風間「可愛い人か…ゲロ子先輩かな」神泉「!?」 (155)

~校舎裏~

神泉「ん?あれは風間堅次…」


横縞「最近、堅ちゃんモテモテだよな」

長山「ああ、確かに」

中「ついに堅次にモテ期か…」

風間「そうか?んな事はないぞ。告られたわけでもないし」

横島・長山「はぁ、わかってないな~」

風間「はぁ?何がだよ」


神泉(ふ~ん、あいつモテるのね。でもまあ良く見ると顔は割と良い方だし……)


横島「それはそうと、好きな人とかいないの?」

風間「好きな人だ?」


神泉「ちょっと興味深いかも」wktk

神泉「盗み聞きしちゃえ」コソソッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395623595

風間「別にいねーよ」

横島「またまた堅ちゃんったら」

風間「いや本当にいねーから」

長山「あれだけ周りに女子がいるのにか?」

風間「確かに最近、やたら女子の知り合いが増えたけど、恋に発展するような事はねぇよ」

横島「勿体ねーな、あれだけレベル高い女子が揃ってるのに」

長山「ああ、確かに勿体無い」

風間「まあレベル高いのは同意かもな。色んな意味で」

横島「なら一番最近に出会った人で、可愛いと思った人はいないの?」

風間「一番最近で出会った人で?」

風間「……」

風間「可愛い人…ゲロ子先輩かな」


神泉「!?」

横島・長山「ああ、あのゲロ吐き先輩か」

風間「って知ってんのか!?あ、でも一応、元生徒会なんだよな」

中「ゲロ子先輩か…うむ確かにキレイな人ではあるが、あの人は色々と残念だ」

風間「た、確かに…」


神泉「……」ドキドキ←聞いてない


横島「他には?」

風間「後は…多摩先輩かな。人外だけど」

多摩「あ、堅次くん。いたいたぁ」

風間「って、噂をすれば!!」

多摩「ねぇねぇ今度の土曜日、一緒に喫茶店行かない~?」

風間「喫茶店?ああ丁度、今度の土曜日にゲーム制作部の連中と行く予定だったけど…多摩先輩も来るか?」

多摩「え~?二人っきりが良かったのにぃ」ボソッ

風間「え?」

多摩「まあ良いや。何でもない。私も一緒に混ぜて。あと、タマちゃんで良いからねぇ~」

風間「うす」

横島・長山「……朴念仁(ぼくねんじん)」ボソッ

中「罪深い男だな。堅次よ」

風間「はぁ?んだよお前ら」

神泉「え、また私のバイト先に来るの?」
※ディーふらぐ6巻参照

神泉「……」ドキドキ

神泉「風間が…来る…」ドキドキ

神泉「って!何をこんなにドキドキしてるのよ私!」

神泉「でも私の事、可愛いって言ってくれた…」

神泉「……」

神泉「///」カァァ

神泉「って、ああもう!!なんで、ニヤついてんの私!!」ジタバタ

神泉「うぅ」

神泉「ドキドキしたら…こ、ここ、こ込み上げて……うわぁうぅぅぅ」ビチャチャッ

神泉「オロロロ…」ビチャチャチャ

~土曜日・喫茶店~

ゲーム制作部一同「こんちわー」ガチャッ

高尾「こ、こんにちは」

多摩「やっほ~ゲロ子ぉ」

神泉「あ、い、いらっしゃいませ!」ビクッ

多摩「んん?どうしたのゲロ子ぉ、な~んか、顔が強張ってるけどぉ」

神泉「え、べ、べべべ別に?」ドキドキ

多摩「ふ~ん…ま、いいや。さっそく注文をするわね」

神泉「……」チラッ

芦花「風間さん、私にあ~んして下さい。しなきゃ袋詰めにしちゃうんだからね///」

風間「んな事できるか~!!!」

高尾「あ、あ~ん…風間からあ~ん…」

高尾(……///)カァァ

風間「大丈夫かお前?顔赤いぞ」ピトッ

高尾「きゃあ!?いきなりおでこ当てないでよ!!セクハラで訴えるわよ!!」

風間「な、なんだよ!?おれはお前のためを想ってやったのによ!」

高尾「え…私の…私のためを想って…」

高尾「そ、そっか…そうなんだ…エヘヘヘ///」

風間「……?ったく、何なんだお前は?」

桜「ほら風間先輩!妹からサービスだよ!あ~ん」ススッ

風間「食えるか!!恥ずかしいわ!!」


神泉(そっか…あいつ、やっぱモテるのか…はぁぁ…)

多摩「……ゲロ子?」

神泉(はぁぁ……って何で溜め息吐いてんだろ私…ぅ…ぅぅ)

神泉「うぅぅ!!しまっt…!!」ガクンッ

全員「!?」

千歳「やっば、またゲロ子が」

多摩「ちょっとぉ~早くトイレ行ってきなさいよ~」

神泉「うっさい!分かっt……うぅぅ!!!」

神泉(や、やばい!!間に合わない~~!!!)

神泉(か、風間も見てるところで……って!何でこんな時まで風間の事考えてんのよ!!)

