恒「依頼だよ兄さん!」 巧美「稲羽市連続殺人事件だぁ?」 (38)


巧美「左尻タブよし!右尻タブよし!美少年ホールよし! 今日も尻のメンテナンス完了、いつでも撃てるぜ!」


恒 「他所様とのクロスオーバーだっていうのにのっけから何しとんじゃーー!!」


美羽「メンテナンス必要なほど酷使してるのかしら。っていうか何を撃つのよ。」


正宗「聞くなンな事。」


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ガチャ

米良「巧美ちゃーん。ウチの社長から直々の依頼だよー。」


香織「おはようございます。」


巧美「おお、お前らか。久しぶりだな。」


米良「ちょーっと面倒な仕事が美国の方に来ちゃってー。関係者で頼めそうなの巧美ちゃんたちくらいなのよ。お願い!」


香織「とにかく人手が必要らしく、依頼も要約すると『美国からも使える人間を数名送ってくれ』という事らしいです。」


巧美「美国だけに依頼してるんじゃなく、とにかく片っ端から声かけてるのか。」


美羽「いつかのデータ輸送の時みたく、どっかのチームが成功すればオッケー って事なのね。」


恒 「1巻#5の時の話なんてまた懐かしすぎる…」


正宗「アニメ化に伴ってまた刷られたから書店でもお求めやすくなってるかもな!」


巧美「2002年のコミックZERO-SUM創刊から連載が続いていて単行本は現在14巻まで、」


巧美「豪華声優陣でのドラマCDやついにはアニメ化までした爆笑必至の大!人気ギャグ漫画」


巧美「その名も『ストレンジ・プラス』の話題はそれくらいにしてよ、とっとと依頼内容みせろよ」


恒 「兄さんが一番宣伝してるよ…」

香織「こちらが今回の依頼の概要です」


美羽「『稲羽市連続殺人事件』…? アラ結構おっきな事件じゃない。」


巧美「あー、前にニュースになってたりした奴か、警察じゃ手におえないけど大っぴらには言えないから裏で働けよって事だな。」


恒 「さ、ささ、殺人ー!? 兄さん正宗さん美羽さん今すぐこの依頼キャンセルしましょーよー!!」


巧美「フケ顔が殺人事件程度でうろたえてんじゃねぇ鬱陶しい。」


恒 「フケ顔は関係ねー!」


正宗「まぁまぁ恒ちゃん、別に何も犯人と取っ組み合いしろとかって訳じゃない、ただ犯人の足取りが掴めないから調査しろってだけさ。」


米良「そういう訳だからお願いねー。じゃ、俺達も色々忙しいからまた!」


巧美「おうまかせとけーとりあえず殺人犯を全裸に剥いて大股開かせて逆さまに電信柱に吊るしとけばいいんだな?」


香織「先ほど巧美さんが仰っていたように、警察が処理しきれなくなった事件を秘密裏に解決しろ という旨なので全裸で吊るすのはちょっと。」


恒 「わざわざ戻ってきて念押さなくても…」


香織「では、俺も失礼します。」


美羽「…資料見た所、本当に片っ端から声かけてる雰囲気ね。口固かったり裏に詳しい所にはほとんど依頼来てるんじゃないかしら。」


巧美「……」


巧美「……ああ、朝に隣から悲鳴が聞こえてきたのはそういうことか。」

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その頃の堀口探偵事務所



黒刀「堀口さんの容体は!?」


常盤「なんとかおかゆを食べれるくらいには回復してきた…よかった…!本当によかった…!」


倉田「とりあえず体に優しいたべものと心を落ち着かせる効果のあるものをかき集めてきたぜ!」


黒刀「くそ…依頼を装って殺人事件の資料なんてショッキングなものを見せるこの手口…メンタルの弱い堀口さんを狙った悪質な犯行だ!」


倉田「黒刀!今は犯人を憎んでいる場合じゃない!まずは堀口さんの心を癒してあげなければ!」


常盤「堀口さん!ほら、2人がかわいい子猫の写真集を買ってきてくれましたよ!」


倉田「堀口さんホラ!きゃわいいネコちゃんですよ!にゃんにゃんにゃー!」


堀口「ううーん…ああ、にゃんこちゃん可愛い…でもウチのにらたまちゃんも負けてないにゃんよー…うう…」


<ドンダケメンタルヨワインダアノヒト!

