霞「笑っていいホモ?」 (74)
東北地域振興SS
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20XX年、世界は健夜の炎に包まれた!
ノンケは枯れ、レズは裂け、あらゆる生殖活動は絶滅したかに見えた―――しかし!
ホモは死滅していなかった!
内木「ぐああああああああっ!」
「ひゃっほー、男だ、男だぜぇっ!」
「ホモだ、ホモらせろっ!」
「たまげたなぁ……」
「見ろ見ろ、こんなものまで持ってたですのだ!」
「コミックLOじゃねえか……こんな紙屑、今じゃケツ拭く紙にもなりゃしねえのによぉ!!」ビリビリビリッ
「ぎゃはははっ!!」
内木「やめろおおおおおおそれで拭くのは後ろじゃなくて前なんだあああああああああああああっ!!」
わずかに生き残った人々は薄い本のネタを求め争い、ホモと腐女子のみが生きる事を許される。
世界は再び腐乱者だけが支配する敗柳残花の時代へと突入した……
カランコロンッ
ハギヨシ「いらっしゃいま……帰れ」
和「咲さんの尿を一杯」
ハギヨシ「酒なら出します。ミルクならからかいつつも出します。貴女のその注文には帰れと言ったはずですが」
和「無いんですか?」
ハギヨシ「……少々お待ちを」
和「……ふうっ、やはりこののどごしが一番です」
ハギヨシ「そうですか。今日は何用で?」
和「咲さんの様子を見に」
ハギヨシ「いつものストーキングでしょうに……ご自分の立場を考えてください」
世はまさに世紀末!
人々は小鍛治健夜の雀力爆発によって人が住めなくなった土地を捨て、北上を始めていた……
世紀末の大地に覇を唱える四大勢力。
北斗神県の秋田、ホモの国!
南斗聖県の宮城、レズの国!
西斗月県の山形、ノンケの国!
元斗皇県の岩手、麻雀の国!
トシ「いやお前らこっち来んな」
人々は思い思いの場所へと赴くも、麻雀の腕がある女性かホモの男性でなくば生きられない世紀末の時代は続く。
世紀末救世主伝説、北東(ほくと)の県!
ハギヨシ「咲さんはそろそろ秋田を出るそうですよ? 急いだ方がいいかもしれませんね」
和「え、そうなんですか?」
ハギヨシ「聖帝スコヤーが最近大人しいので動けたのでしょう。これで東横ホモ子も終わりでしょうね」
和「うーん、憧と穏乃を拾って帰るだけになりそうな気がしますね……」
ハギヨシ「しかしまあ、薔薇嗜好と百合嗜好の二つは相容れないものだと思っていましたが……
長いですね、貴方達の友好関係も」
和「ええ、でも友好とはちょっと違いますね」
ハギヨシ「?」
和「隙あらば自分達の色に染めてやろうと思っているだけですよ」
ハギヨシ「……そうですか」
和「先進国の宮城では性癖の決まりやすい幼少期のレズの義務教育化も始まっていますが、
高校生以上になると性癖も大体固まってしまいますからね……ホモ嗜好の咲さんは中々イケズです」
ハギヨシ「そういえば、『例の人物』はどうなりました?」
和「未だ見つかってませんね。ですがその内ここにも来るでしょう……武力介乳に」
~秋田某所~
「み……みず……」
「なんだこの行き倒れ」
「この街じゃ見ない顔だしよそ者だべ」
「なんか呟いてるぞ」
「……み、みず……瑞原はやり……」
「王国民か?」
「王国民だな」
「王国民かよ」
「……あ、間違った……」
「王国民とレヴィアたん難民は何するかわっかんねえからな」
「牢屋にぶち込んどけ」
「しかしなんだこのおっぱいおばけ」
看守「新入りだホモ野郎。同じ牢の囚人だ、面倒見てやれ」
京太郎「ホモじゃねーから」
看守「ホモは皆そう言うんだよ」
京太郎「じゃあ俺何言ってもホモ扱いじゃねえか……」
看守「新入りは女だ、残念だったな」
京太郎「ヒューッ!」
看守「あ、そういうファッションノンケアピールはいいから」
京太郎「…………」
看守「ホラこいつだ。仲良くしろよ」
京太郎「おもち超でけえ!(今日からよろしく。同じ囚人同士、仲良くしようぜ)」
「…………」
京太郎「あんた名前は?」
「ケンシロウで」
京太郎「嘘こけモロに男の名前じゃねーか。そのバストはスイカでも詰めてんのか」
「……チッ」
京太郎「(感じ悪っ)」
「霞。霞よ」
京太郎「霞ケンシロウ? ご立派な名前ですね」
「……もう、適当にあしらおうとしてたのは謝るからもう許して頂戴」
「石戸霞よ。これでいい?」
京太郎「ん」
京太郎「須賀京太郎だ。よろしく」
霞「よろしくね」
霞「ところでこの街はどうなってるのかしら?
