苗木「僕は、超能力者だ」 (70)
・ネタバレアリ!!
・キャラは1と2のみ
・特にクロスしていません
・安価がときどき入ります
・キャラ崩壊アリ?
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食堂
苗木「ふーん、天下一超能力武道会かぁ。この学園でやるの?」
十神「あぁ、優勝商品はウサミの魔法で何でも出してくれるそうだ。まぁ、十神家において優勝商品なんぞ、ゴミに等しい」
桑田「でもそういうのって良くね?優勝したら何でも叶うんだろ!?」
山田「そういうことになりますな!」キリッ
葉隠「俺が優勝したら、モノミにお金を要求するべ」
苗木「いつも通りじゃないか...」
日向「あー、もうそんな時期なんだな」
左右田「懐かしいよなー、見てるだけでもワクワクしたってゆーかさ」
七海「あの、ビリビリとした緊張感。格ゲーみたいな感じで私は好きだよ」
苗木「あ、日向先輩!こんにちは」
西園寺「あっ、ウニ頭だー!!ウニウニー」ツンツン
葉隠「や、やめてほしいべ」
小泉「こーら、後輩をあまりいじめちゃダメよ」
西園寺「えーでもコイツ、3ダブしてんじゃん」
葉隠「痛いところをつくべ」
桑田「左右田センパーイ、天下一超能力武道会ってなんすか」
左右田「おっ、確かお前らの学年は初めてだったな」
左右田「なんなら、俺がこの大会について説明してやってもいいぜ!」
西園寺「機械オタクが説明できるわけないじゃーん!」
左右田「うるへー!俺が喋るんだから少しは黙っとけ!」
西園寺「ふんっ」ツーン
左右田「それじゃあ話すぜ」
左右田「天下一超能力武道会というのは、この希望ヶ峰学園の生徒達がお互いの力や知力をぶつけ合い闘うという、希望ヶ峰学園が創立されてからずっと受け継がれてきた伝統行事なんだ」
左右田「初めは肉体同士での殴りあいだったみたいでよ、俺らからの世代からは自分の秘めた力の超能力を使って闘う形式になったんだ」
山田「えっとー、その超能力っていうのは...なんですか?中2の匂いがプンプンするのですが」
日向「確かに、超能力なんて聞くと馬鹿げているけど希望ヶ峰学園は特別なのさ。そもそも超能力というのは、自分の内の中にある一種のエネルギーなんだ。それは特定のやつがもっているんじゃなくて、全員がもってる素質なんだ」
七海「それでね、超能力を得るにはモノミの魔法でその自分が胸に秘めている超能力が解放されて使えるようになるんだよ。でも、大会が終わったら使えなくなっちゃうけどね」
苗木「なんだか、怖いなぁ...」
小泉「大丈夫よ、前の大会では死人は出なかったから」
葉隠「し、死人がでるのか!?」
七海「うーん、多分大丈夫だと思うよ?今までに死人が出るようなとんでも能力をもった人はいないし」
十神「...くだらん」
左右田「信じないなら信じなきゃいいさ」
日向「そうだな、それに無理に参加する必要はないしな」
霧切「...どうするの?この大会」
舞園「もちろん、参加ですよね!」
腐川「そ、そんな怖い大会...ジェノサイダーなやりそうね」
大神「...うむ」
朝日奈「さくらちゃんは参加する?」
大神「うーむ、超能力が必要となると武術が使えないのではないか?」
終里「それは大丈夫だぞ!」
朝日奈「あっ、終里先輩!!それに、ソニア先輩も!」
ソニア「ごきげんうるわしゅうです」
大神「それで、武術の使用というのは...」
終里「えっとな...うーん。駄目だっ!ソニアが代わりに説明してやってくれ」
ソニア「合点ですっ!」
ソニア「あのですね、超能力にも色々なタイプがあるのです」
舞園「...タイプですか?」
ソニア「大きく分けて3つあるんです」
ソニア「一つは、魔法型です。炎を出すとか、氷を吐く...などの体から出る型」
ソニア「二つ目は、体術型。大神さん向きな超能力で、肉体強化や肉体変化、武器作成を可能とします」