<ハツトウジョウジハエグイテツカッテタノニネェ

巧美「おっさんが猫抱えながらにゃんにゃん言ってんな気持ち悪い!」


堀口「ぐはぁ」


黒刀「隣の事務所から聞こえる心無い声と突如ワープしてきた隣の所長に恐怖して堀口さんがまた心を閉ざしてしまった!なんてことを!!」

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美国探偵事務所 → 稲羽警察署




堂島「遠い所わざわざ済まないな、協力感謝する。俺は稲羽署の堂じ


巧美「おお?真下のオッサンじゃねーか。こんな所まで嫁探しか?」


堂島「……俺は稲羽署の堂島だ、よろしく頼む。」


巧美「あ?人違いか。やーこんなヒゲでオッサンで堅物っぽくて加齢臭キツくて酒癖悪そうで服のセンス悪そうで」


巧美「ついでに家庭親族関係で問題抱えてそーな刑事なんてベッタベタな奴2人も居るモンだなーびっくらこいたわ。」


恒 「ちょっと兄さんいくらなんでも初対面の人に失礼過ぎるよ!」


堂島「初対面じゃなかったら今の罵詈雑言許されてたのか!?」


堂島「ったく、少年探偵の次はまたとんでもないのがきたな…ハァ」


堂島「……」


堂島「……まぁ、何だ、とにかく依頼の通りだ。俺達も手は尽くしてるんだがな…。」シンミリ


堂島「正直な話、片っ端から探偵やら何でも屋やらを集めるなんてのは刑事としての矜持が傷つく。上からの指示とはいえ従いたくないのが本音だ。」


堂島「だが俺の仕事は町の平和を守る事だ、そしてまだ事件は解決していない。」


堂島「一刻も早く事件を解決して元の何もないただの田舎の町に戻したい。どうか、協力してくれ。頼む。」フカブカ


恒 「……はい!必ず、必ず事件を解決してみせますから!」


正宗「恒ちゃんこういう哀愁漂う漢系も憧れの対象なのね。」


美羽「ドラマっぽいの全般好きなんじゃないかしら。」


巧美「とりあえず真下のオッサンと間違えるネタやりたかっただけだしとっとと聞き込みいこうぜー」


恒 「メタすぎる!!」

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稲羽警察署 → ジュネス





巧美「で、とりあえずこの辺で人多そうな場所ってーとこのデパートな訳だが。」


美羽「ちらほら同業者っぽいのも居るけど、他所者扱いって感じで奥様方からは避けられてるわねぇ」


巧美「ババァ同士お前聞き込み行ってきたらどうだ?曲がり角をドリフトしまくったような肌に塗り込む用の味噌の話題とか振れば即釣れるだr



バキプチザクグシャー




美羽「正宗は見るからにーだしー、私はちょっと着てくるの派手な服選んじゃったかしら浮いちゃってるわねー。」


美羽「所長はなんだか物理的に潰れてるしここは恒ちゃんが聞き込み行ってきたら?」ニッコリ


恒 「ハイ、ソウデスネガンバリマス…」



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恒 「とはいったものの」


恒 「聞き込みなんて誰にどうすればいいかなんて解らないよー」


恒 「困ったなー…とりあえずその辺に居る…あ、あの人制服だし高校生かな、近い歳でちょっと年下なら緊張しないかな。あのーすみませんー。」


番長「はい、なんでしょうか?」


恒 「あ、あのいや別に怪しい者じゃないんですけどー今ちょっと色んな人に聞き込みしてましてー…今何を?」


番長「たかだか百円でHPが全回復とかいうバグかと思うような性能を持った回復アイテムがここに存在しているはずなんですが」


番長「あれ以来いつ来ても見つからず、今日も探している所です。で、気が済むまで探し回ったら」


番長「魚釣るか虫取るか神社に住み着いてるキツネと遊ぶか家の前でタムロってる猫と遊びます。」


番長「それかその辺で日がな一日同じ姿勢のまま立ち尽くしている友人たちを探して適当に人生相談に乗って遊びます。」


恒 「…とりあえずもうちょっと人間との交友を優先しましょうよ。あと友達の人生とはちゃんと向き合ってあげてください。」

番長「時に、聞き込みですか。どんな事についてでしょう、知っている事で話しても問題ない事ならお答えしますが。」


恒 「あーえっと、いきなり言うのもアレなんですが、『稲羽市連続殺人事件』について調べてまして…」


番長「……!!」


恒 「あ…スイマセンこんな話嫌ですよね…」


番長「いえ、大丈夫です。…それより、何故事件について調べてるんですか?というか、どういった立場の方なのか伺っても宜しいでしょうか。」


恒 「え!?あの、実は探偵業っていいますか、何でも屋みたいな事やってまして。それで…」


番長「探偵…!それじゃああなたが…イヤ、でも『少年』って感じじゃ…」


恒 「へ?」


番長「いえ、何でも」。


番長「………」


番長「事件について調べているんですよね。実は僕、探偵に興味がありまして。」


番長「もしよかったら、話せる範囲で構いません。この事件について知っている事を教えて頂けませんか?意見交換などできれば嬉しいのですが。」


恒 「え、あ、いや、僕はただ話を聞いてくるよう言われただけで事件については…と、とりあえず上の人呼んできます!」


恒 (なんだか立場が逆になってる気がするけど…話ができる人見つけられたしまぁいいか)


恒 「おーい!とりあえずマトモに話してくれる人見つかっ…


正宗「違うんです!そんな不埒な者では!ただ偶然りせちーさんを見かけてつい確認を、お話がしたかっただけで!!」


足立「あーもー!デカい図体な上から大声出すなってー!ここ店内だよー?ちょっ、あーばーれーるーなー!」


恒 「……何やってんスか」


正宗「あっ恒ちゃん助けてくれ!かくかくしかじかで!」

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足立「えーと、とりあえずそっちのお兄さんは見た目はともかくただのりせちーのファンで?」


