モバP「怪談風日常ノ小噺」 其のニ (53)

※Pしか喋りません

※続き物ですが前作を読まなくても問題はありません。


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モバP「人が暗闇に恐怖を感じるのは、そこに他の人の存在を感じるからだ。などという人がいます。」


モバP「暗闇から動物が出てきたときは、まず最初に驚きがくる。」


モバP「しかし、人だった場合、最初に恐怖がくる。」


モバP「いつだって、人間の怖いものは人間だということですね。」


モバP「今回はそんな、人に関するお話をしていきたいと思います。」

モバP「私がある女性の部屋に呼ばれて行った時の話です。」


モバP「その部屋はとてもファンシーな可愛らしいところでした。」


モバP「部屋の主である女性はお茶を淹れてくる、と席を外したので、
   
   手持ち無沙汰な私は部屋の中を見回したのです。」


モバP「するとあるものが目に入りました。」


モバP「小さな家が、ぽつんと置いてあったのです。」


モバP「インテリアの一つかな?と、近づいてみると中から微かに音がするではありませんか。」

モバP「聞き取ろうと耳を傾けてみると『・・・・・・ケテ・・・・・・スケテ』と人の声のようなものが微かにしたんですよ!!」


モバP「思い切ってその家の扉を開けようとした、その時でした…」


モバP「いつの間に戻っていたのか、部屋の主が私の背後に立っていたのです!」


モバP「手にはティーカップを載せたお盆を持ち、じーーっとこちらを無表情で見下ろしていました。」


モバP「時折、家と私を交互に見て何かを考えているようでした。」


モバP「私は怖くなり、咄嗟に急用が出来たので帰らなければいけない、と伝えました。」

モバP「すると女性は残念そうな顔をして、また機会があれば遊びに来て欲しい、と…」


モバP「ここから離れられると安堵し、女性の脇を抜けて部屋を出ようとした時でした。」












モバP「すれ違いざまに『ん~Pちゃんにはちょびーっと狭いかな?あのお家☆』とつぶやいたのです。」


モバP「もしあの小さな家の中を見てしまっていたら、と考えると今も震えが止まりません。」

モバP「次のお話はある休憩中に起きた出来事でした。」


モバP「知り合いの女の子がドーナッツを作ってきたので是非食べて欲しい、と私に言ったのです。」


モバP「甘いものは嫌いではなかったので、女の子の言葉に甘え、ご馳走してもらうことにしました。」


モバP「すると彼女はどこからか紙袋を出し、ドーナッツを5つ皿に並べました。」


モバP「そのうちの一つを手に取り食べている途中でした。、同僚が私を呼ぶ声がしたのです。」


モバP「私はそのままドーナッツを咥え、1分ほど席を外したんです。」

モバP「戻ってきた時、皿の上にはあと4つ残っていたはずのドーナッツはなくなっていました。」


モバP「すると女の子が、全部食べてしまたというのです。」


モバP「こんな短時間でなくなるはずがない、と疑っていると女の子は、まだあるから大丈夫と言ったんです。」


モバP「言葉通り、また紙袋を取り出し、ドーナッツを5つ皿に並べました。」


モバP「その時、私は閃きました。」


モバP「一度皿にのせたドーナッツを紙袋に戻し、全部食べたと見せかけた。」


モバP「最初から6つドーナッツを持ってきていたんだな、と。」


モバP「女の子なりのジョークで、私をからかったんだったんだと思いつつ私はもう一つ食べたんです。」

モバP「すると、再び同僚から呼び出され、席を外したんです。」


モバP「再び戻ってみると、また皿の上は空になっていたんです。」


モバP「そして、その女の子もさっきと同じことを言うのです。」


モバP「全部食べた、まだあるから大丈夫だ、と…」


モバP「またまた紙袋を取り出し、ドーナッツを5つ皿に並べ始めたとき、あることに気がついてしまったのです。」

モバP「女の子の横には綺麗に折りたたまれた紙袋がふたつあったことに…」


モバP「急な恐怖感に襲われ、動けない私に女の子は言いました。」