ソニア「最後は、補助型。体を癒したり、魔法以外の技をだす、いわゆる特殊な型です」
ソニア「以上の3つに分かれているのが、モノミさんに与えられる超能力の大まかなものです」
ソニア「終里さん、これでよろしいですか?」
終里「わりぃ、何も聞いてなかった」
ソニア「それでは、私はもういきますね」
霧切「あら、どこへいくのかしら?」
終里「これから、受付所に行くんだ!戦いが好きな俺にはたまらない大会だからなー」ヨダレダー
朝日奈「よ、よだれでてますよ」
腐川「け、汚らわしい!!」
大神「色々教えてくれて感謝します」
終里「おう!じゃあな!」
苗木の部屋
苗木「うーん、天下一超能力武道会かぁ。ちょっと気になるなぁ。ボクもエントリーしてみようかな」
舞園「なーえーぎーくんっ♪」
苗木「え、舞園さん!?どうしてここに...」
舞園「やだなぁ、苗木君。私は泥棒じゃないんですよ?ドアの鍵が開いていたので入っちゃいました」
舞園「...迷惑でした?」
苗木「そ、そんな!迷惑だなんて」
舞園「なーんて、冗談ですよ?」
苗木「あ、あざといよ舞園さん...」
舞園「ふふふ」
もうよる遅いのでまた後で書きます
舞園「さっきの話、聞きましたよ!」
苗木「な、なにが?」
舞園「苗木君出場するんですか?この大会に」
苗木「うん、少し気になってね...」
舞園「奇遇ですね、私もこの大会に出ようかなと思ったんですよ」
苗木「えぇ!それは危険だよ!!」
舞園「えぇ!どうしてですか?」
苗木「だって君は、超高校級のアイドルだよ!怪我なんてしたら...」
舞園「大丈夫ですよ。その時は苗木君が守ってくれるますから」
苗木「そ、そんなこと言われても...」
舞園「ふふ。さ、早く行きましょう」
苗木「い、行くって...どこに?」
舞園「もちろん、エントリーにですよ」
苗木「ほ、ホントにいくの!?」
受付所
舞園「あのー私たち、エントリーしにきたのですけど...」
苗木(結局...来ちゃったけどいいのかな?)
狛枝「...あぁ、苗木君と舞園さんか」
苗木「いいっ!」
舞園「あーっ!」
狛枝「ん?どうしたの二人とも、指なんか指して...」
狛枝「ボク、君達に嫌われるようなことをしたかな?アハハ、まいったなぁ...」
苗木(狛枝先輩...よく心を揺さぶって遊んでくるから嫌なんだよなぁ...)
狛枝「それとも...きっと、二人は僕が受付の係をやっているから驚いているんだね、」
舞園「そうなんです」ニコニコ
狛枝「さすが超高校級のアイドルの舞園さん。笑顔がとても素敵だね」
舞園「ありがとうございます」
苗木(さすが舞園さん、ポーカーフェイスが上手いなぁ)
苗木「でも、なぜ狛枝先輩がこんなところに...」
狛枝「モノミに頼まれたからだよ」
舞園「え、モノミさんに?」
狛枝「うん、ボクが授業をサボってふらついいたら、丁度モノミに鉢合わせしちゃってね。授業をサボった罰として、私の代わりに受付をやってくれってモノミが言うものだから、仕方なくボクがやらされていているんだよね」
苗木(当然の結果じゃないか)
狛枝「まぁ、ゴミクズのボクなんかにクラスにいる必要ないと思われているからね。かえって邪魔な存在なのかな」
舞園「た、大変なんですね」
狛枝「君達は、この大会に出るのかな?」
舞園「なんですか、その言いぐさは」
狛枝「あれ?また嫌われるようなこと...しちゃった?ごめんごめん、変な質問だったかな」
苗木「一応ボク達は、出場する予定ですけど...」
狛枝「へぇ、超高校級の幸運がこの大会に出るんだね。何か波瀾が起きそうだ...」
舞園「先輩は出席しないのですか?」
狛枝「さぁ、どうだろうね。ボクの気分次第さ」
狛枝「まぁ、ボクと苗木君が闘うことになったらそれは素晴らしい戦いになるんだろうね」
狛枝「無駄話はこれくらいにして、さっそく君達をエントリーしてあげるよ」
苗木「あ、お願いします」
苗木(いつの間にか狛枝先輩のペースに持っていかれた!)
