ(です)!!!」」

アルミン「投票時間だよ! 投票よろしくね」

アルミン「【まとめルミン】
  <占>
  アニ :ミカサ● ライナー ○
  コニー:サシャ○ ベルトルト○
  <霊>
  サシャ:ミカサ○ アニ   ○ ライナー●
  <噛>アルミン→ベルトルト→コニー →クリスタ
  <吊>ミカサ →アニ   →ライナー
  3>1


エレン   1票 → ジャン
ジャン   2票 → エレン
サシャ   0票 → ジャン

アルミン「「村 人」の勝利です!
  人狼の血を根絶することに成功しました!」

ジャン「……………………は?」

アルミン「レッツ」

アルミン「役職発表ターイム!」

村人: エレン・ミカサ・ライナー・ベルトルト・クリスタ

@2日目昼

ミカサ「(……初日に●を当てられるとは運が無い。無念だ)」

ミカサ「(きっとエレンは味方。エレンが頑張ってくれればそれでいい。私は喜んで吊られよう)」


@2日目夜

ベルトルト「(困ったな…昼はあまり話せなかった。自分の意見を主張するのって苦手なんだよ)」

ベルトルト「(いや、でも頑張らないと怪しまれて僕が狼のスケープゴートにされるかもしれない。
  明日はもっとたくさん喋るぞ! そのためには夜のうちに推理を……)」