足立「久慈川さんもいきなり声かけられてビックリしただけで特に乱暴はされてない…って事で?」


りせ「…はい。あ、あのー、あんまり刑事さんが居ると余計に目立っちゃいそうなのでそろそろ…結構人が…」


足立「あーハイハイ。うん解ったよーボクも空振りで逮捕してまた堂島さんにどやされる訳にもいかないしねー」


足立「じゃ、そういう訳だからそこのお兄さんも立ち居振る舞いにはくれぐれも!注意してね!」


足立「こっちじゃとにかく 人目に付く イコール 噂が立つ イコール 不審者扱い なんだから!田舎だからね!それじゃボクはこれで!」


りせ「お仕事ご苦労さまですー。この時間にジュネスでアイス食べてた事は堂島さんには言わないでおきますからー!」


<チョットナニソノオドシミタイナノー!


りせ「…ふぅ。びっくりした。」


番長「災難だったな、りせ。」


恒 「うちの関係者がホントすいません…」


りせ「あれっ先輩いつの間に!それと…そっちの人は?」


番長「多分、警察が呼んだ探偵の方だと思う。そっちの大きい人もな。」


りせ「えっ、探偵?」


正宗「主に力仕事担当です。先ほどはすいません。」


番長「他の所員の方を今呼んでいるそうだから、陽介たちも呼んで情報交換をしてみようと思う。」



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ジュネス1階 → ジュネスフードコート



番長「では改めて」


巧美「美国探偵事務所所長にして美を司る神。古代ゼロサム語において『聖域に住まう美しき蝶』と記される者、巧美だ。」


正宗「ガラは悪いがピュアハート、男らしさと女子力を兼ね備えたハイブリットナイスガイ 正宗です。」


美羽「事務所の紅一点、アイドルには絶っっ対負けないピチピチセクシー、美羽よ」


恒 「身内がすいません。 恒です。」


陽介「一人除いてキャラ濃すぎんだろ!何のキャッチコピーだよ!」


番長「……」


番長「都会からやって来たニヒルでクールでダンディズム。前上 番長(マエガミ バンチョウ) です。」


恒 「張り合うな!っていうか名前酷いなオイ!」


陽介「…!」


恒 「…!」


 ”我は汝 汝は我 … 汝 新たな絆を見出したr


番長「はいはい違う違う人違いですよ声の人ー!」


陽介「い、いきなりどうした!?」


美羽「アラ、鳴上君じゃない設定なのね」


番長「彼はあなた方と会話させるには天然過ぎると判断されたみたいです。」


番長「なので、そちらの作者さんが描くP4アンソロに出てくる番長のイメージでお願いできればと。」


陽介「せめてお前はメタ発言少なめで頼む相棒!!」」


陽介「まだ自己紹介の途中!そういうややこしいネタぶっこむの禁止!はい次の人どうぞ!」」


雪子「真っ赤に燃える雪の華!触れるもの皆冷たく焼き払う!!天城 雪子です!!」


千枝「そういうのやんなくていいって! あ、えーと…きゅ、キュートなカンフーガール 里中 千枝、です?……///」


千枝「やめときゃよかった……//////」


陽介「うわーさみー…つかお前ら今の一瞬でそのキャッチコピー考えたのかよ…」


千枝「うっさい!アンタは Mr.ルサンチマン もしくは 妖怪ポリバケツ男 でしょ!」


陽介「せめてマトモな文章でキャッチコピー作ってくれよ!そのあだ名切なすぎんだろ!」


陽介「………」


陽介「そもそもキャッチコピーとかいらねーよ!普通に自己紹介しろよ!」


巧美「そっち陣営だとお前が一番喋ってるがお前まだ名乗ってねーぞ」


陽介「え?あ、す、スンマセン!。俺、花村 陽介っていいます。」


陽介「一応去年都会からこっち越して来てて、このデパートの店長の息子です!あ、雇われ店長なんで別に身分はそんなにってーか…」


陽介「あ、とりあえず、さっきから喋りまくってるみたいに結構明るいキャラっつーんすか…気軽に接して頂ければって…ナハハ」


巧美「なっげぇ」


陽介「紹介しろっていったりバッサリ切られたりー!」


陽介「はぁ…もう面倒くせー……パパッと終わらせよーぜ。とりあえずこっちのガラ悪いのが巽 完二です。」


完二「ちょ、センパイ!いきなり勝手に紹介しないでくれよ!色々考えてたのによー…」


陽介「お前もキャッチコピー組だったのか…」


正宗「……!」


完二「ウッス!巽完二ッス!よろしくお願いします! …あと、正宗、サンでしたっけ。良かったら後でどんな鍛え方してんのかとか…」


正宗「あ、ああ。それは構わないが…」


完二「や、違うッスよ!そういうアレじゃなく、単純に漢としてそういう筋肉に憧れるっつーか…」


正宗「ああ、解った解った。そんな事よりも巽君。もしかして君、手先が器用だったりするかな?」


完二「い!?何で解ったンスか…?」


正宗「君はそんな声をしているんだ。もしフィギュア作りに興味が湧いた時は俺を頼ってくれ。」