私が通りかかっただけで牢屋にぶちこまれるなんて、以前通ったまな板の街くらいよ。
警戒度が半端じゃないわ」
京太郎「……そうだな」
京太郎「あんたはどっから来たんだ?」
霞「ずーっと南の方からね」
京太郎「ならレズヘイムの森を通ってきたのか……女性なら大変だったろうに」
霞「そうね」
京太郎「ここは秋田でも例外的にレズが息をする事が許される土地、緩衝地帯なわけだな」
霞「ふんふむ」
京太郎「宮城側のレズ絶対主義企業『ユリドラシル』の青姦合法区レズヘイムの森……
あそこはレズレイプですら合法、IPS(淫乱ピンクこそが勝者)の原則の森。
そこに接していてここが緩衝地帯で済んでるのは、ここのトップがホモ嗜好だからだな」
霞「ふんふむ?」
京太郎「ここのトップとユリドラシルのトップは俺の知り合いなんだが……
この世紀末、それで容赦されるなんて期待はできない。
一週間後には俺はホモらされ、あんたはレズらされてるだろうよ」
霞「あらあら」
京太郎「身元がハッキリしない奴なんて、格好のネタにされるってわけだ。薄い本とかのな」
霞「大変ねえ、どうしましょう」
京太郎「大変というか変態というか……なんか、あんた落ち着いてるなあ」
霞「ふふっ、慌てる理由が無いもの」
京太郎「……?」
霞「それより私の胸をガン見するのそろそろやめてくれないかしら」
京太郎「え、やだよ」
凛「食事持ってきましたー」
京太郎「よーっすリン。お前との別れも近いな……お前は幸せにおなり」
凛「どーせ私もホモ好きに洗脳されるんですよ。形を問わなきゃ幸せにはなれるんじゃないですかね?」
京太郎「哀れリン……人類が病んでさえいなければ……」
霞「その子は?」
京太郎「桐田凛。ここの看守の娘さんで、よく手伝いでここに来てるから仲良くなってリンって呼んでる」
霞「ふんふむ」
凛「ち」
霞「ち?」
凛「ちっちちちっおっぱーい!ボイーンボイーンです!」
霞「え」
京太郎「うんうん、そうだよそれが普通の反応だ」
凛「私もいつか巨乳に……あ、でも冷静に考えたらこのサイズは逆になりたくない……」
霞「そういえば、洗脳されるって何?」
京太郎「ここの街、というか秋田全体では基本的にホモが義務教育なんだよ。
リンもその内ガンガン系列のホモ雑誌……Gファンタジーあたりを読まされて洗脳されちまうんだ」
霞「あら……」
京太郎「コロコロを読んでいた子供がまともな子供に、ボンボンを読んでいた子供がオタクになるって統計もある」
凛「最初に読む雑誌の種類、大事」
霞「そういえば私もりぼんを読んで育ったわね」
京太郎「りぼんの創刊号って1955年だったっけ、確か」
霞「……何が言いたいの?」
京太郎「いえ別に」
凛「霞さんって大人っぽいですよね」
霞「言いたいことがあるならハッキリと言いなさい」
凛「いえ別に」
霞「とはいえ、この街にも私が武力介乳する理由が出来たわね」
京太郎「? おい、その鉄格子はビクともしな……」
左乳を上着ごと右回転!
右乳を上着ごと左回転!
その二つの乳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間は まさに歯車的砂嵐の小宇宙!
あわれ鉄格子は爆発四散!
