久しぶりに オルペト書きます(&少しリヴァハン)
良かったら ご覧下さいませ
ペトラ「…好きな人なんていないわ」
エルド「まあな~、そうだろうな」
ペトラ「何で急に そんな事を?」
エルド「えっ!? いや、お前の事が気になるやつが同期にいてだな」
ペトラ「ふーん」
ペトラ「その同期…暇なの?」
エルド「え!?」
ペトラ「だって そんな事考えるなんて」
エルド「いや…考えたり…しないのか!?」
ペトラ「しない」
エルド「ですよね?」 ハハッ
エルド「まあ お前もエレンの護衛で大変だろうけど…その」
ペトラ「何よ?」 イラッ
エルド「たまには…その…若いんだし、そういう楽しみがあってもいいと思うぞ?」
ペトラ「はぁ!? 余計なお世話!」
――――
ハンジ「ぺートーラー!」
ペトラ「何ですか?」
ハンジ「眉間にシワ!」 グリグリ
ペトラ「え!?シワ!?っというか 眉間グリグリしないで下さい!」
ペトラ「なんで 今日も旧本部に!?」
ハンジ「私は毎日だって ここに居たいよ!!なんてったって 巨人になれる人間がいるんだからね!!」
ペトラ(毎日はきつい)
ハンジ「聞こえたよ、恋しないの?」
ペトラ「ここにいる限りないでしょう、皆」
ハンジ「みんな~??」
ハンジ「皆は心外だな」
ペトラ「」
ペトラ「えっ…と どういう意味ですか?」
「おい、ペトラ」
ペトラ「何よ?」
オルオ「夕飯当番だろうが、早くしねぇと間に合わないだろ」
ペトラ「ねえ、そのしゃべり方やめてくんない?」
ハンジ「ねえオルオ、ペトラがモテてるんだって」
オルオ「フッ…俺は妬かないぜ?ペトラ」
ペトラ「オルオが妬くとか 全く関係ないから」
ペトラ「とにかく 夕飯ね、急がないと!」
――――
ペトラ「お茶入れました」 ガチャン
リヴァイ「…ああ」
ペトラ「みんな 今日は食事の後、すぐに自室にいきましたね」
リヴァイ「休める時は休んだらいいからな…」
リヴァイ「…お前も」
ペトラ「私は大丈夫です」
リヴァイ「…そうか」
リヴァイ「ペトラ、次の休みに、この紙に書いてる物を買ってきてくれ」パサッ
ペトラ「分かりました」
ペトラ「……兵長」
リヴァイ「なんだ?」
ペトラ(兵長にこんな心のモヤモヤ話ししてもな)
ペトラ(でも…)
ペトラ「…兵長は、その…誰かを好きになったり…とかは、その」
リヴァイ「なんだ?恋愛相談か?なら 俺は役不足だ」
ペトラ「いや…恋愛相談とか、恋愛してませんし//」
リヴァイ「……そんな甘い感情は、持ち合わせてねえな」
ペトラ「…」
リヴァイ「…でもな、兵士だって人間だ、結婚して家庭を作る奴がいるやつもいる」
リヴァイ「このドブ臭ぇ壁の中でな」
リヴァイ「…選ぶのは自分自身だ、俺には その選択はないがな」
ペトラ「…」
リヴァイ「早く寝ろ、明日も早い」
ペトラ「ありがとうございました」 ペコリッ
バタンッ
ハンジ「俺にはその選択肢はない、か」
リヴァイ「おい…いきなり湧くな、くそ眼鏡」
ハンジ「おっと失礼、実はさ さっきカップを割ってしまってね」
ハンジ「片付けていたら 二人が話し出したから、出る間がなかったんだよ」
リヴァイ「弁償しろ」
ハンジ「ペトラみたいな若い女の子が、戦場にいかなくてすむ世の中なら悩まないだろうにね」
リヴァイ「悩んでんのか?」
ハンジ「ん~ 人を好きになる事のない自身の道に悩んでるんじゃない?」
ハンジ「これでいいのかな?とか?他に幸せもあるのかな?とか?」
リヴァイ「自分で選んだ道だろうが、それに そんな甘い事考える暇も余裕もねえだろうが」
ハンジ「確かに、でもふとした心の隙間に 入り込む感情もあるんだよ」
リヴァイ「…あんのか?お前にも」