恒 「正宗さん前に僕にもそんな事言ってましたね…」


陽介「その話題も何かややこしくなりそうだから次!…は任せて大丈夫か。」


りせ「久慈川 りせです。元アイドルですが、今は辞めてこっちでおばあちゃんのお豆腐屋手伝ってます。」


りせ「さっきはいきなりでびっくりしちゃったけど、応援してくれてた優しいファンの方だったみたいですし、」


りせ「今度ウチにお豆腐買いに来てくれたらちょっとサービスしますね!今日は宜しくお願いします!」スマイル


正宗「うおおおおお!!う、うおおおおおおおお!!おおおおおおおおおお!!」


恒 「せめて何かの意思表示をしてくださいただ叫ぶだけだと凄く気持ち悪いです正宗さん!」


陽介「……で、最後。問題児」


クマ「クマ?」


陽介「えーと、これが クマ です。以上。話進めましょ。」


クマ「ちょ!ちょーっと待つクマ!クマにもカッチョイーくてプリティーなキャッチコピーとか付けさしてー!」


クマ「それに!向こうのセクスィーなカッコしたオネエサンに個人的な挨拶がまだクマー!」


美羽「あら///」


クマ「ジュネスでシショクくれるオネエサン達もオッケーなクマの守備範囲、舐めたらアカンぜよー!」


美羽「やだ私ったらジュースと間違えて濃硫酸持ってたわおっとあらやだ零しちゃった」


クマ「ギャーーーース!」


--------------------



番長「えー、さて。これで一通り自己紹介が済んだ訳ですが、みんな薄々感づいていると思う。」


番長「こっち組、俺(P4進行役)と陽介(ツッコミ係)以外あんま出番作れないよねコレ」


千枝雪子完二りせクマ直斗「ぎゃーーーー!!サラッと死亡宣告じゃねーか!!」


恒 「なんで当然のように混ざってるんだ少年探偵ー!」


陽介「なんでアンタがこっちの事情知っててかつご丁寧にツッコんでんだーー!」


巧美「そっちの茶髪とこっちの茶髪で何かのコンビでも組んだらいいんじゃねぇの」


美羽「トレードしてもあんま困らなそうよね」

直斗「あ、あの…皆さんそちらの方たちは一体…


巧美「とりあえず話進まねーしとっととテレビん中でも行こうぜこのまま駄弁っててもナチュラルな展開思いつかねーよ」


恒 「またメタいなー…」


直斗「えと、あの…


陽介「まぁでも正直、長々とP4の話の説明しても時間かかるだけだし…」


正宗「巧美が引っ掻き回すから余計に時間かかりそうだしな…」


番長「自然な流れ……!…じゃあ………巧美さん、ちょっと。」


巧美「ん?おう。」




ヒソヒソ コソコソ ゴソゴソ



<アノ…イッタイナニヲシテラッシャルンデs…




コソコソ ゴソゴソ ヒソヒソ




番長「えーと」


番長「! 巧美さん…!貴方のその左手の甲に浮かび上がる紋章は!」


巧美「これが何だかお前は知っているのか!……お前の手にも!?」


番長「はい…これは『転生の紋』<クライムシンボル>といい、神の使いとなり戦う事で前世に犯した罪を雪ぐ運命を定める呪いの烙印…」


番長「この烙印を身に受けた者は自らがかつて犯した罪が形作る異能の力、『契約者』<ペルソナ>を得る代わりに」


番長「堕天使たちがこの世界に産み落とした闇、『魂食い』<シャドウ>と戦わねばならなくなります。」


巧美「俺の左手の痣にそんな因果が絡みついていたなんて…」


番長「幸い巧美さんはまだ『魂食い」<シャドウ>に見つかっていない様子。我々が『契約者』<ペルソナ>の使い方を教えます。」


巧美「……あの時俺の親父を襲ったアレは幻ではなかったんだな…夢であって欲しかったぜ…」


番長「…!まさか力を自覚しない内に既に『魂食い」<シャドウ>と!?なんて素養だ…!」


番長「是非我々と共に戦ってください!丁度この『学び舎』<ジュネス>には『契約者』<ペルソナ>を手に入れる為の修行の場があります!」


巧美「よしそうとなればさっそく向かうぞ!皆ついてこい!」


陽介&恒「自然な流れでもなんでもねーよ!」

陽介「ヘイ相棒!お前P4の世界背負ってこのSSに参加してんだぞ!自分の世界の設定勝手に上書きすんなよ!」


陽介「っつかその設定だと俺らまでそのお前持ってた油性ペンで『転生の紋』<クライムシンボル>描かなきゃならねーじゃねーか!」


陽介「それに前世の罪ってなんだよ!お前のイザナギは何の罪だ!?近くのシマの不良と喧嘩でもしてたのか前世のお前!」


陽介「その場合俺のジライヤは何の罪だ!忍者として偉い殿様でも殺したのか!」


陽介「まさかカエルのケツから空気入れて遊んだ罪か!?」


番長「『おお、陽介よw。そなたはカエルwのケツwwから空気w入wれwたw罪を背負いww、化物とww戦わwねばwならぬのだww』ブッフォww」


陽介「うっわーーー!うぜーーーーぇ!!」


巧美「結構しっかり設定聞いてたんだなお前」



直斗「あの…


