晶葉「本物と寸分違わないなこれは!なにせ本物だからな」
モバP「…何言ってるんだ晶葉。俺は本物なんだが」
晶葉「そんなことは知っている。だが今日だけ助手はロボPだ」
モバP「はぁ?」
ちひろ「つまり、ドッキリ企画ですよ!」
モバP「うおっ、どこから湧いたんですかちひろさん」
ちひろ「アイドルに本物のPさんをロボPと偽って紹介して反応を見るんです!」
モバP「うーん?いまいち目的が分かりませんね」
晶葉「普段遠慮して言えないようなことでもロボットだと思い込んでいれば言ってしまうだろう」
モバP「ああー、なるほど…俺にとっては恐ろしい企画だな…」
モバP「つまり、不満とかを吐き出させるっていうことでしょう?」
モバP「目の前で俺の嫌いな所とか言われたら泣いちゃうかもしれない…」
ちひろ(その心配は無いと思うけど…)
ちひろ「アイドルの本当の気持ちを知ることが、結局はアイドルやファンのためになるんですよ!」
モバP「アイドルのため…ファンのため…。ええ、やりましょう!」
ちひろ(この人「アイドルのため」って言えば私財でもなげうちますからね。チョロい)
晶葉(助手の純真さをあまり悪用はしないで欲しいのだがな、ちひろよ)
ちひろ(これは…脳内直接伝達デバイス「ファミチキ君」…!)
ちひろ「まぁアイドルのカウンセリングだと思って下さい!」
モバP「確かに、俺のプロデュースに不満があるなら治して行きたいですしね」
ちひろ「それでは早速最初のアイドルを呼びますね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397146344
ちひろ「ロボっぽさはサイバーなカラーコンタクトと耳アンテナと乳首LEDでカバーして、あとは演技力で頑張って下さい」ゴソゴソ
モバP「んな無茶な。こんなので騙されるのはユッコとか茜とかあやめとか李衣菜とか…あれ?多いな?」
ちひろ「流れについては、実際にやっていきましょう。最初はスイッチが入ってない設定なので動かないで下さいね」
モバP「えっ」
ちひろ「それと、途中でロボじゃないとばれた場合はガチャのSR率を下げますからね」
モバP「えっ」
凛「新しい発明って何?」
晶葉「出来たぞ!ロボPだ!」
凛「…?どこ?プロデューサーならそこにいるけど」
晶葉「フフフ…それがロボPだ」
凛「えっ、だってこれどう見ても本物…あ、でも全然動かない」
ちひろ「疑うならこのハリセン叩いてみてちょうだい!」
モバP(オイコラちひろ)
ちひろ(警戒心を解くためですから。動かないで下さいね)
モバP(こいつ…脳内に直接…って晶葉の発明か)
凛「え、でも…気が引けるよ」
ちひろ「いいからいいから!ロボだから何したっていいのよ!」
凛「何しても…えいっ」バシィッ
モバ(んぐっ)
凛「やけに生々しいけど…ほんとに動かないね」
晶葉「ははは、私の発明は完璧だからな。生きているようだろう」
凛「だってほら…口の中とか濡れてるし」グイー
モバP(んぐぐ)
晶葉「ああ、髪の毛一本まで完璧に作ってあるぞ!」
晶葉「更に電源を入れればモバP人工知能(通称PAI)が動きだし、本人と寸分違わない受け答えをする」
晶葉「勿論行動、感情、人間関係、全てインプットしてある。癖や習慣、匂いまで完全に再現されている」
凛「匂い?」
晶葉「ああ、素粒子レベルで同じだ(本物だし)。試しに嗅いでみたらどうだ?」
凛「何か恥ずかしいね…じゃあ首筋を」クンクン
モバP(近い近い)
凛「…」クンクンスハスハ
凛「…あのさ、これ幾らぐらい?出世払いになるけど3億くらいなら…」
ちひろ「ああはい即決ですと5億かr…」
晶葉「ちひろ!こ、これは試作品だし助手の許可が下りないから売れないんだ!」
凛「そっか…」シュン
晶葉「ま、まぁ見た目、匂いは凛から見ても完璧なようで良かった」
凛「うん…研究に協力できたなら嬉しいよ」
ちひろ「それで、あとは受け答えのAIと動きの出来を見てほしいのよね」
晶葉「ああ、出来れば普段言えないような相談をこのロボPにして、受け答えの感想を聞かせてくれ」
凛「普段言えないこと?」
晶葉「ロボPは動き出したらおそらく助手と変わらぬ動作をするから、あえて新しい情報を入れたくてな」
ちひろ「これはアイドルのカウンセリングも兼ねてまして、不満があれば言ったらすっきりするでしょ?」
凛「なるほどね」
晶葉「まぁ相手はしょせんはロボだ。罵倒したって小突いたっていい。壊さないようには注意してくれ」
モバP(すまんが罵倒されたら泣く)
晶葉「罵倒してロボが泣いたとしても、それは池袋印のオイルだから気にするな」
モバP(あ、もう泣きそう)
凛「何しても、いいんだ。へぇ」
晶葉「ああ」
ちひろ「せっかくなので私達は出ていくわね。その方が話しやすいでしょう?」
晶葉「ああ、中の様子は私達には分からないから感想は後で聞かせてもらおう」
ちひろ「30分くらい、何しても良いから悔いは残さないようにね~ではでは!」ガチャ
晶葉「右乳首LEDを押すと起動するからな。ブザーが鳴ったら私達もここに戻る」バタン
モバP(俺の右乳首はスイッチじゃないです)
凛「ふがふがふが」クンクンクンクンクンクン
モバP(扉閉まった瞬間めっちゃ嗅がれてる!なにこれ!)