風間「大丈夫かゲロ子先輩」ススッ

神泉「!!?///」ドッキュン

風間「ほら…店の隅に置いてあったゴミ箱持ってきたから」

神泉「ぅ…うぅぅ…!!あおぉぉ…オロロロ!!」ビチャチャチャ

多摩「うわぁ…今日はまた一段と凄いかもぉ~」

神泉「ぜぇぜぇぜぇ……」orz

神泉「あ、ありがt」チラッ

神泉「っ!?///」ドッキュン

風間「……?」

神泉(ち、ちょ、ちょちょ、ちょ…ち、近…///)

神泉(か、風間がこ、ここここ、こんなに近くにいる~!!///)ドックンドックン

神泉(ヤ、ヤバイ…緊張してまた…吐き気が…)ガクガク

神泉「お、おあ…ぁぁ…ぅぅ…」

多摩「ちょっと~?少しは堪えなさいよぉ~」

神泉「も、もう耐えらな…」

サスサス

神泉「っ!?」ビクン

風間「ほら背中、擦ってやるから。落ち着けよ…な?」

神泉(……)ドキドキ

神泉(あれ?ドキドキしてるのに、なぜか落ち着いてきた)

風間「立てるか先輩?」

神泉「えっと、大丈夫」フラフラ

風間「フラフラじゃねぇか…ったく、しゃあねぇな」ガシッ

神泉「!?」

神泉(え、これって///)バックンバックン

高尾「お、お姫様抱っこ…」ポ~

芦花「あああ風間さん!!それは私だけの特等席ですよ!!」

風間「んなバカこと言ってる場合じゃないだろう」

風間「店長!オレ客だけど悪いが、ゲロ子先輩を休憩室まで運んでいっても良いか?」

店長「すいません。大丈夫ですよ奥まで入っていって下さい」

神泉(あぅぅ……///)ドキドキ

~夜・バイト終了後~

店長「お疲れさん」

神泉「お疲れ様です」

神泉「……」

神泉「か、風間に、ピンチだった私の背中を擦ってもらった」

神泉「それにお姫様だっこしてもらっちゃった…」

神泉「///」カァァァ

神泉「え、えへへ…///」ニヨニヨ

神泉「って!何をニヤニヤしてんのよ私は!!」

神泉「全く……」

神泉「……」

神泉「……」ポーッ

神泉「……///」ニヨニヨ

風間「あれ、ゲロ子先輩?」

神泉「って、うわああ風間!!?」

風間「何だよ大げさだな!?」

神泉「何してんの?」

風間「夕飯の買い物だよ。丁度、さっきアイツらと別れたばっかりだけど」

神泉「ふ、ふ~んそうなんだ」

風間「んじゃ」

神泉「あ、まって!」

風間「?」

神泉「その…さっきのお詫びって事で…夕飯の買い物手伝っても良い?」

風間「……まあ別に構わないっすけど」

~買い物終了後~

風間「すまねぇな、家まで荷物持ってもらっちゃって」

神泉「別に良いわよ。これはお詫びなんだし。それにアンタの荷物の方が重そうじゃない」

風間「んじゃ、俺ん家ここなんで」

神泉「へぇ~ココが風間の家なんだ」

神泉「……」

神泉「ね、ねぇ!」

風間「?」

神泉「あ、あのさ、来週…日曜日とか開いてる?///」モジモジ

風間「来週?まあ開いてるけど」

神泉「……」ググッ

神泉「それなら一緒にドコか行かない?///」バックンバックン

風間「出かける?別に良いけど」

神泉「本当!?///」パァァァ

風間「ああ。それで、どこに行くんだ?」

神泉「えっと…それは明日になってからのお楽しみって事でも良いかな?」

風間「……?まあ良いっすけど」

神泉「あ、ありがとう。それじゃ!///」ダダッ

神泉「ぜぇぜぇぜぇ……何で走って帰宅してるの私……」

神泉「うぅ!!?おえっ…オエェェェ!!」ビチャチャチャ

神泉「あ~……緊張した……」

神泉「はぁぁ。何か勢いで約束しちゃった…」

神泉「私、やっぱりアイツの事……」

神泉「……///」ドキドキ

神泉「と、とりあえず、予定を考えないと」

神泉「まずは」

pppp

神泉「あ、店長?神泉ですが、来週の日曜に大事な予定が出来たので、休んでも良いですか」

神泉「はい……すいません。失礼します」

神泉「さてどうしよう」

※ アンケート
デート行き先はドコが良い?