ハンジ「私!? 私にもあるよ、たとえば…」
ハンジ「…どうしてリヴァイは 私を抱くのかなぁ…とか?」
リヴァイ「ブフッ!!ゲホッ」
ハンジ「…紅茶ふくなよ」
ハンジ「壁外調査、巨人の研究…あー充実した私の毎日! 忙しいな~ でも…」
ハンジ「ふとした心の隙間にやってくるんだよ」
リヴァイ「…」
ハンジ「…どうしてか?とかさ」
リヴァイ「…答えは自分で探すんだな」
ハンジ「ケチ」
ハンジ「いじわる」
ハンジ「潔癖症」
リヴァイ「何とでも言え、そして寝ろ」
ハンジ「…今日は?」
リヴァイ「何がだ…」
ハンジ「分かってるくせに」
リヴァイ「俺はケチで いじわるで 潔癖症なんだろ?」
ハンジ「潔癖症は誉め言葉にならない?」
リヴァイ「…」
リヴァイ「…部屋で待つ」
――――
ペトラ「兵長から頼まれた買い物は…と」
オルオ「おい」
ペトラ「えっと…これ全部掃除用具じゃない?」
オルオ「おい!って」
ペトラ「何よ!!ウルサイナ~」
オルオ「無視すんなよ」
支援!
オル→→(←)ペトって、結構リアルな関係描写のできるカプだと思う。
惜しいキャラを亡くしたもんだ
オルオ「俺も今日は非番なんだが?」
ペトラ「へー、私 兵長に買い物頼まれたから、じゃあね」
オルオ「荷物多いだろうが、一緒に行ってやる」
ペトラ「断る」
オルオ「早ぇな!!」
―市場―
ペトラ「すみませ~ん、この洗剤下さい」
店主「はいよ、お嬢さん これ業務用だから重いよ?」
ペトラ「あっ 大丈夫です、 この人が持ちますから」
オルオ「おい…」
>>20-21
ありがとうございますー
見てくれる人いてくれたんですね!
店主「旦那さんかい?」
ペトラ「まさか!!冗談きついです」
オルオ「お前の言葉がきついんだが!?」
ペトラ「あっ!洗剤2つね!」
オルオ「」
ペトラ「ほら 早く持つ!!」 ドンッ
オルオ「…重い…ん…だが?」
―――
ペトラ「えっと…これで頼まれた買い物全部かな」
オルオ「おい…この 物干し竿は 本当にいるのか?」
オルオ「長いんだが!?」
ペトラ「いるんじゃない?」
オルオ(ぜってぇ 買い物リストに書いてねぇぇぇって!! 」
ペトラ「さてと…買い物終わったから 先に帰っていいから」
オルオ「…お前は?」
ペトラ「何で言わないといけないのよ?今日休みだし」
オルオ「分かったよ、帰るけどな!寂しく思うなよ?」
ペトラ「思わないし」
オルオ「」
―――
ペトラ「…久しぶり」
ペトラ「なかなか来れなくてゴメンね」
ペトラ「お墓…綺麗にするからね」 ゴシゴシ
ペトラ「…ゴメンね、助けれなくて…」
「お前のせいじゃねぇよ」
ペトラ「えっ…?」
オルオ「俺らがかけつけた時には…もう」
ペトラ「…なっ、なんでいるのよ!!」
オルオ「戻って荷物置いてきた…、お前な やっぱり兵長は物干し竿頼んでねぇだろうがよ」
オルオ「しかも でけぇ洗剤二つも」
ペトラ「うるさいなぁ、洗剤すぐ無くなるじゃない、そんなに言うなら自分で持てば良かった」
オルオ「おいおい、女のお前に重いもん持たすつもりはねぇよ」
オルオ「俺がいいたいのはな、1人で無理すんなって事だよ」
ペトラ「…無理…じゃないよ」
ペトラ「女だからとか関係ないし、無理とかじゃないから!」
オルオ「何ムキになってんだ?」
ペトラ「嫌なのよ、女だから非力だって思いたくない」
ペトラ「…ねえ…女の幸せって何よ」
オルオ「なんだいきなり?」
ペトラ「…ここに眠っている彼女は…その時の壁外調査で兵団辞めるつもりでいたの」
ペトラ「女の幸せ見つけたからって…」
オルオ「結婚か?」
ペトラ「…そう」
ペトラ「…結婚とか、恋愛とか考えて…もしかしたら死ぬかも知れないのに…怖くてできないよ」