凛「スゥゥゥーーー」
ちひろ「うわぁ、私達がモニター室に着く前にもうクライマックスに」
晶葉「一切のためらいがないな…」
凛「はぁーすぅー」フガフガ
モバP(押し倒されて体中嗅がれてる…トリュフ探しの映像を思い出すんだが)
凛「んあっ、すごい…んんっ」モゾモゾ
モバP(ワイシャツに潜られて…もうアカン)
モバP「りーん!ストップストップ!」
凛「あっ、鼻でスイッチ押しちゃったのかな」
凛「こんにちはロボPさん。…はじめまして?」
モバP「…お前の情報もインプットされてるからはじめましてって感じじゃないな」
モバP「とりあえずワイシャツから出てくれないか」
凛「それは出来ない相談だよ。ここすごい」クンクン
モバP(昨日は事務所に泊まりこみだったから酷い状態だと思うが)
モバP(なんなの?人肌恋しい年頃なの?)
凛「今までのスーツとかコートとかが偽物かと思える濃さだよ…」
モバP「?…なんかよく分からんが、まぁいい」
モバP「お前はプロデューサーに何か不満とか無いのか?」
凛「不満は今解消してる所だよ」
モバP「ん?いったい…とにかくやめ…」
凛「もう…邪魔だよ?」ポチッ
モバP「!?」
モバP(右乳首押されたが…止まった方がいいのかこれ?)
ちひろ(停止してください)
モバP(身の危険を感じるんですが)
ちひろ(いざという時はブザー鳴らすんで!あー下がりそ…SR率下がりそうだよぉ~)
モバP「…」ピタリ
凛「止まった…ね」
凛「何しても、いいんだもんね?」
モバP(そこから先のことはよく覚えていない)
モバP(ガチャを盾に取られた俺にできることは、ただぼんやりと天上の染みを数えることだけだった)
モバP(終了のブザーが鳴ったのは凛が獣のような手つきで俺のズボンに手をかけた瞬間だった)
<ブー!ブー!ジッケンヲシュウリョウシマス
<ダッダッダッダッダッダ
晶葉「実験終了だァ!」バターン
凛「そっか、まだ話し足りなかったかな」シレッ
晶葉「…AIはどうだった?(すごい…一瞬で衣服の乱れも全て無かったかのように戻してる…)」
凛「うん、受け答えも問題無かったと思うよ」ホクホク
ちひろ「(ずっと体中嗅いでただけなのにこの子…)そう、よかったわね…」
ちひろ「はい、じゃあ今日はありがとうね。またね」
凛「また協力が必要なら呼んでね」
晶葉「ああ、その時はまた…」
凛「じゃあ」ガチャ
晶葉「凛に種明かしはしないのか…?」
ちひろ「うん、ちょっと初回から洒落にならなかったから…」
晶葉「あ、P、大丈夫…か…?」
モバP「…」ツゥー
晶葉(押し倒されたままの姿勢で天上をぼんやり見上げながら目から静かに涙が…)
ちひろ「完全にレイプ後に路地裏に打ち捨てられた少女の顔に…」
ちひろ「しっかりして下さいPさん!」
モバP「…ハッ!?俺は今まで何を!?」
晶葉「え?さっきまで助手は凛と…」
モバP「凛…?ウッ…思い出そうとすると頭が…!」
ちひろ(忘れさせておいた方がよさそうですね)
晶葉(まさか初回からこんな事になるなんてな…)
ちひろ「気を取り直して二人目ですよ!」
晶葉「こりないなちひろも」
モバP「二人目?こりない?ドッキリはまだ一人目ですよ?」キョトン
幸子「実験に協力ってなんですか?」
モバP(幸子か…)
ちひろ「カクカクシカジカで…」
幸子「なるほど…本物としか思えない出来ですね…」シゲシゲ
晶葉「壊さなければ何をしてもいいからな」
ちひろ「ストレス発散にでも使ってね!ホラ、ハリセンもここに!」
幸子「は、はい」
モバP(ちひろぉぉぉぉ)
晶葉「結果は後で聞かせてもらおう。では」ガチャ
ちひろ「じゃあね!ブザーがなったら終了だから」バタン
幸子「ふーん…」ジー
モバP「…」
幸子「…っ」ギュ
モバP(おうふ)
ちひろ「あ、神妙な顔で怖々抱きついてる」
晶葉「皆とりあえず起動前にいじるんだな…」