① 遊園地
② 映画(3Dホラー物)
③ 山
④ 海
⑤ ロックフェスのライブ参戦

回答は1人に付き、複数(2つまで)回答ありです
場合によっては、多いほうを2つ採用するかも

休憩します
アンケートの締め切りは今夜9時ごろ

結果がバラバラに別れたら、後で絞って安価とります

>>16
修正
×神泉「えっと…それは明日になってからのお楽しみって事でも良いかな?」
○神泉「えっと…それは来週のお楽しみって事でも良いかな?」

1話1ゲロのイメージだけど、前生徒会編を時系列的に考えると1日に2~3回くらいは、吐いてる気が
あと7巻の離島編では一日にry

~翌週日曜~

神泉「……」ウズウズ

神泉「昨日楽しみで全然眠れなかった…」ドキドキ

神泉「服はTシャツにスカートだけど…良いわよね?この格好気に入ってるし」

神泉「ていうか、予定よりも2時間も早く来ちゃったわ…」ウズウズ

風間「うっす、ゲロ子先輩」

神泉「わわ!?か、かか風間!?///」ドクンッ

風間「何をそんなに驚いてるんだ?」

神泉「べ、べべべ、別に驚いてないわよ///」

神泉「……ってそれより何よ、そのでかいスポーツバッグは?」

風間「……」

神泉「何その反応!?ナカに何が入ってるのよ!」

風間「そ、それより今日はドコに行くんだ?」

神泉「ああ今日ね。コレ見て!じゃじゃーん!」ピラッ

風間「2枚のチケット?」

神泉「そ、もう一枚は私からのオゴリ!今日は遊園地行くわよ!///」

風間「……」

神泉「だから何その反応!?」

風間「……ま、応急措置の準備だけはしてきたし」ゴクリンコ

神泉「お、応急処置!?つーかそのスポーツバッグ、本当に何入ってるの!?」

風間「てか先輩、アンタすげぇよ。チャレンジャーだよ」

神泉「何が!?」

~遊園地~

神泉「……」テクテク

風間「……」テクテク

神泉(デ、デートなんて始めてだし、めっちゃ緊張するわ~!///)ドキドキ

神泉「……」チラッ

風間「ん、どうした先輩」キリッ

神泉「ひゃっ!?な、何でもない///」

神泉(今日の風間は、普段より凛々しい。一段とカッコイイかも///)ドキドキ

風間「……」ピリピリ、チラ

神泉(うぅ…緊張したら吐き気が…)クラッ

風間「大丈夫か先輩!こっちはもう準備万端だ!!」ササッ

神泉「は、早!!てか何そのエチケット袋!?しかも準備万端ってなに!?」ビクッ

風間「それで吐くのか!?吐かないのか!?」ハラハラ

神泉「だ、だ、大丈夫よ…耐えられる」ググッ

風間「ホッ…そうか。まあ一応背中だけでも擦っておくぜ」サスサス

神泉「っ!!!」ビクン

神泉(あ、か、風間が私の背中擦ってくれてる…///)ドキドキ

神泉(手の体温が///)キュンキュン

風間「大丈夫か先輩!なんか顔赤いぞ!?風邪か!?」ハラハラ

神泉「お、大げさね…違うわよ」

神泉(でもそれだけ私の事想ってくれてる証拠よね///嬉しい///)

風間(焦ったぜ…ただでさえ吐きやすいなのに、カゼなんて引かれた日にはどうなるんだ)ハラハラ

神泉(……///)ドキドキ

風間「……」ハラハラ

風間「とりあえず、最初は軽い物から…な?」

神泉「うん///」

風間「ん?」チラッ

神泉「どうしたの?」


風間「……」

風間「いや何でもない」

風間(…気のせいか?)

~メリーゴーランド~

係員「音楽が流れたら動きます」

神泉「メリーゴーランドか、懐かしいな」

風間「確かに」

神泉(出来れば風間と二人乗り用が良かったけど、他のカップルに占領されちゃったわ)

カップル達「///」イチャイチャ

神泉(でも隣同士だし、まあいっか)

係員「間も無く動きます。動いてる最中は乗り物から降りないで下さい」

~♪~♪

ゴウン、ゴウン

風間(流石にメリーゴーランドなら、先輩でも大丈夫だろ)チラッ

神泉「」グッタリ

風間「大丈夫じゃなかったーー!!」

神泉「ぅ…あうぅぅ…おぉぉ…」ガクガク

風間「ああもう!!ちょっと待ってろ!!」

風間「えーと確か…合った!」ガサゴソ

風間「くっ…微妙に口元まで届かない…!!」

風間「こうなったら降りるしか無い!!」バッ

客・係員「!?」

係員「っ!?危ないので降りないで!!」

風間「隣の奴の方が危ないんだよ!!」

神泉「か……かざ…ま……」ガクガク

風間「ほら!!エチケット袋開けたぞ」ダダッ

神泉「そ…そんなデカイバッグ持ちながら…袋開けて……」ガクガク

風間「あんたヤバイからだろうが!!」

神泉「待って…せ、背中擦って…」

風間「こ、こうか!?」サスサス

神泉「あ…ちょっと落ち着いてきた…///」

風間「頑張れ!もうちょっと…もうちょっと持ち堪えてくれ!!」サスサス

モブ親子(父)「これが愛ゆえに成せる技。懐かしい、俺も昔、母さんと…」

モブ親子(子)「そうなんだ。愛ってスゲー」

風間「ウッセェーーよ!!」

~カップコーヒー~

神泉「さっきはありがとう…」ゼェゼェ

風間「ああ、本当にヒヤヒヤしたぜ。良く持ちこたえたな」

風間「……で、大丈夫なのかこのアトラクションは?」

神泉「大丈夫よ!その…遠心力はあるけど…動き緩やかだし…」

風間「遠心力って…」

ゴウン…ゴウン…

風間「お、動き出した…」

風間「しっかしなんだ、こういう緩やかな物は親子連れが多いな」チラッ

風間「道理で懐かしい訳だよな先輩……先輩?」クルッ

神泉「ぅぅ…ぐうぅぅ…」ガクガク

風間「またかよ!ってか早!!」

グルングルングルン!!

風間「つーかここのカップコーヒー回転早くね!?」

神泉「うっ…ぅぅ…お、おぉぉぉ…」

神泉「だ、だずげで~」ダキッ

ギュゥゥゥ

風間「ちょっ抱きつくな!!吐くなよ?絶対吐くなよ!?俺のシャツが汚れるからな!!いまバッグ開けて袋をだすから」

神泉「あ、まって…また背中擦って…」

風間「え、また??」

風間(そういや何故か背中擦れば治まるんだよな)サスサス

神泉「う、うん…ありがとう。少し落ち着いてきた///」

風間「お、おう…」

神泉「///」

風間(つーかこの体制、恥ずかしいんだよな。抱きつかれながら、背中擦るとか…///)サスサス

サスサス…ゴツッ

風間(っ!?やっべ…いまの固い感触、まさか下着!?)ピタッ

神泉「ちょっと…止めないでよ…」

風間「お、おう」サスサス

神泉「///」キュンキュン

風間「……///」

~終了後~

神泉「……ありがとう、なんとか乗り切れた///」

風間「おう」

モブ親子(父)「またしても見せられたな…愛の力。懐かしい、俺も昔、母さんと…」

モブ親子(子)「愛ってスゲー」

風間「だからウッセーーよ!!つーかさっきも聞いたし!!!」

風間「なあ、もう帰らないか?やっぱり無理があったんだよ。ゲロ子先輩が遊園地なんて」

風間(変な親子にカップルと間違われてるし…あいつらウザイし…)

神泉「ま、まちなさいよ!せっかくココまで来たんだから」

神泉「せめてアレだけでも乗るわよ!」

風間「っ!?」

神泉「ちょうどガラガラだしいいじゃない」

風間「おい待て!あれは無茶だ!!」

係員「はい、2名様ですね」

風間「待てっつーの!!!」

~垂直落下マシン~

風間(どうしてこうなった)

神泉「大丈夫、大丈夫。どうせ一瞬で終わるし」

風間「全然大丈夫じゃねーだろ!!」

風間「しかも係員にバッグまで取り上げられた…」

神泉「当たり前じゃない!バッグがどっか飛んじゃうでしょう」

ガタ…ゴゴゴゴゴ…

風間「っ!!ついに動き出したか…」

ゴゴゴゴゴ……!!!

