春香「え?千早ちゃんと>>7で>>2?」【安価は命より重い】 (82)

春香「え?千早ちゃんと>>7>>2?」

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黒井の子を妊娠

ほもせっくす

高木社長

ネトゲ

不定期にやってるのでこれまでのをのせときます
もしよければ安価の大切さを学んでいってください

※誤字そのまま

春香「え?千早ちゃんの>>3>>5?」

春香「え?千早ちゃんが>>7>>2?」【安価は命より重い】

春香「え?千早ちゃんの>>7>>2?」【安価は命より重い】

春香「え?千早ちゃんに>>7>>2?【安価は命より重い】

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春香「え?千早ちゃんで>>7>>2?」【安価は命より重い】

春香「え?千早ちゃんが>>7>>2?」【安価は命より重い】

春香「え?千早ちゃんがと>>7>>2?」【安価は命より重い】

春香「え?千早ちゃんとネトゲで黒井の子を妊娠?」

P「頼む春香、黒井社長の弱みを握りたいんだ」

春香「えぇ・・・」

春香「それって、961プロとやってることが大差ありませんよね・・・」

春香「それに、黒井社長がネトゲをやってるなんて何で知って・・・」

P「ど、毒を以って毒を征すってことさ!」

千早「・・・どうして私と何ですか?」

P「一人でやるより二人のがうまくいくだろ?」

P「とにかく、PCと部屋は用意するからよろしく!」

千早「何か変じゃないかしら・・・」

千早「ネット上でそんなことをするのが信じられないけど」

千早「そんなことで弱みと言えるの?」

春香「確かにね」

千早「それに、プロデューサーさんがこんなことさせるなんて・・・ちょっと・・・」

春香「でも、私はやってみたいかな!」

千早「春香!?」

春香「千早ちゃんとゲームするんだって考えれば、楽しいしね!」

春香「お休みもらってゲームで遊べるって考えよ?」

千早「・・・ええ、そうね」

千早「えっと・・・メイプルオンライン?」

春香「横スクロールで進める形式のものだね」

春香「これなら簡単に出来そうだし」

千早「す、スクロール?え?」

春香「・・・・千早ちゃん?」

千早「ごめんなさい春香、あなたが進めて・・・」

千早「私は見てるだけでいいわ」

春香「それじゃつまらないよ、ほら、コントローラー!」

千早「え?マウスは?ええ?」

961宅

黒井「帰ったぞ」

バイト「へへ旦那、今日はレベルが上がりましたぜ」

黒井「報酬はそこに置いてある、帰っていいぞ」

バイト「今後ともよろしく・・・」

黒井(課金で性能を誤魔化すくらいならば)

黒井(バイトを使って本体性能を上げさせたほうが得だ)

黒井(・・・しかし)

黒井(ここまでする意味とは・・・)

†9696ちゃん@社長†『こんばんわ』

よっしー@ザワザワ『ばんわwwwwwwww』

レッド羽根-P『こんwwwwwww』

黒井「草ばかり生やして・・・これだから薄汚い準廃乞食どもは」

黒井「ギルドの人数合わせでなくては即叩き出してやる所だ」

タカのギちゃん『また仕事かい?ご苦労だね』

黒井「こいつはまだまともだな」

黒井「何故か無性に好きになれんが」

ピヨのピヨ太郎『96さんは仕事しながらどうやってinしてるの?』

ピヨのピヨ太郎『私は事務員だからwwwwwwww』

ピヨのピヨ太郎『上司の目を盗んで槍対砲台wwwwwwww』

†9696ちゃん@社長†『また得意の妄想ですか』

†9696ちゃん@社長†『そんな職場絶対まともじゃないですよ』

ピヨのピヨ太郎『まともじゃないから楽しいおwwwwwwww』

黒井「こいつは廃人の鑑とも言えるが」

黒井「よほど薄汚く阿呆らしい職場なのだろうな!」

†9696ちゃん@社長†

Lv.197 

所持金 99999999nmk

職業 上級盗賊:シャドー

所属ギルド 黒くて黒いプロダクション ギルドマスター

同盟ギルド ~多々買わなければ生き残れない!~ バンナム養豚場 
      バンダムプロフェッショナル 足したら18プロ
      盟主

勲章達成率 98%

称号 伝説のアサシンマスター

倉庫 1000/1000



黒井「全てを手に入れ・・・」

黒井「反抗するギルドは全て潰した」

黒井「しかし・・・しかしだ!」

黒井「私こそ王者!絶対的な王者なのだ!」

黒井「私に対抗できる奴は全て垢BANしてやったからな!」

黒井「この世界で、私に刃向かえるものなどいてたまるか!」

黒井「・・・・しかし」

黒井(ならば何故満たされない・・・)

黒井(満足できんのだ、私は!)

