弟「プリンを食べたってことは今日は晩ご飯はいりませんか？」

姉「……(いります！ いります！)」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

弟「300円でしたから、3日ご飯抜きですかね」

姉「……(おかしいよぉ、計算おかしいよぉっ！)」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

弟「美味しかったですか？ なんとか言ってください」

姉「……っ！ にゃ、にゃー(にゃーってなに！ 言い訳でもないし！)」

弟「あれ、猫ですか？」

姉「にゃー！」ｺｸｯｺｸｯ

弟「……」

姉「……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

弟「猫なら、仕方ありませんね」

姉「……」ﾎｯ

弟「姉さん？ いや、今は猫でしたね」

姉「にゃー？」

弟「うーん、猫に姉さんってのもなんかなぁ」

弟「姉って呼び捨てでいいですか？ いや、いいかな？」

姉「ふかーっ！(なんかやだーっ！)」

弟「姉、どうした？ トイレでも行きたいのか？」

姉「ふしゃーっ！(んなわけあるかーっ！ というか猫の振りする必要なんてないよね……)」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

弟「んー？ じゃ喉ゴロゴロして欲しかったのか？」

姉「ふにゃっ！？ にゃ、にゃー(ちょっと！ 調子に乗りすぎ！ くすぐったいよ……)」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

弟「あれ、今の可愛い声、もしかして素ですか？」

姉「ふしゃーっ！(違うし！ 猫のマネだしっ！)」

弟「まさかね。猫だもんね」

姉「……(こいつ～っ！)」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

弟「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「んー(あ、これいいかも)」

弟「かわいいなぁ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「……にゃー(何もしなくてもいいし、このままでも……)」

弟「耳の付け根とかいいんだっけ？」

姉「んにっ！ んにゃーっ！」ﾌｼｬｰｯ

弟「ん、嫌いか？」

姉「……」ｺｸｺｸ

姉「……(やばいよ、遊ばれてるよ！ 部屋に逃げよ)」ﾄｺﾄｺ

弟「あれ、姉さんどこ行くんですか？ プリンの話は終わってませんよ？」

姉「……にゃー」

弟「そんな声出してもだめですよ。大体猫は四足歩行じゃありませんか？」

姉「……(こいつ～っ！)」

姉 orz

弟「おー、よしよし。ドアの前でどうしたんだ、姉？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「……にゃー」ﾌﾟｲｯ

弟「ドア開けたいのか？」ｶﾞﾁｬ

姉「……(チャンス！)」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

姉「ふぅー」

弟「姉さん？ そんなに慌ててどうしたんですか？」

姉「……なんで部屋入ってくんのよ」

弟「いえ、プリンの行方をまだ聞いていませんので」

姉「もー。プリン一つ位でしつこいよ？」

弟「じゃ、プリン一つ位買ってきてくださいよ。同じやつですよ」

姉「行けばいいんでしょ！」

弟「同じやつですよー」

姉「……」

弟「どうでしたか？」

姉orz

弟「ありませんでしたか。まあ、お昼には大体完売してますしね。酷い時は並んでも買えません」

姉「にゃー」