風間「このマシン速いな…もう少しで頂上じゃねぇか」チラッ

神泉「う…あぅぅぅ…」ガクガク

風間「そして案の定これだよ!!ホンット期待を裏切らないなアンタ!!」

風間(この状態じゃ背中も擦ってやれない…)

風間「だが俺には秘密兵器がある」ゴソソッ

神泉「……?」ガクガク

風間「実はこんな事もあろうかと、ポケットにエチケット袋を用意していた!」

神泉「よ、用意周到ね…アンタ…」ガクガク

風間「ほら、コレをしっかり掴んで、口元に用意してくれ」スッ

神泉「うん…ありがとう…」ガシッ

神泉「ぅぅ…おえぇ…オロロロロロ…」ビチャチャチャ

風間「ふぅぅ…一件落着だな」

神泉「それにしても滞空時間長くない?」

風間「たしか。上まで引っ張り上げるまでは早かったのに」

風間「とりあえず、その袋は俺が預かってるよ」

神泉「え、でも」

風間「流石にいつまでも、女に汚物を持たせる訳にはいかないからな」

神泉「風間…///」キュンキュン

風間「ほら」

神泉「う、うん///」ススッ

ゴウン!!!

神泉・風間「!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

神泉・風間「ぎゃああああああああ!!!!!」


~~~


係員「お疲れ様です」

神泉・風間「」チーン

風間「タイミング良すぎだろ…」

神泉「た、確かに…」

風間「あれ、エチケット袋は?」

神泉「え…あ、あれ??」

ベチャ

モブ親子「ぎゃあああああああ!!!」

神泉・風間「!?」

モブ親子(子)「く、臭い!!何コレ!?ネチョネチョする…」ベッチョリ

モブ親子(父)「こ、これはゲロじゃないか…一体誰が…」チラッ

神泉・風間「」

モブ親子「……」

風間(あれ、俺達しかいなくね?)

神泉「あ……あぁ…あのその…」

モブ親子「」ジー

風間「待ってくれ。そのゲロは俺だ」

神泉「え」キョトン

風間「だから…そのなんだ。責めるなら俺を責めてくれ」

神泉「ちょっと待っt」

風間「アンタは何も言うな」

風間「これは俺の責任だ…そういう事にしとけ、頼むから」

モブ親子(父)「……」

モブ親子(父)「……ふむ、わかった。気をつけろよ」

風間「ああ、すまねぇ」

神泉「か、風間…///」キュンキュン

風間「あと、バッグを係員に預けてる」

風間「その中に衣類とタオルが入ってる。アンタらにやるよ」

神泉「衣類まで持ってきたの!?」

~観覧車~

神泉「ご、ごめん…」

風間「いいよ別に。それにこの遊園地のチケットだってゲロ子先輩がオゴッてくれたんだ」

風間「これで借りはチャラって事で」

神泉「う、うん」

風間「しかし流石に観覧車は大丈夫か」

神泉「うん。ここの観覧車そんなに高度ある訳じゃないし…それにこれ位の遠心力なら」

風間「これ位って…それじゃもっと高いとヤバイのか。それに遠心力って…」

神泉「あ、あのさ」

風間「?」

神泉「隣に座っても…いい?」

風間「ああ」

神泉「ありがとう」スッ

ポンッ

風間「!?」

神泉「ごめん。ちょっと疲れちゃって…アンタの肩に頭を乗っけても良い?」

風間「お、おう」

神泉「///」キュンキュン

風間「……///」

神泉(エヘヘ…///)

チクチク

神泉(でもちょっとチクチクする…)

風間「あ」

神泉「どうしたの?」

風間「海が見える」

神泉「そういえば、ここから近いわね海」

風間「……!そうだ、午後からは海に行かないか?」

風間(少なくとも遊園地よりマシなはずだ)

神泉「……」ジー

風間「あ、いや、別に下心があるとかそういう訳じゃ」

神泉「いいわよ」

風間「本当か!」

神泉「うん…それにアンタに見られても私…///」ボソッ

風間「なんか言ったか?」

神泉「ううん、なんでもない///」

~~

係員「ありがとうございました」

風間「ふぅぅ…観覧車は特に問題なくクリアできたな」

神泉「それじゃ次は遊園地を出て、水着を買いにいかないと」

風間「あ、おれは水着持って来てるんで」

神泉「だからどんだけ用意周到なのよ!?」

風間(とにかく入るだけ衣類と、下着を詰め込んだからな…)

風間(念のため、水着も持ってきておいて良かった)

風間「」ビクッ

風間「んん!?」クルッ

神泉「な、何!?どうしたの!?」

風間「……いや、何でもない」

風間(さっきも感じた視線…でも気のせいだよな?)

風間「ほら、行こうぜ」

神泉「う、うん」



「……」

休憩します
書き溜め出来次第投下します

~海~

神泉「おまたせ~!」

風間「お、来たな」

神泉「ど、どう?この水着」

風間「まあ似合ってるじゃね?」

神泉「そ、そうかしら?えへへ///」

ザクザクザク!!

風間「ん、なんの音だ…」

千歳「砂…砂…砂ぁぁぁぁ…!」アヘアヘ

風間・神泉「」

千歳「ハァハァ…砂が砂が砂が」ザバザバ

風間「……見なかったことにしておこう」

神泉「そ、そうね……」

ガヤガヤ、ワイワイ

神泉「何かあっちで人が集まってるわね」

風間「ステージまであるぜ。イベントか?」

長沼「あ、風間君に神泉じゃないか」

風間「長沼先輩!?」

神泉「え、なにやってんのアンタ!?」

長沼「おれは今日、あのステージでダンスを披露する予定なんだ」

風間(長沼先輩がダンスか…意外だな)

長沼「だがメンバーの、声優さん声の柴崎さんと水上さんがドタキャンしてしまい、ソロでやるハメになった」

風間「アイツらがメンバーかよ!!つーかいつの間にそんなグループ作ってたのか!?」

長沼「そこで相談なんだが」

風間・神泉「?」

長沼「臨時メンバーとして、君達が変わってくれないか?」

風間・神泉「!?」

長沼「頼む!!!この通り!!!」orz

風間「土下座したーーー!!?」

神泉「じょ、冗談じゃないわよ!!私はこいつとデーt……あ、遊びに来てるのよ!!」

長沼「わかってる…だが!!ソロだけじゃ盛り上がりにかけるんだ!!頼む!!」

風間「……」

神泉「風間!こいつはほっておいて、行くわよ!」

風間「……昨日の敵は今日の友ってな」