モバP「『まだまだあるので、遠慮しないで食べてくださいね』と…」


モバP「それを聞いた私は、やり残した仕事があるからと、逃げるようにその場を後にしました・・・・・・」

モバP「人形やぬいぐるみには人の思いが宿る、とよく言われます。」


モバP「持ち主の強い思いがこもった人形には命が宿り、動き出すなんてこともあるそうです。」


モバP「次のお話はそんな人形のお話です。」





モバP「私の知り合いに、子供のことが好きな女性がいました。」


モバP「よく子供と一緒に歌を歌ったり遊んだりしていることを、私は知っていました。」


モバP「その彼女はいつも、うさぎの手人形をしていました。」

モバP「ある日、彼女に用事があり会いに行った時のことです。」


モバP「彼女は横になって寝ており、その周りには紙芝居や絵本、大きめの羊のぬいぐるみなどが散らばっていました。」


モバP「きっと、子供たちに見せるお遊戯の練習中に寝てしまったのだろう、と思っているとふとある物が気になったんです。」


モバP「それはいつものうさぎの手人形でした。」


モバP「つけたまま眠っている姿に苦笑しつつも、寝るときぐらいは外したほうがいいのではと、近づいてうさぎに触れようとした時でした…」


モバP「突然、そのうさぎが動き出したのです!」

モバP「いきなりのことでバランスを崩し、私は倒れ込んでしまいました。」


モバP「そんな私の目の前にはあのうさぎがいたのです!」


モバP「逃げなくては!と思い、立ち上がろうとする私に更なる災難が襲いかかったのです。」


モバP「お腹の上になにかがのしかかってきました!」







モバP「よく見てみると、それは彼女のそばに置いてあった羊のぬいぐるみだったのです!」


モバP「まるで9歳児ほどの重さにのしかかられ、動けなくなり、あぁ、もうダメだと諦めました。」


モバP「ゆっくりと私の意識は闇へと堕ちていったのです…」



モバP「お次は怖いというよりも、不思議なお話です。」


モバP「近頃、運に見放されていると悩んでいる私に、ひとりの女性が近づいてきたのです。」


モバP「その女性は私の話を聞くとくすくすと笑い、私を軽く抱きしめたのです。」


モバP「抱きしめた、といってもハグのような感じでしたかね。」


モバP「女性は、これであなたの悩みは解決する。と言って去って行きました。」


モバP「なにがなんだかわからないまま、私は仕事の関係者のもとへ行くことにしました。」


モバP「道中自販機で飲み物を買うと、珍しいことに当たりが出て、もう一本飲み物が出てきたのです。」


モバP「これは運がいい、と思い釣り銭を取り出そうとした時でした。」


モバP「私が本来得るはずだった釣り銭よりも、多い金額が出てきたのです。」


モバP「きっと、前にこの自販機を使った人が忘れていったものでしょう。」


モバP「それからも不思議なことは立て続けに起こりました。」


モバP「行く先の信号はすべて青。電車は私がホームに着くと同時到着し、

   普段は空いている席に座れることなど滅多にないのになぜか空きがあったり、

   買い物に出かければ偶然○○名のお客様記念につき会計を無料にしてもらったり と…」

モバP「いい出来事があれば喜ぶのが普通ですが、その時の私は素直に喜べませんでした…」


モバP「幸運の連続は逆に人を不安にさせるものです。」


モバP「私が悩んでいるとあの女性がまた私の前に現れました。」


モバP「再び女性に悩みを打ち明けると困ったような顔でうーん、と唸りました。」


モバP「そして何かを思いついたのか、そこで待っているように私に告げました。」

モバP「しばらく待つとその女性はひとりの女の子を連れてきました。」


モバP「そして、私にその女の子を抱きしめるように言うのです。」


モバP「半信半疑のまま言われたとおり女の子を抱きしめると、これまた不思議なことが起こったのです。」


モバP「今まで起きていた幸運なことが一切起きなくなったのです。」


モバP「普通であることが一番いいと実感させられました。」