黒井(バイトにレベリングをやらせ・・・)

黒井(媚びへつらい実力も無く)

黒井(ただ私のお零れを貪りにくるギルドメンバーたち)

黒井(しかしギルドは所詮メンバーがいなければ成立しない)

黒井(奴らのレベル上げ、アイテム集めを手伝うだけの日々)

黒井(既に倒したモンスター、手に入れたアイテム)

黒井(アップデートだと?そんなもの、三日でしゃぶり尽くせる白物でしか無い)

黒井(この際有体に言ってやる)

黒井(楽しくないのだ)

黒井(飽きたのだ)

黒井(だが、この世界を抜けて何がある?)

黒井(プロデュースのストレスを癒そうと始めた)

黒井(私はこれ以外にすることを知らない)

黒井(気づけば老人となった自分が見えてくる年)

黒井(仕事以外に――――私に何がある?)

黒井(ジュピターが抜け看板を欠いた961プロ)

黒井(一方ドームライブを成功させ世界まで手を伸ばす765プロ)

黒井(・・・・・・)

黒井(私は本当に勝てるのか?)

黒井(だとすれば、今までの私は何だと言うのだ?)

黒井(・・・・・・)

黒井(今は関係の無いことだ・・・)

レッド羽根-P『96ちゃんさんアズサイズ倒し行きましょwwwwww』

よっしー@ザワザワ『ちょwwwwww』

よっしー@ザワザワ『胸見に行くだけだろwwwwww』

ピヨのピヨ太郎『だったら閣下倒しに行けks』

レッド羽根-P『アンタだって倒してないだろwwwwww』

ピヨのピヨ太郎『ばれたかサーセンwwwwwwww』

黒井「・・・・・・、」

†9696ちゃん@社長† 『ウィ、と言いたいところだが・・・』

†9696ちゃん@社長† 『今日は駄目だな』

†9696ちゃん@社長† 『所用がある』

†9696ちゃん@社長† 『エビフライとやるから頑張れ』

レッド羽根-P『気前良杉アリシャスwwwwwww』

†9696ちゃん@社長† さん が プレインズウォークしました

ワールド001に着地しました!

黒井「所用などあってたまるか」

黒井「だとしたらここまで退屈していない」

黒井(ここは初心者用のワールドの一つ)

黒井(一体何時振りだろうか?ここへ来るのは)

黒井(・・・あの時の私は・・・)

黒井『ふん・・・ここから始まるのか』

黒井『何だ、この飛び跳ねてるキノコは?馬鹿らしい、こんなものがあってたまるか』

黒井『何!?触れただけでダメージだと!?』

黒井『こ、攻撃のボタンは・・・』オロオロ

黒井『ヘルプ機能だ!』

黒井『って私が聞いてるのはそんな事ではない!移動のことなどどうでも・・・』

黒井『くそ、屈辱的だがチャットとやらで助けを求めざるをえんか!』

Mr.9696『sokonohitotasukete』

黒井『!?』

黒井『ええいどうなってる!何故日本語が打てないのだ!?』

黒井『くそ、ワープロでは打てると言うのに!』

黒井『だがローマ字でも意味は伝わるだろう』

黒井『そこの奴!早く私を助けろ!』

黒井『何故だ!何故助けに動かん!?』

Mr.9696さん は 死亡してしまいました

黒井『おのおおおおおれええええええ!』




黒井「・・・・思えばあれはNPCだった・・・」

黒井「NPCが助けに応じるものか」

黒井「気まぐれに来たものの」

黒井「やはりやることは無いな」

黒井「うろついてるのも明らかに複垢の連中しかいない」

黒井「動きが違いすぎる」

黒井(・・・・・・)

黒井(・・・・・・あの頃は弱かったが)

黒井(毎日が楽しかった・・・)