京太郎「なん……だと……?」
霞「ふぅ……ここまでの力を出したのは永水の高校乳試以来ね」
凛「あ、貴女は一体……?」
霞「今この街にいる一番偉い人間の所まで私を連れて行きなさい」
大沼「今この街のトップの咲様は出かけておりましてこの方達がその次に偉い方達となります」
大沼「それでは、全選手乳場ッッッッ」
霞「私が麻雀で勝ったら凛ちゃんとついでにあの男も小間使いに貰ってくわよ」
穏乃「ふふ……命知らずめ」
憧「貴女が負けたら宮城で一生性奴隷ね」
深堀「この熱い数合わせ、場違い感」
京太郎「俺はついでなのか……だが無茶だ!
ユリドラシルでもスカイレズハリケーンの哩姫と同格の小惑星アコシズコンビに一人で挑むなんて……!」
大沼「いや、なんとかなるかもしれんぞ。あの方ならば、あるいは……」
凛「知っているんですか大沼長老!?」
大沼「ああ、噂が本当ならば彼女は旅する世直し巨乳達の一人、常人の七倍のクーパー靭帯と七尺のバストを持つ女……」
大沼「……民族として基本的に貧乳だらけの日本、巨乳現れるところ乱あり……!」
アコシズは小柴昌俊氏(仮名)のノーベル賞級発明・乳取りのシステムを用いたバストアンティルールを提案。
しかし霞、以外にもこれをスルー。
持てる者の余裕か?
しかしこれが無乳の穏乃と可変乳の憧の逆鱗に触れた……!
負ければレズヘイムの森の性奴隷淫ベス化。
勝てば未来ある子供とついでにもう一人の性癖が守られる。
霞にとってはあまりに得のない戦いであるが、しかしそれでも通さねばならない筋がある。
穏乃「なんだっけ、あんたの組織……私設うんたら組織ちく「CB」ームだっけ……って遮らないでよ」
霞「CBよ、CB。現在改名審議中」
霞の雀力・アーデルハイドは憧穏乃を上回るものの、二人はコンビ打ちでその差を埋める……!
長期戦は不利と悟った霞の速攻、圧倒的速攻……!
そこに鉄壁の防御の隙を見出したアコシズ、逆転の一手を狙う……!
どちらかが前半戦の内に飛ぶであろう、短期決戦の場……!
その時、深堀に電流走る……! 「私、蚊帳の外」……!
穏乃「……」パチッ
憧「ポン」
深堀「ふむ」パチッ
憧「ポン」パチッ
京太郎「マズい、アコシズの片割れが白と発を鳴いてる……この早い巡目で大三元あるか?」
凛「霞さん……」
大沼「むっ、あの捨て牌は……奥義国士無双転生!?」
京太郎「知っているのか長老!?」
大沼「そんなものはない」
京太郎「じゃあ黙ってろハゲ」
凛「口閉じてて下さいハゲ」
大沼「はーげーはーげーそんなのやーだーかーみのけーきえさってゆくーはげはげはげはげはー……若いもんが最近ワシに厳しい……」
憧「ふふ……こっちの世界は楽しいわよ……」
穏乃「へっへっへ」
憧「レズこそ至高、ノンケもホモも異端なのよ」
霞「何が好きで何が嫌いか、人前で大きな声で口にする事には勇気が要るわ」
霞「誰にでも出来る事じゃない。時と場合によっては人から大きな賛辞を受ける事でしょう」
霞「……けれど、忘れてはいけないわ」
深堀「(白と発を新子が鳴いてるのに掴まされた中ツモ即切りとは……どういう心臓をしてるのか)」
霞「それは『恥ずかしいこと』なのよ。だから勇気が要るの」
霞「自分の好みの恋愛観や好みの異性のタイプを聞かれてもないのに語り始める方とは、ちょっとお近づきになりたくないもの」
霞「それは胸の奥に秘めたまま、誰に何と言われようと貫き通せば良いだけの話」
霞「ツモ。4000・8000」
穏乃「(絶一門……なんという速く重い和了だ……(ベジータ並みの感想) )」
憧「(……ハッタリ鳴きだと見抜かれていた?)」
霞「ものの好き嫌いの押し付けはただ醜いだけよ」
霞「それはただ他人の自由と尊厳を侵すだけだもの」
憧「ふん……そんなのただの理想論じゃないの。
好き嫌いの押し付けが醜いのなら、世の中醜い奴らばっかじゃないの?