幸子「…フフフ、一度こうしてみたかったんですよね。なかなかみくさんや年少組のようにはいきませんから…」
モバP(今度からもうちょっと甘やかしてやろう…)
幸子「おっと、ちゃんと実験をしないとですね。え、えいっ」ポチッ
モバP「…おお、幸子か」
幸子「はじめましてロボPさん」
モバP「はじめましてはちょっとこそばゆいなぁ」
幸子「フフッ、本当にPさんそのまんまですね。さすが晶葉ちゃんです」
モバP(まぁご本人だからな)
モバP「えっと、幸子は何かプロデューサーに対する不満とかあるか?」
幸子「えっ、うーん…まぁ、無茶な仕事させられたりはありましたけど、それも今となっては良い経験でしたし…」
幸子「プロデュースに関して不満はないですかね。Pさん以外のプロデュースなんて考えられませんし」
幸子「ただカワイイだけだったボクがこうしてアイドルを出来るのはPさんのおかげです」
モバP(あ、やば、目からオイル出そう)
幸子「ただ、仕事以外で不満を言いますと…」
モバP「お、おう」
幸子「最近直接カワイイって言ってくれてないです」
モバP「そ、そうか?」
幸子「最後に言ってくれたのは3週間前の夜、事務所でです」
モバP「覚えてるのか…」
幸子「その前は4週間前の昼に冗談めかして言ってもらったので」
幸子「その前はそれの2日前、仕事中にカメラマンさんに同調して」
幸子「その前はその…」
モバP「わかったわかった!手帳でも付けてるのかそれ!」
幸子「最近言ってもらえることが少ないから一回を何度も思い出して反芻する内に覚えちゃうんですよ!」
モバP「少ないって、ファンにだったら毎日浴びるように言ってもらえてるじゃないか」
幸子「ファンに言ってもらうのとPさんに言ってもらうのは別ですよ!」
モバP「まぁ、身近な男だけ言ってくれないのは癪に障るかもしれんが…」
幸子「…ああもう、そういうところですよ!ボクの不満は!」
モバP「どういうところだよ…」
幸子「この鈍感な所まで再現されてるとは、すごいロボですね…ハァ…」
モバP「まぁまぁ、俺からPには注意しておくから」
幸子「…ロボPさんに怒っても仕方なかったですね。すみません」
幸子「とにかく、Pさんがちゃんとカワイイと言ってくれないと…少し、仕事にも響くというか…」
モバP「…俺が言おうか?」
幸子「はい?」
モバP「Pは次いつじっくり会えるか分からないだろ?だから今ここでさ」
モバP「ほら!やってみたいシチュとかあったら協力するぞ!せっかくのロボなんだし、な!好きに使えよ」
幸子「やってみたいシチュエーションですか…いくつかないことはないですが」
ちひろ「このシチュ決定の早さ…普段から考えてあったやつですね」
晶葉「普段想像の中で案をこねてたんだろうな…」
幸子「なんか恥ずかしいですが…まぁロボPさんはロボですし、ここにはボクただ一人なわけで…思い切ってやりますかね!」
幸子「じゃあまず、こう、後ろから抱きついて聞こえるか聞こえないかくらいの声でお願いします!」
モバP「俺が?俺が後ろから?」
幸子「はい!耳に息がかかるような感じで」
ちひろ「あ、幸子ちゃん立って背を向けて顔真っ赤で縮こまってる。なにこれカワイイ」
幸子「ほ、ほら、早くお願いします」
モバP(なにこのちっちゃい後ろ姿…素で可愛い…やばい)
モバP「幸子!」ギュ
幸子「…!」
モバP「可愛いよ」ボソ…
幸子「はぁぅ」ズルズル
ちひろ「幸子ちゃん膝から崩れ落ちたー!Pさんウィスパーの前に為す術なしー!」
晶葉「う、あれは威力高いな。助手も多分心から可愛いと思って言ってる声だ」
モバP「ああ、幸子可愛いよ…お前が自分で思ってるよりずっと可愛いんだお前は…」
幸子「あ…あ…」
ちひろ「崩れ落ちてもなおPさんの猛攻が止まらないだと!?」
晶葉「天然人ったらしの本領発揮だな」