黒井「・・・ん?」

黒井「こんな初心者ワールドでチャットだと?」

黒井「初心者狩りかが来てるのか?」



ちーちゃん@91『darekatasukete』



黒井「」ブホッ

黒井「・・・・・・何か嫌なものを見てる気分だが」

黒井「暇つぶしには良いか」

黒井「瞬殺だしな」

黒井「・・・こいつそもそも、ゲームというものをしたことがあるのか?」

黒井「まともにまっすぐ進めてないぞ」

黒井「まあいいか」

画面の向こう側

千早「ど、どうすれば動くの!?」

春香「千早ちゃん左向きのキーだよ!」

千早「これ?」

春香「それはエンターキーだよ!?」

千早「え!?春香、余計に動かなくなったわ!」

春香「あれ!?あ、チャット画面に切り替わってるよ!」

千早「チャット?ならあそこの人に助けを・・・」

千早「ローマ字しか打てない!?何で!?春香!」

春香「わ、わたしもわかんないよ!?」

千早「ぱ、パソコンが壊れたのかしら」オロオロ

春香「と、とりあえず助けてもらおうよ!」

春香「良かったあ・・・たまたま親切な人がいてくれて」

千早「春香、大丈夫かしら」

春香「どうして?」

千早「ネットの人との交流はなるべく慎めって、プロデューサーが・・・」

春香「でも、助けてくれたんだよ千早ちゃん」

春香「きっといい人に違いないよ!」

千早「そうかしら・・・?」

春香「とりあえず、お礼だけでも言わなくちゃ!」

千早「そ、それはそうね」カタカタ

ちーちゃん@91『arigatougozaimasu』

†9696ちゃん@社長†『まあ暇だったから』

†9696ちゃん@社長†『本当に初心者なのは珍しいね』」

†9696ちゃん@社長†『とりあえずキーボード設定を変えた方がいいと思う』



千早「どうして!?なんでこの人はこんなにメッセージが早いの!?」アセアセ

春香「千早ちゃんが遅いだけだよ!?」



黒井「キーボードまで遅いとは・・・素人にも程があるな」

黒井「別に構いはしないがな」

ちーちゃん@91『本当にお世話になりました』

ちーちゃん@91『あなたがいなかったらどうなってたか』

†9696ちゃん@社長†『レベル10までは死んでもペナルティ無しだから』

†9696ちゃん@社長†『もっとドンドンやりな』

†9696ちゃん@社長†『あたって砕けろでね』

ちーちゃん@91『そうですか』

ちーちゃん@91『ではこれで』

†9696ちゃん@社長†『そっちはスタート地点だけど・・・』

ちーちゃん@91『え!?』



黒井「こいつはどこまで・・・・」

黒井「・・・・・・・」

黒井「・・・・・・・奴の言葉を借りるなら」

黒井「『ティンときた!』と言うところか」ニヤリ

†9696ちゃん@社長†『本当に分からないみたいだから』

†9696ちゃん@社長†『色々教えたげるよ』

†9696ちゃん@社長†『ついてきな』



千早「怪しい人についてっては駄目・・・怪しい人についてっては駄目・・・!」プルプル

春香「千早ちゃん素直に従おうよ!?」

千早「だって、顔も素性も知らない人なのよ!?」

春香「大丈夫だよ、きっと親切で優しくて、友達も一杯いる人だってば!」

数時間後

†9696ちゃん@社長†『これでこのワールドはおしまいだよ』

†9696ちゃん@社長†『大体基本は分かった?』

ちーちゃん@91『大体は』

†9696ちゃん@社長†『なら良かった』



春香「ほら、いい人だったよ!」

千早「春香・・・疲れたからちょっと話しかけないで・・・」ゲッソリ

千早「私には難しすぎるわ・・・」

春香「え?でも、ここまですすめてるよ!」

千早「この・・社長さんのお陰よ」

千早「この人無しでこの先無理よ・・・」



†9696ちゃん@社長†『この時間帯は大体いるからさ』

†9696ちゃん@社長†『なにかあったら個人チャットで聞いてみな』




千早「!」

ちーちゃん@91『ありがとうございます!』

†9696ちゃん@社長†『それじゃあ落ちるね』

ちーちゃん@91『はい』

†9696ちゃん@社長† さん が ログアウトしました



千早(・・・落ちるって何処に?)

春香「良かったね千早ちゃん、明日も色々聞こうね」

千早「ええ・・・そうするしかないみたいね」

黒井(・・・・・・フッ)

黒井(ちょうど良い暇つぶしだ)

黒井(ちーちゃん@91、とやら、私がお前をプロデュースしてやる)

黒井(誰も勝つことの出来ない、最強のプレイヤー、王者としてな!)