ピッ
ピッ
ナエギマコト エントリーガカクニンサレマシタ
マイゾノサヤカ エントリーガカクニンサレマシタ
狛枝「いいよ、これで君達は出場者、且つ能力者だ」
苗木「ありがとうございます」
舞園「ありがとうございます」
狛枝「こんなボクにお礼を言ってもらえるなんて、今日はついてるなぁ」
苗木(早く、この場から去ろう)
廊下
苗木「慣れない雰囲気だったなぁ」
舞園「そうですね。私もちょっと余裕がありませんでした。私は狛枝先輩ようなタイプは苦手ですので」
苗木「うん、あまりボクも好きなタイプではないかな」
舞園「あはは、一緒ですね」
舞園「...」
舞園「...苗木君」
苗木「どうしたの?舞園さん」
舞園「私達、超能力を使えるようになったのでしょうか?」
苗木「あ、」
苗木「全く聞いてなかった...ね」
舞園「誰かに聞いてみましょうか」
苗木「...仕方ない、また狛枝先輩に聞いてみようか」
舞園「そうですね...少し癪ですが...」
受付所
苗木「え?」
舞園「...いないですね」
苗木「まだ、締め切りの時間まであるはずだねどな...」
モノミ「あれ?みなさんどうかちまちたか?」
苗木「さっきまで、狛枝先輩がいたはずなんだけど知らない?」
モノミ「えぇ!狛枝君いないんでちゅか!?」
舞園「さっきまでは、受付にいたんですよ」
モノミ「さては、逃げたしまちたねぇ!!!狛枝君、あちしは許ちませんよ!」プンスカ
苗木「あの、モノミ?」
モノミ「なんでちゅか!!」ギラッ
苗木(うっ!)
苗木「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
モノミ「質問でちゅか?いいでちゅよ。何について知りたいのでちゅか?」
舞園「超能力の事についてなのですが」
モノミ「超能力でちゅか?」
苗木「超能力っていつになったら使えるのかなーって思ってさ」
モノミ「あー、そんなことでちたか」
苗木「そ、そんなことって...」
モノミ「今すぐ苗木君達を超能力者にちてあげまちゅよ」エガオー
二人「え?」
舞園「そんな簡単になってもいいんですか!?」
モノミ「構いまちぇんよ、だって主催者は霧切仁さんなんでちゅもの」
二人「ええ!?」
モノミ「あとは、お兄ちゃ....モノクマも」
苗木「主催者は仁さんだったのか...」
舞園「...でもそれなら安心ですね!」
モノミ「ほらほら、今すぐ超能力者にさせて差ち上げますからあちしの前に立ってくだちゃい」
苗木「...わかった」
苗木(わー、ドキドキするなぁ...これで晴れてボクも超能力者かぁ...どんな能力になるんだろう)
モノミ「あ、ちなみに超能力は自分が本当に使いたい能力を頭に浮かべると、本当にそれが能力になるんでちゅ...一回だけなので注意してくだちゃいね」
苗木(よし...それじゃあボクの能力は...)