番長「じゃあ結局細かい設定の話は飛ばして進めるって事で。そうときまりゃとっとと家電売り場行きますかホラ皆行くぞー」


P4組「ハーイ。ってついに名前が一括りに纏められた!」


美羽「あの帽子の子かわいそうじゃない?」


巧美「つってもストーリー上探偵が入ってくるタイミングだとあいつツン期だからなぁ」


正宗「コレ書いてる奴の嫁キャラらしいから後で出てくるかもよ。」


直斗(あ、これ多分出番ないパターンかな…)



--------------------


ジュネスフードコート → テレビ内



巧美「ハイ、ってな訳で到着っと。」


正宗「結構酔うなコレ。」


陽介「あの…さんざメタな話した後でアレなんですけど、全然驚かないんスね…。」


巧美「探偵やってるとちょいちょい異世界で勇者やらされたり恋愛シミュレーションごっこやらされたりするからな。」


陽介「そんな依頼が来るんですか!?」


巧美「そんな依頼する奴居る訳ねーだろアホか!」


陽介「じゃあなんで異世界とか行っちゃてるんだよ!依頼こなせよ!」


巧美「依頼なんてくるわけねーだろウチはギャグ漫画の探偵事務所だぞ!舐めんな!」


恒 「悲しくなるからその辺にしとけ!!」


番長「そろそろこっちの話進めていいですか。」


恒 「あっハイ」



番長「えーでは改めて、今度はマジな話でこっちの世界の事話します。本気と書いて(マジ)と読みます。」


番長「こちらの世界へ来た事で多分そろそろ皆さんの内に眠る真実の自分、普段ひた隠しにしてきた自分の心が顕現し」


番長「自分の存在を宿主に否定される事で宿主から分離、独立した存在へとなろうとします。」


番長「その際、主に口撃、時々視覚効果にて皆さんの精神を揺さぶりにきます。」


番長「キーワードは『お前(アンタ)なんて俺(私)じゃない』 奴らはコレを言わせにきます。」


番長「ある程度イベントが進んだ辺りで皆さんにはこのセリフを言いかけて頂きます。」


番長「それと同時に我々が慌てて止めに入りますが形式的なもの、『押すなよ!絶対押すなよ!?』みたいなものなので」


番長「振り切る形で改めて大声でキーワードを叫んでください。」


番長「なおもう一人の自分が顕現した際に著しく精神力を消耗し気を失う事が多々ありますのでお気を付けください。」


番長「しかしご心配なく!皆さんが気絶している間に我々が暴走する皆さんのシャドウ…あっすいません」


番長「シャドウについて説明していませんでしたね、要はさっきから言ってるもう一人の自分って奴です」


番長「そのシャドウが暴れるのを力づくでねじ伏せておきますので、」


番長「みなさんは『何か冷静になって自分の心を見つめ直したら確かにこいつの言ってるような事思ってたな』みたいな雰囲気を出して」


番長「静かになったシャドウに対して『確かにお前は俺だな』みたいな感じで受け入れる系の言葉をかけてください。」


番長「ちょっと感動的なムードになって、ペルソナ…これも説明していませんでしたねいやぁ失敬失敬」


番長「シャドウを受け入れた事によってシャドウから変化した別の形のもう一人の自分、それがペルソナです。」


番長「さっきちょろっと言いましたがシャドウを抑え込むにも我々このペルソナ使いますからね。簡単に言えばス〇ンドみたいなもんです。」


番長「このペルソナを手に入れるイベントが発生しますので、それを確認したらとりあえず疲れ果てた風に倒れ込んでください。」


番長「そこまでが1セット!長いし面倒だし、時々変化球でくる事もありますがこれを済ませるのがここで活動する最低条件ですので」


番長「みなさんあきらめず、頑張っていきましょう!」

陽介&恒「えーと、とりあえず。」


陽介&恒「長いわーーー!!」


美羽「ホント息ピッタリね。」


恒 「っていうか!番長くんの話だと何か色々危険な事とかあるのここ!?」


番長「危険っつうか、最悪の場合 THE☆変死体 です。」


恒 「うわーー!!」


巧美「だからそうならねーようセンパイさん方が守ってくれるっつんだろ? って割には今んトコ何も…


??「ククク……」


一同「!!」

影巧美「我は影…真なる我……今この瞬間から俺が本当の巧美d


巧美「あれっまたうっかり分身漏れちまってたか。いやー最近尻の穴が緩くってよー今出てきた所から戻すから待ってろ。」ズゾゾゾ


影巧美「まだセリフ終わってねーよ!!っていうかもう一人の自分を尻から吸引するな!そっからは出てきてねぇよ!」


美羽「なんでわざわざ全部脱ぐのよ所長!!」


影恒「気失うくらい消耗するみたいな説明だったのになんでピンピンしてんだよ!」


恒 「いつも尻から分身出してたみたいな言い方すんなー!」


陽介「いつも分身出してるのこの人!?」




 ”もう一人の自分っぽいのを受け入れ(物理的に)何か新たな力的なそういうの、
  ペルソナ…え、これ本当にペルソナ?「アフロディティ」みたいな奴を手に入れたんじゃない?”