ベルトルト「(……ミカサの投票先がクリスタ…? それに、エレンの投票先は…)」

ベルトルト「(エレンはわざと目立って村人アピールしてるのか?)」

@4日目昼

ライナー「(すまん、クリスタ! ゲームの間だけは怪しませてくれ!)」

ライナー「(クリスタを怪しんでいるのは俺だけなのか?)」

ライナー「(確かにエレンはただミスをしたってだけだ。それで狼じゃないと決めつけるのはおかしい)」

ライナー「(ジャンはよく分からん)」

ライナー「(消えていったアニ…ベルトルト……見てろ。勝負は今、ここで決める!!)」



ライナー「(……まさか俺とクリスタで票が割れるとはな。サシャはジャンを指定していたのに)」

ライナー「(俺が票を動かす訳にはいかない。今の時点で狼2匹が票合わせをしていないなら、
  票を動かされて負けてしまうか……)」

ライナー「(今のところ票を見て怪しいのは…クリスタと、エレン。
  クリスタが吊れて夜が来れば、明日エレンを吊ればいい)」

ライナー「(頑張ってくれよサシャ! 夜よ来い!)」

@2日目昼

クリスタ「(ベルトルトとサシャが気になる…けど、ここでミカサ以外に投票しても仕方ないか)」

クリスタ「(あれ、ミカサに投票されてる? 怪しまれちゃったのかなあ。やっぱりミカサ村人っぽいね)」

クリスタ「(うう、推理が追いつかないよ。とにかく村人アピールしていく方が良さそう!)」

@4日目昼

クリスタ「(ここでジャンと他の人の繋がりを見て、狼を探さないとね)」

クリスタ「(私の勘がライナーとエレンが人狼だって言ってる)」

クリスタ「(ライナーの『ジャン…か』って発言。狼の相方に『ジャンに投票しようぜ!』って言ってるように聞こえる)」

クリスタ「(……もしそうだったら、サシャの指定にライナーとエレンが乗ってきて負ける?)」

クリスタ「(わわわ。ここで票を変えて折れる訳にはいかないけど、これってやばいかも?)」

クリスタ「(だめ、落ち着いて、ラインを読まなきゃ。エレンと私がライナーに、ジャンとライナーが私に投票してる)」

クリスタ「(普通に考えれば、狼はジャンとライナー、だよね…)」

クリスタ「(ここで身内に投票する理由なんて無いものね。……サシャ、私を信じて!)」

@4日目夜

クリスタ「(ほら、やっぱりライナーが狼だ!)」

クリスタ「(昨日の投票を見ればライナーとジャンの繋がりなんて丸見えだもん。勝てるよね!)」

@2日目夜

エレン「(うわっ馬鹿っ! 俺何やってんだ投票ミスとか!)」

エレン「(ああもう、俺だけ浮いてんじゃねえか。ハッタリとかじゃなくて単にミスった!!)」

エレン「(俺が今日喰われて『エレンは真占いだったんじゃ』とか言われたらどうする…)」

@3日目夜

エレン「(良かった、占い回数を無駄に消費させずにすんだみてーだ)」

エレン「(狂人くさいアニを積極的に吊ろうとしてるのは怪しい。ライナーが臭うな)」

@4日目昼

エレン「(ジャン指定なぁ…正解はライナーだろ、多分)」

エレン「(とか言っておいてジャンとクリスタのコンビだったら嫌すぎるな)」

エレン「(つっても俺から見て3分の2で当たるんだ、イケるだろ!)」

エレン「(サシャの指定はハッタリくせえし……と思ったら本気かよ)」

エレン「(この投票ではっきりしたな! ジャンとライナーか、クリスタと俺か、だ!)」

エレン「(サシャはどっちにつくだろうな。っつーか全員サシャの指定ガン無視かよ)」

@4日目夜

エレン「(っし、夜が来た! もうこれライナーとジャンが狼だろ)」

エレン「(今日誰が噛まれても投票結果があるから大丈夫。ジャンを吊れば……人類の勝利だ!)」

エレン「(ざまーみろジャン!)」

占い: コニー

@1日目夜

コニー「(うええ、俺が占いとかやべー。こういう頭使うの駄目なんだよなー当てられっかな)」

コニー「(狼っぽいやつ、たくさん食いそうなやつ……サシャだな。サシャ占おっと)」

コニー「(なーんだ。村人かよつまんねー)」

@2日目夜

コニー「(初日からニセモノが出てくるとかー。
  つかもうやっべぇ! 話の勢いに全然ついてけねー!やっべー!!)」

コニー「(誰にしよっかなーっと。怪しいヤツ、こっそり隠れてそうなヤツ…ベルトルト?)」

コニー「(うへえ、村人かよ。俺ダメダメじゃーん)」

@3日目夜

コニー「(アニお疲れ。俺ぜってー今日までの命だ)」

コニー「(狂人のアニを妙にかばってたジャンか、皆から浮いてる感じのクリスタか。二択だな)」

コニー「(俺の勘を信じる! クリスタだッ! いっけー!!)」

コニー「(はい残念村人でしたー)」

コニー「(これは酷い)」

人狼: アニ・ジャン

@1日目夜

ジャン「アニか。よろしく」

アニ「ま、よろしくね」

ジャン「俺は騙りじゃなく潜伏をしたい」

アニ「そう。話を聞く限り、私達オオカミのセオリーとして初日は潜伏が良さそうだよ。
  でも、だ。狂人もいることだし、●出しで特攻するのも面白そうじゃないか?」

ジャン「お、騙りてーのか? いいぜ。やりたいようにやってくれよ。
  アニを切る時はいつでも切るから安心しろ。上手いこと隠れてやる」

アニ「そうかい。それじゃあ、特攻してみようかな。
  私が疑われたら遠慮無く切れ。当然の話さ」

ジャン「了解。じゃ、お前の好きなタイミングでアルミンを噛んでくれ」

アニ「わん」

@2日目夜

ジャン「●出しってミカサにかよ!」

アニ「そうだよ。残念だったね」

ジャン「まあいいけどよ……さて、クリスタは言ってることだけ見るとすげー能力者くさい。
  だけどこれはハッタリなんじゃねーかと思ってる」

アニ「ああ、クリスタの言動は私が真占いですよとでも言いたげに見えた。
  明日クリスタが占いで出てきたら信用されやすいだろうね。
  だけど、それよりも霊能を探したい」

ジャン「サシャは最初にアニに対して『狂人じゃないか』ってツッコんでたよな。
  あれは真占いだからそう言えるのかもしれねーし、狂人だからともとれる」

アニ「サシャが狂人、有り得るね。それなら噛むとまずいか」

ジャン「あとは、能力者が隠れてやりすごす派ならベルトルトが怪しい。
  今日はミカサを吊る流れだった。自由投票をやりすごす必要が無いから、発言数を稼ぐ必要も無かった」