黒井(あの忌々しい765プロがいない世界ならば、いとも容易いことだ)

黒井(・・・・・・)

黒井(・・・・・・私も暇になったものだ)

次の日

春香「千早ちゃん・・・もう止めようよ」

千早「構わないで!私のことなの!」

春香(千早ちゃんは何でも真剣にやり過ぎだよ・・・)

千早(折角教えてもらえる人がいるのだから

千早(やるからにはちゃんとやろうと思ったのに・・・)

千早「くっ、ここから全く進めないわ・・・能力が低すぎる・・・」



†9696ちゃん@社長† さん が プレインズウォークしてきました

千早「!」

†9696ちゃん@社長†『こんばんわ』

ちーちゃん@91『こんばんわ』

†9696ちゃん@社長†『・・・・職業つけないの?』

ちーちゃん@91『え?』

†9696ちゃん@社長†『・・・・説明しようか』

ちーちゃん@91『看板に書いてあったことすら見逃してたなんて・・・すみません』

†9696ちゃん@社長†『まあ、誰でもうっかりはあるよ』

†9696ちゃん@社長†『周りを良く見ることが大切だよ』



黒井「いくらなんでもマヌケが過ぎるぞ!?」イライラ

黒井「くっ、ネット上である以上、いつものように罵倒できないのが歯痒いぞ・・・!」

ちーちゃん@91『私、このゲームに向いてないんでしょうか・・・自信が無くなりました』

黒井「向いてるわきゃねーだろ!」バン

黒井「だがここは仕方あるまい・・・!」



†9696ちゃん@社長†『俺もさ、昔同じ事やったよ』

†9696ちゃん@社長†『敵に当たったんだけど、攻撃方法が分からなくてさ』

†9696ちゃん@社長†『必死に助けを呼んだ相手がNPCだったんだ』



千早「!?」ブホッ

春香「千早ちゃん!?」

千早「」プルプル

ちーちゃん@91『本当ですか!?』

†9696ちゃん@社長†『本当だよ、滅多に人には言わないけど』

†9696ちゃん@社長†『でも、今こうして出来てる』

千早「!」

†9696ちゃん@社長†『過去を振り返ることも大事だけど』

†9696ちゃん@社長†『これから出来ることはいくらでもあるさ』

†9696ちゃん@社長†『ちーちゃんさんは分からないことは多いけど』

†9696ちゃん@社長†『一度分かったことの理解は早いから』

千早「・・・・・・・」カタカタ

ちーちゃん@91『ありがとうございます』

ちーちゃん@91『元気が出てきました』

千早(どこか、プロデューサーに近いものを感じるわ)

千早(ひょっとしたら、この人もプロデューサーだったりして)

黒井(何度見ても虫唾の走る文面だ・・・)

黒井(こんなものが高木に見つかったら、私は即刻自殺してやるぞ!)

黒井(・・しかし、こんなものでやる気をだすとは)

黒井(こいつは一体・・・・)

黒井(・・・本当にアイドルをプロデュースしてる気分になってきたな)

黒井(面倒で面倒で仕方が無いが・・・)

黒井(・・・・・・、)

黒井(・・・・ええい、私は何を考えてる!?)

P「春香、あれからどうだ?レベルは100くらいまでいったか?」

春香「いえ、千早ちゃんが一人でやっちゃってて・・・様子が分からなくて・・・」

P「千早が一人で?そんなの出来る訳・・・」

春香「出来てるんですよ、一日中やってますよ?」

P「これは少し不味いことをしたかな・・・」

P「とりあえず様子を見に行って見るか」



千早「・・・・・」カタカタ

P(俺は知ってるぞあの目を・・・)

P(あれは経験値の塊を見る眼だ!千早の画面で動いてるのはモンスターじゃない、ただの経験値だ!)

P(まさか千早が廃人に来るとは・・・)

ちーちゃん@91

Lv.142

所持金 7272729nmk

職業 上級戦士:ウォールマン

所属ギルド 無し

同盟ギルド 無し

勲章達成率 72%

称号 無尽の鉄壁戦士

倉庫 720/1000



P(千早には課金要素は開放していない)

P(なのになんだこの数値は!とても一ヶ月の無課金のできるものじゃない!)