風間「しゃあねぇな、協力するぜ」

長沼「本当かい!?」バッ

神泉「ちょ、待って!デーt…じゃなくて、私達の遊びを邪魔しないでよ!!」

風間「いいじゃん別に。互いに戦いあったよしみとして、ゲロ子先輩は元生徒会のよしみとして、協力してやろうぜ」

神泉「……!ま、まあアンタがそう言うなら」

長沼「恩に着る…」グスッ

風間「んで今日がその大会なわけだけど、臨時メンバーを誘うってことは、そんなに難しくは無いんだろ?」

長沼「ああ!風間君なら期待できる」

長沼「神泉も………うん。た、多分、大丈夫?」

神泉「おい」

長沼「冗談だ。それじゃまずラジカセで曲を聴いてくれ」ポチッ

風間(あれ?そういえば長沼先輩って…)

『罰ゲーム!罰ゲーム!楽しいから何度もミスしよう~』
※エンディング曲

神泉「ねぇ…これ、もしかしてアニソン?」

長沼「そうだ!!俺たちは今日オタ芸を行う!!!」

風間「やっぱりソッチ系の奴かーーー!!!」

~練習~

長沼「違う!!もっと腕を上下に切れよく!!すばやく動かす!!」シュババッ

風間「こ、こうか!」←今更断れず、結局真剣にやってる

神泉「ぜぇぜぇ…地味に疲れる…」シュバババッ

神泉「うぅ…おぅぅ…」ガクガク

風間・長沼(あ、ヤバイ)

風間「大丈夫か!?今背中を…」ススッ

風間(ってダメだ!地肌に触っちまう…)

神泉「お願い…背中擦って…」

風間「いやでも…」

神泉「お願い!」ガシッ

ピトッ

風間「おい!?」

神泉「は、早く…」

風間「お、おう」サスサス

神泉「ありがとう…///」

風間「……///」ドキドキ

~1時間後~

長沼「よし本番だ!気合入れていくぞ!!」

長沼「1時間の特訓ご苦労だ。曲は3分半だ、なんとか持ち堪えてくれ!」

神泉「」グッタリ

風間(どうみても持ち堪えられそうにないな)

神泉「……ねぇ、風間」

風間「うん?」

神泉「本番中、ずっと背中擦ってて」

風間「!?」

神泉「お願い…」

~本番~

司会者「それでは次のグループは、チーム『二次元サイコ』」

客「オオオー!!」

風間「もっとまともな名前付けろよ!!」

長沼「ツッコミ入れてる場合じゃない!もう始まるぞ!」

客A「お、可愛い子いるじゃん」

客B「本当だ。ガンバ~」

神泉「うぅ…ぐぅぅ…」

風間(気分が悪いせいか、多分聴こえてないな)

~♪~♪

長沼「罰ゲーム!罰ゲーム!楽しいから何度もミスしよう~」シュババッ

神泉「ぜぇぜぇ…」

風間「が、頑張って耐えてくれゲロ子先輩~!」サスサス

神泉「う、うん///」シュババッ

客A「おい、あのツンツン頭なにやってんだ?」

客B「確かに。変態か?」

風間「ウッセェ!!違うわ!!!」シュババッ

風間(しかし…踊りながら背中擦るのは…マジしんどい)

風間(なにより俺は今、女の地肌を触ってるわけだ)サスサス

神泉「///」シュババッ

風間(一瞬でも気を緩めたら…その…下が…大変なことに)ググッ

~♪~♪

長沼「待ってたんだよ!勝負しましょ~て~き~と~お~にぃ~」シュババッ

風間「よ、よし、なんとか乗り切った…」サスサス

神泉「あ、あり…がとう…」

プチンッ

風間「え?」

神泉「へ」パサリ

長沼「な」

風間(ゲロ子先輩の…ビキニが外れて…)

神泉「」上スッポンポン

男客全員「<●><●>」ガンミ

長沼「<●><●>」ガンミ

風間「」

神泉「い、い…」プルプル

神泉「いやあああ!!!!」バシン!

風間「ぐあぁぁ!!?」ドサッ

神泉「うぅ…あぅぅ…オロロロ…」ビチャチャチャ

長沼「うわあああぁぁ!!ゲロをコッチにぶっかるな!!!」

客全員「」

風間(良かった…何とかゲロをかけられずにすんだ…)

休憩
次で海編後半で、多分終わりまで書くと思う

~~

風間「イタたたた…」ヒリヒリ

神泉「ご、ごめん…」

風間「いや俺こそ…すまん。もっと加減してれば水着外れなかったし」

神泉(は、はずかしかった…ステージで吐くなんて…あ、前にもあったわね)

長沼「ありがとう二人とも。まあ最後は悲惨だったけど感謝している」

風間「ああ、まあ次は正規メンバーで出来ると良いな」

神泉「ったく、もう邪魔しないでよね」

長沼「ああ、わかってる」ポンッ

長沼「……あと、上手くやれよ」ボソッ

神泉「う、うるさいわね」

風間「……?」

風間「んじゃ次はビーチバレー始めるぞ」

神泉「や、やっとまともな遊びが出来るわね…」ポンッ

風間「それ」ポンッ

神泉「よっと!」ポンッ

神泉(えへへ、初デートでビーチバレーか…)

神泉(こういうの憧れてたんだよね///)ポンッ

風間「よっと」ボンッ

~~

風間「そら」

ポォォン

神泉「む、高くて届かない」ピョンッ

風間「あ、悪い強くやりすぎた」

ビュオォォ~

神泉「強風に乗って、そのまま海まで飛んで行っちゃった」

風間「なんだ?さっきまで風なんてなかったのに」

風間「いま取って来る」

神泉「あ、いいわよ。私が取りに行くから」

風間「だ、大丈夫か…?」ジー

神泉「私だって泳げるわよ!あんまり舐めないでよね!」

ザッパァァン

神泉(しっかし遠くまで飛んだわね)バシャバシャ

神泉(…って、海に来てちゃんと泳ぐのコレが初めてじゃない?)

ガシッ

神泉「よし、後は陸に戻って…」

神泉「ん?」チラッ

フワフワ フワフワ

神泉「なんか真下に白い何かがある…何だろう。水着?」

神泉「よし…お~い風間!」ポイッ

風間「よっと」パシッ

神泉「ナイスキャッチ~。ちょっとまってて、少し泳ぎたいから」ザブンッ

風間「ああ」

~海中~

神泉(結構深いわね)スイスイ

神泉(あ、見えてきた)スイスイ

フワフワ フワフワ

神泉(なんだろうコレ、透明なビキニ?)

神泉(こんな水着、着ても見えちゃって意味ないじゃない)ススッ

バチチチチ!!

神泉「!?」ビクンッ

神泉(えっこれ…まさか…)

神泉「ゴ、ゴボボボ…!!」

神泉(ヤッバ!!テンパッて足つった…そして吐き毛も…)ピーン

神泉「うぅぅ…あぅぅ…」ピクピク