陽介「おいすげぇボンヤリした感じだぞ大丈夫なのかこれ!?」


番長「何かそれっぽい演出があったし、きっとこれで巧美さんもペルソナが使えるだろう。多分」


巧美「ふーん、とりあえずやってみっか。 ペルソナー!」


シャララーキラキラー



アフロディティ「我は…美を司る神!!我こそがこの世で最も美しい存在…!」


恒 「ずうずうしい!」


正宗「さっきとあんま変わってねぇっつうかコスプレした巧美なんだが」


巧美「なんだ、これじゃ分身で事足りるな、戻すか。」ヌギ


番長「尻から戻さなくても多分消せますよ。というかペルソナは特殊な力持ってたりしますのでその辺も確認を。」


巧美「RPGの魔法みたいなの使えんのか?どれどれ」



アフロディティ Lv999

力999 魔999 耐999 速999 運999 魅99999
マハラギダイン マハブフダイン マハガルダイン マハジオダイン
マハンマオン  マハムドオン  メギドラオン  ゴッドハンド


一同(『ぼくのかんがえたさいきょうのペルソナ』だ…)


番長「ステータスがカンスト振り切ってんですけどどうなってるんですかコレ、あと見たことないパラメータが。」


番長(似たようなスキル構成の大神作ったなぁ…神手じゃなくて雄叫びだったけど)