P(恐るべし千早・・・)

千早「何ですかプロデューサー」ギロ

P「!?」

千早「ボーナスタイムラインが終わってからにしてください」

P「は、はい・・・」

†9696ちゃん@社長† さん が プレインズウォークしてきました

千早「!」

ちーちゃん@91『こんばんわです』

†9696ちゃん@社長†『こんばんわ』

†9696ちゃん@社長†『今日はどうする?』

ちーちゃん@91『ユキドリル倒して素材そろえてから、キサラギに行きたいと思います』

†9696ちゃん@社長†『まあ俺はいつも通り』

†9696ちゃん@社長†『死にそうなときの回復だけやるから頑張ってね』

ちーちゃん@91『はい、頑張ります!』

千早「・・・・・・・、」

†9696ちゃん@社長†『昔は良い部下がいたんだけど、何故かいつも呼び捨て足す「おっさん」呼ばわりしてきて・・・』

†9696ちゃん@社長†『ちょっと冷たくしたら会社出てかれた(´・ω・`)』

ちーちゃん@91『私のところにもいますよ』

ちーちゃん@91『社長さんとしか言われなくて、殆ど名前呼ばれない人』

ちーちゃん@91『実のところ私も名前を忘れかけてて・・・』

ちーちゃん@91『顔の印象がすごく薄いんです』

†9696ちゃん@社長†『その人とはいい酒が飲めると思うよ』

†9696ちゃん@社長†『ちーちゃん歌とかアイドルとか分かるかな?』

ちーちゃん@91『アイドルならとても分かります』

†9696ちゃん@社長†『961にいたジュピターとかどう?』

ちーちゃん@91『事務所はどうかと思いますけど、歌も踊りも良いと思います』

†9696ちゃん@社長†『お、おう』

ちーちゃん@91『女性のアイドルだと好きな人はいますか』

†9696ちゃん@社長†『女性と言われると難しいけど・・・』

†9696ちゃん@社長†『事務所はともかくとして、如月千早とかは素晴らしい歌唱力だと思うよ?』

†9696ちゃん@社長†『君も大好きだろ?やたらキサラギを倒すのにこだわってたし』

ちーちゃん@91『別に好きって訳じゃなくて』

ちーちゃん@91『ただ知ってるだけです』

千早(ギルドにも所属してないのに・・・社長さんはずっと私を助けてくれてる)

千早(教え方もとても上手だったし、社長さんがいなかったらと思うと・・・)

千早(でも、私から社長さんにしてあげれることと言えば、レベルを上げることだけ)

千早(・・・・早くレベルを上げて、ギルドに入って)

千早(社長さんに追いつかなくちゃ!)

千早(・・・・・?)

千早(私、なんでこのゲームをやってるのかしら・・・)

千早(・・・・・いいわ、少なくとも、今の目的は決まってるから)

黒井「さあバイト、もう帰っていいぞ」

黒井「報酬だ、受け取れ」

バイト「・・・旦那、なんか良いことありましたか?」

黒井「・・・いいから帰れ」



黒井「・・・・もう立派な廃人だな」

黒井「最早私が放っておいてもいいものだ」

黒井「あとは勝手にカンストまで行くだろう・・・・」

黒井(・・・だが・・・)


高木『黒井、お前は本当に強情な奴だ』


黒井(奴に対しては、常に強者である必要は無い)

黒井(私がどんな本音を吐き出そうが、良いのだ)

黒井(アイドルとプロデューサーの二人で活動するだと?)

黒井(・・・・・高木)

黒井(・・・・・・・・・・、)

黒井(ヤツも廃人、いずれ私と同じことになるのか・・・)

『そんなふうにトップアイドルになったところで、何になるんだ?ただその後悲しいだけだろ!?』

『黙れ!勝てばよかろうなのだ!』

黒井(・・・・・・・・・・、)