~~~

風間「ゲロ子先輩遅いな」

プカァァ

風間「ん?遠くで何かが浮いてきた」

風間「って、ゲロ子先輩か。何やってんだ?」

ゲロ子「」プカプカ

風間「……」

ゲロ子「」プカプカ

風間「あれ?なんか嫌な予感が…」

風間「……もうずっと海に顔を入れてるよな?」

ゲロ子「」

風間「嘘だろおい!!」ザッパーン

風間「ゼェゼェ…」バシャバシャ

風間「大丈夫か先輩!」ガシッ

ゲロ子「」

フワフワ フワフワ

風間「っ!?ク、クラゲの群れが!!」

風間「ヤバイ!早く逃げないと」

ワイワイ、ガヤガヤ

客A「お、なんだなんだ?人が集まってる」

客B「さっきのツンツン頭と残念美少女ちゃんじゃないか。何やってんだ」

客C「なんかあの子が溺れたみたいだぞ」

風間「すいません!ライフセーバー呼んで下さい」

風間「溺れた上に、クラゲにやられました」

客D「お、おう!」

ゲロ子「」

風間「さて、いつ救助が来るかわからねぇし。時間も限られてる」ガシッ

客A「おい、キミまさか!?」

風間「もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃねぇっつーの」

客全員「……」ゴクリンコ

~~~

神泉「……ん?」パチッ

風間「ほっ…やっと目が覚めたか」

神泉「えっと、レジャーシートの上で寝ちゃってたのかしら?」キョロキョロ

風間「ちげーよ、アンタ溺れたんだよ」

神泉「は、はぁ!?」ガガーン

風間「覚えてないのか?」

神泉「あ、そういえば…クラゲに触って…」

風間「全くなにやってんだか…」

神泉「ご、ごめんなさい!!」

神泉「あ…ってことは、わたし…ライフセーバーの人に」

神泉(ファーストキス奪われちゃった…)orz

風間「ライフセーバーがやったのは、クラゲに刺された箇所の治療だけだ」

神泉「え?」

風間「いつライフセーバーが到着するかわからないしな」

風間「手遅れになる前に…俺が処置した」

神泉「え…え、え?じゃ、じゃあ…」

神泉「~!!!///」カァァァ

風間「……///」カァァァ

風間「まあ…そのなんだ、助けるためとは言え、俺なんかが初めてで悪かったよ」

神泉「……」

風間「…もう夕方だ。帰ろうぜ」

風間「レジャーシート片付けるの手伝ってくれ」ガタッ

神泉「待って」ガシッ

風間「ん?」

神泉「ずるい」

風間「何が?」

神泉「私、気絶していて、その、感触とか全然覚えてないんだけど」

風間「何言ってんだアンタ?」

神泉「だからやり直しよ」

風間「は?」

神泉「……」ギュッ

風間「っ!?」

チュッ

風間「!?」

神泉「んん…んあ…チュパ…」レロレロ

神泉「んぁ…んんん……ぷはっ」

神泉「はぁはぁ…///」

風間「……??///」

神泉「ねぇ風間、私この間校舎裏での話を聞いちゃってたの」ギュゥゥ

神泉「私の事、可愛いって言ってくれてたわよね」

風間「っ!?あんときの話聞いてたのかよ!?」

神泉「うん…盗み聞きしてごめん」

神泉「……それと、凄く嬉かった///」

風間(は、恥ずかしい…)

>>104修正
×神泉(ヤッバ!!テンパッて足つった…そして吐き毛も…)ピーン
○神泉(ヤッバ!!テンパッて足つった…そして吐きけも…)ピーン

神泉「それでね…私もこの間の闘いからアンタの事は一目置いてるの」

神泉「それにカッコいいし///」

風間「お、おう。サンキュ…///」ドキッ

神泉「だからその…もし、アンタが良ければ…///」ドキドキ

風間「……///」ドキドキ

神泉「わ、わ、わわわ…私と…」

神泉「私と…付き合」


「はい、そこまでー」


ゴォン!!

神泉「っ!?」ドサッ

ゴロゴロ…

風間「な、なんだ!?バスケットボールが飛んできたぞ」

「アンタが幼馴染だからぁ、多少の事は目を瞑ってあげてたけどぉ~」

「流石にもうレッドカードよねぇ~」

風間「た、多摩先輩!?しかも水着姿!?」

多摩「海なんだもん。当たり前じゃな~い?」

神泉「」チーン

多摩「全くぅ気絶しても堅次君に抱きついてるなんて、良い根性してるわぁ」

多摩「さて、堅次く~ん?」ズイッ

風間「な、なんすか…そんな怖い顔して…」

多摩「んん~?別に怒ってなんかないよ~」