オルオ「お前は死なねぇよ、だから安心しろ」
ペトラ「ムッ いい加減な事言わないでよ!」
オルオ「俺達 リヴァイ班に選ばれた精鋭だろうが?」
オルオ「怖いとか言うんじゃねえよ」
ペトラ「戦うのは怖くないわよ!失う辛さを相手に与えたくないの!」
オルオ「…お前になんかあったら、俺が守る」
オルオ「失わねぇよ」
オルオ「それに 死ぬ意味がある時がきたら、俺も一緒にいってやるから」
オルオ「…安心しろ」
ペトラ「何よ…オルオのくせに…」
ペトラ「オルオなんて!!…オルオなん…て」グスッ
ペトラ「…死ぬなんて言うなよ」
オルオ「もしもの話だろ?死ぬ時は一緒だ」
オルオ「泣くなよ、ほらハンカチ使え」 ポイッ
ペトラ「泣いてないよ、うるさいなぁ」
ペトラ「…」
オルオ「なあ…俺の女房にならねぇか?」
ペトラ「…いつもの冗談?やめてよ」
オルオ「本気だよ」
オルオ「俺が 女房にしたいのはお前だけだ、ずっとな」
ペトラ「…何よ…」ドキッ
ペトラ(どうしよう///…ドキドキしてる…?)
オルオ「ずっと大事に思ってるんだ、お前の好きな兵長には敵わねぇけどよ」
ペトラ「えっ?兵長?」
ペトラ「…兵長は尊敬してるだけよ?」
オルオ「…そうか」
オルオ「…で、返事は?」
ペトラ「返事って///」
オルオ「一緒になってくれ」
ペトラ「…そんな事言われても」
オルオ「俺ん家は家族が多くてさ、兄弟が沢山いる」
オルオ「賑やかなのもいいって思う…こんな世界だからよ」
オルオ「お前がいてくれたら、俺は絶対に死なねぇよ」
ペトラ「家族…」
オルオ「俺と温かい家庭を作ってくれ」
ペトラ「…」
ペトラ(家族…もう私にはお父さんしかいないな)
ペトラ(オルオのバカ!なんで私の欲しい言葉をいうのよ!バカ!)
ペトラ「バカ!(あっ口に出てしまった)」
オルオ「」
ペトラ「……ごめん」 タタタッ
オルオ「」
オルオ(バカっていうのがごめんなのか!?女房になれないごめんなのか!?)
―――
ペトラ「…」 ボー
エルド「どうした?ぼんやりして」
ペトラ「エルドはさぁ…彼女いたよね? エルドが死んだら悲しむよね」
エルド「おい」
エルド「俺の心臓をえぐる気か!?」
ペトラ「やっぱり そこよね…恋人に先だたれたら辛すぎる」
エルド「俺が一番気にしていることを」 グサッ
エルド「俺達の心臓は捧げたさ…だがな 人間だからな、愛する人ができるのは当然だろ?」
ペトラ「エルドが愛って(笑)」
エルド「お前が振ったんだろ」
エルド「なんだ やっぱり恋愛してみたくなったのか?」
エルド「そうだな~ 調査兵続けるなら、相手も兵士がいいんじゃないか?」
ペトラ「えっ?兵士…」
エルド「やっぱり相手が一般人だと 彼女が調査兵団っていうのは…」
エルド「よし!俺の同期と会うか!?」
ペトラ(相手も兵士…か)
エルド「善は急げだな」
ペトラ「えっ!? 善は急げって?」
ペトラ「あれ? エルド?って もういないし」
ペトラ「ぼんやりしてて 理解できなかった」
ペトラ「…」
ペトラ「まあ いいか」
―――
エルド「♪~」
グンタ「どうした?鼻歌歌って」
エルド「ん?実はな…ペトラと俺の同期を会わせるつもりでだな」
グンタ「ペトラは乗り気じゃねえだろ」
エルド「いや、それが大丈夫だ、とうとう俺も恋のキューピッドか」
オルオ「何だと!?」
グンタ「だよな、キューピッドはねぇよな(笑)」
オルオ「俺が言ってるのは そこじゃねぇ!」
オルオ「ペトラが乗り気ってどういう事だか 聞いてるんだよ!?」
エルド「ああ…前は断られたが、今回声かけたら 付き合うなら兵士がいいなって言ってからな」
オルオ「」
オルオ(やっぱり俺の女房になれねぇという意味の『ごめん』なのか?)