†9696ちゃん@社長†『ちーちゃん、君はどんな仕事をしてるんだ?』

†9696ちゃん@社長†『24時間やってるけど、話してると自宅警備員じゃないみたいだし』

千早「・・・・?」

ちーちゃん@91『私、歌が大好きで、歌に関係した仕事をやってるんです』

ちーちゃん@91『小さい頃からの夢だったんです』

黒井「・・・・・」

†9696ちゃん@社長†『そうか、それはいいことだよ』

†9696ちゃん@社長†『ならこの世界から消えたほうが良い』

ちーちゃん@91『・・・それ、どういう意味ですか?』

†9696ちゃん@社長†『君の本来に求めてる物は、このネット世界には無いからさ』

千早「!!」

†9696ちゃん@社長†『悪いことは言わない、今ならまだ戻れる』

ちーちゃん@91『嫌に決まってます』

ちーちゃん@91『折角社長さんのお陰でここまで来れたんです』

ちーちゃん@91『それに、社長さんに何も恩を返せてません』

†9696ちゃん@社長†『君がこの世界を楽しんでいるのは確かな事実だ』

†9696ちゃん@社長†『この世界で感じた感動や感情は、どれも嘘じゃない、本物だ。この世界は実に熱狂的だ』

†9696ちゃん@社長†『しかしそれが何になる?』

†9696ちゃん@社長†『ネットは何も生まない、ただ何かを失ってくだけだ』

ちーちゃん@91『いまこのゲームをやってる社長さんの言えることじゃないですよね』

ちーちゃん@91『カンストまで掛かって十数年やってる社長さんが言えることじゃないですよね』

†9696ちゃん@社長†『私は既に失ってしまった』

†9696ちゃん@社長†『しかし君にはまだ夢がある』

†9696ちゃん@社長†『君と過ごしてて本当に楽しかった、だから言いたいんだ』

†9696ちゃん@社長†『今日はもう寝るよ』

ちーちゃん@91『ちょっと待ってください』

†9696ちゃん@社長† さん が ログアウトしました

次の日



千早「・・・・・・」

千早(・・・・・・考えてみると)

千早(社長さんの言ってることは正しいと思う)

千早(でもだからって、いまさら戻れるわけが無い)

千早(もう一度社長さんと話して――――)

千早「・・・・・・」

千早「!?」


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千早「垢BAN!?何もしてないのに!?」

千早「嘘よ、そんな・・・・」

千早「・・・・・・」

千早「別に、だったら他の垢を作ってやり直すだけよ・・・!」

チャット プレイヤー検索 †9696ちゃん@社長†
見つかりませんでした

千早「嘘・・・・」

千早「あの社長さんが・・・垢を消したって言うの?」

千早(たかが私をやめさせるために?数十年の歳月をかけた、課金垢を?)

千早(・・・・・・社長さん)

千早(・・・・・・目が覚めました)

P「おい千早、そろそろ良いよな?」

P「レベルも頃合だし、黒井社長の垢を」

千早「プロデューサーさん、仕事を取ってきてください!」

P「はあ!?」

千早「お願いします、出来るだけ早く!」

P「いや、俺のたのみは」

千早「私はアイドル、ですよ!?」

P「わかったよ!わかったわかった!」

千早(・・・・・・・)

千早(そうなのね)

千早(今あの人に出来る恩返し・・・それが歌なのね)

千早(ありがとうございます、お陰で目が覚めました)

千早(あなたにも届けます、私の歌を!)



バイト「・・・垢BANは完了しましたぜ」

黒井「ご苦労だった、もう二度と会うこともないだろう」

バイト「・・・へ、そうですかい」

黒井(これで、私は)

黒井(仕事以外の全てを失った訳だ・・・)

黒井(・・・・・・・・)

黒井(だからどうした!)

黒井(ならば打倒765プロへ全ての執念を燃やすだけだ!)

黒井(所詮馴れ合いであること、それ貴様が貴様等の汚点だ高木!)

黒井(たとえ何十、いや何百年掛かろうが、貴様を倒すのだ!)

黒井(・・・・・・・これでよかった)

黒井(・・・・・・礼を言うぞ)

黒井(願わくば、貴様が765の手先にならず、この961プロへ入ることだな)

P「くそう、くそう!」

P「折角黒井社長を失脚させてギルドマスターの地位を奪おうと思ったのに!」

P「・・・って、ん?」

ギルドマスターの不在により
レッド羽根-P が ギルドマスターに任命されました

P「え?なんだかよく分からんが・・・」

P「俺が最強だ!やったぜ!」

敵対ギルド 音の無いピヨ学会 が攻めて来ました

P「はあ!?なんでいきなり!?」

P「俺じゃ勝てるわけねえよ!黒井社長はいないし、ピヨのピヨ太郎さんも何故かいないし・・・!」

P「ちくしょおおおおおおおお!」

小鳥「計 画 通 り」

小鳥「多少順序はずれたけど」

小鳥「黒井社長さえいなくなればあのギルドは敵じゃないわ」

小鳥「複垢まで作って潜入して、内輪揉めをさせた甲斐があったわ!」

小鳥「これからは音の無いピヨ学会ギルドマスター、ピヨックマンピヨの時代ピヨ!」

律子「で、今は仕事の時間ですよね」

小鳥「」

律子「PC没収で」

小鳥「」






おわり

今までで一番に酷い出来でした
お目汚しすみません
また修行し直して来ます

最後まで読んでくれてありがとう
また近いうちに頑張りたい

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