5スレまでアンケとります
次は、苗木の能力が確立します
コンマ単位で決まります
00~19 植物を使う能力
20~39 言葉を弾丸(物理)にする能力
40~59 相手への悪口を言霊(物理)にして肉体と精神にダメージを与える能力
60~79 重力変化の能力
80~99 嘘を本当にする能力
今回も5レスとります
苗木君の能力は嘘を本当にする能力に決まりました。
...一体苗木君は何を考えていたんでしょうか。
モノミ「それでは、始めまちゅね」
苗木「う、うん」
モノミが縦横無尽に走り回る
モノミ「てるてるてーん♪」
モノミ「苗木君よ、超能力者になーれ♪」
びびびびびびびびび
モノミの杖から出た白い光は苗木包む
舞園「苗木君!!」
苗木「...ッ!」
苗木(あれ?痛くない)
シュウウウウ
モノミ「はい、終わりまちたよ。晴れて苗木君は超能力者になりまちた!」
舞園「...なんだかあまり変わった様子はありませんね」
苗木「う、うん。特に体にも影響はないみたいだし...」
モノミ「うふふ、でも苗木君は確実に超能力者になりまちたよ」
苗木「ホントかな...」
舞園「一度、使ってみたらどうですか?」
苗木「え?」
舞園「私、見てみたいです!!苗木君の力」
モノミ「そうでちゅね、折角の力なんでちゅから。やらなきゃ損でちゅよ」
苗木「わかった...ちょっとだけやってみるね」
苗木(モノミは別として舞園さんに頼まれるとさすがに断れないよな...)
苗木「いくよ」
ゴォォォォォォォ
舞園「苗木君の周りに風が...」
モノミ「集中しているんでちゅ」
苗木「はっ!!」バッ!
ズンッ!!!
舞園「...」
モノミ「...」
苗木「...」
三人「...」
苗木(え?)
モノミ「あのー、苗木君?つかぬことをお聞きしまちゅけど、ちゃんとどんな能力にするか頭にイメージしまちたか?」
苗木「う、うん...一応」
苗木(あれ?おかしいな)
モノミ「もしかしたら、まだ能力に使いなれてないので効果が薄いんでちゅかね?」
苗木「あはは、修行が必要ってことかな?」
モノミ「...そういうことでちゅね」
苗木(... わぁ、これからが大変だなぁ)
狛枝「...本当についてないんだね、超高校級の幸運の苗木クンは。ある意味幸運だよね」
苗木「こ、狛枝先輩?」
狛枝「ん?どうしたの?」
モノミ「あー!見つけまちたよーー!」
狛枝「あれ?見つかっちゃった?おかしいな。モノミに見つからないようにモノミが普段通らない所へ逃げたはずなんだけどなぁ」
舞園「でも、ここにいますよね?」
狛枝「そうなんだよ、何故ボクがこんなところにいるのかも分からないんだ。不思議なこともあるもんだよね」ネットリ
苗木(...え?)
モノミ「狛枝君はこれから補習を受けてもらいまちゅからね!!覚悟するんでちゅよ!!」
狛枝「...分かったよ」タッタッタッ
舞園「嵐のように去っていってしまいましたね...」
苗木「う、うん」
苗木(いや、ボクの能力は発動していた!!ボクがあのときに思っていたことはここに狛枝先輩が来るはずがないということ。それはボクの狙いだった。狛枝先輩はなんらかの理由でいないのは確実。つまり嘘をついていた...はずだった。でもそれがボクの考えを明らかに表裏を逆にするように当たっていた)
苗木(ボクの考えた能力は魔翌力不足じゃなかったんだ)
苗木(ボクの能力、それは『嘘を現実にする』という能力が完璧に発動されたんだ!!)
苗木(そして、この超能力は本物だ!!!)
舞園「苗木君?」
苗木「え?」
舞園「どうしたのですか?何か思い詰める様子でしたが...」
苗木「あ、ごめん。狛枝先輩も大変だなぁ...って思ってさ」
舞園「ホントに災難ですね。逃げたつもりが捕まってしまうなんて...」
苗木(もちろん、こんなことはいくら舞園さんでもら敵として自分の能力は教えられないな)
舞園「あーあ、私も超能力者になりたかったです!!!」
苗木「次こそ、なれるといいね」
舞園「はい!」
この大会に波瀾が起きる、狛枝先輩は
そう言っていたけどまさしくそうかもしれない...