モバP「アイドルの魅力はいっぱいあるが…カワイイに絞って言えばお前が一番だ」
幸子「いちばん…いちばんカワイイ…」ニヘー
ちひろ「おーっと!キュートアイドル達にとっては問題発言です!そこの所どうなんですか晶葉ちゃん!」
晶葉「Pは可愛いとカワイイはまた違った概念って言ってたな」ムスッ
幸子「へへ…うへへ…。あ!まだやって欲しいシチュが!」
モバP「ノリノリじゃないか」
幸子「こう、ボクが事務所でPさんの膝枕で寝てしまって、しばらく撫でた後にPさんが独り言で『可愛いな…』ってポツリと言うんですよ!」
モバP「今とっさに考えたとは思えないディテールだな」
ちひろ「これ絶対お昼寝する前とかに妄想してるやつでしょ!」
晶葉「上手い事入眠すると良い夢見れるタイプの妄想だな」
ちひろ「ちなみに晶葉ちゃんは寝る前はどういう妄想ですか?」
晶葉「ああ、発明の徹夜明けで朝に寝ようとしたら丁度助手が起きてくる所で、すれ違いになるかとがっかりしてたら」
晶葉「『俺も今寝るところだよ』って言って添い寝してくれて、Pは眠くもないのにずっと一緒に…ハッ!」
ちひろ「…」ニヤァ
晶葉「自然すぎて答えてしまったー!!悪魔に弱みを握られてしまったー!!」
幸子「じゃあホラ…寝たフリしますから!いかにも独り言って感じでお願いしますね!」ポスッ
モバP「わかったわかった」
幸子「くぅ…くぅ…」ドキドキ
モバP「幸子…?…寝ちゃったのか」
モバP「はは、いつも生意気でも寝顔は素直なもんだな…」
ちひろ「Pさんもノリノリじゃないですか」
晶葉「アイドルに演技指導することもあるから無駄に演技力あるんだ助手は」
モバP「このままじゃ仕事出来ないっつーの…」
モバP「…」
モバP「…」ナデナデ
幸子「…っ」ビクン
モバP「幸子ー、寝てるかー?」ナデナデ
ちひろ「焦らしますねー」
晶葉「幸子もまさかこのクオリティで寸劇されると思わなかったろうな…」
ちひろ「おっ、穏やかな顔のPさんが寝てる幸子ちゃんの顔にかかった髪をかき上げましたよ」
晶葉「Pが幸子の顔をじっくり眺めている…と言うのが目をつぶってる幸子にも分かるようにという心ニクい演出だな」
モバP「ずっと一緒にいて気付けなかったけど…」
モバP「…こんなに可愛かったんだな、お前…」ポツリ
幸子「」カァァ
ちひろ「真っ赤な顔を手で隠しながら足バタバタさせてる!」
ちひろ「でもこれはもう…ブザー案件じゃないですか?」
晶葉「助手の方にスイッチが入っちゃってるからな。危険だ」
幸子「じゃあ!じゃあ次はですね!ある日ボクは仕事で大失敗して、あろうことか自分のカワイさに疑問を持ってしまうんですよ」
幸子「Pさんはそんな僕の泣きごとを聞いて心底失望したようにボクを突き放して帰っちゃうんです」
幸子「その後、自信もPさんも失ったボクが茫然自失で街中を歩いていると…」
<ブー!ブー!ジッケンヲシュウリョウシマス
幸子「えー!これとっておきだったのに!」
モバP(何か今すごい膨大なドラマを演じさせられるところだったぞ)
モバP「あ、実験終了ならもう一回スイッチ押して俺を停止させてくれ。」
幸子「あ、はい。…今日のことは秘密ですよ!」
モバP「はは、停止したら今のデータは消えちゃうんだ。俺は試作品だからな」
幸子「えっ…なんかちょっとさびしいですね…ロボPさんはそれでいいんですか?」
モバP「ふふっ、幸子はカワイイだけじゃなくて優しいな。いいんだよ、ホラ」
幸子「うー、はい…」ポチッ
モバP「…」シーン
晶葉「実験終了だ」
ちひろ「ストレスは発散できましたか?」
幸子「あ、はい。さっきまで普通に会話してましたけどPさんそのまんまでしたよ」
ちひろ「(普通に会話…ぐへへ)よかったわね晶葉ちゃん!ロボの出来は良いみたい」
晶葉「ふふふ、当然だ(そりゃPそのまんまだからな)」
ちひろ(凛ちゃんではできなかったネタばらしのお時間でーす!)