オルオ「………そいつは…俺より強いのか?」
エルド「ん?」
エルド「対人格闘はそこそこ強いな、ガタイもいいし…あいつの寝技はなかなかのもんだ」
グンタ「おいおい 寝技って(笑)」
エルド「ペトラも組み敷かれるかもな(笑)」
オルオ「」 フラフラフラ
バタン
エルド「って冗談だよ!対人格闘も討伐数もお前の方が上だよ…って、あれ?」
グンタ「オルオ出ていったぞ」
グンタ「お前…最近オヤジだな」
エルド「寒いか?」
グンタ「かなりな」
コメント ありがとうございますm(__)m
――休日――
ペトラ「………」
ペトラ「よく分からないけど…エルドに食事券もらったから…とりあえず来たけど」
ペトラ「誰?」
兵士「えっ!?」
ペトラ「…」 兵士「…」
兵士「エルドに紹介して貰ったんですけど…」
ペトラ「あっ!!(もしかして 前に言ってた人?)」
兵士「今日は宜しくお願いします!」
ペトラ(えぇ~!? 帰りたい)
ウェイトレス「お待たせしました♪特別コースです!!」 カタンッ
ペトラ(美味しそう…)
ペトラ「食べ物に罪はない!」 モグモグ
兵士「あの…ご趣味は?」
ペトラ「え!趣味!?…………最近は掃除?」
兵士「女性らしいですね!!」
ペトラ「女性…らしい? とか決めつけるんじゃねぇ」
兵士「!!」ビクッ
ペトラ(あっ つい兵長の物真似しちゃった)
兵士「女性らしくてもいいのでは?…」
ペトラ「えっ?…」
兵士「やっぱり女性には家事をして、家を守ってもらいたいし」
ペトラ「……」
兵士「危険な思いをさせたくない」
ペトラ「…私は皆が平和に暮らせる世界を目指してる」
兵士「いつまで?ずっと? 女性として輝ける年齢を犠牲に?」
ペトラ「犠牲になんかしてない!私は!!」
「そこまでにしときな」
兵士「…誰だ?」
オルオ「こいつはなぁ、自分の幸せだけじゃねぇ、人類みんなの幸せを願ってる」
ペトラ「オルオ?」
兵士「勿体ない…と思わないのか?」
オルオ「ああ…勿体ないな」
オルオ「俺達は いつでも壁外調査に命をかけてる、だから 壁内にいる間は」
オルオ「ペトラの時間をしょうもない質問で…勿体なく使うんじゃねぇ」
兵士「何だと!?」 ガタンッ
ペトラ「止めて!!…ごめんなさい…私がぼんやりしていたから…あなたを巻き込んだ…」
ペトラ「私が断れば良かった…私は兵士をやめるつもりはないわ」
兵士「…」
ペトラ「あなたには もっと可愛い人があうと思うから」
兵士「…無理に誘って悪かった」
ペトラ「こちらこそ ごめんなさい」
兵士「幸せに…」
ペトラ(幸せに?)
兵士「彼氏いたんだな…」
バタンッ
ペトラ「…オルオ?」
オルオ「何だ?惚れたか?」
ペトラ「イヤ、絶対無いから」
ペトラ「あの人、勘違いしてるみたい」
オルオ「イヤ、真実だから仕方ねぇな」
ペトラ「酷い事してしまった…」
ペトラ「…………」
ガタン …バタン
オルオ「ペトラ、……先に行くなよ……」
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