巧美「おおーなんか便利そうだな。よしお前らもゲットしとけペルソナ。次は正宗辺りか?」


正宗「ゲットしとけ言われても」


??「ククク……」


一同「!!」


影正宗「我は影…真なる我…」


恒「本当に出てきた!」


影正宗「俺はお前の心の闇を映し出す鏡…フフフ」


正宗「くっ…いったいどうすれば…!」


影正宗「フフフ…俺からは逃げられない…なぜなら俺はお前の影…フフフ…///」


巧美「あ、こいつダメだ中二っぽい台詞堂々と言えて喜んでるだけのただの正宗だわ。」シリアタック


影正宗「ぐわー!」


正宗「もう一人の俺ー!」



影正宗「ぐう…ここまでか…」


陽介「…?やけにあっさり引くな。」


影正宗「だって…こういう影の自分系キャラって散り際が肝心じゃん…余力残しとかないと…」


恒 「んな事考えんな!」


影恒「シャドウなら本物殺しにかかれよなんでどうやって散るかに懸けてるんだよ!」


正宗「お前…!流石は俺だぜ!影キャラは中の人の演技力も試される重要な敵キャラだもんな!よくわかってやがる!」


影正宗「…これまで正義の味方として活躍してきたキャラと同じ容姿ながらその性質は悪」


正宗「影キャラは正義キャラにさせる事のできない事をさせる、ある意味キャラ補完として重要だ」


影正宗「更に影キャラはたいていの場合本物と互角、あるいはそれを上回る力を持つ、」


正宗「そんな『自分と同じ姿をした敵』…つまりこれまでの自分を乗り越えるというストーリー上重要な意味を持たせる戦いにもなるだろう。」


影正宗「そして影キャラが最も輝く瞬間…それが散り際…。醜く顔を歪ませ悪口雑言を吐きながら散れば先も言ったキャラ補完としての極みへ、」


正宗「自らを偽物と、自らを倒さんとするものを本物と認め最期に清々しい表情で消えていく様は感動と感傷をもたらすだろう…」


影正宗「っていうかヒロインの悪堕ち系ってなんであんな興奮するんだろうね?やっぱキャラ補完って事なのかな?」


正宗「ある意味究極の『ギャップ』だからね!人々の盾となって戦ってきた純粋なヒロインのドS顔なんて普通見れないからね!」


影正宗「ヒロインの悪堕ち、影キャラってS顔するようになるだけじゃなくやたらエロくなるパターンも多いからそれも魅力だよね!」


巧美「他所でやれ!!」ズゾゾゾ


正宗「もう一人の俺が巧美の尻にーー!」


陽介「ねぇちょっとコレ大丈夫なの!?もう一人の自分なのに他人に吸引されてるけど大丈夫なの!?」


番長「っていうかこの人達シャドウ出てるのになんでこんな元気なんだろう。そっちの方が気になる。」


正宗「世の中のあらゆる事に疑問を持って観察していく姿勢は大事だけど今は俺の精神的な奴がヤバいからそっちに集中して!」



--------------------




巧美「さて、これでウチのメンツの半分がイベ消化か。次はどっちだ?」


正宗「結局尻から吸われたまま進行しちゃったーー!」


巧美「入ってくる穴は違うけど、文字通り 消化した って事で」


恒 「上手くねーよ!」


番長「いや、結構上手かったと思います。」


陽介「どっちでもいいわ!」


??「フフフ…」


一同「次が来たか!」


影美羽「我は影…真なる我…」


恒  「なんか変な格好した美羽さんだ!」


番長 「あれはボディコンって言いまして、バブr…いえ、この話は忘れましょう。」


正宗 「上手い事回避したな。」


影美羽「毎度ネタにされながらも必死に年齢から目を背けるのはもうウンザリ…私の本当の齢は…



ガッ




美羽 「わたしは ぴちぴち ギャル  OK?」メキメキ


影美羽「わ、私の齢は…


美羽 「わたしは ぴちぴち ギャル  OK?」メキミシバキ


影美羽「はい…わたしはぴちぴちギャルです…」



シュゥゥ...フッ



陽介「力でねじ伏せた!」


美羽「フー…、なんだか所長みたいにペルソナは手に入らなかったけどとにかく無事で良かったわ。あー怖かった」


影恒「怖いのはアンタだ!」


番長「自分の本心捻じ曲げて納得させるってある意味320よりマズい事やっちゃってるんだけどまぁ平気そうだしいいか。」



巧美「おし、これで全員分終了だな。帰るか」


恒 「ちょっと兄さん!俺のイベントがまだだよ!」


影恒「『次は俺の番だね…ってあれ、なにも起きないぞ…』『って割と最初の方から居たわー!!』 的な展開狙ってたのに別のツッコミさせんじゃねー!」


番長「うわぁきたない」


美羽「ツッコミ係として長年やってたからそういう打算的っていうか段取り重視な部分ができちゃったのかしら」


恒 「うわー!いつの間にか俺のシャドウがー!!」


影恒「驚くなら間の他人のセリフ入る前に驚けテンポ悪い!」


影恒「クソ…我ながらイライラするぜ…そうだよなぁ、他人には文句言う癖に自分の事となると甘えまくるのが俺だもんなぁ…」


恒 「な、何の話だよ…!」


番長「あ、コレ多分恒さんテンパって最初に俺が説明したこと忘れてますね。」


陽介「ヤバいんじゃねぇのかそれ!?」


影恒「おい甘えんぼの恒ちゃんよぉ!こうやって自分のキタネェ部分見せつけられて気分はどうだ!?」


影恒「大好きなお兄ちゃんを呼べば助けて貰えるかも知れねぇぜ!ホラどうしたぁ!?」


恒 「う、うるさい!兄さんに頼らなくっても…こんな偽物なんか!一人で倒してやる!」




番長「あ」


影恒「ククク…偽物ねぇ…つってももうお前の偽物とか本物とかってんじゃなくなったけどな!俺はもう俺だぜ!」


正宗「黒い影が集まっていく!?」


陽介「危ないからみなさん下がって!恒さんは俺がそっちに非難させますんで!」


影恒(変身)「ヒャハハ!お前ら全員叩き潰して俺が強いって事証明してやるよ!」


巧美「ペルソナー!」


[マハラギダイン]
   999
  weak

[マハブフダイン]
   999
  weak

[マハガルダイン]
   999
  weak

[マハジオダイン]
  999
  weak

[メギドラオン]
   999

[ゴッドハンド]
   999
  weak


巧美「敵が体勢を崩したぜ!チャンス!!」


[巧美の追撃]


巧美「オラオラオラー!」


巧美「とどめだ!せめて美しき我が宇宙<コスモ>に包まれて眠れ!」


[尻穴吸引]


ゴゴゴゴ...ドゴーン!!

EXP 1 

MONEY 1 

ITEM NONE

巧美「ま、実力っつーの?」



陽介「せっかくマトモっぽい展開になってたのに何してくれてんだ!あとそれ俺の勝利セリフだ!」


恒 「俺のシャドウどんだけ弱いんだよ!全属性弱点じゃねーか!」


正宗「恒ちゃんのも巧美の尻に吸われていった…」


美羽「所長、自分の吸ったから無事(?)だったの私のだけね。」


番長「うーん。初めからわかっていたとはいえ、ここまで滅茶苦茶になるとは」

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巧美「で、これからどうすんだ?P4っぽいイベントはこなしちまったが」