気に入らないものを気に入らないって言って何が悪いのよ」
穏乃「憧……」
憧「私も昔エンコーやってるだの散々言われたけどね。
言ってたそいつらは別に報い受けてるとかそういうのはないわよ?
他人にそういう風潮をずっと押し付けてたのにね」
憧「あいつらはそれが面白いと思ってたし、それを語るのが楽しいと思ってたし、それで笑ってた。
誰かがそれをやめろと言えば白けた顔で開き直るのよ。
何を語ろうが自分の勝手だ、ってね」
霞「…………」
憧「私がそれをやめろと言ったら、それは風潮に対する私の好き嫌いになるのかしら」
深堀「(捨て牌が新子・石戸共にテンパイくさい……だがこの局は流れるな。勝負は次)」
憧「それでも貴女は、押し付けはダメだと言う? 私の好き嫌いも悪?」
霞「貴女が自分で言ってるじゃない」
霞「他人の押し付けが産んだ痛みが分かっているんでしょう?」
憧「っ」
霞「好き嫌いの押し付け合いで、誰かの心が変わる事は無いわ。守れる心も無いわ」
霞「『やめろ』と貴女が意見を押し付けて、変わった誰かが居たの?」
憧「……っ、よく回る口ね……!」
霞「……!?」
憧「……ふふっ、どうしたの? ツモりなさいよ」
凛「どうしたんでしょうか?」
京太郎「霞さんが次に第一自摸牌を見てみろ」
凛「……? ! あれは!」
京太郎「そうだ、あれは普通の牌じゃない!」
京太郎「豆腐だ! 豆腐にすり替えられている!」
京太郎「相手のツモる牌を豆腐にすり替えることで牌を崩させ、相手の手牌を13枚以下にしてチョンボさせるメジャーな奥義!」
京太郎「『十三豆腐』だ!」
凛「な、なんだってー!?」
京太郎「あの手を使ったという事は……新子憧の手牌はほぼ確実に十三不塔。豆腐をなんとかやり過ごしても第一自摸で和了られる!」
京太郎「おそらくは山を積むドサクサで技術大国ニッポンを使ったんだ……! ここでどうにかしなければ、負ける!」
凛「しかしなんという努力の方向音痴……もう少しその努力を別の方向に使った方が良かったんじゃないですかね」
京太郎「いや、努力に方向音痴なんてものはない」
京太郎「例えば、普通に麻雀で勝つための努力をしてる奴が居る。
一方、そうやって他人が努力してる時間に山に登ったりレズデートしてる奴が居る。
後者が前者に圧倒的に勝つのは別に変でもない」
凛「いや、変だよ!?」
京太郎「変じゃないんだよ、勝ってる限りはな」
凛「……?」
京太郎「勝者こそが正義だ。敗者が何を叫ぼうが、そいつが勝つ限りそいつのやり方は正しいんだよ」
凛「それは……」
京太郎「勝ち続ける限り、その手段と過程は間違っていると言われる筋合いは無い」
京太郎「真面目に麻雀をやってた奴がちょろっと麻雀以外の事に真面目に取り組んでた奴に負ける」
京太郎「それは理不尽でもなんでもない。現実っていうんだ」
京太郎「現に霞さんは追い詰められている……!」
凛「た、確かに負けそうになってるのは事実ですが」
京太郎「レズとホモはだからノンケより強い……あいつらは才能とか以外で変なパワー出す時があるからな」
凛「霞さん……」
凛「でも私は信じますよ、霞さんの勝利を」
京太郎「リン……」
凛「信じるものは救われるっていうじゃないですか。足元すくわれても、まあその時はその時です」
霞「……次のツモで決着を付けるわ」
憧「へぇ、面白いわね。やれるもんならやってみなさい」
凛「お兄さん! なんか空に変なのが見えます!」
京太郎「過剰な雀力は具現化し物理的な衝撃を伴う!
かつてシャープシューターと呼ばれた雀士は現実世界でも物理的衝撃で敵雀士をのけぞらせたとか!