多摩「ただ元生徒会長の私を差し置いて、その部下であり幼馴染のゲロ子に初キスを越されるのは癪よねぇ?」ピキピキ

多摩「しかも相手は堅次君だしぃ、妬いちゃうじゃな~い」

多摩「それと堅次君さぁ、この間校舎裏で、私の事も可愛いって言ってくれてたよねぇ?」

風間「アンタも聞いてたのか!?」

多摩「うん、私も聞いてたんだ。年下に可愛いって呼ばれるのはなかなか萌ゆる~」

多摩「だ・か・ら」

チュッ

風間「!!!」

多摩「んん…んあぁん…チュパ…」レロレロ

多摩「ぷはっ…///」

ダキッ

多摩「初めてのチュー、しちゃったわぁ///」ギュゥゥゥ

風間「」

多摩「///」スリスリ

多摩「ね~え、今度は私とデートしようよ///」スリスリ

風間「ちょ、ちょちょ、先輩離れて…///」ドキドキ

多摩「えー!ゲロ子には離れてって言わないで、私には言うのぉ~??」

風間「いや、今はこの人気絶してるし…」

風間「つーか先輩、一体いつから俺達の事を観察してたんっすか」

多摩「んーと、待ち合わせの場所辺りから?」

風間「思いっきり初めのほうじゃんそれ!!」

多摩「あとぉ、私も途中から気付いたんだけどぉ、他にも監視してた人いたんだよねぇ~」

風間「はぁ!?」

多摩「ほらあそこの海辺の所」

高尾「」

風間「え、お前、何してんの。つーかいたの?なんで倒れてる」

多摩「溺れてるフリでもしてるんじゃない?」

高尾「」ピクッ

風間「フ、フリ!?」

多摩「あとあそこの、砂のお城の影にも隠れてるよぉ」

風間「砂のお城?」クルッ

千歳「ぜぇぜぇ…だいぶ大きくなったな」

風間「お前まだいたのかよ!!つーかコレもう巨大な要塞化してるぞ!?」

桜「海ってしょっぱいよね…塩分が無くなれば楽園なのに…」ズーン

風間「お前もいたのかよ!!」

芦花「風間サン私ハ溺レマシタ助ケテー(棒)」

風間「お前はもう少し考えて演技しろ!!つーか砂の城に隠れておいて、溺れるも何もねぇーだろ!!!」

多摩「あと、そうそう。海の家の方からも視線かんじるかなぁ」

風間「海の家から?」チラッ

船堀「」

風間「ふ、船堀お前まで!?つーかどうした!!石化してるぞお前!!」

船堀「アハ、アハハハ、風間サンガ一人…風間サンガ二人…三人…」フラフラ

船堀「アレ?私ノ周リニ風間サンガ沢山イマス…幸セデス…ウフ、ウフフフフ」フラフラ

風間「船堀しっかりしろ!?何があった!!正気に戻ってくれー!!」

多摩「ま、部外者はさておき、来週は私とデートね?///」スリスリ

風間「ぅぅ…///」

芦花「待ってください!それなら再来週は私とデートしてください!」

風間「おわ!?いつの間に」

高尾「ネェ、3週間後ハ私ト海二行クワヨ。テカ行カナキャダメ」ゴゴゴゴ

風間「お前なんでそんな怖い顔してんの!?つーか復活した!!」

船堀「ワー風間サンガ沢山イマス。楽シイデス。ウフフフフフ、ウフフフフフ」

風間「船堀!!頼むから正気に戻ってくれ!!!」

神泉「ダ、ダメ…ずるいわよ…多摩…」ガクガク

多摩「あらら、思ったより回復早いわねぇ~」

神泉「わ、私は…まだ風間に伝えなきゃいけない事があるのよ…」

多摩・高尾・芦花「!!」

神泉「ねぇ、ねえ…風間…」

風間「お、おう」

神泉「私…私…」

神泉「ぅぅ…!!」

風間「どうした!?」

神泉「ぎ、ぎもじわるい…」

風間「へ?」

神泉「うぅぅ…あぅぅ…」ガクガク

多摩・高尾・芦花「ひっ」ササッ

風間「え、なにお前ら、なんで俺らから離れるの」

多摩「そりゃだって…ねぇ?」

芦花「風間さん…犠牲無しではこの世は生きていけません」

高尾「え、えとあの、その…」キョドキョド

風間「お前ら少しは俺を助けろ!!」

風間「しょうがねぇ…こうなったら、背中を」ススッ

神泉「もう。ま、間に合わない…オロォ…」

風間「!?」

神泉「オロ…オロロロロロ…」

ビチャチャチャ

風間「ぎゃああああああ!!!!」

~翌日・部室~

芦花「いや~昨日は大変でしたね風間さん」

風間「ウッセーよ!!ったく……」

高尾「昨日は…そのごめん」

風間「はぁ、もういいよ」

ガララ

神泉「し、失礼しまーす」

風間「ゲ、ゲロ子先輩」ビクッ

神泉「き、昨日はごめんね色々と…それとありがとう…」

風間「お、おう」