ちひろ「あー!いっけなぁーい!Pさんに緊急に連絡しなきゃ~!」
ちひろ「幸子ちゃん、Pさんの携帯に連絡できる?」
幸子「え?あ、わかりました」ポパピプペ
<あるきつづーけて どこまでゆーくのー♪ かーぜにたーずねらーれーてー♪
幸子「!?」
モバP「おう、何か用か幸子」モシモーシ
幸子「えっ、えっ、ロボPさんがプロデューサーさんの携帯を…?ていうか何で着信音が小林幸子…」
幸子「いや、さっき電源落としたのになんで動いてるんですかロボPさん!?あれ?」
モバP「おいおいいたずら電話かー?仕事に差し支えるからやめてくれよー」
幸子「あ、ああ…まさか」
晶葉「出来てないぞ!ロボPなんて」
ちひろ「ドッキリ大成功~!」
幸子「うわぁぁぁぁあああああああ」カァァ
晶葉「私ならこれくらいのものを作れるだろうという認識は嬉しいが…さすがにまだここまでの生体ロボはできないぞ」
ちひろ「Pさんの停止状態の演技も迫真でしたからね。騙されるのも致し方ないですね」
モバP「中学高校とパントマイム部で全国大会に出ましたからね。1年レギュラーでしたよ」
幸子「忘れて下さい!忘れて下さい!うああぁぁ」
モバP「まぁまぁ、プロデュースに有益なことも聞けたしいいじゃないか」
幸子「なんですかーもー…全部忘れて下さい…」ナミダメ
モバP「これからはちゃんと可愛いと思ったら伝えるよ」
モバP「今日言った可愛いも全部本心だ。演技で言ったんじゃないぞ」
モバP「いやぁ、今日はより一層可愛かったぞ?お前のカワイイ姿を忘れるなんてとんでもないだろう?」
幸子「ぐっ…」
幸子「その約束、絶対忘れないでくださいね!」
モバP「はいはい、カワイイ幸子様」
幸子「カワイイを言う時は渾身の心をこめて!」
モバP「はいはいよしよし」ナデナデ
ちひろ「イイハナシダナー」
晶葉「これは…諸悪の根源ちひろは罰されない流れだな」
ちひろ「ん?ことわざだと諸悪の根源は金ですよ?」
晶葉「ことわざでもちひろは諸悪の根源なんだな」
…
ちひろ「じゃあ次の犠牲sy…参加者を呼んできますね!」
ちひろ「きらりちゃーん!」
きらり「うきゃ?どうしたんだにぃ?」
ちひろ「晶葉ちゃんのロボの調子を見てほしいのよねぇ」
きらり「おっすおっすばっちし!きらりんぱわーでロボもハピハピしちゃう!」
ちひろ「Pさん型のロボ、いわゆるロボPなんだけど」
きらり「ロボ…P…?」
…モノ…ケモノ…
…ツケモノ…!ツケモノ!
『『 漬物ォ!!! 』』
きらり「うきゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」ダダダダダダ
ちひろ「…なにかロボットにトラウマでもあったのかしら」
(本日はここまでです。
オチのきらりはVIP 2013/2/23~の『凛「かわいそうなプロデューサー」』というSSからネタを拝借しました。
ロボPと言う単語を出すにあたって避けては通れないと思いましたし、大好きなSSなのでリスペクトをこめて。
でも世界観などは一切共有しておりませんので!きらりには別の世界線でのトラウマが波及してる感じです。
少し日を空けてからまた続きを書いていこうと思います。
まだ誰で書こうかも決まっていませんが、出来次第投下しようと思っておりますー。)
(漬物に限らず、ごく一部にしか伝わらないネタをあまつさえオチにドンと持ってきたのはあまりにも考え無しでしたね!精進します!)
このSSまとめへのコメント
ありすを!
漬物ォ!