波乱...いや、大波乱がボクたちを巻き込もうとするなんて
今のボクには知るよしもない
次の日
ボクが目を覚ますと、ドアの前にトーナメント表が挟まれていた。
苗木「もうトーナメント表が出来たのか...え!?みんなこの大会出場するの!?77期生と78期生が全員出てる...へー、不二咲さんも出るんだ。...ちょっと心配だなぁ」
苗木「もうみんなは超能力を使えるようになったのかな...」ボソッ
苗木「げっ、しかも初戦からボク!?」
苗木「えっと、それでボクの対戦相手は...?」
苗木「そ、左右田先輩...!!」
苗木「なんだか微妙な...でも相手は先輩だ!!きを引き締めていかないと!!」
苗木「対戦相手が分かったことだし、どこかに行こうかな」
苗木「このトーナメント表を見ると、大会が開催される時間が...明後日だね。まだ時間があることだし...」
何をしよう
安価下
苗木「今日は能力の使いこなす為の練習をしよう」
苗木「ボクの能力は『嘘を本当にする能力』。実感は沸かないけれど、使い方によってかなり協力になるはず...ちょっと鍛えてみようかな」
苗木「組み手をしてもらう...というのはダメだよな...みんな敵だし...」
苗木「こうなったら一人で修行するぞ!!」
苗木「まずは、水の入ったコップを用意してみた」
苗木「これを使って修行しよう」
苗木(これがボクの能力だったら、水を何かに変化させることが出来るのだろうか、とりあえず
やってみよう)
ボクは両手を水に入ったコップに手をかざした
苗木「...」
そして、またボクを風が竜巻のように包み込む
苗木「水は、オレンジジュースにならない」
モクモクモクモク
コップから煙が静かに出てきた
ボクは煙を払うとコップの中身が水からオレンジジュースに変わっていた
苗木「よし!成功したぞ!」
苗木「とりあえず、メモをしておこうかな」
ボクはまだ自分の能力についてしらないので今起こったことなどを記すことにした
苗木「水からオレンジジュースに変化することができる...と」
今のところ、ボクの知る能力の全ては
?ボクが言葉を放ったり、心の中で嘘をつくとそれは本当のことになる。例(人を呼び出す、物を変化させる
苗木「くらいかな」
苗木「もっと、大きな嘘ってつけるのかな。」
苗木「例えば...誰かに成り代わるとか...うーん、そんなことが出来るのかな?」
苗木「とりあえず、やってみるか」
苗木「ボクは舞園さやかにはなれない」
シュウウウウ
苗木「...」
苗木「...出来たのかな?ちょっと鏡で見てこよう」
そして、自分の部屋にある全体を写す鏡まで足を運んだ
鏡の中に写っていたのは紛れもなくそこは舞園さんの姿だった
苗木「あれ?舞園さん?」
少し目と鼻と耳を疑った。舞園さんの体、舞園さんの髪の毛と色。そして自分から舞園さんの匂いも感じ取れた。しまいには、声色でさえも舞園さんになったのだった。
苗木「ごくり、これが舞園さんの..」
思わず唾を飲み込んでしまった。
なぜならどこをどうみようが舞園さんにかわりなかったからだ...
苗木「...」
ボクはボクの...いや、一応舞園さんの体をペタペタと触り始めた。
ガチャリ
セレス「何をなさっているのですか?」
苗木「うっ...」
時間が止まった...
しまった!!セレスさんにみられたー!一体どうすれば...
ボクは青ざめてしまった
苗木「ど、どうしてセレスさんが」
セレス「少し、苗木君に用があったもので...それで苗木君は今どこに?」
セレスさんの目が光った。どんな意味で目を輝かせてたのかは分からないけれど
苗木「えっと、ボクはね...」
セレス「ボク?」
苗木「....あ」
あれ?どうやって舞園さんは話すんだっけ?