番長「どうしましょうか。やることないし犯人捕まえちゃいます?」


陽介「そんな軽いノリでいいのか?」


巧美「グダグダやってても面倒だしサクッと倒しちまうか。つーわけで、お前が犯人だな!!」


恒 「いつの間にか周りが禍々しい感じの場所に!?」


??「フン…いきなり出てきて何か喚いてると思ったら…そりゃ何のお遊びだい」


正宗「お、おいおい流石にいきなりネタバレはマズくないか!?」


番長「ご安心を、とりあえずネタバレ回避の時間を稼ぐため奴にネオフェザーマンのコスを着せて顔を隠しておきました」


巧美「俺も全タイ愛好家達から借りた全身タイツ被せてみた」


??「戦隊モノのコスの上から全タイ被せんじゃねーよ!ギチギチじゃねーか!あ、くそっ動きずらくて脱げねー!」



番長「よし!みんな今の内だ!ランダマイザ!」


陽介「マハスクカジャ」


千枝「チャージ」


雪子「コンセントレイト」


完二「マハタルカジャ」


クマ「マハラクカジャ」


直斗「コンセントレイト」


??「おい!ネタバレ回避の時間稼ぎっつったよな!思いっきり強化初めてんじゃねーか卑怯だぞ!」


巧美「やかましい!勝てば官軍!いくぜ者ども総攻撃じゃー!」



ハッソウトビ ブレイブザッパー ゴッドハンド アギダイン イノセントタック ブフダイン 
ベノンザッパー メギドラオン ニレンガ クリティカルシュート ジャッジ・オブ・ヘル


??「ぎゃーー!!!!」


正宗「一人格ゲーの方の技まで持ち出して攻撃しまくってた子が」


美羽「さっきないがしろにされたの根に持ってたのねぇ」


巧美「オイどうすんだこれ結局全タイすら脱げてないままコイツ倒しちまったぞ」


番長「これは…きっとこういうことでしょう。」



『事件の真相は君達の目で確かめてくれ!』



巧美「…ああ、そうだな。こんなSSで人気作品の重要ストーリーを引っ掻き回しちゃいけない…。」


番長「はい。俺達もいい加減元の世界に戻らなくては…」


巧美「そうか、このSSで一緒に居られるのも、もうおしまいなんだな。」


番長「向こうではキチンと真面目に事件と向き合いますよ。」


巧美「それを聞いて安心したよ。……じゃあな。」


番長「巧美さんもお元気で。」







恒 (また唐突に良い話風にして話畳み始めたよ…)






--------------------



→美国探偵事務所


巧美「さーて帰ってきた事だし業務再開すっかー」


恒 「えーもう夕方だし今日は休みでいいんじゃない?」


米良「やあやあお疲れの所申し訳ないけどまた依頼だよ」


香織「今回も警察関係からですね、桐条グループ内のある組織について調べて欲しいとの事です。」


恒 「別世界の人達って設定にして話済ませてきたのにさっそく矛盾の予感!」


巧美「新しい力と部下たちも手に入った事だし、いっちょ行くか!」


P4組「アイアイサー!」


正宗「なんでもかんでも連れて帰ってくるな!!」




END

EX1



菅野「オイ!俺の出番がないってどういうことだ!」


羽井「真顔メガネ&変な物好きで意気投合した俺と番長君によって痛い目見させられる展開が目に見えているというのに。」


菅野「そこまで自己分析&未来予知できるなら痛い目見させないようする努力もしろよ!!」


番長「羽井さん!とりあえず頼まれてたオオミズウオ10匹とついでにヤソイナゴ用意できました!」


羽井「ありがとう番長君!代わりと言ってはなんだがこの『おっぱいによく似た謎の妖怪のフィギュア』を受け取ってくれ!」


番長「これは……!ありがとうございます部屋のラックに飾らせて頂きます!!」


菅野「もう大分仲良くなってるっぽいーーー!!」


EX2


ラスティ「私も出番なかった…」


千枝  「出れたは出れたけど扱い悪すぎ!信じらんない!」


雪子  「自己紹介したくらいだったね…」


貴世子 「わ、私は別に…わざわざ妙な事に巻き込まれる趣味はないし…」


貴世子 (異世界で化物に襲われる私…そこへ特別な力を持ったアイツが駆けつけて……///」


りせ  「その展開は無理だと思うな。」


貴世子 「!!??」


りせ  「何となくヒミコでキャッチできた……っていうか後半声出てたよ?」


千枝  「ええいもうそんな事はどうでもいい!こうなったらオトコ共など放っておいて私たちだけで宴じゃー!肉じゃー!!」


ラスティ「肉!!?」


雪子  「私も今日は参加する!全部強火になるけどいいね!?」


りせ  「雪子先輩は火出さなくていいから!」


貴世子 「これが『じょしかい』って奴なのね…!わ、私も参加するわ!」


一同  「いくぞー! オー!!」



--------------------


ラスティ(あれ、私だけ年齢が………)



EX3



完二 「………」


クマ 「………」


直斗 「………」


マリー「………」


サギリ「………」


イザナミ「………」


奈々 「ここ最近の私の不遇っぷりに比べればマシだと思いますの」



EX4


番長「尾杜先生はお医者さんなんですね。」


尾杜「ヤミだけどねー。」


番長「聞いた話だとお薬も作られているとか。」


尾杜「ヤミだからねー。」


番長「よければ見せて貰っても宜しいでしょうか。回復アイテムとして使えるかも。」


尾杜「使えるか解らないけどね。えーと…」


尾杜「これが『1個1000キロカロリーある薬』でしょ、それからこれが『全身の毛先が球になる薬』それから」


番長「あ、もういいですありがとうございます。」


尾杜「言っておくけどお菓子とか生魚で回復する君らもたいがいだからね?」

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