しかしこれは……格が違う!」
凛「何か、落ちてくる……!?」
京太郎「あのコンビの名物、小惑星落下に匹敵する破壊力を持つ雀技アコシズ落としだ! 押し潰されるぞ!」
憧「ふふ、あんたはここで始末する……和に電話して人工衛星アコシズを一つこの地区に落としてもらう事にしたわ」
京太郎「違った! 現実に落ちてきてた!」
憧「雀士は人工衛星の直撃程度では死なない、けど一般人や敗北直後で弱ってる雀士なら別よね?」
穏乃「イー! 同性愛で空から落ちてくる!」
霞「…………」
京太郎「もうダメなのか……!?」
凛「いや、まだだよ!」
凛「最強の雀士の麻雀は全て必然! 自摸牌でさえも雀士が創造する!」
霞「――シャイニングツモ」
霞「イヤー!」
憧「グワー!」
穏乃「グワー!」
深堀「し、純正九蓮宝燈(シベリアンエクスプレス)+地和……!?」
霞「『純正九蓮宝燈を和了ると死ぬ』。皆知ってる常識よ」
深堀「あんたじゃなくて他人が死ぬの!?」
霞「安心しなさい、峰打ちよ」
深堀「牌の峰ってどこだよ……! まだ嶺上開花を山の嶺(みね)だって主張する方が無理ねえよっ……!」
京太郎「……乳圧」
凛「え?」
京太郎「そうか、乳圧だ! 鉄格子を破壊するほどの乳圧を応用、豆腐を固め崩れないようにした……!
豆腐も元は豆、圧縮すればそれなりの強度になる。
そこさえクリアできれば事実上、真っ白な牌はどんな牌にも創造できる……!」
凛「胸が厚くなりますね……」
深堀「人工衛星が宇宙(そら)に帰っていく……何故……!?」
京太郎「……そうか! あのサイズの乳ならば垂れて当然! しかし彼女は垂れていない! 下着すら使っていないのにも関わらず!」
京太郎「その事実が示す事象は一つ! 彼女の乳には反重力に近い上向きの力が発生しているんだ!」
京太郎「それがサイコレズフレーム製のアコシズを押し返した! 乳㌧の万有引力に逆らって!」
京太郎「乳ガンダムは伊達じゃない!」
京太郎「手首の先には手が、足首の先には足が、首の先には頭がある」
京太郎「ならば、乳首には? 乳首の先には何がある? それは未だ人類の誰もが見知らぬ神秘なのではないか……」
京太郎「霞さんは『それ』を知っているんじゃないのか?」
京太郎「TIKUBIの向こう側……BEYOND THE T……」
凛「メビウスの輪から抜け出せないまま一生出てこないでください」
霞「それじゃ、お世話になりました」
京太郎「しみったれたじいさん! 長生きしろよ!」
大沼「また会おう! わしのことが嫌いじゃなけりゃあな、このマヌケ面ァ!」
凛「二度と帰って来ないから」
京太郎「これからどこへ?」
霞「北に。岩手の北端に、園城寺トキという人物が居るらしくて、その人に会いにね」
凛「ちょっと遠いねー」
霞・凛・京太郎の三人の勇気が世界を救うと信じて……!
ご愛読ありがとうございました!
深堀「――以上で終わりだ。まあ、今後も動向に要注意だな」
照「……そのオーバーボディ、着っぱなしは暑くない?」
深堀「ん、そうだな。脱ぐか」
ベリベリベリッ
菫「ふぅ、暑かった……きぐるみは熱が籠もって仕方がないな」
照「お疲れ様」
菫「いや、シュウさんが手回ししてくれたおかげさ」
大沼「勿体無いお言葉」
照「シュウさんはもう休んでていいよ」
菫「これからどうする?」
照「あっちに南浦聖拳のカズエとナギッの新免と裸王(らおう)ハジメを送っておいた……あとは特に何かする必要は無い」
菫「宮永界王の娘は楽でいいな」
照「かもね」
数年後京太郎と凛は結婚し、その翌日ベンチでハギヨシに寝取られた京太郎が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。
宥は、ショック! カン
豆知識・アニメ版北斗の拳にはサキというキャラが居る
導入の部分の核戦争で使われた兵器は乳クリアボムだったとかやろうと思ったけどそれじゃ霞さんの個性が消えるのでやめた
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