アニ「ベルトルトね…」

ジャン「っつー訳で、誘い上等!でクリスタか、ステルス能力者!でベルトルトか。俺はこの二択だ」

アニ「なら……ベルトルトかな」

ジャン「よし。分かった」

アニ「ああそうだ、明日で私が偽なのがバレるからジャンに○は出さないよ。
  誰か適当な奴に出して疑わせてみようか」

ジャン「…………ミカサ……」

アニ「しつこいな」

@3日目夜

ジャン「お疲れ、アニ」

ジャン「……駄目だな。しっかり切ると言っておきながら残す方法を考えちまった。
  勘の良い奴にはバレたかもしれない…」

ジャン「こうなってくると霊能のサシャが邪魔だ」

ジャン「いや待て、占いより霊能を優先する必要なんてあるのか?」

ジャン「霊能を噛んだところでアニに狼疑いがかかるのは避けられない。
  そうなれば怪しいのは庇った俺だ」

ジャン「素直に占いを噛むのが最善だろう」

ジャン「サシャが狂人って可能性も無い訳じゃねーしな!」

ジャン「いや、それならコニーが狂人ってことも……違うな、そんな低い可能性に賭けてらんねえ」

ジャン「逆境の中にこそチャンスはあるんだ! 覚悟しろやコニー!」

ジャン「♪ 死ーせる餓狼のじゆーうをー ♪」

@4日目昼

ジャン「(え、マジかよ。どうなってやがる)」

ジャン「(サシャ狂人かよ! そんで狼様指定してんじゃねーっ!)」

ジャン「(いいかお前ら、サシャは偽だ! 信じるな! 信じたら死ぬ! 俺が!!)」



ジャン「(お? おぉ?)」

ジャン「(どうしてこうなった!!)」

ジャン「(ライナーもクリスタも、自分の票を変えることはない。
  村人である自分が吊られたら狼2匹の場合は村負けだ)」

ジャン「(……ライナーに票を変えるか? そうしたら明日疑われるのは俺じゃねーのか?)」

ジャン「(エレンの野郎の票がどう動くか分からねー。あいつは誰を疑ってる?)」

ジャン「(どのタイミングで票を変えるか……!?)」

ジャン「(…サシャ、頼む!俺以外に票を移せ!!)」

@4日目夜

ジャン「ふっふっふ……」

ジャン「はーっはっはァ!!!」

ジャン「おい見てるか霊界の連中! 俺達の勝ちだ!」

ジャン「残るはクリスタとエレン。へっへっへ…エレンを最後に残して思う存分笑ってやろうじゃねーか」

ジャン「ワオーン(勝利の雄叫び)、っと」

ジャン「よし。ちょっとクリスタ食ってくる!」

霊能: サシャ

@1日目夜

サシャ「(あれ、霊能じゃないですか。死体より食べ物の方がえぇんやけど)」

サシャ「(霊能って気楽な役職らしいし気楽にやりましょう)」

サシャ「(まずは秘密兵器のパァンを一口……(モグモグ))」

@2日目夜

サシャ「(ミカサは村人ですね。アニったらまったくもう)」

サシャ「(ミカサとエレンの投票先はなんでしょう?)」

サシャ「(アルミンが占いだったら…いやいや、無いと信じたいわ)」

サシャ「(ゆうても8分の1って結構ありえますよ)」

@3日目夜

サシャ「(アニ、まさかの人狼じゃないですかー!!)」

サシャ「(これは……今日私噛まれるんじゃないですか? いややー!)」

サシャ「(てことは…コニー狂人も有り得ます)」

サシャ「(……。
  ……逆に言えば、狼には私が狂人に見えてるかも!?)」

サシャ「(それなら……いっそ……)」

サシャ「(……よし)」

サシャ「(緊張してきました! ドキドキです! 芋を食べんと!!(モグモグ)」

サシャ「(モグモグ)」

サシャ「(フゥー)」

サシャ「(モグモグ)」

サシャ「(フゥー……ああっ!まずい! 芋が無くなりました!!!)」

サシャ「(むむむむむ)」

サシャ「(朝になってコニーが噛まれてたらいけるでしょう! サシャ、行きまーす!)」

@4日目昼