苗木「あ、あの!苗木君はですね、十神クンに
どこかへ連れていかれてしまって...それで私はたまたまここにいたのですよ♪」ニコニコ
こんな感じだったかな...?
セレス「たまたま...ですか?」
苗木「はい!」ニコニコ
セレス「舞園さん?顔がひきつってらっしゃいますが」
苗木「え!た、多分昨日の疲れが...あはは...」
笑顔ってこんなに疲れるとは思わなかった
セレス「それでは私は、おいとまさせていただきますわ。」
苗木「え、もう?」
セレス「えぇ、ここに苗木君がいないのであればここに居座る必要もありませんから」
苗木「そ、そうだよね。いなきゃ話になんかならないよね」
苗木「でも、苗木君に何の用事だったの?」
セレス「賭博...と申せばいいのでしょうか?」
苗木「賭博?」
セレス「今、学園内では誰が優勝したかを予想する賭けをやっていますの。ちなみに一番予想の中で期待される人物は日向先輩です。そういえばあなたは誰にも賭けていませんでしたね。もう一度賭けてみる気はありませんか?」
苗木「...いや、遠慮しておきます」
セレス「そうですか。では苗木君に会ったら今の話を伝えておいて下さいね」
苗木「はい!それではお互いトーナメント頑張りましょうね」
スタスタスタ
苗木(...)
苗木「...はぁ。疲れたなぁ」
思いきりため息を吐いた。
苗木「もう変身は解こうか、また人に会ったら大変だもんね」
シュウウウウ
苗木「人にも変身できる。体、声、匂いまでも全てその人になりきれる...と」
苗木「修行はこれぐらいにして...今度は何をしようかな」
安価下1
苗木「そういえば、次の対戦相手の左右田先輩。決闘する時間の間って何をやってるんだろう。少し偵察しにいこうかな」
苗木「って、先輩...どこにいるか分からないや。多分、寮にいると思うんだけどなぁ。とにかく行ってみよう!!」
寮
苗木「ここが、先輩の...か」
苗木「入ってみようかな」
安価下
コンマ50以上はいる
コンマ50以下はいない
苗木「よし、まずはノックしなきゃ!」
コンコン
左右田「おーう誰だー?」
苗木(いたよ!)
苗木君「どうしよう...普通にでてこようかな...それとも...」
苗木「よし、ここは男らしく言うぞ...」
苗木「えっと、苗木誠です。左右田先輩に用会ってきました」
左右田「ま、とりあえず上がれよ」
苗木「あ、はい」
苗木(とりあえず入れたぞ。よし、偵察開始だ)
左右田の部屋
左右田「まぁ、お前が俺に何の用かはわかっちゃいるけどな」
苗木「え!?」
苗木(ば、バレる!?)
左右田「俺がどんな修行をしているんだか気になって来たんだろ?」
苗木「...え?あぁ、そうなんですよね」
左右田「はは、だろ!!そうじゃないかと思ったぜ!!お前らは初めてだからなんにもわかんないもんな!」
苗木(...偵察だとバレてないか)
今回はここまで
なんだか苗木の能力がチート過ぎてるような気がする...
さすが主人公補正!!!
このSSまとめへのコメント
はよ
続きがめっちゃ見たい
続きウェルカム
ものすごく続きを期待。
はよー続きくれー♪───O(≧∇≦)O────♪
続き期待!
これは…
要はしたいことの逆のことを思い浮かべれば
なんでもできる。
どんな願いも叶うってのが苗木の能力だよね。
僕は優勝できない と思えば優勝できるし、
舞園さんと霧切さんと朝日奈さんと4Pなんてしない、なんて思えばそれができちゃうんだよね。
炎なんか出ない→出る
十神くんに落雷は当たらない→当たる
これ最強だろ。