モバP「最後は自宅へ帰る時に起きたお話です。」


モバP「事務所を出て車に乗り込もうとしたとき、ひとりの女の子が私の前に現れました。」


モバP「女の子は口を開き『ボクってカワイイですよね』とこちらに問いかけてきたので」


モバP「私はあーカワイイ、カワイイと投げやりに答え、車に乗り込みました。」


モバP「自宅に着いた私は鍵を開け、部屋へと入ったのですが、また電気がついたままになっていたのです。」


モバP「ですが、今回は誰の姿も見えず、不審に思いながらも着替えることにしたのです。」

モバP「スーツを脱ぎ、ハンガーに通してクローゼットにしまおうと戸を開けた時でした…」












モバP「なんと中には長い髪をした女とくせっ毛の女が入っていたのです!!」


モバP「二人共、その手には私がクリーニングに出そうとしていたジャケットとシャツを抱えて…」


モバP「驚いた私は部屋のベランダへと繋がるガラス戸まで後ずさりで移動したのです。」

モバP「するとベランダの外からバンバン、バンバンと叩く音が聞こえてきたのです。」


モバP「恐る恐る音のする方へ目を向けると信じられないものがそこにいました!」










モバP「『ボクってカワイイですよね』」


モバP「事務所を出たときに会った女の子がいたのです。」


モバP「その後、戸を開けろ、開けろと叩くので、怖くなった私は言うとおりにガラス戸の鍵を開け一目散に布団へと逃げ込みました。」

モバP「頭から布団をかぶり震えていると、ずしりとした重さが体に襲いかかったのです!」










モバP「そう、金縛りです…」


モバP「その重さたるや、まるで女子中学生と女子校生と帰国子女のギフテッドが合わさったような重さでした…」


モバP「まったく身動きの取れないまま、私の意識は遠くに消えていったのでした…」

モバP「いかがだったでしょうか。今回のお話は。」

モバP「一見普通に見える人でも、あなたの知らないナニかを抱えているのかもしれません。」

モバP「見た目に騙されて痛い目を見ることもあるかもしれません。」

モバP「次はあなたの身にこのようなことが起こるかもしれませんよ…」






おわり


今回もPの日常を怪談風に脚色してあるだけで、
アイドルたちが幽霊や妖怪になっているわけではありません。

登場人物は上からきらり&杏 法子 ありさ先生&仁奈 茄子&ほたる 幸子&凛&志希となっております。


ここから先はおまけという名の蛇足。お話の舞台裏みたいな感じを書いていきます。

モバP「おーい、きらりー。来たぞー。」


きらり「にょわーっ☆Pちゃん。待ってたのーっ!」


モバP「へぇ、ここがきらりの部屋か…聞いていたのよりすごいな、これは。」


きらり「うゆ?」


モバP「あぁ、気にしないでくれ。きらりらしい、いい部屋だって思っただけだからさ。」


きらり「Pちゃんに褒められちゃったー。うきゃー☆」


きらり「お茶入れてくるからチョビっとだけー、待ってて欲しいかなーっ」ガチャ バタン ドタン

モバP「…しっかし、すごい部屋だなぁ…」


モバP「おっ、これってもしかして噂のきらりんルームってやつか?」


?「その声…もしかしてプロデューサー!?」


モバP「最近、事務所でダラダラしてる姿を見かけないと思ったら、こんなところにいたのか、杏。」


杏「好きでいるわけじゃないんだけどね…逃げ出す気力も体力もなくなったから、ここにいるんだよ。」


モバP「そうか、お前も大変なんだな。」

杏「そう思うんなら帰るとき一緒に持ち去ってくれないかな。」


モバP「人んちのもの勝手に持って帰ったらいけないって教わったのでな。

   まず、きらりに許可取らないとな。」


モバP「まぁ、飴玉やるから元気出せ、ほら」ポィッ


ブーンブーン
モバP「むっ、メールか。なになに…」

きらり「にょわーっ!おまたせーっ!」


モバP「きらり、すまんが急な仕事が入って、帰らないといけなくなったんだ。」


きらり「えぇーーっ!…でも、お仕事なら仕方がないにぃ…」


モバP「この埋め合わせは、また今度するから。」


