菊田「聖杯戦争?」(8)

アイアンナイト×Fate/Zeroでだれか頼みます

菊田「えっと、あんたが俺のマスターだよな。名前は?」

龍之介 「え?え……えーっと、雨生龍之介ッス。職業フリーター、趣味は人殺し全般。子供とか若い女とか好きです」

菊田「おぉ、龍之介ね。よろしく。俺はキャスターとして現界した菊田だ。お互いに聖杯狙って頑張ろうぜ!!」

龍之介「え、あ、はい。……あの~、これ食事ッす。どうぞ」

子供「ンー!!ンー!!」

菊田「ん?おいおい、大丈夫か坊主。今ほどいてやる……大丈夫か。立てるか?」

龍之介「エッ?」

菊田「よしよし、泣くな坊主。そこのドアから外にでられる。早くいけ」

子供「は、はい!!」

龍之介「ちょ、あんた……」

菊田「――あ、坊主。その前にこれをやるよ」ニョロニョロ


子供「えっ……あ、あぎぃ、が、ああァァァァァァァァぉッ!?!」

菊田「……お、繋がってきた繋がってきた」

子供「ぁぁあ……」

菊田「よし、乗っ取り完了!!」

龍之介「……すッげえ!!あんたすっげえよ!!なにその目玉!!かっけ~~!!」

菊田「ん?格好いいか?はは、ありがと」

菊田「でもさマスター。あんた、俺と気が合う性分なら、もっと面白いものが見れるぜ」

龍之介「え、もっと面白いこと?なになに!!なにやる!!」

菊田「はは、何をやるかって?決まってんだろマスター」


菊田「楽しい楽しい……戦争だよ」


龍之介「せんそー?……戦争!?マジで!!」

菊田「そう、人をぶっ殺したり焼き払ったり刺し殺したり爆破したりする戦争だ。なぁマスター。この町で手軽に目立って尚且人が集まりそう場所ってあるか?教えてくれ」

ニュースキャスター「き、緊急速報です。現在冬木市で発生中の暴動ですが、その主犯グループから我がテレビ局にメッセージが送られてきました」

ニュースキャスター「それでは、一部映像をご覧ください」

菊田『……あれ、これもう写ってんの?……はは、初めまして。俺は国防軍所属の菊田って者だ。階級は陸曹ね。
因みにクラスはキャスターで現界した』

菊田『この映像を見てるってことは、今俺がこの町で起こしてるパーティーも当然把握してるよな?』

菊田『そこでお前らは疑問に思うだろう。なんで秘匿されるべき戦いを、一応は英霊っぽい俺が秘匿どころか隠しもせずに堂々と殺しをやってんのかを』


菊田『理由は簡単……俺は戦争がしたいんだ』


菊田『確か俺以外には6人、喚ばれてんだろ。俺なんかよりも強い強いサーヴァント、英霊様が……』

菊田『俺はな、派手に殺し合いがしたくてこの聖杯戦争に乗ったんだぜ?』

菊田『だが現実はどうだ?派手な爆発も、殺戮も、虐殺も、兵器も、血飛沫も、断末魔も……一欠片もありゃしない』

菊田『そこらの通りじゃ、平和ボケした一般人がちんたら歩いてやがる……こんなのは、俺が望む戦場じゃない』

菊田『だから、穴熊決め込んでる連中も、そうじゃない連中も、一緒にやろうぜ?……本当の戦争を!!』

菊田『あぁ、別にお前らが乗り気にならなくても一向に構わないぜ?代わりに罪もない市民達に遊んでもらうからな』

菊田『秘匿なんかせずに、隠しなんかせずに、どんどん殺すぜ?殺して殺して殺しまくる。止めたきゃ来いよ!!俺は逃げも隠れもしないぜ』

菊田『はは、ははははははははははは!!!!』

璃正「あの英霊は一体……何を考えているんだ」

言峰「今現在、センタービルとその周辺で重火器を装備した怪物が、一般市民を無差別に殺害しています。
早急に手を打たなければ、聖杯戦争そのものが明るみに出てしまう危険性が……」

璃正「わかっている…。これは由々しき事態だ。早急に手を打たねばならぬ。


璃正「全マスターにキャスター討伐命令を下す」


セイバー「行かせてください!!切嗣!!」

切嗣「アイリ、さすがにこれは放ってはおけない。騒ぎの規模が大きすぎる」

アイリ「ここままでは聖杯戦争そのものが危うくなってしまうわ」

切嗣「僕は奴のマスターを探す」

セイバー「私は!!直接センタービルへ向かいます!」

アイリ「何だか……嫌な予感がするわ……切嗣」

切嗣「任せておいてアイリ。必ずキャスターを倒すよ」

ゴブリンA「ギョルル……」ズダダダ

男「ぐああああああッ!!!」

女「きゃあああ、あなたァァァ!!」

ゴブリンB「ヒャハハハハ」ズダダダ

子供「ママ、お願い、起きて、起きてよぉ……」ユサユサ

母(死体)「……」

ゴブリンC「ギギギギ」グチャグチャ

男「……たす……け…て……痛…やめ……」

ゴブリンD「キイイイイ」ズダダダ


菊田「はははははッ!!!やっぱこれこそが戦争だよな!!いやこうじゃなくちゃ意味がない!!死体の山、血の海に鉛弾!!もう最高だぜ!!」

龍之介「……」

菊田「……ん、どうしたマスター。具合でも悪いのか?」

龍之介「あんた、マジで……マジですげえよ……最ッ高にCOOLだ!!俺一生ついてくよ旦那ァ!!」


菊田「おぉ、気に入ってもらえたか。それは良かった。だがまだまだお楽しみはこれからだぜマスター」

龍之介「マジで!?まだこれより面白いことあるのか旦那!!」

菊田「あぁ、楽しい楽しい戦争にあるべき物は3つ、豊富な武器と兵士に、ぶっ殺す人間、それと――」

セイバー「ハァッ!!」

ゴブリンA「ギイッ!?」ズバッ

ランサー「ハッ!!」

ゴブリンC「ギガッ!?」ズド

菊田「――手強い敵役だ」ニィ

セイバー「なんという事だ……なんの関係もない者をこんな……」

ゴブリンM「ギイイイイッ!!」ズダダダ

ランサー「セイバー!!気持ちはわかるが今は集中しろ!!」ズババ

ゴブリンM「ギョアァッ!?」ズド

セイバー「わかっている!!」

ゴブリンG「ギァッ!!」ズババ


菊田「よぉ、よく来たなお前ら。早速派手にやってるようで嬉しいよ俺は」


セイバー「貴様!下郎め!」

菊田「おぉ怖!!、血の気が多いのは結構だが、このガキが死んでもいいのか?」

子供「……」

セイバー「そ、そんな…」

ランサー「貴様……」

菊田「まぁまぁ、一旦落ち着け。殺し合う前に少し紳士的に話をしよう」

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