サシャ「(プランa! 結果騙りです!)」

サシャ「(……作戦が上手くいくかどうかやけど)」

サシャ「(最終日前に私が噛まれたら一巻の終わり)」

サシャ「(……。アニが狼やってこと…狼が残り1匹だってことは狼と私しか知らない)」

サシャ「(ばってん昨日まで狼は私を霊能だと思ってたはず。なら、今の狼は動揺しつつも内心喜んでるはず)」

サシャ「(エレンは冷静。クリスタも動揺はしてなさそう。なら、ジャンかライナーや)」

サシャ「(ここで間違えても、明日食べられなければ大丈夫。
  ……ジャン! 君に決めた!です!)」

サシャ「(……作戦失敗したら私は大戦犯やに……)」



サシャ「(割れましたね。村っぽいのはどっちやろか。……)」

サシャ「(……失敗しそうでこわいですこわいです)」

サシャ「(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!)」

サシャ「(う……嘘言って……霊能が…た…大変…失礼…しました…)」

サシャ「(すいませんでしたぁー!!)」

@4日目夜

サシャ「(夜が来ました)」

サシャ「(明日引っかかってくれなければ…ジャンが狼じゃなかったら私終了のお知らせです)」

サシャ「(ひええ)」

サシャ「(もうドキドキして食べ物も喉を通らな…いことはなかった)」

サシャ「(フゥー)」



狂人: アルミン(初日)

@1日目夜

アルミン「(うわあ、せっかく狂人入れたのに初日狂人だなんて)」

アルミン「(って言っても、狂人が紛れ込んでるって思わせるだけでも狂人の価値はあるからね)」

アルミン「(元々ちょっと狼側に有利な構成だし、なんとかなるでしょ!)」

アルミン「「村 人」の勝利です!
  人狼の血を根絶することに成功しました!」

ジャン「……………………は?」

エレン「……え? …え?」

サシャ「フッ」

アルミン「お疲れさま! サシャの作戦がうまくいったみたいだね!」

ジャン「」
エレン「ど、どういう…?」

アルミン「はい、配役表」

エレン「……」
ジャン「……」

エレン「アルミンが狂人かよ! っつーか、アニが狼なのはマジなのかよ!」

ジャン「……俺が村っぽい、ライナーとクリスタのどちらかが狼だって流れで
  俺を指名してくる辺り狂人にしか見えねーじゃねーか! 俺は悪くねぇっ!
  ……悪く……ねぇ…よな……」

サシャ「フッ…それが敗因だ」ドヤ

ジャン「やめろ」

エレン「そんで霊能の結果騙りかよ! 分かるかっ!!」

ミカサ「アニは思い切りが良い。頑張っていたと思う…。けど、サシャも凄かった」

ベルトルト「初日の投票先は決まってたから様子見してたんだけど、
  推理して発言しないと占いに無駄に占わせたり怪しまれたりして皆を困らせるんだね。勉強になったよ」

アニ「狂人アルミンをちゃんと考えられなかったな。その可能性をジャンに言えなくて悪かったね」

コニー「一人で良いから人狼当てたかったぜ…」

ライナー「サシャはグッジョブだな。それと、エレンは分からなくたってしょうがない。
  俺もクリスタも、アニが人狼だなんて全然思ってなかったぞ」

クリスタ「そういう手で来てたなんてビックリだったよ! アドリブで結果騙りするなんてすごいね、サシャ!」

サシャ「緊張で胃が爆発するかと思いましたよ」

ジャン「普段あれだけ詰め込んで爆発してないことの方が驚きだ」

アルミン「ふふ。皆、初めてなのにこれだけ動けるなんてすごいよ!」

ジャン「くっそ、サシャが狂人coするのを待ってから俺が狼coすれば良かったのか?
  だが、それでサシャが本当に狂人ならエレンの野郎も狼coして勝ちが2分の1になっちまう。
  サシャが霊能の結果騙りだなんて低い可能性に賭けらんねーよ…っだあああやられた!」