杏「プロデューサー、今度来るときに、あたしのゲーム機持ってきてよ。」


モバP「お前は自力で出て行くって発想はないのな…」




モバP「んー。ちょっと休憩するかー。」


法子「あっ、プロデューサー!ちょうどいいところにっ!」


モバP「ん?どうした。」


法子「実はねぇ~、じゃーん!ドーナッツ作ってきたんだー!」


モバP「ほう。」


法子「でね、プロデューサーも食べて感想聞かせて欲しいんだ。」


モバP「俺で良かったら協力させてもらうよ。」

法子「うん!いっぱいあるから好きなだけ食べていいよ~。」


モバP「いただきます。」モグモグ


ちひろ「プロデューサーさぁーん。ちょっと来てくださーい。」


モバP「っと、ごめん法子。ちひろさんが呼んでるから行ってくるよ。」


法子「おしごとなら仕方がないですよね。分かりました。」









モバP「戻ったぞー」

法子「ムグッ。早かったですね。」


モバP「美味しいドーナッツのために早く戻ってきたんだよ。ってもうないじゃないか…」


法子「えへへ~美味しかったんで、つい。でもご安心を。ほらっ」


モバP「まだ、あったのか。」


法子「言いましたよね。たくさんあるって☆」


法子「さぁ、プロデューサーさんも一緒に食べましょうか。」




モバP「亜里沙さーーん。どこですかーーーー?」


モバP「う~ん。どこにいったのやら…ここか?」ガチャ


亜里沙「zzz…」


仁奈「zzz…」


モバP「あら、二人して寝ちゃってるよ…」


モバP「着ぐるみの仁奈はともかく、なにか掛けて寝ないと風邪引きますよっと。このタオルケットでいいか…」


モバP「ん?…こんな時くらいウサコちゃんは外しても怒られないよな。」グイグイ

亜里沙(ウサコ)「女性の寝込みを襲う悪い狼はお前かウサー」


モバP「あ、すいません。起こしてしまいましたか?」


亜里沙「ふふっ、先ほど大きな声で名前を呼ばれてましたからね。」


モバP「起きてたんなら返事くらいしてくださいよ。」


亜里沙「プロデューサーさんがどんな行動をとるのか、先生は気になりましてね。」


モゾモゾ
仁奈「んん~。・・・・・・・・・どうしてプロデューサーが仁奈の部屋にいるでいやがりますか?」


モバP「寝ぼけてますね。」


亜里沙「そうみたいですね。」クスクス

仁奈「夢でごぜーますか?ならもうすこしだけ…」ダキッ


モバP「おいおい…抱きついたまま寝るのは羊じゃなくてコアラだろ…」


亜里沙「困っちゃいましたね、プロデューサーさん。」


モバP「えぇ、なにかいい手はありませんか?」


亜里沙「ん~、ご一緒に寝るっていうのはどうでしょうか?」


モバP「…まぁ、仕事は大体終わっているので問題はないのですが。」

亜里沙「ならそれでいいじゃないですか。さぁ。」


モバP「って、亜里沙さんもですか!?」


亜里沙「しーっ。仁奈ちゃんが起きますよ。」


モバP「…はぁ。少しだけですからね。付き合うのは。」






モバP「う~ん…」


茄子「どうしたんですか?プロデューサー。難しいお顔で。」

モバP「ん、あぁ。茄子か…いや、実はな…」


モバP「朝から机の角に小指をぶつけるわ、部屋の電球は昨日の夜から点かないわ、

   財布から小銭が落ちて冷蔵庫の下にまで転がるわ、部屋の鍵を閉め忘れたことに

   出勤途中に気づくわと散々だったんだよ。」


茄子「え、えぇ~っと、それはただの不注意が招いた事態かと思うんですけど。」

モバP「そんなときに自分が悪いと認めたくないのが人間なんだよ。

   運が悪かったといえば大体納得できるからな。」


茄子「困りましたねぇ…あっ、そうだっ」


モバP「なにかいい案でも出たのか?」


茄子「はいっ。こうするんです♪」ギュ


モバP「・・・・・・まぁ、悪い気はしないが、これはいったい何を?」


茄子「幸運が訪れるおまじないです~♪効果は私が保証します♪」


モバP「茄子が言うなら信じてみようかな。さて、出かけるか…」


茄子「お気をつけて~」



モバP(その後、幸運なことが(以下略)