神泉「あとお願いが」

風間「お願い?」

神泉「部長さん…コレ」ススッ

風間「にゅ、入部届け!?」

芦花「……」

芦花「……何か他意を感じますが、まあ良いでしょう」

高尾「え、いいの!?」

芦花「ええ、部員が増えるのは良いことですし」

芦花「それに最終的に勝てば良いだけですし…ね?高尾さん」

高尾「……」

風間「……?何の話をしてるんだお前ら」

多摩「あ、芦花ちゃんハロ~。私も入部しまーすぅ」

風間「アンタこの間うちの部を廃部に仕掛けたよな!?」

多摩「まあまあ、昨日の敵は今日の友でしょ堅次くぅ~ん?」

風間「うわうっぜ…アンタそんな所まで盗み聞きしてたのかよ」

多摩「んん~なんの事かなぁ~?あとアンタじゃなくて多摩ちゃんね~」

船堀「あ、あの~私も料理部と掛け持ちで、入部希望に…」

風間「船堀!お前正気に戻ったのか!?」ガシッ

船堀「ひゃっ!?か、風間君…///」ドキドキ

千歳「あー。なーんかメンドーな面子がそろったなぁ」

芦花「それじゃ、今から来週の風間さんとのデートをかけて勝負をしましょう」

多摩「ちょっと~それは私が先約したのにぃ~卑怯よ~」

高尾「勝負内容は?」

芦花「勿論、宇宙エロ本争奪ゲームで」

船堀「わかりました!わたし絶対負けません!」

風間「え、俺なにしてれば良いの」

千歳「見学じゃね?」

風間「け、見学って…」

千歳「あ、私が勝ったらお前、今度の日曜は一日奴隷な?」

風間「奴隷!?」

中「奴隷だと!?く…うらやまけしからん!!俺と変われ堅次!!」

風間「中…お前…」


神泉「うぅ…ぐぷ…」

全員「!?」

神泉「このエロインダーってキャラ見てたら気持ち悪くなってきた…」

風間「確かに気持ち悪いがそんな理由で!?」

神泉「う…あうぅう…オロロロロ…」ビチャチャチャ

全員「うわああああ!!!」

芦花「ああ!!宇宙エロ本争奪ゲームver5がゲロ塗れに!!!」

風間「いつの間にかバージョンアップしてるし!!」

神泉「か、風間…背中擦って…」ガクガク

風間「ああもう!!もっと早く言ってくれ!!」サスサス

神泉「……///」


多摩「テレ顔だけどアンタ、酸っぱいんだけどぉ」


終わり

おまけ書きますので、もうちょっと続く
ネタを考えるのでちょっとまってて

【おまけ】

~デートの帰り~

風間「はぁ…やっとアイツら帰ったよ…」

神泉「な、なんか今日はごめん…」

風間「別にいいよ」

風間・神泉「……」

風間・神泉(なんか今日は、恥ずかしい思い出一杯だな…///)

風間「とりあえず晩飯食いに行くか」

神泉「う、うん。そうね」

風間「お、あそこの店でお好み焼きでも食べるか」

神泉「良いわね」

ジュワアァァ~

風間「うん、なかなか上手いな」パクパク

神泉「そうね///」モグモグ

風間「あ、トイレ行ってくる」ガタッ

神泉「ちょっと…何も食べてる最中に行かなくても良いじゃない」

風間「う、うっせえな」ダダッ

風間「ゲロ子先輩が心配(主に体調が)だったから俺は一日中ピリピリしてたんだよ…トイレ行く余裕すら無かったぜ」

神泉「え、あ、そう、そうなんだ…」

神泉(心配してくれてたんだよね…えへへ///)

風間「ふぅぅ…スッキリした…」ガチャッ

風間「ん?」

神泉「」

ジュワァァ~

風間「……」

神泉「……」

風間「……もんじゃ焼き?」

神泉「う、うん。頼んじゃった」

風間「へぇ~随分これ量が多いなこれ。サービス良いんだな」

神泉「そ、そうね」

風間「しかもやたら酸っぱい匂いするな」

神泉「うん、酢を入れすぎたんじゃない?」

風間「そっかそっか、はははは」

神泉「あはははは」

風間「じゃあ、食うか」

神泉「」ギクシャク

風間「いただきまーす」


風間「って、食えるわけねぇだろうがーーー!!!!」

神泉「ひ、ひぃぃ!ご、ごめんなさい!」


オマケは『M人英雄伝アタル』を書こうと思考を凝らしていたら、なぜかこんな話を書いてしまった…

ゲロ子先輩めっちゃ可愛いよね。ゲロ吐いてる時すらドキドキしちまう
お付き合いして彼女を全力で支えたい

また何か思いついたらSS投稿するんで
ではノシ

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