アシタカ「そなた、ちゃんと風呂に入っているのか?」クンクン サン「」/// カーッ  (30)

アシタカ「おなごにこんなことは言いたくないが……」

サン「やめろ! それ以上言うな!」///

アシタカ「イノシシと大差ない臭さだ」キッパリ

サン「うあああああああ‼‼‼‼‼‼」/// カオマッカ

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アシタカ「むしろ肥溜めと言った方が近いかもしれん」

サン「やめろおおおお‼‼‼‼‼」///

アシタカ「特に脇の方がヤバい。しっかり洗った方がいいと思う」

サン「こ、こ、[ピーーー]ぞ! それ以上なんか言ったら[ピーーー]ぞ!」///

アシタカ「そんな腐れ神のそなたに……」

サン「誰が腐れ神だ!」///

アシタカ「ペアで行く1泊2日の温泉旅行券を持ってきた」

サン「へ?」

アシタカ「エボシ様がこれでゆっくりしてこいと仰ったのだ。明日の明朝にここを発つ」

サン「え、ちょ、そんないきなり……」

アシタカ「嫌か? 嫌なら臭いランキング第2位のジコ坊を誘うが……」

サン「なに勝手に臭いランキングなんか作ってんだ!」

アシタカ「どうするのか早急に決めてほしい。私はこれから道中で食べるおやつを狩りに行くからな」

サン「で、でもお母さんの許可がいるし……」

アシタカ「モロか……。少々厄介だな……。なんだったら私が一緒にお願いしよう」

サン「そ、それに私は人間が嫌いだし……」

アシタカ「それは大丈夫だ。明日行く温泉は神ばかりだからな」

サン「?」

アシタカ「で、結局どうするのか?」

サン「でも……でも……」

アシタカ「別に無理して行くことはない。ただ私はそなたの腋臭が凄まじいから誘ったまでだ」

サン「行きます‼‼‼‼‼‼」///




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アシタカ「……というわけで、1泊2日の温泉旅行にサンを連れていきたいのだが……」

モロ「一人で行け、小僧!!!!!!!!!!!!!」

サン(やっぱりね……)

モロ「若い男女が温泉旅行だと!? 貴様、私のかわいいサンに何する気だ!?」

アシタカ「何もするつもりはありませんよ、お義母さん」

モロ「誰がお義母さんだ!」

アシタカ「青少年にあるまじき行為は極力避けると約束する。それにサンの体臭は狼のそなたにとって堪えがたいはずだ」

モロ「いや、極力じゃなくて絶対しないと約束しろ!」

アシタカ「絶対しない。不可抗力が働かない限り、絶対しない」

モロ「なんだ不可抗力って!?」

アシタカ「だいたい娘を何年も風呂に入らせていないとか、ネグレストもいいとこだ。それでもそなたは母親か!?」

モロ「ぐ……」

アシタカ「心配しなくてもサンは無事にさっぱりして帰ってくる。そう、普通のおなごのように……」

モロ「うーん……」

アシタカ「そして大人の女として……」

モロ「やっぱりお前、何かする気だろ!」



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翌日

アシタカ「なんとか許可が下りてよかったな」パッカパッカ

サン「昨晩しきりに心配された。『何かあったら必ずいいなさい!』って……」ズダダダダ

アシタカ「少し冗談がすぎたようだ。あ、兎の燻製、食べるか?」スッ パッカパッカ

サン「昨日狩りに行ってたのはこれか……」ズダダダダ

アシタカ「旅館は長い洞穴を抜けた先にあるのだが、そこからはヤックと山犬を置いて歩いて行く。動物はお断りだそうだ」パッカパッカ

サン「格式が高いのはちょっと緊張するな……」ズダダダダ

ミスです、すみません。



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トンネルの向こうの世界 露店

サン「おお! なんか見たこともないご馳走だらけじゃないか!」ワクワク

アシタカ「客へのサービスだろう。じゃんじゃん食べなさい」ガツガツ ムシャムシャ 

サン「え、でもコレお金払わなくちゃいけないんじゃ……」

アシタカ「いざとなったらこの燻製と等価交換だ」パクパク ウマウマ

サン(……全然等価じゃない……)

今日はこの辺で休みます。

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