モバP「う~む…ここまで運がいいと後が怖いな…」


モバP「せめてもう少し抑えた感じの幸運がいいのだが…」









モバP「ただいま。」


モバP「お疲れ様です~。どうでしたか?」

モバP「あぁ、それなんだが…」


カクカクシカジカ



モバP「と、いうことが起きてだな、もうちょっと控えめにすることって出来ないか?」


茄子「あら。幸運の返品は受け付けていないのですよね…そうだ!」


茄子「ちょっと待っててくださいね♪」


モバP「どっかいっちゃったよ。」





茄子「ただいまもどりました~。」


ほたる「あ、あの。なんで私をここに…?」


モバP「あぁ、そういうことか。わかった気がするぞ。」


モバP「この場合、俺が不幸をもらうって解釈でいいのか?」


茄子「いいえ。プロデューサーの幸運をほたるさんに御裾分けするんですよ」ニッコリ


モバP「たしかに。そっちのほうが気分がいいな。」


ほたる「???」

>>38
訂正

×モバP「お疲れ様です~。どうでしたか?」
○茄子「お疲れ様です~。どうでしたか?」







モバP「あ~今日も働いた、働いたな~。フンフン~フン♪」


幸子「プロデューサーさん」


モバP「今日も~♪一日が終わって 街路樹の下を帰ろー♪」


幸子「プロデューサーさんっ!!」


モバP「・・・・・・・・・相手をしたくないから鼻歌を歌っていたのだが…なんだ、幸子。」


幸子「そうですよね!カワイイボクに話しかけられたことを光栄に…」


モバP「あーカワイイ、カワイイ。それじゃ、また明日な。遅れてくるなよー」ガチャ バタン

幸子「ってなんでカワイイボクを無視して車に乗ってるんですか!」バンバンバン


モバP「こらっ、車のガラスに手形を付けるなっ!そんなもんが残っていると

   夜は普通に心霊現象が起きたかと思うだろうが」


幸子「今日こそプロデューサーさんのお宅に行くんですからっ!連れてってくださいよ!」


モバP「なぜ俺がそんなことをしなければならんのだ…」


幸子「渋谷さんや佐久間さんは行ったことがあるそうじゃないですか!

   どうしてカワイイボクがまだなんですか!」


モバP「いや…あいつらは勝手に来てるだけだしなぁ…」

モバP「・・・・・・わかった。連れて行くが、すぐに帰るんだぞ」






モバP「着いたぞ。」


幸子「ここがプロデューサーさんのお宅ですか。」


モバP「あぁ、ちょっと部屋が散らかっていてな…車の中で待っててくれ。」






ガチャ

モバP「電気がついてるってことは…また、あいつらか…」

モバP「ちひろさんが俺の部屋の合鍵なんて作るから…」ブツブツ


モバP「ん?今日は大人しいな…」


モバP「…誰もいない?」


モバP「買い物にでも出かけてるのか?」


モバP「とりあえず着替えるか。」



ギィー

凛「!?」クンクン

志希「♪~」スンスン

モバP「なにやってんだ…お前ら。」


凛「わ、わたしは止めたんだけど、無理矢理引っ張りこまれて…」


志希「ん~♪スンスン スンスン」


モバP「しかも新しい面子まで増えてるし…」









バンバン  バンバン


モバP「ん?ベランダから音が…」

幸子「」バンバン


モバP「あ、忘れてた。今開けるからベランダから入ってこい。」ガチャ


幸子「なにをやっているんですか!カワイイボクをこんなに待たせて!!」


モバP「まだ5分と立っていないだろうに。」


凛「プロデューサー。お風呂が沸いてるけど、どうする?」


モバP「疲れたからもう寝る。はい、お前らも解散。帰った、帰った。」


幸子「ちょっと!!帰りはどうするんですか!!」


モバP「タクシー拾うなり、そこのお姉さん達に送ってもらうなりしなさい。

   というか、どうやって帰るつもりだったんだよ…」

モバP「それじゃ、おやすみ」ガバッ


幸子「プロデューサーさん!話はまだ終わっていませんよ!」ボフッ


凛「プロデューサー、お風呂くらい入ったほうがいいよ。」ドスッ


志希「ん?なになに~、新しい遊び~?私もやる~♪」ドスン


モバP「お前ら人の上に飛び乗るんじゃありません!!」




おわり。

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