アルミン「まあまあ。今回はサシャの奇策が上手くはまったね。
  サシャからすれば僕が狂人だっていうことはほぼ分かってたとはいえ、
  僕だったら思いつくことはできても勇気が無くて実行には移せないや。おめでとう!」

サシャ「でへへ」

コニー「こーいうのを俺が真似したら大失敗しそうだ」

ライナー「ああ。猿真似って奴だな」

コニー「なにおう」

アルミン「基本的に、村人側の結果騙りっていうのはよっぽどの理由や条件が無いとうまくいかない。
  今回はそれが効果的に働いたんだね」

クリスタ「サシャ、よく見極められたね。本当にすごいや」

サシャ「一歩間違えれば私は袋叩きでしたけどね…ううう」

ベルトルト「いつでも通用するなら奇策とは言わないしね」

コニー「っだーもう、わかんねーから俺は堅実にやるわ!!」

ジャン「俺はリベンジしてーよ。今度こそ勝ってやる!」

ミカサ「不完全燃焼…かも」

ベルトルト「僕も。次はもっと生き残りたい」

アニ「次に騙る時はしっかり信用される動きをしないとね」

コニー「狼だってあんまりバレてなかったんだからすげーだろお前。だああ、人狼当ててー!」

ライナー「俺は何つーか、もっと疑われないようになりたいところだ」

クリスタ「私は読みが結構外れちゃったから…鋭く当てられる人になりたいな」

エレン「今度こそ俺の力でヒャクヨンキ村を救ってみせるぜ」

サシャ「他の役職もやってみたいです!」

アルミン「(! よし、皆ハマった! 作戦通り……ッ!)」

アルミン「うん、それじゃあ次はもう少し人数と役職を増やしてやってみようか」

エレン「最初に言ってた狩人とかか!?」

アルミン「そうだよ」

ミカサ「それなら、他にはどんなものがあるのか教えて」

アルミン「僕が普段やるルールだと…詳細はその役職が登場するときに言うから、今は一言で説明するね」

アルミン「【11人~】『狩人』 毎晩誰か一人を人狼から守れる隠れたイケメン」

エレン「俺はそれがやりてーな」

アルミン「【13人~】『共有者』 二人一組のまとめ役。夜も二人で会話できるよ」

ミカサ「ならばエレンとその役職になるしかない」

アルミン「【14 or 15人~】『妖狐』 人狼に噛まれても死なない孤高の第三勢力!」

アニ「…楽しそう」

アルミン「あとは…特別な役職だと、
  【特殊・18人~】『猫又』 人狼に強い村人の味方!
  【特殊・20人~】『大狼』 狼のボス!
  【特殊・20人~】『子狐』 妖狐のために頑張るよ!
   この辺が有名かな」

ライナー「人外なのに村人の味方か。一度は猫又になりたいもんだな」

クリスタ「わあ、子狐ってかわいいね」

ジャン「ボス狼か…かっけえ!」

アルミン「他にも狂信者とか背徳者とかこうもりとか貴族奴隷とか魔術師とか
  スパイに人狼占いに逃亡者に商人にデスノデビトリ……」

コニー「ぐふっ」

サシャ「コニーの頭がショートしました!!」

アルミン「わわわ、やる時に覚えれば大丈夫だからね!」

ベルトルト「役職が増えると戦術も変わるだろうし…興味深いな」

アルミン「ふっふっふ」

サシャ「あ。 ジャン、ジャン」

ジャン「なんだよ」

サシャ「これから一週間はパァンくださいね!!」

ジャン「ハァ!? 何言ってんだあんなもん無効だ無効!!」

エレン「ジャンお前、一度言った約束も守んねーのかよ。男らしくねぇーの」

ミカサ「見損なう」

ジャン「ぐっ…二重の罠だったか……!!」

アニ「いやそんな大層なもんじゃないでしょ」



おしまい!

ありがとうございました!
当ててくれた人もいるみたいですごく嬉しいです。

またいつか続き書くかも。おやすみなさいー

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